JPH0954653A - ペン型ポインティングデバイス - Google Patents
ペン型ポインティングデバイスInfo
- Publication number
- JPH0954653A JPH0954653A JP7224520A JP22452095A JPH0954653A JP H0954653 A JPH0954653 A JP H0954653A JP 7224520 A JP7224520 A JP 7224520A JP 22452095 A JP22452095 A JP 22452095A JP H0954653 A JPH0954653 A JP H0954653A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- pen
- cursor
- pen tip
- sensitive element
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭い場所でも操作が容易になり、構造も簡単
になり容易に製造でき、また選択的に字を書くような動
作に合わせてカーソルを移動させることが可能になるペ
ン型ポインティングデバイスを提供する。 【解決手段】 一方の先端側に尖ったペン先部を有する
棒状の軸部11と、軸部の周囲に配置され前記ペン先部
から伝達される力を検出する複数の感圧素子12,13
と、ペン先部から一定位置に配置され軸部の傾斜角度を
検出する角度センサ14,15と、感圧素子から伝達さ
れる力によりペン先部の表面への接触を検知し、接触し
ているときに感圧素子で検出される力によりカーソル位
置を算出しカーソル移動信号を発生させ、接触していな
いとき角度センサで検出される傾斜角度によりカーソル
位置を算出しカーソル移動信号を発生させる回路基板1
7と、ペン先部を突出させ感圧素子に力を伝達可能に軸
部を保持するとともに感圧素子及び角度センサを収納す
る軸ホルダ16とを備える。
になり容易に製造でき、また選択的に字を書くような動
作に合わせてカーソルを移動させることが可能になるペ
ン型ポインティングデバイスを提供する。 【解決手段】 一方の先端側に尖ったペン先部を有する
棒状の軸部11と、軸部の周囲に配置され前記ペン先部
から伝達される力を検出する複数の感圧素子12,13
と、ペン先部から一定位置に配置され軸部の傾斜角度を
検出する角度センサ14,15と、感圧素子から伝達さ
れる力によりペン先部の表面への接触を検知し、接触し
ているときに感圧素子で検出される力によりカーソル位
置を算出しカーソル移動信号を発生させ、接触していな
いとき角度センサで検出される傾斜角度によりカーソル
位置を算出しカーソル移動信号を発生させる回路基板1
7と、ペン先部を突出させ感圧素子に力を伝達可能に軸
部を保持するとともに感圧素子及び角度センサを収納す
る軸ホルダ16とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CRTディスプレ
イ等の表示装置において、データの入力位置等を指定す
るためにカーソルを移動させる、いわゆるペン型ポイン
ティングデバイスに関するものである。
イ等の表示装置において、データの入力位置等を指定す
るためにカーソルを移動させる、いわゆるペン型ポイン
ティングデバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータに使用さ
れるCRTディスプレイ等の表示装置において、カーソ
ル位置を移動させる手段としては、例えば、上下左右別
々に設けられた押ボタン、棒状のレバーを倒すジョイス
ティック、大きなボールを回すトラックボール、あるい
は平面上を移動させるマウス等が使用されている。
れるCRTディスプレイ等の表示装置において、カーソ
ル位置を移動させる手段としては、例えば、上下左右別
々に設けられた押ボタン、棒状のレバーを倒すジョイス
ティック、大きなボールを回すトラックボール、あるい
は平面上を移動させるマウス等が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、押ボタ
ンではカーソルを所望の位置まで移動させるには、4個
のボタン操作が必要であり、ジョイスティックではレバ
ーを手で倒し所望の位置へ移動するものであるから微妙
な位置への移動が容易でなく、トラックボールでは指を
数回移動させる必要があり、マウスでは水平面上を移動
させるために広い面積が必要であり、されに回転部分が
あるものではごみ等により目づまりを生じトラブルの原
因になることがあった。
ンではカーソルを所望の位置まで移動させるには、4個
のボタン操作が必要であり、ジョイスティックではレバ
ーを手で倒し所望の位置へ移動するものであるから微妙
な位置への移動が容易でなく、トラックボールでは指を
数回移動させる必要があり、マウスでは水平面上を移動
させるために広い面積が必要であり、されに回転部分が
あるものではごみ等により目づまりを生じトラブルの原
因になることがあった。
【0004】また、従来のマウス等では、所定平面上で
移動させている間にのみカーソルを移動させることがで
きるが、マウスを表面から離したときにはカーソルの移
動が停止しているため、例えば、字を書くような動作に
合わせてカーソルを移動させることができない。また、
従来のマウスと同様な動作と字を書くような動作に合わ
せたカーソル移動を選択的に実現できる入力機器がな
い。
移動させている間にのみカーソルを移動させることがで
きるが、マウスを表面から離したときにはカーソルの移
動が停止しているため、例えば、字を書くような動作に
合わせてカーソルを移動させることができない。また、
従来のマウスと同様な動作と字を書くような動作に合わ
せたカーソル移動を選択的に実現できる入力機器がな
い。
【0005】なお、特開昭60−79423号公報に
は、揺動自在とした押下板の押下位置と押下圧で、カー
ソルの移動方向と移動速度の信号を得るポインティング
デバイスに関する技術が開示されているが、ペン型でな
く指に持って使用できるものでない。また、特開昭60
−164832号公報には、スイッチカプセルをペン軸
ホルダーに挿入結合し、ペン軸に予め軽い付勢力を与
え、カプセル内の導電ラバーに軽く接触させる入力ペン
に関する技術が開示されているが、移動方向や移動速度
を検出するものでなく、かつ構造も複雑で製造が容易で
ない。
は、揺動自在とした押下板の押下位置と押下圧で、カー
ソルの移動方向と移動速度の信号を得るポインティング
デバイスに関する技術が開示されているが、ペン型でな
く指に持って使用できるものでない。また、特開昭60
−164832号公報には、スイッチカプセルをペン軸
ホルダーに挿入結合し、ペン軸に予め軽い付勢力を与
え、カプセル内の導電ラバーに軽く接触させる入力ペン
に関する技術が開示されているが、移動方向や移動速度
を検出するものでなく、かつ構造も複雑で製造が容易で
ない。
【0006】本発明は、狭い場所でも操作が容易にな
り、構造も簡単になり容易に製造でき、また選択的に字
を書くような動作に合わせてカーソルを移動させること
が可能になるペン型ポインティングデバイスを提供する
ことを目的とする。
り、構造も簡単になり容易に製造でき、また選択的に字
を書くような動作に合わせてカーソルを移動させること
