JPH06233593A - 誘導負荷駆動装置 - Google Patents

誘導負荷駆動装置

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JPH06233593A
JPH06233593A JP1893693A JP1893693A JPH06233593A JP H06233593 A JPH06233593 A JP H06233593A JP 1893693 A JP1893693 A JP 1893693A JP 1893693 A JP1893693 A JP 1893693A JP H06233593 A JPH06233593 A JP H06233593A
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正和 守時
Tetsuya Nakayama
徹矢 中山
Daisuke Yoshida
大輔 吉田
Kenichiro Maeda
謙一郎 前田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低圧の電源回路を用い大型化およびコストアッ
プをもたらすことなく負荷電流の良好な立ち上がりを確
保できる誘導負荷駆動装置を提供することを目的とす
る。 【構成】誘導素子(Lc)とダイオード(Dc)とスイ
ッチング素子(Trc)と発振器等からなる昇圧回路
(10)と、昇圧回路(10)によって充電されるコン
デンサ(Cc)と、コンデンサ(Cc)に充電された電
荷を負荷(L)に供給するスイッチ回路(Trpl)
と、スイッチ回路(Trpl)の開閉のタイミングを制
御する制御回路(Tr等)と、負荷(L)に流れる電流
を検出してその値を制御する電流制御回路(20)を設
け、電源電圧(Vb)を誘導素子(Lc)の過渡特性を
利用して昇圧し、これを使ってコンデンサ(Cc)を徐
々に高圧に充電し、この充電電圧を駆動開始時に放電し
て駆動開始電圧として利用することにより、負荷電流の
良好な立ち上がりを確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誘導性負荷に印加す
る電源を開閉することにより該誘導性負荷に印加する平
均電流を制御する誘導負荷駆動装置に関し、特に該誘導
性負荷の駆動開始時に昇圧した電圧を印加して負荷電流
の良好な立ち上がりを確保するようにした誘導負荷駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導負荷、例えば、ソレノイドプ
ランジャやステッピングモータのコイルを駆動する誘導
負荷駆動装置としては、この誘導負荷と電源の間に半導
体スイッチ等からなる回路開閉手段を挿入して、これを
所定デューティ比で開閉することにより該誘導負荷に印
加される平均電圧または平均電流を制御する装置が用い
られている。この装置はチョッパ制御またはPWM(パ
ルス幅変調)制御として知られているもので、その従来
の代表的回路構成を図12及び図13に示す。
【0003】図12に示す回路は、いわゆるハイサイド
スイッチと呼ばれる回路構成で、スイッチ手段である2
つのトランジスタTR1、TR2及び2つの抵抗R0、
R1を具備して構成され、トランジスタTR1のベース
に所定デューティ比のPWM信号が加えられ、トランジ
スタTR2のエミッタに電源が接続され、トランジスタ
TR2のエミッタ、ベース間に抵抗R0が接続され、ト
ランジスタTR1のコレクタとトランジスタTR2のベ
ース間に抵抗R1が接続され、トランジスタTR1のエ
ミッタは接地されている。またこの回路の駆動対象であ
る誘導性負荷LにはフライホイールダイオードFDが並
列に接続され、フライホイールダイオードFDのカソー
ドはトランジスタTR2のコレクタに接続され、フライ
ホイールダイオードFDのアノードは接地されている。
【0004】かかる構成において、PWM信号がハイレ
ベルになり、トランジスタTR1がオンすると、これに
応答してトランジスタTR2がオンになり、電源はトラ
ンジスタTR2を介して誘導性負荷Lに印加され、電源
から、トランジスタTR2、誘導性負荷Lを介して負荷
電流が接地に流れる。このとき、この負荷電流は誘導性
負荷Lの特性から時間と共に増加し、最終的には誘導性
