JPH0623504Y2 - 油圧式キャブチルト装置 - Google Patents

油圧式キャブチルト装置

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JPH0623504Y2
JPH0623504Y2 JP1988013147U JP1314788U JPH0623504Y2 JP H0623504 Y2 JPH0623504 Y2 JP H0623504Y2 JP 1988013147 U JP1988013147 U JP 1988013147U JP 1314788 U JP1314788 U JP 1314788U JP H0623504 Y2 JPH0623504 Y2 JP H0623504Y2
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JP
Japan
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lever
wire
tilt
lock
hydraulic
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JP1988013147U
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JPH01116787U (ja
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秀樹 奥
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は油圧式キャブチルト装置の改良に関する。
(従来の技術) 油圧シリンダの伸出作動によりキャブを前方傾倒(チル
ト)させるようにした油圧式キャブチルト装置にあって
は、キャブチルト時の安全性を確保するため、例えば第
7〜9図で示すようなチルトストッパを備えたものが、
実願昭62−39225号に提案されている。
3は車体フレームとキャブの間に介装される油圧シリン
ダ、1は一端で油圧シリンダ3のピストンロッド(図示
せず)に連結したチルトロッドで、チルトロッド1の端
面にはシリンダ3に沿って連続する多数の歯2が形成さ
れる。油圧シリンダ3にはチルトロッド1の他端側を摺
動自由に支持するロッドガイド4が固定され、このロッ
ドガイド4にチルトロッド1の歯2面と対応する先端フ
ック部5を備えるロックレバー6がピン6Bを介して回
動自由に取り付けられる。ロックレバー6はロッドガイ
ド4との間に介装したリターンスプリング11により、
フック部6がチルトロッド1の歯2と噛み合う方向、つ
まりロックする方向に付勢され、この状態でチルトロッ
ド1の歯2形状に基づいてチルトロッド1の上方への移
動は許容するが、下方への移動を規制(ロック)するよ
うになっている。ロックレバー6の後端アーム部7はロ
ック解除ワイヤ10を介して後述の操作レバー21に連
係される。
一方、油圧シリンダ3駆動用の油圧ポンプ13はシリン
ダ3への供給油圧の流れを制御する方向切換弁15を備
え、キャブ後方の車体フレームに配設したブラケット1
7に組み付けられる。ブラケット17には方向切換弁1
5の切換軸16をチルトアップ位置とチルトダウン位置
で切換(回動)操作する切換レバー18が取り付けら
れ、切換レバー18はリンク23を介して操作レバー2
1の長孔22cに連係される。操作レバー21はブラケ
ット17の所定位置にスペーサ20を介して一端21a
(回転軸部)で回動自由に支持され、レバー20中間部
にはリンクブラケット22が結合される。リンクブラケ
ット22はリンク23の一端を所定のストローク範囲で
摺動可能に支持する長孔22c(レバー21の回転軸部
21aを中心とする円弧状に形状される)を備え、ロッ
ク解除ワイヤ10にクレビス24を介して長孔24aの
範囲で摺動可能にピン25結合される。
19aは油圧ポンプの切換レバー18のチルトアップ位
置を規制するストッパ、19bは同じくチルトダウン位
置を規制するストッパ、26は操作レバー21の動きを
係止部26a(折曲凸部)で規制して、レバー操作に節
度感を付与するレバーガイド(板バネ)を示す。
キャブのチルトアップ操作時には操作レバー21をレバ
ーガイド26の係止部26aにより規制されるフリー位
置F(ロックレバー6はチルトロッド1の歯2と噛み合
うので、リターンスプリング11の付勢力はロック解除
ワイヤ10を介して操作レバー21に作用しない)から
チルトアップ位置Uに回動操作すると、リンクブラケッ
ト22の長孔22cの一端につき当るリンク23を介し
て切換レバー18がチルトアップ位置Uに押し上げられ
