JPH06228794A - 自動車ボディの水切り装置 - Google Patents

自動車ボディの水切り装置

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Publication number
JPH06228794A
JPH06228794A JP1763093A JP1763093A JPH06228794A JP H06228794 A JPH06228794 A JP H06228794A JP 1763093 A JP1763093 A JP 1763093A JP 1763093 A JP1763093 A JP 1763093A JP H06228794 A JPH06228794 A JP H06228794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
automobile body
air
drying furnace
drying
pressure air
Prior art date
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Pending
Application number
JP1763093A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Hosokawa
竜一 細川
Takeyuki Azuma
武行 東
Toshio Sakamoto
登志夫 坂本
Toshihiro Hayashi
俊寛 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1763093A priority Critical patent/JPH06228794A/ja
Publication of JPH06228794A publication Critical patent/JPH06228794A/ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電着塗装工程及び水洗工程を経た自動車ボデ
ィを乾燥工程の乾燥炉に搬入する前に、該自動車ボディ
に付着する洗浄水を除去して塗装不良の発生を防止す
る。 【構成】 乾燥炉の入口に設けた予熱ゾーン6にエアー
供給源13に接続された複数のエアーノズル11を設
け、台車コンベア9で搬入される自動車ボディBが投光
器14及び受光器15によって検出されると、一定時間
だけ電磁弁12が開いてエアーノズル11から自動車ボ
ディBに高圧エアーが吹き付けられる。これにより、自
動車ボディBに付着する洗浄水が吹き飛ばされ、乾燥炉
において前記洗浄水に起因する塗装不良が発生すること
が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電着塗装工程及び水洗
工程を経た自動車ボディを乾燥工程の乾燥炉に搬入する
前に、該自動車ボディに付着する洗浄水を除去するため
の自動車ボディの水切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車ボディの電着塗装は、オーバーヘ
ッドコンベアに吊り下げ支持した自動車ボディを電着槽
に満たした電着塗料に浸漬することにより行われる。電
着槽を出た自動車ボディは洗浄水によって水洗され、付
着した電着液を洗い流した状態で次工程の乾燥炉に搬入
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電着液を洗い流す水洗
工程を経た自動車ボディには洗浄水が付着しているが、
この洗浄水の大部分は自動車ボディをコンベアで乾燥炉
に搬入するまでに振り落とされる。しかしながら、自動
車ボディの合わせ面等に僅かな洗浄水が残留することは
避け難たく、乾燥炉の内部で自動車ボディが加熱される
と前記残留した洗浄水が車体表面に吹き出すため、洗浄
水に含まれる不揮発分が塗装面に異常析出して塗装不良
の発生原因となっていた。そして前記塗装不良は、自動
車ボディの後部ピラーの近傍に多発しており、それを補
修するための空研ぎ処理に多くの労力と時間を費やす問
題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、自動車ボディに付着する洗浄水を確実に除去するこ
とが可能な自動車ボディの水切り装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電着塗装工程及び水洗工程を経た自動車
ボディを乾燥工程の乾燥炉に搬入する前に、該自動車ボ
ディに付着する洗浄水を除去するための自動車ボディの
水切り装置であって、高圧エアーを供給するエアー供給
源と、乾燥炉の入口近傍に設けられて自動車ボディに高
圧エアーを吹き付ける複数のエアーノズルと、エアーノ
ズルに接近する自動車ボディを検出するセンサと、セン
サの出力に基づいてエアー供給源からエアーノズルへの
高圧エアーの供給を制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0007】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は電着塗装ラインのレイアウトを示す図、図2
は図1の2部拡大図、図3は図2の3方向矢視図であ
る。
【0008】図1において、符号L1 は自動車ボディB
