JPH0623510B2 - Pc鋼材束の予緊張方法と予緊張装置 - Google Patents
Pc鋼材束の予緊張方法と予緊張装置Info
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- JPH0623510B2 JPH0623510B2 JP14906485A JP14906485A JPH0623510B2 JP H0623510 B2 JPH0623510 B2 JP H0623510B2 JP 14906485 A JP14906485 A JP 14906485A JP 14906485 A JP14906485 A JP 14906485A JP H0623510 B2 JPH0623510 B2 JP H0623510B2
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- steel
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンクリート構造物に圧縮力を加えるPC
鋼材束(PCテンドンとも呼ばれる)の予緊張方法と予
緊張装置、特に、集合したPC鋼材(一般には鋼線かよ
り線)の各々に容易に均等な緊張荷重を付与し得る方法
と装置に関する。
鋼材束(PCテンドンとも呼ばれる)の予緊張方法と予
緊張装置、特に、集合したPC鋼材(一般には鋼線かよ
り線)の各々に容易に均等な緊張荷重を付与し得る方法
と装置に関する。
PC鋼材の複数本を集合したPC鋼材束を使つてコンク
リート部材に圧縮力を加える場合、各PC鋼材(以下で
は単に鋼材と云う)の緊張力を等しく保つことが重要で
ある。しかし、緊張前の鋼材は弛み等により個々の長さ
が異なる。特に、斜張橋の吊材のように重要な部材を構
成する場合に長さの差が大きいまゝ全体を一括して緊張
すると、鋼材間の緊張力がバラツキ、構造物の質の低下
につながる。
リート部材に圧縮力を加える場合、各PC鋼材(以下で
は単に鋼材と云う)の緊張力を等しく保つことが重要で
ある。しかし、緊張前の鋼材は弛み等により個々の長さ
が異なる。特に、斜張橋の吊材のように重要な部材を構
成する場合に長さの差が大きいまゝ全体を一括して緊張
すると、鋼材間の緊張力がバラツキ、構造物の質の低下
につながる。
そこで従来は、高精度の長さに切断加工した鋼材を束ね
たり、鋼材を1本宛予備緊張し、その後に全体を本緊張
する方法を採つて先の問題に対処しているが、前者の方
法は不便で手間のかゝる工場加工を必要とし、一方、後
者の方法は、先に予備緊張した鋼材がその後に緊張され
る鋼材に押え込まれて弾性変形し、プレストレスが抜け
ることがあるので何回も同一作業を繰り返しながら作業
を進めなければならない等いずれも作業性が悪い。
たり、鋼材を1本宛予備緊張し、その後に全体を本緊張
する方法を採つて先の問題に対処しているが、前者の方
法は不便で手間のかゝる工場加工を必要とし、一方、後
者の方法は、先に予備緊張した鋼材がその後に緊張され
る鋼材に押え込まれて弾性変形し、プレストレスが抜け
ることがあるので何回も同一作業を繰り返しながら作業
を進めなければならない等いずれも作業性が悪い。
この発明は、これ等の問題を無くすことを目的としてな
されたPC鋼材束の予緊張方法と予緊張装置である。
されたPC鋼材束の予緊張方法と予緊張装置である。
上記の問題点を解消したこの発明の第1の方法はコンク
リート構造物中に通されたPC鋼材束の一端側におい
て、集合された鋼材の各々に共通の反力受けプレートを
備える油圧ジヤツキを油圧発生源に並列に接続して個々
に装着し、この複数の油圧ジヤツキを同時に駆動するこ
とにより、各PC鋼材に均等な緊張荷重を付与し、しか
る後、鋼材を通した定着プレートの穴に楔を圧入し、全
部のPC鋼材を仮定着することから成る。
リート構造物中に通されたPC鋼材束の一端側におい
て、集合された鋼材の各々に共通の反力受けプレートを
備える油圧ジヤツキを油圧発生源に並列に接続して個々
に装着し、この複数の油圧ジヤツキを同時に駆動するこ
とにより、各PC鋼材に均等な緊張荷重を付与し、しか
る後、鋼材を通した定着プレートの穴に楔を圧入し、全
部のPC鋼材を仮定着することから成る。
また、この発明の第2の方法は、上記油圧ジヤツキのラ
ムを予め押出しておいてそのラムの先端に鋼材を引留
