JPH06231414A - 磁気ヘッド用コアおよびその製造方法 - Google Patents
磁気ヘッド用コアおよびその製造方法Info
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- JPH06231414A JPH06231414A JP5017196A JP1719693A JPH06231414A JP H06231414 A JPH06231414 A JP H06231414A JP 5017196 A JP5017196 A JP 5017196A JP 1719693 A JP1719693 A JP 1719693A JP H06231414 A JPH06231414 A JP H06231414A
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- Japan
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- alloy
- core
- magnetic head
- atmosphere
- corrosion resistance
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F10/00—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure
- H01F10/08—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers
- H01F10/10—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition
- H01F10/12—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition being metals or alloys
- H01F10/14—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition being metals or alloys containing iron or nickel
- H01F10/147—Thin magnetic films, e.g. of one-domain structure characterised by magnetic layers characterised by the composition being metals or alloys containing iron or nickel with lattice under strain, e.g. expanded by interstitial nitrogen
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- Power Engineering (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 センダスト(Si−Al−Fe)系高透磁率
合金を材料とする磁気ヘッド用コアの耐食性を改善し、
耐摩耗性をいっそう高める。 【構成】 合金をコアの形状に成形し、表面を窒化す
る。 窒化は、N2 雰囲気中で750〜1100℃の温
度に1〜10時間加熱するか、またはH2 雰囲気中で
(不活性ガス雰囲気中、あるいは真空中でもよい)上記
温度に1〜10時間保持したのちNH3 雰囲気中で40
0〜600℃の温度に1〜100時間加熱することによ
って行なう。
合金を材料とする磁気ヘッド用コアの耐食性を改善し、
耐摩耗性をいっそう高める。 【構成】 合金をコアの形状に成形し、表面を窒化す
る。 窒化は、N2 雰囲気中で750〜1100℃の温
度に1〜10時間加熱するか、またはH2 雰囲気中で
(不活性ガス雰囲気中、あるいは真空中でもよい)上記
温度に1〜10時間保持したのちNH3 雰囲気中で40
0〜600℃の温度に1〜100時間加熱することによ
って行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録/再生用の磁
気ヘッドを構成する高透磁率合金製のコアと、その製造
方法に関する。
気ヘッドを構成する高透磁率合金製のコアと、その製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録/再生用の磁気ヘッドの材料と
しては、パーマロイ合金やセンダスト合金が広く用いら
れているが、とくに(6〜12%)Si−(4〜8%)
Al−Feを代表的な合金組成とするセンダスト合金
