JPH06230886A - ペンシル型入力装置 - Google Patents
ペンシル型入力装置Info
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- JPH06230886A JPH06230886A JP1280793A JP1280793A JPH06230886A JP H06230886 A JPH06230886 A JP H06230886A JP 1280793 A JP1280793 A JP 1280793A JP 1280793 A JP1280793 A JP 1280793A JP H06230886 A JPH06230886 A JP H06230886A
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- Japan
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- movement
- input device
- movement detection
- axis
- pen tip
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 使用する場所が限定されることなく、正確に
微妙な位置入力を行う。 【構成】 画面上での位置を指定するために用いられる
コンピューター用の入力装置であって、第１及び第２の
移動検出箇所にそれぞれ設けられ、各移動検出箇所のＸ
Ｙ平面に関する移動量及び移動方向をそれぞれ検出する
第１並びに第２の移動検出手段、イネーブルスイッチ、
並びにイネーブルスイッチがオン状態とされてからのペ
ン先のＸＹ平面に関する移動量及び移動方向を、第１及
び第２の移動検出手段の各検出値並びに第１及び第２の
検出箇所とペン先との位置関係から求めて出力する演算
処理装置とを有する。また、第３又は第４の検出箇所を
設ける。更に、筆記可能のペンシル型とする。
微妙な位置入力を行う。 【構成】 画面上での位置を指定するために用いられる
コンピューター用の入力装置であって、第１及び第２の
移動検出箇所にそれぞれ設けられ、各移動検出箇所のＸ
Ｙ平面に関する移動量及び移動方向をそれぞれ検出する
第１並びに第２の移動検出手段、イネーブルスイッチ、
並びにイネーブルスイッチがオン状態とされてからのペ
ン先のＸＹ平面に関する移動量及び移動方向を、第１及
び第２の移動検出手段の各検出値並びに第１及び第２の
検出箇所とペン先との位置関係から求めて出力する演算
処理装置とを有する。また、第３又は第４の検出箇所を
設ける。更に、筆記可能のペンシル型とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピューターの入力
装置に関し、特に、画面上での位置を指定するために用
いられる入力装置に関する。
装置に関し、特に、画面上での位置を指定するために用
いられる入力装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の入力装置は、グラフィカル・ユ
ーザ・インタフェースの普及に伴って多く使用されてき
ており、具体的な例としては、マウスやトラックボール
等の移動方向および移動量を示す信号を出力するもの
や、デジタイザーやライトペン等の座標位置を直接入力
するものがある。
ーザ・インタフェースの普及に伴って多く使用されてき
ており、具体的な例としては、マウスやトラックボール
等の移動方向および移動量を示す信号を出力するもの
や、デジタイザーやライトペン等の座標位置を直接入力
するものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の入力装
置のうち、デジタイザーやライトペン等の座標位置を直
接入力するものにおいては、入力装置を所定の場所で動
かす必要がある。ライトペンを使用する場合には、ライ
トペンを画面上で移動させることが必要となり、デジタ
イザーを使用する場合には、所定の盤面上で移動させる
ことが必要となる。このように移動させる場所が限定さ
れるため、使用環境によっては操作が困難になるという
問題点がある。
置のうち、デジタイザーやライトペン等の座標位置を直
接入力するものにおいては、入力装置を所定の場所で動
かす必要がある。ライトペンを使用する場合には、ライ
トペンを画面上で移動させることが必要となり、デジタ
イザーを使用する場合には、所定の盤面上で移動させる
ことが必要となる。このように移動させる場所が限定さ
れるため、使用環境によっては操作が困難になるという
問題点がある。
【０００４】一方、マウスやトラックボール等の移動方