が可能になるペン型ポインティングデバイスを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のペン型ポインティングデバイスは、一方の
先端側に尖ったペン先部を有する棒状の軸部と、前記軸
部の周囲に配置され前記ペン先部から伝達される力を検
出する複数の感圧素子と、前記感圧素子で検出される力
によりカーソル位置を算出しカーソル移動信号を発生さ
せる回路基板と、前記ペン先部を突出させ前記感圧素子
に力を伝達可能に軸部を保持するとともに前記感圧素子
を収納する軸ホルダとを備えるものであり、ペン先部か
ら伝達される力を感圧素子で検出してカーソル位置を算
出しカーソル移動信号を発生させることで、狭い場所で
も操作が容易で、構造も簡単になり容易に製造できる。
に、本発明のペン型ポインティングデバイスは、一方の
先端側に尖ったペン先部を有する棒状の軸部と、前記軸
部の周囲に配置され前記ペン先部から伝達される力を検
出する複数の感圧素子と、前記感圧素子で検出される力
によりカーソル位置を算出しカーソル移動信号を発生さ
せる回路基板と、前記ペン先部を突出させ前記感圧素子
に力を伝達可能に軸部を保持するとともに前記感圧素子
を収納する軸ホルダとを備えるものであり、ペン先部か
ら伝達される力を感圧素子で検出してカーソル位置を算
出しカーソル移動信号を発生させることで、狭い場所で
も操作が容易で、構造も簡単になり容易に製造できる。
【0008】また、上記目的を達成するために、本発明
のペン型ポインティングデバイスは、一方の先端側に尖
ったペン先部を有する棒状の軸部と、前記軸部の周囲に
配置され前記ペン先部から伝達される力を検出する複数
の感圧素子と、前記ペン先部から一定位置に配置され前
記軸部の傾斜角度を検出する角度センサと、前記感圧素
子から伝達される力によりペン先部の表面への接触を検
知し、接触しているときに前記感圧素子で検出される力
によりカーソル位置を算出しカーソル移動信号を発生さ
せ、接触していないとき前記角度センサで検出される傾
斜角度によりカーソル位置を算出しカーソル移動信号を
発生させる回路基板と、前記ペン先部を突出させ前記感
圧素子に力を伝達可能に軸部を保持するとともに前記感
圧素子及び角度センサを収納する軸ホルダとを備えるも
のであり、ペン先部の表面への接触を検知し、接触して
いるときに感圧素子で検出される力によりカーソル移動
信号を発生させ、接触していないとき角度センサで検出
される傾斜角度によりカーソル移動信号を発生させるこ
とで、字を書くような動作に合わせてカーソルを移動さ
せることが可能になる
のペン型ポインティングデバイスは、一方の先端側に尖
ったペン先部を有する棒状の軸部と、前記軸部の周囲に
配置され前記ペン先部から伝達される力を検出する複数
の感圧素子と、前記ペン先部から一定位置に配置され前
記軸部の傾斜角度を検出する角度センサと、前記感圧素
子から伝達される力によりペン先部の表面への接触を検
知し、接触しているときに前記感圧素子で検出される力
によりカーソル位置を算出しカーソル移動信号を発生さ
せ、接触していないとき前記角度センサで検出される傾
斜角度によりカーソル位置を算出しカーソル移動信号を
発生させる回路基板と、前記ペン先部を突出させ前記感
圧素子に力を伝達可能に軸部を保持するとともに前記感
圧素子及び角度センサを収納する軸ホルダとを備えるも
のであり、ペン先部の表面への接触を検知し、接触して
いるときに感圧素子で検出される力によりカーソル移動
信号を発生させ、接触していないとき角度センサで検出
される傾斜角度によりカーソル移動信号を発生させるこ
とで、字を書くような動作に合わせてカーソルを移動さ
せることが可能になる
【0009】前記感圧素子は、前記軸部の先端側の周囲
に配置された周辺方向感圧素子と前記軸部の端部側に配
置された軸方向感圧素子を有することが、ペン先部から
の力を直接検出することができる点で好ましい。前記角
度センサは、前記ペン先部から一定位置に配置されたX
軸方向角度センサ及びY軸方向角度センサを有すること
が、傾斜角度により平面上に任意の位置にカーソルを移
動させることができる点で好ましい。前記感圧素子から
伝達される力によるカーソル移動信号の発生と、前記角
度センサで検出される傾斜角度によるカーソル移動信号
の発生とを選択的に切換える切換手段をさらに有するこ
とが、通常のマウスと同様なカーソル移動と字を書くよ
うな動作に合わせたカーソル移動を選択的に切換え操作
性を向上できる点で好ましい。前記回路基板は、前記軸
ホルダ内に収納されており、かつカーソル移動信号を無
線信号としてパソコン側に送信する無線送信回路をさら
に搭載していることが、取り扱いを容易にできる点で好
ましい。
に配置された周辺方向感圧素子と前記軸部の端部側に配
置された軸方向感圧素子を有することが、ペン先部から
の力を直接検出することができる点で好ましい。前記角
度センサは、前記ペン先部から一定位置に配置されたX
軸方向角度センサ及びY軸方向角度センサを有すること
が、傾斜角度により平面上に任意の位置にカーソルを移
動させることができる点で好ましい。前記感圧素子から
伝達される力によるカーソル移動信号の発生と、前記角
度センサで検出される傾斜角度によるカーソル移動信号
の発生とを選択的に切換える切換手段をさらに有するこ
とが、通常のマウスと同様なカーソル移動と字を書くよ
うな動作に合わせたカーソル移動を選択的に切換え操作
性を向上できる点で好ましい。前記回路基板は、前記軸
ホルダ内に収納されており、かつカーソル移動信号を無
線信号としてパソコン側に送信する無線送信回路をさら
に搭載していることが、取り扱いを容易にできる点で好
ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の一実施の形
態により具体的に説明する。図1は本発明の実施の形態
のペン型ポインティングデバイスの断面図、図2は図1
のペン型ポインティングデバイスのZ−Z線拡大断面
図、図3は本発明の実施の形態のペン型ポインティング
デバイスの構成を説明するブロック図である。
態により具体的に説明する。図1は本発明の実施の形態
のペン型ポインティングデバイスの断面図、図2は図1
のペン型ポインティングデバイスのZ−Z線拡大断面
図、図3は本発明の実施の形態のペン型ポインティング
デバイスの構成を説明するブロック図である。
【0011】これらの図において、本実施形態のペン型
ポインティングデバイス10は、表示装置のカーソルを
移動させるための全体として手で持つことができるペン
型に形成された入力機器であり、一方の先端側に尖った
ペン先部11aを有する棒状に形成された軸部11と、
この軸部11の先端側の周囲に配置される複数の周辺方
向感圧素子12と、軸部11の端部側に配置される軸方
向感圧素子13と、ペン先部11aから所定の距離を隔
てて配置された傾斜角度を検出するX軸角度センサ14
及びY軸角度センサ15と、軸部11、感圧素子12,
13、角度センサ14,15などを収納する剛性を有す
る軸ホルダ16と、感圧素子12,13や角度センサ1
4,15で検出された信号をカーソル移動のための信号
に変換するための回路基板17と、各部に電源を供給す
る電池18などとを備え、所定の筆記面P上にペン先部
11aを接触させ押圧力を加えて所定方向に移動させた
