JPH06228353A - 衝撃吸収性を有する硬質ウレタンフオームの製造方法 - Google Patents

衝撃吸収性を有する硬質ウレタンフオームの製造方法

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JPH06228353A
JPH06228353A JP4199893A JP4199893A JPH06228353A JP H06228353 A JPH06228353 A JP H06228353A JP 4199893 A JP4199893 A JP 4199893A JP 4199893 A JP4199893 A JP 4199893A JP H06228353 A JPH06228353 A JP H06228353A
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淳 数野
Akira Koshiro
暁 小城
Toshiki Shimizu
敏喜 清水
Tsutomu Mori
勉 森
Shigetoshi Mimura
成利 三村
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウレタンフオーム廃品や屑を有効に処理し且
つ衝撃吸収性を有する硬質ウレタンフオームを製造する
のに有用な方法を提供する。 【構成】 少なくともイソシアネート成分、ポリオール
成分を反応させて硬質ウレタンフオームを製造する方法
において、ポリエーテルポリオールから誘導された軟質
ウレタンフオーム分解液から得られた再生ポリオール
を、ポリオール成分中、5〜100重量%使用する衝撃吸
収性を有する硬質ウレタンフオームの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衝撃吸収性を有する硬質
ウレタンフオームの製造方法に関するものである。更に
は、軟質ウレタンフオーム分解液から得られた再生ポリ
オールを原料として使用する、硬質ウレタンフオームの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に製造されている硬質ウレタ
ンフオームは短鎖多官能(OHV=350〜550程度)のポ
リオールと芳香族ポリイソシアネートを反応させたもの
で、これら従来の硬質ウレタンフオームは高弾性を持た
ず、衝撃吸収性は得られない。即ち圧縮荷重−たわみ曲
線ではほぼ直線となる。
【0003】また、分子量3000〜6000の末端1級水酸基
ポリオールとOHV 450〜500のアミン末端鎖延長剤を
用いることによつて、衝撃吸収性を持つた半硬質ウレタ
ンフオームが知られている。しかし半硬質ウレタンフオ
ームは発泡時の収縮が大きいこと、また発泡後の密度は
高く経済的に不利等の欠点がある。
【0004】一方で近年ウレタンフオーム廃品や屑の処
理方法として有効な方法が要請されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はウレタ
ンフオーム廃品や屑を有効に処理し且つ衝撃吸収性を有
する硬質ウレタンフオームを製造するのに有用な方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は少なくともイソ
シアネート成分、ポリオール成分を反応させて硬質ウレ
タンフオームを製造する方法において、ポリエーテルポ
リオールから誘導された軟質ウレタンフオーム分解液か
ら得られた再生ポリオールを、ポリオール成分中、5〜
100重量%使用することを特徴とする衝撃吸収性を有す
る硬質ウレタンフオームの製造方法に係る。
【0007】本発明においてはポリオール成分としてポ
リエーテルポリオールから誘導された軟質ウレタンフオ
ーム分解液から得られたポリオール(以下、再生ポリオ
ールとよぶ)を、ポリオール成分中、5〜100%(重量
%、以下同様)使用する。上記再生ポリオールは例えば
ポリエーテルポリオールから誘導された軟質ウレタンフ
オームを、低分子量脂肪族ジオールにアルカリ金属又は
アルカリ土類金属の水酸化物を加えた溶媒により、高温
で分解液状化し、次いで上記液状化物にアルキレンオキ
シドを付加重合することによつて得られる。低分子量脂
肪族ジオールとしてはエチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、オクタン
ジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、3
−メチル−1,5−ペンタンジオール等が例示されるが、
特にプロピレングリコールが好ましい。ジオールに対
し、軟質ウレタンフオームは少なくとも同量、又はそれ
以上添加し、液状化する。分解触媒としてアルカリ(土
類)金属水酸化物をジオールの重量に対し、1〜10重量
%用いる。金属水酸化物として、NaOH、KOH、Mg
(OH)2、Ca(OH)等が好ましく、特にKOHが好ま
しい。分解液状化反応は通常150〜200℃で行われ、軟質
ウレタンフオーム中のウレタン結合及びウレア結合は脂
肪族ジオールとのエステル交換反応により、また空気中
及び脂肪族ジオール中の水との加水分解反応により分
解、低分子量化が進行すると考えられる。
【0008】本発明では上記で得られた分解液に対し、
重量で、0.2〜1倍量のアルキレンオキシドを100〜160
℃において付加重合することにより再生ポリオールが得
られる。アルキレンオキシドとしては例えばエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、これ
らを組み合わせて、ブロツク重合させて得られるものが
用いられるが、特にプロピレンオキシドを単独付加重合
させたものが好ましい。
【0009】本発明では再生ポリオールを5%以上、好
ましくは30%以上、更に好ましくは50%以上用いること
により、衝撃吸収性を有する硬質ウレタンフオームを製
造することができる。本発明で得られる上記硬質ウレタ
ンフオームが衝撃吸収性を有する理由は再生ポリオール
中に、脂肪族ジオール、芳香族ポリアミン、ウレタン及
びウレア結合がエステル交換反応した化合物等の低分子
量のポリオールと軟質ウレタンフオームの原料であつた
高分子量のポリオールが含まれているためと考えられ
る。このため、本発明で得られる硬質ウレタンフオーム
は、硬質ウレタンフオームの特性である高強度と軟質ウ
レタンフオームの特性である高弾性を有し、優れた衝撃
