JPH06231865A - 発熱体の温度制御回路 - Google Patents

発熱体の温度制御回路

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JPH06231865A
JPH06231865A JP1444193A JP1444193A JPH06231865A JP H06231865 A JPH06231865 A JP H06231865A JP 1444193 A JP1444193 A JP 1444193A JP 1444193 A JP1444193 A JP 1444193A JP H06231865 A JPH06231865 A JP H06231865A
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Nobuhiro Iwaki
伸浩 岩城
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品組み込み後の検知線のインピーダンスに
バラツキがあっても或いは経時変化が起こっても、発熱
線の設定温度の補正を適宜行うことのできる発熱体の温
度制御回路を提供する。 【構成】 動作開始時における入力電圧Vaの大小の差
異を検知線3個々のインピーダンスの差異として捉える
ので、温度制御回路6は動作開始時にまず、室温入力電
圧Vc及び入力電圧Vaを取り込む。温度制御回路6
は、各室温における入力電圧Va初期値の標準値を記憶
しており、室温入力電圧Vcから得られる室温における
入力電圧Va初期値の標準値に対し実際の入力電圧Va
の値が小さ(大き)ければ検知線3のインピーダンスも
標準より小さい(大きい)と推定する。基準電圧Vbの
値としては、標準値のままでは発熱線2の温度が保温設
定したい摂氏50度を超えてしまう(に達しない)ので
保温設定する温度が摂氏50度になるようにこれを補正
する。以後、入力電圧Vaは基準電圧Vbの補正値近傍
を往復し発熱線2の温度は正確に摂氏50度近傍に保持
される構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に電気カーペット等
に用いられる発熱体の温度制御回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電気カーペット等の保温器具に用いられ
る発熱線の温度を制御する従来の温度制御回路について
以下図示に基づいて説明する。まず一般に用いられる発
熱線一体型センサー1の構造図を図2に示す。図2に示
す発熱線一体型センサー1は、巻芯23に発熱線2を巻
いたものをナイロン被覆24で被覆し、さらにこの外側
を前記発熱線2の温度を検出する検知線3で巻いたもの
をポリ塩化ビニル外被25で被覆して造られる。
【0003】次に、従来の温度制御回路の回路図を図6
に示し説明する。図6において、発熱線一体型センサー
1及びその発熱線2と検知線3は、図2に示し説明した
構造を有している。発熱線2の一端を端子5及びアース
ラインに接続し、発熱線2の他端をリレー接点12の一
方に接続する。リレー接点12の他方を端子4と温度制
御回路6の端子eとダイオード8のカソードに接続す
る。温度制御回路6の端子jをアースラインに接続す
る。尚、端子4、5には、家庭用100Vの交流電圧E
が印加されており、リレー接点12がオンしている限り
発熱線2は発熱し続ける仕組みとなっているので、リレ
ー接点12のオン・オフにより発熱線2の発熱量を調整
し温度制御を行うことになる。
【0004】一方、検知線3の一端を、抵抗20を介し
て、ダイオード8、9のアノードに接続する。ダイオー
ド9のカソードはアースラインに接続する。検知線3の
他端を、半固定抵抗40を介して、ダイオード10のカ
ソードに接続する。ダイオード10のアノードを、温度
制御回路6の端子hと抵抗21の一端とコンデンサ16
