JPH06235951A - 光通信システム - Google Patents

光通信システム

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JPH06235951A
JPH06235951A JP5258875A JP25887593A JPH06235951A JP H06235951 A JPH06235951 A JP H06235951A JP 5258875 A JP5258875 A JP 5258875A JP 25887593 A JP25887593 A JP 25887593A JP H06235951 A JPH06235951 A JP H06235951A
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JP
Japan
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signal
optical
medium
data signal
clock
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Application number
JP5258875A
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English (en)
Inventor
Alan Huang
ハング アレン
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AT&T Corp
Original Assignee
American Telephone and Telegraph Co Inc
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Publication date
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Publication of JPH06235951A publication Critical patent/JPH06235951A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • H04B10/291Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
    • H04B10/299Signal waveform processing, e.g. reshaping or retiming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0075Arrangements for synchronising receiver with transmitter with photonic or optical means

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光再生の機能を向上させた光通信システムを
提供する。 【構成】 クロック信号は受信したデータ信号以外のソ
ースから生成する。このサニャクスイッチ130は二重
の速度特性を有する伝播速度制御可能媒体を有する。こ
のデータ信号の特性(例、波長または極性)を選択し
て、データ信号が第1速度で、その媒体内を伝播し、ク
ロック信号の特性はクロック信号が第2速度で媒体内を
伝播するよう選択される。このことにより、データ信号
とクロック信号との間の位相同期とは無関係に、これら
の信号は媒体内を伝播する際に交差することが可能とな
る。これにより、サニャクスイッチは受信したデータパ
ルスの代わりに新たなクロックパルスで置換する。かく
して、受信した劣化データ信号127のデータパターン
は、クロック信号により再生されて、新たなデータ信号
141を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信回路に関し、特
に、光通信システムで使用される全光再生器に関する。
【0002】
【従来の技術】光デジタル伝送信号において、光デジタ
ル信号が分散的で、喧噪媒体(自由空間、光ファイバ
等)を伝播した後、この送信されたパルストレーンを再
構成する。このパルストレーンの再構成のプロセスは伝
送パスに沿って、一定間隔で配置された再生器により行
なわれる。
【0003】従来の光システムの再生器においては、受
信した光信号は電気信号に変換され、公知の電子回路を
用いて処理され、その後、伝送用の光信号に再変換され
る。ビット速度が増加するにつれて、この電気的な再生
は高価で複雑となる。この初期の設計は、高速では非常
に難しく、特に、通信用の再生器に必要とされる高度な
信頼性はコストにも跳ね返る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光再生器の性能を改良
する必要がある。従って、本発明の目的は、光再生の機
能を向上させた光通信システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光通信システム
は、サニャク(Sagnac)スイッチを用いて実現され、受
信した劣化データ信号から新たなデータ信号を生成し、
また、受信したデータ信号と周波数同期するが、位相同
期していないクロック信号を生成する。本発明のシステ
ムは、クロック信号は受信したデータ信号以外のソース
から生成する。このサニャクスイッチは二重の速度特性
を有する伝播速度制御可能媒体を有する。このデータ信
号の特性(例、波長または極性)を選択して、データ信
号が第1速度で、その媒体内を伝播し、クロック信号の