は、すぐれた磁気特性を有するとともに、耐摩耗性が高
いことを評価されている。
しては、パーマロイ合金やセンダスト合金が広く用いら
れているが、とくに(6〜12%)Si−(4〜8%)
Al−Feを代表的な合金組成とするセンダスト合金
は、すぐれた磁気特性を有するとともに、耐摩耗性が高
いことを評価されている。
【0003】しかし、センダスト合金には、耐食性がよ
くないという弱点がある。 また、加工性がよいとはい
えず、鋳造体の切削加工や切断時にワレ、カケを生じや
すいのも欠点である。
くないという弱点がある。 また、加工性がよいとはい
えず、鋳造体の切削加工や切断時にワレ、カケを生じや
すいのも欠点である。
【0004】耐食性を改善するひとつの方策として、白
金族元素からえらんだ少なくとも1種0.1〜2.5%
と、N:5〜300ppmおよびC:100〜500ppmの
1種または2種とを添加することが提案された(特公平
2−22141号)。
金族元素からえらんだ少なくとも1種0.1〜2.5%
と、N:5〜300ppmおよびC:100〜500ppmの
1種または2種とを添加することが提案された(特公平
2−22141号)。
【0005】耐カケ性については、Mg:0.005〜
0.10%を添加すると有効であることを、出願人がさ
きに開示した(特公昭61−28010号)。
0.10%を添加すると有効であることを、出願人がさ
きに開示した(特公昭61−28010号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような当業技術の現状を一歩前進させ、耐食性がさらに
改善された磁気ヘッド用コアと、その製造方法を提供す
ることにある。
ような当業技術の現状を一歩前進させ、耐食性がさらに
改善された磁気ヘッド用コアと、その製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッド用コ
アは、Si:6.0〜12.0%(重量%、以下同じ)
およびAl:4.0〜8.0%を含有し、残部が実質上
Feからなる組成を基本的な合金組成とする高透磁率合
金をコアの形状に成形し、表面を窒化してなるものであ
る。
アは、Si:6.0〜12.0%(重量%、以下同じ)
およびAl:4.0〜8.0%を含有し、残部が実質上
Feからなる組成を基本的な合金組成とする高透磁率合
金をコアの形状に成形し、表面を窒化してなるものであ
る。
【0008】高透磁率合金として、上記した基本的な合
金組成に加えて、Ti,V,Cr,Mn,NiおよびM
oからえらんだ1種または2種以上を、2種以上の場合
は合計量で0.01〜5.0%含有する組成の合金を使
用すると、耐食性向上の効果が高い。
金組成に加えて、Ti,V,Cr,Mn,NiおよびM
oからえらんだ1種または2種以上を、2種以上の場合
は合計量で0.01〜5.0%含有する組成の合金を使
用すると、耐食性向上の効果が高い。
【0009】Zr,Nb,Hf,TaおよびWからえら
んだ1種または2種以上を、2種以上の場合は合計量で
0.01〜5.0%含有させることも好ましい。
んだ1種または2種以上を、2種以上の場合は合計量で
0.01〜5.0%含有させることも好ましい。
【0010】本発明の実施に当って、白金族を含む貴金
属成分の使用も有効である。 すなわち、上記した基本
の、またはそれにTi等の成分を添加した合金組成に加
えて、Ru,Rh,Pd,Os,Ir,Pt,Auおよ
びAgからえらんだ1種または2種以上を、2種以上の
場合は合計量で0.005〜5.0%含有する組成の合
金を使用することである。
属成分の使用も有効である。 すなわち、上記した基本
の、またはそれにTi等の成分を添加した合金組成に加
えて、Ru,Rh,Pd,Os,Ir,Pt,Auおよ
びAgからえらんだ1種または2種以上を、2種以上の
場合は合計量で0.005〜5.0%含有する組成の合
金を使用することである。
【0011】そのほか、すでに出願人が開示した適量の
Mgの添加による耐ワレ・カケ性の向上をこれに適用す
ることも可能である。 また、本発明者らが別途開示す
る、合金中のO含有量の規制による耐食性改善の効果を
あわせて得ることも可能である。
Mgの添加による耐ワレ・カケ性の向上をこれに適用す
ることも可能である。 また、本発明者らが別途開示す
る、合金中のO含有量の規制による耐食性改善の効果を
あわせて得ることも可能である。
【0012】さらに、それぞれの合金組成に加えて、B
e,B,P,S,Co,Cu,Zn,Ga,Ge,A
s,Y,In,Sn,Sb,Pb,BiおよびREMか
らえらんだ1種または2種以上を、2種以上の場合は合