の一方の電極に接続し、コンデンサ16の他方の電極を
アースラインに接続する。抵抗21の他端を抵抗41と
半固定抵抗42の一端に接続し、抵抗41と半固定抵抗
42の他端には直流電圧V1 を印加する。
【0005】従って、検知線3、抵抗20、半固定抵抗
40と抵抗21、41、半固定抵抗42により直流電圧
V1 が分圧されて生じる入力電圧Vaが、温度制御回路
6の端子hに供給される。発熱線2の温度上昇又は下降
とともに検知線3のインピーダンスが増加又は減少する
と、この入力電圧Vaは大きく又は小さくなる。従っ
て、発熱線2の温度が、検知線3により電圧信号である
入力電圧Vaに変換されて温度制御回路6によりモニタ
ーされることになる。
【0006】一方、リレーコイル11の一端とダイオー
ド7のカソードと温度制御回路6の端子fには直流電圧
VO が印加されている。リレーコイル11の他端とダイ
オード7のアノードとトランジスタ13のコレクタを接
続する。トランジスタ13のベースを電界コンデンサ1
4を介してアースラインに接続するとともに、抵抗18
を介して温度制御回路6の端子gに接続する。トランジ
スタ13のエミッタをアースラインに接続する。
【0007】温度制御回路6は、1チップのマイクロコ
ンピュータ(以後「マイコン」という)により構成さ
れ、その内部に予め基準電圧Vbが設定されている。温
度制御回路6は、入力電圧Vaと基準電圧Vbを比較
し、入力電圧Vaが基準電圧Vbより小さいときは、ト
ランジスタ13のベースに抵抗18を介して”Hig
h”レベルの電圧を与えてトランジスタ13をONし、
それによってリレーコイル11を通電してリレー接点1
2を閉じる。逆に、入力電圧Vaが基準電圧Vbより大
きくなると、温度制御回路6はトランジスタ13のベー
スに抵抗18を介して”Low”レベルの電圧を与えて
トランジスタ13をOFF状態にし、それによってリレ
ーコイル11の通電を遮断し、リレー接点12を開く。
【0008】上記のように組まれたフィードバックによ
る温度制御回路において、発熱線2の温度上昇(下降)
とともに検知線3の温度も上昇(下降)しこれに伴って
該検知線3の抵抗値も上昇(下降)して、入力電圧Va
が大きく(小さく)なる。入力電圧Vaが基準電圧Vb
より大きく(小さく)なると、温度制御回路6はトラン
ジスタ13のベースに抵抗18を介してオフ(オン)電
圧を与えリレーコイル11の通電を遮断(開始)し、リ
レー接点12を開いて(閉じて)発熱線2の発熱を停止
(開始)してカーペット本体の温度を下降(上昇)させ
る。このような温度制御動作が繰り返されて、発熱線の
温度は一定の範囲に保たれる。
【0009】抵抗19の一端には直流電圧V2 が与えら
れており、その他端を室温センサー17の一方の端子と
コンデンサ15の一方の電極と温度制御回路6の端子i
を接続する。室温センサー17の他方の端子とコンデン
サ15の他方の電極をアースラインに接続する。室温セ
ンサー17と抵抗19は、直流電圧V2 を分圧し、その
接続点において室温入力電圧Vcを生成し温度制御回路
6の端子iに供給する。ところで、室温センサー17は
感温素子により形成され、室温が高く(低く)なるとそ
の抵抗値が小さく(大きく)なるのでこれに伴って、室
温入力電圧Vcは小さく(大きく)なる。温度制御回路
6はこの室温入力電圧Vcを端子iから随時取り込み、
室温が上昇(下降)して室温入力電圧Vcが下がれば
(上がれば)、暖房は徐々に不要(必要)となってくる
ので、基準電圧Vbを低く(高く)設定し直して、発熱
線の設定温度を室温に応じて適宜変更し電力の浪費を避
けている。(特開昭63−29479公報参照)
【0010】次に、従来の温度制御回路における入力電
圧Vaの経時変化について、簡単のため室温が摂氏20
度、摂氏10度であるとして、基準電圧Vb、室温入力
電圧Vcとの関係とともに図7、図8にそれぞれ示す。