向および移動量を示す信号を出力するものは、使用する
場所に関しては特に限定されないために上記のような問
題点は生じないが、操作になれるために時間がかかる。
また、操作になれたとしても微妙な位置入力を行うこと
は困難であり、例えば、文字入力を行うことは極めて難
しいという問題点がある。
向および移動量を示す信号を出力するものは、使用する
場所に関しては特に限定されないために上記のような問
題点は生じないが、操作になれるために時間がかかる。
また、操作になれたとしても微妙な位置入力を行うこと
は困難であり、例えば、文字入力を行うことは極めて難
しいという問題点がある。
【０００５】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、使用する場所
が限定されることなく、微妙な位置入力を行うことので
きる入力装置を実現することを目的とする。
る問題点に鑑みてなされたものであって、使用する場所
が限定されることなく、微妙な位置入力を行うことので
きる入力装置を実現することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のペンシル型入力
装置は、画面上での位置を指定するために用いられるコ
ンピューター用の入力装置であって、第１および第２の
移動検出箇所にそれぞれ設けられ、各移動検出箇所のＸ
Ｙ平面に関する移動量および移動方向をそれぞれ検出す
る第１および第２の移動検出手段と、イネーブルスイッ
チと、イネーブルスイッチがオン状態とされてからのペ
ン先のＸＹ平面に関する移動量および移動方向を、第１
および第２の移動検出手段の各検出値と、第１および第
２の検出箇所とペン先との位置関係から求めて出力する
演算処理装置とを有することを特徴とする。
装置は、画面上での位置を指定するために用いられるコ
ンピューター用の入力装置であって、第１および第２の
移動検出箇所にそれぞれ設けられ、各移動検出箇所のＸ
Ｙ平面に関する移動量および移動方向をそれぞれ検出す
る第１および第２の移動検出手段と、イネーブルスイッ
チと、イネーブルスイッチがオン状態とされてからのペ
ン先のＸＹ平面に関する移動量および移動方向を、第１
および第２の移動検出手段の各検出値と、第１および第
２の検出箇所とペン先との位置関係から求めて出力する
演算処理装置とを有することを特徴とする。
【０００７】この場合、Ｚ軸に関する移動量を検出する
ための第３の移動検出手段を設け、演算処理装置は、第
３の移動検出手段の検出値からＺ軸に関するペン先の移
動量とＸＹ平面に関する移動量および移動方向を示す信
号を出力するものとしてもよい。
ための第３の移動検出手段を設け、演算処理装置は、第
３の移動検出手段の検出値からＺ軸に関するペン先の移
動量とＸＹ平面に関する移動量および移動方向を示す信
号を出力するものとしてもよい。
【０００８】また、Ｚ軸に関する回転角度を検出するた
めの第４の移動検出手段を設け、演算処理装置は、第４
の移動検出手段の検出値が示すＺ軸に関するペン先の回
転角度に基づいて、ＸＹ平面に関する移動量および移動
方向を示す信号を補正して出力するものとしてもよい。
めの第４の移動検出手段を設け、演算処理装置は、第４
の移動検出手段の検出値が示すＺ軸に関するペン先の回
転角度に基づいて、ＸＹ平面に関する移動量および移動
方向を示す信号を補正して出力するものとしてもよい。
【０００９】また、これらのいずれにおいても、実際に
筆記を行うための筆記用部材をペン先部に装着してもよ
い。
筆記を行うための筆記用部材をペン先部に装着してもよ
い。
【００１０】
【作用】イネーブルスイッチがオン状態のときにのみ演
算処理装置は、ペン先のＸＹ平面に関する移動量および
移動方向を示す信号を出力する。このため、イネーブル
スイッチの押下状態により移動入力を行うかの選択が可
能となる。
算処理装置は、ペン先のＸＹ平面に関する移動量および
移動方向を示す信号を出力する。このため、イネーブル
スイッチの押下状態により移動入力を行うかの選択が可
能となる。
【００１１】移動入力を行うときのペン先部の移動検出
は、各移動検出手段の検出結果および各移動検出手段が
設けられる第１および第２の移動検出箇所とペン先の位
置関係に基づいて演算されるので、入力時の入力装置の
傾きに関わらずにペン先の移動軌跡が検出される。
は、各移動検出手段の検出結果および各移動検出手段が
設けられる第１および第２の移動検出箇所とペン先の位
置関係に基づいて演算されるので、入力時の入力装置の
傾きに関わらずにペン先の移動軌跡が検出される。
【００１２】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【００１３】図１は本発明のペンシル型入力装置の一実
