JPH06231964A - スパイラルインダクタ - Google Patents

スパイラルインダクタ

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Publication number
JPH06231964A
JPH06231964A JP3739193A JP3739193A JPH06231964A JP H06231964 A JPH06231964 A JP H06231964A JP 3739193 A JP3739193 A JP 3739193A JP 3739193 A JP3739193 A JP 3739193A JP H06231964 A JPH06231964 A JP H06231964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
short
spiral
spiral inductor
pattern
inductance
Prior art date
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Pending
Application number
JP3739193A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenori Ueshima
健紀 上嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3739193A priority Critical patent/JPH06231964A/ja
Publication of JPH06231964A publication Critical patent/JPH06231964A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパイラル状のインダクタのパターン作成後
であっても、インダクタンスを変更できるようにする。 【構成】 スパイラル状の導体4間にショートパターン
4a,4b,5a,5bをパターニングし、該当ショー
トパターンを切断することにより、スパイラルインダク
タ1を所望のインダクタンスにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、導体をスパイラル状
にパターニングして成るスパイラルインダクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インダクタを作成する方法とし
て、ガラス基板,セラミック基板,半導体基板等に導体
をスパイラル状にパターニングする方法がよく用いられ
ている。図3は例えば、総合電子出版社編「マイクロ波
回路の基礎とその応用」P171に示された従来のスパ
イラルインダクタの構成例である。図3においては、1
は導体4をスパイラル状にパターニングされたスパイラ
ルインダクタである。2,3はスパイラルインダクタ1
の端子である。
【0003】次に動作について説明する。スパイラル状
パターンのスパイラルインダクタ1の両端子2,3に交
流電圧
【0004】
【数1】
【0005】を印加すると、誘導リアクタンスωLが発
生する。この時インダクタンスLは以下の式で示され
る。
【0006】
【数2】
【0007】なお、上記式は総合電子出版社編「マイク
ロ波回路の基礎とその応用」P172より抜粋したもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のスパイラルイン
ダクタは以上のような構成であるため、一度作成すると
インダクタンスが固定されてしまい、成膜状態やパター
ン精度等に依存するインダクタンスの規格外品の発生や
作成後のインダクタンスの変更が不可能であるなどの問
題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、作成後であってもインダクタン
スの変更ができるスパイラルインダクタを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るス
パイラルインダクタは、スパイラル状の導体4間を短絡
する短絡手段を備えたものである。
【0011】請求項2の発明に係るスパイラルインダク
タは、スパイラル巻数Nに対しN−1以下のショートパ
ターン4a,4b,5a,5bを短絡手段としてパター
ニングし、所望のインダクタンスになるように該当ショ
ートパターンを切断可能な構成にしたものである。
【0012】請求項3の発明に係るスパイラルインダク
タは、スパイラル巻数Nに対しN−1以下のターンパタ
ーンである6a,6b,7a,7bを短絡手段として用
い、所望のインダクタンスになるように該当ワイヤを接
続可能な構成にしたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明において、スパイラル状の導体
4間が短絡手段により短絡されると、インダクタンスが
変化する。
【0014】請求項2の発明において、ショートパター
ン4a,4b,5a,5bの内の該当ショートパターン
を切断すると、インダクタンスが増加する。
【0015】請求項3の発明において、ワイヤ6a,6
b,7a,7bの内の該当ワイヤを接続すると、インダ
クタンスが減少する。
【0016】
【実施例】
実施例1(請求項1,2対応).図1はこの発明の実施
例1によるスパイラルインダクタの構成図である。図1
において、1は導体4でスパイラル状にパターニングさ
れたスパイラルインダクタである。2,3はスパイラル
インダクタ1の端子である。4a,4bは外周側のスパ
イラル状の導体4をショートしている短絡手段としての
ショートパターンである。この例では、外周より、2個
のスパイラル状の導体4がショートしている。5a,5
bは内周側のスパイラル状の導体4をショートしている
ショートパターンである。この例では、内側より、2個
のスパイラル状の導体4がショートしている。
【0017】次に動作について説明する。図1におい
て、スパイラルインダクタ1の両端子2,3に交流電圧
【0018】
【数1】
【0019】を印加すると、誘導リアクタンスωLが発
生する。この時、ショートパターン4a,4b,5a,
5bにより、スパイラル状の導体4がショートしている
ため、導体4の実際のターン数は4少なくなり、インダ
クタンスLは以下の式で示される。
【0020】
【数3】
【0021】次にショートパターンを切断した場合のL
値を示す。
【0022】ショートパターン4aを切断した場合
【0023】
【数4】
【0024】ショートパターン4a,4bを切断した場
【0025】
【数5】
【0026】ショートパターン5aを切断した場合
【0027】
【数6】
【0028】ショートパターン5a,5bを切断した場
【0029】
【数7】
【0030】ショートパターン4a,5aを切断した場
【0031】
【数8】
【0032】ショートパターン4a,4b,5a,5b
を切断した場合
【0033】
【数9】
【0034】また、一般式は以下の式のように示され
る。
【0035】
【数10】
【0036】以上のようにショートパターンをレーザー
ビーム等で切断することにより、L値が変化する。即
ち、ショートパターンを切断すると、スパイラルインダ
クタのインダクタンスが増し、切断前よりも誘導リアク
タンスを増大することができる。
【0037】実施例2(請求項1,3対応).なお、上
記実施例1では、あらかじめ短絡手段としてのショート
パターンを有するスパイラルインダクタ1において、シ
ョートパターン4a,4b,5a,5bを切断するもの
を示したが、ターンパターンをショートさせることによ
り、インダクタンスを変更させてもよい。この実施例2
