JPH0623225B2 - 紫外線硬化型樹脂組成物 - Google Patents

紫外線硬化型樹脂組成物

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JPH0623225B2
JPH0623225B2 JP16977286A JP16977286A JPH0623225B2 JP H0623225 B2 JPH0623225 B2 JP H0623225B2 JP 16977286 A JP16977286 A JP 16977286A JP 16977286 A JP16977286 A JP 16977286A JP H0623225 B2 JPH0623225 B2 JP H0623225B2
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、高弾性率、高伸び、低吸水率、低粘度の硬化
物を与える紫外線硬化型樹脂組成物に関する。この紫外
線硬化型樹脂は、コーティング材として利用されるが、
特に光ファイバの2次被覆材として有効である。
〔従来技術〕
光ファイバは、その表面に微少なキズがあると強度低下
が起こるため、一般に線引きと同時に樹脂によるコーテ
ィングが行なわれる。このコーティングは、2層にわた
って施され、表面を直接保護するために、低モジュラス
の1次被覆材とファイバに強度を与えるための高モジュ
ラスの2次被覆材とから成るものが一般的である。さら
に、これらコーティング材としては、生産性の向上とい
う目目的から線引き速度を速めるために、紫外線硬化型
の樹脂が用いられるようになってきた。
2次被覆材には、種々の特性が要求されるが、特に、機
械的強度を保ち、マイクロベンディングによるファイバ
の光伝送損失の増大を防ぐために、適度の弾性率と伸び
が要求される。また、湿度、水からの保護という点か
ら、低吸水率であることも要求される。さらに、加工時
のファイバの線引き速度を速めて生産性を上げるため
に、硬化速度の速いことが要求される。
従来、光ファイバの2次被覆としては、機械的強度を保
ち、マイクロベンディングによる光ファイバの光伝送損
失の増大を防ぐという点から弾性率が10kg/mm2以上、
伸びが10%以上の材料が用いられ、また、耐水、耐湿
性を保つ点から吸水率が4%以下の材料が用いられ、さ
らに、高速で光ファイバを線引きし、生産性の向上をは
かるという点で粘度が10000cps以下の材料が好ま
しく使用されている。しかしながら、これらのコーティ
ング材は、例えば、弾性率が充分であるが吸水率が高か
ったり、弾性率、伸びは充分であるが粘度が高かった
り、さらには、硬化速度が遅いという欠点があり、これ
らすべての特性をほどなく満足する材料ではなかった。
〔発明の目的〕
本発明は、高弾性率、高伸び、低吸水率、低粘度、高速
硬化の紫外線硬化型樹脂組成物を提供することを目的と
する。この組成物は、特に、光ファイバの2次被覆材と
して有効に利用される。
〔発明の構成〕
この目的を達成するために、本発明は、分子量650〜
1300のポリテトラメチレングリコールの両末端に水
素添加4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを
反応させ、さらに、1分子中にヒドロキシル基とアクリ
ロイル基とを有する化合物を反応させて得られるウレタ
ンアクリレート100重量部に対し、下記式(1)の化合
物を、又は下記式(1)の化合物および下記式(2)の化合物
を合わせて10〜140重量部配合してなる紫外線硬化
型樹脂組成物を要旨とする。
また、本発明は、分子量650〜1300のポリテトラ
メチレングリコールの両末端に水素添加4,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネートを反応させ、さらに、1
分子中にヒドロキシル基とアクリロイル基とを有する化
合物を反応させて得られるウレタンアクリレート100
重量部に対し、下記式(1)の化合物、又は下記式(1)の化
合物および下記式(2)の化合物を合わせて10〜140
重量部配合し、さらに、N−ビニルピロリドンを1〜4
0重量部配合してなる紫外線硬化型樹脂組成物を要旨と
するものである。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
(a) ウレタンアクリレート。