施例の構成を示す図である。本実施例は不図示のコンピ
ューターへの位置入力を行うためのもので、コンピュー
ターの画面上に表示されるアプリケーションに対して入
力を行うために用いられる。本実施例の入力装置はペン
シル型の形状に成形されたもので、内部の第１の移動検
出箇所には第１の移動検出手段としてＸ軸，Ｙ軸に関す
る加速度をそれぞれ検出するＸ軸加速度センサ１０３，
Ｙ軸加速度センサ１０２が設けられ、第１の移動検出箇
所よりもペン先寄りに位置する第２の移動検出箇所には
第２の移動検出手段としてＸ軸加速度センサ１０５，Ｙ
軸加速度センサ１０４が埋設され、また、これらの各移
動検出手段の検出結果からペン先部の移動量および移動
方向を検出する演算処理回路が埋設されている。
施例の構成を示す図である。本実施例は不図示のコンピ
ューターへの位置入力を行うためのもので、コンピュー
ターの画面上に表示されるアプリケーションに対して入
力を行うために用いられる。本実施例の入力装置はペン
シル型の形状に成形されたもので、内部の第１の移動検
出箇所には第１の移動検出手段としてＸ軸，Ｙ軸に関す
る加速度をそれぞれ検出するＸ軸加速度センサ１０３，
Ｙ軸加速度センサ１０２が設けられ、第１の移動検出箇
所よりもペン先寄りに位置する第２の移動検出箇所には
第２の移動検出手段としてＸ軸加速度センサ１０５，Ｙ
軸加速度センサ１０４が埋設され、また、これらの各移
動検出手段の検出結果からペン先部の移動量および移動
方向を検出する演算処理回路が埋設されている。
【００１４】なお、本実施例におけるＸ軸およびＹ軸
は、入力装置の長手方向（ペンシルとして見た場合の軸
方向）に垂直な軸である。
は、入力装置の長手方向（ペンシルとして見た場合の軸
方向）に垂直な軸である。
【００１５】装置の外周には、移動入力を行うかを選択
するためのイネーブルスイッチ１０６およびコンピュー
ターとの接続部となるケーブル１０８が設けられ、ペン
先部には、画面に表示されたアプリケーションへの入力
を行うための先端スイッチ１０７が設けられている。反
先端スイッチ１０７側となる頭部には、イネーブルスイ
ッチ１０６の押下状態を示すイネーブルランプ１０１が
設けられている。
するためのイネーブルスイッチ１０６およびコンピュー
ターとの接続部となるケーブル１０８が設けられ、ペン
先部には、画面に表示されたアプリケーションへの入力
を行うための先端スイッチ１０７が設けられている。反
先端スイッチ１０７側となる頭部には、イネーブルスイ
ッチ１０６の押下状態を示すイネーブルランプ１０１が
設けられている。
【００１６】図２は、本実施例における検出信号の出力
部分の構成を示すブロック図である。
部分の構成を示すブロック図である。
【００１７】装置内部に設けられる演算処理装置２０１
には、Ｘ軸加速度センサ１０３およびＹ軸加速度センサ
１０２から第１の移動検出位置でのＸ軸およびＹ軸に関
する加速度を示す信号がそれぞれ入力され、Ｘ軸加速度
センサ１０５およびＹ軸加速度センサ１０４から第２の
移動検出位置でのＸ軸およびＹ軸に関する加速度を示す
信号がそれぞれ入力され、さらにイネーブルスイッチ１
０６から該スイッチの押下状態を示す信号が入力されて
いる。
には、Ｘ軸加速度センサ１０３およびＹ軸加速度センサ
１０２から第１の移動検出位置でのＸ軸およびＹ軸に関
する加速度を示す信号がそれぞれ入力され、Ｘ軸加速度
センサ１０５およびＹ軸加速度センサ１０４から第２の
移動検出位置でのＸ軸およびＹ軸に関する加速度を示す
信号がそれぞれ入力され、さらにイネーブルスイッチ１
０６から該スイッチの押下状態を示す信号が入力されて
いる。
【００１８】演算処理装置２０１は、第１および第２の
移動検出箇所の位置およびペン先の位置とを演算パラメ
ータとして記憶するもので、各加速度センサからの入力
値からペン先部のＸ軸，Ｙ軸に関する移動量および移動
方向を示す移動検出信号２０２を生成して出力する。ま
た、先端スイッチ１０７からは、演算処理装置２０１の
動作とは関係なく、該スイッチの押下状態を示すクリッ
ク信号２０３が出力されている。これらの各出力信号
は、ケーブル１０８（図１参照）を介してコンピュータ
ーへ送出される。
移動検出箇所の位置およびペン先の位置とを演算パラメ
ータとして記憶するもので、各加速度センサからの入力
値からペン先部のＸ軸，Ｙ軸に関する移動量および移動
方向を示す移動検出信号２０２を生成して出力する。ま
た、先端スイッチ１０７からは、演算処理装置２０１の
動作とは関係なく、該スイッチの押下状態を示すクリッ
ク信号２０３が出力されている。これらの各出力信号
は、ケーブル１０８（図１参照）を介してコンピュータ