図7、図8において、Vc(20) は摂氏20度のときの室
温入力電圧Vcである。Vc(10) は摂氏10度のときの
室温入力電圧Vcである。ただし、室温入力電圧Vc(1
0) は、室温入力電圧Vc(20) より大きい。このよう
に、室温入力電圧Vcは、室温が低ければより大きくな
り室温が高ければより小さくなる。
【0011】まず温度制御回路6は、室温入力電圧Vc
(20) 、Vc(10) に基づき基準電圧Vbの値を標準のVb
(20)、Vb (10)に設定する。ただし、室温が摂氏10
度のときの基準電圧Vbの設定値Vb (10)は、室温が摂
氏20度のときの基準電圧Vbの設定値Vb (20)より大
きい。このように動作開始時に温度制御回路6は、室温
が低ければ(室温入力電圧Vcが大きければ)基準電圧
Vbの値をより大きく、室温が高ければ(室温入力電圧
Vcが小さければ)基準電圧Vbの値をより小さく設定
する。
【0012】検知線3のインピーダンスは、個々ばらつ
きがあるため2つの発熱体ア、イ(図示せず)をそのま
ま用いると、発熱体アの入力電圧Vaの値は、室温が摂
氏20度のときは、動作開始時においてV1 (20)であり
以後、図7のグラフVa (20)のように変化する。時刻A
において、発熱体アの温度は摂氏50度になり、入力電
圧Vaの値も基準電圧Vbに達する。その後、入力電圧
Vaの値が基準電圧Vb近傍を往復し、発熱体アの温度
は、設定温度である摂氏50度近傍に保温される。
【0013】また室温が摂氏10度のときも、動作開始
時においてV1 (10)であり以後、図8のグラフVa (10)
のように変化する。時刻A’において、発熱体アの温度
は摂氏55度になり、入力電圧Vaの値も基準電圧Vb
に達する。その後、入力電圧Vaの値が基準電圧Vb近
傍を往復し、発熱体アの温度は、設定温度である摂氏5
5度近傍に保温される。
【0014】一方、発熱体イの入力電圧Vaの値は、室
温が摂氏20度のときは、動作開始時においてV1'(20)
であり以後、図7のグラフVa'(20)のように変化する。
時刻Bにおいて、発熱体イの温度は摂氏50度を超え、
時刻Cにおいて、発熱体イの温度は摂氏55度になり、
入力電圧Vaの値も基準電圧Vbに達する。その後、入
力電圧Vaの値が基準電圧Vb近傍を往復し、発熱体イ
の温度は、設定温度である摂氏50度ではなく摂氏55
度近傍に保温される。
【0015】また室温が摂氏10度のときも、動作開始
時においてV1'(10)であり以後、図8のグラフVa'(10)
のように変化する。時刻B’において、発熱体イの温度
は摂氏55度を超え、時刻C’において、発熱体イの温
度は摂氏60度になり、入力電圧Vaの値も基準電圧V
bに達する。その後、入力電圧Vaの値が基準電圧Vb
近傍を往復し、発熱体イの温度は、設定温度である摂氏
55度ではなく摂氏60度近傍に保温される。
【0016】この保温される温度の設定温度に対するず
れがさらに大きくなることもありこれを防止するため、
組み込み後の温度制御回路において半固定抵抗40、4
2を調整する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このように発熱体の温
度制御は、結果である発熱線2の温度を検知しこれに基
づいて原因である発熱量を決定するフィードバックによ
り為される。特に、結果検知手段に相当する検知線3の
インピーダンスは個々異なりバラツキがあるので、製品
化した発熱体個々において、入力電圧Vaを一定に保持
してもその際設定される温度がそれぞれ異なり、表面温
度が上がり過ぎたり低かったりする不具合が生じる。こ
の不具合を防ぐにも上述のように、インピーダンスの較
差20%以内のバラツキの小さい検知線3を選別する作
業を行ったり、バラツキを押さえるため半固定抵抗4
0、42を回路中に施しこれらの抵抗値を調節する手間
がかかり、部品増による製造原価高や本体組立時の工程
