JP4159346B2 - バイアスt - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高周波信号に影響を与えずに直流電流や直流電圧といった直流成分を重畳して供給するバイアスTに関する。
【0002】
【従来の技術】
高周波信号に影響を与えずに、直流電流や直流電圧といった直流成分を重畳して供給する電子部品としてのバイアスTが、特開平9−8583号に開示されているように、従来から用いられている。
図8に示すように、バイアスT70は、端子a−b間にコンデンサC’を接続すると共に、端子a−c間にコイルL’を接続することにより構成されている。
上記バイアスT70は、高周波信号は端子a−b間を通過させて、コンデンサC’によって低域成分を除去し、また、直流成分は端子cから入力し、コイルL’によって高域成分を除去して高周波信号に重畳している。
【0003】
図9及び図10は、バイアスT70に用いられるコイルL’の一例を示すものであり、このコイル74は、銅線76の表面にポリエステル、ポリウレタン等の高分子絶縁材料より成る絶縁被膜78を形成した導線80を、誘電体セラミックや、フェライト等の磁性材料より成る円柱状のコア82の外周面に巻回して成る。また、導線80の両端は、上記絶縁被膜78を剥離して銅線76を露出させることにより、端子部84と成されている。
上記コイル74にあっては、コア82が円柱状であり、該コア82に巻回された導線80の巻線径はどの部分でも一定となるため、一つの自己共振周波数だけを持つこととなる。その結果、図11のグラフに示すように、上記コイル74は、その自己共振周波数においてインピーダンスが最大となり、上記自己共振周波数以上の周波数ではインピーダンスが急激に低下し、コイルの機能を発揮しなくなるため、単一のコイル74では、広帯域において使用することはできなかった。
【0004】
このため上記コイル74を、広帯域用のバイアスT70に使用する場合には、図12のグラフに示す如く、自己共振周波数の異なる複数個のコイル74a,74b,74c,74dを直列接続することにより、図12のグラフの実線部分で示すような広帯域で使用可能なコイルを構成していた。
【0005】
また、広帯域用のバイアスT70に使用するコンデンサC’は、図13に示すように、高周波用コンデンサ86と低周波用コンデンサ88とを並列接続することにより、広帯域で使用可能なコンデンサを構成していた。
上記高周波用コンデンサ86及び低周波用コンデンサ88は、例えばセラミックチップコンデンサで構成される。
そして、図14に示すように、高周波用コンデンサ86の一方の電極86aを、回路基板90表面の導体パターン92aに接続すると共に、他方の電極86bを、銅箔等より成る外部電極端子94を介して、回路基板90表面の導体パターン92bに接続し、また、低周波用コンデンサ88の一方の電極88aを、上記外部電極端子94を介して、回路基板90表面の導体パターン92bに接続すると共に、他方の電極88bを、銅等より成る導電性の台座96を介して、回路基板90表面の導体パターン92aに接続することにより、高周波用コンデンサ86及び低周波用コンデンサ88の回路基板90への実装が行われている。
【特許文献1】
特開平9−8583号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通り、従来は、自己共振周波数の異なる複数個のコイル74を直列接続することにより、広帯域用のバイアスT70に使用可能なコイルを構成していたが、この場合、複数個のコイル74を接続して安定的な特性を備えたコイルを得るための接続作業が煩雑であると共に、部品点数の増加、形状の大型化をもたらしていた。
【0007】
また、従来は、セラミックチップコンデンサで構成された高周波用コンデンサ86と低周波用コンデンサ88とを並列接続して広帯域で使用可能なコンデンサを構成し、これら高周波用コンデンサ86及び低周波用コンデンサ88を、外部電極端子94や台座96を介して回路基板90へ実装(図14)していたが、この場合、外部電極端子94のインダクタンス成分が高周波用コンデンサ86の高周波特性に大きく影響を与えることから、特性劣化をできるだけ防止するために外部電極端子94の長さや取付位置等を微調整しながら接続作業を行う必要があり、接続作業が煩雑であった。さらに、個別の部品として完成された高周波用コンデンサ86及び低周波用コンデンサ88を、外部電極端子94や台座96を用いて回路基板90への実装を行っていたため、部品点数の増加、形状の大型化をもたらしていた。