のスパイラルインダクタの構成を図2に示す。図2にお
いて、1は導体4でスパイラル状にパターニングされた
スパイラルインダクタである。2,3はスパイラルイン
ダクタの端子である。6a,6bは外周側のスパイラル
状の導体4をショートさせたAu等のワイヤである。こ
の例では、外周より2個のスパイラル状の導体4がショ
ート化に至っている。7a,7bは内周側のスパイラル
状の導体4をショートさせたAu等のワイヤである。こ
の例では、内側より2個のスパイラル状の導体4がショ
ート化に至っている。
【0038】次に作用について説明する。図2において
6a,6b,7a,7bの未実装状態のスパイラルイン
ダクタ1の導体4の両端子2,3に交流電圧
【0039】
【数1】
【0040】を印加すると、誘導リアクタンスωLが発
生する。この時、インダクタンスLは以下の式で示され
る。
【0041】
【数11】
【0042】次にワイヤを実装した場合のL値を示す。
【0043】ワイヤ6aを実装した場合
【0044】
【数12】
【0045】ワイヤ6a,6bを実装した場合
【0046】
【数13】
【0047】ワイヤ7aを実装した場合
【0048】
【数14】
【0049】ワイヤ7a,7bを実装した場合
【0050】
【数15】
【0051】ワイヤ6a,7aを実装した場合
【0052】
【数16】
【0053】ワイヤ6a,6b,7a,7bを実装した
場合
【0054】
【数17】
【0055】一般式は以下のように示される。
【0056】
【数18】
【0057】以上のようにワイヤでショートパターンを
形成することにより、L値が変化する。即ち、ワイヤを
実装(接続)すると、スパイラルインダクタのインダク
タンスが減り、実装前よりも誘導リアクタンスを減少さ
せることができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スパイラ
ル状の導体間を短絡する短絡手段を設けたので、スパイ
ラルインダクタの作成後であってもインダクタンスを変
更することができ、規格内に納まるインダクタを効率良
く生産できるという効果が得られる。
【0059】また、ショートパターンをパターニング
し、所望のインダクタンスになるように該当ショートパ
ターンを切断可能な構成にしたので、スパイラルインダ
クタの作成後であっても、該当ショートパターンを切断
することにより、所望のインダクタンスにすることがで
きるという効果が得られる。
【0060】また、所望のインダクタンスになるように
該当ターンパターンを接続可能な構成にしたので、スパ
イラルインダクタの作成後であっても、該当ターンパタ
ーンを接続することにより、所望のインダクタンスにす
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるスパイラルインダク
タの構成図である。
【図2】この発明の実施例2によるスパイラルインダク
タの構成図である。
【図3】従来のスパイラルインダクタの構成図である。
【符号の説明】
1 スパイラルインダクタ 2,3 端子 4 導体 4a,4b,5a,5b ショートパターン 6a,6b,7a,7b ワイヤ(ターンパターン)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体をスパイラル状にパターニングして
    成るスパイラルインダクタにおいて、上記スパイラル状
    の導体間を短絡する短絡手段を設けたことを特徴とする
    スパイラルインダクタ。
  2. 【請求項2】 スパイラル巻数Nに対しN−1以下のシ
    ョートパターンを上記短絡手段としてパターニングし、
    所望のインダクタンスになるように該当ショートパタ−
    ンを切断可能な構成にしたことを特徴とする請求項第1
    項記載のスパイラルインダクタ。
  3. 【請求項3】 スパイラル巻数Nに対しN−1以下のタ
    ーンパターンを上記短絡手段として用い、所望のインダ
    クタンスになるように該当ターンパターンを接続可能な
    構成にしたことを特徴とする請求項第1項記載のスパイ
    ラルインダクタ。
JP3739193A 1993-02-02 1993-02-02 スパイラルインダクタ Pending JPH06231964A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3739193A JPH06231964A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 スパイラルインダクタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3739193A JPH06231964A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 スパイラルインダクタ

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JPH06231964A true JPH06231964A (ja) 1994-08-19

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ID=12496235

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JP3739193A Pending JPH06231964A (ja) 1993-02-02 1993-02-02 スパイラルインダクタ

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6714112B2 (en) * 2002-05-10 2004-03-30 Chartered Semiconductor Manufacturing Limited Silicon-based inductor with varying metal-to-metal conductor spacing
KR100474032B1 (ko) * 2001-11-26 2005-03-11 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 인덕터부품 및 그 인덕턴스값 조정방법
US8574375B2 (en) 2005-04-08 2013-11-05 Fraunhofer Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung E.V. Component for a painting installation and device for removing paint therefrom
JP2017069646A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 富士通株式会社 コイル内蔵水晶振動子、発振器、及びコイル内蔵水晶振動子の製造方法
JP2017069647A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 富士通株式会社 コイル内蔵水晶振動子、発振器、及びコイル内蔵水晶振動子の製造方法

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JP2017069647A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 富士通株式会社 コイル内蔵水晶振動子、発振器、及びコイル内蔵水晶振動子の製造方法

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