特性はクロック信号が第2速度で媒体内を伝播するよう
選択される。このことにより、データ信号とクロック信
号との間の位相同期とは無関係に、これらの信号は媒体
内を伝播する際に交差することが可能となる。これによ
り、サニャクスイッチは受信したデータパルスの代わり
に新たなクロックパルスで置換する。かくして、受信し
た劣化データ信号のデータパターンは、クロック信号に
より再生されて、新たなデータ信号を生成する。
【0006】本発明の他の実施例によれば、サニャクス
イッチのループそのものを送信器と受信器との間の光通
信パスとして使用することができる。要するに、このサ
ニャクスイッチの様々な部分は、通信システムの送信
器、通信パス、受信器となるよう分散して配置すること
ができる。この実施例においては、データ信号は送信器
において、ループに注入され、クロック信号は受信器端
において、このループ内に注入される。かくして、受信
器のクロック信号の各パルスは、送信器に戻されて、デ
ータ信号のパルスがこのループ媒体内に注入されたか否
かを検知する。前述したように、その後、サニャクスイ
ッチはクロックパルスでもって、各検知されたデータパ
ルスを置換する。
【0007】本発明は全光再生器と受信器により、クロ
ック再生用の電子回路(光信号検知器、精密回路バンド
パスフィルタ、レーザ)を必要としないために、それら
はそのデータ速度において、電子回路の制限がなくな
る。
【0008】
【実施例】図1において、本発明の全光通信システム
は、光データ送信器110と、光ファイバリンク111
と光データ再生器120とを有する再生器リンクと、光
ファイバリンク145と、光データ受信器160とを有
する。この光データ再生器120と光データ受信器16
0は、光データ信号を再生する本発明の光再生器を含
む。公知の方法により、光データ送信器110は図3に
示すようなデータリード109の上の電気的入力データ
信号301から、光データ出力信号302を生成する
(図3)。光ファイバリンク111は、分散的で、ノイ
ズを生成しやすい媒体である。光データ出力信号302
に歪を与え、この歪んだデータ信号303が光データ再
生器120に入力される。光ファイバ以外の光伝送媒
体、例えば自由空間媒体なども、光ファイバリンク11
1として用いることもできる。
【0009】光データ再生器120は、再生器150を
有し、クロック信号304aで光入力データ信号303
のデータパターンを再生し、それにより新たな光出力信
号305aを生成し、この新光出力信号305aは、光
ファイバリンク145を介して光データ受信器160に
伝送される。この光データ受信器160は、受信した光
データ信号を検知し、それを電気信号306aに変換
し、この電気信号はデータ出力リード163に出力され
る。
【0010】この光データ再生器120は、様々な信号
源から得られたクロック信号を用いて実現できる。例え
ば、ケース1の場合、このクロック信号は、ローカルク
ロックソース118からクロックリード119を介して
得られる。このクロック118は、基準リード117を
介して受信される原子時計信号のような基準信号と同期
する。明かに、このレーザクロック118は、光データ
再生器120の一部として組み込まれてもよい。
【0011】ケース2の場合には、この光データ送信器
110は、受信したデータ信号の波長とは異なる波長を
有するクロック信号を、光ファイバリンク111を介し
て、送信する。この実施例においては、適当な波長フィ
ルタ光増幅器115を用いて、光ファイバリンク111
を介して受信したクロック信号を選択的に抽出し、再整
形するために用いられる。この新たなクロック信号は、
その後クロックリード116に出力される。他の波長フ
ィルタ128を用いて、リード127を介した出力用
に、光ファイバリンク111からの受信したデータ信号
を選択的に確保する。
【0012】また、ケース3の場合には、別個のリード
112は、光データ送信器110を光データ再生器12
0に接続して、共通のクロック信号が受信される通信パ
スを形成する。この波長フィルタ増幅器122は、クロ
ック信号を抽出し、再整形し、この新たなクロック信号
はクロックリード123に出力される。上記の何れのク
ロック源を用いても、その関連のクロックリード11
9、116、123は、サニャクスイッチ130のクロ
ック入力129に接続される。上記の構成の何れをも光
データ受信器160で用いることもでき、また他の再生
器も図1の光通信システムに用いることもできる。
【0013】このクロック回路とは別に光データ再生器
120は、また再生器150(サニャクスイッチ130
と波長フィルタ142も含む)と、光増幅器143とを
有する。この波長フィルタ142は、劣化光データ信号
127の波長結合カプラ137により除去されていない
如何なる部分も、再生データ信号141を破損するのを
阻止する。光増幅器143は、再生されたデータ信号を
光ファイバリンク145を介して、伝送する特定のレベ
ルまで増幅する。この光増幅器143は、エルビュウム
増幅器、また他の如何なる形の光増幅器でもよい。
【0014】レーザクロック118は、クロック信号を
クロックリード119を介して光データ再生器120に
送信する。このクロックリード119と劣化光データ信
号127は、サニャクスイッチ130に入力される。こ
のサニャクスイッチ130の詳細は、米国特許出願第5
21774号(発明の名称、「サニャク光論理ゲー
ト」)に記載されている。
【0015】このサニャクスイッチ130は、光データ
再生器120に使用されるのに、好ましい幾つかの特性
を有している。例えば、後述するように、このサニャク
スイッチ130は、タイミングジッタ、増幅ジッタ、パ
ルス波形、波長チャープ等に対し、感受性を有さない。
さらに、サニャクスイッチ130により実行され、信号