ときに、軸部11から伝わる力を感圧素子12,13で
検出してカーソル移動信号を発生させたり、あるいは選
択によりペン先部11aが筆記面Pに接触していないと
き、角度センサ14,15で検出した傾斜角度に基づい
てカーソル移動信号を発生させるものである。回路基板
17及び電池18は、軸ホルダ16の後部側に収納され
ている。
ポインティングデバイス10は、表示装置のカーソルを
移動させるための全体として手で持つことができるペン
型に形成された入力機器であり、一方の先端側に尖った
ペン先部11aを有する棒状に形成された軸部11と、
この軸部11の先端側の周囲に配置される複数の周辺方
向感圧素子12と、軸部11の端部側に配置される軸方
向感圧素子13と、ペン先部11aから所定の距離を隔
てて配置された傾斜角度を検出するX軸角度センサ14
及びY軸角度センサ15と、軸部11、感圧素子12,
13、角度センサ14,15などを収納する剛性を有す
る軸ホルダ16と、感圧素子12,13や角度センサ1
4,15で検出された信号をカーソル移動のための信号
に変換するための回路基板17と、各部に電源を供給す
る電池18などとを備え、所定の筆記面P上にペン先部
11aを接触させ押圧力を加えて所定方向に移動させた
ときに、軸部11から伝わる力を感圧素子12,13で
検出してカーソル移動信号を発生させたり、あるいは選
択によりペン先部11aが筆記面Pに接触していないと
き、角度センサ14,15で検出した傾斜角度に基づい
てカーソル移動信号を発生させるものである。回路基板
17及び電池18は、軸ホルダ16の後部側に収納され
ている。
【0012】上記軸部11は、剛性を有するプラスチッ
ク材料あるいは金属材料からなり、全体として細長い円
筒棒状に形成され、一方の先端側は先に向かう程外径の
小さくなる尖ったペン先部11aが形成されている。ペ
ン先部11aの周囲は、感圧素子12,13に悪影響を
与えないように電気的な絶縁性を有するとともに、摩擦
抵抗が大きくなるよう耐摩耗性を有する薄いゴム膜の被
覆処理あるいは摩擦抵抗を大きくする表面処理が施され
ていることが望ましい。
ク材料あるいは金属材料からなり、全体として細長い円
筒棒状に形成され、一方の先端側は先に向かう程外径の
小さくなる尖ったペン先部11aが形成されている。ペ
ン先部11aの周囲は、感圧素子12,13に悪影響を
与えないように電気的な絶縁性を有するとともに、摩擦
抵抗が大きくなるよう耐摩耗性を有する薄いゴム膜の被
覆処理あるいは摩擦抵抗を大きくする表面処理が施され
ていることが望ましい。
【0013】上記周辺方向感圧素子12は、例えば、圧
力変化に応じて抵抗値が変化する素子であって、シート
状の薄く柔軟性を有するFSR(Force Sensing Resist
or)素子であり、ペン先部11a近傍の軸部11の周囲
と軸ホルダ16内壁面との間に挟まれた隙間の4か所に
配置されている。周辺方向感圧素子12は、互いに直交
するX,Y軸に対し一定角度で配置されており、操作者
が筆記面Pに対しペン先部11aを押し当てて所定方向
に移動させたとき、それぞれの周辺方向感圧素子12
(a〜d)に加わる力により、ベクトル量として移動方
向及び移動速度が検出できるようになっている。軸方向
感圧素子13は、周辺方向感圧素子12と同じ素子であ
り、軸ホルダ16の端部と軸ホルダ16の奥側の内壁と
の間に挟まれた隙間に配置されている。この軸方向感圧
素子13は、操作者が筆記面Pに対しペン先部11aを
押し当て所定方向に移動させたとき、軸方向の押上力を
検出するためである。なお、軸ホルダ16の先端側内面
の周辺方向感圧素子12は、多数設けることで精度を向
上させることができるが、製造上の理由から、例えば、
4か所から10か所程度が望ましい。
力変化に応じて抵抗値が変化する素子であって、シート
状の薄く柔軟性を有するFSR(Force Sensing Resist
or)素子であり、ペン先部11a近傍の軸部11の周囲
と軸ホルダ16内壁面との間に挟まれた隙間の4か所に
配置されている。周辺方向感圧素子12は、互いに直交
するX,Y軸に対し一定角度で配置されており、操作者
が筆記面Pに対しペン先部11aを押し当てて所定方向
に移動させたとき、それぞれの周辺方向感圧素子12
(a〜d)に加わる力により、ベクトル量として移動方
向及び移動速度が検出できるようになっている。軸方向
感圧素子13は、周辺方向感圧素子12と同じ素子であ
り、軸ホルダ16の端部と軸ホルダ16の奥側の内壁と
の間に挟まれた隙間に配置されている。この軸方向感圧
素子13は、操作者が筆記面Pに対しペン先部11aを
押し当て所定方向に移動させたとき、軸方向の押上力を
検出するためである。なお、軸ホルダ16の先端側内面
の周辺方向感圧素子12は、多数設けることで精度を向
上させることができるが、製造上の理由から、例えば、
4か所から10か所程度が望ましい。
【0014】上記X軸角度センサ14及びY軸角度セン
サ15は、ペン先部11aの先端から一定距離L(L1
及びL2)隔てた区画16cに配置されており、軸部1
1の筆記面Pの垂直線に対する傾斜角度を検出するセン
サであり、例えば、圧電振動セラミック角速度センサな
どのジャイロセンサなどが使用される。すなわち、操作
者が筆記面P上の互いに直交するX,Y軸において、X
軸角度センサ14はX軸に関する傾斜角度を検出し、Y
軸角度センサ15はY軸に関する傾斜角度を検出するも
のである。
サ15は、ペン先部11aの先端から一定距離L(L1
及びL2)隔てた区画16cに配置されており、軸部1
1の筆記面Pの垂直線に対する傾斜角度を検出するセン
サであり、例えば、圧電振動セラミック角速度センサな
どのジャイロセンサなどが使用される。すなわち、操作
者が筆記面P上の互いに直交するX,Y軸において、X
軸角度センサ14はX軸に関する傾斜角度を検出し、Y
軸角度センサ15はY軸に関する傾斜角度を検出するも
のである。
【0015】上記軸ホルダ16は、例えば、絶縁性及び
剛性を有するプラスチック等の材料からなり、先に行く
ほど外径が小さくなる円錐形状に形成され軸部11のペ
ン先部11aの先端側を突出させる案内部16aと、軸
部11の円柱部分と感圧素子12,13を収納する区画
16bと、角度センサ14,15及び回路基板17を収
納する区画16cと、電池18を収納する区画16dと
を有する全体として円筒状に形成され、かつ外周表面の
適宜な部分には、位置指定用の押しボタンスイッチ19
が設けられている。また、軸ホルダ16は、軸部11の
ペン先部11aを案内部16a先端側の開口部分で緩く
保持するとともに軸部11の後端部で支持しており、ペ
ン先部11aからの力が周辺方向感圧素子12及び軸方
向感圧素子13に確実に伝達されるようになっている。
さらに、軸ホルダ16は、感圧素子12の配置との関係
から常に手で持ったときの上下及び左右方向が一定にな
るよう、例えば、表面に適切な表示が記されているか、
軸ホルダ16が常に一定の方向で手に持つことができる
ように、軸ホルダ16の外周面を楕円形あるいは他の特
別な突起等の形状に形成されていることが望ましい。な
お、感圧素子12(a〜d),13は、信号線により回
路基板17の接続端子に接続されている。このような信
号線は、例えば、軸部11と軸ホルダ16との間の隙間
などを通る細い配線や軸ホルダ16の内面側に印刷配線
