JPH0623430Y2 - マスターマニプレータ - Google Patents

マスターマニプレータ

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JPH0623430Y2
JPH0623430Y2 JP1988082725U JP8272588U JPH0623430Y2 JP H0623430 Y2 JPH0623430 Y2 JP H0623430Y2 JP 1988082725 U JP1988082725 U JP 1988082725U JP 8272588 U JP8272588 U JP 8272588U JP H0623430 Y2 JPH0623430 Y2 JP H0623430Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
rotating
spring retainer
shaft
upper arm
master manipulator
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988082725U
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English (en)
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JPH0297585U (ja
Inventor
俊幸 上野
義和 渡辺
伸二 川妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、回動部の回動抵抗を調整できるようにしたマ
スターマニプレータに関する。
B.考案の概要 本考案は、第一部材に対して相対的に第二部材が回動す
る回動部を具えたマスターマニプレータにおいて、 第一部材の孔に挿通した回動軸に第二部材を固着し、回
動軸の軸心に沿う任意の位置で固定可能なバネ押えに皿
バネを設け、皿バネと第一部材との間にブレーキシュー
を介在させることにより、 マスターマニプレータの各回動部の回動抵抗を調整し、
一又は二以上の回動部を回動させる際に他の回動部が回
動するのを防止したものである。
C.従来の技術 マニプレータのうち、マスター・スレーブマニプレータ
は、オペレータの腕の動きに追従して動かされるマスタ
ーマニプレータと、マスターマニプレータからの信号に
よって動かされるとともにマスターマニプレータと相似
した動きをするスレーブマニプレータとで構成されてい
る。
マスターマニプレータの構成を第3図,第4図に基づい
て説明する。
図のように、一本の支柱1の上部に、2本のリンク2で
一対となる二組の平行リンク機構3を介して連結材4の
中央部が結合されている。連結材4の両端には、肩部5
が水平方向へ延在して夫々設けられ、肩部5には上腕
6,前腕7を介して手8が設けられている。図中(イ)
〜(ヘ)は第1軸心〜第6軸心であり、上腕6と一体の
リンク9とリンク10,11とが平行リンク機構を構成
している。なお、12,13は重量バランスを調整する
ためのおもり、14はスイッチ操作をするためのペダル
である。
オペレータ15が手8を握って自分の腕等を動かすと、
それに伴ってマスターマニプレータの第1〜第6軸心を
中心として構成部材が回動し、これと対応して図示しな
いスレーブマニプレータがマスターマニプレータと類似
の動作をする。例えば、オペレータ15が肩軸心(ト)
を軸心として腕を振ると上腕6が第1軸心(イ)を中心
として回動し、肘軸心(チ)を軸心として腕を曲げると
前腕7が第3軸心(ハ)を中心として回動する。
D.考案が解決しようとする問題点 ところが、第1軸心(イ)〜第6軸心(ヘ)と対応する
各回動部の回動抵抗が略同じであるため、オペレータ1
5がいずれかの回動部のみを回動させようとしても他の
回動部までが同時に回動する場合があり、マスターマニ
プレータの操作性がよくなかった。
そこで本考案は、斯かる問題を解決したマスターマニプ
レータを提供することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、第一部材
に孔を形成するとともに当該孔内に回動自在に回動軸を
設け、回動軸の一端に第二部材を一体的に設け、 回動軸にはねじ結合によってバネ押えを設けるとともに
バネ押えを回動軸に固定する固定手段を設け、回動軸に
挿通した皿バネをバネ押えに取り付けて皿バネと第一部
材との間にリング状のブレーキシューを介在させて回動
部を構成したことを特徴とする。
F.作用 第一部材に対して、第二部材が回動軸を中心に相対的に
回動する。
第一部材にはブレーキシューが当接しており、回動軸に
取り付けたバネ押えとブレーキシューとの間に位置する
皿バネによってブレーキシューが第一部材に押圧され
る。従って、回動軸と第一部材との間に摩擦抵抗が生じ
る。
回動軸とバネ押えとはねじ結合されているので、バネ押
えを回動させてゆるめることで回動軸の軸心に沿う方向
へバネ押えを移動させることができ、固定手段によって
バネ押えを回動軸に固定することができる。ゆえに、回
動軸に対するバネ押えの位置を選択することによって皿
バネの圧縮度合を変え、第一部材に対するブレーキシュ
ーの押圧力を変えることができる。つまり、第一部材に
対する第二部材の回動抵抗の大きさを自由に変えること
ができる。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
(a)実施例の構成 第1図は、本考案によるマスターマニプレータの上腕6
と前腕7との回動部を示すものである。上腕6の先端部
に上腕6の長手方向と直角な孔20が形成され、孔20
内に回動軸21が一対の軸受22を介して回動自在に支
持されている。回動軸21の右端は、中空でかつ中央部
の外周面にネジ部23aを形成するとともに右端に大径
部23bを形成したネジ軸23に挿通され、回動軸21
の右端に蓋24を結合することによってネジ軸23が回
動軸21と一体に固定されている。ネジ軸21と蓋24
との間に介在するのはシュパンリンク25である。一
方、前腕7の基端部にも前腕7の長手方向と直角な孔2
6が形成され、孔26に大径部23bを嵌合して止めネ
ジ27をねじ込むことで前腕7の基端部が回動軸21の
右端に一体的に結合されている。回動軸21の左端に
は、回動軸21が孔20から抜けるのを防止するための
大径の抜け止め部21aが形成されている。
第1図におけるA部の拡大図を第2図に示すように、上
腕6と前腕7との間には、ネジ部23aにねじ込んだ状
態でバネ押え28が取り付けられ、固定手段によってバ
ネ押え28がネジ軸23に固定されている。固定手段
は、バネ押え28に形成したネジ孔28aと、ネジ孔2