ーへ送出される。
【００１９】イネーブルスイッチ１０６からの信号が、
イネーブル状態が選択されないオフ状態を示す場合には
演算処理動作は行わず、イネーブルランプ１０１（図１
参照）を消灯状態とする。イネーブルスイッチ１０６か
らの信号が、イネーブル状態が選択されているオン状態
を示すものとなると、イネーブルランプ１０１（図１参
照）を点灯させるとともに、Ｘ軸加速度センサ１０３，
１０５、Ｙ軸加速度センサ１０２，１０４の各出力値に
積分処理を施して第１および第２の移動検出箇所におけ
る移動方向および移動量をそれぞれ検出し、さらに、こ
れらの各検出結果と各移動検出箇所位置およびペン先の
位置から先端スイッチが設けられるペン先部の移動量お
よび移動方向を演算して移動検出信号２０２として出力
する。
イネーブル状態が選択されないオフ状態を示す場合には
演算処理動作は行わず、イネーブルランプ１０１（図１
参照）を消灯状態とする。イネーブルスイッチ１０６か
らの信号が、イネーブル状態が選択されているオン状態
を示すものとなると、イネーブルランプ１０１（図１参
照）を点灯させるとともに、Ｘ軸加速度センサ１０３，
１０５、Ｙ軸加速度センサ１０２，１０４の各出力値に
積分処理を施して第１および第２の移動検出箇所におけ
る移動方向および移動量をそれぞれ検出し、さらに、こ
れらの各検出結果と各移動検出箇所位置およびペン先の
位置から先端スイッチが設けられるペン先部の移動量お
よび移動方向を演算して移動検出信号２０２として出力
する。
【００２０】図３は、上記のように構成された入力装置
の実際の動きを具体的に示す図である。
の実際の動きを具体的に示す図である。
【００２１】図３（ａ）に示される例では、第１および
第２の移動検出箇所３０１，３０２の移動量および方向
をそれぞれ示す信号Ｓ３１，Ｓ３２（Ｘ軸加速度センサ
およびＹ軸加速度センサよりの出力によるパラレル信
号）が第１および第２の移動検出手段によって生成さ
れ、演算処理装置２０１によりペン先の移動量および方
向をそれぞれ示す信号が生成される。また、図３（ｂ）
に示す例では、第１および第２の移動検出箇所３０１，
３０２の移動量および方向をそれぞれ示す信号Ｓ３４，
Ｓ３５が第１および第２の移動検出手段によって生成さ
れ、演算処理装置２０１によりペン先の移動量および方
向をそれぞれ示す信号が生成される。
第２の移動検出箇所３０１，３０２の移動量および方向
をそれぞれ示す信号Ｓ３１，Ｓ３２（Ｘ軸加速度センサ
およびＹ軸加速度センサよりの出力によるパラレル信
号）が第１および第２の移動検出手段によって生成さ
れ、演算処理装置２０１によりペン先の移動量および方
向をそれぞれ示す信号が生成される。また、図３（ｂ）
に示す例では、第１および第２の移動検出箇所３０１，
３０２の移動量および方向をそれぞれ示す信号Ｓ３４，
Ｓ３５が第１および第２の移動検出手段によって生成さ
れ、演算処理装置２０１によりペン先の移動量および方
向をそれぞれ示す信号が生成される。
【００２２】演算処理装置２０１による演算処理は、第
１の移動検出箇所３０１と第２の移動検出箇所３０２と
の距離Ｌ１，第２の移動検出箇所３０２とペン先との距
離Ｌ２を考慮してペン先部の移動量および移動方向が演
算されるため、図３（ａ），（ｂ）に示すように、それ
ぞれ異なる種類の信号（Ｓ３１とＳ３２、Ｓ３４とＳ３
５）が組み合わされてもペン先部の移動軌跡が同じであ
れば同じ移動量および移動方向を示す信号Ｓ３３が生成
される。
１の移動検出箇所３０１と第２の移動検出箇所３０２と
の距離Ｌ１，第２の移動検出箇所３０２とペン先との距
離Ｌ２を考慮してペン先部の移動量および移動方向が演
算されるため、図３（ａ），（ｂ）に示すように、それ
ぞれ異なる種類の信号（Ｓ３１とＳ３２、Ｓ３４とＳ３
５）が組み合わされてもペン先部の移動軌跡が同じであ
れば同じ移動量および移動方向を示す信号Ｓ３３が生成
される。
【００２３】上記のように構成された本実施例は以下の
ようにして実際の入力作業に用いられる。
ようにして実際の入力作業に用いられる。
【００２４】入力を行う際に入力者は、イネーブルスイ
ッチ１０６を押下した状態で、入力装置を移動させる。
このときの移動を行う場所は限定されることはなく、例
えば、空間であってもよい。移動状況の結果は、画面表
示を確認することによりなされ、目的とする座標位置ま
での移動が終了すると、先端スイッチ１０７を所定のも
のに押し付けてクリック信号２０３を発生させる。この
とき、空間を移動させることにより移動検出信号を発生
していた場合には、イネーブルスイッチ１０６の押下を
解除した後に所定のものに押し付けてクリック信号２０
３を発生させる。イネーブルスイッチ１０６の押下を解