ポリテトラメチレングリコール(分子量650〜130
0)の両末端に水素添加4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート(水添MDI)を反応させ、さらに、1
分子中にヒドロキシル基とアクリロイル基とを有する化
合物を反応させて得られるアクリルオリゴマーである。
ここで、1分子中にヒドロキシル基とアクリロイル基を
有する化合物とは、例えば、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレートのよう
な化合物をさす。また、イソシアナート化合物として
は、MDI(ジフェニルメタンジイソシアナート)、T
DI(トリレンジイソシアナート)、IPDI(イソホ
ロンジイソシアナート)、HDI(ヘキサメチレンジイ
ソシアナート)、水添MDI等が挙げられるが、本発明
では水添MDIを使用する。水添MDIが高速硬化の組
成物を得る上で、最も好ましいからである。さらに、グ
リコール成分としては、ポリエステルグリコール、ポリ
プロピレングリコール等があが、得られる組成物の耐水
性、耐熱性を高める上で、本発明ではポリテトラメチレ
ングリコールを使用する。その分子量としては、得られ
る組成物に充分な弾性率と伸びを与える上で650〜1
300が好ましい。すなわち、分子量が650未満であ
ると充分な伸びが得られず、1300超であると充分な
弾性率を得ることができないためである。
(b) トリス(2−アクリロキシエチル)イソシアヌレ
ート(前記式(1))、ジアクリレート(前記式(2))。
これらの化合物において、(1)を単独、又は(1)と(2)の
両方を使用する。これらの化合物を用いることは、得ら
れる組成物を紫外線により硬化させて得られる硬化物
に、伸びを変化させることなく弾性率を高め、かつ、低
吸水率という性質を与える上で重要であり、その割合と
しては、ウレタンアクリレート100重量部に対して、
10〜140重量部であり、好ましくは、30〜100
重量部である。すなわち、10重量部未満であると弾性
率が10kg/mm2以下となり、140重量部超であると伸
びが10%以下となり、光ファイバの2次被覆材として
必要な機械的性質が充分でなくなるからである。さら
に、両方の化合物を用いる場合、トリス(2−アクリロ
キシエチル)イソシアヌレート(式(1))およびジアク
リレート(式(2)合わせて10〜140重量部中、式(2)
で示されるジアクリレートは20重量部以下である。式
(2)で示されるジアクリレートは含まなくてもよいが粘
度、結晶化等の性質を改良する上で含むことがよく、そ
の効果の表せる量として20重量部以下である。また、
20重量部超であると硬化速度が著しく遅くなるので好
ましくない。
これら2種類のアクリレートを使用することは、低吸水
率の硬化物を得る上で重要である。吸水率が大きいと光
ファイバの強度を低下させるからである。
さらに、粘度を調節し、作業性等を改良する上で、種々
の反応性希釈剤を用いることができる。反応性希釈剤と
しては、種々のモノアクリレートをいい、例えば、2−
エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−メトキシエチ
ルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2
−ブトキシエチルアクリレート、2−フェノキシエチル
アクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシ
クロペンテニルオキシエチルアクリレート、イソボニル
アクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、
フェノキシジエチレングリコールアクリレート、ノニル
フェノキシエチレングリコールアクリレートなどであ
り、特に、フェノキシエチルアクリレート、イソボニル
アクリレート、フェノキシジエチレングリコールアクリ
レート、ジシンクロペンテニルオキシエチルアクリレー
トが有効である。これらは、1種または2種以上を組み
合わせて使用してもよい。また、これらモノアクリレー
トの割合は、特に限定されるものではないが、ウレタン
アクリレート、トリス(2−アクリロキシエチル)イソ
シアヌレート、式(2)で示されるジアクリレートからあ
らわれる弾性率、伸び、吸水率等の性質を損なわないと