負荷L内の図示しない抵抗分と電源電圧によって与えら
れる飽和点で一定する。
【0005】ところで、上記のようなチョッパ制御を行
う場合、誘導性負荷に要求される平均電流値は上記飽和
点の電流値よりも低く、したがって、上記誘導負荷Lを
流れる負荷電流がその飽和点に達する前にPWM信号は
ハイレベルからローレベルになり、トランジスタTR1
はオンからオフになり、トランジスタTR2もオンから
オフになり電源は誘導性負荷Lから遮断される。
【0006】ここでトランジスタTR2のオン/オフタ
イミング、すなわちPWM信号のハイレベル/ローレベ
ルのタイミングは、例えば、時間のみを基準としたトラ
ンジスタTR2のオン/オフ比率制御(デューティコン
トロール)又は図示しない電流検出器により誘導性負荷
Lを流れる負荷電流を検出して、その瞬時値又は平均値
による定電流制御などの所定の基準によって決定され
る。
【0007】いずれの場合も、トランジスタTR2がオ
フになり、電源が誘導性負荷Lから遮断されると、誘導
性負荷Lを流れる負荷電流は、誘導性負荷Lの誘導成分
により、フライホイールダイオードFDを介して還流
し、回路の電気抵抗やフライホイールダイオードFDの
順方向電圧により次第に減少していく。
【0008】この状態で、再びPWM信号がローレベル
からハイレベルになり、トランジスタTR1がオンにな
り、トランジスタTR2もオンになると、電源は再び誘
導性負荷Lに接続され、誘導性負荷Lを流れる負荷電流
は順次増加する。このとき、トランジスタTR2のコレ
クタから誘導性負荷Lに至る信号線は、トランジスタT
R2がオンしている間は電源電圧にチャージされ、また
トランジスタTR2がオフしている間は接地電位、すな
わち0V或いはフライホイールダイオードFDの順方向
電圧により僅かに負となる電位を持つ。
【0009】ところで、トランジスタTR2がオンした
とき、誘導性負荷Lに流れる負荷電流iは、誘導性負荷
LのインダクタンスをL、電源電圧をEとするとき E=L・di/dt で表される傾きで時間tに対して増加する。
【0010】ここで、誘導性負荷駆動の、例えば応答性
を高めるために、この負荷電流の良好な立ち上がり(増
加率)を確保しようとすると、誘導性負荷Lのインダク
タンスLを軽減するか電源電圧Eを増加しなければなら
ない。
【0011】しかし、誘導性負荷LのインダクタンスL
を軽減することは、例えば誘導性負荷Lの駆動により動
作する装置のトルクの減少に繋がるので、要求される制
御対象との関係から好ましくない。また電源電圧の増加
は車両等の低電圧電源しか有しないシステム内では通常
の方法では難しい。
【0012】図13に示す回路は、いわゆるローサイド
スイッチと呼ばれる回路構成で、この回路においても上
述したと同様の問題が起きる。図13に示す回路におい
て、トランジスタTR1のベースに所定デューテイ比の
PWM信号が加えられ、トランジスタTR1のエミッタ
は接地される。またこの回路の駆動対象である誘導性負
荷LにはフライホイールダイオードFDが並列に接続さ
れ、フライホイールダイオードFDのアノードはトラン
ジスタTR1のコレクタに接続されている。
【0013】この回路構成においても、負荷電流iの増
加率は、誘導性負荷LのインダクタンスをLと電源電圧
Eとの関数で決定されるため、負荷電流の良好な立ち上
がりを確保しようとすると、少なくとも駆動開始時に電
源電圧を増加しなければならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
誘導負荷駆動装置では電源電圧を上げて誘導性負荷電流
の立ち上がりを改善するため、電源が高価で大型になる
などの問題点があった。そこで、この発明では、このよ
うな問題を解決して、車輌など低圧の電源しか有しない
構成で使用しても負荷電流の良好な立ち上がりを確保す
ることができ、廉価で小形な誘導負荷駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、誘導素子とダイオードとスイッチング
素子とスイッチング素子を一定周期でオン/オフする発
振器等からなる昇圧回路と、昇圧回路によって充電され
るコンデンサと、コンデンサに充電された電荷を負荷に
供給するスイッチ回路と、スイッチ回路の開閉のタイミ
ングを制御する制御回路と、負荷に流れる電流を検出し