除することは、通常用いられているマウスでは、浮かせ
て移動させることに相当し、この状態のときには移動検
出信号２０２は発生しない。
ッチ１０６を押下した状態で、入力装置を移動させる。
このときの移動を行う場所は限定されることはなく、例
えば、空間であってもよい。移動状況の結果は、画面表
示を確認することによりなされ、目的とする座標位置ま
での移動が終了すると、先端スイッチ１０７を所定のも
のに押し付けてクリック信号２０３を発生させる。この
とき、空間を移動させることにより移動検出信号を発生
していた場合には、イネーブルスイッチ１０６の押下を
解除した後に所定のものに押し付けてクリック信号２０
３を発生させる。イネーブルスイッチ１０６の押下を解
除することは、通常用いられているマウスでは、浮かせ
て移動させることに相当し、この状態のときには移動検
出信号２０２は発生しない。
【００２５】本実施例の入力装置は、画面上を移動させ
てライトペンと同様の入力処理を行うことが可能であ
り、また、机上等を移動させてマウスと同様の入力処理
を行うことも可能である。本実施例は外形がペンシル型
とされているため、位置入力操作に要求される熟練度が
極めて低いものとなり、机上等を移動させる場合には従
来の入力装置よりも格段に正確な入力を行うことがで
き、文字入力等も可能となる。
てライトペンと同様の入力処理を行うことが可能であ
り、また、机上等を移動させてマウスと同様の入力処理
を行うことも可能である。本実施例は外形がペンシル型
とされているため、位置入力操作に要求される熟練度が
極めて低いものとなり、机上等を移動させる場合には従
来の入力装置よりも格段に正確な入力を行うことがで
き、文字入力等も可能となる。
【００２６】移動検出信号２０２の形態としては、通常
用いられているマウスのようにＸ軸，Ｙ軸についてそれ
ぞれ所定量移動する度にパルス信号を出力するものでも
よい。この出力形態は使用するコンピューター（および
アプリケーション）が認識できるものであればよく、特
に限定されるものではない。また、イネーブルスイッチ
１０６の種類としては、通常用いられる押しボタンスイ
ッチや、表面を滑らかなものとすることのできるタッチ
型のスイッチ等が考えられ、その種類は特に限定される
ものではない。
用いられているマウスのようにＸ軸，Ｙ軸についてそれ
ぞれ所定量移動する度にパルス信号を出力するものでも
よい。この出力形態は使用するコンピューター（および
アプリケーション）が認識できるものであればよく、特
に限定されるものではない。また、イネーブルスイッチ
１０６の種類としては、通常用いられる押しボタンスイ
ッチや、表面を滑らかなものとすることのできるタッチ
型のスイッチ等が考えられ、その種類は特に限定される
ものではない。
【００２７】なお、本実施例においては、第１および第
２の移動検出部にはＸ軸加速度センサおよびＹ軸加速度
センサをそれぞれ設けるものとして説明したが、Ｚ軸に
関する移動量を検出する加速度センサ（第３の検出手
段）、Ｚ軸に関する回転角度を検出するための角加速度
センサ（第４の検出手段）のいずれかもしくは両方を具
備する第３の検出部を設けてもよい。Ｚ軸に関する加速
度センサを設けることにより、Ｚ軸方向への移動を検出
することができ、３次元表示を行うアプリケーションに
対応させることが可能となる。
２の移動検出部にはＸ軸加速度センサおよびＹ軸加速度
センサをそれぞれ設けるものとして説明したが、Ｚ軸に
関する移動量を検出する加速度センサ（第３の検出手
段）、Ｚ軸に関する回転角度を検出するための角加速度
センサ（第４の検出手段）のいずれかもしくは両方を具
備する第３の検出部を設けてもよい。Ｚ軸に関する加速
度センサを設けることにより、Ｚ軸方向への移動を検出
することができ、３次元表示を行うアプリケーションに
対応させることが可能となる。
【００２８】角加速度センサを設けることにより、入力
装置自体のＺ軸に関する回転角度を検出することができ
る。この検出した回転角度を用いてＸ軸およびＹ軸につ
いての移動量および移動方向の演算を補正することがで
き、回転により演算結果に誤差が生じることを防止する
ことができる。
装置自体のＺ軸に関する回転角度を検出することができ
る。この検出した回転角度を用いてＸ軸およびＹ軸につ
いての移動量および移動方向の演算を補正することがで
き、回転により演算結果に誤差が生じることを防止する
ことができる。
【００２９】また、本実施例においてはペン先部にスイ
ッチを設けるものとして説明したが、先端部が他のもの
と擦れるときの摩擦音を検出する音声スイッチを内蔵さ
せ、これをクリック信号を発生させるためのスイッチま
たはイネーブルスイッチとして代用してもよい。
