JPH06282373A - 入力用装置 - Google Patents

入力用装置

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JPH06282373A
JPH06282373A JP5299135A JP29913593A JPH06282373A JP H06282373 A JPH06282373 A JP H06282373A JP 5299135 A JP5299135 A JP 5299135A JP 29913593 A JP29913593 A JP 29913593A JP H06282373 A JPH06282373 A JP H06282373A
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input device
input
sensor
weight
rectangular frame
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JP5299135A
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Kuniharu Suzuki
邦治 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータに信号を入力する際に、体重移
動によりディスプレイ装置の画面に表示されたカーソル
の位置を自由に変化させることを可能とする入力用装置
を得る。 【構成】 平板1と、該平板1に立設した支軸(ボルト
4)を介して中央部が固着された入力用板体2と、平板
1と入力用板体2の間に設置され左右方向の加重量を検
知する第1のセンサ6と、平板1と入力用板体2の間に
設置され左右方向と直交する方向の加重量を検知する第
2のセンサ7と、を具備し、押圧力による入力用板体2
の傾斜に応じた加重量を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータへ信号を
入力するための入力用装置に係り、特に、加重量を入力
可能とする入力用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータに接続されたディス
プレイ装置でのカーソル位置を動かすため、コンピュー
タへ信号を入力するための入力用装置としては、マウス
と呼ばれる入力用装置が存在する。マウスは、その底面
から外部に臨む球状体を設け、机上においてマウスを動
かすことにより前記球状体を回転させ、回転による前後
左右の移動量を電気信号としてコンピュータに入力する
ことにより、移動量に応じてカーソル位置を動かすもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した入力装置によ
れば、底面の球状体を回転させる必要があるので、机上
にある程度の広さを必要とする。また、机上においてマ
ウスを動かすので、両手が塞がっている場合においては
これを操作することができない。また、移動量を電気信
号に変換するため、ディスプレイ装置の画面に表示され
たカーソル位置を大きく動かす場合、それに応じてマウ
スを動かす必要があり、瞬時に長い距離を移動させるこ
とができなかった。更に、カーソルの移動速度も前記球
状体の回転量に追従するので、移動速度を自由に変化さ
せることが困難であった。
【0004】また、前記マウスの操作は、手による机上
でのこまかい動作が必要であるが、身体全体を使ってそ
の運動方向を検知するのに適した入力装置は従来存在し
なかった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、コンピュータに信号を入力する際に、入力用装置自
体を動かすための大きなスペースを必要とせず、ディス
プレイ装置の画面に表示されたカーソルの移動速度を自
由に変化させることを可能とし、一方、人間の体重移動
で入力用装置のカーソル位置を移動できるようにするこ
とにより、種々の応用を図ることができる入力用装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
請求項1に記載の入力用装置は、入力用装置本体に対し
て支軸を介して中央が固着された入力用板体と、該入力
用板体の下部に設置され左右方向の加重量を検知する第
1のセンサと、前記入力用板体の下部に設置され左右方
向と直交する方向の加重量を検知する第2のセンサと、