め、その後、本緊張ジヤツキのラムを突出させ、複数の
油圧ジヤツキのラムの全てがシリンダに対して没入を開
始した後に本緊張ジヤツキを停止して鋼材を通した定着
プレートの穴に楔を圧入し、第1の方法と同様に全ての
PC鋼材を仮定着することから成る。
ムを予め押出しておいてそのラムの先端に鋼材を引留
め、その後、本緊張ジヤツキのラムを突出させ、複数の
油圧ジヤツキのラムの全てがシリンダに対して没入を開
始した後に本緊張ジヤツキを停止して鋼材を通した定着
プレートの穴に楔を圧入し、第1の方法と同様に全ての
PC鋼材を仮定着することから成る。
一方、上記の方法を可能にするこの発明の予緊張装置
は、本緊張ジヤツキの可動端に沿わせる反力受けプレー
トと、このプレートに支持されるPC鋼材束のPC鋼材
数に合わせた数の油圧ジヤツキと、全数の油圧ジャキを
並列に接続する油圧発生源と、各々のPC鋼材に固定し
て上記油圧ジヤツキの可動端に当接させるグリツプとで
構成される。
は、本緊張ジヤツキの可動端に沿わせる反力受けプレー
トと、このプレートに支持されるPC鋼材束のPC鋼材
数に合わせた数の油圧ジヤツキと、全数の油圧ジャキを
並列に接続する油圧発生源と、各々のPC鋼材に固定し
て上記油圧ジヤツキの可動端に当接させるグリツプとで
構成される。
かゝる方法及び装置によれば、第1の方法の場合、設定
圧力に達したところで鋼材を引張る油圧ジヤツキのラム
が自動的に停止し、一方、第2の方法の場合、そのラム
の全てが後退し始めるので、本緊張前の各鋼材に均一な
応力を付与し得る。しかも、その予緊張は、油圧ジヤツ
キとグリツプの着脱及びジヤツキの押し引きを鋼材の片
側で行えばよく、作業性が非常に良い。
圧力に達したところで鋼材を引張る油圧ジヤツキのラム
が自動的に停止し、一方、第2の方法の場合、そのラム
の全てが後退し始めるので、本緊張前の各鋼材に均一な
応力を付与し得る。しかも、その予緊張は、油圧ジヤツ
キとグリツプの着脱及びジヤツキの押し引きを鋼材の片
側で行えばよく、作業性が非常に良い。
また、油圧ジヤツキに当接させるグリツプに着脱式のも
のを使えば、予緊張装置全体の再利用が可能になる。
のを使えば、予緊張装置全体の再利用が可能になる。
第1図に基いて、先ず装置の一例を説明する。符号1
は、PC鋼材束2の鋼材2aと同数のテーパ穴を設けた
定着プレート1aと鋼材の外周にゴムリング等で束ねて
おいて必要時に上記のテーパ穴に圧入する固定用楔1b
とを組合せた定着具であり、定着プレート1aはコンク
リート部材3に埋設した支圧プレート4に接している。
2bは鋼材束のシースである。定着プレート1aの端面
には、中空ラム5aの押出しに連動して鋼材2aを掴む
緊張グリツプ5bと図示しないシリンダ及びそのシリン
ダで推進させる加圧プレート5cから成る定着装置とを
備える本緊張ジヤツキ5がセツトされる。
は、PC鋼材束2の鋼材2aと同数のテーパ穴を設けた
定着プレート1aと鋼材の外周にゴムリング等で束ねて
おいて必要時に上記のテーパ穴に圧入する固定用楔1b
とを組合せた定着具であり、定着プレート1aはコンク
リート部材3に埋設した支圧プレート4に接している。
2bは鋼材束のシースである。定着プレート1aの端面
には、中空ラム5aの押出しに連動して鋼材2aを掴む
緊張グリツプ5bと図示しないシリンダ及びそのシリン
ダで推進させる加圧プレート5cから成る定着装置とを
備える本緊張ジヤツキ5がセツトされる。
この発明の予緊張装置10は、本緊張ジヤツキ5の後端
に沿わせる反力受けプレート11と、一端をそのプレー
トに固定した集合鋼材数と同数の油圧ジヤツキ12と、
そのジヤツキを押出しライン13及び引戻しライン14
に並列に接続する油圧発生源15と、各鋼材に取付けて
対応した油圧ジヤツキ12の可動端(図の中空ラム12
aの端面)に当接させるグリツプ16とで構成される。
に沿わせる反力受けプレート11と、一端をそのプレー
トに固定した集合鋼材数と同数の油圧ジヤツキ12と、
そのジヤツキを押出しライン13及び引戻しライン14
に並列に接続する油圧発生源15と、各鋼材に取付けて
対応した油圧ジヤツキ12の可動端(図の中空ラム12
aの端面)に当接させるグリツプ16とで構成される。
なお、油圧ジヤツキ12は、ナット等で反力受けプレー
ト11に着脱自在に取付けるのが望ましい。