ッチを設けるものとして説明したが、先端部が他のもの
と擦れるときの摩擦音を検出する音声スイッチを内蔵さ
せ、これをクリック信号を発生させるためのスイッチま
たはイネーブルスイッチとして代用してもよい。
【００３０】また、イネーブルスイッチを設ける位置お
よび形状もとくに限定されるものではない。図示したよ
うに入力装置を握ったときに人指し指に該当する位置で
あってもよく、また、ペン先全体をスイッチとしたり、
イネーブルスイッチと先端スイッチの役割を交換した構
成としてもよい。
よび形状もとくに限定されるものではない。図示したよ
うに入力装置を握ったときに人指し指に該当する位置で
あってもよく、また、ペン先全体をスイッチとしたり、
イネーブルスイッチと先端スイッチの役割を交換した構
成としてもよい。
【００３１】本実施例においてはペン先部の移動量およ
び移動方向を示す信号はケーブルを介してコンピュータ
ーに送出されるものとして説明したが、これは無線等を
用いてコードレス化を図っても当然よい。このような構
成とした場合には、入力装置を握ったときの基準位置の
判別が困難となることが予想されるため、予め基準位置
の確認を容易とするための突起部を設けてもよい。
び移動方向を示す信号はケーブルを介してコンピュータ
ーに送出されるものとして説明したが、これは無線等を
用いてコードレス化を図っても当然よい。このような構
成とした場合には、入力装置を握ったときの基準位置の
判別が困難となることが予想されるため、予め基準位置
の確認を容易とするための突起部を設けてもよい。
【００３２】さらに本実施例の入力装置は、上述したよ
うにマウスと同様の入力処理を行うことができるため、
実際の移動量を増幅して画面上に表示させるための増幅
回路と該増幅回路における増幅率を選択するための倍率
スイッチを設けてもよい。このように構成した場合に
は、入力装置の移動量を少ないものとすることができる
ため、移動範囲の大きな入力を行うときの作業性が向上
する。
うにマウスと同様の入力処理を行うことができるため、
実際の移動量を増幅して画面上に表示させるための増幅
回路と該増幅回路における増幅率を選択するための倍率
スイッチを設けてもよい。このように構成した場合に
は、入力装置の移動量を少ないものとすることができる
ため、移動範囲の大きな入力を行うときの作業性が向上
する。
【００３３】さらに、先端部にボールペン等の筆記用部
材を装着してもよい。このように構成した場合には、筆
記用部材に密着させて圧電素子を設けたり、上述した音
声スイッチを用いること等によって筆記状態を検出し、
実際に筆記された内容を、コンピューターへの入力とし
て用いることが可能となる。
材を装着してもよい。このように構成した場合には、筆
記用部材に密着させて圧電素子を設けたり、上述した音
声スイッチを用いること等によって筆記状態を検出し、
実際に筆記された内容を、コンピューターへの入力とし
て用いることが可能となる。
【００３４】上記のように実際の筆記具としても使用可
能な形態とした場合には、例えば、旅館の宿帳等の所定
用紙に書き込まれた事項をデータとして用いることがで
き、不特定多数の入力者の入力データファイルを簡単に
作製することができる。
能な形態とした場合には、例えば、旅館の宿帳等の所定
用紙に書き込まれた事項をデータとして用いることがで
き、不特定多数の入力者の入力データファイルを簡単に
作製することができる。
【００３５】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【００３６】請求項１に記載したものにおいては、使用
場所が限定されることなく、微妙な位置入力を行うこと
ができる効果がある。
場所が限定されることなく、微妙な位置入力を行うこと
ができる効果がある。
【００３７】請求項２に記載したものにおいては、上記
効果に加えて３次元的な位置入力を行うことができる効
果がある。
効果に加えて３次元的な位置入力を行うことができる効
果がある。
【００３８】請求項３に記載したものにおいては、ペン
先部の移動を演算する際に、回転による誤差が生じるこ
とを防ぐことができる効果がある。
先部の移動を演算する際に、回転による誤差が生じるこ
とを防ぐことができる効果がある。
【００３９】請求項４に記載したものにおいては、上記
各効果に加えて実際の筆記が可能となるとともに、筆記
内容をそのままコンピューターへ入力することができ、
不特定多数の入力者による大規模なデータシステムを容
易に構築することができる効果がある。
各効果に加えて実際の筆記が可能となるとともに、筆記
内容をそのままコンピューターへ入力することができ、