を具備することを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の入力用装置は、平板と、
該平板に立設した支軸を介して中央部が固着された入力
用板体と、平板と入力用板体の間に設置され左右方向の
加重量を検知するセンサと、を具備することを特徴とし
ている。
【0008】請求項3に記載の入力用装置は、請求項2
の入力用装置において、平板と入力用板体の間に設置さ
れ左右方向と直交する方向の加重量を検知する第2のセ
ンサを設けたことを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の入力装置は、請求項2又
は請求項3記載の入力装置において、入力用装置平板の
下面四隅に緩衝部材を設置したことを特徴としている。
【0010】請求項5に記載の入力装置は、請求項2若
しくは請求項4記載の入力用装置において、人を乗せる
ための乗用装置を入力用板体上に設置したことを特徴と
している。
【0011】請求項6に記載の入力用装置は、請求項5
記載の入力用装置において、乗用装置はトレーニング用
自転車であり、該自転車の車輪部の回転数を検知するセ
ンサを設けたことを特徴としている。
【0012】請求項7に記載の入力用装置は、下部方形
状枠体と上部方形状枠体とから成る一対の方形状枠体の
各方形状枠体に架設される枠体の中央部間に支軸を設け
て両者を固着し、方形状枠体間に左右方向の加重量を検
知するセンサを設置したことを特徴としている。
【0013】請求項8に記載の入力用装置は、方形状枠
体間に、左右方向と直交する方向の加重量を検知する第
2のセンサを設けたことを特徴としている。
【0014】請求項9記載の入力用装置は、請求項7又
は請求項8記載の入力用装置において、下部方形状枠体
の下面四隅に緩衝部材を設置したことを特徴としてい
る。
【0015】請求項10記載の入力用装置は、請求項7
若しくは請求項9記載の入力用装置において、上部方形
状枠体の上方に、枠体の略半周囲に沿って配置される手
すりを設けたことを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1に記載の入力用装置によれば、入力用
板体は入力用装置本体に対して支軸を支点として傾斜可
能となり、入力用板体が傾斜することにより、第1のセ
ンサ及び第2のセンサで傾斜量に応じた左右方向及び左
右方向に直交する方向の加重量を検知することができ
る。
【0017】請求項2に記載の入力用装置によれば、入
力用板体は平板に対して支軸を支点として傾斜可能とな
り、入力用板体が傾斜することにより、センサで傾斜量
に応じた左右方向の加重量を検知することができる。
【0018】請求項3に記載の入力用装置によれば、入
力用板体が傾斜することにより、センサ及び第2のセン
サで傾斜量に応じた左右方向及び左右方向に直交する方
向の加重量を検知することができる。
【0019】請求項4に記載の入力装置によれば、入力
用装置平板の下面四隅に緩衝部材を設置したので、入力
用板体が加重された場合、入力用板体及び平板全体が傾
斜し、センサにおいて荷重のみの検出を行なうことがで
きる。
【0020】請求項5に記載の入力装置によれば、乗用
装置を入力用板体上に設置したので、乗用装置に乗った
人の動き(体重移動)により入力用板体に加重を与える
ことができる。
【0021】請求項6に記載の入力用装置によれば、乗
用装置をトレーニング用自転車とし、該自転車の車輪部
の回転数を検知するセンサを設けたので、自転車に乗っ
た人の運動量を検出することができる。
【0022】請求項7に記載の入力用装置によれば、下
部方形状枠体は上部方形状枠体に対して支軸を支点とし
て傾斜可能となり、上部方形状枠体が傾斜することによ
り、センサで傾斜量に応じた左右方向の加重量を検知す
ることができる。
【0023】請求項8に記載の入力用装置によれば、上
部方形状枠体が傾斜することにより、センサ及び第2の
センサで傾斜量に応じた左右方向及び左右方向に直交す
る方向の加重量を検知することができる。
【0024】請求項9記載の入力用装置によれば、下部
方形状枠体の下面四隅に緩衝部材を設置したので、上部
方形状枠体が加重された場合、上部方形状枠体及び下部
方形状枠体全体が傾斜し、センサにおいて荷重のみの検
出を行なうことができる。
【0025】請求項10記載の入力用装置によれば、車
椅子に乗った人間の体重移動により入力を行なう場合
に、手すりにつかまることにより体重移動をさせやすく
する。
【0026】
【実施例】以下、図1(a)ないし(d)を参照しなが
ら本発明の一実施例について説明する。方形板状の平板
