JPH07291135A - ステアリングホイール芯金の洗浄方法 - Google Patents
ステアリングホイール芯金の洗浄方法Info
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- JPH07291135A JPH07291135A JP6087048A JP8704894A JPH07291135A JP H07291135 A JPH07291135 A JP H07291135A JP 6087048 A JP6087048 A JP 6087048A JP 8704894 A JP8704894 A JP 8704894A JP H07291135 A JPH07291135 A JP H07291135A
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- cleaning
- metal core
- ring part
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厳しい安全管理が必要でなく、しかも、洗浄
液の使用量も少なくできる芯金の洗浄方法を提供するこ
と。 【構成】 ステアリングホイールの芯金リング部ｒを石
油系溶剤で脱脂洗浄する方法。芯金リング部ｒの平面を
立設させた状態で上方開放の洗浄槽２８に部分浸漬させ
て回転洗浄するととともに、ステアリングホイールの芯
金リング部ｒに石油系溶剤を噴射する。
液の使用量も少なくできる芯金の洗浄方法を提供するこ
と。 【構成】 ステアリングホイールの芯金リング部ｒを石
油系溶剤で脱脂洗浄する方法。芯金リング部ｒの平面を
立設させた状態で上方開放の洗浄槽２８に部分浸漬させ
て回転洗浄するととともに、ステアリングホイールの芯
金リング部ｒに石油系溶剤を噴射する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリングホイール
芯金を石油系溶剤で脱脂洗浄する方法に関する。
芯金を石油系溶剤で脱脂洗浄する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ステアリングホイール芯金（以下「芯
金」と称する。）に、反応射出成形によりウレタン樹脂
被覆を行う前に、芯金リング部とウレタン樹脂被覆層と
の接着性の見地から脱脂洗浄する必要がある。他のボス
・スポーク部は、ウレタン樹脂被覆しないため、脱脂洗
浄は不要である。
金」と称する。）に、反応射出成形によりウレタン樹脂
被覆を行う前に、芯金リング部とウレタン樹脂被覆層と
の接着性の見地から脱脂洗浄する必要がある。他のボス
・スポーク部は、ウレタン樹脂被覆しないため、脱脂洗
浄は不要である。
【０００３】この脱脂洗浄は、従来、トリクロロエタン
による蒸気を行っていた。しかし、トリクロロエタン
は、環境問題から使用全廃の方向にあり、将来的に使用
できない。
による蒸気を行っていた。しかし、トリクロロエタン
は、環境問題から使用全廃の方向にあり、将来的に使用
できない。
【０００４】このため、代替えとして、白灯油等の石油
系溶剤で、芯金に対して様々の角度を有するノズルを用
いてシャワー洗浄することが考えられる。
系溶剤で、芯金に対して様々の角度を有するノズルを用
いてシャワー洗浄することが考えられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この洗浄方法
の場合、石油系溶剤が霧化状態となり、引火し易いた
め、厳しい安全管理が必要となる。さらに、洗浄の必要
でない、芯金スポーク部・ボス部も洗浄するため、洗浄
液（石油系溶剤）の使用量も多くなる。
の場合、石油系溶剤が霧化状態となり、引火し易いた
め、厳しい安全管理が必要となる。さらに、洗浄の必要
でない、芯金スポーク部・ボス部も洗浄するため、洗浄
液（石油系溶剤）の使用量も多くなる。
【０００６】本発明は、上記にかんがみて、厳しい安全
管理が必要でなく、しかも、洗浄液の使用量も少なくで
きる芯金の洗浄方法を提供することを目的とする。
管理が必要でなく、しかも、洗浄液の使用量も少なくで
きる芯金の洗浄方法を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の芯金の洗浄方法
は、上記課題を下記構成により解決するものである。
は、上記課題を下記構成により解決するものである。
【０００８】ステアリングホイールの芯金リング部を石
油系溶剤で脱脂洗浄するに際して、芯金リング部の平面
