JPH0623507Y2 - 農用トラクタのキヤビン取付構造 - Google Patents
農用トラクタのキヤビン取付構造Info
- Publication number
- JPH0623507Y2 JPH0623507Y2 JP1987055487U JP5548787U JPH0623507Y2 JP H0623507 Y2 JPH0623507 Y2 JP H0623507Y2 JP 1987055487 U JP1987055487 U JP 1987055487U JP 5548787 U JP5548787 U JP 5548787U JP H0623507 Y2 JPH0623507 Y2 JP H0623507Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabin
- mounting structure
- stay
- cabin mounting
- machine body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャビンの前後下端部を走行機体の取付固定
する農用トラクタのキャビン取付構造に関する。
する農用トラクタのキャビン取付構造に関する。
従来におけるこの種取付構造としては、例えば実開昭61
-105278号公報に開示されているように、機体フレーム
の後部から一対の屈曲した支柱を立設し、且つ、キャビ
ンの後部にアーチ型フレームを内装して、そのフレーム
の下端を左右フェンダを挿通して前記支柱に嵌合させて
フェンダの下方から抜止め固定するよう構成したものが
あった。
-105278号公報に開示されているように、機体フレーム
の後部から一対の屈曲した支柱を立設し、且つ、キャビ
ンの後部にアーチ型フレームを内装して、そのフレーム
の下端を左右フェンダを挿通して前記支柱に嵌合させて
フェンダの下方から抜止め固定するよう構成したものが
あった。
然るに上記従来構造にあっては、左右のキャビンに前記
フレームが挿通する為の挿通孔を形成するので、キャビ
ンの取外し時には、異物の侵入を防止するためにカバー
をしなければならず、専用のカバー部材が必要であると
共に、前記フレームの抜止め固定はフェンダの下方側か
ら行なうので、作業がやりずらく、又、泥土などが付着
しており作業者が泥土で汚れる等の欠点があった。
フレームが挿通する為の挿通孔を形成するので、キャビ
ンの取外し時には、異物の侵入を防止するためにカバー
をしなければならず、専用のカバー部材が必要であると
共に、前記フレームの抜止め固定はフェンダの下方側か
ら行なうので、作業がやりずらく、又、泥土などが付着
しており作業者が泥土で汚れる等の欠点があった。
本考案は、フェンダに挿通孔等を形成する必要がなく、
又、キャビン支持用の支柱を延設する必要もなく、しか
もキャビンの固定及び取外しを容易に行なうことができ
る農用トラクタのキャビン取付構造を提供することを目
的としている。
又、キャビン支持用の支柱を延設する必要もなく、しか
もキャビンの固定及び取外しを容易に行なうことができ
る農用トラクタのキャビン取付構造を提供することを目
的としている。
本考案の特徴構成は、冒記構成の農用トラクタのキャビ
ン取付構造において、走行機体の運転座席の後方に設け
られ、左右のフェンダの上部同士を連結する矩形筒状の
ステーに前記キャビンの後部下端を取付固定してある点
にあり、その作用・効果は次の通りである。
ン取付構造において、走行機体の運転座席の後方に設け
られ、左右のフェンダの上部同士を連結する矩形筒状の
ステーに前記キャビンの後部下端を取付固定してある点
にあり、その作用・効果は次の通りである。
本考案に係るキャビンは、運転座席後部の左右フェンダ
の上部同士を連結するステーに取付固定されるので、フ
ェンダに挿通孔を形成したり、専用のカバー部材を設け
る等の必要がなく、しかもキャビンの取付け及び取外し
の際には、機体後部側あるいは座席側から作業を行なう
ことができ、フェンダ下方側等の狭く奥まった箇所に手
を入れ込む必要がなく着脱作業が容易に行えるのであ
る。又、左右のフェンダを矩形筒状のステーにより連結
固定するので、フェンダの強度補強を図ることができ、
左右フェンダとステーにより強度部材を構成して、キャ
ビンを強固に支持することができる。
の上部同士を連結するステーに取付固定されるので、フ
ェンダに挿通孔を形成したり、専用のカバー部材を設け
る等の必要がなく、しかもキャビンの取付け及び取外し
の際には、機体後部側あるいは座席側から作業を行なう
ことができ、フェンダ下方側等の狭く奥まった箇所に手
を入れ込む必要がなく着脱作業が容易に行えるのであ
る。又、左右のフェンダを矩形筒状のステーにより連結
固定するので、フェンダの強度補強を図ることができ、
左右フェンダとステーにより強度部材を構成して、キャ
ビンを強固に支持することができる。
従って、キャビンの着脱に必要となる専用の部材を設け
ることなくキャビンを強固に支持できるとともに、キャ
ビンの取付け取り外し作業が容易に行えるものを提供で
きるに至った。
ることなくキャビンを強固に支持できるとともに、キャ
ビンの取付け取り外し作業が容易に行えるものを提供で