等により形成される。
剛性を有するプラスチック等の材料からなり、先に行く
ほど外径が小さくなる円錐形状に形成され軸部11のペ
ン先部11aの先端側を突出させる案内部16aと、軸
部11の円柱部分と感圧素子12,13を収納する区画
16bと、角度センサ14,15及び回路基板17を収
納する区画16cと、電池18を収納する区画16dと
を有する全体として円筒状に形成され、かつ外周表面の
適宜な部分には、位置指定用の押しボタンスイッチ19
が設けられている。また、軸ホルダ16は、軸部11の
ペン先部11aを案内部16a先端側の開口部分で緩く
保持するとともに軸部11の後端部で支持しており、ペ
ン先部11aからの力が周辺方向感圧素子12及び軸方
向感圧素子13に確実に伝達されるようになっている。
さらに、軸ホルダ16は、感圧素子12の配置との関係
から常に手で持ったときの上下及び左右方向が一定にな
るよう、例えば、表面に適切な表示が記されているか、
軸ホルダ16が常に一定の方向で手に持つことができる
ように、軸ホルダ16の外周面を楕円形あるいは他の特
別な突起等の形状に形成されていることが望ましい。な
お、感圧素子12(a〜d),13は、信号線により回
路基板17の接続端子に接続されている。このような信
号線は、例えば、軸部11と軸ホルダ16との間の隙間
などを通る細い配線や軸ホルダ16の内面側に印刷配線
等により形成される。
【0016】上記回路基板17は、複数の回路が搭載さ
れており、周辺方向感圧素子12及び軸方向感圧素子1
3にそれぞれ信号線を介して接続され、ペン先部11a
が筆記面Pに接触しているかを検出し接触信号を出力す
る感圧検出回路21と、感圧検出回路21から接触信号
が出力されているときに、ペン先部11aから伝達され
る力により感圧素子12,13に加わる圧力で変化する
電気的抵抗値をベクトル量として合成して移動方向及び
移動速度に変換しカーソル位置を算出するカーソル位置
算出回路22と、感圧検出回路21から接触信号が出力
されているときに、角度センサ14,15からX軸及び
Y軸に対する傾斜角度を得るX,Y傾斜角度変換回路2
3と、X,Y傾斜角度変換回路23で変換されたX軸及
びY軸に対する傾斜角度をベクトル量として合成してカ
ーソル位置を算出するカーソル位置算出回路24と、感
圧検出回路21が接触信号を出力しているか否かに関わ
らずX,Y傾斜角度変換回路23を切換えにより回路動
作を有効にしたり無効にする切換手段25と、感圧検出
回路21で検出される接触信号により感圧素子によるカ
ーソル位置算出回路22あるいは角度センサによるカー
ソル位置算出回路24の算出信号に基づいてカーソル移
動信号を発生させるカーソル移動信号発生回路26と、
カーソル移動信号を図示しないパソコンのマウスポート
などに接続するためのインターフェース回路(I/F回
路)27と、I/F回路27からの信号を無線電波とし
て送信する無線送信回路28とから構成されている。な
お、パソコン側には無線送信回路28から送信されてく
る無線電波を受信する無線受信回路29が設けられてい
る。
れており、周辺方向感圧素子12及び軸方向感圧素子1
3にそれぞれ信号線を介して接続され、ペン先部11a
が筆記面Pに接触しているかを検出し接触信号を出力す
る感圧検出回路21と、感圧検出回路21から接触信号
が出力されているときに、ペン先部11aから伝達され
る力により感圧素子12,13に加わる圧力で変化する
電気的抵抗値をベクトル量として合成して移動方向及び
移動速度に変換しカーソル位置を算出するカーソル位置
算出回路22と、感圧検出回路21から接触信号が出力
されているときに、角度センサ14,15からX軸及び
Y軸に対する傾斜角度を得るX,Y傾斜角度変換回路2
3と、X,Y傾斜角度変換回路23で変換されたX軸及
びY軸に対する傾斜角度をベクトル量として合成してカ
ーソル位置を算出するカーソル位置算出回路24と、感
圧検出回路21が接触信号を出力しているか否かに関わ
らずX,Y傾斜角度変換回路23を切換えにより回路動
作を有効にしたり無効にする切換手段25と、感圧検出
回路21で検出される接触信号により感圧素子によるカ
ーソル位置算出回路22あるいは角度センサによるカー
ソル位置算出回路24の算出信号に基づいてカーソル移
動信号を発生させるカーソル移動信号発生回路26と、
カーソル移動信号を図示しないパソコンのマウスポート
などに接続するためのインターフェース回路(I/F回
路)27と、I/F回路27からの信号を無線電波とし
て送信する無線送信回路28とから構成されている。な
お、パソコン側には無線送信回路28から送信されてく
る無線電波を受信する無線受信回路29が設けられてい
る。
【0017】次に、角度センサ14,15に基づいてカ
ーソル位置が算出される原理を図4に基づいて説明す
る。同図において、軸部11が筆記面Pの垂直線OA’
に対して角度Θ1だけ傾斜した状態で、ペン先部11a
が筆記面P上の点B’で接触している場合に、ペン先部
11aが筆記面Pからやや離れた平面Q上の点B’上部
の点Bから垂直線OA’に対し角度Θ1からさらに角度
Θ2だけ傾斜した点Cに移動したときに、その軸部11
の軸線と平面Qとの交点をD、点Cからの垂直線と平面
Qとの交点をEとすると、距離BDがほぼカーソルの移
動量となる。
ーソル位置が算出される原理を図4に基づいて説明す
る。同図において、軸部11が筆記面Pの垂直線OA’
に対して角度Θ1だけ傾斜した状態で、ペン先部11a
が筆記面P上の点B’で接触している場合に、ペン先部
11aが筆記面Pからやや離れた平面Q上の点B’上部
の点Bから垂直線OA’に対し角度Θ1からさらに角度
Θ2だけ傾斜した点Cに移動したときに、その軸部11
の軸線と平面Qとの交点をD、点Cからの垂直線と平面
Qとの交点をEとすると、距離BDがほぼカーソルの移
動量となる。
【0018】まず、距離BE(=AE−AB)は、AE
(=L・sin(Θ1+Θ2))とAB(=L・sin
(Θ1))から、以下の計算式(1)により求めること
ができる。 BE=AE−L・sin(Θ1)・・・・・・・・・・・・・・・(1) 次に、三角形OBCは、OB=OCで二等辺三角形であ
るから、距離BCは、以下の計算式(2)により求める
ことができる。 BC=2L・sin(Θ2÷2)・・・・・・・・・・・・・・・(2) したがって、三角形CBEにおいて、頂点Bの角度b、
頂点Cの角度c2及び距離CEは、それぞれ以下の計算
式(3)、(4)及び(5)により求めることができ
る。 b=cos-1(BE÷BC)・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) c2=90−b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) CE=BE・tan(b)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) 次に、二等辺三角形OBCにおいて底角c1は、c1=
90−Θ2÷2であるから、三角形CDEにおいて、頂
点Cの角度c3及び距離EDは、それぞれ計算式(6)
