JPH0113816Y2 - - Google Patents
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- JPH0113816Y2 JPH0113816Y2 JP1985145174U JP14517485U JPH0113816Y2 JP H0113816 Y2 JPH0113816 Y2 JP H0113816Y2 JP 1985145174 U JP1985145174 U JP 1985145174U JP 14517485 U JP14517485 U JP 14517485U JP H0113816 Y2 JPH0113816 Y2 JP H0113816Y2
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- JP
- Japan
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- voltage
- glow plug
- circuit
- preheating
- temperature
- Prior art date
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 16
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 22
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はグロープラグ予熱制御装置に関し、更
に詳細に述べると、デイーゼル機関のグロープラ
グの予熱温度を制御するためのグロープラグ予熱
制御装置に関するものである。
に詳細に述べると、デイーゼル機関のグロープラ
グの予熱温度を制御するためのグロープラグ予熱
制御装置に関するものである。
(従来の技術)
デイーゼル機関の始動時には、グロープラグを
所定の温度にまで予熱しておくことが必要であ
る。このような目的で使用されている従来のデイ
ーゼル機関用予熱制御装置は、ツエナーダイオー
ドにより安定化された一定基準電圧と、グロープ
ラグの温度上昇特性に一致させた充放電特性を有
する充放電回路からの出力電圧とを比較し、この
比較結果に従つてグロープラグへの通電制御を行
なうように構成されている。
所定の温度にまで予熱しておくことが必要であ
る。このような目的で使用されている従来のデイ
ーゼル機関用予熱制御装置は、ツエナーダイオー
ドにより安定化された一定基準電圧と、グロープ
ラグの温度上昇特性に一致させた充放電特性を有
する充放電回路からの出力電圧とを比較し、この
比較結果に従つてグロープラグへの通電制御を行
なうように構成されている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし、このようにツエナーダイオード等によ
り得られた一定電圧を基準電圧として用いると、
バツテリ電圧が低下した場合には、予熱時間、す
なわち通電時間が長くなるが、これによつてはグ
ロープラグの電圧特性を完全に補償することがで
きず、グロープラグ温度がバツテリ電圧の低下に
伴ない下る傾向があつた。
り得られた一定電圧を基準電圧として用いると、
バツテリ電圧が低下した場合には、予熱時間、す
なわち通電時間が長くなるが、これによつてはグ
ロープラグの電圧特性を完全に補償することがで
きず、グロープラグ温度がバツテリ電圧の低下に
伴ない下る傾向があつた。
本考案の目的は、バツテリ電圧の低下による上
述の悪影響を除去し、バツテリ電圧の変動に拘ら
ずグロープラグを常に所定の温度に予熱すること
ができるようにしたグロープラグ予熱制御装置を
提供することにある。
述の悪影響を除去し、バツテリ電圧の変動に拘ら
ずグロープラグを常に所定の温度に予熱すること
ができるようにしたグロープラグ予熱制御装置を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
所要の電源からグロープラグへ供給される通電
電流の制御を行ないグロープラグの予熱制御を行
なうグロープラグ予熱制御装置において、グロー
プラグの予熱温度特性に相応した充電電圧特性を
有しグロープラグの両端に発生する電圧が充電用
電圧として供給されている時定数回路と、定電圧
素子を含み上記電源の電圧の変動に拘らず一定レ
ベルの電圧を出力する定電圧出力回路と、上記電
源の電圧の変動に応じてレベル変動する電圧信号
を出力する回路と、上記一定レベルの電圧と上記
電圧信号とに応答し上記電源の電圧の変動による
グロープラグの予熱温度の変化を補正するため上