計量で0.01〜5.0%含有させることができる。
これらの成分を適量添加した高透磁率合金は、磁気特性
が良好である。
e,B,P,S,Co,Cu,Zn,Ga,Ge,A
s,Y,In,Sn,Sb,Pb,BiおよびREMか
らえらんだ1種または2種以上を、2種以上の場合は合
計量で0.01〜5.0%含有させることができる。
これらの成分を適量添加した高透磁率合金は、磁気特性
が良好である。
【0013】このような本発明の磁気ヘッド用コアの製
造方法は、上記したいずれかの合金組成をもつ高透磁率
合金をコアの形状に成形すること、およびこの成形品
を、N2雰囲気中で750〜1100℃の温度に1〜1
0時間加熱するか、またはH2ガスまたは不活性ガス雰
囲気中、あるいは真空中で750〜1100℃の温度に
1〜10時間保持したのちNH3 雰囲気中で400〜6
00℃の温度に1〜100時間加熱して成形品の表面に
硬化層を形成することからなる。
造方法は、上記したいずれかの合金組成をもつ高透磁率
合金をコアの形状に成形すること、およびこの成形品
を、N2雰囲気中で750〜1100℃の温度に1〜1
0時間加熱するか、またはH2ガスまたは不活性ガス雰
囲気中、あるいは真空中で750〜1100℃の温度に
1〜10時間保持したのちNH3 雰囲気中で400〜6
00℃の温度に1〜100時間加熱して成形品の表面に
硬化層を形成することからなる。
【0014】
【作用】窒化は、鋼の表面硬化の技術として実施されて
いる。 本発明者は、これがセンダスト合金の耐食性改
善に役立つことを期待して実験したところ、期待どおり
の効果が得られた。 窒化により表面は硬化するから、
本発明に従う磁気ヘッド用コアは、もちろん耐摩耗性も
いっそう向上している。 硬化層は、数μm〜100μ
m、通常は数10μmの深さに形成すれば十分である。
いる。 本発明者は、これがセンダスト合金の耐食性改
善に役立つことを期待して実験したところ、期待どおり
の効果が得られた。 窒化により表面は硬化するから、
本発明に従う磁気ヘッド用コアは、もちろん耐摩耗性も
いっそう向上している。 硬化層は、数μm〜100μ
m、通常は数10μmの深さに形成すれば十分である。
【0015】上述した種々の高透磁率合金において、S
i:6.0〜12.0%およびAl:4.0〜8.0%
は、残りの大部分を占めるFeとともに、センダスト合
金を構成する基本的な成分であることはいうまでもな
い。 それ以外の任意に添加する元素の役割と組成範囲
の限定理由は、つぎのとおりである。
i:6.0〜12.0%およびAl:4.0〜8.0%
は、残りの大部分を占めるFeとともに、センダスト合
金を構成する基本的な成分であることはいうまでもな
い。 それ以外の任意に添加する元素の役割と組成範囲
の限定理由は、つぎのとおりである。
【0016】Ti,V,Cr,Mn,NiおよびMo:
合計0.1〜5.0% コア表面を窒化処理したときに、窒化物を形成して硬化
層をつくることにより耐食性向上を助ける。 これらの
中では、とくにCr,V,Moが顕著な効果を示す。
合計0.1〜5.0% コア表面を窒化処理したときに、窒化物を形成して硬化
層をつくることにより耐食性向上を助ける。 これらの
中では、とくにCr,V,Moが顕著な効果を示す。
【0017】Zr,Nb,Hf,Ta,W:合計0.0
1〜5.0% 結晶粒を微細化して、ワレやカケを防ぐ効果がある。
同時に、耐摩耗性の向上にも役立つ。
1〜5.0% 結晶粒を微細化して、ワレやカケを防ぐ効果がある。
同時に、耐摩耗性の向上にも役立つ。
【0018】Ru,Rh,Pd,Os,Ir,Pt,A
u,Ag:合計0.005〜5.0% 0.005%以上添加すると、耐食性が向上する。
5.0%を超える添加は、磁気特性を低下させる。
u,Ag:合計0.005〜5.0% 0.005%以上添加すると、耐食性が向上する。
5.0%を超える添加は、磁気特性を低下させる。
【0019】C:0.001〜0.5% Ti〜Wのグループの金属と結合して炭化物を形成す
る。 それらの微細な析出物が結晶粒を微細にして、耐
カケ性を高める。 炭化物は、耐摩耗性の向上にも寄与
する。 上記した下限値以上の存在で効果が認められ、
多量になると磁気特性にマイナスにはたらくから、それ
ぞれの上限値を超えないようにすべきである。
る。 それらの微細な析出物が結晶粒を微細にして、耐
カケ性を高める。 炭化物は、耐摩耗性の向上にも寄与
する。 上記した下限値以上の存在で効果が認められ、
多量になると磁気特性にマイナスにはたらくから、それ
ぞれの上限値を超えないようにすべきである。
【0020】Mg:0.005〜0.10% さきの発明に関して開示したように、耐カケ性を改善す