【0008】
本発明は、従来の上記問題を解決するために案出されたものであり、その目的とするところは、生産性が良く、小型で特性の安定したバイアスTの実現にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係るバイアスTにあっては、第1乃至第3の端子を有し、第1の端子と第2の端子との間に、高周波用コンデンサと低周波用コンデンサとを並列接続して構成したコンデンサを接続すると共に、第2の端子と第3の端子との間、又は、第1の端子と第3の端子との間に、コイルを接続して成るバイアスTであって、誘電体基板の表面に導体パターンを配置すると共に、誘電体基板内部に上記導体パターンと重なる内部電極を配置することにより、上記導体パターンと内部電極との間に上記高周波用コンデンサを形成し、また、コアの巻線部に他の部分と径の異なる部分を少なくとも1箇所以上形成すると共に、該コアの外周面に導線を巻回することにより、上記コイルを形成したことを特徴とする。
【0010】
本発明のバイアスTを構成するコイルは、コアの巻線部に、他の部分と径の異なる部分を少なくとも1箇所以上形成したので、径の異なる部分に巻回された導線の巻線径と、それ以外の部分に巻回された導線の巻線径とが相違し、複数の自己共振周波数を持つこととなる。その結果、単一のコイルでありながら、広帯域において使用することが可能である。従って、該コイルを用いた本発明のバイアスTにあっては、従来の広帯域用のバイアスT70の如く複数個のコイル74の煩雑な接続作業が不要となり、生産性及び特性が向上すると共に、部品点数の減少、形状の小型化を実現できる。
【0011】
また、本発明のバイアスTを構成するコンデンサは、誘電体基板表面に配置された導体パターンと、誘電体基板内部に配置され、上記導体パターンと重なる内部電極との間に、高周波用コンデンサを形成しているので、従来の広帯域用のバイアスT70の如く、導体パターン92bと高周波用コンデンサ86とを接続する外部電極端子94を設ける必要がない。従って、該コンデンサを用いた本発明のバイアスTにあっては、従来のバイアスT70の如く高周波特性の劣化防止のための外部電極端子94の煩雑な接続作業が不要となり、生産性及び特性が向上すると共に、部品点数の減少、形状の小型化を実現できる。
【0012】
誘電体基板の表面に、第1の導体パターンと第2の導体パターンとを所定の間隙を設けて対向配置すると共に、誘電体基板内部に、上記第1の導体パターン及び第2の導体パターンと重なる内部電極を配置することにより、第1の導体パターンと内部電極との間、第2の導体パターンと内部電極との間に、直列接続された第1の高周波用コンデンサ及び第2の高周波用コンデンサを形成しても良い。この場合、上記低周波用コンデンサをチップコンデンサで構成すると共に、該低周波用コンデンサの一方の電極を、第1の高周波用コンデンサを構成する第1の導体パターンに接続すると共に、他方の電極を、第2の高周波用コンデンサを構成する第2の導体パターンに接続することにより、低周波用コンデンサと、第1の高周波用コンデンサ及び第2の高周波用コンデンサとが並列接続できるので、更に、生産性が向上すると共に、部品点数の減少、形状の小型化を実現できる。
【0013】
上記コイルのコアの巻線部は、円錐状又は角錐状と成すのが望ましい。