記変動の増減方向とは逆方向にレベル変化する参
照電圧を出力する参照電圧発生手段と、時定数回
路からの出力電圧と参照電圧とをレベル比較する
比較手段と、グロープラグと電源との間に設けら
れ比較手段からの出力により応答し作動する通電
制御手段とを備えて成る点に特徴を有する。
電流の制御を行ないグロープラグの予熱制御を行
なうグロープラグ予熱制御装置において、グロー
プラグの予熱温度特性に相応した充電電圧特性を
有しグロープラグの両端に発生する電圧が充電用
電圧として供給されている時定数回路と、定電圧
素子を含み上記電源の電圧の変動に拘らず一定レ
ベルの電圧を出力する定電圧出力回路と、上記電
源の電圧の変動に応じてレベル変動する電圧信号
を出力する回路と、上記一定レベルの電圧と上記
電圧信号とに応答し上記電源の電圧の変動による
グロープラグの予熱温度の変化を補正するため上
記変動の増減方向とは逆方向にレベル変化する参
照電圧を出力する参照電圧発生手段と、時定数回
路からの出力電圧と参照電圧とをレベル比較する
比較手段と、グロープラグと電源との間に設けら
れ比較手段からの出力により応答し作動する通電
制御手段とを備えて成る点に特徴を有する。
(作用)
電源電圧が変動した場合、時定数回路からの出
力電圧と比較すべき参照電圧のレベルが電源電圧
の変動によるグロープラグの予熱温度の変化を補
正するように変更される。この結果、グロープラ
グの予熱時間が電源電圧のレベル変動に従つて積
極的に補正され、電源電圧の変動に拘らずグロー
プラグの予熱温度が一定になるようグロープラグ
の予熱制御が行なわれる。
力電圧と比較すべき参照電圧のレベルが電源電圧
の変動によるグロープラグの予熱温度の変化を補
正するように変更される。この結果、グロープラ
グの予熱時間が電源電圧のレベル変動に従つて積
極的に補正され、電源電圧の変動に拘らずグロー
プラグの予熱温度が一定になるようグロープラグ
の予熱制御が行なわれる。
(実施例)
第1図には、本考案によるグロープラグ予熱制
御装置の一実施例の回路図が示されている。この
グロープラグ予熱制御装置1は、キースイツチ2
がON位置又はST位置に切り換えられた時に、
バツテリ3からグロープラグ4乃至7に供給され
る電流の通電制御を行ないこれらのグロープラグ
4乃至7が所望の状態に予熱するための装置であ
る。グロープラグ4乃至7の各一端はバツテリ3
の負極に共通に接続されてアースされ、各他端
は、リレー8のコイル8aにより開閉されるスイ
ツチ8bを介してバツテリ3の正極に接続されて
いる。キースイツチ2のON位置の接点2aは正
導線9に接続され、キースイツチ2のST位置の
接点2bはドロツピング抵抗器10を介してグロ
ープラグ4乃至7の各他端部に接続されている。
御装置の一実施例の回路図が示されている。この
グロープラグ予熱制御装置1は、キースイツチ2
がON位置又はST位置に切り換えられた時に、
バツテリ3からグロープラグ4乃至7に供給され
る電流の通電制御を行ないこれらのグロープラグ
4乃至7が所望の状態に予熱するための装置であ
る。グロープラグ4乃至7の各一端はバツテリ3
の負極に共通に接続されてアースされ、各他端
は、リレー8のコイル8aにより開閉されるスイ
ツチ8bを介してバツテリ3の正極に接続されて
いる。キースイツチ2のON位置の接点2aは正
導線9に接続され、キースイツチ2のST位置の
接点2bはドロツピング抵抗器10を介してグロ
ープラグ4乃至7の各他端部に接続されている。
符号11で示されているのは、キースイツチ2
がOFF位置からON位置に切り換えられた時にグ
ロープラグ4乃至7を急速予熱するための急速予
熱回路であり、基準電圧発生回路12からの基準
電圧Vpが抵抗器13,14により分圧され入力
抵抗器15を介して非反転入力に印加されている
比較器16を有している。比較器16の反転入力
端子には、コンデンサ17の充電電圧Vcがダイ
オード18を介して印加され、その非反転入力端
子はダイオード19、抵抗器20を介してその出
力端子に接続されている。コンデンサ17の一端
はアースされ、他端はダイオード21、抵抗器2
2乃至24を介してグロープラグ4乃至7の他端
に接続され、並列接続された4つのグロープラグ
に印加される電圧により、コンデンサ17が抵抗
器22乃至24及びダイオード21を介して充電
される。ここで、ダイオード21はグロープラグ
による充電電圧に対して順方向となるような方向
に接続されているから、充電時の時定数は抵抗器
22乃至24の合成抵抗値とコンデンサ17の容
量値とによつて定まる。比較器16の出力電圧