いう意味で、ウレタンアクリレート100重量部に対し
て60重量部以下であることが好ましい。
また、用いられる光重合開始剤としては、ラジカル開裂
型、水素引きぬき型等いずれの開始剤も使用でき、例え
ば、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベ
ンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、2−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、ベンジル、ベ
ンゾフェノン、2−メチル〔4−(メチルチオ)フェニ
ル〕2−モルフォリノ−1−プロパノン、2−メチルア
ントラキノン、2,4−ジエチルチオキサントンなどが
有効に使用される。その使用割合としては0.5〜10
重量%以下、好ましくは1〜5重量%以下である。
さらに、本発明の組成物には、種々の添加剤、例えば、
酸化防止剤、重合禁止剤、レベリング剤、消泡剤などを
添加してもよい。
上記のように、ウレタンアクリレート、トリス(2−ア
クリロキシエチル)イソシアヌレート、式(2)で示され
るジアクリレート、反応性希釈剤、光重合開始剤から成
る本発明の紫外線硬化型樹脂組成物は、光ファイバの2
次被覆材として使用可能な充分な弾性率、伸び、吸水
率、粘度を与えるもので、かつ高速硬化性であることと
合わせて今までにない各特性バランスのすぐれた硬化物
を得ることのできる紫外線硬化型樹脂組成物である。
上記の紫外線硬化型樹脂組成物は、このままでも充分に
光ファイバの2次被覆材として使用可能であるが、より
光ファイバの線引き速度を高め、生産性を向上させるこ
とが要求されている。このために、本発明では、上記組
成物にN−ビニルピロリドンを配合することで、他の特
性を変化させることなく硬化速度を挙げることを可能と
した。すなわち、ウレタンアクリレート100重量部に
対し、式(1)で示されるトリス(2−アクリロキシエチ
ル)イソシアヌレートを10〜140重量部配合するか
又はこのイソシアヌレートと式(2)で示されるジアクリ
レートとを合わせて10〜140重量部配合すると共
に、N−ビニルピロリドンを1〜40重量部配合し、さ
らに反応性希釈剤、光開始剤を配合してなる紫外線硬化
型樹脂組成物である。
N−ビニルピロリドンの配合割合としては、1〜40重
量部、好ましくは3〜20重量部である。1重量部未満
であると硬化速度に影響を与えず、40重量部超である
と吸水率が4%以上となり、大きくなるので、光ファイ
バの2次被覆材として好ましくないからである。また、
N−ビニルピロリドンを使用するにあたって、弾性率、
伸び、吸水率、硬化速度等の特性バランスを保つために
は、式(1)で示されるトリス(2−アクリロキシエチ
ル)イソシアヌレート、式(2)で示されるジアクリレー
トと共に用いることが好ましい。特に、吸水率を低く保
つためにはこのことが重要である。
このようにしてなる本発明の紫外線硬化型樹脂組成物
は、より高速硬化でき、特性バランスのよい硬化物を与
えるので、光ファイバの2次被覆材として有効に使用さ
れる。
以下に、実施例および比較例を示す。
実施例、比較例 表1、表2、表3、および表4に示す配合内容(重量
部)で下記の化合物を配合し、樹脂組成物を調製した。
下記式(3)のウレタンアクリレート。
下記式(4)のフェノキシエチルアクリレート。
下記式(1)のトリス(2−アクリロキシエチル)ト
リイソシアヌレート。物 下記式(2)のジアクリレート。
硬化物の物性は、これらの樹脂組成物に紫外線ランプ
(80w/cm2、1kwメタルハライドランプ)にて、所定
のエネルギーを与えて硬化させ、厚さ200μmのシー
トを作製した測定した。弾性率、伸びは、1000J/cm
2の紫外線を照射して作製した厚さ200μmのシート
を、プラスチック2号ダンベルにて打ちぬきJIS K7113
に従い測定した。硬化速度は、100mJ/cm2、1000
mJ/cm2の紫外線を照射して、作製した厚さは200μm
のシートについて上記と同様にそれぞれ弾性率を測定
し、1000mJ/cm2の弾性率を100%としたときに1
00mj/cm2での弾性率が何%になっているかによって表
した。吸水率は、1000mJ/cm2で硬化したシートにつ
いて、JIS K7209 B法にて測定した。これらの結果を
表1、表2、表3、および表4に示す。