及び(7)により求めることができる。 c3=180−c1−c2・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) ED=CE・tan(c3)・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) したがって、BD(=BE+ED)は、以下の計算式
(8)により求めることができる。 BD=AE−L・sin(Θ1)−CE・tan(c3)・・・・(8) すなわち、ペン先部11aから角度センサまでの距離L
と、角度センサで検出される傾斜角度Θ1,Θ2をもと
に、上記(1)〜(8)の計算で移動距離BDを求める
ことができる。以上の計算をX軸角度センサ14とY軸
角度センサ15のそれぞれについて行い、それぞれの値
をベクトル量として合成することでカーソル位置を算出
することができる。以上の計算による算出は、角度セン
サによる位置算出回路24により行われる。なお、この
位置算出回路24による算出は、ペン先部11aが筆記
面Pに接触していない間に連続的に実施されるから、再
び筆記面Pに接触する直前の距離BDがカーソルの移動
量となる。
(=L・sin(Θ1+Θ2))とAB(=L・sin
(Θ1))から、以下の計算式(1)により求めること
ができる。 BE=AE−L・sin(Θ1)・・・・・・・・・・・・・・・(1) 次に、三角形OBCは、OB=OCで二等辺三角形であ
るから、距離BCは、以下の計算式(2)により求める
ことができる。 BC=2L・sin(Θ2÷2)・・・・・・・・・・・・・・・(2) したがって、三角形CBEにおいて、頂点Bの角度b、
頂点Cの角度c2及び距離CEは、それぞれ以下の計算
式(3)、(4)及び(5)により求めることができ
る。 b=cos-1(BE÷BC)・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) c2=90−b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) CE=BE・tan(b)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) 次に、二等辺三角形OBCにおいて底角c1は、c1=
90−Θ2÷2であるから、三角形CDEにおいて、頂
点Cの角度c3及び距離EDは、それぞれ計算式(6)
及び(7)により求めることができる。 c3=180−c1−c2・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) ED=CE・tan(c3)・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) したがって、BD(=BE+ED)は、以下の計算式
(8)により求めることができる。 BD=AE−L・sin(Θ1)−CE・tan(c3)・・・・(8) すなわち、ペン先部11aから角度センサまでの距離L
と、角度センサで検出される傾斜角度Θ1,Θ2をもと
に、上記(1)〜(8)の計算で移動距離BDを求める
ことができる。以上の計算をX軸角度センサ14とY軸
角度センサ15のそれぞれについて行い、それぞれの値
をベクトル量として合成することでカーソル位置を算出
することができる。以上の計算による算出は、角度セン
サによる位置算出回路24により行われる。なお、この
位置算出回路24による算出は、ペン先部11aが筆記
面Pに接触していない間に連続的に実施されるから、再
び筆記面Pに接触する直前の距離BDがカーソルの移動
量となる。
【0019】次に、本実施形態のペン型ポインティング
デバイス10の動作について説明する。まず、従来のマ
ウスと同様にカーソルを移動させるときには、切換手段
25により常にX,Y傾斜角度変換回路23の回路動作
を無効にするように切換える。そして、軸ホルダ16を
筆記面Pの左右方向(X軸方向)及び上下方向(Y軸方
向)が決められた一定方向になるように手で持ち、ペン
先部11aを筆記面Pに当接し、押圧力を加えて表示装
置のカーソルを動かしたい方向に合わせて移動させる
と、ペン先部11aには筆記面Pから移動方向と反対方
向の摩擦力と、筆記面Pから垂直方向の押上力が生じ
る。この摩擦力は側面圧力として軸部11と軸ホルダ1
6との間に配置された周辺方向感圧素子12(a〜d)
に加わり、また、押上力が押圧力として軸部11と軸ホ
ルダ16の奥側の中心軸上に設けられた軸方向感圧素子
13に加わり、それらの部分の電気的抵抗値が変化す
る。感圧検出回路21は、これらの電気的抵抗値変化に
よりペン先部11aが筆記面Pに接触しているか否かを
検出し接触信号を出力する。そして、感圧検出回路21
が接触信号を出力しているとき、カーソル位置算出回路
22は、周辺方向感圧素子12(a〜d)と軸方向感圧
素子13のそれぞれで検出された電気的抵抗値変化を、
方向と大きさを持ったベクトル量として算出し、そのベ
クトル量の方向及び大きさに応じてカーソルに対応した
移動方向及び移動速度として算出する。このカーソル位
置算出回路22で算出された移動方向及び移動速度は、
カーソル移動信号発生回路26でカーソルの移動信号と
して発生され、続いてインターフェース回路27から無
線送信回路28に送られ、無線電波としてパソコン側に
送信される。パソコン側は無線送信回路28から送信さ
れてきた無線電波を無線受信回路29で受信し、マウス
ポートに入力され、表示装置のカーソルを必要な方向に
所定の速度で動かすことが可能になる。軸部11の先端
側と軸ホルダ16の先端側内面に周辺方向感圧素子12
(a〜d)が配置されているため、製造や組み立てが容
易になるとともに、軸ホルダ16の奥側に形成されてい
る場合よりもペン先部11aからの摩擦力の影響に敏感
に反応でき、また、4か所の周辺方向感圧素子12(a
〜d)に加えて中心部に1か所の軸方向感圧素子13が
配置されていることで、少ない数の感圧素子より検出が
複数箇所で行われ感度を向上させることが可能になる。
このペン型ポインティングデバイス10は、筆記面Pが
水平面、傾斜面あるいは垂直面であっても使用できる。
また、軸ホルダ16の形状を手で持つ方向が常に一定に
なるように形成すれば、取扱が容易になりカーソル移動
方向に合わせることが簡単になる。したがって、このペ
ン型ポインティングデバイス10では、狭い場所でも任
意の筆記面P上で使用でき操作も容易になり、筆記面P
に当接するペン先部11aに回転部分がないため、目づ
まりによるトラブルを生じることがない。
デバイス10の動作について説明する。まず、従来のマ
ウスと同様にカーソルを移動させるときには、切換手段
25により常にX,Y傾斜角度変換回路23の回路動作
を無効にするように切換える。そして、軸ホルダ16を
筆記面Pの左右方向(X軸方向)及び上下方向(Y軸方
向)が決められた一定方向になるように手で持ち、ペン
先部11aを筆記面Pに当接し、押圧力を加えて表示装
置のカーソルを動かしたい方向に合わせて移動させる
と、ペン先部11aには筆記面Pから移動方向と反対方
向の摩擦力と、筆記面Pから垂直方向の押上力が生じ
る。この摩擦力は側面圧力として軸部11と軸ホルダ1
6との間に配置された周辺方向感圧素子12(a〜d)
に加わり、また、押上力が押圧力として軸部11と軸ホ
ルダ16の奥側の中心軸上に設けられた軸方向感圧素子
13に加わり、それらの部分の電気的抵抗値が変化す
る。感圧検出回路21は、これらの電気的抵抗値変化に
