JPH062304B2 - デイスクブレ−キ用キヤリパボデイの製造方法 - Google Patents
デイスクブレ−キ用キヤリパボデイの製造方法Info
- Publication number
- JPH062304B2 JPH062304B2 JP29480085A JP29480085A JPH062304B2 JP H062304 B2 JPH062304 B2 JP H062304B2 JP 29480085 A JP29480085 A JP 29480085A JP 29480085 A JP29480085 A JP 29480085A JP H062304 B2 JPH062304 B2 JP H062304B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caliper body
- molding
- cylinder
- mold
- rotor width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2250/00—Manufacturing; Assembly
- F16D2250/0007—Casting
- F16D2250/0015—Casting around inserts
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスクブレーキ用キャリパボディを金型を用
いて鋳造するに際し、そのロータ巾部およびシリンダ部
を金型で同時成形するディスクブレーキ用キャリパボデ
ィの製造方法に関するものである。
いて鋳造するに際し、そのロータ巾部およびシリンダ部
を金型で同時成形するディスクブレーキ用キャリパボデ
ィの製造方法に関するものである。
上記キャリパボディが鋳鉄製の場合、第1図に示す形状
のキャリパボディ(a)は砂型鋳造法で生産されるが、ロ
ータ巾部(b)およびシリンダ部(c)は砂中子で成形されて
いる。
のキャリパボディ(a)は砂型鋳造法で生産されるが、ロ
ータ巾部(b)およびシリンダ部(c)は砂中子で成形されて
いる。
しかしながら該キャリパボディの材質をアルミニウム合
金等の軽合金にすると金型を使用する場合が多くなる。
しかるに上記のロータ巾部(b)およびシリンダ部(c)を金
型で成形する際、第2図に示すようにシリンダ内径寸法
(e)はつめ内寸法(d)によって決まってしまい、どうして
もシリンダ内径寸法(e)が小さくなる。このようにシリ
ンダ内径寸法(e)が小さくなると、シリンダ部の肉厚が
厚くなるため内部欠陥が生じ易く品質の低下を來すと共
に加工しろが多くなるため加工用刃物の寿命が短くなる
ばかりでなく加工の手間と時間を要し材料歩留も悪いと
いう欠点がある。
金等の軽合金にすると金型を使用する場合が多くなる。
しかるに上記のロータ巾部(b)およびシリンダ部(c)を金
型で成形する際、第2図に示すようにシリンダ内径寸法
(e)はつめ内寸法(d)によって決まってしまい、どうして
もシリンダ内径寸法(e)が小さくなる。このようにシリ
ンダ内径寸法(e)が小さくなると、シリンダ部の肉厚が
厚くなるため内部欠陥が生じ易く品質の低下を來すと共
に加工しろが多くなるため加工用刃物の寿命が短くなる
ばかりでなく加工の手間と時間を要し材料歩留も悪いと
いう欠点がある。
この問題を回避するには前記のつめ内寸法(d)を大きく
することも考えられるが、このつめ内寸法(d)はキャリ
パ剛性等の観点からあまり大きくできないという制約が
ある。
することも考えられるが、このつめ内寸法(d)はキャリ
パ剛性等の観点からあまり大きくできないという制約が
ある。
本発明はこのような問題点や制約を解消するためになさ
れたものである。
れたものである。
本発明者らは以上のことからつめ内寸法(d)に左右され
ることなくシリンダ内径寸法(e)を大きく採りうる方法
について鋭意検討の結果、本発明に至ったもので本発明
はディスクブレーキ用キャリパボディを金型を用いて鋳
造するに際してそのロータ巾部およびシリンダ部を金型
で同時成形してなるディスクブレーキ用キャリパボディ
の製造方法において、ロータ巾部成形用金型にはシリン
ダ部成形用金型への対向部位にシリンダ部成形用金型が
出入自在な洞穴部を設け、キャリパボディの鋳造時には
ロータ巾部成形用金型はロータ巾部に、シリンダ部成形
用金型はシリンダ部に夫々位置せしめて金型鋳造を行
い、鋳造キャリパボディをその金型から取り出すときに
はシリンダ部成形用金型をロータ巾部成形用金型の洞穴
部に収納して型抜きを行うことを特徴とするディスクブ
レーキ用キャリパボディの製造方法を要旨としたもので
ある。
ることなくシリンダ内径寸法(e)を大きく採りうる方法
について鋭意検討の結果、本発明に至ったもので本発明
はディスクブレーキ用キャリパボディを金型を用いて鋳
造するに際してそのロータ巾部およびシリンダ部を金型
で同時成形してなるディスクブレーキ用キャリパボディ
