JPH0622828Y2 - 倍率切換ファインダー - Google Patents

倍率切換ファインダー

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JPH0622828Y2
JPH0622828Y2 JP1988036250U JP3625088U JPH0622828Y2 JP H0622828 Y2 JPH0622828 Y2 JP H0622828Y2 JP 1988036250 U JP1988036250 U JP 1988036250U JP 3625088 U JP3625088 U JP 3625088U JP H0622828 Y2 JPH0622828 Y2 JP H0622828Y2
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JP
Japan
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lens
eyepiece
finder
wide
focal length
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JP1988036250U
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和己 小池
倫生 長
秋夫 大宮
和則 大野
秀実 斉藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、異なる2つの焦点距離で撮影できる焦点距離
切換式カメラに取り付けられ、各焦点距離に対応した視
野を提供するファインダに関するものである。
〔従来の技術〕
レンズシャッタ式のコンパクトカメラにおいて、例えば
焦点距離35mm程度のワイド撮影(広角撮影)と、焦点
距離70mm程度のテレ撮影(望遠撮影)とを切り換えて
使用できるようにした焦点距離切換式カメラが公知であ
る。このようなカメラには、撮影レンズの焦点距離切り
換えに応じて、ファインダの倍率を切り換えるようにし
た変倍ファインダが用いられている。
このような従来の変倍ファインダでは、接眼レンズをカ
メラボディに固定しておき、撮影レンズの焦点距離切り
換えに応じて対物レンズを入れ換えたり、付加レンズを
挿脱させるようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ファインダ対物レンズの近傍には視野枠
表示用のレチクル、あるいはオートフォーカスカメラで
は測距エリアを示すターゲットマーク表示用のレチクル
が配設されるとともに、発光ダイオードなどの表示装置
が設けられることも多い。したがって、従来のように対
物レンズ側でファインダの変倍を行なう構成では、その
変倍機構の組込みスペースがとりにくく、コンパクト化
を図るには非常に不利であった。
〔考案の目的〕
本考案はこのような従来技術に鑑みてなされたもので、
スペース的な不利を伴うことなく、効率的に組み込むこ
とができるようにした倍率切換ファインダを提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の倍率切換ファイン
ダは、カメラのボディに固定されたファインダ対物レン
ズと、このファインダ対物レンズの後方に配設され、撮
影レンズの焦点距離切換機構の作動に連動し、望遠撮影
時用接眼レンズと広角撮影時用接眼レンズのいずれか一
方を対物レンズからの距離が望遠撮影時用接眼レンズ、
広角撮影時用接眼レンズの順に遠くなる位置に択一的に
ファインダ対物レンズの背後に挿入する接眼レンズ切換
機構とから構成されている。
〔作用〕
以上の構成によれば、望遠撮影時用接眼レンズと広角撮
影時用接眼レンズが、ファインダ対物レンズからの距離
が順に遠くなる位置に択一的に光軸内に挿入され、簡単
な機構によりファインダ倍率の切り換えが行われる。
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明
する。
〔実施例〕
本考案の倍率切換ファインダ1の一実施例を示す第1図
において、カメラボディ1にはファインダ用の対物レン
ズ2が固定され、その後方にはレチクル3が設けられて
いる。レチクル3にはオートフォーカス装置の測距エリ
アを示すターゲットマーク3aが記されており、ファイ
ンダ観察時にこのターゲットマーク3aを被写体に合わ
せて測距を行なうようにする。
前記レチクル3の後方に望遠撮影時に用いるテレ用接眼
レンズ4と広角撮影時に用いるワイド用接眼レンズ5と
を選択的に挿脱させるために、カメラボディ1には一対
のレンズ保持レバー6,7が軸6a,7aを介して回転
自在に軸着着されている。レンズ保持レバー6にはこれ
と一体に形成されたホルダ8を介してテレ用接眼レンズ
4が固定され、他方のレンズ保持レバー7にはホルダ9