よりペン先部11aが筆記面Pに接触しているか否かを
検出し接触信号を出力する。そして、感圧検出回路21
が接触信号を出力しているとき、カーソル位置算出回路
22は、周辺方向感圧素子12(a〜d)と軸方向感圧
素子13のそれぞれで検出された電気的抵抗値変化を、
方向と大きさを持ったベクトル量として算出し、そのベ
クトル量の方向及び大きさに応じてカーソルに対応した
移動方向及び移動速度として算出する。このカーソル位
置算出回路22で算出された移動方向及び移動速度は、
カーソル移動信号発生回路26でカーソルの移動信号と
して発生され、続いてインターフェース回路27から無
線送信回路28に送られ、無線電波としてパソコン側に
送信される。パソコン側は無線送信回路28から送信さ
れてきた無線電波を無線受信回路29で受信し、マウス
ポートに入力され、表示装置のカーソルを必要な方向に
所定の速度で動かすことが可能になる。軸部11の先端
側と軸ホルダ16の先端側内面に周辺方向感圧素子12
(a〜d)が配置されているため、製造や組み立てが容
易になるとともに、軸ホルダ16の奥側に形成されてい
る場合よりもペン先部11aからの摩擦力の影響に敏感
に反応でき、また、4か所の周辺方向感圧素子12(a
〜d)に加えて中心部に1か所の軸方向感圧素子13が
配置されていることで、少ない数の感圧素子より検出が
複数箇所で行われ感度を向上させることが可能になる。
このペン型ポインティングデバイス10は、筆記面Pが
水平面、傾斜面あるいは垂直面であっても使用できる。
また、軸ホルダ16の形状を手で持つ方向が常に一定に
なるように形成すれば、取扱が容易になりカーソル移動
方向に合わせることが簡単になる。したがって、このペ
ン型ポインティングデバイス10では、狭い場所でも任
意の筆記面P上で使用でき操作も容易になり、筆記面P
に当接するペン先部11aに回転部分がないため、目づ
まりによるトラブルを生じることがない。
【0020】次に、感圧素子12,13と角度センサ1
4,15の両者を使用してカーソルを移動させるときに
は、切換手段25により感圧検出回路21が接触信号を
出力していないときにのみX,Y傾斜角度変換回路23
の回路動作を有効にするように切換える。そして、上記
と同様に軸ホルダ16を筆記面Pに対して決められた一
定方向になるように手で持ち、ペン先部11aを筆記面
Pに当接させると、感圧検出回路21が軸部11を介し
て軸方向感圧素子13に加えられる側面圧力と軸方向感
圧素子13に加えられる押圧力とを検出し、ペン先部1
1aが筆記面Pに接触しているか否かが検出され接触し
ているときに接触信号を出力する。感圧検出回路21か
ら接触信号が出力されているときには、上記と同様にカ
ーソル位置検出回路22でカーソル位置が算出され、カ
ーソル移動信号発生回路26でカーソルの移動信号とし
て発生され、続いてインターフェース回路27から無線
送信回路28に送られ、無線電波としてパソコン側に送
信される。パソコン側は無線送信回路28から送信され
てきた無線電波を無線受信回路29で受信し、マウスポ
ートに入力され、表示装置のカーソルを必要な方向に所
定の速度で動かすことが可能になる。次に、ペン先部1
1aを筆記面Pから離し、軸ホルダ16を筆記面Pから
離す直前の傾斜角度(Θ1)からさらにカーソルを移動
させたい方向に傾斜角度(Θ2)になるようにペン先部
11aを向けると、角度センサ14,15からX,Y傾
斜角度変換回路23が傾斜角度Θ1,Θ2を検出し、カ
ーソル位置検出回路24がこれら傾斜角度Θ1,Θ2を
X軸角度センサ14とY軸角度センサ15のそれぞれに
ついて角度変換速度と角度変換量を求め、それぞれの値
をベクトル量として合成することでカーソル位置を算出
する。そして、このX,Y傾斜角度変換回路23で算出
されたカーソルの移動信号として発生され、続いてイン
ターフェース回路27から無線送信回路28に送られ、
無線電波としてパソコン側に送信される。パソコン側は
無線送信回路28から送信されてきた無線電波を無線受
信回路29で受信し、マウスポートに入力され、表示装
置のカーソルを必要な方向に所定の速度で動かすことが
可能になる。すなわち、軸部11のペン先部11aを筆
記面Pに接触させているときには、感圧検出回路21が
接触していることを検出してその間には上記説明と同等
に感圧素子12,13が検出する接触圧力に基づきカー
ソルを移動させることができるが、軸部11のペン先部
11aを筆記面Pから離して次にカーソル位置を移動さ
せたい方向に傾斜させたときには、角度センサ14,1
5が検出する傾斜角度に基づきカーソルを移動させるこ
とができる。したがって、例えば、ペン型ポインティン
グデバイス10を用いて字を書くような動作として、ペ
ン先部11aを筆記面Pに接触させて移動させている間
には従来のマウスと同様にカーソルを移動させることが
でき、続いてペン先部11aを筆記面Pから離して必要
な移動位置にカーソルを移動させてから再びペン先部1
1aを筆記面Pに接触させて移動させることができる。
そのため、従来のマウスなどでは、字を書くような動作
では必要な場所まで戻す動作が必要であったが、本実施
形態では通常の筆記具を扱うと同様な動作でカーソルを
移動させることができる。これにより、字を書いたりグ
ラフィックに必要とされるカーソル移動を簡単に実現す
ることができる。
4,15の両者を使用してカーソルを移動させるときに
は、切換手段25により感圧検出回路21が接触信号を
出力していないときにのみX,Y傾斜角度変換回路23
の回路動作を有効にするように切換える。そして、上記
と同様に軸ホルダ16を筆記面Pに対して決められた一
定方向になるように手で持ち、ペン先部11aを筆記面
Pに当接させると、感圧検出回路21が軸部11を介し
て軸方向感圧素子13に加えられる側面圧力と軸方向感
圧素子13に加えられる押圧力とを検出し、ペン先部1
1aが筆記面Pに接触しているか否かが検出され接触し
ているときに接触信号を出力する。感圧検出回路21か
ら接触信号が出力されているときには、上記と同様にカ
ーソル位置検出回路22でカーソル位置が算出され、カ
ーソル移動信号発生回路26でカーソルの移動信号とし
て発生され、続いてインターフェース回路27から無線
送信回路28に送られ、無線電波としてパソコン側に送
信される。パソコン側は無線送信回路28から送信され
てきた無線電波を無線受信回路29で受信し、マウスポ
ートに入力され、表示装置のカーソルを必要な方向に所
定の速度で動かすことが可能になる。次に、ペン先部1
1aを筆記面Pから離し、軸ホルダ16を筆記面Pから
離す直前の傾斜角度(Θ1)からさらにカーソルを移動
させたい方向に傾斜角度(Θ2)になるようにペン先部
11aを向けると、角度センサ14,15からX,Y傾
斜角度変換回路23が傾斜角度Θ1,Θ2を検出し、カ
ーソル位置検出回路24がこれら傾斜角度Θ1,Θ2を
X軸角度センサ14とY軸角度センサ15のそれぞれに
ついて角度変換速度と角度変換量を求め、それぞれの値
をベクトル量として合成することでカーソル位置を算出
する。そして、このX,Y傾斜角度変換回路23で算出
されたカーソルの移動信号として発生され、続いてイン
ターフェース回路27から無線送信回路28に送られ、
無線電波としてパソコン側に送信される。パソコン側は