きるに至った。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図に示すように、前後に走行車輪(1)，(2)を軸架し
て、機体フレーム(3)の前方上部にエンジン(4)を搭載
し、該エンジン(4)の動力がトランスミッション(5)を介
して前記後部車輪(2)に伝達して走行駆動可能な走行機
体(6)を構成すると共に、走行機体(6)の後方上部に設け
てある運転部(7)の上部を覆うキャビン(8)を着脱自在に
装着して農用トラクタを構成してある。
て、機体フレーム(3)の前方上部にエンジン(4)を搭載
し、該エンジン(4)の動力がトランスミッション(5)を介
して前記後部車輪(2)に伝達して走行駆動可能な走行機
体(6)を構成すると共に、走行機体(6)の後方上部に設け
てある運転部(7)の上部を覆うキャビン(8)を着脱自在に
装着して農用トラクタを構成してある。
前記キャビン(8)の前方下端部は、走行機体(6)のボンネ
ット(9)後端付近が嵌まり込む為に逆Ｕ字型に成形して
あり、左右の下方突出部(10)，(10)の下方端には係止ピ
ン(11)，(11)を突設してある。この係止ピン(11)，(11)
は、機体(6)側のフートカバー(12)，(12)上部に形成し
た係合孔(13)，(13)に嵌まり込み、第２図に示すように
クリップ(14)，(14)によって抜外れが阻止されている。
そして、このクリップ(14)，(14)はフートカバー(12)，
(12)に形成してある開口(15)，(15)から挿入することが
できるよう構成してあり、この開口(15)，(15)は、キャ
ップ(16)，(16)を嵌合して閉鎖してある。
ット(9)後端付近が嵌まり込む為に逆Ｕ字型に成形して
あり、左右の下方突出部(10)，(10)の下方端には係止ピ
ン(11)，(11)を突設してある。この係止ピン(11)，(11)
は、機体(6)側のフートカバー(12)，(12)上部に形成し
た係合孔(13)，(13)に嵌まり込み、第２図に示すように
クリップ(14)，(14)によって抜外れが阻止されている。
そして、このクリップ(14)，(14)はフートカバー(12)，
(12)に形成してある開口(15)，(15)から挿入することが
できるよう構成してあり、この開口(15)，(15)は、キャ
ップ(16)，(16)を嵌合して閉鎖してある。
第３図に示すように、前記キャビン(8)の後部下端は、
走行機体(6)の運転座席(17)の後部下方に設けられた矩
形筒状のステー(18)に取付け固定してあり、このステー
(18)は左右のフェンダ(19)，(19)の上部同士を連結補強
している。詳述すると、キャビン(8)の後部下端に下向
きに突設した係止ピン(20)，(20)を前記ステー(18)の補
強ボス部(21)，(21)の嵌合孔(22)，(22)に嵌め込み、係
止ピン(20)，(20)の先端付近をβピンにより抜止めを阻
止するよう構成してあり、キャビン(8)とステー(18)と
の接当部分には、振動による騒音防止あるいは表面保護
の目的でゴムなどの弾性体(23)を介在させてある。
走行機体(6)の運転座席(17)の後部下方に設けられた矩
形筒状のステー(18)に取付け固定してあり、このステー
(18)は左右のフェンダ(19)，(19)の上部同士を連結補強
している。詳述すると、キャビン(8)の後部下端に下向
きに突設した係止ピン(20)，(20)を前記ステー(18)の補
強ボス部(21)，(21)の嵌合孔(22)，(22)に嵌め込み、係
止ピン(20)，(20)の先端付近をβピンにより抜止めを阻
止するよう構成してあり、キャビン(8)とステー(18)と
の接当部分には、振動による騒音防止あるいは表面保護
の目的でゴムなどの弾性体(23)を介在させてある。
前記ステー(18)は、矩形筒状であり、且つ左右端は左右
フェンダ(19)，(19)に連結してあるので、キャビン(8)
を支持するに十分な強度を有し、機体フレーム(3)から
専用の支持フレームを延設する必要がないのである。
フェンダ(19)，(19)に連結してあるので、キャビン(8)
を支持するに十分な強度を有し、機体フレーム(3)から
専用の支持フレームを延設する必要がないのである。
前記係止ピン(20)，(20)を走行機体(6)側のステー(18)
に上向きに突設し、且つねじ部を形成すると共に、キャ
ビン(8)に係合孔を設け、該係合孔に前記係止ピン(2
0)，(20)を係入し、ナットで締付け固定するように構成
してもよい。
に上向きに突設し、且つねじ部を形成すると共に、キャ
ビン(8)に係合孔を設け、該係合孔に前記係止ピン(2
0)，(20)を係入し、ナットで締付け固定するように構成
してもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
図面は本考案に係る農用トラクタのキャビン取付構造の
実施例を示し、第１図はキャビン取付状態を示す農用ト
ラクタの全体斜視図、第２図キャビンの前端取付部の一
部切欠き側面図、第３図は要部の断背面図である。 (6)……走行機体、(8)……キャビン、(17)……運転座
席、(18)……ステー、(19)……フェンダ。
実施例を示し、第１図はキャビン取付状態を示す農用ト