を立設させた状態で上方開放の洗浄槽に部分浸漬させて
回転洗浄するととともに、芯金リング部に石油系溶剤を
噴射することを特徴とする。
油系溶剤で脱脂洗浄するに際して、芯金リング部の平面
を立設させた状態で上方開放の洗浄槽に部分浸漬させて
回転洗浄するととともに、芯金リング部に石油系溶剤を
噴射することを特徴とする。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
をする。ここでは、芯金を２本組みで連続洗浄する場合
を例に採り説明するが、一本組みでもよく、バッチ方式
でもよい。
をする。ここでは、芯金を２本組みで連続洗浄する場合
を例に採り説明するが、一本組みでもよく、バッチ方式
でもよい。
【００１０】(1) 図１に本発明の芯金の洗浄方法を使用
する装置の全体概略図を示す。
する装置の全体概略図を示す。
【００１１】慣用の搬送手段で横長に立設矩形の循環搬
送路１２が構成されている。
送路１２が構成されている。
【００１２】循環搬送路１２の、右側立辺位置から、搬
送方向順に、ワーク脱着ステイション１４、第１洗浄ス
テイション１６、第２洗浄ステイション１８、液滴飛散
ステイション２０、第１・第２乾燥ステイション２２、
２４の順に配されている。上記搬送手段は、具体的に
は、芯金Ｗをボス部ｂを介して保持可能な従動歯車２６
を備えたワーク保持棒２７を６個等間隔で搬送駆動部材
（チェーン）２９にに配した構成である。
送方向順に、ワーク脱着ステイション１４、第１洗浄ス
テイション１６、第２洗浄ステイション１８、液滴飛散
ステイション２０、第１・第２乾燥ステイション２２、
２４の順に配されている。上記搬送手段は、具体的に
は、芯金Ｗをボス部ｂを介して保持可能な従動歯車２６
を備えたワーク保持棒２７を６個等間隔で搬送駆動部材
（チェーン）２９にに配した構成である。
【００１３】また、第１・２洗浄ステイション１６、１
８における各洗浄槽２８は、図２・３に示す如く、割り
円型で、中間に溢流仕切り板３０が形成され、前側が洗
浄部３２、後側が溢流部３４とされている。また、各洗
浄槽２８は、シリンダ３６の上下動する台座３７の上に
固定されている。洗浄槽２８の手前側には、前後の芯金
リング部ｒに洗浄液を噴射可能に液噴射ノズル３８、３
８が、取付けられている。即ち、ワーク保持棒２７に重
ねて保持される前後芯金リング部ｒ、ｒにそれぞれ洗浄
液を噴射可能にノズル角度を変えて、それぞれ両側に配
設されている。なお、上記液噴射ノズル３８は洗浄液タ
ンク４０とポンプを介して液を送入可能に接続されると
ともに、洗浄槽２８の溢流部３４底部とタンク４０が接
続され、洗浄液が循環可能となっている（図２参照）。
８における各洗浄槽２８は、図２・３に示す如く、割り
円型で、中間に溢流仕切り板３０が形成され、前側が洗
浄部３２、後側が溢流部３４とされている。また、各洗
浄槽２８は、シリンダ３６の上下動する台座３７の上に
固定されている。洗浄槽２８の手前側には、前後の芯金
リング部ｒに洗浄液を噴射可能に液噴射ノズル３８、３
８が、取付けられている。即ち、ワーク保持棒２７に重
ねて保持される前後芯金リング部ｒ、ｒにそれぞれ洗浄
液を噴射可能にノズル角度を変えて、それぞれ両側に配
設されている。なお、上記液噴射ノズル３８は洗浄液タ
ンク４０とポンプを介して液を送入可能に接続されると
ともに、洗浄槽２８の溢流部３４底部とタンク４０が接
続され、洗浄液が循環可能となっている（図２参照）。
【００１４】さらに、洗浄槽２８の後方には、シリンダ
（図示せず）で上下動する台座４２上に、出力軸に駆動
歯車４４が取付けられた原動機（モータ）４６が配設さ
れている。
（図示せず）で上下動する台座４２上に、出力軸に駆動
歯車４４が取付けられた原動機（モータ）４６が配設さ
れている。
【００１５】(2) 次に、上記洗浄装置を使用しての芯金
の洗浄方法を説明する。
の洗浄方法を説明する。
【００１６】まず、ワーク脱着ステイション１４にお
けるワーク保持棒２７に、ワークである芯金Ｗを、取付
ける。
けるワーク保持棒２７に、ワークである芯金Ｗを、取付
ける。
【００１７】そして、搬送駆動部材２９を駆動して第
１洗浄ステイション１６まで芯金Ｗを搬送する。
１洗浄ステイション１６まで芯金Ｗを搬送する。
【００１８】続いて、モータ４６をシリンダを作動させ
て台座４２を介して上げ、その駆動歯車４４とワーク保
持棒２７の従動歯車２６をかみ合わせて、芯金の回転を
行う。このときの回転数は、１０〜２０rpm である。
て台座４２を介して上げ、その駆動歯車４４とワーク保