このように、コアの巻線部を円錐状又は角錐状にした場合、該巻線部に巻回された導線の巻線径は、その一端から他端に向かって徐々に小さく、又は大きくなっていくことから、広い周波数帯域に亘って連続的に多数の自己共振周波数を持つこととなり、単一のコイルでありながら、広帯域において使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて、本発明に係るバイアスTの実施形態を説明する。図1は、本発明に係るバイアスT10の回路図であり、該バイアスT10は、第1の端子1、第2の端子2及び第3の端子3を有しており、第1の端子1と第2の端子2との間に、直列接続された一対の高周波用コンデンサ12a,12bと低周波用コンデンサ14とを並列接続して構成したコンデンサCを接続すると共に、第2の端子2と第3の端子3との間に、コイルLを接続することにより構成されている。尚、コイルLは、第1の端子1と第3の端子3との間に接続することもできる。
【0015】
上記コイルLは、図2乃至図4に示すように、銅線16の表面にポリエステル、ポリウレタン等の高分子絶縁材料より成る絶縁被膜18を形成した導線20を、誘電体セラミックや、フェライト等の磁性材料より成る円錐状のコア22の巻線部24外周面に巻回して成る。
また、導線20の両端は、上記絶縁被膜18を剥離して銅線16を露出させることにより、端子部26と成されている。
【0016】
本発明のコイルLにあっては、上記の通り、コア22の巻線部24が、その一端(図2の右端)から他端(図2の左端)に向かって徐々に直径が小さくなっていく円錐状と成されているので、該巻線部24に巻回された導線20の巻線径も、一端(図2の右端)から他端(図2の左端)に向かって徐々に小さくなっていく。
【0017】
このように、本発明のコイルLにおいては、巻線部24に巻回された導線20の巻線径が、一端(図2の右端)から他端(図2の左端)に向かって徐々に小さくなっていくことから、図5のグラフに示す通り、広い周波数帯域に亘って連続的に多数の異なる自己共振周波数を持つこととなり、単一のコイルLでありながら、広帯域において使用することができる。
【0018】
上記コイルLの寸法は、例えば、コア22の巻線部24の最大直径が1mm、長さが2mm、導線20の直径が0.05mmと成され、この場合、上記導線20の巻回数を40回としたときのインダクタンスLは1μHであった。
【0019】
尚、コア22の巻線部24の形状は、上記した円錐状だけに限定されるものではなく、角錐状であっても良い。
さらに、複数の自己共振周波数を持ったコイルLを構成するためには、導線20の巻回されるコア22の巻線部24に、他の部分と径の異なる部分が少なくとも1箇所以上形成されていれば良い。
【0020】
図6は、本発明に係るバイアスT10を構成するコンデンサCの概略断面図であり、誘電体基板30表面に、該誘電体基板30の両端から内方に向かって、第1の導体パターン32と第2の導体パターン33とを所定の間隙を設けて対向配置すると共に、誘電体基板30内部に、上記第1の導体パターン32及び第2の導体パターン33と、部分的に重なる内部電極34を配置することにより、第1の導体パターン32と内部電極34との間に上記第1の高周波用コンデンサ12aが形成され、また、第2の導体パターン33と内部電極34との間に上記第2の高周波用コンデンサ12bが形成されている。
【0021】
また、セラミックチップコンデンサで構成された上記低周波用コンデンサ14の一方の電極14aを、第1の高周波用コンデンサ12aを構成する第1の導体パターン32に接続すると共に、他方の電極14bを、第2の高周波用コンデンサ12bを構成する第2の導体パターン33に接続することにより、該低周波用コンデンサ14と、直列接続された上記一対の高周波用コンデンサ12a,12bとが並列接続されている。
尚、上記第1の導体パターン32及び第2の導体パターン33において、上記内部電極34と重ならず高周波用コンデンサ12a,12bを構成しない部分は、高周波信号を伝送するマイクロストリップラインを構成すると共に、第1の導体パターン32及び第2の導体パターン33の外端部は、それぞれ上記第1の端子1、第2の端子2と成されている。
図6において36は、誘電体基板30の裏面全面に形成されたアース電極である。
【0022】
上記内部電極34は、該内部電極34を構成する導体パターンが表面に形成された誘電体基板30aの上に、他の誘電体基板30bを積層した後、加圧・焼成して一体化することにより形成することができる。