無線送信回路28から送信されてきた無線電波を無線受
信回路29で受信し、マウスポートに入力され、表示装
置のカーソルを必要な方向に所定の速度で動かすことが
可能になる。すなわち、軸部11のペン先部11aを筆
記面Pに接触させているときには、感圧検出回路21が
接触していることを検出してその間には上記説明と同等
に感圧素子12,13が検出する接触圧力に基づきカー
ソルを移動させることができるが、軸部11のペン先部
11aを筆記面Pから離して次にカーソル位置を移動さ
せたい方向に傾斜させたときには、角度センサ14,1
5が検出する傾斜角度に基づきカーソルを移動させるこ
とができる。したがって、例えば、ペン型ポインティン
グデバイス10を用いて字を書くような動作として、ペ
ン先部11aを筆記面Pに接触させて移動させている間
には従来のマウスと同様にカーソルを移動させることが
でき、続いてペン先部11aを筆記面Pから離して必要
な移動位置にカーソルを移動させてから再びペン先部1
1aを筆記面Pに接触させて移動させることができる。
そのため、従来のマウスなどでは、字を書くような動作
では必要な場所まで戻す動作が必要であったが、本実施
形態では通常の筆記具を扱うと同様な動作でカーソルを
移動させることができる。これにより、字を書いたりグ
ラフィックに必要とされるカーソル移動を簡単に実現す
ることができる。
【0021】図5は上記のペン型ポインティングデバイ
ス10の動作を説明するフローチャートであり、まず、
感圧検出回路21によりペン先部11aが筆記面に接触
しているか否かを判断し(ST1)、接触しているとき
には感圧素子によるカーソル位置算出回路22がカーソ
ル位置を算出し(ST2)、続いてカーソル移動信号発
生回路26がカーソル移動信号を発生し(ST3)、以
後は上述のようにインターフェース回路27から無線送
信回路28を介して無線電波として送信され、パソコン
側の無線受信回路29で受信されマウスポートに入力さ
れる。そして、、感圧検出回路21によりペン先部11
aが筆記面から離れているときには、X及びY軸角度セ
ンサ14及び15から傾斜角度変換回路23が傾斜角度
を検出し(ST4)、この傾斜角度から角度センサによ
るカーソル位置算出回路24がカーソル位置を算出し
(ST5)、続いてカーソル移動信号発生回路26がカ
ーソル移動信号を発生し(ST3)、以後は上述と同様
にインターフェース回路27から無線送信回路28を介
して無線電波として送信され、パソコン側の無線受信回
路29で受信されマウスポートに入力される。
ス10の動作を説明するフローチャートであり、まず、
感圧検出回路21によりペン先部11aが筆記面に接触
しているか否かを判断し(ST1)、接触しているとき
には感圧素子によるカーソル位置算出回路22がカーソ
ル位置を算出し(ST2)、続いてカーソル移動信号発
生回路26がカーソル移動信号を発生し(ST3)、以
後は上述のようにインターフェース回路27から無線送
信回路28を介して無線電波として送信され、パソコン
側の無線受信回路29で受信されマウスポートに入力さ
れる。そして、、感圧検出回路21によりペン先部11
aが筆記面から離れているときには、X及びY軸角度セ
ンサ14及び15から傾斜角度変換回路23が傾斜角度
を検出し(ST4)、この傾斜角度から角度センサによ
るカーソル位置算出回路24がカーソル位置を算出し
(ST5)、続いてカーソル移動信号発生回路26がカ
ーソル移動信号を発生し(ST3)、以後は上述と同様
にインターフェース回路27から無線送信回路28を介
して無線電波として送信され、パソコン側の無線受信回
路29で受信されマウスポートに入力される。
【0022】なお、上記実施例において、周辺方向感圧
素子12及び軸方向感圧素子13として、FSR素子を
使用した例を説明したが、圧力変化に応じて抵抗値が変
化する素子であって、歪ゲージ、あるいは電極間に導電
性ゴムを介在させたものなどを使用することができる。
また、軸部11と軸ホルダ16の先端側の4か所の周辺
方向感圧素子12と奥側に1か所の軸方向感圧素子13
を配置した例を説明したが、周辺方向感圧素子12及び
軸方向感圧素子13を多数設けることで感度を向上させ
ることができ実施形態の数に限定されない。さらに、2
つの角度センサ14,15を配置した例を説明したが、
複数の角度センサを使用したり、あるいは1つの角度セ
ンサでX軸方向、Y軸方向の傾斜角度を検出できるもの
を使用することができる。また、軸ホルダ16を円筒状
に形成した例を説明したが、手に持つ方向が一定になる
ように断面形状が楕円あるいはその他の形状に形成して
もよい。
素子12及び軸方向感圧素子13として、FSR素子を
使用した例を説明したが、圧力変化に応じて抵抗値が変
化する素子であって、歪ゲージ、あるいは電極間に導電
性ゴムを介在させたものなどを使用することができる。
また、軸部11と軸ホルダ16の先端側の4か所の周辺
方向感圧素子12と奥側に1か所の軸方向感圧素子13
を配置した例を説明したが、周辺方向感圧素子12及び
軸方向感圧素子13を多数設けることで感度を向上させ
ることができ実施形態の数に限定されない。さらに、2
つの角度センサ14,15を配置した例を説明したが、
複数の角度センサを使用したり、あるいは1つの角度セ
ンサでX軸方向、Y軸方向の傾斜角度を検出できるもの
を使用することができる。また、軸ホルダ16を円筒状
に形成した例を説明したが、手に持つ方向が一定になる
ように断面形状が楕円あるいはその他の形状に形成して
もよい。
【0023】上記実施形態では、無線送信回路28によ
り無線電波を送信し、この無線電波をパソコン側に設け
た無線受信回路29で受信することで任意の表面で使用
でき操作性を向上することができるが、その他の信号と
して赤外線、超音波あるいは光を送受信できるようにし
てもよく、また有線で接続するようにしてもよく、さら
に回路基板17を軸ホルダ16内に収納しているが、回
路基板17に搭載されている全ての回路あるいは一部分
を別体として配線で接続してもよい。また、電池16を
軸ホルダ16に収納しているが、他の電源から供給され
るように配線で接続するようにしてもよい
り無線電波を送信し、この無線電波をパソコン側に設け
た無線受信回路29で受信することで任意の表面で使用
でき操作性を向上することができるが、その他の信号と
して赤外線、超音波あるいは光を送受信できるようにし
てもよく、また有線で接続するようにしてもよく、さら
に回路基板17を軸ホルダ16内に収納しているが、回
路基板17に搭載されている全ての回路あるいは一部分
を別体として配線で接続してもよい。また、電池16を
軸ホルダ16に収納しているが、他の電源から供給され
るように配線で接続するようにしてもよい
【0024】本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の改
良及び変更をなし得ることはもちろんである。
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の改
良及び変更をなし得ることはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のペン型ポイ
ンティングデバイスでは、軸部の周囲に感圧素子を配置