表1において、実施例1〜6及び比較例1,2,3,
4,5は、フェノキシエチルアクリレートに光重合開始
剤を溶解させ、トリス(2−アクリロキシエチル)イソ
シアヌレート、ウレタンアクリレートをそれぞれ所定量
混合して、その弾性率、伸び、吸水率、硬化速度を測定
したものである。実施例1〜6では、弾性率が10kg/m
m2以上、伸びが10%以上であるが、比較例4が示すよ
うに、式(1)の化合物の割合が10重量部未満であると
弾性率が10kg/mm2以下となり、また、比較例5が示す
ように、式(1)の割合が140重量部超であると伸びが
10%以下となり、いずれの場合でも、光ファイバの2
次被覆材として充分ではないことを示している。
比較例1は、ポリテトラメチレングリコール(分子量85
0)の両末端にMDI(ジフェニルメタンジイソシアナ
ート)を反応させ、さらに、2HEA(2−ヒドロキシ
エチルアクリレート)を反応させて得られるウレタンア
クリレートを用いたものである。
比較例2,3は、同様にポリテトラメチレングリコール
の両末端にTDI(トリレンジイソシアナート)、IP
DI(イソホロンジイソシアナート)をそれぞれ反応さ
せ、さらに、2HEAを反応させて得られるウレタンア
クリレートを用いたものである。実施例2と比較すると
わかるように、いずれの場合も、硬化速度が遅く、イソ
シアナートとしては水添MDIが最も好ましいことを示
している。
表2において、実施例7〜12、比較例6,7は、式
(1)の化合物と式(2)の化合物を用いて表1の場合と同様
に、ウレタンアクリレート、フェノキシエチルアクリレ
ート、光開始剤を混合し、その弾性率、伸び、吸水率、
硬化速度を測定したものである。
表2中、式(2)で示されるジアクリレートを20重量部
用いた実施例7〜12では、弾性率が10kg/mm2、伸び
が10%以上となる。しかし、比較例6が示すように、
式(2)で示されるジアクリレートが30重量部であると
硬化速度が60%となり、硬化速度という点で好ましく
ない。また、比較例7は、ポリテトラメチレングリコー
ル(分子量850)の両末端にMDI(ジフェニルメタン
ジイソシアナート)を反応させ、さらに2−HEA(2
−ヒドロキシエチルアクリレート)を反応させて得られ
るウレタンアクリレートを用いたものである。実施例
8、実施例9と比較するとわかるように、このウレタン
アクリレートよりも先の式(3)で示されるところのウレ
タンアクリレートを用いた方が、硬化速度を速めるのに
有効である。
表3では、表1,表2の場合と同様の方法でそれぞれを
混合し、それにN−ビニルピロリドンを、割合を変えて
配合した。
実施例13〜17が示すように、弾性率10kg/mm2
上、伸びが10%以上、吸水率が4%以下で、さらに、
硬化速度も充分に速い(80%以上)ことがわかる。比
較例8が示すように、N−ビニルピロリドンの割合が4
5重量部であると吸水率が4%以上となり、好ましくな
い。
表4において、実施例18、19、20、21は、それ
ぞれ、表1の実施例3の配合物に対してN−ビニルピロ
リドンを5重量部、10重量部、20重量部、30重量
部配合したものである。これらの実施例18〜21で
は、実施例3に比して硬化速度が高まっており、さらに
弾性率も向上している。
第1図に式(1)の化合物の配合量、又は式(1)の化合物お
よび(2)の化合物の合わせた配合量と弾性率、伸びとの
関係を示す。この第1図から弾性率10kg/mm2以上、伸
び10%以上とするには、化合物(1)、又は化合物(1)お
よび(2)を用いる場合、ウレタンアクリレート100重
量部に対し10〜140重量部用いることが望ましいと
いうことが判る。
また、第2図にN−ビニルピロリドンの配合量と硬化速
度、吸水率との関係を示す。この第2図から、硬化速度
を80%以上、吸水率を4%以下とするには、その割合
をウレタンアクリレート100重量部、化合物(1)、化
合物(1)および(2)を合わせて10〜140重量部用いた
配合物に対し1〜40重量部用いることが望ましいとい
うことが判る。
つぎに、1次被覆としてヤング率0.1kg/mm2の紫外線
硬化型樹脂を、線引速度200m/分で125μmφに紡
糸した光ファイバに、250μmφまで被覆したのち3
kwのメタルハライドランプにより硬化させ、引続き実施
例14の樹脂を400μmφまで被覆し、3kwのメタル
ハライドランプにより紫外線を照射し硬化させた。得ら