は、抵抗器25乃至27及びダイオード28の直
列回路により分圧され、コレクタ回路にリレー2
9のコイル29aが接続されたトランジスタ30
のベースにこの分圧電圧が印加される。リレー2
9のスイツチ29bはコイル8aと直列に接続さ
れている。コンデンサ17、ダイオード21及び
抵抗器22乃至24で構成される時定数回路の充
電電圧特性は、グロープラグ4乃至7の温度上昇
特性とほぼ一致するようにその時定数が定められ
ており、したがつて、コンデンサ17の充電電圧
Vcがグロープラグ4乃至7の温度を示す電圧信
号となつている。
がOFF位置からON位置に切り換えられた時にグ
ロープラグ4乃至7を急速予熱するための急速予
熱回路であり、基準電圧発生回路12からの基準
電圧Vpが抵抗器13,14により分圧され入力
抵抗器15を介して非反転入力に印加されている
比較器16を有している。比較器16の反転入力
端子には、コンデンサ17の充電電圧Vcがダイ
オード18を介して印加され、その非反転入力端
子はダイオード19、抵抗器20を介してその出
力端子に接続されている。コンデンサ17の一端
はアースされ、他端はダイオード21、抵抗器2
2乃至24を介してグロープラグ4乃至7の他端
に接続され、並列接続された4つのグロープラグ
に印加される電圧により、コンデンサ17が抵抗
器22乃至24及びダイオード21を介して充電
される。ここで、ダイオード21はグロープラグ
による充電電圧に対して順方向となるような方向
に接続されているから、充電時の時定数は抵抗器
22乃至24の合成抵抗値とコンデンサ17の容
量値とによつて定まる。比較器16の出力電圧
は、抵抗器25乃至27及びダイオード28の直
列回路により分圧され、コレクタ回路にリレー2
9のコイル29aが接続されたトランジスタ30
のベースにこの分圧電圧が印加される。リレー2
9のスイツチ29bはコイル8aと直列に接続さ
れている。コンデンサ17、ダイオード21及び
抵抗器22乃至24で構成される時定数回路の充
電電圧特性は、グロープラグ4乃至7の温度上昇
特性とほぼ一致するようにその時定数が定められ
ており、したがつて、コンデンサ17の充電電圧
Vcがグロープラグ4乃至7の温度を示す電圧信
号となつている。
基準電圧発生回路12は、グロープラグが所望
の予熱温度になつたとき得られる充電電圧Vcの
値に相当した電圧Vrを比較器16の非反転入力
端子に印加するための基準電圧Vpを発生する回
路であり、演算増幅器31の非反転入力端子には
抵抗器32とツエナーダイオード33とにより得
られたツエナー電圧V1が入力抵抗器34を介し
て印加され、一方、その反転入力端子には抵抗器
35,36による分圧電圧V2が入力抵抗器37
を介して印加されている。演算増幅器31の出力
端子は抵抗器38を介して正導線9に接続される
と共に帰還抵抗器39を介して非反転入力端子に
接続されている。したがつて、基準電圧Vpの値
は、抵抗器37,39の抵抗値をそれぞれR1,
R2とすれば、 Vp=V1+R2/R1(V1−V2) で示される。Vpの値は、正導線9の電位、すな
わちバツテリ3のバツテリ電圧Eが変化した場
合、V1はEがある範囲内においてはほとんど不
変であり、V2がEの変化に応じて変動する。し
たがつて上式から判るように、Eが上昇すれば
Vpは低下し、逆にEが低下するとVpは上昇する。
このVpの変化の特性は回路定数の選択により適
宜に定めることができる。これにより、バツテリ
電圧が正常値より増大した場合には基準電圧Vp
を小さくし、バツテリ電圧が正常値より低下した
場合には基準電圧Vpを大きくすることができる。
この基準電圧発生回路12においては、さらに、
予熱制御の温度補償を行なうため、ツエナーダイ
オード33として負の温度係数を有するものが使
用されており、周囲温度が低下した場合にはVp
の値が上昇する構成となつている。
の予熱温度になつたとき得られる充電電圧Vcの
値に相当した電圧Vrを比較器16の非反転入力
端子に印加するための基準電圧Vpを発生する回
路であり、演算増幅器31の非反転入力端子には
抵抗器32とツエナーダイオード33とにより得
られたツエナー電圧V1が入力抵抗器34を介し
て印加され、一方、その反転入力端子には抵抗器
35,36による分圧電圧V2が入力抵抗器37
を介して印加されている。演算増幅器31の出力
端子は抵抗器38を介して正導線9に接続される
と共に帰還抵抗器39を介して非反転入力端子に
接続されている。したがつて、基準電圧Vpの値
は、抵抗器37,39の抵抗値をそれぞれR1,
R2とすれば、 Vp=V1+R2/R1(V1−V2) で示される。Vpの値は、正導線9の電位、すな