を介してワイド用接眼レンズ5が固定されている。ま
た、レンズ保持レバー7はコイルバネ10により反時計
方向に付勢されている。そして、これらのテレ用接眼レ
ンズ4,ワイド用接眼レンズ5は、それぞれ対物レンズ
2と組み合わせることによって、望遠撮影用の高倍率の
ファインダ光学系,広角撮影用の低倍率のファインダ光
学系を構成する。
レンズ保持レバー6にはアーム6b及びカム部6cが一
体に形成されている。そして、アーム6bにはテレ・ワ
イド切換機構11によって変位する切換レバー12が係
合し、カム部6cは他方のレンズ保持レバー7に一体形
成された受け部7cに摺接している。また、同図中にお
ける符合15,16は、各々のレンズ保持レバー6,7
の回動の終端を規制してテレ用接眼レンズ4,ワイド用
接眼レンズ5の位置決めを行なうためのストッパを示
し、符合17は接眼側に設けられた透明な防塵ガラスを
示す。
テレ・ワイド切換機構11は、カメラの撮影光学系の焦
点距離を切り換えるためのもので、ノブ18の操作によ
って作動する。そして、ノブ18を指標T(望遠位置)
に合致させたときには、撮影光学系を構成するマスター
レンズ20を光軸22に沿って繰り出すとともに、その
後方にはコンバージョンレンズ23を挿入する。これに
より、撮影光学系の焦点距離が延長され望遠撮影ができ
るようになる。これと同時に前記切換レバー12は図示
位置に移動される。
一方、ノブ18を指標W(広角位置)に移動させた場合
には、コンバージョンレンズ23が撮影光軸22上から
退避されるとともにマスターレンズ20が後退する。こ
れにより撮影光学系の焦点距離が短縮され、広角撮影が
できるようになる。これと同時に切換レバー12は矢印
X方向に移動する。
上記構成による作用は、次のようにして行われる。第1
図に示した望遠撮影状態からノブ18を指標Wにセット
すると、撮影光学系の焦点距離が広角撮影用に切り換え
られるとともに、切換レバー12が矢印X方向に移動し
てレンズ保持レバー6の位置規制を解除する。これによ
りレンズ保持レバー6は、受け部7c,カム部6cを介
し、コイルバネ10で反時計方向に付勢された他方のレ
ンズ保持レバー7の押圧によって時計方向に回動する。
こうして一対のレンズ保持レバー6,7が回動するとテ
レ用接眼レンズ4がファインダ光軸25から退避してゆ
く代わりに、ワイド用接眼レンズ5がファインダ光軸2
5内に挿入される。そして、第2図に示したように、ホ
ルダ9がストッパ16に当接してワイド用接眼レンズ5
の位置決めが行われ広角撮影用のファインダ光学系が構
成されるようになる。
ノブ18を指標Wから指標Tにセットしたときには、撮
影光学系の焦点距離の切り換えとともに切換レバー12
が矢印Xと反対方向に移動し、レンズ保持レバー6が第
2図において反時計方向に回動されるようになる。これ
により、カム部6c,受け部7cを介し、他方のレンズ
保持レバー7はコイルバネ10の付勢に抗して時計方向
に回動する。そしてホルダ8がストッパ15に当接した
時点で、ワイド用接眼レンズ5の代わりにテレ用接眼レ
ンズ4がファインダ光軸25に挿入され、第1図に示し
た望遠撮影用のファインダ光学系に切り換えられること
になる。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、上記実施例
と実質的に共通する部材には同じ符合を付してある。こ
の実施例では一対のレンズ保持レバー6,7を、スロッ
ト6c,ピン7cによって連動させ、レンズ保持レバー
7に対してはトグルバネ30による付勢を与えている。
また、この実施例では、切換レバー12にはフォーク状
の先端部が形成され、ファインダ切り換えの初期にはレ
ンズ保持レバー6を回動させる。
第3図に示した望遠撮影状態から切換レバー12が矢印
X方向に移動してゆくと、レンズ保持レバー6は軸6a
の回りに時計方向に回動されてゆく。レンズ保持レバー
6が時計方向に回動されると、スロット6dとピン7d
との係合により、他方のレンズ保持レバー7は、トグル
バネ30の付勢に抗して軸7aを中心に反時計方向に回
動されるようになる。そして、このレンズ保持レバー7
がトグル30の死点を通り過ぎると、レンズ保持レバー
7はトグルバネ30によって反時計方向に付勢されるよ
うになる。
こうしてレンズ保持レバー7がトグルバネ30によって
回動し、ホルダ9がストッパ16に当接することによっ
て、ワイド用接眼レンズ5がファインダ光軸25内に挿
入される。また他方のレンズ保持レバー76は、トグル
バネ30の付勢を受けているレンズ保持レバー7によっ
て時計方向に回動され、テレ用接眼レンズ4はファイン
ダ光軸25から退避される。
第4図の広角撮影状態から望遠撮影状態に切り換えると
きには、前述したテレ・ワイド切換機構11の作動によ
って切換レバー12は矢印Y方向に移動される。これに
よりレンズ保持レバー6は反時計方向に回動され、他方
のレンズ保持レバー7はトグルバネ30の付勢に抗して