数を増加させる問題が生じていた。
【0018】また、たとえ検知線3のインピーダンスの
選別及び調整を行っても、検知線3のインピーダンスは
経時的に変化し、発熱線2について入力電圧Vaによる
検知温度と実際の温度とが大きくずれるので前記不具合
を防ぐことができなくなる。
【0019】発熱線2の実際の温度が検知温度よりかな
り低い場合は、発熱体としての機能を果たさず故障であ
るとすぐ使用者に認知される。しかし、発熱線2の実際
の温度が検知温度よりかなり高い場合、室温も少々上昇
しており減少した室温入力電圧Vcにより補正を受け下
げられた基準電圧Vbとの比較で入力電圧Vaを下げ発
熱線2の実際の温度上昇を食い止める制御が働く。しか
し、発熱線2の実際の温度上昇に対して、表面温度まし
て室温はすぐには上昇しないのでこの制御が遅れて表面
温度が上昇し、使用者の故障認知が遅れ火傷や火災等の
原因になるような危険な状態となることもありえた。
【0020】本発明は、このような問題点を解決するた
めに、製品組み込み後の検知線のインピーダンスにバラ
ツキがあっても或いは経時変化が起こっても、発熱線の
設定温度の補正を適宜行うことのできる発熱体の温度制
御回路を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の発熱体は、電源からの給電により発熱する
発熱手段と;この発熱手段の温度を検知線によって検出
する第1温度検知手段と;前記発熱手段が置かれる周囲
の温度を検出する第2温度検知手段と;前記発熱手段の
温度が収束する基準温度を前記第2温度検知手段の出力
に基づいて設定する基準温度設定手段と;前記第1温度
検知手段の出力に基づいて前記発熱手段の温度が前記基
準温度に収束するように前記発熱手段の発熱量を制御す
る制御手段とから成る発熱体の温度制御回路において、
前記第1温度検知手段と第2温度検知手段の出力に基づ
いて前記検知線の初期インピーダンスを求め、該初期イ
ンピーダンスと前記第2温度検知手段の出力に基づいて
前記基準温度を設定するようにしたことを特徴とする。
【0022】
【作用】このようにすると、検知線のインピーダンスに
バラツキがあったり経時的に変化しても、温度制御回路
が動作開始時に検知線のインピーダンスを新たに求め、
このインピーダンスに応じて基準温度を決定するので正
確な温度制御が可能となる。
【0023】
【実施例】電気カーペット等保温器具に用いられる温度
制御回路に関する本発明の実施例について以下図示に基
づいて説明する。尚、以下の説明において「室温」とは
床面ないし周囲空調雰囲気の温度を含めて意味するもの
とする。本発明を実施した温度制御回路の回路図を図1
に示す。このときの発熱線一体型センサー1は、従来例
で説明した図2の構造図と同じ構造を有している。
【0024】また、本発明を実施した温度制御回路にお
ける入力電圧Vaの経時変化について、簡単のため室温
が摂氏20度、摂氏10度であるとして、基準電圧V
b、室温入力電圧Vcとの関係とともに図3、図4にそ
れぞれ示す。図3、図4において、Vc(20) 、Vc(10)
は摂氏20度、10度のときの室温入力電圧Vcであ
る。温度制御回路6は、各室温ごとに入力電圧Vaの標
準的推移を記憶している。室温が摂氏20度、10度の
場合における入力電圧Vaの標準的推移は図3、図4の
グラフVa1(20)、Va1(10)である。
【0025】図1において、図6に示した従来の温度制
御回路と異なるのは半固定抵抗40の両端を削除すると
ともに、半固定抵抗42、抵抗41の代わりに抵抗22
を接続した点だけであり、他は同じであるので図6と同
じ箇所には同じ符号を付し説明を省略する。
【0026】動作開始時における入力電圧Vaの大小の
差異を、検知線3個々のインピーダンスの差異と捉え
る。この時点で、温度制御回路6はまず、室温入力電圧
Vc及び入力電圧Vaを取り込む。
【0027】取り込んだ室温入力電圧Vcから室温が摂