がそのクロックと制御ポート(CTLI)に入力される
AND論理機能により、各劣化受信データ信号を入力1
29の新たなクロックパルスでもって置換する。この得
られた光データ再生器120が、タイミングジッタ、振
幅ジッタ、波長チャープ、パルス波形保存等の好ましい
特性を有する。光データ再生器120は、データ出力信
号を光データ送信器110から伝送されたデータ信号の
元の特性を有する出力信号を光ファイバリンク145を
介し、再生し、伝送する。
【0016】サニャクスイッチ130は、光伝送媒体、
すなわち、光ファイバ131(セグメント138、13
6、139を含む)を有し、この光ファイバ131は、
極性保持カプラ(Polarization Maintaining Coupler)
132にその両端で接続されている。タイミング入力1
29は、極性保持カプラ132のポート1の入力SIに
接続される。極性保持カプラ132のポート2と4は、
光ファイバ131の二つの端部に接続され、極性保持カ
プラ132のポート3は、サニャクループの出力SOを
形成する。光ファイバ131は、かくしてループ(ファ
イバループ131とも称する)を形成し、本明細書にお
いては、信号が伝播するパスとも称し、されに、このパ
スは閉鎖の形状を形成する。
【0017】このサニャクスイッチ130は、以下のよ
うに動作する。タイミング入力129が、ポート1に入
力され、極性保持カプラ132を出る際にポート2と4
に分離される。「MARK」信号(相互作用信号)は反
時計方向に伝播し、「REF」信号(基準信号)は時計
方向に伝播する。この「MARK」信号と「REF」信
号は反対方向にループを伝播して、極性保持カプラ13
2に再度入力し、そこで再結合される。通常の条件下で
は、「MARK」信号と「REF」信号は、このループ
を伝播している間、同一の条件を経験する。伝播速度
は、制御不可能なパラメータ、あるいは時間とともに変
化する、あるいはしないようなパラメータの関数である
が、「REF」信号と「MARK」信号の伝播時間は極
めて短く、これらのパラメータは一定であるとする。従
って、このループ内には、何の変化もなく、光ファイバ
の特性は二つの方向に伝播する光信号に対しては同一で
ある。その結果、極性保持カプラ132内では、ポート
1については生成的で、ポート3については破壊的な信
号の合成が行なわれる。その結果、極性保持カプラ13
2のポート1に入る光は、ポート1に完全に反射され、
出力はポート3には出ない。上記のことはポートCTL
Iでの制御信号が存在しない場合の動作について言える
ことである。
【0018】上記の構成に加えて、サニャクスイッチ1
30は、ポートCTLIへの制御信号(この実施例では
劣化光データ信号127)が光ファイバ131のセグメ
ント136に注入する波長カプラ135を有する。この
波長カプラ135は、光ファイバ131内に配置されて
いるために、劣化光データ信号127は、光ファイバ1
31に沿って一つの方向にのみ伝播する。詳細に述べる
と、波長カプラ135は「MARK」信号の方向に光フ
ァイバ131内を伝播する制御信号を注入する。波長結
合カプラ137も光ファイバ131内に配置され、劣化
光データ信号127を光ファイバ131から抽出して、
制御関数として機能してもよい。
【0019】光ファイバ131のセグメント136は、
可変屈折率材料製である。この可変屈折率材料の特性
は、この材料内を通過するビームの伝播速度は、そのビ
ームの強度の関数であるという特性である。さらに、伝
播速度の変化に影響を及ぼすビーム(例、劣化光データ
信号127)の伝播速度の変化だけでなく、同時にこの
材料を通過する他のビーム(例、「MARK」信号)の
伝播速度も変化させる。劣化光データ信号127とこの
「MARK」信号との間の非線形の相互作用は、Ker
r効果に起因する交差位相変調(cross-phase modulati
on)の手段による。光ファイバ131の全長がこのよう
可変屈折率材料製でもよいが、一般的には、光ファイバ
131の一部が、このような材料で限られたセグメント
136を有するようにしてもよい。また、図1の光ファ
イバ131のループは必ずしも光ファイバに限定される
ものでもない。導波路あるいは光の流れを検知する他の
手段でもよい。
【0020】このサニャクスイッチ130は、セグメン
ト136の部分に制御可能伝播速度材料を有する光ファ
イバ131を有し、反対方向に光ファイバ131を伝播
し、極性保持カプラ132で結合する「MARK」信号
と「REF」信号と、セグメント136を「MARK」
信号と同一方向に伝播し、波長カプラ135で注入され
極性保持カプラ132で抽出される劣化光データ信号1
27とがある。この「MARK」信号と劣化光データ信
号127とを適切にタイミングをとって、条件付けする
ことにより、単極双投スイッチが得られる。劣化光デー
タ信号127が存在しないときは、「MARK」信号と
「REF」信号は極性保持カプラ132内で結合され
る。ポート1でこのサニャックスイッチ130に入る信
号は、光ファイバ131から反射されて、極性保持カプ
ラ132のポート1から出力する。しかし、劣化光デー
タ信号127が存在し、「MARK」信号とともにセグ
メント136内を伝播する場合には、制御信号に起因す
る「MARK」信号の伝播速度の変化が、極性保持カプ
ラ132に到着する「MARK」信号の位相を変化させ
る。劣化光データ信号127内のエネルギーとセグメン
ト136内の相互作用期間(「MARK」信号と劣化光
データ信号127との間の)を適切に制御すると、「M
ARK」信号(相互作用信号)と「REF」信号との間
の位相の関係は約πラジアンとなり、「MARK」信号
は「REF」信号に対し、約180゜脱調する。このこ