ト11に着脱自在に取付けるのが望ましい。
また、押出しライン13には、緊張時に油圧ジヤツキに
過大荷重が加わらないようリリーフ弁18を挿入してお
くのがよい。
過大荷重が加わらないようリリーフ弁18を挿入してお
くのがよい。
グリツプ16も、圧着グリツプであつてよいが圧着グリ
ツプは使い捨てになるので従来程ではないにしても経済
的な無駄がでる。従つて、鋼材に着脱し得るメスコーン
16aとオスコーン16bを組合せたものが望ましい。
ツプは使い捨てになるので従来程ではないにしても経済
的な無駄がでる。従つて、鋼材に着脱し得るメスコーン
16aとオスコーン16bを組合せたものが望ましい。
次に、上記の装置を使つた第1の方法の予緊張作業の工
程を第2図乃至第10図を参照して説明する。
程を第2図乃至第10図を参照して説明する。
先ず、コンクリート部材端の定着プレート1aに固定用
楔1bをセツトし、本緊張ジヤツキ5を鋼材2aに嵌挿
する(第2図)。この際の楔1bは鋼材2aの外周にゴ
ムリングで束ねて脱落を防止する。
楔1bをセツトし、本緊張ジヤツキ5を鋼材2aに嵌挿
する(第2図)。この際の楔1bは鋼材2aの外周にゴ
ムリングで束ねて脱落を防止する。
その後、第3図に示すように、本緊張ジヤツキ5の後部
に反力受けプレート1を当てゝ予緊張装置10をセツト
し、さらに、油圧ジヤツキ12の後方で鋼材2aにグリ
ツプ16を装着する。
に反力受けプレート1を当てゝ予緊張装置10をセツト
し、さらに、油圧ジヤツキ12の後方で鋼材2aにグリ
ツプ16を装着する。
次に、油圧ジヤツキ12のラム12aを押出してグリツ
プ16を介した鋼材2を引張る。このとき、緊張グリツ
プ5bはジヤツキ5のラム5aが出ていないので鋼材を
拘束しておらず、従つて、鋼材2aはジヤツキ内を自由
にスライドする。また、鋼材2aのスライドにより定着
具の固定用楔1bは加圧プレート5cのところ迄鋼材に
追従して移動するが、第4図に示すように加圧プレート
5cに当たるとそこで停止し、鋼材が更に引張られても
それ以上後退しない。
プ16を介した鋼材2を引張る。このとき、緊張グリツ
プ5bはジヤツキ5のラム5aが出ていないので鋼材を
拘束しておらず、従つて、鋼材2aはジヤツキ内を自由
にスライドする。また、鋼材2aのスライドにより定着
具の固定用楔1bは加圧プレート5cのところ迄鋼材に
追従して移動するが、第4図に示すように加圧プレート
5cに当たるとそこで停止し、鋼材が更に引張られても
それ以上後退しない。
油圧ジヤツキ12のラム12aは、油圧発生源からの供
給圧の設定圧力に達すると停止する。停止時のラム12
aの突出量は各ジヤツキによつてまちまちであるが、同
時に作動させる複数の油圧ジヤツキ12はシリンダの受
圧面積が等しいので、これによつて鋼材2aの全てに均
一な緊張力が付与される。
給圧の設定圧力に達すると停止する。停止時のラム12
aの突出量は各ジヤツキによつてまちまちであるが、同
時に作動させる複数の油圧ジヤツキ12はシリンダの受
圧面積が等しいので、これによつて鋼材2aの全てに均
一な緊張力が付与される。
このようにして鋼材に緊張力を与えたら、本緊張ジヤツ
キの加圧プレート5cを押出して固定用楔1bを定着プ
レート1aの穴に打込み、全ての鋼材を個々に仮止めす
る(第5図)。
キの加圧プレート5cを押出して固定用楔1bを定着プ
レート1aの穴に打込み、全ての鋼材を個々に仮止めす
る(第5図)。
予緊張作業は、この後に予緊張装置10を外して完了す
る(第6図)。グリツプ16が圧着グリツプの場合、ラ
ム12aを復帰させ、グリツプと油圧ジヤツキとの間に
生じる空間部で鋼材を切断して装置10を取外せばよ
い。
る(第6図)。グリツプ16が圧着グリツプの場合、ラ
ム12aを復帰させ、グリツプと油圧ジヤツキとの間に
生じる空間部で鋼材を切断して装置10を取外せばよ
い。
この後、従来通りの本緊張作業に移る。
この作業は、本緊張ジヤツキ5のラム5aを押出し、そ
れに連動する緊張グリツプ5bで鋼材2aを掴んで引張
る工程(第7図)。
れに連動する緊張グリツプ5bで鋼材2aを掴んで引張
る工程(第7図)。
先の工程で鋼材に追従した固定用楔1bを加圧プレート
5cで定着プレート1aに圧入する工程(第8図)。
5cで定着プレート1aに圧入する工程(第8図)。
ラム5aの復帰工程(第9図)。
