JP2631667B2 - 軽合金ホイールの製造方法 - Google Patents

軽合金ホイールの製造方法

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久志 吉村
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匡史 大野
義春 水島
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は軽合金ホイール製造法の改良に関し、鋳造に
よる湯境い部発生を防止して製品歩留まり率を向上させ
ることを目的とする。
(従来の技術) 従来軽合金ホイールを鋳造する場合には第5図に示す
ように、下型1と上型4,そして横型8からなる鋳造金型
に下から湯悔9を通して押し上げられた溶湯を充満させ
て鋳込むようにしている。
(発明が解決使用とする問題点) ところが、ホイールの形状によっては上記した第5図
の構成のように、したから押し上げられた溶湯が下型1
の段差Hを有する高くなった部分3まで進み、一旦そこ
でストップし、その後に、金型全体に溶湯が充満した場
合にはさきに流入した下型の高くなった部分3上の溶湯
がすでに酸化して表面に酸化皮膜が形成されており、先
に湯がまわってきた部分と後からまわってきた湯とが合
流した場合、両者が完全に溶け合わず、湯境いが生じて
それが外観不良や、鋳造欠陥となって鋳造品の歩留まり
を悪化させることが多かった。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点は、本発明による次の軽合金ホイールの
製造方法によって解決される。すなわち鋳造すべきホイ
ールの表面側を形成すべく、ディスク面に周方向に無端
状に連続する略平坦面を形成するとともに、中心に湯口
を有し、しかも該湯口の周縁部にハブ取付部形成用の環
状の突起部を形成した下型と、ホイールの裏面側を形成
すべく、上記下型の上面に略対応する形状を有するとと
もに、中心部に前記下型の環状突起部内壁面との間に一
定の間隔を介して先端部が前記下型の湯口内に向けて突
出させた湯口案内部を有する上型とにより軽合金ホイー
ルを製造する場合において、前記下型の環状突起部に、
ハブ穴予定部からディスク表面の略平坦面に向けた複数
の割り溝状の湯道を放射状に形成することにより、湯口
から環状の突起部先端に沿って回り込んだ湯と、複数の
割り溝を通過した湯とを合流させつつ同時的に給湯して
湯道用リブが形成されたホイール素材を鋳造するととも
に、機械加工により該湯道用リブを除去するようにした
ことを特徴とするものである。
以下において本発明の具体的な内容を図示の実施例に
もとに説明すると、 第1図は本発明によるホイールの製造方法に使用する
鋳造金型の湯口部の上下型の部分断面図を示しており、
21は鋳造金型の下型,27は上型をあらわす。
下型21は鋳造すべき軽合金ホイールの正面側を形成す
るもので、その上面側中央に設けた凹部21aには第2図
に示すような補助下型22が嵌装されている。
この補助下型22はその上面外周側が下型の上面と略面
一となり、連続して平坦面23を形成するとともに、中心
に湯口26を有し、該湯口26を中心としたその周縁部には
ハブ取付部形成用の上記した平坦面23との間に段差Hを
有する突起24が形成され、しかも該ハブ取付部形成用突
起24には周方向等間隔位置に4ケ所の割り溝を施して前
記ハブ穴予定部からディスク表面の略平坦面に向けて湯
道25が放射状に形成されている。
一方上型27は上記下型21の上面に略対応する形状を有
し、中心部に、前記下型21の湯口26内に向けて突出する
ところの、湯案内部30を有するとともに、その周縁部に
は前記した下型の突起24に対応する凹部29を、またその
外周側には下型の平坦面23に対応する凸部28を形成して
なるものである。
尚上記の実施例においては下型に形成した湯道25はハ
ブ取付部形成用の突起24の周方向に4ケ所形成したが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、ホイールの形
状や湯まわりの状態如何により必要に応じて2ケ所ある
いはそれ以上とすることが考えられる。
(作 用) 上記した実施例の構成において、下型21と上型27、そ
