JP3225201B2 - 調整可能な光学振幅位相変調器およびこのような変調器を含むソリトン再生器 - Google Patents

調整可能な光学振幅位相変調器およびこのような変調器を含むソリトン再生器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ通信、
特に長距離通信の分野に関する。光ファイバで極めて長
距離の接続を行うためには、いわゆる「ソリトン」形の
信号を用いることが知られており、この信号は、検知し
得る色分散のない分散ファイバで信号を伝送可能にする
特定のスペクトル特性を有し、すなわち信号の強さに対
する屈折率の相関性を用いて色分散のバランスを取り、
あるいは逆の操作を行うものである。信号のスペクトル
形は、伝送距離、これは主として線路損失に帰するが、
その影響にもかかわらず保持される。これらの線路損失
は、たとえばエルビウム蒸着ファイバの増幅器すなわち
「EDFA」を用いた線路の光増幅によって補正され
る。
【0002】
【従来の技術】線路増幅器(EDFA)を用いたソリト
ン伝送で解決すべき問題には、次のようなものがある。
【0003】1)複数ビットの信号到着の一時的な不確
実性を起こすゴードン−ハウスジッタ(gigue Gordon-H
aus) 2)自発放出増幅による雑音の光増幅器への蓄積 さまざまなソリトンが下記文献で提案され、また記載さ
れているが、これは従来技術として本出願に明白に組み
入れられている。
【0004】1)D1=H. KubotaおよびM. Nakazawa
(1993)の論文「Soliton transmission control in ti
me and frequency domaines」,ILS J. Quantum Electro
nics,v.29, n゜7, 2189-2197ページ(1993年7月)
に記載のフィルタ同期変調は、この方法の計算による理
論的な長所を示している。実際的な解決法はなんら提案
されていないが、D2=Nakazawa他(1991)による「Ex
perimental demonstration of soliton data transmiss
ion over unlimited distances with soliton control
in time and frequency domains」, Electronics Lette
rs, v.29, n゜9, 729-730ページ(1993年4月29
日)に記載の100万キロメートルにわたる10Gbi
t/s伝送実験に準拠している。
【0005】この文献D2は、図2に概略的に示された
ように、ソリトン同期変調を行うためにLiNO3光変
調器の使用を開示している。この解決法の問題は、再生
信号の伝送量が20〜30Gbit/s(文献D2では
10Gbit/s)を超えられないことにある.LiN
3変調器MODは、線路ソリトン信号によりクロック
回路で発生する制御電子信号によって制御される。クロ
ック再生手段は、入力F1と出力F2との間の伝送光信
号の一部を抽出するための光結合器C5と、クロック抽
出回路CLKXと、遅延供給のための遅延線DELと、
LiNO3変調器MODを機能させるのに必要な制御出
力を供給するための増幅器GMとを含む。さらに図2
は、再生回路の挿入損失をなくすための入力光増幅器
(EDFA)と、複屈折偏光制御(PC)装置と、ソリ
トンエネルギーのスペクトル配分を狭めるための帯域通
過フィルタBPとを含む。こうした付属装置の幾つかは
以下に記載する本発明の好ましい実施例で用いられてい
る。
【0006】さらに、クロックにより決定される既知の
瞬間において、ビット「1」に対しては光パルスで、ビ
ット「0」に対してはパルス無しで構成するビット列型
の光信号再生システムが知られている:D3=J. K. Lu
cek K. Smithによる「All optical signal regenerato
r」, Opt. Lett. v.18, n゜15, 1226-1228ページ(19
93年8月1日)。
【0007】他の文献もまた、本発明の一層の理解に有
効であるため簡潔に記載する。これらの文献は同様に従
来技術の記載として本出願に明白に組み込まれている。
【0008】D4=Smith, K. Lucek, J.K. による「al
l optical clock recovery using amode locked lase
r」, Elect. Lett. 28(19), 1814ページ(1992年9
月10日)。この文献は、ソリトン信号からの全光学ク
ロックの再生を記載しており、光ファイバリングにおけ
るレーザのモード固定を、前記ソリトン信号をリングに
入力して行うものである。
【0009】D5=L.E. Adams他による「All-optical
clock recovery using a modelocked figure eight las
er with a semiconductor nonlinearity」, Electron.