てその値を制御する電流制御回路を設け、電源電圧を誘
導素子の過渡特性を利用して昇圧し、これを使って昇圧
回路のコンデンサを徐々に高圧に充電し、このコンデン
サの充電電圧を駆動開始時に放電して駆動開始電圧とし
て利用することを特徴とする。
【0016】
【作用】この発明では、この様に誘導素子に流れる電流
を繰り返し断続し、誘導素子の過渡現象を利用してコン
デンサに充電された電圧を駆動開始電圧とすることによ
り、低圧の電源からでも高圧の駆動電圧が得られ、誘導
負荷に流れる電流の立ち上がりを改善することができ
る。しかも、回路が比較的簡単にでき、廉価で小形な誘
導負荷駆動装置を実現することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明にかかる誘導
負荷駆動装置の実施例を詳細に説明する。
【0018】図1は、この発明の誘導負荷駆動装置の第
1の実施例を示したものである。この実施例の誘導負荷
駆動装置は図12に示したハイサイドスイッチと呼ばれ
る回路構成にこの発明を適用している。先ず昇圧回路の
電源、誘導素子Lc、抵抗素子Rc、スイッチング素子
Trcの回路について考える。スイッチング素子Trc
は発振器出力により一定周期でオン/オフされている。
スイッチング素子Trcがオンされたとき誘導素子L
c、抵抗素子Rcを流れる電流Icは、電源電圧をV
b、誘導素子LcのインダクタンスをLc、抵抗素子R
cの抵抗値をRcとすると Rc・Ic+Lc・dIc/dt=Vb に従って変化し、定常状態でVb/Rcを最大値にして
飽和する。そしてこの状態でスイッチング素子Trcが
オフした瞬間には誘導素子Lcの両端にはダイオードD
c側を高電位側として、Lc・dIc/dtなる高電圧
が発生し、ダイオードDcを通してコンデンサCcを徐
々に高電圧に充電していく。
【0019】このときダイオードDcに流れる電流Id
(t)は Id(t)=(Lc・dIc/dt−Vdc−Vc(t))/Rc 但し、VdcはダイオードDcの順方向電圧、Vc
(t)はコンデンサCcの端子電圧であり、電流Id
(t)は Lc・dIc/dt−Vdc−Vc(t)>0 の期間のみ流れる。
【0020】電流Id(t)はまたコンデンサCcに充
電される電荷量の導関数であるので dQc(t)/dt=Id(t) また、コンデンサCcの容量をCcとすると dVc(t)=dQc(t)/Cc したがって dVc(t)/dt=Id(t)/Cc スイッチング素子Trcが1回オフすることによるサー
ジによって、コンデンサCcに充電されて変化するコン
デンサCcの端子電圧の増分ΔVcは ΔVc=1/Cc・∫Id(t)・dt 但し積分期間は Lc・dIc/dt−Vdc−Vc
(t)>0の期間のみである。
【0021】Vcoをスイッチング素子Trcがオフし
たときのコンデンサCcの端子電圧Vc(t)の初期値
とすると、Vc(t)はスイッチング素子Trcのオン
/オフごとに次式のように変化しながら、充電されてい
く。
【0022】 Vc(t)=Vco+1/Cc ・∫((Lc・dIc/dt−Vdc−Vc(t))/Rc)・dt 但し積分期間は Lc・dIc/dt−Vdc−Vc
(t)>0の期間にかぎる。 これによりスイッチング
素子Trcのオン/オフを繰り返してコンデンサCcを
充分な高電圧Vcにまで充電出来る。
【0023】昇圧回路のコンデンサCcに充分な高電圧
Vcが充電され負荷Lに電流を流したい時は、負荷Lと
昇圧回路を繋ぐスイッチング素子Trplをオンにす
る。このとき負荷Lに流れる電流IとコンデンサCcの
端子電圧Vc(t)の関係は、負荷Lのインダクタンス
をL、抵抗成分をR、負荷Lに直列に繋がれた電流検出
用抵抗Rsの抵抗値をRsとすると (R+Rs)・I+L・dI/dt=Vc(t) Vc(t)=Vc(0)−1/Cc・∫I・dt から (R+Rs)・I+L・dI/dt +1/Cc・∫I・dt=Vc(0) ここで、Vc(0)はスイッチング素子Trplをオン
にする瞬間のコンデンサCcの端子電圧Vc(t)の初
期値。
【0024】この式より得られる電流Iの応答時間を、
ラプラス変換の手法で解くと、 I(t)=1/β・exp(−α・t)・sin(β・t)・Vc(0) β=√(1/(L・Cc)−(R+Rs)/4L) α=(R+Rs)/(2L) これに対し、単に電圧Vbを負荷回路に印加しただけの