る効果が著しい。0.005%以上の少量で有効であ
り、一方で磁気特性には好ましくない成分であるから、
その観点から0.10%の上限を設けた。
る効果が著しい。0.005%以上の少量で有効であ
り、一方で磁気特性には好ましくない成分であるから、
その観点から0.10%の上限を設けた。
【0021】Be,B,P,S,Cr,Mn,Co,N
i,Cu,Zn,Ga,Ge,As,Y,In,Sn,
Sb,Pb,Bi,REM:合計0.01〜5.0% これらの元素は磁気特性を向上させるので、適量使用す
れば、上述の諸元素の添加による特性低下を一部または
全部補償する利益を狙うことができる。ただし過大の添
加はかえって磁気特性を引き下げる。 その限界は添加
元素によって多少異なるが、いずれにせよ合計量で5%
を上限とする。
i,Cu,Zn,Ga,Ge,As,Y,In,Sn,
Sb,Pb,Bi,REM:合計0.01〜5.0% これらの元素は磁気特性を向上させるので、適量使用す
れば、上述の諸元素の添加による特性低下を一部または
全部補償する利益を狙うことができる。ただし過大の添
加はかえって磁気特性を引き下げる。 その限界は添加
元素によって多少異なるが、いずれにせよ合計量で5%
を上限とする。
【0022】
〔実施例1〕表1に記載の組成(重量%、残部Fe)の
合金を溶製し、精密鋳造法により、長さ35mm×幅25
mm×厚さ1.5mmの板状体に鋳造した。 鋳造素材から
それぞれ下記のようにして試験片をつくり、窒化処理を
行なってから磁気特性および耐食性を試験した。
合金を溶製し、精密鋳造法により、長さ35mm×幅25
mm×厚さ1.5mmの板状体に鋳造した。 鋳造素材から
それぞれ下記のようにして試験片をつくり、窒化処理を
行なってから磁気特性および耐食性を試験した。
【0023】試験片の調製: (磁気特性試験) 外径10mm×内径6mm×厚さ0.2
mmのリングを、ワイヤカットおよび研削加工により製作
し、研摩仕上げする。
mmのリングを、ワイヤカットおよび研削加工により製作
し、研摩仕上げする。
【0024】(耐食性試験) 長さ30mm×幅20mm×
厚さ1mmの板を、切断および研削加工により製作し、研
摩仕上げする。
厚さ1mmの板を、切断および研削加工により製作し、研
摩仕上げする。
【0025】比較のため、窒化を行なわず単なる熱処理
をした試料も用意し、同様に試験をした。 処理の条件
はつぎのとおりである。
をした試料も用意し、同様に試験をした。 処理の条件
はつぎのとおりである。
【0026】(比較例) H2 雰囲気中で750〜11
00℃の範囲内の、その材料にとって最適の温度に2時
間加熱し、その後炉冷する。 (実施例1〜5) N2 雰囲気中で750〜1100℃
の範囲内の、その材料にとって最適の温度に2時間加熱
し、その後炉冷する。 (実施例6〜10) H2雰囲気中で比較例と同様に熱
処理し、続いてNH3雰囲気中で500℃に10時間加
熱して、その後炉冷する。
00℃の範囲内の、その材料にとって最適の温度に2時
間加熱し、その後炉冷する。 (実施例1〜5) N2 雰囲気中で750〜1100℃
の範囲内の、その材料にとって最適の温度に2時間加熱
し、その後炉冷する。 (実施例6〜10) H2雰囲気中で比較例と同様に熱
処理し、続いてNH3雰囲気中で500℃に10時間加
熱して、その後炉冷する。
【0027】磁気特性の試験:リングに巻線を施し、直
流B−Hトレーサで、磁界10Oeにおける磁束密度の値
B10を測定する。 また、LCRメータにより、磁界H
=5mOe、周波数f=1kHzにおけるインダクタンス透磁
率μLを測定する。
流B−Hトレーサで、磁界10Oeにおける磁束密度の値
B10を測定する。 また、LCRメータにより、磁界H
=5mOe、周波数f=1kHzにおけるインダクタンス透磁
率μLを測定する。
【0028】耐食性試験:5%食塩水を室温で48時間
噴霧する塩水噴霧を行ない、錆発生の面積割合を画像処
理装置により算出する。
噴霧する塩水噴霧を行ない、錆発生の面積割合を画像処
理装置により算出する。
【0029】結果を表2に示す。