れた光ファイバは、被覆による伝送損失の増加は認めら
れず、強度が6kgであった。さらに、被覆光ファイバは
60℃,95%RH湿熱試験60日経過後においても、伝
送損失増加及び強度劣化は認められなかった。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の紫外線硬化型樹脂組成物
は、ポリテトラメチレングリコール(分子量650〜1
300)の両末端に水添MDIを反応させ、さらに、1
分子中にヒドロキシル基とアクリロイル基とを有する化
合物を反応させて得られるウレタンアクリレートと、ト
リス(2−アクリロキシエチル)イソシアヌレート(式
(1))、又は式(1)の化合物と式(2)で示されるジアクリ
レートを含むか、或いはこれらとN−ビニルピロリドン
を含むので、弾性率、伸びの調節が可能であり、しか
も、弾性率10kg/mm2以上、伸び10%以上、吸水率4
%以下の硬化物が得られ、硬化速度も充分に速いので、
光ファイバの2次被覆材として有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は式(1)の化合物の配合量、又は式(1)の化合物お
よび式(2)の化合物の合わせた配合量と弾性率、伸びと
の関係図、第2図はN−ビニルピロリドンの配合量と硬
化速度、吸水率との関係図である。
フロントページの続き (72)発明者 西本 征幸 千葉県市原市八幡海岸通6 古河電気工業 株式会社千葉電線製造所内 (72)発明者 西村 真雄 千葉県市原市八幡海岸通6 古河電気工業 株式会社千葉電線製造所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子量650〜1300のポリテトラメチ
    レングリコールの両末端に水素添加4,4′−ジフェニ
    ルメタンジイソシアネートを反応させ、さらに、1分子
    中にヒドロキシル基とアクリロイル基とを有する化合物
    を反応させて得られるウレタンアクリレート100重量
    部に対し、下記式(1)の化合物を10〜140重量部配
    合してなる紫外線硬化型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】分子量650〜1300のポリテトラメチ
    レングリコールの両末端に水素添加4,4′−ジフェニ
    ルメタンジイソシアネートを反応させ、さらに、1分子
    中にヒドロキシル基とアクリロイル基とを有する化合物
    を反応させて得られるウレタンアクリレート100重量
    部に対し、下記式(1)の化合物および下記式(2)の化合物
    を合わせて10〜140重量部配合してなる紫外線硬化
    型樹脂組成物。
  3. 【請求項3】下記式(2)の化合物の配合量が20重量部
    以下である特許請求の範囲第2項記載の紫外線硬化型樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】分子量650〜1300のポリテトラメチ
    レングリコールの両末端に水素添加4,4′−ジフェニ
    ルメタンジイソシアネートを反応させ、さらに、1分子
    中にヒドロキシル基とアクリロイル基とを有する化合物
    を反応させて得られるウレタンアクリレート100重量
    部に対し、下記式(1)の化合物を10〜140重量部配
    合し、さらに、N−ビニルピロリドン1〜40重量部配
    合してなる紫外線硬化型樹脂組成物。
  5. 【請求項5】分子量650〜1300のポリテトラメチ
    レングリコールの両末端に水素添加4,4′−ジフェニ
    ルメタンジイソシアネートを反応させ、さらに、1分子
    中にヒドロキシル基とアクリロイル基とを有する化合物
    を反応させて得られるウレタンアクリレート100重量
    部に対し、下記式(1)の化合物および下記式(2)の化合物
    を合わせて10〜140重量部配合し、さらに、N−ビ
    ニルピロリドン1〜40重量部配合してなる紫外線硬化
    型樹脂組成物。
  6. 【請求項6】下記式(2)の化合物の配合量が20重量部
    以下である特許請求の範囲第5項記載の紫外線硬化型樹
    脂組成物。
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