Lett., v.30, n゜20, 1696-67ページ(1994年9月2
9日)。この文献は、全光学クロックの再生のためのモ
ード固定レーザの使用を開示している。全光クロックの
再生は、本発明による光学変調器を用いたソリトン再生
装置で用いることができ、前記光学変調器に一つまたは
複数の制御信号を供給する。
【0010】D6=P-L. Francois, T. Georges(1993)
による「Reduction of averaged soliton interaction
forces by amplitude modulation」, Optics Lett, 18
(8),583ページ(1993年4月15日)。この文献
は、次の三つのソリトン信号変調法の情報シミュレーシ
ョンを介した比較を記載しており、すなわち1)振幅変
調のみ;2)連続ソリトンへの交番位相(±π)の適
用;3)連続ソリトンへ交番位相を適用した振幅変調で
ある。第一の方法は、Gordon Hausジッタを除去するた
めにソリトンパルスの一時的な位置を再調整する場合し
か有効ではない。第二の方法は、伝送導波管の隣接する
ソリトン間の相互作用(衝突)力を弱めるのに有効であ
る。第三の方法は、この二つの方法の長所を兼ね合わせ
たものである。
【0011】D7=K. Uchiyama他による「Ultrafast p
olarisation - independent all-optical switching us
ing a polarisation diversity scheme in the nonline
aroptical loop mirror(NOLM)」, Electron. Lett.,
v.28, n゜20, 1864-1866ページ(1992年9月24
日)。この文献は、NOLMをスイッチとして用い、切
り換える信号の光の偏光を感知しないようにしている。
これは偏光保持ファイバを用いることによって得られ、
本発明ではこのファイバを切断してNOLMのループの
中点で90゜回転している。その原理は図4に示されて
いる。
【0012】NOLMのループは、二個の穴を有する偏
光保持ファイバPANDAなどから構成される。伝送途
中の軸A1と軸A2との間で90゜の回転を行うことに
より、図4のループの左部分の高速軸(一つ一つは遅
い)が右部分の低速軸(一つ一つは早い)になる。ルー
プ(L)のファイバは偏光して分散し、つまり伝送の迅
速軸に揃った偏光と、伝送の高速軸に直交する偏光すな
わちファイバの低速軸とではファイバ内の光伝送速度が
異なる。偏光分散をなくすことが必要であるが、本発明
は、偏光保持軸A1、A2を互いに直交して配置した同
じ長さの二個のファイバを用いて偏光分散を除去してい
る。
【0013】システムを切換信号の偏光から独立させる
ために、制御入力ファイバF3で結合器C2からループ
Lに入力された信号の偏光は、二個の直交軸A1、A2
から45゜のところに入力される。上記と同様に偏光分
散効果は解消される。
【0014】D8=1994年12月23日出願のフラ
ンス特許出願第9415555号(出願人Alcatel N.
V.)「Dispositif de rg鳬nration en ligne d'un sign
al transmis par solitons via la modulation synchro
ne des solitons驕@ l'aide d'un miroir optique non-
linaire驕i非線形光ミラーを用いたソリトンの同期変調
を介して、ソリトンにより伝送された信号の線路におけ
る再生装置)」。この文献は、本出願時にはまだ公開さ
れていないが、出願人の意見によれば、従来技術のうち
では本発明に最も近い文献である。
【0015】文献D8に記載されている装置は、線路に
おけるソリトン再生をこれらのソリトンの同期変調によ
り行うものであり、非線形光ミラー(NOLM)を光変
調器として用いており、この変調器NOLMは、全光学
手段または電気光学手段といったクロック再生手段によ
って、ソリトン信号から再生されるクロック信号により
制御される。NOLMは50/50結合器または非対称
結合器などの入力結合器C1を含む。前記入力結合器C
1は2×2または3×3の結合器でよい。特定の実施例
によれば、再生システムはさらに複数の光増幅器と、導
波フィルタと呼ばれる複数のフィルタとを含む。その用
途は、本発明と同様にソリトンによる長距離光通信であ
る。
【0016】文献D8は、文献D4同様、NOLMのリ
ングでファイバのレーザーモードを固定して光クロック
を再生するもので、D7に記載の制御信号の偏光とは独
立して機能するが、この機能は光変調器としてであっ
て、(D3、D7に備えられたような)光スイッチとし
てではない。
【0017】文献D8に記載された光変調器は主に振幅
変調器であるが、多少とも大きい位相変調成分が必然的
に挿入され、この成分はNOLMに入る制御信号の形と
相対振幅とに依存する。実際、こうした位相変調はそれ
自体有害ではないが、独立して最適化することができな
いので、位相変調が、変調波の周波数に対する位相変調
の大きさの依存度すなわち「chirp」効果をもたらし、
それによりこのように変調されたソリトンのスペクトル
成分に悪影響がある。
【0018】D9=Hak Kyu Lee他による「A walk off
balanced NFLM switch controlledby 1.5μm pulses fo
r high bit rate 1.3μm telecommunications」, Proc.