とにより、極性保持カプラ132の「MARK」信号と
「REF」信号の結合は、完全にポート1については破
壊的となり、ポート3に介しては完全に生成的となる。
その結果、すべてのエネルギーは、ポート1(反射信号
出力ポート)ではなく、ポート3(非反射信号出力ポー
ト)から出てゆく。かくして、受信した劣化光データ信
号127の存在により、極性保持カプラ132は、クロ
ック信号でもって、ポート3の受信データ信号を置換す
る。この「REF」信号は、セグメント136を通過
し、その速度は劣化光データ信号127により幾分影響
される。しかし、劣化光データ信号127と「REF」
信号は反対方向に伝播するために、その相互作用時間は
「MARK」信号と劣化光データ信号127の相互作用
信号に比べて極めて短い。
【0021】ポート3で出力するパルスのひずみを最小
にするサニャクスイッチ130の適切な動作を確保する
ためには、劣化光データ信号127は、光ファイバ13
1のセグメント136を通過する間に、この「MAR
K」信号を完全に横切る必要がある。これはセグメント
136の材料が二重の速度特性を有することにより、達
成される「MARK」信号(クロック信号)とは異なる
速度で、劣化光データ信号127を伝播することであ
る。この伝播速度の差は、劣化光データ信号127の制
御パラメータの何れにも関係する。例えば、波長、強
度、あるいは極性である。この実施例においては、異な
る波長を用いた。すなわち、レーザクロック118の信
号の波長(λ1)は、劣化光データ信号127の波長
(λ2)とは異なる。
【0022】劣化光データ信号127が、制御信号とし
て機能し、セグメント136内で「MARK」信号(1
25のクロック信号から生成された)を完全に横切る限
り、このサニャクスイッチ130の動作は、制御信号の
波形、あるいはその正確なタイミングに対しては影響さ
れない。このサニャクスイッチ130の動作は、劣化光
データ信号127の全エネルギー(データパルスの積分
値)に対してのみ感受性を有する。
【0023】この実施例においては、劣化光データ信号
127は、クロック入力129の速度と同一のクロック
速度を有する。しかし、この劣化光データ信号127と
クロック入力129とは異なる波長を有する。セグメン
ト136は、波長に基づいた制御可能なパラメータを有
するよう選択され、かくして、光ファイバ131は、分
散した光ファイバから形成される。劣化光データ信号1
27の波長は、クロック入力129の波長に対する速度
とは異なる伝播速度でもって、セグメント136を伝送
するような波長になるよう選択されている。この劣化光
データ信号127の波長とクロック信号の波長は、光フ
ァイバの分散が十分な異なる伝播速度を与えるよう選択
されて、制御パルスとクロックパルスが、完全にセグメ
ント136を横切る間に交差するようにしている。例え
ば、劣化光データ信号127は、第1波長に選択され、
このクロック信号は、光ファイバ131にまず最初に入
る。このことは図3のクロック信号304aとデータ信
号303で示されている。かくして、劣化光データ信号
127は、セグメント136の長さの範囲内において、
「MARK」信号と交差する。すなわち、スリップ(追
い越す)する。それは「MARK」信号が制御信号のセ
グメント136への入口では先立っているにも関わらず
行なわれる。
【0024】この光ファイバリンク145に出力される
再生データ信号、例えば、新光出力信号305a(λ
1、これは符号化クロック信号304aである)は、光
ファイバリンク111を介して受信された劣化光データ
入力信号303の波長(λ2)とは異なる。かくして、
再生器150は、波長λ1でのデータ信号を波長λ2に
データ信号に変換する回路と見なすことができる。通信
システムが二つの再生器を必要とし、λ1からλ2への
再生器120の後に、λ2からλ1への再生器(図示せ
ず)が接続されると、データ信号の波長はλ1に保持さ
れる。
【0025】劣化光データ信号127を再生する光デー
タ再生器120の機能は、光ファイバ131内の振幅ジ
ッタ、タイミングジッタ、周波数ジッタ、パルス波形ひ
ずみ等を補償するサニャクスイッチ130の機能に起因
する。このタイミングジッタに対する不感受性は、光フ
ァイバ131内を異なる速度で伝播する信号の間の速度
差があるために発生する。このことは前掲の特許出願に
詳細に記載されている。タイミングジッタに対する許容
は、ループ内の光ファイバの分散特性と光ファイバの長
さを制御することによって達成できる。このタイミング
ジッタに対する許容は、レーザクロック118のタイミ
ングジッタを吸収するだけでなく、サニャクスイッチ1
30の周囲で発生する遅延の長さの若干のエラーに起因
するタイミングの不一致をも吸収するような大きさのも
のでなければならない。
【0026】振幅ジッタに対する不感受性は、サニャク
スイッチの干渉系内で発生する干渉に起因する制御エネ
ルギーの伝播のシヌソイド依存に起因する。論理ゼロパ
ルスのエネルギーは、小量のサニャクループ非線形位相
シフト(π/4ラジアン以下)のみを生成するよう制御
される。この論理ゼロパルスのエネルギーは、光ファイ
バ回路の不完全性(例えば、サニャクスイッチの50:
50のカプラの完全な分離比率、あるいはサニャクスイ
ッチの極性、感受性カプラの極性特性の不完全性)によ
って部分的には決定され、この回路を正確に形成するこ
とによって、低く抑えることができる。論理1パルスの
エネルギーは、約πと3π/2の間の線形な位相シフト
を与える程度で、このサニャクスイッチが安定した系の
中で、十分動作するようなものである。
【0027】図3において、劣化光データ信号127の
伝播(データ信号303により示される)は、セグメン
ト136で「MARK」クロック信号を通過する(この