の製造方法において、ロータ巾部成形用金型にはシリン
ダ部成形用金型への対向部位にシリンダ部成形用金型が
出入自在な洞穴部を設け、キャリパボディの鋳造時には
ロータ巾部成形用金型はロータ巾部に、シリンダ部成形
用金型はシリンダ部に夫々位置せしめて金型鋳造を行
い、鋳造キャリパボディをその金型から取り出すときに
はシリンダ部成形用金型をロータ巾部成形用金型の洞穴
部に収納して型抜きを行うことを特徴とするディスクブ
レーキ用キャリパボディの製造方法を要旨としたもので
ある。
本発明方法の詳細を第3図を用いて説明する。
ディスクブレーキ用キャリパボディ(a)の外形は常法に
従って金型(図示せず)を用いて成形されるが、ロータ
巾部を成形するためのロータ巾部成形用金型(b′)およ
びシリンダ部を成形するためのシリンダ部成形用金型
(c′)を用いてロータ巾部およびシリンダ部も同時成形
される。
従って金型(図示せず)を用いて成形されるが、ロータ
巾部を成形するためのロータ巾部成形用金型(b′)およ
びシリンダ部を成形するためのシリンダ部成形用金型
(c′)を用いてロータ巾部およびシリンダ部も同時成形
される。
そこでロータ巾部成形用金型(b′)にはシリンダ部成形
用金型(c′)を収納しうる洞穴部(f)が設けられている
が、この洞穴部(f)は金型(b′)(c′)が夫々ロータ巾
部、シリンダ部を成形する位置にあるときに金型(c′)
が矢印方向に出入自在な対向位置に設定してある。
用金型(c′)を収納しうる洞穴部(f)が設けられている
が、この洞穴部(f)は金型(b′)(c′)が夫々ロータ巾
部、シリンダ部を成形する位置にあるときに金型(c′)
が矢印方向に出入自在な対向位置に設定してある。
(g)は金型(c′)の移動用中子でキャリパボディのつめ内
寸法(d)を成形する金型も兼ねており、金型(b′)の洞穴
部(f)の開口部とは反対側の底部にあけた孔を通して洞
穴部(f)内に挿入され、その先端は金型(c′)にねじ込み
その他の方法で着脱自在に取付けられている。
寸法(d)を成形する金型も兼ねており、金型(b′)の洞穴
部(f)の開口部とは反対側の底部にあけた孔を通して洞
穴部(f)内に挿入され、その先端は金型(c′)にねじ込み
その他の方法で着脱自在に取付けられている。
そこで図示のように金型(b′)および(c′)をロータ巾部
およびシリンダ部の成形部位に夫々位置せしめてキャリ
パボディの鋳造を行うが、この位置では金型(c′)の底
部端縁が洞穴部(f)の開口端縁内に接合すると共に中子
(g)は金型(c′)の底面に連結して洞穴部(f)内を貫いて
キャリパボディのつめ内まで延びており、キャリパボデ
ィ(a)の成形と同時にそのロータ巾部およびシリンダ部
も成形する。
およびシリンダ部の成形部位に夫々位置せしめてキャリ
パボディの鋳造を行うが、この位置では金型(c′)の底
部端縁が洞穴部(f)の開口端縁内に接合すると共に中子
(g)は金型(c′)の底面に連結して洞穴部(f)内を貫いて
キャリパボディのつめ内まで延びており、キャリパボデ
ィ(a)の成形と同時にそのロータ巾部およびシリンダ部
も成形する。
次いでキャリパボディ(a)の成形、凝固後、これを金型
から取り出すときには中子(g)を矢印左側に動かすと金
型(c′)も矢印左側に動いて金型(b′)の洞穴部(f)内に
収納することができ、中子(g)と金型(c′)の連結を外し
てから金型(b′)(c′)の形抜きを行うことによりディス
クブレーキ用キャリパボディ製品を得る。
から取り出すときには中子(g)を矢印左側に動かすと金
型(c′)も矢印左側に動いて金型(b′)の洞穴部(f)内に
収納することができ、中子(g)と金型(c′)の連結を外し
てから金型(b′)(c′)の形抜きを行うことによりディス
クブレーキ用キャリパボディ製品を得る。
第1図および第2図は従来の金型による成形方法を示
し、(イ)は各側面図であり、(ロ)はそれらのA−A
断面図およびB−B断面図である。 第3図は本発明の方法を説明する図面である。 a………キャリパボディ b′……ロータ巾部成形用金型 e′……シリンダ部成形用金型 d………つめ内寸法 f………洞 穴 部
し、(イ)は各側面図であり、(ロ)はそれらのA−A
断面図およびB−B断面図である。 第3図は本発明の方法を説明する図面である。 a………キャリパボディ b′……ロータ巾部成形用金型 e′……シリンダ部成形用金型 d………つめ内寸法 f………洞 穴 部
Claims (1)
- 【請求項1】ディスクブレーキ用キャリパボディを金型
を用いて鋳造するに際してそのロータ巾部およびシリン
ダ部を金型で同時成形してなるディスクブレーキ用キャ
リパボディの製造方法において、ロータ巾部成形用金型
にはシリンダ部成形用金型への対向部位にシリンダ部成
形用金型が出入自在な洞穴部を設け、キャリパボディの
鋳造時にはロータ巾部成形用金型はロータ巾部に、シリ
ンダ部成形用金型はシリンダ部に夫々位置せしめて金型
鋳造を行い、鋳造キャリパボディをその金型から取り出