21st Eur Conf. on Opt. Comm(ECOC '95), Brussels,
401ページ。 この文献D9は、制御信号と切換信号
との間の位相すべり(「walk off」)を避けるためにN
OLMに二個の制御入力を使用することを開示してい
る。ここでNOLMはスイッチの役割だけを果たし(D
3、D7)、変調器の役割は果たさない(D8および本
発明)。制御入力に示されるクロック信号は、この従来
技術におけるように位相のずれがない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は先行技術の問
題点を解消することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、非
線形ループミラー(NOLM)を含む光変調器を提案
し、前記NOLMは光ファイバのループLを含み、前記
ループLは一個の信号入力および一個の信号出力と、第
一信号入出力光結合器C1とを有し、この結合器は前記
入力および前記出力を前記ループLに結合するための結
合係数ξ/(1−ξ)を有し、前記NOLMはさらに、
第一制御入力と第二光結合器C2とを含み、前記第一制
御入力を前記ループLに結合することにより、第一伝送
方向で前記ループLに第一制御光信号を入力することが
できる光学変調器であって、前記NOLMはさらに、第
二制御入力と第三光結合器C3とを含むことにより、前
記第一伝送方向とは異なる第二伝送方向において、前記
ループLに第二制御光信号を入力することができること
を特徴とする。
【0021】有効な実施例によれば、前記光学変調器
は、前記第一および第二制御光信号の相対振幅の調節手
段(ΔA)を含む。好ましい実施例によれば、前記光変
調器はさらに、前記第一および第二制御光信号の相対位
相の調節手段ΔΦを含む。
【0022】変形例によれば、前記光変調器はさらに、
前記第一および第二制御光信号を発生するための少なく
とも一つの光源を含む。好ましい実施例によれば、前記
少なくとも一つの光源は、ほぼ正弦曲線の制御周期信号
を発生可能である。好ましい実施例によれば、前記少な
くとも一つの光源は唯一の光源であり、前記変調器はま
た第四光結合器C4を含み、これは前記制御周期信号を
二個に分割することにより前記第一および第二制御光信
号を生成する。
【0023】好ましい実施例によれば、前記第一および
第二制御周期信号の相対位相は(ほぼ正弦曲線で)ほぼ
πである。
【0024】本発明はまたソリトン再生方法を提案する
ものであり、再生するソリトンが、結合係数ξ/(1−
ξ)の第一入出力光結合器C1を介してNOLMの信号
入力F1に入力され、一方、第一制御光信号は第二光結
合器C2を介して第一伝送方向でNOLMに入力される
ことにより、前記第一制御光信号によって前記ソリトン
を変調し、こうして変調された前記ソリトンを前記第一
光結合器C1を介して供給するソリトン再生方法であっ
て、第二制御光信号は、第三光結合器C3を介して第二
伝送方向でNOLMに入力され、第二伝送方向は第一伝
送方向とは異なり、前記第一および第二制御光信号の相
対位相のずれはほぼπであることを特徴とする。
【0025】好ましい実施例によれば、前記第一および
第二光信号の形はほぼ正弦曲線である。
【0026】本発明はさらに、ソリトン再生あるいはパ
ルススペクトル特性(「チャープ」)の修正に関する上
記変形例の任意の一つに記載の光変調器装置の使用に関
する。
【0027】本発明のさまざまな特徴および利点は、添
付図面を伴う以下の詳細な説明により一層理解されよ
う。
【0028】図面は限定的ではない例として、本発明の
原理および幾つかの変形例を示す。すべての図におい
て、同じ参照番号は同一要素を示し、理解を容易にする
ために縮尺率は必ずしも統一されていない。
【0029】図1は、本発明による光学変調器で用いる
ことができる非線形光ミラー(NOLM)の一例を概略
的に示す。一般にNOLMは、光ファイバループLと、
四個のゲート1、2、3、4を有する第一光結合器C1
とを含み、この結合器の結合係数ξ/(1−ξ)は異な
るゲート間の光出力の配分を示し、またNOLMは、第
一制御光ファイバF3を介してNOLMに第一制御信号
を入力するための第二光結合器C2を含む。
【0030】本発明の光変調器のNOLMの特徴は、第
三光結合器C3を介して第二制御入力を追加した点にあ
り、これにより第二制御ファイバF5から第二制御信号
を入力することができる。この第二制御信号は前記第一
制御信号の方向とは反対の伝送方向でNOLMのループ
に入力される。
【0031】場合によっては、光増幅器GLをループに
追加することにより全体に正の利得を与えることがで
き、これにより非線形ミラー増幅器(NALM)にな
る。あるいはまた、このような増幅器は挿入損失を補う
ことができ、全体に単位利得をもたらす。
【0032】NOLMによって切り換える光信号は、結
合器C1のゲート1の入力ファイバF1から入力され
る。まず第一に、ファイバF3に制御信号がなく、結合
器C1の結合係数ξ/(1−ξ)が50/50である場
合について説明する。この場合、前記光信号の50%の
出力がゲート4にあり、他の50%は結合器C1のゲー
ト3にあるが、双方の間にπ/2ラジアン(90゜)の
相対位相のずれを有する。従って二個の信号はファイバ