わちバツテリ3のバツテリ電圧Eが変化した場
合、V1はEがある範囲内においてはほとんど不
変であり、V2がEの変化に応じて変動する。し
たがつて上式から判るように、Eが上昇すれば
Vpは低下し、逆にEが低下するとVpは上昇する。
このVpの変化の特性は回路定数の選択により適
宜に定めることができる。これにより、バツテリ
電圧が正常値より増大した場合には基準電圧Vp
を小さくし、バツテリ電圧が正常値より低下した
場合には基準電圧Vpを大きくすることができる。
この基準電圧発生回路12においては、さらに、
予熱制御の温度補償を行なうため、ツエナーダイ
オード33として負の温度係数を有するものが使
用されており、周囲温度が低下した場合にはVp
の値が上昇する構成となつている。
急速予熱回路11によるグロープラグの急速予
熱が終了した後、後で詳しくのべる放電回路を介
してコンデンサ17が放電してVc<Vrとなつた
ときに再び急速予熱が行なわれるのを防止する目
的で、急速予熱阻止回路40が設けられている。
急速予熱阻止回路40は、抵抗器41,42によ
り分圧された一定電圧V3が反転入力端子に印加
されている比較器43を有し、その非反転入力端
子には、抵抗器44及びコンデンサ45から成る
時定数回路の充電電圧V4が印加されている。比
較器43の出力端子は抵抗器46を介して正導線
9に接続されると共に、ダイオード47を介し
て、コレクタがダイオード28と抵抗器26との
接続点に接続されているトランジスタ48のベー
スに接続されている。抵抗器44と並列に接続さ
れているダイオード49はコンデンサ45の放電
通路を形成するダイオードである。コンデンサ4
5を含む時定数回路は、キースイツチ2がOFF
位置からON位置に切換えられた後V4>V3とな
るまでの時間t1がVr<Vcとなるまでの時間t2より
若干長くなるようにその時定数が定められてい
る。したがつて、比較器16の出力が低レベルと
なつた後に比較器43の出力が高レベルとなり、
トランジスタ48をオンさせる。
熱が終了した後、後で詳しくのべる放電回路を介
してコンデンサ17が放電してVc<Vrとなつた
ときに再び急速予熱が行なわれるのを防止する目
的で、急速予熱阻止回路40が設けられている。
急速予熱阻止回路40は、抵抗器41,42によ
り分圧された一定電圧V3が反転入力端子に印加
されている比較器43を有し、その非反転入力端
子には、抵抗器44及びコンデンサ45から成る
時定数回路の充電電圧V4が印加されている。比
較器43の出力端子は抵抗器46を介して正導線
9に接続されると共に、ダイオード47を介し
て、コレクタがダイオード28と抵抗器26との
接続点に接続されているトランジスタ48のベー
スに接続されている。抵抗器44と並列に接続さ
れているダイオード49はコンデンサ45の放電
通路を形成するダイオードである。コンデンサ4
5を含む時定数回路は、キースイツチ2がOFF
位置からON位置に切換えられた後V4>V3とな
るまでの時間t1がVr<Vcとなるまでの時間t2より
若干長くなるようにその時定数が定められてい
る。したがつて、比較器16の出力が低レベルと
なつた後に比較器43の出力が高レベルとなり、
トランジスタ48をオンさせる。
急速予熱阻止回路40は、さらに、抵抗器50
を介してキースイツチ2の接点2bにベースが接
続されているトランジスタ51を有し、トランジ
スタ51のコレクタは抵抗器を介して正導線9に
接続されると共に、抵抗器53を介して放電回路
54のトランジスタ55のベースに接続され、さ
らに、ダイオード56により比較器43の出力端
子に接続されている。
を介してキースイツチ2の接点2bにベースが接
続されているトランジスタ51を有し、トランジ
スタ51のコレクタは抵抗器を介して正導線9に
接続されると共に、抵抗器53を介して放電回路
54のトランジスタ55のベースに接続され、さ
らに、ダイオード56により比較器43の出力端
子に接続されている。
放電回路54は、トランジスタ55のコレクタ
がベースに接続されているトランジスタ57を有
し、トランジスタ57のコレクタは抵抗器58を
介して抵抗器24と抵抗器22との接続点に接続
される。トランジスタ57のベースは、また、ト
ランジスタ30のコレクタ−エミツタ間に並列に
接続された抵抗器59,60の接続点に接続され
ており、トランジスタ57がオンした時に抵抗器
23,58による放電路をコンデンサ17に対し
て与えるようになつている。
がベースに接続されているトランジスタ57を有
し、トランジスタ57のコレクタは抵抗器58を
介して抵抗器24と抵抗器22との接続点に接続
される。トランジスタ57のベースは、また、ト
ランジスタ30のコレクタ−エミツタ間に並列に
接続された抵抗器59,60の接続点に接続され
ており、トランジスタ57がオンした時に抵抗器
23,58による放電路をコンデンサ17に対し
て与えるようになつている。
次に、この装置1の動作について説明する。キ
ースイツチ2が時間t=taでOFF位置からON位
置に切り換えられると(第2図a参照)、正導線
9がバツテリ3の正極と接続され、各回路に電力
が供給される。この時、コンデンサ17は抵抗器
23,24及びグロープラグ4乃至7を介して放
電されているので、充電電圧Vcはほぼ0〔v〕で
あるから電圧Vrより小さく、比較器16の出力
レベルは高レベルとなる。それ故、トランジスタ
30はオンとなり、リレー29のコイル29aに
電流が流れてスイツチ29bが閉じられ、これに
よりリレー8のコイル8aに電流が流れ接点8b
も閉じられる(第2図b)。この結果、グロープ
ラグ4乃至7に予熱電流が流れはじめ、グロープ
ラグの急速予熱動作が開始される。グロープラグ
にバツテリ電圧が印加されると、同時にコンデン
サ17を含んで成る時定数回路にもグロープラグ
の両端の電圧が印加され、充電電圧Vcが所定の
充電特性に従つて上昇する(第2図c)。なお、
この時トランジスタ30がオンのためトランジス
タ57はオフしており、コンデンサ17に対する
放電路は形成されていない。t=tbでVc≧Vrと
なると、比較器16の出力レベルは低レベルとな
り、トランジスタ30がオフとなるので、リレー
8,29は共に消勢され、グロープラグ4乃至7
の急速予熱動作が停止する。既に述べたように、
コンデンサ17を含む時定数回路の充電特性が第
2図dに示すグロープラグの加熱特性と一致する
ように時定数回路の時定数が選ばれており、電圧
Vrの値はグロープラグの温度Tが所望の予熱温
度Tpとなつた場合の充電電圧Vcの値と等しく選
んであるので、グロープラグが所定の予熱温度
Tpに達した時に通電が停止されることになる。
この時、図示しない表示ランプが消灯し、予熱が
終了したことを運転者に知らせる。
ースイツチ2が時間t=taでOFF位置からON位
置に切り換えられると(第2図a参照)、正導線
9がバツテリ3の正極と接続され、各回路に電力
が供給される。この時、コンデンサ17は抵抗器
23,24及びグロープラグ4乃至7を介して放
電されているので、充電電圧Vcはほぼ0〔v〕で
あるから電圧Vrより小さく、比較器16の出力
レベルは高レベルとなる。それ故、トランジスタ
30はオンとなり、リレー29のコイル29aに
電流が流れてスイツチ29bが閉じられ、これに
よりリレー8のコイル8aに電流が流れ接点8b
も閉じられる(第2図b)。この結果、グロープ
ラグ4乃至7に予熱電流が流れはじめ、グロープ
ラグの急速予熱動作が開始される。グロープラグ
にバツテリ電圧が印加されると、同時にコンデン
サ17を含んで成る時定数回路にもグロープラグ
の両端の電圧が印加され、充電電圧Vcが所定の
充電特性に従つて上昇する(第2図c)。なお、
この時トランジスタ30がオンのためトランジス
タ57はオフしており、コンデンサ17に対する
放電路は形成されていない。t=tbでVc≧Vrと
なると、比較器16の出力レベルは低レベルとな
り、トランジスタ30がオフとなるので、リレー
8,29は共に消勢され、グロープラグ4乃至7
の急速予熱動作が停止する。既に述べたように、
コンデンサ17を含む時定数回路の充電特性が第
2図dに示すグロープラグの加熱特性と一致する
ように時定数回路の時定数が選ばれており、電圧
Vrの値はグロープラグの温度Tが所望の予熱温
度Tpとなつた場合の充電電圧Vcの値と等しく選
んであるので、グロープラグが所定の予熱温度
Tpに達した時に通電が停止されることになる。
この時、図示しない表示ランプが消灯し、予熱が
終了したことを運転者に知らせる。
トランジスタ30がオフとなると、抵抗器2
3,24及びグロープラグ4乃至7を介してコン
デンサ17が放電を開始する。グロープラグの再
予熱動作時にグロープラグの予熱を正しく行なう
ことができるようにするため、その放電時定数
は、コンデンサ17の放電特性がグロープラグの
温度低下特性とほぼ相応するように定められてい
る(第2図c,d参照)。このようにして充電電
圧Vcが低下しはじめるが、抵抗器20のために
比較器16の比較動作にはヒステリシス特性が与
えられており、したがつて、充電電圧Vcの低下
があつても比較器16の出力レベルは直ぐには高
レベルとはならない。比較器16の出力レベルが