場合に負荷Lに流れる電流をI´(t)とすると、その
立ち上がりは、 I´(t)=Vb/(R+Rs) ・(1−exp(−(R+Rs)/L・t)) に従う。
【0025】この2つのケースの電流の応答の相違を次
の数値の例について図2に示す。
【0026】 R+Rs=0.1[Ω] L=1[mH] Cc=100[μF] Vc(0)=120V Vb=12[V] 図2の(1)の曲線がI(t)に、(2)の曲線がI´
(t)に相当し、前者の場合は振動しながら、やがて0
Aに収斂し、後者の場合は単調に増加しながら120A
に集束する。この2つの曲線の立ち上がりだけを見てみ
ると、前者の立ち上がりのほうが明らかに勝れているの
で、この発明ではこの立ち上がりの特性を利用するよう
にし、充電用コンデンサCcの端子電圧Vc(t)が電
源電圧Vbよりも高い間はその電圧で負荷Lに電流を流
し、充電用コンデンサCcの端子電圧Vc(t)が電源
電圧Vbより低くなるとダイオードDpを通じて電源電
圧Vbが直接負荷Lに電流を流すように構成する。
【0027】図3は、充電用コンデンサCcの容量によ
る立ち上がり特性の差を示したもので、図3の(1)は
図2と同一の定数でCcが100μFの場合、(2)は
Ccのみを1000μFにふやした場合を示す。コンデ
ンサCcの容量が大きいほど立ち上がりは改善される。
また、I(t)の式からも判るように充電用コンデンサ
Ccに充電する電圧、すなわちVc(0)を大きくすれ
ば負荷Lに流れる電流Iの値をそれに比例して大きくで
きる。
【0028】そして、負荷Lに流れる電流Iの値が所定
値に達したことを、電流検出用抵抗Rsの両端の電位差
から差動増幅器AmpとコンパレータCompで検出し
てスイッチング素子Trplを再びオフにする。これに
より電流IはフライホイールダイオードをDfとする
と、フライホイール回路L、Rs、GND、Df、Rを
通して流れ、その結果、電流Iの値が所定値より低下し
たことを電流検出用抵抗Rsの両端の電位差から差動増
幅器AmpとコンパレータCompが検出した場合はス
イッチング素子Trplを再度オンにする。この繰り返
しにより負荷Lに流れる電流Iの値を一定値に保つこと
ができる。なおゲート回路ANDはコンパレータCom
pの出力と負荷駆動タイミング信号の論理積をとって負
荷駆動電流の投入タイミングを制御するANDゲートで
あり、インピーダンスZcはコンデンサCcの保護用で
ある。
【0029】図4は、図1に示した回路の各部の信号波
形を示したものである。発振器からの矩形波出力がスイ
ッチング素子Trcのベースに加わると、スイッチング
素子Trcは図4(a)に示すようにオン/オフする。
その時のスイッチング素子Trcのコレクタ電圧は図4
(b)のようになり、スイッチング素子Trcのオフす
る瞬間に高電圧が誘起され、その電圧がコンデンサCc
の端子電圧Vc(t)より高くなるとダイオードDcを
通ってコンデンサCcを充電する。そうしてスイッチン
グ素子Trcが繰返しオン/オフされると、コンデンサ
Ccの端子電圧Vc(t)は図4(c)に示すように徐
々に高くなっていく。このコンデンサCcの端子電圧V
c(t)が所定値Vc(0)に達したとき、ゲート回路
ANDの入力の1端に図4(d)のような負荷Lの駆動
タイミング信号を加えるとスイッチング素子Trplが
オンし、負荷Lを流れる電流I(図4(f))は急速に
上昇する。電流Iの値は電流検出用抵抗Rsと差動増幅
器Ampで検出され、図4(e)に示す設定値とコンパ
レータCompで比較される。そうしてコンパレータC
ompの出力(図4(g))がゲート回路ANDの他端
に加えられ、駆動タイミング信号との論理積でスイッチ
ング素子Trplを図4(h)に示すようにオン/オフ
し、これで電流I(図4(f))を保持する。
【0030】図5は、4相ステッピングモータの駆動回
路にこの発明を適用した本発明の第2の実施例を示した
ものである。
【0031】4相ステッピングモータの各相のコイルL
A〜LDの1端はそれぞれスイッチング素子Trpla
〜Trpld、逆流防止用ダイオードDpa〜Dpdを
介して電源に接続されている。スイッチング素子Trp
la〜Trpldと逆流防止用ダイオードDpa〜Dp