1及び入力用板体2の中央部に孔3,3を形成し、この
孔3,3を貫通するよう支軸としてのボルト4を配置
し、平板1及び入力用板体2をそれぞれ挟むように前記
ボルト4にナット5,5を固定することにより、入力用
板体3と平板1とを間隔を存しさせて連結するととも
に、入力用板体3は、平板1に対してボルト4を支点と
して傾斜可能なように構成されている。平板1と入力用
板体3との間には、第1のセンサ6及び第2のセンサ7
の上面及び下面をそれぞれ入力用板体2及び平板1に止
め具8により当接固定するように設置されている。各セ
ンサは、平板1及び入力用板体3の縁部寄りに設置さ
れ、第1のセンサ6とボルト4を結ぶ延長線と、第2の
センサ7とボルト4を結ぶ延長線とが互いに直交するよ
うに配置されている。
【0027】第1のセンサ6及び第2のセンサ7は、ひ
ずみを受感すると電気抵抗が変化するひずみゲージ等、
圧縮力及び引張力を検知する加重センサにより構成さ
れ、前記入力用板体3をボルト4を中心として傾斜させ
た際に、センサ6,7の上面に生じる圧縮力若しくは引
張力を検知するようになっている。従って、センサ6に
より入力用板体2の左右方向の加重量を、センサ7で前
後方向の加重量を検知する。各センサ6,7からの信号
は、例えば入力用装置外部に設けられた信号発生回路
(図示せず)に信号線9を介して入力され、該信号発生
回路によりコンピュータのマウスインターフェースの仕
様に合致するように信号を変換して出力するようになっ
ている。
【0028】また、センサ6,7を配置した位置に対し
てボルト4を中心として対称位置の平板1及び入力用板
体2に孔10を設けボルト11を貫通する。平板1は前
記ボルト11に螺着するナット12で固定されるととも
に、ボルト11の略中央部にストッパ−としてのナット
13を螺着固定し、入力用板体2が必要以上に傾斜しな
いようにしている。また、ボルト11は入力用板体2を
貫通しているので、平板1に対して入力用板体2が回転
しないようになっている。
【0029】次に、センサ及び信号発生回路について、
図2のブロック図を参照しながら説明する。左右方向を
検知するセンサ6、前後方向を検知するセンサ7は、そ
れぞれ同一回路で形成されている。センサ6(7)は、
加重量により抵抗値が増減変化するゲージ抵抗体R1
と、固定抵抗体R2,R3,R4をブリッジ接続し、接
続点Aと接続点Bとの間に一定電圧(10V)を供給し
て構成される。従って、加重量に対応して前記ゲージ抵
抗体R1の抵抗値が変化すると、ブリッジ回路の両端
(接続点C及び接続点D)間に、前記微小抵抗変化に応
じた±数mVの電圧が生じる。また、前記微小抵抗変化
は、各センサ6,7に対する加重量の変化により瞬時に
現れる。
【0030】センサ6(7)で発生した電圧は、差動増
幅器21で増幅し−10V〜+10Vの電圧信号とな
る。差動増幅器21の出力側は、2つの電圧/周波数変
換器22,23が並列に接続されている。電圧/周波数
変換器22は、アナログ電圧値の正の電圧成分である0
〜+10Vを、それぞれ比例する0〜10kHzの周波
数信号に変換し、電圧/周波数変換器23は、アナログ
電圧値の負電圧成分である0〜−10Vを、それぞれ比
例する0〜10kHzの周波数信号に変換するようにな
っている。電圧/周波数変換器22,23の出力側はイ
ンターフェース部24に接続され、このインターフェー
ス部24は、カウンタ回路25とマウス信号生成回路2
6により構成されている。カウンタ回路25では、電圧
/周波数変換器22からの信号をカウントアップし、電
圧/周波数変換器23からの信号をカウントダウンし
し、更にマウス信号生成回路26において分周すること
により、コンピュータのマウスインターフェースの仕様
に合致するように信号を変換する。
【0031】上記実施例によれば、センサ6(7)によ
り入力用板体2に生じる加重量を検知するように構成し
たので、入力用装置を足で操作することが可能となる。
また、大型化を容易に図ることができるので、入力用装
置として種々の用途に使用することができる。
【0032】図3は上記実施例の入力用装置を用いた応
用例を示したものであるこの実施例は、トレーニングの
際に使用するトレーニング用自転車30を入力用装置の
入力用板体2上に載置したものである。トレーニング用
自転車30は、H状フレーム31とこれよりV字状に上
方に伸長されたフレーム32,33とから構成されるフ
レーム部と、フレーム32の先端に固定されたハンドル
部34と、フレーム33の先端に固定されたサドル部3