再び高レベルとなる前に、V4>V3となり、トラ
ンジスタ48がオンとなるので、トランジスタ3
0は強制的にオフとなり、急速予熱回路11によ
り再びグロープラグが予熱されるのを防止する。
3,24及びグロープラグ4乃至7を介してコン
デンサ17が放電を開始する。グロープラグの再
予熱動作時にグロープラグの予熱を正しく行なう
ことができるようにするため、その放電時定数
は、コンデンサ17の放電特性がグロープラグの
温度低下特性とほぼ相応するように定められてい
る(第2図c,d参照)。このようにして充電電
圧Vcが低下しはじめるが、抵抗器20のために
比較器16の比較動作にはヒステリシス特性が与
えられており、したがつて、充電電圧Vcの低下
があつても比較器16の出力レベルは直ぐには高
レベルとはならない。比較器16の出力レベルが
再び高レベルとなる前に、V4>V3となり、トラ
ンジスタ48がオンとなるので、トランジスタ3
0は強制的にオフとなり、急速予熱回路11によ
り再びグロープラグが予熱されるのを防止する。
t=tbにおいてグロープラグの予熱動作が中止
されると同時にコンデンサ17の放電が開始さ
れ、充電電圧Vcのレベルはグロープラグの温度
低下に相応して低下する。したがつて、t=tb以
後キースイツチ2が再びOFF位置からON位置へ
切り換えられたとき、充電電圧Vcの値は上述の
理由によりその時のグロープラグ温度に相応した
レベルとなつているので、グロープラグの予熱が
再開された場合、その模擬電圧である充電電圧
Vcは再予熱時のグロープラグ温度に応じたレベ
ルから上昇しはじめることとなる。
されると同時にコンデンサ17の放電が開始さ
れ、充電電圧Vcのレベルはグロープラグの温度
低下に相応して低下する。したがつて、t=tb以
後キースイツチ2が再びOFF位置からON位置へ
切り換えられたとき、充電電圧Vcの値は上述の
理由によりその時のグロープラグ温度に相応した
レベルとなつているので、グロープラグの予熱が
再開された場合、その模擬電圧である充電電圧
Vcは再予熱時のグロープラグ温度に応じたレベ
ルから上昇しはじめることとなる。
この結果、この場合の充電電圧特性はグロープ
ラグの再予熱時の温度上昇特性に一致し、グロー
プラグの予熱温度が適切に制御されるので、グロ
ープラグの過熱を引き起すことがない。
ラグの再予熱時の温度上昇特性に一致し、グロー
プラグの予熱温度が適切に制御されるので、グロ
ープラグの過熱を引き起すことがない。
次に、急速予熱が終了後、キースイツチ2を
ON位置からSTに切り換えた場合の動作につい
て述べる。t=tcにおいてキースイツチ2をON
位置からST位置に切り換えると、トランジスタ
51がオンとなつてトランジスタ57がオンとな
り、コンデンサ17に対する所定の放電路が、抵
抗器23,58及びトランジスタ57のコレクタ
−エミツタ回路により形成される(第3図a参
照)。同時に、ダイオード56のカソードがアー
スされるのでトランジスタ48は強制的にオフと
され、実質的に急速予熱阻止回路40の動作を停
止させる。さらに、グロープラグ4乃至7に対し
て抵抗器10を介して電流が供給されるが、この
供給電流はグロープラグ4乃至7の温度が緩やか
に低下する程度の大きさとなるよう抵抗器10の
値が定められている。したがつて、第3図dに示
されているように、tb<t<tcにおける温度低下
の速度と、tc<tにおけるそれとは異なつてお
り、tc<tの場合の方が温度の低下速度がゆるや
かとなつている。t=tdにおいて充電電圧Vcが新
たな比較電圧値V1′となると(第3図c参照)、再
びリレー29及び8が付勢され(第3図b参照)、
加熱される。グロープラグが所定の温度となつて
Vc>Vrとなると、再びリレー29及び8が消勢
されて抵抗器10を介しての加熱状態となる。キ
ースイツチ2がST位置にある限り、上述の動作
を繰り返す。
ON位置からSTに切り換えた場合の動作につい
て述べる。t=tcにおいてキースイツチ2をON
位置からST位置に切り換えると、トランジスタ
51がオンとなつてトランジスタ57がオンとな
り、コンデンサ17に対する所定の放電路が、抵
抗器23,58及びトランジスタ57のコレクタ
−エミツタ回路により形成される(第3図a参
照)。同時に、ダイオード56のカソードがアー
スされるのでトランジスタ48は強制的にオフと
され、実質的に急速予熱阻止回路40の動作を停
止させる。さらに、グロープラグ4乃至7に対し
て抵抗器10を介して電流が供給されるが、この
供給電流はグロープラグ4乃至7の温度が緩やか
に低下する程度の大きさとなるよう抵抗器10の