「MARK」クロック信号は、クロック信号と同一のタ
イミングを有する。これはクロック信号304aと30
4bに示される)。このデータ信号303は、時間スロ
ットD1、D2、D4、D7に配置される論理1のデー
タビットT1、T2、T4、T7をそれぞれ含み、残り
のタイムスロットは論理ゼロ信号を有する。
【0028】データ信号303が、「MARK」クロッ
ク信号(304aまたは304b)に対する速度差(ス
リップ)は、セグメント136を伝播する間に、この
「MARK」クロック信号に対しT秒を確保するような
ものであると仮定する。この値Tは、データ信号303
の上に図示されている。従って、Tの値がクロック信号
の期間に一致すると、データ信号303のデータビット
パルス(例、D1)は、常に一つのクロックパルス
(例、304aのC1)と交差する。かくして、このク
ロック信号は、サニャクスイッチ130内に、(1)デ
ータ信号303と位相同期で、あるいは(2)データ信
号(304bに示す)の前に、あるいは(3)データ信
号(304aで示す)の前約T秒導入される。従って、
サニャクスイッチ130の動作は、クロック信号は周波
数同期だけでよく、必ずしもデータ信号と位相同期して
いる必要はない。
【0029】実際には、「MARK」クロック信号とデ
ータ信号303との間のスリップが、クロック信号の期
間Tに等しいと、得られた「MARK」信号の「スピー
ドアップ」は、「MARK」信号とデータ信号303の
位相同期にも関わらず同一である。かくして、「MAR
K」信号が、データ信号303よりも(セグメント13
6の中で)速く伝播すると、データ信号303の各パル
スは、「MARK」信号のパルスによって、「MAR
K」信号とデータ信号303とがサニャクスイッチ13
0に導入される状況においては、それらのパルスは、ま
ずオーバーラップし、その後、データ信号303の一部
は、第1の「MARK」信号パルスの一部と交差し、デ
ータ信号303の他の部分は、第2の「MARK」信号
パルス(第1の「MARK」信号パルスに続く)の第2
の部分と交差する。かくして、この状況においては、デ
ータ信号303の各パルスは、依然として、「MAR
K」信号のパルスと交差する。
【0030】同様に、データ信号303が、「MAR
K」信号(スリップ期間Tを生成するために)より速い
場合には、データ信号303の各パルスは、「MAR
K」信号のパルスによって横切られる(と交差する)。
再びこの横切り(交差)は、「MARK」信号の1パル
スの間(この「MARK」信号パルスとデータ信号30
3のパルスがサニャクスイッチ130に注入されるとき
には、オーバーラップしない時)に発生し、または、
「MARK」信号の二つの連続パルスにわたる何れか
(この「MARK」信号のパルスとデータ信号303の
パルスがサニャクスイッチ130に注入されるときに、
オーバーラップする時)で発生する。論理1データビッ
トによって、「MARK」クロックビットが横切られる
ために、この「MARK」クロックビットは、「RE
F」クロックビットに対し、約180゜「スピードアッ
プ」される。前述したように、このことは、「MAR
K」クロックビットは、「REF」クロックビットより
も約180゜脱調していることを意味し、これにより、
極性保持カプラ132内で生成的な干渉が発生し、極性
保持カプラ132のポート3でクロックビットが発信す
ることになる。かくして、論理1データビットが、「M
ARK」クロックビットを横切るときにのみ、クロック
ビットはポート3に出現する。かくして、サニャクスイ
ッチ130は、各劣化論理1データビットを新たなクロ
ックパルスで置換する。このようにして、サニャクスイ
ッチ130は、受信したデータ信号のデータパターンを
再生し、あるいはクロック信号に符号化する。これによ
り、データ入力信号のビット(例、D1)は、クロック
ビット(例、C1またはC’)を符号化し、これらのク
ロックビットは、最大T秒だけデータ入力信号に先行す
る。図3に示すように、データ入力信号303は、クロ
ック信号304aで動作し、出力信号305aを生成
し、これは電気データ出力信号306aとなる。同様に
データ入力信号303は、他のクロック信号304b上
で動作し、出力信号305bと電気データ出力信号30
6bとを生成する。図3に示すように、本発明によれ
ば、クロック信号(クロック信号304aまたは304
b)はデータ入力信号(303)と位相同期する必要は
なく、ただ、周波数を同期していればよい。
【0031】クロック信号とデータ信号の特性を「MA
RK」クロック信号がセグメント136内でデータ信号
よりも速く、そして、横切るように伝播するように選択
することにより、同様の結果が得られる。
【0032】図2には、本発明の光通信システムの他の
実施例が示されている。この図2の実施例は、本発明の
図1の実施例と同様に動作する。
【0033】サニャクスイッチの光ファイバ131は、
1000mの長さにもおよぶので、光ファイバ131そ
のものは、送信位置と受信位置との間を相互に接続する
光ファイバリンク(例、光ファイバリンク111)とし
て用いることもできる。本発明によれば、サニャクスイ
ッチ130の様々な部品は、送信器部250、受信器部
260、それらの間を接続する光ファイバ通信リンク2
00内に分散配置することができる。図2に示すよう
に、波長カプラ135は、送信器部250の一部で、そ
の制御ポート(CTRI)は、データ入力信号を受信す
るよう機能する。極性保持カプラ132と波長結合カプ
ラ137は、受信器部260内に配置される。極性保持
カプラ132のポート3は、サニャクスイッチ130の
出力ポートSOとして機能する。通常スプールに巻回さ
れている光ファイバ131を延ばして、光ファイバ通信