持棒２７の従動歯車２６をかみ合わせて、芯金の回転を
行う。このときの回転数は、１０〜２０rpm である。
【００１９】それと同時的に、洗浄槽２８をシリンダ３
６を作動させて台座３７を介して上昇させ、芯金リング
部ｒを部分浸漬後（通常１／３〜１／２）、液噴射ノズ
ル３８、から洗浄液を芯金リング部に向けて噴射させ
る。このとき、芯金リング部ｒを部分浸漬量は、通常１
／３〜１／２とする。
６を作動させて台座３７を介して上昇させ、芯金リング
部ｒを部分浸漬後（通常１／３〜１／２）、液噴射ノズ
ル３８、から洗浄液を芯金リング部に向けて噴射させ
る。このとき、芯金リング部ｒを部分浸漬量は、通常１
／３〜１／２とする。
【００２０】このとき、第１洗浄ステイションにおけ
る、洗浄時間は、通常、１５〜２５秒とする。
る、洗浄時間は、通常、１５〜２５秒とする。
【００２１】続いて、搬送駆動部材２９を駆動して第
２洗浄ステイション１８まで芯金Ｗを搬送して、同様に
して洗浄を行う。
２洗浄ステイション１８まで芯金Ｗを搬送して、同様に
して洗浄を行う。
【００２２】第１洗浄工程、及び、第２洗浄工程を経
た後、液滴飛散ステイション２０で、芯金リング部ｒに
付着している液滴を飛散させた後、順次、第１・２ステ
イション２２、２４へ搬送後、熱風乾燥を行った後、芯
金脱着ステイション１４で洗浄処理完了後の芯金を取り
外して、また、未洗浄の芯金Ｗを芯金保持棒２７に取付
ける。
た後、液滴飛散ステイション２０で、芯金リング部ｒに
付着している液滴を飛散させた後、順次、第１・２ステ
イション２２、２４へ搬送後、熱風乾燥を行った後、芯
金脱着ステイション１４で洗浄処理完了後の芯金を取り
外して、また、未洗浄の芯金Ｗを芯金保持棒２７に取付
ける。
【００２３】上記工程を順次繰り返す。
【００２４】
【発明の作用・効果】本発明の芯金の洗浄方法は、上記
のように、芯金リング部の平面を立設させた状態で上方
開放の洗浄槽に部分浸漬させて回転洗浄すると同時に、
芯金リング部に石油系溶剤を噴射することにより、洗浄
液の使用料が低減できるとともに、即ち、厳格な安全管
理をせずに、作業環境の改善が図れる。
のように、芯金リング部の平面を立設させた状態で上方
開放の洗浄槽に部分浸漬させて回転洗浄すると同時に、
芯金リング部に石油系溶剤を噴射することにより、洗浄
液の使用料が低減できるとともに、即ち、厳格な安全管
理をせずに、作業環境の改善が図れる。
【００２５】また、洗浄効果も、後述の試験例で示す如
く、従来のトリクロロエタン蒸気洗浄より優るとも劣ら
なかった。
く、従来のトリクロロエタン蒸気洗浄より優るとも劣ら
なかった。
【００２６】また、回転洗浄のみと、本発明の如く、回
転洗浄に噴射洗浄を付加した場合は、格段に、洗浄効果
に差が発生した。
転洗浄に噴射洗浄を付加した場合は、格段に、洗浄効果
に差が発生した。
【００２７】
【試験例】パイプ（外径：１３．８mmφ）で形成したリ
ング部（外径：４２０mmφ）にスポーク・ボス部を溶接
一体化した鉄製の芯金を、上記洗浄装置を使用して、回
転洗浄（回転数：２０rpm ）のみ、及び、それに噴射洗
浄（噴射量：５０ml/sec.）を付加した場合の各場合に
ついて、洗浄処理後の各芯金におけるリング部の油残量
を測定して判定した。その結果は、本実施例：０．１ｍ
ｇ、回転洗浄：０．３ｍｇ、トリクロロエタン洗浄：
０．２ｍｇであった。本発明の洗浄方法は、十分な洗浄
効果を有することが分かる。
ング部（外径：４２０mmφ）にスポーク・ボス部を溶接
一体化した鉄製の芯金を、上記洗浄装置を使用して、回
転洗浄（回転数：２０rpm ）のみ、及び、それに噴射洗
浄（噴射量：５０ml/sec.）を付加した場合の各場合に
ついて、洗浄処理後の各芯金におけるリング部の油残量
を測定して判定した。その結果は、本実施例：０．１ｍ
ｇ、回転洗浄：０．３ｍｇ、トリクロロエタン洗浄：
０．２ｍｇであった。本発明の洗浄方法は、十分な洗浄
効果を有することが分かる。
【図１】本発明の芯金洗浄方法に使用する装置の全体概
略斜視図（洗浄液噴霧配管省略）
略斜視図（洗浄液噴霧配管省略）
【図２】本発明の芯金洗浄方法に使用する洗浄槽の一例
を示す平面図
を示す平面図
【図３】同じく正面図
１２ 循環搬送路 １６ 第１洗浄ステイション １８ 第２洗浄ステイション ２６ 従動歯車 ２７ ワーク保持棒 ２８ 洗浄槽 ３８ 液噴射ノズル ４４ 駆動歯車 Ｗ ステアリングホイール芯金 ｒ 芯金リング部
Claims (1)
- 【請求項１】 ステアリングホイールの芯金リング部を