氏20度と判断される場合、図3に示すように入力電圧
Vaの標準値V1(20) に対し実際の入力電圧Vaの値が
V2(20) であって小さければ、検知線3のインピーダン
スも標準より小さいと推定する。基準電圧Vbの値とし
ては、標準値Vb1(20)のままでは発熱線2の温度が保温
設定したい摂氏50度を超えてしまうので保温設定する
温度が摂氏50度になるように、これを補正して補正値
Vb2(20)に設定する。以後、室温が摂氏20度のままで
あるとすると、入力電圧VaはグラフVa2(20)のように
推移し基準電圧Vbの補正値Vb2(20)近傍を往復し、発
熱線2の温度は正確に摂氏50度近傍に保持される。
【0028】逆に、入力電圧Vaの標準値V1(20) に対
し実際の入力電圧Vaの値がV3(20) であって大きけれ
ば、検知線3のインピーダンスも標準より大きいと推定
する。基準電圧Vbの値としては、標準値Vb1(20)のま
までは発熱線2の温度が保温設定したい摂氏50度に達
しないので保温設定する温度が摂氏50度になるよう
に、これを補正して補正値Vb3(20)に設定する。以後、
室温が摂氏20度のままであるとすると、入力電圧Va
はグラフVa3(20)のように推移し基準電圧Vbの補正値
Vb3(20)近傍を往復し、発熱線2の温度は正確に摂氏5
0度近傍に保持される。
【0029】取り込んだ室温入力電圧Vcから室温が摂
氏10度と判断される場合は設定温度を摂氏55度とし
て図4に示すようになるが、この場合もまた他の室温に
おいても図3と同様に推移する。いうまでもなく図4に
おいて、室温入力電圧Vcの値Vc(20) よりVc(10) の
方が大きく、基準電圧Vbの値Vb1(20)、Vb2(20)、V
b3(20)よりVb1(10)、Vb2(10)、Vb3(10)の方がそれぞ
れ大きく、入力電圧VaのグラフVa1(20)、Va2(20)、
Va3(20)よりVa1(10)、Va2(10)、Va3(10)の方がそれ
ぞれ大きくなる。また入力電圧Vaの初期値V1(20) 、
V2(20) 、V3(20) よりV1(10) 、V2(10) 、V3(10)
の方がそれぞれ小さくなる。
【0030】次に、本発明の別の実施例として、発熱す
る部分と感熱する部分が別々にカーペット本体内に配設
された型の温度制御回路の回路図を図5に示す。図5に
おいて、図1に示し説明したものと同じ箇所には同じ番
号を付し説明を省略する。この場合、図2に示したよう
に発熱線2と検知線3が一体と成った発熱線一体型セン
サー1を用いておらず、発熱線32とその温度を検知す
るための感熱線31が発熱体内に平行に配されている。
【0031】感熱線31の温度変化に伴ってインピーダ
ンスが変化し、電界コンデンサ28を介して点Xの交流
の電圧VX の振幅が変動する。該電圧VX は、抵抗34
とダイオード27、及び電界コンデンサ29によって整
流され、抵抗38、39及びコンデンサ30によって平
滑されて直流電圧VY になり(点Y)、抵抗37を通し
て入力電圧Vaと成し温度制御回路6の端子hに与えら
れる。この後の制御動作は、図1に示し説明した温度制
御回路の場合と同様に行われるので説明を省略する。
【0032】尚、抵抗35、36により電圧V1 が分圧
されたZ点の電圧VZ は、電圧VYの許容値VZ でもあ
り、電圧VY が許容値VZ を超えようとしてもダイオー
ド26が導通し電圧VY を許容値VZ とすることがで
き、温度制御回路6の破壊をくいとめる。
【0033】また、上記実施例において発熱手段として
発熱線2、32を用いジュール熱による電気カーペット
の場合について説明したが、燃焼によるもの等他の発熱
方法によってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製品組み込み後の検知線のインピーダンスにバラツキが
あっても或いは検知線のインピーダンスが経時的に変化