dの接続点は相選択スイッチSwで選択されて充電回路
10に接続される。ここで充電回路10は図1に示した
回路の一点鎖線で囲った回路部分10と同等の回路であ
る。
【0032】一方コイルLA〜LDの他端は電流検出用
抵抗Rsa〜Rsdを介して接地されている。またコイ
ルLA〜LDと電流検出用抵抗Rsa〜Rsdからなる
直列回路には、それぞれ、フライホイールダイオードD
fa〜Dfdが並列に接続されている。電流検出用抵抗
Rsa〜Rsdの両端の電位差で検出された各相のコイ
ルLA〜LDを流れる電流の値は、それぞれA相電流制
御回路20−1、B相電流制御回路20−2、C相電流
制御回路20−3、D相電流制御回路20−4に入力さ
れる。これらの各相電流制御回路20−1〜20−4
は、図1に示した回路の点線で囲った回路部分20と同
等の回路である。これらの各相電流制御回路20−1〜
20−4にはまた、各相ごとの駆動タイミング信号(図
6(a)〜(d))が加えられる。
【0033】この回路の動作を図6を参照して説明す
る。4相ステッピングモータは図6(a)〜(d)で示
されるような駆動タイミング信号によって、互いに一定
の順序で励磁、解磁を繰り返すようになっている。この
励磁の際の負荷電流の立ち上がりを、この発明を適用す
ることにより改善する。充電回路10が接続されている
相切換スイッチSwはこの駆動タイミング信号と同期し
て、図6(e)で示すようにオフ状態と各接点A〜Dと
の接続状態を繰り返すように設定されている。相切換ス
イッチSwは各相の駆動が切り替わって大電流が必要な
瞬間に、例えばA相に駆動が切り替わる瞬間に、接点A
と接続されて、充電回路10内のコンデンサCcに充電
された高電圧をスイッチング素子Trplaを介してコ
イルLAに流しコイルLAを流れる負荷電流を急激に増
大させる。コンデンサCcの放電が進み、各相のコイル
LA〜LDに大電流が不要になったときに相切換スイッ
チSwはオフになり、次にB相に放電するまでのオフの
間に充電回路10内のコンデンサCcが再び高電圧に充
電される。
【0034】このコンデンサCcの充放電と、相切換ス
イッチSwの切り替えオン/オフは他の相、すなわちB
相、C相、D相に対しても同様に行われ、D相が終わる
と再びA相に戻って繰返し行われる。図6(f)〜
(i)は各相のコイルLA〜LDの1端に加えられるド
ライブ電圧を模式的に示したもので、駆動タイミング信
号と相切換スイッチSwの切り替えと同期して変化す
る。
【0035】このようにステッピングモータの各相の駆
動が切り替わる瞬間にコイルに高電圧を掛けることによ
り、電流の立上がりを速め、同期ずれを防止することが
できる。尚、本実施例では、充電回路10を1つだけ設
け、相切換スイッチSwで切り替えて用いるようにした
が、各相毎に充電回路を別々に設けて、相切換スイッチ
Swを削除しても同様の効果が得られることは、申すま
でもない。この場合は充電時間を本実施例の場合より長
くとれるので、充電時間が足りない場合には、有効であ
る。
【0036】図7は、この発明の誘導負荷駆動装置の第
3の実施例である。この実施例の誘導負荷駆動装置は第
1の実施例のスイッチング素子Trplの代わりに、ス
イッチング素子TrpとTrlを設け、スイッチング素
子Trlを電流検出用抵抗RsとGNDの間におき、フ
ライホイールダイオードDfをスイッチング素子Trl
と電流検出用抵抗Rsの接続点から充電用コンデンサC
cとの間において、フライホイール環路を接地から浮か
して、L、Rs、Df、Trp、Rで構成したものであ
る。
【0037】この回路では電流の立ち上げ時にはスイッ
チング素子TrpとTrlを同時にオンする。負荷Lを
流れる電流を設定値に制御するためにはスイッチング素
子Trlを用い.コンパレータComp出力で負荷Lを
流れる電流が設定値より大きい時はスイッチング素子T
rlをオフにし小さいときはオンにする事で電流値を設
定値に追従させる。負荷Lを駆動する期間が終了したと
きは、スイッチング素子TrpとTrlを同時にオフす
る。このとき、負荷Lを流れる電流のエネルギーをフラ
イホイールダイオードDfを介して、Rs、Df、C
c、GND、電源、Dp、R、Lの順に還流してCcに
充電することができ、電力消費量を減らして全体の効率
を向上することができる。なお、この回路でインピーダ