尚、上記誘電体基板30は、誘電率が7程度のセラミックにより構成され、上記第1の導体パターン32a、第2の導体パターン32b及び内部電極34は、Ag、Ag−Pd、Au等で構成されている。
【0023】
本発明のコンデンサCにあっては、誘電体基板30表面に形成された導体パターン32,33と、誘電体基板30内部に形成され、上記導体パターン32,33と部分的に重なる内部電極34との間に、高周波用コンデンサ12a,12bを形成しているので、従来の広帯域用のバイアスT70の如く、導体パターン92bと高周波用コンデンサ86とを接続する外部電極端子94を設ける必要がなく、従って、高周波特性の劣化防止のための外部電極端子94の煩雑な接続作業が不要となり、生産性及び特性が向上する。
また、高周波用コンデンサ12a,12bを誘電体基板30内部に形成すると共に、セラミックチップコンデンサで構成された低周波用コンデンサ14の一方の電極14aを第1の導体パターン32に、他方の電極14bを第2の導体パターン33に接続することにより、該低周波用コンデンサ14と、一対の高周波用コンデンサ12a,12bとが並列接続できるので、部品点数の減少、形状の小型化を実現できる。
【0024】
図7は、本発明に係るバイアスT10の概略平面図であり、上記コンデンサCの形成された誘電体基板30上に上記コイルLを配置し、該コイルLにおける導線20の巻線径が小さい側の端子部26を、上記第2の導体パターン33の外端部に形成された第2の端子2に接続すると共に、導線20の巻線径が小さい側の端子部26を、誘電体基板30表面に導体パターンを被着して形成した上記第3の端子3に接続することにより一体化して成る。
【0025】
本発明のバイアスT10を構成するコイルLは、コア22の巻線部24を円錐状と成し、該巻線部24に巻回された導線20の巻線径が、一端から他端に向かって徐々に小さくなっていくことから、広い周波数帯域に亘って連続的に多数の自己共振周波数を持つこととなり、単一のコイルLでありながら、広帯域において使用することができる。従って、該コイルLを用いた本発明のバイアスT10にあっては、従来の広帯域用のバイアスT70の如く複数個のコイル74の煩雑な接続作業が不要となり、生産性及び特性が向上すると共に、部品点数の減少、形状の小型化を実現できる。
【0026】
また、本発明のバイアスT10を構成するコンデンサCは、上記の通り、誘電体基板30表面に形成された導体パターン32,33と、誘電体基板30内部に形成され、上記導体パターン32,33と部分的に重なる内部電極34との間に、高周波用コンデンサ12a,12bを形成しているので、従来の広帯域用のバイアスT70の如く、導体パターン92bと高周波用コンデンサ86とを接続する外部電極端子94を設ける必要がない。また、高周波用コンデンサ12a,12bを誘電体基板30内部に形成すると共に、セラミックチップコンデンサで構成された低周波用コンデンサ14の一方の電極14aを第1の導体パターン32に、他方の電極14bを第2の導体パターン33に接続することにより、該低周波用コンデンサ14と、一対の高周波用コンデンサ12a,12bとの並列接続を行うことができる。
従って、該コンデンサCを用いた本発明のバイアスT10にあっては、従来のバイアスT70の如く高周波特性の劣化防止のための外部電極端子94の煩雑な接続作業が不要となり、生産性及び特性が向上すると共に、部品点数の減少、形状の小型化を実現できる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のバイアスTを構成するコイルは、コアの巻線部に、他の部分と径の異なる部分を少なくとも1箇所以上形成したので、径の異なる部分に巻回された導線の巻線径と、それ以外の部分に巻回された導線の巻線径とが相違し、複数の自己共振周波数を持つこととなる。その結果、単一のコイルでありながら、広帯域において使用することが可能である。従って、該コイルを用いた本発明のバイアスにあっては、従来の広帯域用のバイアスT70の如く複数個のコイル74の煩雑な接続作業が不要となり、生産性及び特性が向上すると共に、部品点数の減少、形状の小型化を実現できる。
【0028】