値が定められている。したがつて、第3図dに示
されているように、tb<t<tcにおける温度低下
の速度と、tc<tにおけるそれとは異なつてお
り、tc<tの場合の方が温度の低下速度がゆるや
かとなつている。t=tdにおいて充電電圧Vcが新
たな比較電圧値V1′となると(第3図c参照)、再
びリレー29及び8が付勢され(第3図b参照)、
加熱される。グロープラグが所定の温度となつて
Vc>Vrとなると、再びリレー29及び8が消勢
されて抵抗器10を介しての加熱状態となる。キ
ースイツチ2がST位置にある限り、上述の動作
を繰り返す。
このような構成によると、基準電圧発生回路1
2から出力される基準電圧がバツテリ電圧の上
昇、低下に伴つて低下、上昇するので、バツテリ
電圧が上昇することによるグロープラグの過熱及
び、バツテリ電圧が低下することによる予熱温度
の低下を防止し、バツテリ電圧の変動に拘わらず
グロープラグの予熱温度を一定に保持するように
制御することができる。また、ツエナーダイオー
ド33の温度特性を負の特性としたことにより、
周囲温度の変化があつても予熱温度を所要の温度
とすることができる。
2から出力される基準電圧がバツテリ電圧の上
昇、低下に伴つて低下、上昇するので、バツテリ
電圧が上昇することによるグロープラグの過熱及
び、バツテリ電圧が低下することによる予熱温度
の低下を防止し、バツテリ電圧の変動に拘わらず
グロープラグの予熱温度を一定に保持するように
制御することができる。また、ツエナーダイオー
ド33の温度特性を負の特性としたことにより、
周囲温度の変化があつても予熱温度を所要の温度
とすることができる。
さらに、コンデンサ17を含む時定数回路への
印加電圧を、グロープラグの両端に発生する電圧
としたので、例えば一部のグロープラグが断線し
た場合に、他のグロープラグの断線を誘発すると
いう事故を防ぐことができるものである。すなわ
ち、一部のグロープラグが断線すると、電源から
グロープラグに流入する電流が減少するため、グ
ロープラグとバツテリとを接続するワイヤの抵抗
によりそのワイヤにおいて生じる電圧降下が減少
し、グロープラグに印加される電圧は上昇するこ
とになる。この結果、コンデンサ17の充電動作
に供される電圧は上昇し、充電電圧Vcが所要の
レベルに達するまでの時間が短縮されるので、グ
ロープラグの断線が全くない場合に比べて予熱時
間が短縮され、印加電圧の上昇分と相殺され、グ
ロープラグが過度に過熱されるのが防止され、他
のグロープラグの断線を誘発することが防止され
ることになる。
印加電圧を、グロープラグの両端に発生する電圧
としたので、例えば一部のグロープラグが断線し
た場合に、他のグロープラグの断線を誘発すると
いう事故を防ぐことができるものである。すなわ
ち、一部のグロープラグが断線すると、電源から
グロープラグに流入する電流が減少するため、グ
ロープラグとバツテリとを接続するワイヤの抵抗
によりそのワイヤにおいて生じる電圧降下が減少
し、グロープラグに印加される電圧は上昇するこ
とになる。この結果、コンデンサ17の充電動作
に供される電圧は上昇し、充電電圧Vcが所要の
レベルに達するまでの時間が短縮されるので、グ
ロープラグの断線が全くない場合に比べて予熱時
間が短縮され、印加電圧の上昇分と相殺され、グ
ロープラグが過度に過熱されるのが防止され、他
のグロープラグの断線を誘発することが防止され
ることになる。
この他、クランキング中、グロープラグに抵抗
器10を介して所定の電流を流しつつ急速予熱回
路11による予熱動作を行なうようにしたので各
リレーのオン/オフ周期が長くなり、リレー及び
グロープラグの寿命を著しく延ばすことができる
という利点をも有している。
器10を介して所定の電流を流しつつ急速予熱回
路11による予熱動作を行なうようにしたので各
リレーのオン/オフ周期が長くなり、リレー及び
グロープラグの寿命を著しく延ばすことができる
という利点をも有している。
(効果)
本考案によれば、上述の如く、基準電圧発生回
路からの出力電圧のレベルを、電源電圧の変動に
よるグロープラグの予熱温度の変化を補正するよ
うに補正する構成としたので、電源電圧の変動に
拘わらず予熱温度を所定の温度に制御することが
でき、グロープラグの温度を精度よく制御するこ
とができる。
路からの出力電圧のレベルを、電源電圧の変動に
よるグロープラグの予熱温度の変化を補正するよ
うに補正する構成としたので、電源電圧の変動に
拘わらず予熱温度を所定の温度に制御することが
でき、グロープラグの温度を精度よく制御するこ
とができる。
第1図は本考案の一実施例の回路図、第2図a