ンスZcはコンデンサCcの、インピーダンスZlはス
イッチング素子Trlの保護用のインピーダンスであ
る。
【0038】図8は、この回路の各部の波形を示したも
ので図8(a)はスイッチング素子Trcのオン/オフ
波形、図8(b)はスイッチング素子Trcのコレクタ
電圧波形、図8(c)はコンデンサCcの端子電圧Vc
の波形、図8(d)は駆動タイミング信号波形、図8
(e)は電流設定値、図8(f)は負荷Lを流れる電流
波形、図8(g)はコンパレータComp出力、図8
(h)はスイッチング素子Trlのオン/オフ波形を示
し、図4とほぼ同じ位置の波形を同じ順序で示してい
る。図8(c)に示したコンデンサCcの端子電圧Vc
波形ではスイッチング素子Trpがオフした瞬間に負荷
電流Lによる電圧の上昇がみられる。また図8(i)は
負荷Lと電流検出要抵抗Rsとの接続点の電圧波形Vl
を示し、ここにはスイッチング素子TrpまたはTrl
がオフする瞬間にサージ電圧が発生していることが示さ
れている。この実施例の欠点は、このサージ電圧に見ら
れるように、スイッチング素子Trlのオン時とオフ時
で電流検出要抵抗Rsに流れる電流の基準が変わってく
るため、電流の検出、ことにスイッチング素子Trlの
オフ時の電流検出が困難な点である。
【0039】図9は、4相ステッピングモータの駆動回
路に本発明の第3の実施例を適用した本発明の第4の実
施例を示したものである。この回路も図5に示した回路
と同様に、駆動タイミング信号に同期して動作し、ステ
ッピングモータの各相の駆動が切り替わる瞬間にコイル
に高電圧を掛けて各相の電流の立上がりを速める。
【0040】図10は、本発明の第5の実施例を示す。
この例は本発明の第3の実施例とほぼ同じ回路である
が、電流検出用抵抗Rsを電位が安定しているスイッチ
ング素子Trlのエミッタ側のGNDとの間に設けた点
が第3の実施例と異なっている。こうするとスイッチン
グ素子Trlがオンの間は安定した電流検出ができる
が、スイッチング素子Trlがオフになると電流値は検
出できない。そのため一度オフにしたスイッチング素子
Trlをオンにするためにワンショット回路Osを用い
る。
【0041】コンパレータCompの出力にワンショツ
ト回路Osを設けておく。コンパレータCompは電流
検出用抵抗Rsに所定以上の電流が流れたことを検出す
るが、その出力を受けてワンショット回路Osはスイッ
チング素子Trlを一定時間だけオフする信号を出力す
る。一定時間が過ぎるとこの信号は自動的にスイッチン
グ素子Trlをオンにする。これにより、電流検出用抵
抗Rsに負荷電流Lが再び流れ、電流値の検出が可能に
なる。負荷電流Lがまだ所定以上であるとコンパレータ
Compの出力に応じて再びワンショット回路Osが働
いて再度一定時間スイッチング素子Trlをオフにす
る。一方、負荷電流Lが所定値以下であれば、コンパレ
ータCompが、したがってワンショット回路Osが働
かないので、スイッチング素子Trlはオン状態を続
け、負荷電流Lを増加する働きをする。これにより第3
の実施例の欠点であった電流検出の不安定さが除去でき
る。
【0042】図11は、このときの各部の波形を示すも
ので、図11(a)はスイッチング素子Trcのオン/
オフ波形、図11(b)はスイッチング素子Trcのコ
レクタ電圧波形、図11(c)はコンデンサCcの端子
電圧Vcの波形、図11(d)は駆動タイミング信号波
形、図11(e)は電流設定値、図11(f)は負荷L
を流れる電流波形、図11(g)はコンパレータCom
p出力でこれらは図4および図8の(a)〜(g)と対
応している。図11(h)はワンショット回路Osの出
力波形を、図11(i)はスイッチング素子Trlのオ
ン/オフ波形を示し、また図11(j)は負荷Lと電流
検出要抵抗Rsとの接続点の電圧波形Vlを示す。
【0043】このように、上記実施例では、誘導素子L
cに過渡応答で誘起される高電圧をコンデンサCcに充
電し、誘導性負荷Lを駆動する瞬間に、この高電圧を負
荷Lに加えるようにすることにより、誘導性負荷Lに流
れる電流Iの立ち上がりを改善することができ、立ち上
がりの遅れを防止することができる。
【0044】なお図面の中で、各スイッチング素子をバ
イポーラトランジスタで表記したが、それに限らず、同
様の働きをするFET等の他のトランジスタやメカニカ