するとともに、軸部の傾斜角度を検出する角度センサを
配置し、感圧検出回路の検出でペン先部が表面に接触し
ているときには、感圧素子によるカーソル位置算出回路
で算出したカーソル位置からカーソル移動信号を発生さ
せパソコンのカーソルを移動させ、感圧検出回路でペン
先部が表面に接触していないときには、角度センサによ
るカーソル位置算出回路で算出したカーソル位置からカ
ーソル移動信号を発生させパソコンのカーソルを移動さ
せることで、字を書いたりする動作と同様にカーソル移
動を可能にでき、狭い場所でも操作が容易になり、構造
も簡単になる。また、切換手段により感圧素子のみでカ
ーソル移動信号を発生させるようにすることで、カーソ
ル移動種類の選択が簡単にできるようになる。
ンティングデバイスでは、軸部の周囲に感圧素子を配置
するとともに、軸部の傾斜角度を検出する角度センサを
配置し、感圧検出回路の検出でペン先部が表面に接触し
ているときには、感圧素子によるカーソル位置算出回路
で算出したカーソル位置からカーソル移動信号を発生さ
せパソコンのカーソルを移動させ、感圧検出回路でペン
先部が表面に接触していないときには、角度センサによ
るカーソル位置算出回路で算出したカーソル位置からカ
ーソル移動信号を発生させパソコンのカーソルを移動さ
せることで、字を書いたりする動作と同様にカーソル移
動を可能にでき、狭い場所でも操作が容易になり、構造
も簡単になる。また、切換手段により感圧素子のみでカ
ーソル移動信号を発生させるようにすることで、カーソ
ル移動種類の選択が簡単にできるようになる。
【図1】図1は本発明の実施の形態のペン型ポインティ
ングデバイスの断面図である。
ングデバイスの断面図である。
【図2】図2は図1のペン型ポインティングデバイスの
Z−Z線拡大断面図である。
Z−Z線拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のペン型ポインティングデ
バイスの構成を説明するブロック図である。
バイスの構成を説明するブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態のペン型ポインティングデ
バイスの角度センサに基づいてカーソル位置を算出する
原理を説明する図である。
バイスの角度センサに基づいてカーソル位置を算出する
原理を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態のペン型ポインティングデ
バイスの動作を説明するフローチャート
バイスの動作を説明するフローチャート
10 ペン型ポインティングデバイス 11 軸部 11a ペン先部 12 周辺方向感圧素子 13 軸方向感圧素子 14 X軸角度センサ 15 Y軸角度センサ 16 軸ホルダ 17 回路基板 18 電池 19 押しボタンスイッチ 21 感圧検出回路 22 感圧素子によるカーソル位置算出回路 23 X,Y傾斜角度変換回路 24 角度センサによるカーソル位置算出回路 25 切換手段 26 カーソル移動信号発生回路 27 インターフェース回路 28 無線送信回路 29 無線受信回路
Claims (6)
- 【請求項1】 一方の先端側に尖ったペン先部を有する
棒状の軸部と、前記軸部の周囲に配置され前記ペン先部
から伝達される力を検出する複数の感圧素子と、前記感
圧素子で検出される力によりカーソル位置を算出しカー
ソル移動信号を発生させる回路基板と、前記ペン先部を
突出させ前記感圧素子に力を伝達可能に軸部を保持する
とともに前記感圧素子を収納する軸ホルダとを備えるペ
ン型ポインティングデバイス。 - 【請求項2】 一方の先端側に尖ったペン先部を有する
棒状の軸部と、前記軸部の周囲に配置され前記ペン先部
から伝達される力を検出する複数の感圧素子と、前記ペ
ン先部から一定位置に配置され前記軸部の傾斜角度を検
出する角度センサと、前記感圧素子から伝達される力に
よりペン先部の表面への接触を検知し、接触していると
きに前記感圧素子で検出される力によりカーソル位置を
算出しカーソル移動信号を発生させ、接触していないと
き前記角度センサで検出される傾斜角度によりカーソル
位置を算出しカーソル移動信号を発生させる回路基板
と、前記ペン先部を突出させ前記感圧素子に力を伝達可
能に軸部を保持するとともに前記感圧素子及び角度セン
サを収納する軸ホルダとを備えるペン型ポインティング
デバイス。 - 【請求項3】 前記感圧素子は、前記軸部の先端側の周
囲に配置された周辺方向感圧素子と前記軸部の端部側に
配置された軸方向感圧素子を有する請求項1または2記
載のペン型ポインティングデバイス。 - 【請求項4】 前記角度センサは、前記ペン先部から一
定位置に配置されたX軸方向角度センサ及びY軸方向角
度センサを有する請求項2記載のペン型ポインティング
デバイス。 - 【請求項5】 前記感圧素子から伝達される力によるカ
ーソル移動信号の発生と、前記角度センサで検出される
傾斜角度によるカーソル移動信号の発生とを選択的に切
換える切換手段をさらに有する請求項2記載のペン型ポ
インティングデバイス。 - 【請求項6】 前記回路基板は、前記軸ホルダ内に収納
されており、かつカーソル移動信号を無線信号としてパ
ソコン側に送信する無線送信回路をさらに搭載している
請求項1または2記載のペン型ポインティングデバイ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7224520A JPH0954653A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ペン型ポインティングデバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7224520A JPH0954653A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ペン型ポインティングデバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954653A true JPH0954653A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16815092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7224520A Pending JPH0954653A (ja) | 1995-08-10 | 1995-08-10 | ペン型ポインティングデバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0954653A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-08-10 JP JP7224520A patent/JPH0954653A/ja active Pending
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---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040908 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050620 |