乃至第2図d及び第3図a乃至第3図dは第1図
の回路の動作を説明するための波形図である。 1……グロープラグ予熱制御装置、2……キー
スイツチ、3……バツテリ、4乃至7……グロー
プラグ、10……ドロツピング抵抗器、11……
急速予熱回路、12……基準電圧発生回路、17
……コンデンサ、31……演算増幅器、40……
急速予熱阻止回路、54……放電回路。
乃至第2図d及び第3図a乃至第3図dは第1図
の回路の動作を説明するための波形図である。 1……グロープラグ予熱制御装置、2……キー
スイツチ、3……バツテリ、4乃至7……グロー
プラグ、10……ドロツピング抵抗器、11……
急速予熱回路、12……基準電圧発生回路、17
……コンデンサ、31……演算増幅器、40……
急速予熱阻止回路、54……放電回路。
Claims (1)
- 所要の電源からグロープラグへ供給される通電
電流の制御を行ない前記グロープラグの予熱制御
を行なうグロープラグ予熱制御装置において、グ
ロープラグの予熱温度特性に相応した充電電圧特
性を有し前記グロープラグの両端に発生する電圧
が充電用電圧として供給されている時定数回路
と、定電圧素子を含み前記電源の電圧の変動に拘
らず一定レベルの電圧を出力する定電圧出力回路
と、前記電源の電圧の変動に応じてレベル変動す
る電圧信号を出力する回路と、前記一定レベルの
電圧と前記電圧信号とに応答し前記電源の電圧の
変動によるグロープラグの予熱温度の変化を補正
するため前記変動の増減方向とは逆方向にレベル
変化する参照電圧を出力する参照電圧発生回路
と、前記時定数回路からの出力電圧と前記参照電
圧とをレベル比較する比較回路と、前記グロープ
ラグと前記電源との間に設けられ前記比較回路か
らの出力に応答して作動する通電制御器とを備え
て成ることを特徴とするグロープラグ予熱制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985145174U JPH0113816Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985145174U JPH0113816Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6166671U JPS6166671U (ja) | 1986-05-07 |
JPH0113816Y2 true JPH0113816Y2 (ja) | 1989-04-24 |
Family
ID=30703430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985145174U Expired JPH0113816Y2 (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0113816Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5948740B2 (ja) * | 2011-06-01 | 2016-07-06 | 株式会社デンソー | 制御部一体型グロープラグとその通電制御方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4845255A (ja) * | 1971-07-24 | 1973-06-28 | ||
JPS54117836A (en) * | 1978-03-03 | 1979-09-12 | Diesel Kiki Co Ltd | Glow plug preheating time controller |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP1985145174U patent/JPH0113816Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4845255A (ja) * | 1971-07-24 | 1973-06-28 | ||
JPS54117836A (en) * | 1978-03-03 | 1979-09-12 | Diesel Kiki Co Ltd | Glow plug preheating time controller |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6166671U (ja) | 1986-05-07 |
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