ルリレーを用いることができるし、これらを混在して用
いることも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、誘導
素子とダイオードとスイッチング素子とスイッチング素
子を一定周期でオン/オフする発振器等からなる昇圧回
路と、昇圧回路によって充電されるコンデンサと、コン
デンサに充電された電荷を負荷に供給するスイッチ回路
と、スイッチ回路の開閉のタイミングを制御する制御回
路と、負荷に流れる電流を検出してその値を制御する電
流制御回路を設け、電源電圧を誘導素子の過渡特性を利
用して昇圧し、これを使って昇圧回路のコンデンサを徐
々に高圧に充電し、このコンデンサの充電電圧を駆動開
始時に放電して駆動開始電圧として利用するように構成
したので、電源回路を大型化すること無く、低圧の電源
からでも高圧の駆動電圧が得られ、誘導負荷に流れる電
流の立ち上がりを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の誘導負荷駆動装置の第1の実施例を
しめす回路図。
【図2】この発明の誘導負荷駆動装置による場合と、電
源を印加しただけの場合との誘導性負荷への駆動電流の
立ち上がりを比較して示した波形図。
【図3】図2で充電用コンデンサの容量を大きくした場
合の誘導性負荷への駆動電流の立ち上がりの変化を示し
た波形図。
【図4】図1に示したこの発明の第1の実施例の各部の
動作を説明するための波形図。
【図5】この発明の第1の実施例を4相ステッピングモ
ータの駆動回路に適用したこの発明の第2の実施例の回
路図。
【図6】図5に示したこの発明の第2の実施例の動作を
説明するためのタイミングチャート。
【図7】この発明の誘導負荷駆動装置の第3の実施例を
しめす回路図。
【図8】図7に示したこの発明の第3の実施例の各部の
動作を説明するための波形図。
【図9】この発明の第3の実施例を4相ステッピングモ
ータの駆動回路に適用したこの発明の第4の実施例の回
路図。
【図10】この発明の誘導負荷駆動装置の第5の実施例
をしめす回路図。
【図11】図10に示したこの発明の第5の実施例の各
部の動作を説明するための波形図。
【図12】誘導負荷装置の従来例を示す回路図。
【図13】誘導負荷装置の他の従来例を示す回路図。
【符号の説明】
10 充電回路 20 電流制御回路 Amp 差動増幅器 AND アンドゲート Cc コンデンサ Comp コンパレータ Dc、Dp、Dpa〜Dpd ダイオード FD、Df、Dfa〜Dfd フライホイールダイオ
ード L 誘導性負荷 Lc、LA〜LD 誘導素子又は誘導成分 Os ワンショット回路 Rc、R、RA〜RD、R1〜R5 抵抗又は抵抗成
分 Rs 電流検出用抵抗 Tr、Trc、Trl、Trla〜Trld、Trp、
Trpl、Trpla〜Trpld スイッチング素
子 Vb 電源 Zc、Zl インピーダンス
フロントページの続き (72)発明者 前田 謙一郎 神奈川県平塚市四ノ宮2597 株式会社小松 製作所エレクトロニクス事業部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧よりも高電圧にコンデンサを充
    電する充電手段と、 該充電手段で充電されるコンデンサと、 該コンデンサの電荷あるいは電源電圧を誘導性負荷に供
    給するスイッチ手段と、 前記コンデンサの端子電圧が
    電源電圧よりも高い間は前記コンデンサの電荷を、前記
    コンデンサの端子電圧が電源電圧より低くなると電源電
    圧を該スイッチ手段に供給するダイオードと、 前記スイッチ手段の開閉を制御する制御手段と、 前記誘導性負荷に流れる電流値を制御するための電流検
    出手段と電流制御手段を具備して構成した事を特徴とす
    る誘導負荷駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記誘導性負荷を流れる電流エネルギー
    を前記コンデンサに返還する回路を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の誘導負荷駆動装置。
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