JPH06229211A - 内燃機関のシリンダヘッド - Google Patents

内燃機関のシリンダヘッド

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JPH06229211A
JPH06229211A JP5324835A JP32483593A JPH06229211A JP H06229211 A JPH06229211 A JP H06229211A JP 5324835 A JP5324835 A JP 5324835A JP 32483593 A JP32483593 A JP 32483593A JP H06229211 A JPH06229211 A JP H06229211A
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cylinder head
push rod
intake
cylinder
valves
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JP5324835A
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Jonny Faernlund
ファールンルンド ヨニィ
Peter Sperle
スペルレ ペーター
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Saab Scania AB
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    • F02F1/24Cylinder heads
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 シリンダヘッド内に燃料インゼクタ及び弁を
駆動するプッシュロッドその他の構成要素が、それぞれ
場所をとらずに最適配置されるようにシリンダヘッドの
提供。 【構成】 インゼクタのプッシュロッド35と、吸排気
弁17,19のプッシュロッド42,43とを共通の立
て穴44内に配置し、立て穴44を2つの吸気口38,
39の間に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の前段に記載
のシリンダヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリンダヘッドの設計のさいには、複数
の矛盾する目的が存在するため、これらの目的の間で、
いくつかの妥協策が講じられる。とりわけ吸気口は、吸
気を適切に制御するためには、十分な長さを有するよう
に設計する必要がある。また、吸気口は、一定の傾斜を
有するようにして燃焼室に接続し、燃焼室内に一定の渦
度又は渦流が生じるようにせねばならない。他方、排気
口は、十分に短く構成して、シリンダヘッド内での熱拡
散を防止せねばならない。更に、シリンダヘッドの取付
け穴は一様に分配配置して、機関ブロックに対し均等に
締付けが可能になるようにする必要がある。更にまた、
冷却管路は最適位置に設ける必要がある。また、燃料イ
ンゼクタは中央部に取付け、燃焼室内での燃焼が最適化
されるようにせねばならない。更に、燃料インゼクタへ
の燃料供給は、適切な形状の供給管路を介して行なうよ
うに設備する必要がある。また、シリンダヘッドは、適
切な製造方法で製造する必要がある。一つの基本的な問
題は、限られた体積のシリンダヘッドには、必要な部分
的な解決策のための十分な空間が不足しているというこ
とである。
【0003】シリンダ当たり4個の弁と別個の吸気口と
を有するディーゼル機関のシリンダヘッドの場合、前記
の問題は一層顕著に現われる。更に、燃料インゼクタ
が、英語で“ユニット・インゼクタ”と呼ばれる型式の
ものであれば、高い噴射圧力を発生させる機械式駆動装
置が必要である。そして、この駆動装置も広い場所を必
要とする。通例、この種の燃料インゼクタは、弁駆動装
置に似た形式で、機関のカム軸により駆動される。この
ため、カム軸がシリンダヘッド下方に位置する場合、複
数プッシュロッドをカム軸とシリンダヘッドとの間に配
置せねばならない。これらプッシュロッドは、また、シ
リンダヘッド上の揺動腕を動作させて、燃料インゼクタ