リンク200(パス211と212を含む)を形成する
ことができる。このため光ファイバ131は、長いルー
プとして形成され、その解放端は受信器部260内に配
置され、ループの閉鎖端は、送信器部250内に配置さ
れる。このような構成においては、パス212は、可変
屈折率材料のセグメント136と標準の光ファイバ媒体
であるセグメント138となるパス211とを有する。
光ファイバ通信リンク200の長さLがサニャクスイッ
チ130よりも長いものが好ましい場合には、光ファイ
バ通信リンク200は、標準光ファイバセグメント21
3を含むことができる。サニャクスイッチに必要なセグ
メント136の長さは、前述したように、伝播速度制御
材料、データ信号速度、信号強度レベル、可変屈折率材
料等の係数に依存する。
【0034】図2に示すように、再生器150は、光フ
ァイバ通信リンク200として、さらにデータ信号再生
装置として機能する。再生器220は、サニャクスイッ
チ130と波長フィルタ142、光増幅器143、サニ
ャクスイッチ280の送信器部270に接続される光フ
ァイバリンク145(この実施例では短いリンク)を用
いて形成できる。サニャクスイッチ130の出力SO
は、波長フィルタ142により、その後フィルタ処理さ
れ、光増幅器143により増幅され、カプラ253を介
して、光ファイバリンク245のパス151に接続され
る。
【0035】この送信器ユニット210は、サニャクス
イッチ130の光データ送信器110と送信器部250
とを含むこともできる。この光データ受信器160は、
サニャクスイッチ280の受信器部290と変換器16
2とを含むこともできる。サニャクスイッチ280の光
ファイバループは、再生器220と光データ受信器16
0の間の光ファイバリンク245として機能する。
【0036】図1の様々な任意のクロック装置を提供す
るために用いられる前述の装置は、送信器ユニット21
0と再生器220にそれと等価な場所に配置され、同様
に機能する。ケース1として示した一つの光クロック装
置は、基準リード117、レーザクロック118、クロ
ックリード119とを含む。ケース2として示した第2
の光クロック装置は、基準信号216、レーザクロック
218、クロック入力219と送信器ユニット210に
配置されるカプラ201とパス211と113と再生器
220に配置される波長フィルタ光増幅器115とを有
する。この波長フィルタ光増幅器115は、カプラ11
3からパス114を介して受信されたクロック信号を抽
出し、再形成する。波長フィルタ光増幅器115のクロ
ックリード116はケース2のようなタイプのクロック
信号をカプラ252とパス281を介して、光データ受
信器160に提供する。ケース3に示すような第3の光
クロック装置は、基準信号216とレーザクロック21
8と送信器ユニット210に配置されるクロックリード
119とを有する。送信器ユニット210には再生器2
20に通じるクロック信号パスを提供する。再生器22
0において、波長フィルタ増幅器122は新たなクロッ
ク信号を生成し、このクロック信号は、クロックリード
123を介して、再生器220に、そして光ファイバリ
ンク253を介して、光データ受信器160に出力され
る。
【0037】図2の再生器150は、図1に記載したの
と同様に動作し、内容は以下の通りである。このクロッ
ク信号は、極性保持カプラ132のポート1入力し、
「REF」クロック信号と「MARK」クロック信号と
を形成する。このクロック信号は、クロックリード11
9、クロックリード123またはクロックリード116
から得られる。光データ送信器110からのデータ信号
は、CTRIポートを介して波長カプラ135に入力さ
れ、このポートでデータ信号は、パス212のセグメン
ト136で「MARK」クロック信号と交差する。この
「REF」クロック信号は、その後「MARK」クロッ
ク信号と結合されて、新たなデータ出力信号を極性保持
カプラ132のポート3に形成する。その後、このデー
タ出力信号は、波長フィルタ142、光増幅器143、
光ファイバリンク145を通過して、データ入力とし
て、次の再生器であるサニャクスイッチ280の送信器
部250に入力される。必要な場合は、再生器220は
図2のシステムとして利用してもよい。
【0038】送信器ユニット210と再生器220の間
の同一の光ファイバ通信リンク200を伝播する「MA
RK」クロック信号と「REF」クロック信号およびデ
ータ信号は、光ファイバ通信リンク200内に導入され
る光干渉に対する自己補償の利点を有し、さらに、光フ
ァイバ通信リンク200に対するひずみ、温度、圧力等
の影響を減少することはできる。
【0039】このサニャクスイッチ130の機能は、M
ach−Zehnderスイッチを用いて、あるいはK
err効果を用いた干渉スイッチを用いて、既に開示し
たのと同様な方法により構成することができる。極性制
御装置をサニャクスイッチ130のデータ入力ポート、
あるいはクロック入力ポートに追加して、極性の動きを
阻止することができる。他の再生装置の構成として、再
生装置の入力点にプリアンプと等価器を追加して、入力
データを増幅し、再整形して、再生器の動作能力を向上
させることも好ましい。
【0040】他の実施例において、クロック信号入力1
29は一つの極性信号を用いることができる。そして、
制御信号127(データ信号)は直交極性信号でもよ
い。かくして、データ信号127と波長カプラ135と
波長結合カプラ137は、例えば極性方向性カプラで、
データ信号、例えば垂直極性カプラと同一の極性を有す
る。極性保持カプラ132はその中にクロック信号入力
129が接続されるが、水平極性保持カプラでもよい。
相互作用信号用に用いられる極性は、「MARK」信号
として用いられる極性に対し、直交しなければならな