【0030】 表1 No.Si Al Ti等 Ru等 その他 1 9.60 5.58 2 9.55 5.56 V 0.29 Ru0.25 3 9.70 5.75 Ti0.29 Ru0.12 Pd0.07 4 9.75 5.92 Ti0.44 Ru0.21 C0.017 5 9.75 6.08 V 0.35 Mn0.36 C0.007 Mg0.011 Cu0.05 6 9.58 5.88 Cr0.73 Pt0.51 7 9.53 5.66 Ti0.52 Ru0.13 P0.004 S 0.005 O 0.0012 8 9.75 6.08 V 0.35 Mn0.36 C0.007 Mg0.011 Cu0.05 9 9.88 5.42 V 0.33 Pd0.05 Ir0.13 C0.020 Hf0.17 10 9.38 5.25 Ti0.49 Mo0.10 Ru0.12 C0.005 Co0.38 Y0.11 表2 磁気特性 耐食性(発錆割合%) No. B 10(G) μ L(1kHz) 実施例 比較例 1 9750 19500 60 85 2 9600 18500 20 30 3 9200 14500 25 45 4 9100 17800 20 35 5 8900 14200 40 65 6 9200 16400 25 40 7 9400 17900 10 35 8 8900 14200 30 65 9 9200 12800 15 40 10 9400 16800 10 35
【0031】
【発明の効果】本発明による磁気ヘッド用コアは、セン
ダスト合金の短所である耐食性の低さを窒化層の形成に
より改善し、かつ長所である耐摩耗性の高さをいっそう
増すことができ、それによって磁気ヘッドの使用寿命を
長くすることができる。
ダスト合金の短所である耐食性の低さを窒化層の形成に
より改善し、かつ長所である耐摩耗性の高さをいっそう
増すことができ、それによって磁気ヘッドの使用寿命を
長くすることができる。
【0032】このコアの製造方法は、鋼の窒化に関する
技術を適用することによって容易に実施できる。
技術を適用することによって容易に実施できる。
Claims (4)
- 【請求項1】 Si:6.0〜12.0%およびAl:
4.0〜8.0%を含有し、残部が実質上Feからなる
組成を基本的な合金組成とする高透磁率合金をコアの形
状に成形し、表面を窒化してなる磁気ヘッド用コア。 - 【請求項2】 高透磁率合金として、請求項1に記載の
基本的な合金組成に加えて、Ti,V,Cr,Mn,N
iおよびMoからえらんだ1種または2種以上を、2種
以上の場合は合計量で0.01〜5.0%含有する組成
の合金を使用した請求項1の磁気ヘッド用コア。 - 【請求項3】 高透磁率合金として、請求項1または2
に記載の合金組成に加えて、Ru,Rh,Pd,Os,
Ir,Pt,AuおよびAgからえらんだ1種または2
種以上を、2種以上の場合は合計量で0.005〜5.
0%含有する組成の合金を使用した請求項1または2の
磁気ヘッド用コア。 - 【請求項4】 請求項1ないし3に記載の合金組成をも
つ高透磁率合金をコアの形状に成形すること、およびこ
の成形品を、N2 雰囲気中で750〜1100℃の温度
に1〜10時間加熱するか、またはH2 ガスまたは不活
性ガス雰囲気中、あるいは真空中で750〜1100℃
の温度に1〜10時間保持したのちNH3 雰囲気中で4
00〜600℃の温度に1〜100時間加熱することに
より、成形品の表面に硬化層を形成することからなる磁
気ヘッド用コアの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5017196A JPH06231414A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 磁気ヘッド用コアおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5017196A JPH06231414A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 磁気ヘッド用コアおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06231414A true JPH06231414A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11937188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5017196A Withdrawn JPH06231414A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 磁気ヘッド用コアおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06231414A (ja) |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP5017196A patent/JPH06231414A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |