JP2002188971A - 筆記測定装置 - Google Patents
筆記測定装置Info
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- JP2002188971A JP2002188971A JP2000334713A JP2000334713A JP2002188971A JP 2002188971 A JP2002188971 A JP 2002188971A JP 2000334713 A JP2000334713 A JP 2000334713A JP 2000334713 A JP2000334713 A JP 2000334713A JP 2002188971 A JP2002188971 A JP 2002188971A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、購買者に実際に筆記してもら
い、簡単に筆記時における少なくとも筆圧、筆記角度を
測定できる筆記測定装置を提供するものである。 【解決手段】測定テーブルに筆圧を計測するための感圧
センサーを配設する。筆記具に装着可能な測定具に、少
なくとも筆記角度を計測するための加速度センサーを配
設する。所望の筆記具に前記測定具を装着して前記測定
テーブル上にて筆記する。その際に得られた感圧センサ
ー及び加速度センサーからの出力データを、演算装置で
筆圧及び筆記角度に演算処理する。表示手段で筆圧及び
筆記角度のデータを所定の表示条件に応じて表示させ
る。
い、簡単に筆記時における少なくとも筆圧、筆記角度を
測定できる筆記測定装置を提供するものである。 【解決手段】測定テーブルに筆圧を計測するための感圧
センサーを配設する。筆記具に装着可能な測定具に、少
なくとも筆記角度を計測するための加速度センサーを配
設する。所望の筆記具に前記測定具を装着して前記測定
テーブル上にて筆記する。その際に得られた感圧センサ
ー及び加速度センサーからの出力データを、演算装置で
筆圧及び筆記角度に演算処理する。表示手段で筆圧及び
筆記角度のデータを所定の表示条件に応じて表示させ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記時における少
なくとも筆圧、筆記角度を測定する筆記測定装置に関す
る。
なくとも筆圧、筆記角度を測定する筆記測定装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】筆記具においては、ボールペンや万年筆
のようにペン先の特性を異にし、更に軸筒の太さ、硬さ
や形状などのバリエーションを持たせて複数ラインナッ
プしている。特に、万年筆においては各種の筆跡幅や書
き味が硬めのものか柔らかめのものが良いか等が選べる
ように、同一の商品であっても各種のペン先、例えばや
や硬めで極細字のエキストラファイン（ＥＦ）、やや硬
めで細字のファイン（Ｆ）、ソフト調の細字のソフト・
ファイン（ＳＦ）、やや硬めの中細字のファインミディ
アム（ＦＭ）、ソフト調の中細字のソフト・ファインミ
ディアム（ＳＦＭ）、やや硬めの中字のミディアム
（Ｍ）、ソフト調の中字のソフト・ミディアム（Ｓ
Ｍ）、太字のブロード（Ｂ）、極太字のブロードブロー
ド（ＢＢ）、特太字のコース（Ｃ）、デザインにも使え
る楽譜用特太字のミュージック（ＭＳ）が用意されてい
る。
のようにペン先の特性を異にし、更に軸筒の太さ、硬さ
や形状などのバリエーションを持たせて複数ラインナッ
プしている。特に、万年筆においては各種の筆跡幅や書
き味が硬めのものか柔らかめのものが良いか等が選べる
ように、同一の商品であっても各種のペン先、例えばや
や硬めで極細字のエキストラファイン（ＥＦ）、やや硬
めで細字のファイン（Ｆ）、ソフト調の細字のソフト・
ファイン（ＳＦ）、やや硬めの中細字のファインミディ
アム（ＦＭ）、ソフト調の中細字のソフト・ファインミ
ディアム（ＳＦＭ）、やや硬めの中字のミディアム
（Ｍ）、ソフト調の中字のソフト・ミディアム（Ｓ
Ｍ）、太字のブロード（Ｂ）、極太字のブロードブロー
ド（ＢＢ）、特太字のコース（Ｃ）、デザインにも使え
る楽譜用特太字のミュージック（ＭＳ）が用意されてい
る。
【０００３】購買者が前記のような万年筆を購入する際
は、実際に複数種類の試し書きをし、筆跡幅や書き味を
考慮しながら、時には販売店の販売員の意見を参考にす
るなどして、最終的には好みのものを選択している。
は、実際に複数種類の試し書きをし、筆跡幅や書き味を
考慮しながら、時には販売店の販売員の意見を参考にす
るなどして、最終的には好みのものを選択している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、筆記時の筆圧
や筆記角度等をみると必ずしも好適の選択が行われてい
るとは言えない場合がある。本発明者はこうした状況を
鑑み、購買者に、筆記時における筆圧、筆記角度、さら
には万年筆のようにペン先の方向性を有するものにおい
ては筆記具のねじれ角度を測定することにより、筆記特
性に見合ったペン先を知らせることが重要と思い、本発
明に至った。
や筆記角度等をみると必ずしも好適の選択が行われてい
るとは言えない場合がある。本発明者はこうした状況を
鑑み、購買者に、筆記時における筆圧、筆記角度、さら
には万年筆のようにペン先の方向性を有するものにおい
ては筆記具のねじれ角度を測定することにより、筆記特
性に見合ったペン先を知らせることが重要と思い、本発
明に至った。
【０００５】本発明の目的は、購買者に実際に筆記して
もらい、簡単に筆記時における筆圧、筆記角度さらには
筆記具のねじれ角度を測定できる筆記測定装置を提供す
るものである。
もらい、簡単に筆記時における筆圧、筆記角度さらには
筆記具のねじれ角度を測定できる筆記測定装置を提供す
るものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、筆圧を測定するための感圧センサーを配設
した測定テーブルと、少なくとも筆記角度を測定するた
めの加速度センサーを配設した筆記具に装着可能な測定
具と、所望の筆記具に前記測定具を装着して前記測定テ
ーブル上にて筆記することにより得られた感圧センサー
及び加速度センサーからの出力データを少なくとも筆圧
及び筆記角度に演算処理する演算装置と、前記筆圧及び
筆記角度を所定の表示条件に応じて表示させる表示手段
とを備えた筆記測定装置とするものである。
するために、筆圧を測定するための感圧センサーを配設
した測定テーブルと、少なくとも筆記角度を測定するた
めの加速度センサーを配設した筆記具に装着可能な測定
具と、所望の筆記具に前記測定具を装着して前記測定テ
ーブル上にて筆記することにより得られた感圧センサー
及び加速度センサーからの出力データを少なくとも筆圧
及び筆記角度に演算処理する演算装置と、前記筆圧及び
筆記角度を所定の表示条件に応じて表示させる表示手段
とを備えた筆記測定装置とするものである。
【０００７】前記筆記具に装着可能な測定具を、筆記具
の後端に嵌合可能としたキャップ形状とすることができ
る。
の後端に嵌合可能としたキャップ形状とすることができ
る。
【０００８】前記加速度センサーとして２軸の加速度セ
ンサーを用いることで、筆記角度と筆記具のねじれ角度
を同時に測定し、筆圧、筆記角度及び筆記具のねじれ角
度を所定の表示条件に応じて表示させることができる。
ンサーを用いることで、筆記角度と筆記具のねじれ角度
を同時に測定し、筆圧、筆記角度及び筆記具のねじれ角
度を所定の表示条件に応じて表示させることができる。
【０００９】筆記測定装置に、前記筆圧、筆記角度さら
には筆記具のねじれ角度を記憶する記憶装置を付設する
こともできる。
には筆記具のねじれ角度を記憶する記憶装置を付設する
こともできる。
【００１０】本発明における演算装置とは、マイクロコ
ンピュータ用の演算処理装置により、各センサーからの
電気信号の情報を解析し、数値化演算するものである。
また、記憶装置とは、記録触媒に記録し、蓄積するもの
である。なお、筆記具のねじれ角度とは、筆記具の軸筒
が筆記時の筆記角度軸に対して軸回転したときの回転角
度のことである。万年筆のようにペン先に切割りが設け
てあるものにおいては、軸筒が軸回転することにより、
紙面等に当接したペン先の先端部にねじりの力が加わり
ペン先が開いてくるので、ペン先の選択において硬めが
むいているか柔らかめがむいているかの判断材料の一つ
となる。
ンピュータ用の演算処理装置により、各センサーからの
電気信号の情報を解析し、数値化演算するものである。
また、記憶装置とは、記録触媒に記録し、蓄積するもの
である。なお、筆記具のねじれ角度とは、筆記具の軸筒
が筆記時の筆記角度軸に対して軸回転したときの回転角
度のことである。万年筆のようにペン先に切割りが設け
てあるものにおいては、軸筒が軸回転することにより、
紙面等に当接したペン先の先端部にねじりの力が加わり
ペン先が開いてくるので、ペン先の選択において硬めが
むいているか柔らかめがむいているかの判断材料の一つ
となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明における感圧センサーは、
市販されている一般的なひずみゲージを貼り付けたロー
ドセルにより構成されている。筆記時の筆記台に感圧セ
ンサーを配設して測定テーブルを作製する。筆記具に装
着可能な測定具は、円筒や角筒状のケース内に加速度セ
ンサーを収容し、該ケースを筆記具の軸筒やクリップ等
に挟持してあるいは嵌着して固定可能な手段を設けて作
製する。
市販されている一般的なひずみゲージを貼り付けたロー
ドセルにより構成されている。筆記時の筆記台に感圧セ
ンサーを配設して測定テーブルを作製する。筆記具に装
着可能な測定具は、円筒や角筒状のケース内に加速度セ
ンサーを収容し、該ケースを筆記具の軸筒やクリップ等
に挟持してあるいは嵌着して固定可能な手段を設けて作
製する。
【００１２】加速度センサーは、筆記角度や筆記具のね
じれ角度に対する重力加速度を測定するためのもので、
１軸だけを測定する１軸加速度センサーと、多軸を測定
する多軸加速度センサーがある。ところで、筆記時は筆
記具を傾けたりねじって筆記するために、１軸加速度セ
ンサーを用いた場合には、その出力データは傾斜（筆記
角度）成分とねじれ（ねじれ角度）成分を含んだもので
あり、傾斜成分のみに解析することはできず筆記角度や
ねじれ角度のみの重力加速度のデータを得ることはでき
ない。１軸加速度センサーを用いる場合には、傾斜成分
とねじれ成分に対応するように２個配設し、各々の１軸
加速度センサーより出力される合成された重力加速度の
データを演算処理して、筆記角度と筆記具のねじれ角度
のデータを算出することが必要である。尚、２軸一体構
造の加速度センサーを用いれば１個の加速度センサー
で、演算処理により筆記角度と筆記具のねじれ角度のデ
ータを算出可能な重力加速度データを得ることができ
る。
じれ角度に対する重力加速度を測定するためのもので、
１軸だけを測定する１軸加速度センサーと、多軸を測定
する多軸加速度センサーがある。ところで、筆記時は筆
記具を傾けたりねじって筆記するために、１軸加速度セ
ンサーを用いた場合には、その出力データは傾斜（筆記
角度）成分とねじれ（ねじれ角度）成分を含んだもので
あり、傾斜成分のみに解析することはできず筆記角度や
ねじれ角度のみの重力加速度のデータを得ることはでき
ない。１軸加速度センサーを用いる場合には、傾斜成分
とねじれ成分に対応するように２個配設し、各々の１軸
加速度センサーより出力される合成された重力加速度の
データを演算処理して、筆記角度と筆記具のねじれ角度
のデータを算出することが必要である。尚、２軸一体構
造の加速度センサーを用いれば１個の加速度センサー
で、演算処理により筆記角度と筆記具のねじれ角度のデ
ータを算出可能な重力加速度データを得ることができ
る。
【００１３】本発明の筆記測定装置は、所望する筆記具
に、加速度センサーが所定の位置となるように測定具を
装着して前記測定台上で筆記すると、感圧センサーより
信号を発生するが、その信号の出力電圧は極めて小さい
ために増幅する必要があり、また、センサーを起動させ
るための電源を得るために、感圧センサーはセンサーア
ンプに接続してある。また、加速度センサーも、センサ
ーを起動させるための電源を得るためにセンサーアンプ
に接続してある。センサーアンプからの出力データは、
演算装置により、感圧センサーからの出力電圧を筆圧に
演算処理し、加速度センサーからの出力電圧を筆記角度
及びねじれ角度に演算処理して、各角度を所定の表示条
件に応じて表示させる表示手段に接続する。
に、加速度センサーが所定の位置となるように測定具を
装着して前記測定台上で筆記すると、感圧センサーより
信号を発生するが、その信号の出力電圧は極めて小さい
ために増幅する必要があり、また、センサーを起動させ
るための電源を得るために、感圧センサーはセンサーア
ンプに接続してある。また、加速度センサーも、センサ
ーを起動させるための電源を得るためにセンサーアンプ
に接続してある。センサーアンプからの出力データは、
演算装置により、感圧センサーからの出力電圧を筆圧に
演算処理し、加速度センサーからの出力電圧を筆記角度
及びねじれ角度に演算処理して、各角度を所定の表示条
件に応じて表示させる表示手段に接続する。
【００１４】さらに、前記表示を紙にプリントアウトす
るために、演算装置とプリンターを接続しており、演算
装置により得られた筆圧、筆記角度及びねじれ角度を記
憶する、記憶装置を付設してある。
るために、演算装置とプリンターを接続しており、演算
装置により得られた筆圧、筆記角度及びねじれ角度を記
憶する、記憶装置を付設してある。
【００１５】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。本
実施例の筆記測定装置１は、筆圧を測定するための感圧
センサー２を配設した測定テーブル３を有する。図２に
示すように、測定テーブル３の表面には、中央部に四角
形状の測定台４が設けられており、図３に示すように、
測定テーブル３の裏面には、円形孔３ａを形成して、測
定台４の裏面４ａに感圧センサー２を配設してある。感
圧センサー２は、図３に示すように、円盤５の中央の円
形部５ａから四方に延設された延設部５ｂに、市販され
ている一般的なひずみゲージ６を貼り付けて構成してあ
る。前記ひずみゲージ６は、測定テーブル３の裏側に付
設した基板７に形成したホイストーン回路（図示せず）
に接続されている。
実施例の筆記測定装置１は、筆圧を測定するための感圧
センサー２を配設した測定テーブル３を有する。図２に
示すように、測定テーブル３の表面には、中央部に四角
形状の測定台４が設けられており、図３に示すように、
測定テーブル３の裏面には、円形孔３ａを形成して、測
定台４の裏面４ａに感圧センサー２を配設してある。感
圧センサー２は、図３に示すように、円盤５の中央の円
形部５ａから四方に延設された延設部５ｂに、市販され
ている一般的なひずみゲージ６を貼り付けて構成してあ
る。前記ひずみゲージ６は、測定テーブル３の裏側に付
設した基板７に形成したホイストーン回路（図示せず）
に接続されている。
【００１６】測定具８は、図４に示すように、所望する
筆記具Ａの軸筒の後端に嵌着可能な円筒状のキャップ形
状としてある。後端部８ａには空間室９を形成してあ
り、尾栓１０を圧入して閉塞してある。空間室９内に
は、アナログ・デバイセズ株式会社製の商品名：ＡＤＸ
Ｌ２０２である２軸の加速度センサー１１を、一方の軸
を、軸筒を水平にした際に水平面に対して直交する方向
に、他方の軸を、軸筒の軸心に対して直交し且つ水平面
に対して平行になる方向に配設する。加速度センサー１
１には、コード１３が尾栓１０の中央部に形成した貫通
孔を通って接続してある。
筆記具Ａの軸筒の後端に嵌着可能な円筒状のキャップ形
状としてある。後端部８ａには空間室９を形成してあ
り、尾栓１０を圧入して閉塞してある。空間室９内に
は、アナログ・デバイセズ株式会社製の商品名：ＡＤＸ
Ｌ２０２である２軸の加速度センサー１１を、一方の軸
を、軸筒を水平にした際に水平面に対して直交する方向
に、他方の軸を、軸筒の軸心に対して直交し且つ水平面
に対して平行になる方向に配設する。加速度センサー１
１には、コード１３が尾栓１０の中央部に形成した貫通
孔を通って接続してある。
【００１７】前記加速度センサー１１の一方の軸から出
力される信号は、一方の軸の成分のみのデータではなく
他方の軸の成分のデータも含まれており、また他方の軸
から出力される信号も、他方の軸の成分のみのデータで
はなく一方の軸の成分のデータも含まれており、後述す
る演算装置１９にて演算処理をして筆記角度とねじれ角
度のデータに分解する。
力される信号は、一方の軸の成分のみのデータではなく
他方の軸の成分のデータも含まれており、また他方の軸
から出力される信号も、他方の軸の成分のみのデータで
はなく一方の軸の成分のデータも含まれており、後述す
る演算装置１９にて演算処理をして筆記角度とねじれ角
度のデータに分解する。
【００１８】感圧センサー２から出たコード１４は、感
圧センサー２から出力される出力電圧が極めて小さいの
で増幅するために、また感圧センサー２を起動させるた
めの電源を得るために、株式会社共和電業製のユニット
ベース（型式名：ＣＤＶ−４５６Ｂ）にシグナルコンデ
ィショナユニット（型式名：ＣＶ−１０Ｂ）とローパス
フィルタユニット（型式名：ＬＦＵ−１０Ｂ）を組み込
んでなるセンサーアンプ１５に接続してある。加速度セ
ンサー１１から出たコード１３は、加速度センサー１１
を起動させるための電源を得るためにセンサーアンプ１
５に接続してある。
圧センサー２から出力される出力電圧が極めて小さいの
で増幅するために、また感圧センサー２を起動させるた
めの電源を得るために、株式会社共和電業製のユニット
ベース（型式名：ＣＤＶ−４５６Ｂ）にシグナルコンデ
ィショナユニット（型式名：ＣＶ−１０Ｂ）とローパス
フィルタユニット（型式名：ＬＦＵ−１０Ｂ）を組み込
んでなるセンサーアンプ１５に接続してある。加速度セ
ンサー１１から出たコード１３は、加速度センサー１１
を起動させるための電源を得るためにセンサーアンプ１
５に接続してある。
【００１９】センサーアンプ１５から出たコード１６
は、感圧センサー２及び加速度センサー１１からの出力
電圧のアナログ信号をデジタル信号とするために、キー
エンス社製のＡＤ変換器１７に接続してあり、該ＡＤ変
換器１７はパソコン１８に接続してある。パソコン１８
には、前記デジタル信号を、筆圧、筆記角度及び筆記具
のねじれ角度に演算処理する演算装置１９を収納してあ
る。また、得られた筆圧、筆記角度及び筆記具のねじれ
角度を記憶する記憶装置２０を収納してある。
は、感圧センサー２及び加速度センサー１１からの出力
電圧のアナログ信号をデジタル信号とするために、キー
エンス社製のＡＤ変換器１７に接続してあり、該ＡＤ変
換器１７はパソコン１８に接続してある。パソコン１８
には、前記デジタル信号を、筆圧、筆記角度及び筆記具
のねじれ角度に演算処理する演算装置１９を収納してあ
る。また、得られた筆圧、筆記角度及び筆記具のねじれ
角度を記憶する記憶装置２０を収納してある。
【００２０】前記演算装置１９により、図５に示すよう
に、筆圧については筆圧の変化を、縦軸を筆圧［ｇ
ｆ］、横軸を時間［秒］とした波形２１のグラフで表示
し、かつ筆圧：Ｚ［ｇｆ］、最大：Ｘ［ｇｆ］、最小：
Ｙ［ｇｆ］、抑揚：Ｘ−Ｙ［ｇｆ］を表示する。筆記角
度及び筆記具のねじれ角度については、図６に示すよう
に万年筆のデザイン２２、２３を描き、筆記角度：Ｐ
［°］及びねじれ角度：Ｑ［°］を表記して、パソコン
１８のディスプレイ装置２４に表示するとともに、コー
ド２５で接続されたプリンター２６により紙で出力可能
としてある。
に、筆圧については筆圧の変化を、縦軸を筆圧［ｇ
ｆ］、横軸を時間［秒］とした波形２１のグラフで表示
し、かつ筆圧：Ｚ［ｇｆ］、最大：Ｘ［ｇｆ］、最小：
Ｙ［ｇｆ］、抑揚：Ｘ−Ｙ［ｇｆ］を表示する。筆記角
度及び筆記具のねじれ角度については、図６に示すよう
に万年筆のデザイン２２、２３を描き、筆記角度：Ｐ
［°］及びねじれ角度：Ｑ［°］を表記して、パソコン
１８のディスプレイ装置２４に表示するとともに、コー
ド２５で接続されたプリンター２６により紙で出力可能
としてある。
【００２１】本筆記測定装置１を用いて実際に測定する
には、先ず、測定者が所望する筆記具あるいは本筆記測
定装置１の備品である筆記具Ａの後端に、感圧センサー
２が所定の位置となるように前記測定具８を嵌着する。
筆記具Ａを測定テーブル３の測定台４上に筆記体勢で保
持する。その状態において、パソコン１８に付設するキ
ーボードやマウス等の入力装置２７により、演算装置１
９を筆記測定開始状態にし、筆記具Ａで実際に測定者の
氏名等を記載してもらう。
には、先ず、測定者が所望する筆記具あるいは本筆記測
定装置１の備品である筆記具Ａの後端に、感圧センサー
２が所定の位置となるように前記測定具８を嵌着する。
筆記具Ａを測定テーブル３の測定台４上に筆記体勢で保
持する。その状態において、パソコン１８に付設するキ
ーボードやマウス等の入力装置２７により、演算装置１
９を筆記測定開始状態にし、筆記具Ａで実際に測定者の
氏名等を記載してもらう。
【００２２】測定テーブル３に配設した感圧センサー２
により、筆圧がかけられた測定台４に押圧された円板５
のひずみの変化が出力電圧のアナログ信号で出力され
る。測定具８に配設した２軸の加速度センサー１１によ
り、筆記具Ａが傾き加速度センサー１１にかかる重力加
速度の変化が出力電圧のアナログ信号で出力される。セ
ンサーアンプ１５を通して各信号を増幅し、アナログ信
号はＡＤ変換器１７によりデジタル信号に変換する。
により、筆圧がかけられた測定台４に押圧された円板５
のひずみの変化が出力電圧のアナログ信号で出力され
る。測定具８に配設した２軸の加速度センサー１１によ
り、筆記具Ａが傾き加速度センサー１１にかかる重力加
速度の変化が出力電圧のアナログ信号で出力される。セ
ンサーアンプ１５を通して各信号を増幅し、アナログ信
号はＡＤ変換器１７によりデジタル信号に変換する。
【００２３】各デジタル信号はパソコン１８の演算装置
１９により、感圧センサー２からの変換されたデジタル
信号は筆圧として表され、筆圧の変化を波形２１で表示
する。各波のピーク値を合計しピーク数で割った値を筆
圧：Ｚ［ｇｆ］としている。各波のピーク値の最大を最
大：Ｘ［ｇｆ］とし、最小を最小：Ｙ［ｇｆ］とし、最
大値−最小値を抑揚：Ｘ−Ｙ［ｇｆ］としている。加速
度センサー１１からの変換されたデジタル信号は、筆記
角度及び筆記具のねじれ角度として表され、氏名等を記
載してもらいその時の値の平均値をもって、筆記角度及
び筆記具のねじれ角度としている。
１９により、感圧センサー２からの変換されたデジタル
信号は筆圧として表され、筆圧の変化を波形２１で表示
する。各波のピーク値を合計しピーク数で割った値を筆
圧：Ｚ［ｇｆ］としている。各波のピーク値の最大を最
大：Ｘ［ｇｆ］とし、最小を最小：Ｙ［ｇｆ］とし、最
大値−最小値を抑揚：Ｘ−Ｙ［ｇｆ］としている。加速
度センサー１１からの変換されたデジタル信号は、筆記
角度及び筆記具のねじれ角度として表され、氏名等を記
載してもらいその時の値の平均値をもって、筆記角度及
び筆記具のねじれ角度としている。
【００２４】筆圧、筆記角度及び筆記具のねじれ角度の
データは、前述したように、筆圧については図５に示す
ように、波形２１のグラフと、筆圧値：Ｚ［ｇｆ］、最
大値：Ｘ［ｇｆ］］、最小値：Ｙ［ｇｆ］、抑揚値：Ｘ
−Ｙ［ｇｆ］で表示し、筆記角度及び筆記具のねじれ角
度については、図６に示すように、筆記角度：Ｐ［°］
及びねじれ角度：Ｑ［°］を表記して、パソコン１８の
ディスプレイ装置２４に表示するとともに、プリンター
２６で紙に出力される。
データは、前述したように、筆圧については図５に示す
ように、波形２１のグラフと、筆圧値：Ｚ［ｇｆ］、最
大値：Ｘ［ｇｆ］］、最小値：Ｙ［ｇｆ］、抑揚値：Ｘ
−Ｙ［ｇｆ］で表示し、筆記角度及び筆記具のねじれ角
度については、図６に示すように、筆記角度：Ｐ［°］
及びねじれ角度：Ｑ［°］を表記して、パソコン１８の
ディスプレイ装置２４に表示するとともに、プリンター
２６で紙に出力される。
【００２５】
【発明の効果】本発明の筆記測定装置は前述したような
構造なので、簡単に筆圧、筆記角度またさらには筆記具
のねじれ角度が測定でき、かつ装置自体も簡単な構造で
あるので携帯が可能であるという利点がある。また、測
定に際し、測定を希望する者の所望する筆記具を用いて
測定することができ、通常使用している筆記具で測定す
ることにより普段の筆記状態での測定データを得られる
という利点がある。
構造なので、簡単に筆圧、筆記角度またさらには筆記具
のねじれ角度が測定でき、かつ装置自体も簡単な構造で
あるので携帯が可能であるという利点がある。また、測
定に際し、測定を希望する者の所望する筆記具を用いて
測定することができ、通常使用している筆記具で測定す
ることにより普段の筆記状態での測定データを得られる
という利点がある。