い。図1に対する別の実施例としては、光ファイバ13
1は極性保持ファイバでもよい。光ファイバ131の複
屈折は、水平極性信号と垂直極性信号との間に伝播速度
に差をつける。このような実施例は、「光技術レータ」
(IEEE Photonic Technology Letter),vol.3,1991,pp.2
35-237に記載されたH.Avramopoulos等の論文「三端子サ
ニャクスイッチの完全なスイッチング」を参照のこと。
尚、特許請求の範囲に記載した参照番号は、発明の容易
なる理解の為のもので、その権利解釈に影響を与えるも
のではないと理解されたい。
【0041】
【発明の効果】本発明の光通信システムは、サニャク
(Sagnac)スイッチを用いて実現され、受信した劣化デ
ータ信号から新たなデータ信号を生成し、全光再生器を
有する全光通信システムが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により実現された再生器を含む光通信シ
ステムのブロック図である。
【図2】本発明による光通信システムの他の実施例のブ
ロック図である。
【図3】本発明の説明の信号波形である。
【符号の説明】 110 光データ送信器 111 光ファイバリンク 115 波長フィルタ光増幅器 116 クロックリード 117 基準リード 118 レーザクロック 119 クロックリード 120 光データ再生器 122 波長フィルタ増幅器 123 クロックリード 126 クロックリード 127 劣化光データ信号 128 波長フィルタ 130 サニャクスイッチ 131 光ファイバ 132 極性保持カプラ(Polarization Maintaining C
oupler) 135 波長カプラ 136、138、139 セグメント 137 波長結合カプラ 141 再生データ信号 142 波長フィルタ 143 光増幅器 145 光ファイバリンク 150 再生器 160 光データ受信器 161 再生器 162 変換器 163 データ出力リード 200 光ファイバ通信リンク 201 カプラ 210 送信器ユニット 211、212 パス 213 標準光ファイバセグメント 215 クロック出力信号 216 基準信号 218 レーザクロック 220 再生器 245 光ファイバリンク 250 送信器部 252 カプラ 253 光ファイバリンク 260 受信器部 270 送信器部 280 サニャクスイッチ 281 パス 290 受信器部 301 電気入力データ信号 302 光データ出力信号 303 光データ入力信号 304a クロック信号 304b 光クロック信号 305a 新光出力信号 305b 光出力信号 306a 電気レーザ出力信号 306b 電気データ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その第1端で光データ信号を受信し、そ
    の第2端で劣化した対応光データ信号を出力する光通信
    パス(111)と、 前記劣化データ信号以外から、この劣化データ信号と等
    しい周波数を有するが位相同期していない光クロック信
    号を抽出する手段(118)と、 前記劣化データ信号から、新たな光データ信号を生成す
    る手段(150)と、 からなる光通信システムにおいて、 前記光データ信号生成手段(150)は、 前記劣化データ信号に対しては第1伝播速度を有し、前
    記クロック信号に対しては第2伝播速度を有する伝播速
    度制御媒体(131)と、前記媒体は、前記第1伝播速
    度と第2伝播速度との差が、前記媒体を通過する伝搬速
    度の速い信号は、1クロック期間Tだけ、遅い信号より
    速くなるような長さを有し、 前記第2伝播速度で一方向に前記媒体中を伝播する相互
    作用信号(MARK)と、前記第2伝播速度で前記方向
    とは反対方向に前記媒体を伝播する反対方向基準信号
    (REF)とを生成する為に、前記クロック信号を前記
    媒体中に注入する手段(129)と、 前記第1伝播速度で前記相互作用信号の方向に前記媒体
    中を伝播するように、且つ前記劣化データ信号と前記相
    互作用信号との伝播速度の差が、前記劣化データ信号と
    前記相互作用信号とが、前記媒体中を伝播している間互
    いに交差するように、前記相互作用信号のタイミングと
    は関係なく、前記データ信号を前記媒体中に制御して注
    入する手段(135)と、 前記劣化データ信号と前記相互作用信号とが前記媒体中
    を伝播中に交差するときに、前記劣化データ信号を前記
    クロック信号で置換することにより、新たな光データ信
    号を生成し、この新たな光データ信号が前記劣化データ
    信号と同一のデータパターンを有するように、前記相互
    作用信号と前記反対方向基準信号とが前記前記媒体中を
    伝播した後、前記相互作用信号と反対方向基準信号とを
    結合する手段(132)と、 からなることを特徴とする光通信システム。
  2. 【請求項2】 前記伝播速度制御媒体(131)は、第
    1位置に配置された前記結合媒体(132)で終端する
    解放端と、第2位置で閉鎖端とを有する連続ループを形
    成するよう構成され、 前記第2位置は、前記制御注入手段(135)を有し、 前記第1位置は、前記クロック信号注入手段(129)
    を有することを特徴とする請求項1のシステム。
  3. 【請求項3】 前記光クロック信号抽出手段(118)
    は、 前記光通信パス(111)を介して、前記クロック信号
    を受信する手段(115)を有し、 前記クロック信号は、前記劣化データ信号の波長とは異
    なる波長を有することを特徴とする請求項1のシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記光クロック信号抽出手段(118)
    は、第2通信パス(117)を介して、他の位置から前
    記クロック信号を受信する手段を有することを特徴とす
    る請求項1のシステム。
  5. 【請求項5】 前記光クロック信号抽出手段(118)
    は、ローカルクロック源(118)から前記クロック信
    号を受信する手段を有することを特徴とする請求項1の
    システム。
  6. 【請求項6】 受信器(260)で終端する解放端と、
    送信器(210)で閉鎖端とを有するループを形成し、
    二重速度特性を有する伝播速度制御可能セグメントを有
    する光通信媒体(200)を有する光通信システムにお
    いて、 前記送信器(250)は、 前記伝播速度制御可能セグメント内を光データ信号が第
    1速度で伝播可能となる特性を有する光データ信号を受
    信する手段(CTRI)と、 前記データ信号を第1方向に前記媒体中に注入する手段
    (135)とを有し、前記受信器(260)は前記伝播
    速度制御可能セグメント内を前記データ信号と等しい周
    波数の光クロック信号が第2速度で伝播可能になる特性
    を有する光クロック信号を受信する手段(116)と、 前記クロック信号を前記媒体中に注入する手段(SI)
    と、 これにより前記第1方向に前記ループ媒体内を伝播する
    相互作用信号(MARK)と反対方向に前記ループ媒体
    を伝播する反対方向基準信号(REF)とを生成し、前
    記データ信号と前記相互作用信号とのタイミングは、前
    記相互作用信号と前記データ信号との速度差が前記伝播
    速度制御可能セグメントを伝播するために相互作用信号
    とデータ信号とが互いに交差するようなものであり、 前記解放ループ端部に接続されて、前記相互作用信号と
    前記反対方向基準信号とが、前記媒体内を伝播し、前記
    劣化データ信号と前記相互作用信号とが前記媒体内を伝
    播する間互いに交差するときに、前記劣化データ信号を
    前記クロック信号で置換することによって、出力データ
    信号を生成するために、相互作用信号と反対方向基準信
    号とを結合する手段(132)と、 を有し、これにより、前記データ出力信号が前記劣化デ
    ータ信号と同一のデータパターンを有することを特徴と
    する光通信システム。
  7. 【請求項7】 前記クロック信号のタイミングは、前記
    データ信号と位相同期していないことを特徴とする請求
    項6のシステム。
  8. 【請求項8】 前記送信器(250)は前記データ信号
    の波長とは異なる波長を有する送信器の光クロック信号
    を受信する手段(219)と、 前記相互作用信号と反対方向に前記ループ媒体内に、前
    記送信器の光クロック信号を注入する手段(201)と
    を有し、前記受信器(260)は前記送信器クロック信
    号を前記ループ媒体から抽出し、それを前記受信器クロ
    ック受信手段(SI)に結合する手段(113)を有す
    ることを特徴とする請求項6のシステム。
  9. 【請求項9】 前記送信器と前記受信器との間に接続さ
    れた別個の光通信媒体(112)を有し、 前記送信器は、送信器の光クロック信号受信し、前記別
    体の光通信媒体に注入する手段(219)を有し、 前記受信器は、前記送信器クロック信号を前記光通信媒
    体から抽出し、それを前記受信器クロック受信手段に結
    合する手段(132)を有することを特徴とする請求項
    6のシステム。
  10. 【請求項10】 光再生器において、 前記再生器で終端する解放端と、送信器で遠隔端を有す
    る連続光通信ループを形成し、二重速度特性を有する伝
    播速度制御可能セグメントを有する連続光通信媒体(2
    00)と、 前記解放端に接続される光クロック信号を前記媒体中に
    注入する手段(SI)と、 これにより、前記第1方向で、前記ループ媒体内を伝播
    する相互作用信号と反対方向に前記ループ媒体を伝播す
    る基準信号とを生成し、 前記解放ループ端部に接続されて、前記相互作用信号と
    前記基準信号とが、前記媒体内を伝播した後、前記基準
    信号と前記相互作用手段とを結合する手段(132)
    と、これにより、前記相互作用信号が前記基準信号より
    も所定時間速く前記結合手段に到着した際に、出力デー
    タ信号を生成し、 前記出力データ信号を出力する手段(145)と、 を有することを特徴とする光再生器。
  11. 【請求項11】 前記結合手段は、 前記相互作用信号と前記基準信号とが所定範囲内で位相
    差が有するときには、論理0の出力データ信号を生成
    し、 前記相互作用信号と前記基準信号とが所定範囲外の位相
    差を有するときには、論理1の出力データ信号を生成す
    ることを特徴とする請求項10の光再生器。
JP5258875A 1992-09-25 1993-09-24 光通信システム Pending JPH06235951A (ja)

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US07/950,521 US5309267A (en) 1992-09-25 1992-09-25 Optical communication system using a Sagnac switch
US950521 1992-09-25

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