時計方向に回動する。そして、レンズ保持レバー7がト
グルバネ30の死点位置を通過すると、このレンズ保持
レバー7は時計方向に付勢されるようになる。トグルバ
ネ30によってレンズ保持レバー7が回動されると、こ
れに連動してレンズ保持レバー6がピン7d,スロット
6dを介して反時計方向に回動し、第3図に示したよう
にワイド用接眼レンズ5の代わりにテレ用接眼レンズ4
がファインダ光軸25に挿入されるようになり、ホルダ
8がストッパ15に当接して望遠撮影用のファインダ光
学系が形成されるものである。
なお、上記実施例において、テレ用接眼レンズ4,ワイ
ド用接眼レンズ5をファインダ光軸25上に位置決めす
るために、ストッパ15,16を用いるとともに、この
ストッパ15,16にホルダ8,9を当接させている
が、望遠撮影時あるいは広角撮影時における切換レバー
12の位置が正確に決められる場合にはストッパ15,
16は不要となる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように本考案の倍率切換ファインダによ
れば、ファインダ倍率を切り換えるにあたり、焦点距離
が異なる望遠撮影時用接眼レンズと広角撮影用時接眼レ
ンズをファインダ対物レンズからの距離が順に遠くなる
位置に選択的に挿脱させるようにしている。したがっ
て、ファインダ対物レンズの近傍に配置されるレチクル
や表示装置等の組み込みスペースが制約されることな
く、効率的なスペース配分ができるようになり、結果的
にカメラのコンパクト化にも寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す望遠撮影時の倍率切
換ファインダについての機構説明図である。 第2図は、第1図の実施例の広角撮影時の平面図であ
る。 第3図は、本考案の他の実施例を示す倍率切換ファイン
ダ内部の望遠撮影時の平面図である。 第4図は、第2図の実施例の広角撮影時の平面図であ
る。 2……対物レンズ 3……レチクル 4……テレ用接眼レンズ 5……ワイド用接眼レンズ 6,7……レンズ保持レバー 8,9……ホルダ 12……切換レバー 17……防塵ガラス 20……マスターレンズ 23……コンバージョンレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大宮 秋夫 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)考案者 大野 和則 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)考案者 斉藤 秀実 山梨県中巨摩郡敷島町長塚619―5―4 (56)参考文献 特開 昭52−137331(JP,A) 特開 昭61−183627(JP,A) 特開 昭62−211626(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラボディに内蔵された撮影レンズの焦
    点距離切換機構の作動により、撮影レンズを短焦点距離
    と長焦点距離の間で切り換えるようにした焦点距離切換
    式カメラのファインダーにおいて、 ファインダ光路を形成するためにカメラボディに固定さ
    れた対物レンズと、前記焦点距離切換機構の作動に連動
    し、前記対物レンズの背後に望遠撮影時用接眼レンズ及
    び広角撮影時用接眼レンズのいずれか一方を対物レンズ
    からの距離が望遠撮影時用接眼レンズ,広角撮影時用接
    眼レンズの順に遠くなる位置に択一的に挿入する接眼レ
    ンズ切換機構とを備えたことを特徴とする倍率切換ファ
    インダー。
JP1988036250U 1988-03-18 1988-03-18 倍率切換ファインダー Expired - Lifetime JPH0622828Y2 (ja)

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JPH01140522U JPH01140522U (ja) 1989-09-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52137331A (en) * 1976-05-12 1977-11-16 Minolta Camera Co Ltd Optical system of variable magnification finder
JPS61183627A (ja) * 1985-02-08 1986-08-16 Minolta Camera Co Ltd 変倍フアインダの画像切換え装置
JPS62211626A (ja) * 1986-03-13 1987-09-17 Canon Inc カメラのフアインダ−切換装置

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