8a内に挿入した軟らかい材料からなるコマ29と、ネ
ジ孔28a内にねじ込まれるとともにコマ29をネジ部
23aへ押圧する止めネジ30とで構成される。バネ押
え28の左側には4枚の皿バネ31を介して座金32が
配置され、座金32におけるヘリ32aの内側に嵌め込
まれたブレーキシュー33が上腕6に当接している。こ
れらの皿バネ31,座金32,ブレーキシュー33は略
リング状であって回動軸21に挿通されている。なお、
回動軸21に対してバネ押え28を回動させることでバ
ネ押え28の左右方向での位置を変えるため、バネ押え
28の外周面にはローレット28bが形成されている。
上腕6における孔20の図中左側には、上腕6に固定し
て支持板34が設けられ、支持板34に固定されたポテ
ンショメータ35の入力軸35aが回動軸21と連動連
結されている。なお、36はポテンショメータ35を覆
うカバーである。
(b)実施例の作用 上腕6に対し回動軸21は軸受22を介して回動自在で
あり、回動軸21には前腕7が結合されている。そのた
め、前腕7は上腕6に対して回動自在であり、前腕7の
回動量はポテンショメータ35によって検出される。
バネ押え28はネジ軸23を介して前腕7と一体化され
ており、バネ押え28に座金32を介して取り付けたブ
レーキシュー33が上腕6へ押圧された状態となってい
るため、ブレーキシュー33と上腕6との間の摺動する
部分に摩擦抵抗が生じる。このため、上腕6と前腕7と
の間の回動に抵抗力が加わることになる。
この抵抗力はブレーキシュー33の上腕6への押圧力の
大きさ、即ち皿バネ31の圧縮の度合によって変わるの
で、抵抗力を大きくするには止めネジ30を緩めてバネ
押え28をネジ軸23に対して相対的に上腕6側へ移動
させ、再び止めネジ30を締めればよい。逆に抵抗力を
小さくするにはバネ押え28を上腕6とは反対側へ移動
させればよい。
斯かる構成の回動部は第3図に示すマニプレータの他の
回動部にも適用されており、各回動部の回動抵抗を調整
すれば、他の回動部を回動させることなく一又は二以上
の回動部を回動させることができる。
なお、本実施例では第一部材を上腕とし、第二部材を前
腕とした場合を示したが、相互に逆であってもよい。
H.考案の効果 以上説明したように本考案によるマスターマニプレータ
によれば、第一部材に対して回動自在な回動軸に第二部
材を固着し、回動軸に取り付けたバネ押えに皿バネを介
してブレーキシューを取り付け、ブレーキシューを第一
部材に押圧するので、第一部材と第二部材との回動に抵
抗力が加わる。しかも回動軸に対してバネ押えをその軸
心に沿う方向へ移動して固定できるので、抵抗力の大き
さを任意に選択できる。
このため、マスターマニプレータの各回動部の抵抗力の
大きさを調整すれば、他の回動部の回動を伴うことなく
一又は二以上の回動部のみを回動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本考案によるマスターマニプレータの
実施例に係り、第1図は回動部の構造図、第2図は第1
図におけるA部の拡大図、第3図,第4図はマスターマ
ニプレータに係り、第3図は正面図、第4図は平面図で
ある。 6……上腕、7……前腕、20……孔、21……回動
軸、23a……ネジ部、28……バネ押え、28a……
ネジ孔、29……コマ、30……止めネジ、31……皿
バネ、33……ブレーキシュー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川妻 伸二 茨城県那珂郡東海村大字村松4番地33 動 力炉・核燃料開発事業団東海事業所内 (56)参考文献 特開 昭58−149187(JP,A) 特開 昭58−146910(JP,A) 特開 昭59−182095(JP,A) 実開 昭60−135107(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一部材に孔を形成するとともに当該孔内
    に回動自在に回動軸を設け、回動軸の一端に第二部材を
    一体的に設け、 回動軸にはねじ結合によってバネ押えを設けるとともに
    バネ押えを回動軸に固定する固定手段を設け、回動軸に
    挿通した皿バネをバネ押えに取り付けて皿バネと第一部
    材との間にリング状のブレーキシューを介在させて回動
    部を構成したことを特徴とするマスターマニプレータ。
JP1988082725U 1988-06-22 1988-06-22 マスターマニプレータ Expired - Lifetime JPH0623430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988082725U JPH0623430Y2 (ja) 1988-06-22 1988-06-22 マスターマニプレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988082725U JPH0623430Y2 (ja) 1988-06-22 1988-06-22 マスターマニプレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0297585U JPH0297585U (ja) 1990-08-03
JPH0623430Y2 true JPH0623430Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=31307469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988082725U Expired - Lifetime JPH0623430Y2 (ja) 1988-06-22 1988-06-22 マスターマニプレータ

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JP (1) JPH0623430Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60135107U (ja) * 1984-02-20 1985-09-07 株式会社トプコン 医用機器支持装置
JPS59182095A (ja) * 1983-03-30 1984-10-16 三菱電機株式会社 ロボツトハンド

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Publication number Publication date
JPH0297585U (ja) 1990-08-03

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