JPH06229392A - 全周流型インラインポンプ - Google Patents

全周流型インラインポンプ

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Publication number
JPH06229392A
JPH06229392A JP3612093A JP3612093A JPH06229392A JP H06229392 A JPH06229392 A JP H06229392A JP 3612093 A JP3612093 A JP 3612093A JP 3612093 A JP3612093 A JP 3612093A JP H06229392 A JPH06229392 A JP H06229392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
side casing
casing body
main body
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP3612093A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Yamamoto
雅和 山本
Kunihiko Fujii
邦彦 藤井
Kikuichi Mori
喜久一 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP3612093A priority Critical patent/JPH06229392A/ja
Publication of JPH06229392A publication Critical patent/JPH06229392A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性の高い吸込ノズル部又は吐出ノズル部を
有したプレス製ポンプケーシングを具備した全周流型イ
ンラインポンプを提供する。 【構成】 吸込側ケーシング本体1と吐出側ケーシング
本体5とこれら吸込側ケーシング本体1と吐出側ケーシ
ング本体5とを接続する円筒状の外筒9からなるポンプ
ケーシングと、ポンプケーシング内に設けられたキャン
ドモータ22とを備え、吸込口と吐出口とが同一線上に
配置されるインラインポンプにおいて、吸込側ケーシン
グ本体1及び吐出側ケーシング本体5の少なくとも一方
のノズル部2,6にフランジ3,7の内径側を接合し、
フランジ3,7の外径側を対応するケーシング本体1,
5に固定保持させるとともにケーシング本体1,5に配
管フランジ取付ボルト脱着用の凹部1a,5aを形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全周流型インラインポン
プに係り、特にステンレススチール等の鋼板をプレス成
形することにより製作するプレス製ポンプケーシングを
備えた全周流型インラインポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からステンレススチール等の鋼板を
プレス成形してポンプケーシングを製作することが行わ
れている。斯かるプレス製ポンプケーシングは、プレス
成形の都合上鋳物製ポンプケーシングに比較して板厚を
小さくせざるを得ない。口径100mm以下のポンプケー
シングの場合、プレス製のポンプケーシングの板厚は、
生産性等を考慮して経験的に鋳物製の1/2.5程度が
一般的である。この板厚比で強度的に検討すると、例え
ば、SUS304の許容引張応力は13.1kgf/mm2であ
るのに対し、FC200の許容引張応力は2.0kgf/mm2
であり、プレス製ポンプケーシングは、強度的には、こ
の板厚で十分である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレス
製ポンプケーシングは、剛性に欠けるという欠点があ
る。特に、吸込ノズル部及び吐出ノズル部は、細径に形
成されるため、配管荷重や外力によって変形してしまう
恐れがあり、そのため、これら吸込ノズル部及び吐出ノ
ズル部を囲むように補強ステー等の補強部材を設けなけ
ればならないという問題点があった。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、剛性の高い吸込ノズル部又は
吐出ノズル部を有したプレス製ポンプケーシングを具備
した全周流型インラインポンプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明の全周流型インラインポンプは、吸込側ケ
ーシング本体と吐出側ケーシング本体とこれら吸込側ケ
ーシング本体と吐出側ケーシング本体とを接続する円筒
状の外筒からなるポンプケーシングと、該ポンプケーシ
ング内に設けられたキャンドモータとを備え、吸込口と
吐出口とが同一線上に配置される全周流型インラインポ
ンプにおいて、前記吸込側ケーシング本体及び吐出側ケ
ーシング本体の少なくとも一方のノズル部にフランジの
内径側を接合し、該フランジの外径側を対応する前記ケ
ーシング本体に固定保持させるとともに前記ケーシング
本体に配管フランジ取付ボルト脱着用の凹部を形成した
ことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、ケーシ
ング本体とフランジをノズル部で溶接等により接合する
とともにフランジの外径側をケーシング本体に溶接等で
固定することにより、ノズル部の剛性を確保することが
できるため、補強ステー等の補強部材が不要になる。ま
た、ケーシング本体の凹部を利用して配管フランジ取付