吸収性を有するものと考えられる。
【0010】本発明で使用されるイソシアネート成分と
しては、公知の少くとも2官能性のポリイソシアネート
はすべて用いることができ、例えば2,4−及び2,6−トリ
レンジイソシアネート(TDI)、オルトトルイジンジイ
ソシアネート(TODI)、ナフチレンジイソシアネート
(NDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、4,4'
−ジフエニルメタンジイソシアネート(MDI)及びカー
ボジイミド変性MDI(例えば日本ポリウレタン社MT
L)、ポリメチレンポリフエニルイソシアネート(PAP
I)、ポリメリツクポリイソシアネート(例えば住友バイ
エルウレタン44V)等を単独又は併用して使用すること
ができる。又、ポリオールを加えてプレポリマー化した
ものも使用できる。
【0011】本発明において、ポリオール類とイソシア
ネート類等とを反応させてウレタンフオームを作る場
合、イソシアネートインデツクスは85〜120が望ましい
が、所望の物理特性にもとづいて適宜調整することがで
きる。本発明の方法はモールド発泡でも、連続発泡でも
いずれも使用でき、撹拌混合でも衝突混合でもいずれで
も可能である。更に、本発明においては硬質ポリウレタ
ンフオームを製造するために発泡剤が、又必要に応じ触
媒、整泡剤、顔料、充填剤等が用いられるが、これらに
は特に制約がなく公知のものはすべて使用可能である。
【0012】
【実施例】以下に参考例、実施例を挙げて詳しく説明す
る。
【0013】参考例1(再生ポリオールの製造) 3官能ポリオール(OHV=56) 100部 TDI−80 51部 水 3.9部 シリコン整泡剤 1.0部 3級アミン触媒 0.1部 オクチル酸第1錫 0.25部 上記配合を混合、撹拌5秒により発泡した軟質ウレタン
フオーム 300gを乾燥微細化し、これを、プロピレング
リコール 300gにKOH 3.0gを加えた溶媒に170〜180℃
において1時間40分で添加を行つた。添加終了後、撹拌
しながら20時間加熱し、分解反応を完了させた。得られ
た液状化物 500gをオートクレーブに移し、140〜150℃
でプロピレンオキシドを導入し、付加重合を行つた。約
2時間でプロピレンオキシド 200gを反応させ、褐色の
ポリエーテルポリオールを得ることができた。このポリ
エーテルをシユウ酸で中和し、濾過を行つてアルカリ成
分を除去した。得られたポリオールのOHVは570(K
OHmg/g)、アミン価は97(KOHmg/g)、粘度は14
90(cps)(25℃)であつた。
【0014】実施例1〜5及び比較例1〜2 表1に記載の各成分を用いて配合液を作り、これをジフ
エニルメタンジイソシアネート(MR−200)と急速混
合し(10秒間)、寸法 200×200×150mmの縦型モールド
へ直ちに注入し、自由発泡させて硬質ウレタンフオーム
を製造した。本発明の再生ポリオールを100%は勿論、
従来の硬質用ポリオール系に30%使用することによつて
も、衝撃吸収性が得られることがわかつた。一方、再生
ポリオールを使用しない比較例1及び比較例2では衝撃
吸収性は得られなかつた。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明によればウレタンフオーム廃品や
屑を有効に処理し且つ衝撃吸収性を有する硬質ウレタン
フオームを製造することができる。本発明の硬質ウレタ
ンフオームは、半硬質ウレタンフオームと同程度の衝撃
吸収性を持つた場合、密度は1/3程度ですみ、更に
は、本発明の硬質ウレタンフオームは圧縮永久歪が大き
いため、ヒステリシスロスが極めて大きくなり、衝撃吸
収性に優れた特性が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 勉 大阪府茨木市西中条町5番7号 東洋ゴム 工業株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 三村 成利 愛知県西加茂郡三好町大字打越字生賀山3 番地 東洋ゴム工業株式会社自動車部品技 術センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともイソシアネート成分、ポリオ
    ール成分を反応させて硬質ウレタンフオームを製造する
    方法において、ポリエーテルポリオールから誘導された
    軟質ウレタンフオーム分解液から得られた再生ポリオー
    ルを、ポリオール成分中、5〜100重量%使用すること
    を特徴とする衝撃吸収性を有する硬質ウレタンフオーム
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記再生ポリオールは、ポリエーテルポ
    リオールから誘導された軟質ウレタンフオームを、低分
    子量脂肪族ジオールにアルカリ金属又はアルカリ土類金
    属の水酸化物を加えた溶媒により、高温で分解液状化
    し、次いで上記液状化物にアルキレンオキシドを付加重
    合することによつて得られるポリエーテルポリオールで
    ある請求項1の硬質ウレタンフオームの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4904945A (en) * 1987-09-22 1990-02-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus and process for detecting direct current magnetic flux deflections in an electrical transformer employing Fourier analysis

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4904945A (en) * 1987-09-22 1990-02-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus and process for detecting direct current magnetic flux deflections in an electrical transformer employing Fourier analysis

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