ラクタの全体斜視図、第２図キャビンの前端取付部の一
部切欠き側面図、第３図は要部の断背面図である。 (6)……走行機体、(8)……キャビン、(17)……運転座
席、(18)……ステー、(19)……フェンダ。
Claims (1)
- 【請求項１】キャビン(8)の前後下端部を走行機体(6)に
取付固定する農用トラクタのキャビン取付構造であっ
て、前記走行機体(6)の運転座席(17)の後方に設けら
れ、左右のフェンダ(19)，(19)の上部同士を連結する矩
形筒状のステー(18)に前記キャビン(8)の後部下端を取
付固定してある農用トラクタのキャビン取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987055487U JPH0623507Y2 (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | 農用トラクタのキヤビン取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987055487U JPH0623507Y2 (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | 農用トラクタのキヤビン取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63161091U JPS63161091U (ja) | 1988-10-20 |
| JPH0623507Y2 true JPH0623507Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=30883428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987055487U Expired - Lifetime JPH0623507Y2 (ja) | 1987-04-13 | 1987-04-13 | 農用トラクタのキヤビン取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623507Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3321879B2 (ja) * | 1993-03-19 | 2002-09-09 | 井関農機株式会社 | 動力車両 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5936971Y2 (ja) * | 1979-04-10 | 1984-10-12 | 株式会社クボタ | トラクタ |
| JPH0219350Y2 (ja) * | 1984-11-27 | 1990-05-29 |
-
1987
- 1987-04-13 JP JP1987055487U patent/JPH0623507Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63161091U (ja) | 1988-10-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0623507Y2 (ja) | 農用トラクタのキヤビン取付構造 | |
| JPS6315191B2 (ja) | ||
| JPH076071Y2 (ja) | 車両のキャビン構造 | |
| JP2931357B2 (ja) | 安全フレーム | |
| JPS63242782A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
| KR0117973Y1 (ko) | 자동차의 서브프레임 체결구조 | |
| JPH0714049Y2 (ja) | 移動車輌における燃料給油装置 | |
| JPH082050Y2 (ja) | 車両の燃料タンク固定部構造 | |
| JPS6117865Y2 (ja) | ||
| JPH0533440Y2 (ja) | ||
| JPS582703Y2 (ja) | 農用トラクタの安全フレ−ム取付装置 | |
| JP3701827B2 (ja) | 燃料タンクへの計器盤および計器カバーの取付構造 | |
| JP2567394Y2 (ja) | 小型トラクタのキャビン | |
| JPH0710014A (ja) | 作業車のステアリングコントローラ取付け構造 | |
| JPH0311927B2 (ja) | ||
| JPH0738061Y2 (ja) | オートバイの電装部品保護装置 | |
| JPH045428Y2 (ja) | ||
| JPS5816944Y2 (ja) | トラクタ−の運転席 | |
| JPS6117899Y2 (ja) | ||
| JPS6326283Y2 (ja) | ||
| JPH115446A (ja) | キャビンのドア取付構造 | |
| JPH051503Y2 (ja) | ||
| JPH0522469Y2 (ja) | ||
| JPS5912507B2 (ja) | トラクタの操縦部フロア−構造 | |
| JPH0513654Y2 (ja) |