ボルトを脱着できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るインラインポンプを図1
を参照して説明する。図1は、本発明の全周流型インラ
インポンプを示す断面図である。本実施例に示すインラ
インポンプは、吸込側ケーシング本体1と、吐出側ケー
シング本体5と、この吸込側ケーシング本体1と吐出側
ケーシング本体5間を接続する外筒9とを備えている。
吸込側ケーシング本体1、外筒9及び吐出側ケーシング
本体5は、それぞれ開口部側の端部外周部に、それぞれ
外方に延設された鍔部を備えている。そして、吸込側ケ
ーシング本体1と外筒9とは、相隣接する鍔部が鋳鉄等
の鋳物製のフランジ20,20により挟持されるととも
にボルトにより締め付けられることにより、一体に接続
されている。また、吐出側ケーシング本体5と外筒9と
は、同様に相隣接する鍔部が鋳鉄等の鋳物製のフランジ
21,21により挟持されるとともにボルトにより締め
付けられることにより、一体に接続されている。そし
て、これら吸込側ケーシング本体1、吐出側ケーシング
本体5及び外筒9とでステンレス鋼板製のポンプケーシ
ングが構成され、このポンプケーシング内にはキャンド
モータ22が配設されている。
【0008】吸込側ケーシング本体1は略円筒容器状に
プレス成形されており、吸込側ケーシング本体1のノズ
ル部2に吸込フランジ3の内径側3aが溶接によって接
合されている。また吸込フランジ3の外径側3bは吸込
側ケーシング本体1に溶接によって固定されている。そ
して、吸込フランジ3のボルト孔3cに対応した位置で
吸込側ケーシング本体1には配管フランジ取付ボルト8
を脱着するための凹部1aが形成されている。
【0009】吐出側ケーシング本体5は略円筒容器状に
プレス成形されており、吐出側ケーシング本体5のノズ
ル部6に吐出フランジ7の内径側7aが溶接によって接
合されている。また吐出フランジ7の外径側7bは吐出
側ケーシング本体5に溶接によって固定されている。そ
して、吐出フランジ7のボルト孔7cに対応した位置で
吐出側ケーシング本体5には配管フランジ取付ボルト
(図示せず)を脱着するための凹部5aが形成されてい
る。
【0010】一方、吸込側ケーシング本体1の内側には
内ケーシング10が設けられており、内ケーシング10
の内側にはガイドベーンまたはボリュートを構成する案
内装置13が設置されている。案内装置13はインロー
嵌合部を有し、このインロー嵌合部がキャンドモータ2
2のモータフレーム23と嵌合されている。このキャン
ドモータ22のモータフレーム23は高い剛性を有して
おり、このモータフレーム23に案内装置13が支持さ
れるため、結果として、内ケーシング10は高い剛性を
有したキャンドモータ22のモータフレーム23に支持
されることになる。内ケーシング10と吸込側ケーシン
グ本体1との間隙にはシール部材14が介装されてお
り、このシール部材14によって吸込側(低圧側)と吐
出側(高圧側)とがシールされている。また内ケーシン
グ10の内端にはライナーリング18が保持されてい
る。
【0011】内ケーシング10の内側には羽根車15が
収容されており、この羽根車15はキャンドモータ22
の主軸16に固定され支持されている。前記キャンドモ
ータ22のモータフレーム23は略円筒状のフレーム外
胴24と、このフレーム外胴24の両側開口部に設けら
れたフレーム側板25,26とから構成されている。フ
レーム外胴24は、その外周部に軸方向に沿って放射状
に複数のリブ24aが形成されている。この複数のリブ
24aは、プレス成形によってモータフレーム外胴24
に一体に形成され、そして、これらリブ24aの外側面
がポンプケーシングの外筒9の内周面に嵌合されるとと
もに、この嵌合部で両者はスポット溶接等で接合され一
体化されている。
【0012】前記モータフレーム23内には、ステータ
27及びロータ28が配設されている。ロータ28は主
軸16によって支持されており、また、ステータ27の
内側には円筒状のキャン29が嵌着されている。また、
前記フレーム側板25には、ラジアル軸受30を保持し
た軸受ハウジング31が設けられ、ラジアル軸受30は
主軸16に嵌合された軸スリーブ43を回転支承するよ
うになっている。軸受けハウジング31にはロータ室R
に連通する開口31aが形成されている。
【0013】前記フレーム側板26には、軸受ハウジン
グ32が弾性材のOリング38を介して着脱可能に設け
られており、この軸受ハウジング32はラジアル軸受3
3と固定側スラストメタル34とをそれぞれ保持してお
り、ラジアル軸受33は主軸16に嵌合された軸スリー
ブ35を回転支承するようになっている。一方、主軸1
6の吐出側端部には、スラストディスク36が固定され
ており、スラストディスク36は前記固定側スラストメ
タル34と対向する回転側スラストメタル37を備えて
いる。
【0014】また、フレーム側板26には、軸受ハウジ
ング32を押さえるとともにロータ室Rを閉塞するため
の端板40が固定されている。端板40は略円錐形状に
形成されており、円錐面は波形又は凹凸状に形成されて
いる。このように、端板40は波形又は凹凸状に形成さ
れているため、放熱面積を確保することができ、ロータ
室Rの冷却効率がよい。端板40は、円錐面によって吐
出側ケーシング本体5内の流れの流線に沿うようになっ
ており、羽根車15から吐出された流体は、外筒9とモ
ータフレーム外胴24間に形成された流路50を通って
吐出側ケーシング本体5内に流入した後、円錐面の整流
作用によって整流されて吐出口に導かれる。
【0015】フレーム側板26と端板40との外周側接
続部には、複数の薄板が積層された積層板41が介装さ