【００２６】さらに、測定具を筆記具の後端に嵌合可能
なキャップ形状とすることにより、筆記具の後端に嵌着
すれば、簡単、確実に加速度センサーを固定できる。
なキャップ形状とすることにより、筆記具の後端に嵌着
すれば、簡単、確実に加速度センサーを固定できる。
【図１】本発明の実施例の筆記測定装置の構造を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】本発明の実施例の筆記測定装置における、測定
テーブルの表面の概略図である。
テーブルの表面の概略図である。
【図３】前記測定テーブルの裏面の概略図である。
【図４】本発明の実施例の筆記測定装置における、測定
具の概略図である。
具の概略図である。
【図５】本発明の実施例の筆記測定装置における、筆圧
の表示方法を示す図である。
の表示方法を示す図である。
【図６】本発明の実施例の筆記測定装置における、筆記
角度及び筆記具のねじれ角度の表示方法を示す図であ
る。
角度及び筆記具のねじれ角度の表示方法を示す図であ
る。
１ 筆記測定装置 ２ 感圧センサー ３ 測定テーブル ８ 測定具 １１ 加速度センサー １９ 演算装置 ２０ 記憶装置 ２４ ディスプレイ装置 ２６ プリンター
Claims (4)
- 【請求項１】筆圧を測定するための感圧センサーを配設
した測定テーブルと、少なくとも筆記角度を測定するた
めの加速度センサーを配設した筆記具に装着可能な測定
具と、所望の筆記具に前記測定具を装着して前記測定テ
ーブル上にて筆記することにより得られた感圧センサー
及び加速度センサーからの出力データを少なくとも筆圧
及び筆記角度に演算処理する演算装置と、前記筆圧及び
筆記角度を所定の表示条件に応じて表示させる表示手段
とを備えてなる筆記測定装置。 - 【請求項２】前記筆記具に装着可能な測定具が、筆記具
の後端に嵌合可能としたキャップ形状である請求項１に
記載の筆記測定装置。 - 【請求項３】前記加速度センサーで、筆記角度と筆記具
のねじれ角度を同時に測定し、筆圧、筆記角度及び筆記
具のねじれ角度を所定の表示条件に応じて表示させてな
る請求項１又は２に記載の筆記測定装置。 - 【請求項４】請求項１、２又は３に記載の筆記測定装置
において、前記筆圧、筆記角度さらには筆記具のねじれ
角度を記憶する記憶装置を付設してなる筆記測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000334713A JP2002188971A (ja) | 2000-10-11 | 2000-11-01 | 筆記測定装置 |
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|---|---|---|---|
| JP2000309993 | 2000-10-11 | ||
| JP2000-309993 | 2000-10-11 | ||
| JP2000334713A JP2002188971A (ja) | 2000-10-11 | 2000-11-01 | 筆記測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2002188971A true JP2002188971A (ja) | 2002-07-05 |
Family
ID=26601834
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000334713A Pending JP2002188971A (ja) | 2000-10-11 | 2000-11-01 | 筆記測定装置 |
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| JP (1) | JP2002188971A (ja) |
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- 2000-11-01 JP JP2000334713A patent/JP2002188971A/ja active Pending
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