5と、フレーム32,33の下方に設置されたペダル部
36と、ペダルによる回転を伝達する車輪部37とから
構成されている。車輪部37には車輪の回転数を検知す
るセンサ38が取り付けられている。また、ハンドル部
にはマウスのクリックボタンに相当するスイッチ39が
設けられている。入力用装置自体は図1に示したものと
同様であるので同一符号を付して説明を省略する。各セ
ンサ及びスイッチ39からの信号は上述した信号発生回
路を介してコンピュータ(図示せず)に入力されてい
る。
【0033】上記実施例によれば、トレーニング用自転
車30に乗った人間の体重移動により入力用板体2を傾
斜させ、入力用装置のセンサ6,7で前記傾斜量に応じ
た左右方向及び左右方向に直交する方向の加重量を検知
することができ、また、ペダル部36による車輪37の
回転数をセンサ38で検知することができる。従って、
トレーニング用自転車30の前方に、コンピュータに接
続されたディスプレイ装置(図示せず)を設置し、前記
コンピュータに必要なプログラムを組み込めば、種々の
応用を図ることができる。
【0034】例えば、トレーニング用自転車30をグラ
イダーに見立て、ディスプレイ装置に空中景色を表示さ
せ、前記各センサによる情報により画面が変化するよう
にプログラムを組めば、センサ38で検知する人の運動
量で離陸させたり、体重移動により所望方向に飛行した
り着陸させたりするシュミレーションを行なうことがで
きる。また、センサ7を省略し、左右方向のみの加重量
と運動量を検知する簡易な入力用装置とすることもでき
る。この入力用装置によれば、ディスプレイ装置に右左
に曲った自転車コースを表示させ、センサ6及びセンサ
38による情報により画面が変化するようにプログラム
を組めば、ディスプレイ装置上でサイクリングを楽しむ
ことができる。以上述べた入力用装置によれば、単調に
なりがちなトレーニング用自転車によるトレーニングを
ゲーム感覚で行なうことができる。
【0035】また、左右方向の加重量を検知するセンサ
6のみ有する入力用装置として、入力用板体2上にトレ
ーニング用自転車30に代えて、他の乗用装置、特に体
重移動により移動方向をコントロールする乗り物、例え
ば、オートバイ,ジェトスキーやボブスレーの模型等を
設置してもよい。そして、各乗用装置の応じてディスプ
レイ装置にコースや景色等を表示するようにすれば、各
種のゲームソフトの入力用装置として使用することがで
きる。
【0036】図4ないし図7は、本発明を身体障害者が
容易に使用できる入力用装置に適用したものである。入
力用装置100は、下部方形状枠体101と、上部方形
状枠体102と、方形ボード111と、を具備して構成
されている。下部方形状枠体101及び上部方形状枠体
102には、対向する側辺の中央に側辺に対して平行と
なる枠体103,104がそれぞれ架設されている。下
部方形状枠体101、上部方形状枠体102及び枠体1
03,104の断面は凹状をなしており、枠体103,
104の中央位置に穿孔された孔105,106に連結
部材107の先端をそれぞれ挿入し、ナット108,1
09で固定することにより、下部方形状枠体101と上
部方形状枠体102の開口側が相対向するように前記連
結部材107を支軸として固定されている。
【0037】上部方形状枠体102における側辺のやや
前方寄り位置及び、上部方形状枠体102の前方辺の中
央位置には、中空の円柱部材110が立設されている。
また、上部方形状枠体102の上面を覆うように方形ボ
ード111がボルト112及びナット113により上部
方形状枠体102の上面に固定されている。
【0038】前記連結部材107は、図7に示すよう
に、軸201とホルダー202が同一軸心上にあり、軸
201の先端側を球状203に形成することにより、軸
201がホルダー202内を回転及び揺動運動できる構
造となっている。また、下部方形状枠体101と上部方
形状枠体102の間には、前方辺の中央位置及び一方の
側辺の中央位置に、それぞれ加重センサ114,115
の上面及び下面が枠体面のボルト116で固定されて配
置され、加重センサ114と連結部材107とを結ぶ延
長線と、加重センサ115と連結部材107とを結ぶ延
長線とが互いに直交するようになっている。加重センサ
114,115は、第1の実施例のセンサ6,7と同様
に、ひずみを受感すると電気抵抗が変化するひずみゲー
ジ等、圧縮力及び引張力を検知するものであり、構造の
詳細は前記センサと同様であるので説明を省略する。各
センサ114,115からの信号は、図1と同様に、入
力用装置外部に設けられた信号発生回路(図示せず)に