ループにおいて反対方向に伝送され、このループの長さ
は約5〜10kmである。二個の信号の光路は同じであ
るので、信号は結合器C1のゲート3、4に到着し、そ
こで干渉する。結合器C1はさらに±π/2の相対位相
のずれを入れる。
【0033】二個の信号は、±πまたは0だけ位相がず
れているので、結合器C1のゲート2に向かう生成波に
対して破壊的な干渉(位相のずれは±π)があり、従っ
て出力ファイバF2には信号が伝送されない。反対に干
渉は、結合器C1のゲート1に向かう生成波に対して形
成され(位相のずれは0)、従ってこの場合、ゲート1
で示される信号は、全体がミラーNOLMによりゲート
1に向かって反射される。
【0034】次に、制御光ファイバF3に制御信号があ
る場合について考察する。この信号は光結合器C2によ
ってNOLMのループに結合され、時計の針の方向にル
ープに伝送される。反対方向にループを循環する信号波
は、制御信号があっても影響を受けないか、受けてもご
くわずかである。逆に、同じ方向にループに伝送される
信号波は妨害される。事実、ループLのファイバは非線
形効果を有し、これはファイバの屈折率を光出力に応じ
て、あるいはより明確にはファイバの電界の振幅に応じ
て変える(カー効果)。一緒に循環する「共伝送」波の
電界は線形に重ねられ、従って生じる電界の強さは、ル
ープLの他の方向に伝送される光波の強さよりも大き
い。
【0035】共伝送波から見たループLの有効屈折率
は、反伝送波から見た屈折率とは異なる。従って伝送速
度は異なる。また結合器C1への到着時間も異なるの
で、これらの光波は干渉しないか干渉したとしてもわず
かである。光出力全体あるいはほぼ全体は、結合器C1
のゲート2にあり、出力光ファイバF2で搬送される。
【0036】かくして、制御ファイバF3に制御信号が
あると、非線形光ミラーの切換を制御することができ、
ミラーは制御信号がある場合は透明であり、制御信号が
ない場合は反射する。切換は極めて高速に少なくとも約
100GHzで行うことができる。NOLMのループに
複屈折要素を入れることにより、切換特性を逆にし、制
御信号がない場合には透明ミラーに、制御信号がある場
合には反射ミラーにする。
【0037】これまで説明したNOLMは従来技術によ
るNOLMであり、これはたとえば文献D3に記載され
たような、クロック信号をNOLMによって切り換える
ソリトン再生装置で用いられる。
【0038】従来技術の欠点をなくし、特に、周波数に
応じた位相変調“チャープ”(「chirp」)を独立して
制御することができる振幅位相同期変調によるソリトン
再生を可能にするために、本発明が提案する光変調装置
のNOLMは、図1に概略的に示されたような第二制御
入力F5を有するが、従来技術では、NOLMは一つの
制御入力だけしか持たない。
【0039】第二制御信号の機能は、伝送方向を除いて
は、上記の第一制御信号の機能と同じである。実際、第
二制御信号はNOLMのループLに反対方向すなわち時
計の針とは逆方向に入力される。第二制御信号によって
もたらされるカー効果は、この第二制御信号と共に伝送
されるソリトン信号部分、すなわちゲート4を経由して
NOLMのループLに入力されるソリトン信号部分によ
り多く及ぼされる。
【0040】従って、従来技術の装置と、本発明の範囲
において提案された装置との根本的な違いを理解するこ
とは容易である。従来技術のNOLMでは、ゲート3か
らNOLMのループに入るソリトン信号部分は共伝送さ
れる制御信号によって変調され、ゲート4から入力され
て制御信号の妨害を受けないソリトン信号部分と干渉す
る。反対に本発明による装置では、ゲート4からループ
に入るソリトン信号部分が今度は第二制御信号の変調を
受ける。この結果、独立した二個の制御信号で独立した
二個のパラメータに作用する手段が得られる。
【0041】図3に示され、また従来のNOLMを開示
する文献D8に一部記載された装置において、再生する
ソリトン形の光信号は入力光ファイバF1から入力さ
れ、ここで光結合器C5は信号の一部を採取し、そこか
らクロック再生手段CLKによってクロック信号を抽出
する。次に、これらの手段CLKは、結合器C2を介し
てNOLMの第一制御入力に前記クロック光学信号を与
える。ソリトン信号は常に同一波長λSである。クロッ
ク信号の波長λCは好適にはソリトン信号の波長λSとは
やや異なり、帯域通過フィルタBPCにより装置の出力
でフィルタがクロックをブロックするようにし、フィル
タの通過帯はソリトンの波長λSに中心が置かれる。
【0042】抽出結合器C5の後段で、ソリトン信号は
入力光ファイバF1に伝送され続け、NOLMの結合器
C1の入力ゲート1まで進む。本発明の変形例によれ
ば、光増幅器GSはNOLMミラーの前段に位置づけら
れ、ソリトンが増幅または再生された最終時からソリト
ンが被った線路損失を補償する。
【0043】NOLMの機能は、図1に関して記載され
たものと同様である。NOLMの結合器C1のゲート1
に到着するソリトンは、制御結合器C2を介して制御入
力F3に入力される第一クロック信号によって変調され
る。個々の行程に応じたクロックとソリトンとの行程時
間は、場合によっては従来技術によって調節することに
より、これらの信号がNOLMを循環するとき信号同期
を行うようにする。
【0044】ソリトン信号は、このようにクロック信号