本緊張ジヤツキの取外し工程(第10図)から成る。
この発明の第2の方法は、本緊張ジヤツキ5にセツトし
た油圧ジヤツキ12のラム12aを第11図に示すよう
に、全て押出しておいてそのラムの先端に鋼材2aを把
持するグリツプ16を引き留める。そして、この後に本
緊張ジヤツキのラム5aを第12図のように突出させて
各鋼材2aを緊張する。この場合、鋼材の弛みがとれた
ものから順にラム12aがシリンダに対して相対的に後
退し始め、さらに全鋼材の弛みがとれ、緊張荷重がリリ
ーフ弁18によつて設定された荷重を超過すると、リリ
ーフ弁18が開いて全部のラム12aが移動するので、
これを確認して本緊張ジヤツキ5を停止し、第12図に
示すように加圧プレート5cにより楔1bを定着プレー
ト1aに打込めばよく、以上で各鋼材2aが均一な張力
で引留められる。なお、この方法では、予緊張時のラム
5aの突出時には、緊張グリツプ5bが閉じないように
しておく。
た油圧ジヤツキ12のラム12aを第11図に示すよう
に、全て押出しておいてそのラムの先端に鋼材2aを把
持するグリツプ16を引き留める。そして、この後に本
緊張ジヤツキのラム5aを第12図のように突出させて
各鋼材2aを緊張する。この場合、鋼材の弛みがとれた
ものから順にラム12aがシリンダに対して相対的に後
退し始め、さらに全鋼材の弛みがとれ、緊張荷重がリリ
ーフ弁18によつて設定された荷重を超過すると、リリ
ーフ弁18が開いて全部のラム12aが移動するので、
これを確認して本緊張ジヤツキ5を停止し、第12図に
示すように加圧プレート5cにより楔1bを定着プレー
ト1aに打込めばよく、以上で各鋼材2aが均一な張力
で引留められる。なお、この方法では、予緊張時のラム
5aの突出時には、緊張グリツプ5bが閉じないように
しておく。
以上述べたこの発明の方法によれば、各々の鋼材を油圧
発生源に並列につながる油圧ジヤツキにより個々に同時
に引張り、ジヤツキ出力と鋼材の引張り抵抗とをバラン
スさせて各鋼材の所期緊張度を均一に均すので、予緊張
作業を鋼材の一端側でのみ行うことができ、しかもその
作業は、予緊張装置の着脱と油圧ジヤツキの押し引きに
時間を要するだけであるから、作業性、作業能率が非常
に良くなる。
発生源に並列につながる油圧ジヤツキにより個々に同時
に引張り、ジヤツキ出力と鋼材の引張り抵抗とをバラン
スさせて各鋼材の所期緊張度を均一に均すので、予緊張
作業を鋼材の一端側でのみ行うことができ、しかもその
作業は、予緊張装置の着脱と油圧ジヤツキの押し引きに
時間を要するだけであるから、作業性、作業能率が非常
に良くなる。
また、上記の方法を可能にするこの発明の装置は、定着
装置を備えるジヤツキに比べて構造が簡単で安価である
し、油圧ジヤツキに当接させるグリツプを着脱自在とす
れば、予緊張装置の構成部品の全てを作業中に変形或い
は破損させることが無く、全部品の再利用が可能であ
り、従つて経済的にも有利となる。
装置を備えるジヤツキに比べて構造が簡単で安価である
し、油圧ジヤツキに当接させるグリツプを着脱自在とす
れば、予緊張装置の構成部品の全てを作業中に変形或い
は破損させることが無く、全部品の再利用が可能であ
り、従つて経済的にも有利となる。
第1図は、この発明の装置を緊張状態にセツトして示す
平面図、第2図乃至第10図は第1の方法の予緊張作業
と本緊張作業の概略的な動作図、第11図乃至第12図
は第2の方法の予緊張作業の工程図である。 1……定着具、1a……定着プレート、1b……固定用
楔、2……PC鋼材束、2a……鋼材、3……コンクリ
ート部材、5……本緊張ジヤツキ、5c……加圧プレー
ト、10……予緊張装置、11……反力受けプレート、
12……油圧ジヤツキ、15……油圧発生源、16……
グリツプ、16a……メスコーン、16b……オスコー
ン
平面図、第2図乃至第10図は第1の方法の予緊張作業
と本緊張作業の概略的な動作図、第11図乃至第12図
は第2の方法の予緊張作業の工程図である。 1……定着具、1a……定着プレート、1b……固定用
楔、2……PC鋼材束、2a……鋼材、3……コンクリ
ート部材、5……本緊張ジヤツキ、5c……加圧プレー
ト、10……予緊張装置、11……反力受けプレート、
12……油圧ジヤツキ、15……油圧発生源、16……
グリツプ、16a……メスコーン、16b……オスコー
ン