信号線(図示せず)を介して入力され、該信号発生回路
によりコンピュータのマウスインターフェースの仕様に
合致するように信号を変換して出力するようになってい
る。また、下部方形状枠体101の下面四隅には、ゴム
等で構成された緩衝部材117が装着されている。
【0039】方形ボード111の上面に樹脂で形成した
カバー118を接着剤により固定し、下部方形状枠体1
01、上部方形状枠体102及び方形ボード111がカ
バー118で被覆されるように構成されている。前記各
円柱部材110には、カバー118の上方の略半周囲に
沿った手すり119の支持部120が挿入されている。
支持部120は、円柱部材110の内部を上下移動可能
になっており、手すり119の高さが調整できるように
構成されている。手すり119の前方位置には、スイッ
チボックス121が装着され、このスイッチボックス1
21にマウスのクリックボタンに相当するスイッチ12
2,122が形成されている。
【0040】上記実施例によれば、加重センサ114,
115で検知する信号をコンピュータ(図示せず)に入
力し、前後方向及び左右方向の体重移動に対応するよう
にコンピュータの画面上のカーソルが移動できるように
接続すれば、車椅子に乗った身体障害者が車椅子ごとカ
バー118上に乗り、手すり119をつかみながら体重
移動を行なうことによりコンピュータの画面でのカーソ
ルを移動することができる。従って、従来のマウスのよ
うに手先のこまかい動作によることなくカーソル移動を
行なうことができる。また、下部方形状枠体101と上
部方形状枠体102とを、軸201がホルダー202内
を回転及び揺動運動可能な連結部材107を介して連結
したので、加重が生じた場合の上部方形状枠体102の
傾斜をさせやすくして入力用装置の感度の向上を図るこ
とができる。
【0041】また、下部方形状枠体101の下面四隅に
緩衝部材117を設置したので、上部方形状枠体102
が加重された場合、上部方形状枠体102及び下部方形
状枠体101全体が傾斜し、加重センサ114,115
においてカバー118上に作用する荷重のみの検出を行
なうことができ、入力用装置における感度の向上を図る
ことができる。また、手すり119を設けたので、車椅
子に乗った人間の体重移動により入力を行なう場合に、
手すり119につかまることにより体重移動をさせやす
くなるという効果がある。
【0042】次に、上記入力用装置のセンサ及び信号発
生回路について、図8のブロック図を参照しながら説明
する。図8において、図2と同様の構成をとる部分につ
いては、同一符号を付して詳細な説明を省略する。すな
わち、図8のブロック図は、図2のブロック図に比較し
て、差動増幅器21と電圧/周波数変換器22,23と
の間にゼロ補正回路部60を介在させたことが異なって
いる。このゼロ補正回路部60は、車椅子に人が乗った
まま入力装置上に位置するような場合に、画面上でのカ
ーソル位置を補正する回路である。すなわち、車椅子ご
と入力装置上に載せる場合、入力装置の中央位置に車椅
子が載らない場合があり、その際に働く荷重により画面
上のカーソルが所望の位置からずれる場合がある。この
ような場合は、車椅子の位置を調整すればよいが、位置
の調整、特に左右方向に車椅子をずらすことは困難であ
った。そこで、車椅子の位置(荷重位置)にかかわら
ず、画面上のカーソル位置を所望の位置にするための補
正手段として、ゼロ補正回路部60を設けている。
【0043】ゼロ補正回路部60は、差動増幅器からの
アナログ電圧値をデジィタル値に変換するA/D変換器
61と、ラッチ信号を与えるとデジィタル値を取込み、
次にラッチ信号を与えるまでこのデジィタル値を保持し
て出力するデータレジスタ62と、データレジスタ62
からのデジィタル値をアナログ値に戻すD/A変換器6
3と、プラス端子に入力される差動増幅器21からのア
ナログ電圧値からマイナス端子に入力される前記D/A
変換器63からのアナログ電圧値を減算したアラログ電
圧値を出力する差動増幅回路から構成される減算器64
と、から構成されている。また、スイッチボックス12
1の側面に、ゼロリセット用のキャリブレーション・ボ
タン65(図4)が設けられている。従って、上記ゼロ
補正回路部60によれば、インターフェス部24がコン
ピュータに接続されている時、コンピュータのパワーオ
ンに連動して入力用装置の電源をオンさせ、キャリブレ
ーション・ボタン65を操作すると、その時点での加重
によるアナログ電圧値を記憶保持し、減算器64で差し
引くことにより、入力用装置を使用する前に予めかかっ