石油系溶剤で脱脂洗浄するに際して、前記芯金リング部
の平面を立設させた状態で上方開放の洗浄槽に部分浸漬
させて回転洗浄するととともに、前記芯金リング部に前
記石油系溶剤を噴射することを特徴とするステアリング
ホイール芯金の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8704894A JP2904001B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ステアリングホイール芯金の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8704894A JP2904001B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ステアリングホイール芯金の洗浄方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07291135A true JPH07291135A (ja) | 1995-11-07 |
| JP2904001B2 JP2904001B2 (ja) | 1999-06-14 |
Family
ID=13904063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8704894A Expired - Fee Related JP2904001B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | ステアリングホイール芯金の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2904001B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040016516A (ko) * | 2002-08-17 | 2004-02-25 | 주식회사 한국큐빅 | 유분 세척공정을 포함하는 자동차용 스티어링휠 림의제조방법 |
| JP2006109614A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 電動機コイルの洗浄方法及び洗浄装置 |
| CN104014504A (zh) * | 2014-05-05 | 2014-09-03 | 无锡锦绣轮毂有限公司 | 轮毂表面前处理工艺 |
| CN107511278A (zh) * | 2017-09-27 | 2017-12-26 | 无锡威孚中意齿轮有限责任公司 | 齿轮自动上油装置 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP8704894A patent/JP2904001B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040016516A (ko) * | 2002-08-17 | 2004-02-25 | 주식회사 한국큐빅 | 유분 세척공정을 포함하는 자동차용 스티어링휠 림의제조방법 |
| JP2006109614A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 電動機コイルの洗浄方法及び洗浄装置 |
| CN104014504A (zh) * | 2014-05-05 | 2014-09-03 | 无锡锦绣轮毂有限公司 | 轮毂表面前处理工艺 |
| CN107511278A (zh) * | 2017-09-27 | 2017-12-26 | 无锡威孚中意齿轮有限责任公司 | 齿轮自动上油装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2904001B2 (ja) | 1999-06-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990223 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080326 Year of fee payment: 9 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326 Year of fee payment: 10 |
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