不特定多数の入力者による大規模なデータシステムを容
易に構築することができる効果がある。
【図１】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図２】図１に示した実施例における検出信号出力部分
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図３】（ａ），（ｂ）のそれぞれは、図１に示した実
施例の入力時の具体的な動きを示す図である。
施例の入力時の具体的な動きを示す図である。
１０１ イネーブルランプ １０２，１０４ Ｙ軸加速度センサ １０３，１０５ Ｘ軸加速度センサ １０６ イネーブルスイッチ １０７ 先端スイッチ １０８ ケーブル ２０１ 演算処理装置 ２０２ 移動検出信号 ２０３ クリック信号 ３０１ 第１の移動検出箇所 ３０２ 第２の移動検出箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 千登美 神奈川県川崎市宮前区土橋５丁目４番１ フォトデバイス株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 画面上での位置を指定するために用いら
れるコンピューター用の入力装置であって、 第１および第２の移動検出箇所にそれぞれ設けられ、各
移動検出箇所のＸＹ平面に関する移動量および移動方向
をそれぞれ検出する第１および第２の移動検出手段と、 イネーブルスイッチと、 前記イネーブルスイッチがオン状態とされてからのペン
先のＸＹ平面に関する移動量および移動方向を、前記第
１および第２の移動検出手段の各検出値と、第１および
第２の検出箇所とペン先との位置関係から求めて出力す
る演算処理装置とを有することを特徴とするペンシル型
入力装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のペンシル型入力装置にお
いて、 Ｚ軸に関する移動量を検出するための第３の移動検出手
段が設けられ、 演算処理装置は、前記第３の移動検出手段の検出値から
Ｚ軸に関するペン先の移動量とＸＹ平面に関する移動量
および移動方向を示す信号を出力することを特徴とする
ペンシル型入力装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載のペンシル型入力装置に
おいて、 Ｚ軸に関する回転角度を検出するための第４の移動検出
手段が設けられ、 演算処理装置は、前記第４の移動検出手段の検出値が示
すＺ軸に関するペン先の回転角度に基づいて、ＸＹ平面
に関する移動量および移動方向を示す信号を補正して出
力することを特徴とするペンシル型入力装置。 - 【請求項４】 請求項１ないし請求項３のいずれかに記
載のペンシル型入力装置において、 実際に筆記を行うための筆記用部材がペン先部に装着さ
れていることを特徴とするペンシル型入力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1280793A JPH06230886A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ペンシル型入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1280793A JPH06230886A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ペンシル型入力装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06230886A true JPH06230886A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11815667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1280793A Pending JPH06230886A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | ペンシル型入力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06230886A (ja) |
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- 1993-01-28 JP JP1280793A patent/JPH06230886A/ja active Pending
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