ている荷重(プリロード荷重)を打ち消すように作用し
て、画面上のカーソルの位置を所望の位置(例えば、左
上若しくは中央)に設定することができる。
【0044】図9(a)ないし(c)及び図10(a)
ないし(c)は、本発明の他の実施例を示すもので、従
来のマウスに対応する入力用装置に適用したものであ
る。すなわち、図8の入力用装置は、円形板状の入力用
装置本体41の中央部に支軸42を立設し、この支軸4
2には円形板状の入力用板体43の中央が固着されてい
る。入力用板体43は、前記入力用装置本体41に対し
て支軸42を支点として傾斜可能なように構成されてい
る。また、入力用板体43の上面には、操作性の向上を
図るため、表面が球面状となる操作体44が固着されて
いる。入力用装置本体41と入力用板体43との間に
は、連結部45,46を介して第1のセンサ47及び第
2のセンサ48が設置されている。各センサは、入力用
装置本体41及び入力用板体43の縁部寄りに設置さ
れ、第1のセンサ47と支軸42を結ぶ延長線と、第2
のセンサ48と支軸42を結ぶ延長線とが互いに直交す
るように配置されている。
【0045】第1のセンサ47及び第2のセンサ48
は、ひずみを受感すると電気抵抗が変化するひずみゲー
ジ等、圧縮力及び引張力を検知する加重センサにより構
成され、前記入力用板体43を支軸42を中心として傾
斜させた際に、連結部45とセンサとの間に生じる圧縮
力若しくは引張力を検知するようになっている。従っ
て、センサ47により入力用板体43の左右方向の加重
量を、センサ48で前後方向の加重量を検知する。各セ
ンサからの信号は、例えば入力用装置本体41外部に設
けられた信号発生回路(図示せず)に入力され、この信
号発生回路によりコンピュータのマウスインターフェー
スの仕様に合致するように信号を変換して出力するよう
になっている。
【0046】また、入力用装置本体41と入力用板体4
3との間には、入力用板体43が傾斜しすぎないよう
に、高さhが入力用装置本体41と入力用板体43との
距離lより低い一対の方形体49,49が一側面を臨む
ように設置されている。方形体49の外側面には、マウ
スのクリックボタンに相当するスイッチ50が設けられ
ている。
【0047】図10に示す入力用装置も従来マウスに相
当するもので、図9と同一構成をとる部分については同
一符号を付している。本実施例では、入力用装置本体4
1と入力用板体43との間に4個のセンサ47,4
7′,48,48′を設置している。各センサの位置関
係は、センサ47とセンサ47′とを結ぶ線と、センサ
48とセンサ48′とを結ぶ線とが直交するようにそれ
ぞれを配置している。従って、センサ47,47′によ
り入力用板体43の左右方向の加重量を、センサ48,
48′で前後方向の加重量を検知する。この構造によれ
ば、圧電素子等の圧縮力のみを検知するセンサを使用す
ることができる。また、本実施例では、マウスのクリッ
クボタンに相当するスイッチ50を、入力用装置本体4
1に延設された延設部41aにボタン表面が上面となる
ように形成されている。
【0048】図9及び図10の実施例によれば、センサ
により入力用板体43に生じる加重量を検知するように
構成したので、入力用装置自体を動かすためのスペース
を必要としない。また、加える力加減によってそれに応
じた信号を出力できるので、カーソルの移動速度を自由
に変化させることができ、従来のマウスに比較して操作
者の意思を伝達させ易い。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載の入力用装置によれば、
加重量を検知するように構成し、入力用装置自体を動か
すためのスペースを必要としないので、取り扱い場所を
選ばない入力用装置を得ることができる。また、加重量
を調節することにより、例えばディスプレイ装置の画面
に表示されたカーソルの移動速度を自由に変化させるこ
とができる。
【0050】請求項2、請求項3、請求項7及び請求項
8に記載の入力用装置によれば、加重量を検知するよう
に構成したので、足や体重移動で操作することが可能と
なる入力用装置を得ることができる。
【0051】請求項4及び請求項9記載の入力用装置に
よれば、下面四隅に緩衝部材を設置したので、入力用装
置全体が傾斜し、センサにおいて荷重のみの検出を行な
うので、感度の向上を図ることができる。
【0052】請求項5及び請求項6に記載の入力用装置
によれば、入力用板体上に乗用装置を設置したので、乗
用装置に乗った人間の体重移動により信号を出力させる