の包絡線によって変調され、これによりソリトンの振幅
変調を得ることができる。実際、振幅変調は、再生装置
の出力におけるGordon Hausジッタを減少、さらには除
去するのに十分であると判断される。
【0045】既に説明した図4に従って、本発明のNO
LMの実施例では偏光保持ファイバを用いることが望ま
しい。そこで結合器C2を介してNOLMにクロック光
信号を入力するように構成し、結合器の偏光軸をループ
Lのファイバの保持軸A1、A2に関して45゜に配向
する。これにより装置の機能は、変調するソリトン信号
の偏光を感知せず、これは特に、ソリトン信号がNOL
Mミラーの制御信号を構成する従来技術の実施例と比べ
ると大きな利点である。なぜなら、この信号の偏光は任
意であって未知であり、制御不可能であるからである。
信号の偏光をNOLMが感知することは従って、従来技
術による装置の性能を損なうことがある。
【0046】クロック再生手段CLKは、全光学手段で
あるかまたは電気光学的手段である(図5参照)。図5
は、当業者に知られている原理に従って、光信号から電
気光学的にクロックを再生する装置の例を概略的に示
す。図3の採取結合器C5から採取された光信号は光フ
ァイバF4で伝送され、光信号を電子信号に変換する光
検出器PDに至る。このようにして得られた電子信号は
まず超高周波電子増幅器AE1によって増幅され、次に
信号NRZ(non return to zero)の場合には、信号は
第一帯域通過フィルタBによって選別される。その場
合、信号は増幅されてレーザーダイオードLDを制御
し、レーザーダイオードは、C5で採取した光信号の結
果としての電子パルスのリズムで光信号を送信する。こ
の光信号は、場合によっては光増幅器AO1で増幅され
てから、図3の制御ファイバF3および結合器C2を介
してNOLMの制御入力に入力される。
【0047】図6は、制御信号の出力がPc/Pπ
0.2の場合の、従来のNOLMの透過率Tと位相Φと
を示す。この制御出力値は、ほぼ正弦曲線の透過率Tを
与えるが、チャープをもたらし、これは図で分かる。チ
ャープは、透過率正弦曲線の各期間で確認される数度の
位相変化に対応する。従来技術の公知の装置ではこのチ
ャープを制御できないので、ある伝送条件では不都合で
あった。たとえば、再生にチャープが入る場合、それ
が、光伝送線(光ファイバ)から入るチャープに等しい
が反対であると、伝送を改善することができる。しかし
チャープは接続線の長さ、さらには線路の伝送特性に依
存しているので、再生器どうしを最適な長さで接続しな
ければならない。この制約を解決するために、光変調器
から入るチャープを独立して制御可能であることが望ま
しい。
【0048】図7は、本発明による光変調装置の好まし
い実施例を概略的に示す。図3の装置と同様に、波長λ
sのソリトン型の再生光信号は、入力光ファイバF1か
ら入力され、結合器C1を介してNOLMのループに入
る。波長λcで、好適には正弦曲線のクロック信号は、
クロック再生手段(図示せず)によって発生し、制御入
力光ファーバーF4に入力され、場合によっては光変調
器EDFAによって増幅される。このような有効な実施
例では、クロック信号は、二個の制御信号を供給するよ
うに光結合器C4によって分割され、これらの制御信号
は、光結合器C2を介してNOLMの第一制御入力へ、
また光結合器C3を介して第二制御入力へ入力される。
ソリトン信号は、装置F2の出力ファイバを含めて、常
に同じ波長λsである。クロック信号の波長λcは、好適
にはソリトン信号の波長λsとやや異なり、帯域通過フ
ィルタBPCによって装置の出力でクロック信号をブロ
ックする選別を行うが、その通過帯は、ソリトンの波長
λsに中心が置かれる。
【0049】本発明の好ましい変形例によれば、手段Δ
Aは、第二制御信号の振幅を調節するために備えられ、
また位相ずれ手段ΔΦは、二個の制御信号間の相対位相
を調節するために備えられる。
【0050】図7に示された例では、クロック再生手段
は、再生信号におけるソリトンの公称ビット周波数に等
しい周波数のクロック信号を供給する。しかしながら、
Gordon Hausジッタは、ソリトンとクロックとの間に図
8A、8Bに示された任意の位相のずれをもたらす。図
8A、8Bの曲線は、ソリトン信号8sと、それぞれ図
7の変調器のNOLMの各点A、Bにおける二個の制御
信号8c、8’cとの波形の一例を概略的に示し、制御信
号の周波数はソリトン信号の周波数と同じである。これ
らの図に示された好ましい構成では、二個の制御信号の
相対位相のずれはπである。
【0051】図9A、9Bは、ソリトン信号と、それぞ
れ図7の変調器のNOLMの各点A、Bにおける二個の
制御信号との波形の一例を概略的に示し、制御信号の周
波数はソリトン信号の周波数の半分である。実際、ソリ
トンを長距離伝送する際に、隣接するソリトンどうしの
相互作用の影響を最小化するために、たとえば文献D6
によって、連続するソリトンどうしでビット列の位相を
逆にしたクロック信号を用いることが知られている。こ
のために、たとえば周波数fcが、ソリトン信号の周波
数f0の半分fc=fs/2であるクロック信号を採取す
る。図8A、8Bと同様に、ソリトン信号9sと、それ
ぞれ図7の変調器のNOLMの各点A、Bにおける二個
の制御信号9c、9’cとの波形が示され、制御信号の
周波数はソリトン信号の周波数と同じである。上記の場
合と同じように、二個の制御信号の相対位相のずれはπ
である。
【0052】図10は、ソリトン間の相互作用の影響を
示し、大洋を横断する距離の接続線の長さDの関数とし
て、以下の四つの場合でQ値のデジタルシミュレーショ
ンの結果を示す。
【0053】−強度だけを変調して再生した擬任意信号
(IMPRBS) −強度だけを変調して再生した単純な1010...の
繰り返しのビット列からなる信号(IM1010) −本発明による二個の制御入力を持つNOLMにより位
相振幅変調して再生した、単純な1010...の繰り
返しのビット列からなる信号(NOLM1010)、各
入力においてPc/Pπ=0.2 −本発明による二個の制御入力を持つNOLMにより位
相振幅変調して再生した擬任意信号(NOLMPRB
S)、各入力においてPc/Pπ=0.2 この図から、交番のビットシーケンスのQ値は、一般
に、二つのタイプの変調に対する擬任意シーケンスのQ
値よりも大きいことが分かる。その理由は、隣接するソ
リトン間の衝突が、擬任意シーケンスとは違って交番シ
ーケンスには存在しないことにある。擬任意シーケンス
の隣接ビット間で場合によっては起こる衝突は、Q値を
低減する。反対に、強度だけを変調した場合と比較する
と、本発明による二個の制御入力をもつNOLMを介し
て振幅位相変調する場合は、衝突の影響が明らかに少な
くなっていることが分かる。これは、従来技術に比べ
て、二個の制御入力をもつNOLMの使用による長所の
一つとなる。
【0054】図10、図11のシミュレーションは、次
のような同じ値のパラメータを用いて行われた。
【0055】 伝送量 B=20Gbit/s 増幅器間の距離 Za=45km 再生器間の距離 Zr=450km、再生器につきフィルタ1個 ファイバの分散 Δtg=0.25ps/nm−km ソリトンの出力 Pin=1.0(ソリトンの最小出力) ソリトンのパルス幅 ΔtFWHM=10ps 入力結合率 ξ=50% 図11は、Q値のデジタルシミュレーションの結果を、
制御入力が一個であるNOLMの制御出力値Pc/Pπ
をさまざまな値にし、光フィルタを伴った強度変調器に
対して、大洋を横断する距離の接続線の長さDの関数で
示す。曲線η=0.1、η=0.2、η=0.3、η=
0.5に結果が示されたη=Pc/Pπのすべての値に
関して、40dB、10dB、3dBの強度変調をそれ
ぞれ示す曲線IM40、IM10、IM3と比べると、
極めて長距離の接続に対してQ値の改善が見られる。反
対にまた、この改善は制御信号の出力と相関し、制御出
力が弱いとQ値も改善される。このような装置には別の
欠点があり、環境条件(温度、振動など)に影響されや
すい。
【0056】図12は、本発明による二個の制御入力を
もつNOLMの透過率Tと制御信号の位相Φとを、最大
切換に必要な出力Pπに比較した制御信号Pcの様々な
出力値(η=Pc/Pπ)に対して時間関数で概略的に
示す。制御信号の周波数fは、信号のビット周波数の半
分である:f=f0/2。η=0.5では透過率はほぼ
正弦曲線であることが分かる。η=0.3では透過率は
まだ正弦曲線に近い。η=0.2では透過率は正弦曲線
と混ざっている。
【0057】図12と図6とを比較すると、本発明によ
る装置の別の利点が明らかになる。位相Φは、実際には
クロックの間ずっと一定であり(「チャープ」はな
い)、値πか、値0である。
【0058】図13は、制御入力が一個の従来技術によ
るNOLMにおいて、Q値のデジタルシミュレーション
の結果を、制御出力値Pcをさまざまに変え、すなわち
切換効率η=Pc/Pπをさまざまに変えて、大洋を横
断する距離約10000kmの接続線の長さDの関数と
して示す。シミュレーションの結果から、最小値ηは、
長距離接続の最良のQ値を得るために最も有効であるこ
とが分かる。強度だけを変調した結果を示す曲線IMを
比較として示す。
【0059】図13のシミュレーションは、図10、1
1のシミュレーションと同じ値のパラメータを用いてい
る。伝送量は20Gbit/sであり、接続線Dkm
は、全体で9900kmの区間に配置された光増幅器E
DFAを有する複数の45km区間から構成される。フ
ァイバの減衰はα=0.23dB/kmに規定され、従
来のファイバの色分散はΔtg=0.25ps/nm/
kmに規定されている。各増幅器EDFAにおいて、雑
音ASE(自発放出増幅)を信号に付加し、一定出力を
供給するように利得を調節する。信号は、従来の双曲正
2形ソリトンパルスにコード化された10psで128
ビットのPRBS(擬任意ビット信号)である。
【0060】図14は、Q値のデジタルシミュレーショ
ンの結果を、本発明による光学調器のNOLMの二個の
制御入力に逆位相で加えたさまざまな値の制御出力Pc
に対して、大洋を横断する距離の接続線の長さDの関数
で示す。曲線は、本発明によるNOLMの二個の制御入
力の同じ制御出力に対し、値ηeff=Pc1+Pc2=2Pc
で示される。強度変調だけを行った結果を示す曲線IM
を比較として示す。
【0061】これらの結果を図13の結果と比較する
と、本発明による利点が分かる。すべての値ηに対し
て、Q値は純粋強度変調(IM)から得られるQ値を上
回る。図13と同様に、ηが高い値は、最も小さいQ値