る。これにより、油圧シリンダ3は油圧ポンプ13の方
向切換弁15からの伸側の油圧の流れによりピストンロ
ッドを伸出させてキャブをチルトする。この場合、ロッ
クレバー6は操作レバー21の回動に伴ってピン25が
クレビス24の長孔24aに沿って摺動するため、操作
力を受けることなくピストンロッドの伸出作動に伴うチ
ルトロッド1の上方への動きを歯2面の乗越えにより許
容する。そして、キャブが所定角度にチルトされ、油圧
ポンプ13が停止すると、ロックレバー6はチルトロッ
ド1を介してピストンロッドの収縮作動を規制(ロッ
ク)する。
キャブのチルトダウン操作時には操作レバー21をチル
トアップ位置Uからチルトダウン位置Dへと回動操作す
れば良く、この場合、操作レバー21はリンク23がリ
ンクブラケット22の長孔22cの他端側につき当たる
時点から切換レバー18をチルトダウン位置Dへと回動
させて、油圧ポンプ13の方向切換弁14を収縮側に切
り換えると同時に、ピン25がクレビス24の長孔24
aの端につき当るとリターンスプリング11の付勢力に
抗してロック解除ワイヤ10を引っ張って、ロックレバ
ー6をチルトロッド1の歯2面からロック解除する。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この先願例では操作レバー21をチルトアッ
プ位置Uへ回動操作するときにピン25がクレビス24
とのマサツ抵抗あるいはエッヂの引っかかりにより長孔
24a内をスムーズに摺動せず、ロック解除ワイヤ10
を圧縮方向に押圧して屈曲させるという心配があり、比
較的径の太いワイヤ10が使用されるため、ワイヤ10
自体の剛性が高く、配索が容易ではないという問題点が
あった。
(課題を解決するための手段) この考案はこのような問題点を解決するため、油圧シリ
ンダの伸張作動によりキャブをチルトさせるようにした
油圧式キャブチルト装置において、油圧シリンダの収縮
作動をロックするチルトストッパ機構と、油圧シリンダ
への供給油圧の流れを制御する方向切換弁の切換レバー
を設け、この切換レバーに長孔を介して操作レバーを連
結すると共に、前記チルトストッパ機構のロックレバー
にロック解除ワイヤを介して連結され、ロックレバーを
ロック解除するロック解除ワイヤの引張方向でのみ操作
レバーに当接して一体的に回動するワイヤレバーを設け
る。
(作用) ワイヤレバーは操作レバーと別体で、ロック解除ワイヤ
をロック解除方向に引っ張るときにのみ操作レバーと一
体的に回動する。つまり、ワイヤレバーは操作レバーが
ロック解除ワイヤを圧縮する方向に回動するときにはこ
れに追従せず、したがってロック解除ワイヤは操作レバ
ーを介して圧縮方向に操作力を受けることがない。
(実施例) 第1図において、14は図示省略の油圧シリンダ駆動用
の油圧ポンプなどを組み付けるブラケットで、このブラ
ケット14には油圧ポンプの方向切換弁(図示せず)を
切換操作する切換レバー18が取り付けられ、このレバ
ー18はリンク23を介して操作レバー21の長孔22
cに連系される。操作レバー21はスペーサ20を介し
て一端21a(回転軸部)で回動自由に支持され、レバ
ー21中間部には長孔22cを持つリンクブラケット2
2が連結される。
なお、油圧シリンダは従前と同一構成のチルトストッパ
機構(図示せず)を備える。
10は一端をチルトストッパ機構のロックレバー(図示
せず)に連結したロック解除ワイヤで、このワイヤ10
の他端はクレビス24を介して後述するワイヤレバー3
0にピン25結合される。そして、操作レバー21の回
転軸部21aにはワイヤレバー30が回動自由に支持さ
れ、このワイヤレバー30はロックレバーをロック解除
する方向、つまりロック解除ワイヤ10の引張方向での
み、操作レバー21に当接して、これと一体的に回動す
るようになっている。19aと19bは切換レバー18
のチルトアップ位置とチルトダウン位置を規制するスト
ッパ、26は操作レバー21の動きを係止部26aで弾
性的に規制して、レバー操作に節度感を付与するレバー
ガイド(板バネ)を示す。
例えば第2図の状態、つまり操作レバー21が油圧シリ
ンダのロックレバーのリターンスプリングによりワイヤ
レバー30と共にレバーガイド26の係止部26aにつ
き当る、つまりロックレバーがチルトロッドをロックす
る位置にある状態から、操作レバー21を係止部26a
を乗り越える方向に回動操作すると、リンク23がリン
クブラケット22の長孔22cの一端につき当り、レバ
ー21の回動に伴って油圧ポンプの切換レバー18を、
第3図で示すようにチルトアップ位置へと押し上げる。
この場合、ワイヤレバー30は操作レバー21の動きに
追従せず、フリー位置に停止したままとなる。
これにより、油圧シリンダは油圧ポンプの方向切換弁か