れている。前記積層板41は例えばステンレス薄板を複
数枚重ねたものとし、その合わせ面隙間からロータ室R
の空気抜き可能で、且つ外部からのスラリー侵入防止可
能になっている。このとき、端板40の取付ボルト42
は、必要最小本数とし、過度に積層板41に締付力を与
えないようにしている。
【0016】前記インラインポンプの作用を簡単に説明
すると、吸込ノズル2より吸い込まれた流体は、内ケー
シング10を通って羽根車15内に導かれる。回転する
羽根車15から吐出された流体は、案内装置13を経て
半径方向から軸方向に流れ方向が転換された後、外筒9
とキャンドモータ22のモータフレーム外胴24との間
に形成された流路50に流入し、この流路50を通って
吐出側ケーシング本体5内に流入する。その後、流体は
端板40によって整流された後、吐出ノズル6より排出
される。
【0017】本実施例によれば、ケーシング本体1,5
とフランジ3,7の内径側3a,7aとをノズル部2,
6で溶接等により接合するとともにフランジ3,7の外
径側3b,7bをケーシング本体1,5に溶接等で固定
することにより、ノズル部2,6の剛性を確保すること
ができるため、補強ステー等の補強部材が不要になる。
また、ケーシング本体1,5の凹部1a,5aを利用し
て配管フランジ取付ボルト8を脱着できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノズル部の剛性を確保することができるとともに補強部
材を設ける必要がなく、単純形状のケーシングにできる
ため、部品点数の削減を図ることができ、生産性の向上
を図ることができる。
【0019】また、本発明によれば、ケーシング本体に
設けた凹部を利用して配管フランジ取付ボルトを脱着で
きるとともに、この凹部がケーシング自体の剛性の向上
に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全周流型インラインポンプの一実
施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 吸込側ケーシング本体 2,6 ノズル部 3 吸込フランジ 5 吐出側ケーシング本体 7 吐出フランジ 9 外筒 10 内ケーシング 13 案内装置 14 シール部材 15 羽根車 16 主軸 22 キャンドモータ 23 モータフレーム 24 モータフレーム外胴 25,26 フレーム側板 27 ステータ 28 ロータ 32 軸受ハウジング 40 端板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込側ケーシング本体と吐出側ケーシン
    グ本体とこれら吸込側ケーシング本体と吐出側ケーシン
    グ本体とを接続する円筒状の外筒からなるポンプケーシ
    ングと、該ポンプケーシング内に設けられたキャンドモ
    ータとを備え、吸込口と吐出口とが同一線上に配置され
    る全周流型インラインポンプにおいて、前記吸込側ケー
    シング本体及び吐出側ケーシング本体の少なくとも一方
    のノズル部にフランジの内径側を接合し、該フランジの
    外径側を対応する前記ケーシング本体に固定保持させる
    とともに前記ケーシング本体に配管フランジ取付ボルト
    脱着用の凹部を形成したことを特徴とする全周流型イン
    ラインポンプ。
JP3612093A 1993-02-01 1993-02-01 全周流型インラインポンプ Pending JPH06229392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3612093A JPH06229392A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 全周流型インラインポンプ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3612093A JPH06229392A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 全周流型インラインポンプ

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JPH06229392A true JPH06229392A (ja) 1994-08-16

Family

ID=12460925

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3612093A Pending JPH06229392A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 全周流型インラインポンプ

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JP (1) JPH06229392A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100902501B1 (ko) * 2008-02-05 2009-06-15 세한산업기계 주식회사 상수도 가압용으로 사용되는 수중인라인 가압펌프

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100902501B1 (ko) * 2008-02-05 2009-06-15 세한산업기계 주식회사 상수도 가압용으로 사용되는 수중인라인 가압펌프

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