と弁とを制御せねばならない。これらプッシュロッド
は、通例、この目的のために設けられた複数貫通穴を介
してシリンダヘッドを貫通して配置されている。シリン
ダヘッドが、いわゆる横流型、すなわち、吸気口と排気
口とがシリンダヘッドの互いに反対側に開口している型
式の場合、吸気口と排気口とが広い空間を占領し、プッ
シュロッドの貫通穴に適当な空間を見つけることが難し
くなる。
【0004】米国特許明細書US4945873に記載
のシリンダヘッドの場合、吸気弁及び排気弁用のプッシ
ュロッドが、同じ貫通穴内に配置されている。燃料イン
ゼクタを駆動するプッシュロッドは記載されておらず、
シリンダヘッドの構成についても詳細な記載はなされて
いない。吸気口用の空間の都合をつけるため、吸気口
は、別々の取入口としては構成されておらず、併設され
た1つの共通の取入口を形成している。この共通の取入
口は、1つのシリンダの吸気口に共通なだけではなく、
2つのシリンダの吸気口に共通にされている。したがっ
て、少なくとも2つのシリンダに共通の単一シリンダヘ
ッドが必要となる。その場合には吸気口の構成を犠牲に
せざるを得ないので、その構成は、流れの観点からは最
適の構成にすることはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、既述
の諸要求を考慮して、各シリンダ用に別個のシリンダヘ
ッドが備えられている機関の場合にも、4弁機関内に燃
料インゼクタと弁とを駆動するプッシュロッドを適切に
配置しうるようにすることにある。シリンダヘッドは、
したがって、既述の先行技術の欠点を有するものであっ
てはならない。本発明の目的は、それゆえ、シリンダヘ
ッドの他の構成要素も、既述の諸要求を満足させ得る最
適位置に配置できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、請求項
1に記載の特徴を有するようにシリンダヘッドを設計す
ることにより達成された。1つのシリンダに所属するプ
ッシュロッドはすべて、一緒に同じ貫通穴内に収容し、
しかも、この貫通穴が、シリンダヘッド内で比較的小さ
な場所を占めるようにする。こうすることによって、ま
た、燃料インゼクタを駆動するプッシュロッドと揺動腕
とを、中央部に、かつまた力の伝達の観点から言って好
都合な位置に配置することが可能となる。貫通穴を2つ
の別個の吸気口の間の区域に設けることによって、これ
らの吸気口は、流れの観点から好都合な十分な長さと十
分な曲がりを有するように構成することができる。
【0007】
【実施例】本発明の好適実施例は、請求項2以下に示さ
れており、かつまた以下で図示の例につき詳説される。
【0008】図1には多シリンダ内燃機関、たとえば、
トラックまたはバス等の大型車の駆動装置として設計さ
れたディーゼル機関の正面図が示されている。機関10
は、直列型機関であり、図示の例では、機関の燃焼室を
なす6つの直列型シリンダを有している。機関の一方の
側には、吸気マニホールド12がシリンダヘッド11に
取付けられ、燃焼空気をシリンダに供給する。また排気
マニホールド15が機関の反対側に取付けられ、燃焼ガ
スを放出する。機関11は、それゆえ、横流型である。
このことは、機関の入口と出口とが反対側に設けられ、
機関11を通過する流れが一方の側から他方の側へ移動
することを意味する。シリンダヘッド11は、同一設計
なので、以下ではそのうちの1つについてだけ説明す
る。
【0009】図2は、シリンダ14の1つを図4の2−
2線に沿って水平に切断した断面図である。図2に示し
た水平断面は、シリンダヘッド11の底部と平行に延
び、シリンダ14の対称中心線に対して直角方向に延び
ている。シリンダ14の延びは、図には破線で示してあ
る。シリンダヘッド11には、吸気弁17の2つの穴1
6と、排気弁19の2つの穴18とが備えられ、更に、
燃料インゼクタ21の穴20が、シリンダ14に対して
中心位置に、シリンダ14と同心的に設けられている。
この機関は、したがって4弁機関である。双方の吸気弁
17を通る水平直線22は、双方の排気弁19を通る水
平直線23と平行に延び、これらの直線22,23は、
シリンダヘッドの側面24,25と一定の角度をなす方
向に延びている。シリンダヘッドの側面24,25は、
互いに平行に延び、機関縦方向の垂直対称平面13とも
平行に延びている。したがって、これらの直線22,2
3は、機関の垂直対称平面13に対し等しい角度をなし
ている。この角度aは、約70°であるのが好ましい
が、変更態様の場合には、50°〜75°の範囲内で適
宜に選択できる。弁17,19は、したがって、角度的
にねじれて配置されている。
【0010】燃料インゼクタ21は、図3に示されてお
り、通例、中心穴20内に取付けられている。インゼク
タ21は、通常、英語で“ユニット・インゼクタ”(単
体インゼクタ)と呼ばれる型式のものである。インゼク
タ21には、図示されていない燃料ポンプから供給管を
介して、中程度の圧力で燃料が供給される。次いで、噴
射に適した高い圧力を、インゼクタ21を機械式に作動
させることにより発生させ、ポンプ運動が行なわれる。
インゼクタ21は、また、燃料戻し管及び制御圧力伝送
管を介して燃料ポンプと接続されている。これら前記の
3種の管は、シリンダヘッド内にドリルで開けられた穴
26として、吸気弁17の1つと排気弁19の1つとの
間の壁内に、図2に見られるように、設けられている。
インゼクタのポンプ運動を発生させるのに用いられる機
構は、図3に略示してある。吸気弁17と排気弁19と
を駆動し、更にインゼクタ21を駆動する3個の揺動腕
28,29,30を支承するブラケット27が、ボルト
継手により固定され、シリンダヘッド11に取付けられ
ている。機関のカム軸31は、シリンダヘッド11の底
部又はシリンダヘッド11の下方の、図示されていない
機関ブロック内に配置され、機関クランク軸により、先
行技術の方法、により駆動される。カム軸31は、弁タ
ペット及びプッシュロッドにより頂部の揺動腕を動作さ
せるカムを有している。揺動腕28の1つは、吸気弁1
7の間のブリッジを動作させるので、吸気弁17は、同
時に同じ揺動腕28によって動作せしめられる。同じよ
うに、双方の排気弁19を第2の揺動腕29によって作
動させるブリッジが、排気弁19の間に配置されてい
る。この場合、同じような方法でインゼクタ21を駆動
するのに用いられる第3の揺動腕30が、前記2つの揺
動腕28,29の間に配置されている。したがって、イ
ンゼクタ21には、カム33からカム軸31へのポンプ
運動が伝えられる。カム軸31は、タペット34とプッ
シュロッド35とを介して中央の揺動腕30を作動さ
せ、他方、ポンプロッド36はインゼクタ21上に静止
させておく。
【0011】シリンダヘッド11は排気口37を有して
おり、排気口37を介して機関の排気弁19から排出さ
れる排気ガスは、排気マニホールド15の、シリンダヘ
ッド11の一方の側24に設けられた入口に送られる。
排気口37は、2つの排気弁19からの排気ガスに共通
である。機関は2つの吸気口28,29を有し、吸気口
28,29は、各吸気弁17用に別個に設けられてお
り、吸気マニホールド12から燃焼室へ吸気を供給す
る。吸気口38,39は、シリンダヘッド11の、他方
の側24に開口している。
【0012】更に、シリンダヘッド11は、ボルト結合
用の複数取付穴40を有し、これらの穴を介して機関ブ
ロックに取付け可能である。取付穴40は、シリンダに
対して、したがってまたインゼクタ21用の穴20に対
しても、ほぼ同心的な位置を占めるように設けられてい
る。同じように、取付穴40は、実質的に等しい相互角
度分布で位置するようにされている。こうすることによ
って、機関ブロックに対して均等の締付けが可能にな
り、シリンダヘッド11に対する好ましくない応力集中
が防止される。
【0013】シリンダヘッド11には、先行技術の方法
により、複数の冷却管路41が備えられ、これら管路4
1を介して、冷却媒体がポンプにより供給され、シリン
ダヘッド11から熱を消散させる。
【0014】図3は、図4の3−3線に沿った断面図で
ある。中央の揺動腕を作動させるプッシュロッド35
が、立て穴44内を貫通している。立て穴44は、シリ
ンダヘッドの頂部と底部との間の案内貫通路をなしてい
る。更に、図3は、シリンダヘッド11の他の部材は完
全には示されておらず、1点破線にて示されているだけ
なので、略示図と見なさねばならない。図4は、図3の
4−4線に沿った断面図により、立て穴44を示したも
のである。この図から分かるように、立て穴44は、2
つの吸気口38,39の間の区域を延びており、また、
インゼクタ21のプッシュロッド35は、吸気弁17の
プッシュロッド42と、排気弁19のプッシュロッド4
3との間に配置されている。プッシュロッド35は、比
較的大きい力を受けるので、他のプッシュロッド42,
43より直径が大である。プッシュロッド35は、実質
的に垂直に、かつまたカム軸31の縦方向延びに対し直
角方向に平面内に延びている。プッシュロッド、インゼ
クタ21、インゼクタの揺動腕30は、互いに実質的に
同じ垂直平面内に配置されている。この平面はカム軸3
1に対して直角に延びている。この位置により、インゼ
クタ21は、大きな力で、しかも極めて正確に駆動さ
れ、燃料の噴射も極めて正確に行なうことができる。弁
17,19のプッシュロッド42,43は、インゼクタ
のプッシュロッド35の延びに対し、一定の傾斜をもっ
て配置されている。この措置は、主として、シリンダヘ
ッド11の頂部にスペースが不足していることによる。
この傾斜によって大きな不都合が生じるようなことはな
い。第1に、弁の制御に要する力は、インゼクタ操作に
要する力より小さいからであり、第2に、弁17,19
の制御の大きな偏差が著しい障害を生じさせることはな
いからである。同じように、弁17,29の揺動腕2
8,29も、互いにわずかの角度をなして配置され、吸
気口38,39間の、プッシュロッド35,42,43
により占められるスペースが低減される。
【0015】前述のことから明らかなように、弁17,
19は角度的にねじれて配置されている。これによって
吸気口38,39は、他の場合には不可能な長さの延び
を有することが可能になっている。これによって、ま
た、シリンダへの吸気の制御が改善される。吸気の流れ
に長い区間にわたって影響を与え得るからである。しか
し、このことはまた、高温の排気ガスが、長い区間にわ
たってシリンダヘッドを加熱することを意味しもする。
選定されたねじれは、実際には、長い吸気口38,39
の利点を完全に利用し、しかも排気口37が長すぎるこ
との欠点を防止するための妥協策を意味している。
【0016】シリンダヘッドを貫通して延びる、プッシ
ュロッド35,42,43用の立て穴44を、すべての
プッシュロッドが共用するように構成することによっ
て、所要スペースが全般に低減され、吸気口38,39
を長尺に構成することが可能になった。製造の観点から
言えば、長い1つの立て穴44を有する構成は、複数の
小さい立て穴を設けるより好ましい。シリンダヘッド1
1を型のコアから、より容易に清掃でき、かつまたシリ
ンダヘッド11を比較的簡単かつ廉価に製造できるから
である。
【0017】立て穴44を2つの吸気口38,39の間
に設けることには、シリンダヘッド11の体積を更に制
限し、かつまた各シリンダに要する構成要素を利用可能
なスペースに収容する上で効果がある。これによって、
シリンダヘッド11を別個のユニットとして構成するこ
とができ、それによってまた、とりわけ、簡単な、標準
化された製造が可能になるという効果が得られる。この
ことは、機関が複数シリンダに共通の1つのシリンダヘ
ッドを有している別の構成の場合に、本発明を有利に利
用する可能性を排除するものではない。
【0018】本発明は、したがって、図示の実施例に限
定されるものではなく、特許請求の範囲各請求項の枠内
での別の構成に変更することも可能である。したがっ
て、弁の数は、シリンダ当り4個である必要はなく、よ
り多くとも、少なくとも差支えない。同じように、排気
口は、各弁とは別個の排気口として構成してもよい。図
示の例の場合、別個の吸気口が吸気マニホールドの、別
個の対応取入れ口部分に接続されている。別の実施例で
は、吸気マニホールドは、そのような別個の取入口部分
を有している必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】多シリンダ機関の正面図。
【図2】図4の2−2線に沿った水平断面図で、機関に
組入れられた別個のシリンダヘッドを示した図。
【図3】図4の3−3線に沿ってシリンダヘッドを切断
して示した縦断面図。
【図4】図3の4−4線に沿った縦断面図。
【符号の説明】