に相当する。一方、すべての値ηに対して、結果は図1
3に示された単純制御よりも良好である。本発明の装置
はまた、温度や振動などの環境による性能の変動を受け
にくい。
【0062】さらに、得られた結果は明らかに制御出力
値ηに影響されにくく、なぜならη≦0.8のすべての
値に対してQ値はほぼ同じであるからである。従ってこ
れは、挿入損失に関して、本発明の装置のもう一つの利
点となろう。実際、変調または再生装置を線路に挿入す
る損失は、これらの装置の間で許容されるファイバの伝
送距離に対して大きい。電気吸収変調器の挿入損失は、
たとえば18dBにも達する。図11により、制御入力
が一つのNOLM変調器の性能は、制御出力が約η=
0.1〜0.2のように比較的小さい場合には、Q値に
関して優れていることを示した。ところで、制御出力が
小さい場合、NOLMの損失は最も高く、たとえば10
dBにもなる。反対に、制御入力が二つのNOLMで
は、約η=0.8〜1.0の制御出力を用いることがで
き、挿入損失は、およそ3〜5dBまで落とすことがで
きる。
【0063】上述した本発明の実施例は、二個の制御信
号を有するNOLM光学変調器の限定的ではない例とし
て示されたものであり、この変調器により、一定範囲の
値において振幅位相変調を独立して制御することができ
る。当業者は、以下に記載する請求の範囲に限定された
本発明の範囲を出ることなく、様々な実施例を介してこ
の概念を変形し、多数の用途に適用することができるで
あろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学変調器で用いる非線形光ミラ
ー(NORM)に第二制御入力を追加して補正した一例
を概略的に示す図である。
【図2】文献D2の従来技術により公知の、ソリトン同
期変調装置を概略的に示す図である。
【図3】変調器が二個の制御入力を持つNOLMソリト
ン同期変調装置の、本発明による一実施例を概略的に示
す図である。
【図4】文献D7の従来技術により公知の、切換信号の
偏光を感知しないスイッチNOLMを概略的に示す図で
ある。
【図5】当業者に公知の原理により光信号の電子光学ク
ロック再生装置の一例を概略的に示す。
【図6】公知の技術による、NOLMの透過率と制御信
号の位相とを、最大切換に必要な出力Pπの約20%の
制御信号出力Pcに対する時間関数として概略的に示す
図である。
【図7】本発明による光学変調器装置の一例を概略的に
示す図である。
【図8A】図7の変調器のNOLMの各点A、Bにおけ
るソリトン信号と二個の制御信号の波形の例を概略的に
示す図であり、制御信号の周波数はソリトン信号の周波
数と同じである。
【図8B】図7の変調器のNOLMの各点A、Bにおけ
るソリトン信号と二個の制御信号の波形の例を概略的に
示す図であり、制御信号の周波数はソリトン信号の周波
数と同じである。
【図9A】図7の変調器のNOLMの各点A、Bにおけ
るソリトン信号と二個の制御信号の波形の例を概略的に
示す図であり、制御信号の周波数はソリトン信号の周波
数の半分である。
【図9B】図7の変調器のNOLMの各点A、Bにおけ
るソリトン信号と二個の制御信号の波形の例を概略的に
示す図であり、制御信号の周波数はソリトン信号の周波
数の半分である。
【図10】擬任意の信号と、単純な交互ビット列からな
る信号とに対して、強度だけを変調した場合と、本発明
による二個の制御入力を持つNOLMを用いて位相振幅
変調をした場合とで、大洋を横断する距離の接続線の長
さDの関数であるQ値のデジタルシミュレーションを行
った結果を介してソリトン間の相互作用の影響を示す図
であり、Pc/Pπ=0.2である。
【図11】制御入力が一個のNOLMの制御出力値Pc
をさまざまに変え、強度変調器に最適フィルタを取り付
けた場合に、大洋を横断する距離の接続線の長さDの関
数であるQ値のデジタルシミュレーションの結果を示す
図である。
【図12】本発明による二個の制御入力を持つNOLM
の透過率と制御信号の位相とを、最大切換に必要な出力
πと比較した制御信号出力Pcのさまざまな値に対す
る時間関数として概略的に示す図である。
【図13】公知の技術による、制御入力が一個のNOL
Mに加えたさまざまな値の制御出力Pcに対して、大洋
を横断する距離の接続線の長さDの関数でQ値のデジタ
ルシミュレーションの結果を示す図である。
【図14】本発明による光学変調器のNOLMの二個の
制御入力に逆位相で加えたさまざまな値の制御出力Pc
に対して、大洋を横断する距離の接続線の長さDの関数
であるQ値のデジタルシミュレーションの結果を示す図
である。
【符号の説明】