らの伸側の油圧の流れによりピストンロッドを伸出させ
てキャブをチルトするのであり、キャブが所定角度にチ
ルトされ油圧ポンプが停止すると、ロックレバーがチル
トロッドを介してピストンロッドの収縮作動を規制(ロ
ック)する。
この状態から操作レバー21をチルトダウン位置へと回
動操作すると、操作レバー21は第4図で示すように、
リンクブラケット22の長孔22cの他端側につき当る
リンク23を介して切換レバー18を引き下げ始め、レ
バーガイド26の係止部26aを乗り越えたときにワイ
ヤレバー30に当接し、これを押しながらさらに回動す
る(第5図参照)。これにより、第6図で示すレバー位
置にて切換レバー18が油圧ポンプの方向切換弁をチル
トダウン側に切り換えると同時に、ワイヤレバー30が
ロック解除ワイヤ10を引っ張ってロックレバーをチル
トロッドからロック解除するため、油圧シリンダはピス
トンロッドを収縮してキャブをチルトダウンさせる。な
お、この状態で操作レバー21は放すと、ロックレバー
のリターンスプリングの付勢力によりワイヤレバー10
と共に係止部26aにつき当る、つまりロックレバーが
チルトロッドをロックする位置まで引き戻される。
ところで、この実施例によれば操作レバー21と別体
で、チルトストッパ機構のロックレバーをロック解除す
る方向、つまりロック解除ワイヤ10の引張方向での
み、操作レバー21に追従して回動するワイヤレバー3
0を設けたので、操作レバー21の回動によりロック解
除ワイヤ10が圧縮方向に押圧されて屈曲することがな
くなり、したがってロック解除ワイヤ10に高い剛性が
要求されず、ワイヤ10の径を小さくできるため、ロッ
ク解除ワイヤ10の配索が容易となる。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、操作レバーと別体で、
ロック解除ワイヤを引っ張る方向でのみ、操作レバーに
追従して回動するワイヤレバーを付設し、操作レバーの
回動によりロック解除ワイヤが圧縮方向に押圧され、屈
曲することがないようにしたので、ロック解除ワイヤの
径を小さくでき、ワイヤの配索が容易となるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す一部分解斜視図、第2
〜6図は同じく作動状態説明図、第7図は従来技術を示
す油圧シリンダのチルトストッパ機構の側面図、第8図
は同じく油圧ポンプなどの取付ブラケットの正面図、第
9図はその分解斜視図である。 10……ロック解除ワイヤ、18……切換レバー、21
……操作レバー、22c……長孔、23……リンク、3
0……ワイヤレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧シリンダの伸張作動によりキャブをチ
    ルトさせるようにした油圧式キャブチルト装置におい
    て、油圧シリンダの収縮作動をロックするチルトストッ
    パ機構と、油圧シリンダへの供給油圧の流れを制御する
    方向切換弁の切換レバーを設け、この切換レバーに長孔
    を介して操作レバーを連結すると共に、前記チルトスト
    ッパ機構のロックレバーにロック解除ワイヤを介して連
    結され、ロックレバーをロック解除するロック解除ワイ
    ヤの引張方向でのみ操作レバーに当接して一体的に回動
    するワイヤレバーを設けたことを特徴とする油圧式キャ
    ブチルト装置。
JP1988013147U 1988-02-03 1988-02-03 油圧式キャブチルト装置 Expired - Lifetime JPH0623504Y2 (ja)

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JP1988013147U JPH0623504Y2 (ja) 1988-02-03 1988-02-03 油圧式キャブチルト装置

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Publication Number Publication Date
JPH01116787U JPH01116787U (ja) 1989-08-07
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59147679U (ja) * 1983-03-25 1984-10-02 日産ディーゼル工業株式会社 チルトストツパ装置
JPS61117070U (ja) * 1985-01-09 1986-07-24

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