入力用装置を得ることができる。
【0053】請求項10記載の入力用装置によれば、車
椅子に乗った人間の体重移動により入力を行なう場合
に、手すりにつかまることにより体重移動をさせやすく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)ないし(d)は本発明の第1実施例を
示す入力用装置であり、(a)は平面説明図、(b)は
(a)において下側から見た側面説明図、(c)は
(a)のX−X断面説明図、(d)は(a)において右
側から見た側面説明図である。
【図2】 入力用装置のセンサ1個分に対応するインタ
ーフェース部分を含むブロック図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示すもので、図1の入
力用装置の応用例を示す斜視説明図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す入力用装置の斜視
説明図である。
【図5】 図4の入力用装置の側面説明図である。
【図6】 図4の入力用装置の組み立て説明図である。
【図7】 図4の入力用装置における下部方形状枠体と
上部方形状枠体との連結部分の断面説明図である。
【図8】 図4の入力用装置のセンサ1個分に対応する
インターフェース部分を含むブロック図である。
【図9】 (a)ないし(c)は本発明の他の実施例を
示す入力用装置であり、(a)は平面説明図、(b)は
(a)において下側から見た側面説明図、(c)は
(a)において右側から見た側面説明図である。
【図10】(a)ないし(c)は本発明の他の実施例を
示す入力用装置であり、(a)は平面説明図、(b)は
(a)において下側から見た側面説明図、(c)は
(a)において右側から見た側面説明図である。
【符号の説明】
1…平板、 2…入力用板体、 4…ボルト、 5…ナ
ット、 6,7…センサ、 8…止め具、 41…入力
用装置本体、 42…支軸、 43…入力用板体、 4
5,46…連結部、 47,48…センサ、 100…
入力用装置、101…下部方形状枠体、 102…上部
方形状枠体、107…連結部材、 111…方形ボー
ド、 114,115…加重センサ、 117…緩衝部
材、 118…カバー、 119…手すり

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力用装置本体に対して支軸を介して中
    央が固着された入力用板体と、該入力用板体の下部に設
    置され左右方向の加重量を検知する第1のセンサと、前
    記入力用板体の下部に設置され左右方向と直交する方向
    の加重量を検知する第2のセンサと、を具備することを
    特徴とする入力用装置。
  2. 【請求項2】 平板と、該平板に立設した支軸を介して
    中央部が固着された入力用板体と、平板と入力用板体の
    間に設置され左右方向の加重量を検知するセンサと、を
    具備することを特徴とする入力用装置。
  3. 【請求項3】 平板と入力用板体の間に設置され左右方
    向と直交する方向の加重量を検知する第2のセンサを設
    けた請求項2記載の入力用装置。
  4. 【請求項4】 平板の下面四隅に緩衝部材を設置した請
    求項2又は請求項3記載の入力用装置。
  5. 【請求項5】 人を乗せるための乗用装置を入力用板体
    上に設置した請求項2若しくは請求項4記載の入力用装
    置。
  6. 【請求項6】 乗用装置はトレーニング用自転車であ
    り、該自転車の車輪部の回転数を検知するセンサを設け
    た請求項5記載の入力用装置。
  7. 【請求項7】 下部方形状枠体と上部方形状枠体とから
    成る一対の方形状枠体の各方形状枠体に架設される枠体
    の中央部間に支軸を設けて両者を固着し、方形状枠体間
    に左右方向の加重量を検知するセンサを設置したことを
    特徴とする入力用装置。
  8. 【請求項8】 方形状枠体間に、左右方向と直交する方
    向の加重量を検知する第2のセンサを設けた請求項7記
    載の入力用装置。
  9. 【請求項9】 下部方形状枠体の下面四隅に緩衝部材を
    設置した請求項7又は請求項8記載の入力用装置。
  10. 【請求項10】上部方形状枠体の上方に、枠体の略半周
    囲に沿って配置される手すりを設けた請求項7若しくは
    請求項9記載の入力用装置。
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