C1 第一信号入出力光結合器 C2 第二光結合器 C3 第三光結合器 F1 信号入力 F2 信号出力 F3 第一制御入力 F4 第二制御入力 L ループ NOLM 非線形ループミラー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−82814(JP,A) 特開 平8−248453(JP,A) 特開 平9−222625(JP,A) 欧州特許出願公開595207(EP,A 1) IEEE Photonics Te chnology Letters,V ol.7 No.12(December 1995)pp.1441−1443 Electronics Lette rs.,Vol.31 No.25(7th December 1995)pp.2191 −2192 Electronics Lette rs,Vol.28 No.19(10th Semptember 1992)p.1814 Electronics Lette rs,Vol.28 No.20(24th Semptember 1992)pp. 1864−1866 Electronics Lette rs,Vol.30 No.20(29th September 1994)pp.1696 −1697 Optics Letters,Vo l.18 No.15(1 August 1993)pp.1226−1228 Optics Letters,Vo l.18 No.8(15 April 1993)pp.583−585 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/35 - 1/39 H04B 10/00 - 10/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非線形ループミラー(NOLM)を含む
    光学信号振幅変調器であって、前記NOLMは光ファイ
    バのループ(L)を含み、前記ループ(L)は信号入力
    (F1)および信号出力(F2)と、第一信号入出力光
    結合器(C1)とを有し、該結合器は前記入力(F1)
    および前記出力(F2)を前記ループ(L)に結合する
    ための結合係数ξ/(1−ξ)を有し、前記NOLMは
    さらに、第一制御入力(F3)と第二光結合器(C2)
    とを含み、前記第一制御入力(F3)を前記ループ
    (L)に結合することにより、第一伝送方向において前
    記ループ(L)に第一制御光信号を入力することが可能
    であり、前記NOLMがさらに、第二制御入力(F5
    と第三光結合器(C3)とを含むことにより、前記第一
    伝送方向とは異なる第二伝送方向で、前記ループ(L)
    に第二制御光信号を入力することが可能であり、 さらにまた、前記第一および第二制御光信号を発生する
    ための少なくとも一つの光源(CLK)を含み、光源
    は、光学信号におけるソリトンの公称ビット周波数に等
    しい周波数のクロック信号を供給する 光学信号振幅変調
    器。
  2. 【請求項2】 さらに、前記第一および第二制御光信号
    の相対振幅の調節手段(ΔA)を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の光変調器。
  3. 【請求項3】 また、前記第一および第二制御光信号の
    相対位相の調節手段(ΔΦ)を含むことを特徴とする請
    求項1または2に記載の光変調器。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも一つの光源(CLK)
    が、ほぼ正弦曲線の制御周期信号を発生可能であること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の光
    変調器。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも一つの光源(CLK)が
    唯一の光源であり、前記変調器はまた第四光結合器(C
    4)を含み、これは前記制御周期信号を二つに分割する
    ことにより前記第一および第二制御光信号を生成するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の光変調器。
  6. 【請求項6】 前記第一および第二制御光信号の相対位
    相がほぼπであることを特徴とする請求項1からのい
    ずれか一項に記載の光変調器。
  7. 【請求項7】 再生するソリトンが、結合係数ξ/(1
    −ξ)の第一入出力光結合器(C1)を介してNOLM
    の信号入力(F1)に入力され、第一制御光信号は第二
    光結合器(C2)を介して第一伝送方向でNOLMに入
    力されることにより、前記第一制御光信号によって前記
    ソリトンを変調し、こうして変調された前記ソリトンを
    前記第一光結合器(C1)を介して供給するソリトン再
    生方法であって、第二制御光信号は、第三光結合器(C
    3)を介して第二伝送方向でNOLMに入力され、第二
    伝送方向は第一伝送方向とは異なり、前記第一および第
    二制御光信号の相対位相のずれはほぼπであり、前記第一および第二制御光信号として、光学信号におけ
    るソリトンの公称ビット周波数に等しい周波数のクロッ
    ク信号が供給される ソリトン再生方法。
  8. 【請求項8】 前記第一および第二光信号の形はほぼ正
    弦曲線であることを特徴とする請求項に記載のソリト
    ン再生方法。
  9. 【請求項9】 ソリトンを再生するための請求項1から
    のいずれか一項に記載の光変調装置の使用方法。
  10. 【請求項10】 パルススペクトル特性を修正するため
    の請求項1からのいずれか一項に記載の光変調装置の
    使用方法。
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