Claims (4)
- 【請求項1】コンクリート構造物中に通されたPC鋼材
束の一端側において、集合された鋼材の各々に、反力受
けプレートを備える油圧ジャッキを油圧発生源に並列に
接続して個々に装着し、この複数の油圧ジャッキを同時
に駆動することにより、各PC鋼材に均等な緊張荷重を
付与し、しかる後、鋼材を通した定着プレートの穴に楔
を圧入し、全部のPC鋼材を仮定着することから成るP
C鋼材束の予緊張方法。 - 【請求項2】コンクリート構造物中に通されたPC鋼材
束の一端側において、集合された鋼材の各々に、本緊張
ジャッキの可動端に当接させる反力受けプレートを備え
た油圧ジャッキを油圧発生源に並列に接続して個々に装
着し、この複数の油圧ジャッキはラムを予め押出してお
いてそのラムの先端に鋼材を引留め、その後、本緊張ジ
ャッキのラムを突出させ、上記複数の油圧ジャッキのラ
ムの全てがシリンダに対して没入を開始した後に本緊張
ジャッキを停止して鋼材を通した定着プレートの穴に楔
を圧入し、各PC鋼材を仮定着することから成るPC鋼
材束の予緊張方法。 - 【請求項3】本緊張ジャッキの可動端に沿わせる反力受
けプレートと、このプレートに支持されるPC鋼材束の
PC鋼材数に合わせた数の油圧ジャッキと、全数の油圧
ジャッキを並列に接続する油圧発生源と、各々のPC鋼
材に固定して上記油圧ジャッキの可動端に当接させるグ
リップとで構成されるPC鋼材束の予緊張装置。 - 【請求項4】上記グリップが、雌雄のコーンを組合せた
着脱自在のグリップである特許請求の範囲第(3)項記載
のPC鋼材束の予緊張装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14906485A JPH0623510B2 (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | Pc鋼材束の予緊張方法と予緊張装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14906485A JPH0623510B2 (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | Pc鋼材束の予緊張方法と予緊張装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6210368A JPS6210368A (ja) | 1987-01-19 |
JPH0623510B2 true JPH0623510B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=15466883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14906485A Expired - Lifetime JPH0623510B2 (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | Pc鋼材束の予緊張方法と予緊張装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623510B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100691355B1 (ko) | 2004-06-23 | 2007-03-12 | (주)대영 | 앵커용 연선 인장장치 |
JP5352897B2 (ja) * | 2009-01-30 | 2013-11-27 | 住友電工スチールワイヤー株式会社 | 緊張材の緊張方法、及び緊張材の緊張システム |
JP6092317B2 (ja) * | 2015-07-01 | 2017-03-08 | 株式会社富士ピー・エス | 緊張力自動調整型プレテンション装置およびプレテンション方法 |
-
1985
- 1985-07-04 JP JP14906485A patent/JPH0623510B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6210368A (ja) | 1987-01-19 |
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