を搬送ハンガに搭載して搬送するオーバーヘッドコンベ
アよりなる搬送ラインを示すものである。図示せぬ溶接
区から供給された自動車ボディBは、搬送ラインL1
設けた移載ステーションS1で搬送ハンガ上に搭載され
る。搬送ハンガに搭載された自動車ボディBは、脱脂工
程及び皮膜工程よりなる前処理工程を経てシャワー装置
1で水洗処理された後、電着塗装槽2に浸漬されて電着
塗装され、更に回収水洗槽3及び水洗槽4に浸漬されて
電着液を洗い流される。
【0009】自動車ボディBはシャワー装置5で最終水
洗処理された後、移載ステーションS2 において台車コ
ンベアよりなる搬送ラインL2 の台車上に移載される。
自動車ボディBは予熱ゾーン6を経て乾燥炉7に搬入さ
れ、そこを通過する間に温風で加熱されて塗膜の焼付乾
燥が行われる。而して、電着塗装の完了した自動車ボデ
ィBは移載ステーションS3 において他の搬送ラインに
移載され、次工程である中塗り工程に供給される。
【0010】図2及び図3に示すように、乾燥炉7の手
前の予熱ゾーン6には、台車コンベア8の台車9上に搭
載された自動車ボディBの上面及び側面上部に高圧エア
ーを吹き付けるべく、エアー配管10に設けられた多数
のエアーノズル11…が配設される。エアー配管10は
電磁弁12を介してコンプレッサ等のエアー供給源13
に接続される。
【0011】予熱ゾーン6の入口には、自動車ボディB
の搬送経路を遮るように投光器14及び受光器15が設
けられる。制御装置16は前記受光器15の出力信号に
基づいて前記電磁弁12を開閉し、エアーノズル11…
からの高圧エアーの噴出を制御する。
【0012】而して、台車コンベア8の台車9上に搭載
された自動車ボディBが予熱ゾーン6に進入すると、投
光器14からの光を遮光された受光器15が制御装置1
6に信号を出力する。制御装置16はタイマーで計測さ
れる所定時間だけ電磁弁12を開弁し、自動車ボディB
が通過する間、エアー供給源13から供給される高圧エ
アーをエアー配管10に設けた多数のエアーノズル11
…から自動車ボディBに吹き付ける。その結果、自動車
ボディBに付着残留していた洗浄水は確実に吹き飛ばさ
れる。
【0013】上述のようにして自動車ボディBの水切り
を行うことにより、該自動車ボディBを乾燥炉7に搬入
し加熱する際に、洗浄水の滴下による塗装不良の発生を
未然に防止することができる。
【0014】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0015】例えば、自動車ボディBの高圧エアーを吹
き付ける部位は実施例に限定されず、各機種に応じて塗
装不良が発生し易い部位に設定することができる。この
場合、投光機14及び受光器15によって機種を判別
し、その判別結果に基づいて高圧エアーを噴出させるエ
アーノズル11…を選択することができる。また、自動
車ボディBの吹き付ける高圧エアーを高温に加熱するこ
とにより、洗浄水の除去効果を一層向上させることがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電着塗装
工程及び水洗工程を経た自動車ボディが乾燥工程の入口
に差しかかったことをセンサが検出すると、エアー供給
源から供給される高圧エアーがエアーノズルから自動車
ボディに吹き付けられ、残留する洗浄水が確実に除去さ
れる。これにより、自動車ボディに残留した洗浄液が乾
燥炉の内部で塗装面に吹き出して塗装不良が発生する不
具合を、確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電着塗装ラインのレイアウトを示す図
【図2】図1の2部拡大図
【図3】図2の3方向矢視図
【符号の説明】
7 乾燥炉 11 エアーノズル 13 エアー供給源 15 受光器(センサ) 16 制御装置(制御手段) B 自動車ボディ
フロントページの続き (72)発明者 林 俊寛 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研工 業株式会社鈴鹿製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着塗装工程及び水洗工程を経た自動車
    ボディ(B)を乾燥工程の乾燥炉(7)に搬入する前
    に、該自動車ボディ(B)に付着する洗浄水を除去する
    ための自動車ボディの水切り装置であって、 高圧エアーを供給するエアー供給源(13)と、乾燥炉
    (7)の入口近傍に設けられて自動車ボディ(B)に高
    圧エアーを吹き付ける複数のエアーノズル(11)と、
    エアーノズル(11)に接近する自動車ボディ(B)を
    検出するセンサ(15)と、センサ(15)の出力に基
    づいてエアー供給源(13)からエアーノズル(11)
    への高圧エアーの供給を制御する制御手段(16)とを
    備えた、自動車ボディの水切り装置。
JP1763093A 1993-02-04 1993-02-04 自動車ボディの水切り装置 Pending JPH06228794A (ja)

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Cited By (7)

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