すときにはシリンダ部成形用金型をロータ巾部成形用金
型の洞穴部に収納して型抜きを行うことを特徴とするデ
ィスクブレーキ用キャリパボディの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29480085A JPH062304B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | デイスクブレ−キ用キヤリパボデイの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29480085A JPH062304B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | デイスクブレ−キ用キヤリパボデイの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62151243A JPS62151243A (ja) | 1987-07-06 |
JPH062304B2 true JPH062304B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=17812427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29480085A Expired - Lifetime JPH062304B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | デイスクブレ−キ用キヤリパボデイの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062304B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6937856B2 (en) * | 2003-09-08 | 2005-08-30 | Motorola, Inc. | Method for push-to-listen remote monitoring |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP29480085A patent/JPH062304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62151243A (ja) | 1987-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0775542B1 (en) | Ring carrier for pistons and method for casting pistons using the same | |
JP2004058098A (ja) | 鋳造用金型 | |
JPH062304B2 (ja) | デイスクブレ−キ用キヤリパボデイの製造方法 | |
JP3210454B2 (ja) | 車両用ホイールの鋳造装置 | |
US5201811A (en) | Method and apparatus for the manufacture of unitary complex cores | |
JP2631667B2 (ja) | 軽合金ホイールの製造方法 | |
JPS6049066B2 (ja) | 中子成形用型の排気構造 | |
JP2653841B2 (ja) | 鋳物の製造方法 | |
JPH0248122Y2 (ja) | ||
CN212191121U (zh) | 一种能重复使用的钛合金铸造模具结构 | |
JPH0647703Y2 (ja) | ディスクシェルケース成形用金型 | |
JPH01150429A (ja) | 崩壊性置中子の保持方法 | |
JP3147693B2 (ja) | シリンダブロックの製造方法およびそのダイカスト成形用金型 | |
JPS637404Y2 (ja) | ||
JPS607884Y2 (ja) | ホイ−ルの成形装置 | |
JP2006055868A (ja) | 鋳造方法および鋳造用金型 | |
JPS6221453A (ja) | 中空鋳物およびその製法 | |
JPH0323037A (ja) | ピストンブランク材の生産のための重力鋳造型 | |
JP2587657B2 (ja) | 前後壁と左右壁とこれらに囲まれた横孔が、形成された中央盤を備えた製品を製造する方法 | |
SU831303A1 (ru) | Облицованный кокиль | |
JPS6344208Y2 (ja) | ||
JPH07323362A (ja) | 金型鋳造方法 | |
JPH0732087A (ja) | 転写式鋳造用金型 | |
JPH07108349A (ja) | 鋳造用金型 | |
JPH0775759B2 (ja) | キャリパボディにおけるシリンダ孔間の連通孔形成方法 |