また、本発明のバイアスTを構成するコンデンサは、誘電体基板表面に配置された導体パターンと、誘電体基板内部に配置され、上記導体パターンと重なる内部電極との間に、高周波用コンデンサを形成しているので、従来の広帯域用のバイアスT70の如く、導体パターン92bと高周波用コンデンサ86とを接続する外部電極端子94を設ける必要がない。従って、該コンデンサを用いた本発明のバイアスTにあっては、従来のバイアスT70の如く高周波特性の劣化防止のための外部電極端子94の煩雑な接続作業が不要となり、生産性及び特性が向上すると共に、部品点数の減少、形状の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバイアスTを示す回路図である。
【図2】本発明に係るバイアスTを構成するコイルの概略正面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】本発明に係るバイアスTを構成するコイルのインピーダンス特性を示すグラフである。
【図6】本発明に係るバイアスTを構成するコンデンサの概略断面図である。
【図7】本発明に係るバイアスTの概略平面図である。
【図8】従来のバイアスTを示す回路図である。
【図9】従来のバイアスTに用いられるコイルを示す正面図である。
【図10】図9のA−A断面図である。
【図11】従来のバイアスTに用いられるコイルのインピーダンス特性を示すグラフである。
【図12】従来のバイアスTに用いられるコイルを複数個直列接続した場合のインピーダンス特性を示すグラフである。
【図13】広帯域用のバイアスTに用いられる従来のコンデンサを示す回路図である。
【図14】広帯域用のバイアスTに用いられる従来のコンデンサを、回路基板へ実装した状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 第1の端子
2 第2の端子
3 第3の端子
10 バイアスT
C コンデンサ
L コイル
12a 第1の高周波用コンデンサ
12b 第2の高周波用コンデンサ
14 低周波用コンデンサ
20 導線
22 コア
24 巻線部
30 誘電体基板
32 第1の導体パターン
33 第2の導体パターン
34 内部電極

Claims (4)

  1. 第1乃至第3の端子を有し、第1の端子と第2の端子との間に、高周波用コンデンサと低周波用コンデンサとを並列接続して構成したコンデンサを接続すると共に、第2の端子と第3の端子との間、又は、第1の端子と第3の端子との間に、コイルを接続して成るバイアスTであって、誘電体基板の表面に導体パターンを配置すると共に、誘電体基板内部に上記導体パターンと重なる内部電極を配置することにより、上記導体パターンと内部電極との間に上記高周波用コンデンサを形成し、また、コアの巻線部に他の部分と径の異なる部分を少なくとも1箇所以上形成すると共に、該コアの外周面に導線を巻回することにより、上記コイルを形成したことを特徴とするバイアスT。
  2. 誘電体基板の表面に、第1の導体パターンと第2の導体パターンとを所定の間隙を設けて対向配置すると共に、誘電体基板内部に、上記第1の導体パターン及び第2の導体パターンと重なる内部電極を配置することにより、第1の導体パターンと内部電極との間、第2の導体パターンと内部電極との間に、直列接続された第1の高周波用コンデンサ及び第2の高周波用コンデンサを形成したことを特徴とする請求項1に記載のバイアスT。
  3. 上記低周波用コンデンサをチップコンデンサで構成すると共に、該低周波用コンデンサの一方の電極を、第1の高周波用コンデンサを構成する第1の導体パターンに接続すると共に、他方の電極を、第2の高周波用コンデンサを構成する第2の導体パターンに接続することにより、低周波用コンデンサと、第1の高周波用コンデンサ及び第2の高周波用コンデンサとを並列接続したことを特徴とする請求項2に記載のバイアスT。
  4. 上記コイルのコアの巻線部が、円錐状又は角錐状と成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のバイアスT。
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