しても、発熱線の設定温度の補正を適宜行うことがで
き、確実な温度制御が可能となる。さらに、インピーダ
ンスのバラツキの小さい検知線を選別する作業が不要と
なり、インピーダンスのバラツキを調整するための可変
抵抗等の調整部品を組み込む工程を不要とするとともに
その原価を削減することができる。また、検知線の経時
変化によって検知温度と実際の温度に差異が生じても、
発熱線の温度を所定の設定温度に保持するので火傷や火
災等の危険が全く無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した温度制御回路の回路図。
【図2】 発熱線一体型センサーの構造図。
【図3】 本発明の温度制御回路における入力電圧Va
の経時変化を示す図。
【図4】 本発明の温度制御回路における入力電圧Va
の経時変化を示す図。
【図5】 本発明を実施した別の温度制御回路の回路
図。
【図6】 従来の温度制御回路の回路図。
【図7】 従来の温度制御回路における入力電圧Vaの
経時変化を示す図。
【図8】 従来の温度制御回路における入力電圧Vaの
経時変化を示す図。
【符号の説明】
1 発熱線一体形センサー 2 発熱線 3 検知線 4 端子 5 端子 6 温度制御回路 e〜j 端子 7 ダイオード 8 ダイオード 9 ダイオード 10 ダイオード 11 リレーコイル 12 リレー接点 13 トランジスタ 14 電界コンデンサ 15 コンデンサ 16 コンデンサ 17 室温センサー 18 抵抗 19 抵抗 20 抵抗 21 抵抗 22 抵抗 23 巻芯 24 ナイロン被膜 25 ポリ塩化ビニル外皮 26 ダイオード 27 ダイオード 28 電界コンデンサ 29 電界コンデンサ 30 コンデンサ 31 感熱線 32 発熱線 33 抵抗 34 抵抗 35 抵抗 36 抵抗 37 抵抗 38 抵抗 39 抵抗 40 半固定抵抗 41 抵抗 42 半固定抵抗 Va 入力電圧 VX 電圧 VY 電圧 VZ 電圧 E 交流電圧 V0、V1 、V2 直流電圧 Va1(20)、Va2(20)、Va3(20) 入力電圧Vaのグラフ Va1(10)、Va2(10)、Va3(10) 入力電圧Vaのグラフ V1(20) 、V2(20) 、V3(20) 入力電圧Vaの初期値 V1(10) 、V2(10) 、V3(10) 入力電圧Vaの初期値 Vb1(20)、Vb2(20)、Vb3(20) 基準電圧Vbの値 Vb1(10)、Vb2(10)、Vb3(10) 基準電圧Vbの値 Vc(10) 、Vc(20) 室温入力電圧Vcの値 A、B、C 時刻 A’、B’、C’ 時刻 X、Y、Z 点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からの給電により発熱する発熱手段
    と;この発熱手段の温度を検知線によって検出する第1
    温度検知手段と;前記発熱手段が置かれる周囲の温度を
    検出する第2温度検知手段と;前記発熱手段の温度が収
    束する基準温度を前記第2温度検知手段の出力に基づい
    て設定する基準温度設定手段と;前記第1温度検知手段
    の出力に基づいて前記発熱手段の温度が前記基準温度に
    収束するように前記発熱手段の発熱量を制御する制御手
    段とから成る発熱体の温度制御回路において、 前記第1温度検知手段と第2温度検知手段の出力に基づ
    いて前記検知線の初期インピーダンスを求め、該初期イ
    ンピーダンスと前記第2温度検知手段の出力に基づいて
    前記基準温度を設定するようにしたことを特徴とする発
    熱体の温度制御回路。
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Cited By (2)

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