して横型31をセットした後、湯口部26より上型27と下型
21との間に形成された空間部内に合金溶湯を押し上げ給
湯すると、湯は矢印で示したようにハブ取付部形成用突
起24を乗り越える流れと湯道25に沿って平坦面23方向へ
移動する流れとに分流し、上型27の凹部29と平坦面23に
それぞれ接する部分の給湯が略同時的に完了する。
一定の時間経過後に上・下金型21,27および横型31を
取り外して第3図に示した鋳造品を得る。
この鋳造品は両側に大径のフランジ41,41を有すると
ともに正面側には飾り窓48のほか略平坦部(僅かに湾曲
形成されている場合も含む)42,およびハブ取付部43,湯
道用リブ44,ハブ穴予定部45が形成されており、次工程
の機械加工により上記湯道用リブ44の除去,およびハブ
穴予定部45の切削によるハブ穴形成をはじめとした仕上
げ加工をおこなって第4図に示した通りの製品を得る。
(発明の効果) 本発明は上記した通り、金型を用いて軽合金ホイール
を製造する場合において、湯口につづくハブ穴予定部か
らディスク表面の略平坦面に向けて放射状に配設された
複数の割り溝状の湯道を放射状に形成した環状突起部を
有する鋳造金型を使用してハブ穴予定部からディスク表
面の略平坦面に向けて複数の湯道用リブを放射状に配し
たホイール素材を鋳造した後、機械加工により上記湯道
用リブを除去するようにしたものであるために、湯口か
らの給湯に際し、軸方向に段差のあるハブ取付部と平坦
面部とに分流して同時的に給湯することができるため、
湯回りがホイール全体にわたり平均化し、その結果表面
酸化皮膜の介在による湯境いや、引け巣の発生を防止で
き、鋳造欠陥や外観不良による鋳造製品の歩留まり率を
大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用する鋳造金型の湯口部分を
中心とした要部断面図、 第2図は補助下型の一部を省略した斜視図、 第3図は本発明の金型により得られたホイール素材の斜
視図、 第4図は仕上げ加工された軽合金ホイールの斜視図、 第5図は従来の軽合金ホイール鋳造用金型の要部断面図
である。 21……下型、22……補助下型 23……平坦面部、24……ハブ取付部形成用突起 25……湯道、26……湯口部 27……上型、30……湯案内部 31……横型、42……平坦面部 43……ハブ取付部、44……湯道用リブ 45……ハブ穴予定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 匡史 東京都千代田区四番町5番地9 トピー 工業株式会社内 (72)発明者 水島 義春 東京都千代田区四番町5番地9 トピー 工業株式会社内 (72)発明者 志垣 知幸 東京都千代田区四番町5番地9 トピー 工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−96854(JP,U) 実開 昭59−185056(JP,U) 実開 昭58−76714(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造すべきホイールの表面側を形成すべ
    く、ディスク面に周方向に無端状に連続する略平坦面を
    形成するとともに、中心に湯口を有し、しかも該湯口の
    周縁部にハブ取付部形成用の環状の突起部を形成した下
    型と、ホイールの裏面側を形成すべく、上記下型の上面
    に略対応する形状を有するとともに、中心部に前記下型
    の環状突起部内壁面との間に一定の間隔を介して先端部
    が前記下型の湯口内に向けて突出させた湯口案内部を有
    する上型とにより軽合金ホイールを製造する場合におい
    て、前記下型の環状突起部に、ハブ穴予定部からディス
    ク表面の略平坦面に向けた複数の割り溝状の湯道を放射
    状に形成することにより、湯口から環状の突起部先端に
    沿って回り込んだ湯と、複数の割り溝を通過した湯とを
    合流させつつ同時的に給湯して湯道用リブが形成された
    ホイール素材を鋳造するとともに、機械加工により該湯
    道用リブを除去するようにした軽合金ホイールの製造方
    法。
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