10 内燃機関 11 シリンダヘッド 12 吸気マニホールド 14 シリンダ 15 排気マニホールド 17 吸気弁 19 排気弁 20 中央穴 21 燃料インゼクタ 27 支承ブラケット 28,29,30 揺動腕 31 カム軸 33 カム 34 タペット 35,42,43 プッシュロッド 37 排気口 38,39 吸気口 40 取付穴 44 立て穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッドであって、そ
    れぞれ1個の吸気弁(17)を有する少なくとも2つの
    別個の吸気口(38,39)と、少なくとも1つの排気
    弁(19)を有する少なくとも1つの排気口(37)と
    を備えており、しかも吸気口(38,39)と排気口
    (37)とが、シリンダヘッド(11)の互いに反対側
    の側面(24,25)に開口しており、かつまた前記の
    弁(17,19)が、頂部揺動腕(28,29)と、底
    部カム軸(31)からシリンダヘッドを貫通するプッシ
    ュロッド(42,43)とにより駆動され、更にまたシ
    リンダヘッドには中央部に燃料インゼクタ(21)が組
    付けられ、このインゼクタも又頂部揺動腕(30)と、
    底部カム軸(31)からシリンダヘッドを貫通するプッ
    シュロッド(35)とにより駆動される形式のものにお
    いて、駆動力を燃料インゼクタ(21)へ伝達するプッ
    シュロッド(35)が、弁(17,19)を駆動するプ
    ッシュロッド(42,43)と共通の立て穴(44)内
    に配置されており、かつまた、この立て穴(44)が2
    つの吸気口(38,39)の間に設けられていることを
    特徴とする、内燃機関のシリンダヘッド。
  2. 【請求項2】 2つの吸気弁(17)と2つの排気弁
    (19)とを有する請求項1記載のシリンダヘッドにお
    いて、立て穴(44)内の燃料インゼクタ(21)用プ
    ッシュロッド(35)が、吸気弁(17)用のプッシュ
    ロッド(42)と、排気弁(19)用のプッシュロッド
    (43)との間に配置されていることを特徴とする、請
    求項1記載のシリンダヘッド。
  3. 【請求項3】 燃料インゼクタ(21)用のプッシュロ
    ッド(35)が、カム軸(31)の延びに対し直角方向
    の平面内に延びていることを特徴とする、請求項1記載
    のシリンダヘッド。
  4. 【請求項4】 弁(17,19)用のプッシュロッド
    (42,43)は、当該平面に対して傾斜して延びてい
    ることを特徴とする、請求項3記載のシリンダヘッド。
  5. 【請求項5】 シリンダヘッド(11)が、単シリンダ
    用に設計された単独のシリンダヘッドとして構成されて
    いることを特徴とする、請求項1記載のシリンダヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 排気口が、双方の排気弁(19)に共通
    の排気口(37)として構成されていることを特徴とす
    る、請求項2記載のシリンダヘッド。
  7. 【請求項7】 複数の弁が、これらの弁の間に角度的ね
    じれが生じるように配置されていることを特徴とする、
    請求項2記載のシリンダヘッド。
  8. 【請求項8】 吸気弁を通る直線が機関の縦方向に対し
    て角度(a)をなし、この角度(a)が50°〜75°
    であり、好ましくは70°であることを特徴とする、請
    求項7記載のシリンダヘッド。
  9. 【請求項9】 弁(17,19)用の揺動腕(42,4
    3)と、燃料インゼクタ(21)用の揺動腕(35)と
    が、シリンダヘッド上に共通の支承ブラケット(27)
    に取付けられていることを特徴とする、請求項2記載の
    シリンダヘッド。
  10. 【請求項10】 シリンダヘッドが多シリンダ機関(1
    0)に組み込まれており、かつまた各シリンダが実質的
    に同一の設計のシリンダヘッド(11)を有することを
    特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項に記載
    のシリンダヘッド。
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