JPH0622781Y2 - プラスチック扉 - Google Patents

プラスチック扉

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JPH0622781Y2
JPH0622781Y2 JP1987069649U JP6964987U JPH0622781Y2 JP H0622781 Y2 JPH0622781 Y2 JP H0622781Y2 JP 1987069649 U JP1987069649 U JP 1987069649U JP 6964987 U JP6964987 U JP 6964987U JP H0622781 Y2 JPH0622781 Y2 JP H0622781Y2
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JP
Japan
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door
plastic
branches
opening
door body
Prior art date
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JP1987069649U
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JPS63179384U (ja
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和幸 佐々木
一彦 平野
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FANUC Corp
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FANUC Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プラスチック扉の改良に関する。特に、その
製造上の寸法裕度を大きくし、高い寸法精度を必要とし
なくなり、製造歩留りを向上する改良に関する。
〔従来の技術〕
その正面図と開扉状態の側面図と扉の一部分のみの斜視
図とを、第2図と第3図と第4図とに、それぞれ示す構
造のプラスチック扉が知られている。図において、1は
扉本体であり、回転軸2近傍では、扉本体1の背面に板
状の分岐14が分岐しており、扉本体1と分岐14とが回転
軸2を囲む領域(第3図に斜線をもって断面として表示
してある領域)は、他の領域より厚くされて(第2図に
おいては左右方向の幅が大きくされて)突起15を構成し
ており、回転軸2の支持体たる筐体3の開口31の側面32
と弾性的に接触している。そのため、扉本体1が回転軸
2に嵌合されると、筐体3が僅かに左右に拡大して、側
面32と突起15との間に大きな摩擦力が発生し、この摩擦
力により、扉1は任意の位置に停止することができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記せる構造のプラスチック扉は、成形が容易であり、
適度な弾性を有する剛性であるというプラスチックの本
来的性質を活用したものであり、構造が簡略であり、経
済的負担も少ないという利点があるが、上記突起部15の
横幅寸法は、開口31の側面32間の横幅寸法より僅かに大
きくなければならず、大きすぎれば組み立てが不可能で
あり、小さすぎれば突起15と開口31の側面32との間に摩
擦力が発生せず、扉を任意の開度で保持することが不可
能になるので、上記の寸法の裕度は極めて小さく、高い
寸法精度をもって製造する必要があり、そのため製造歩
留りが低いという欠点がある。
本考案の目的は、この欠点を解消することにあり、製造
上の寸法裕度が大きく、高い寸法精度を必要とせず、製
造歩留りが向上しているプラスチック扉を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的は、プラスチック製の扉本体(1)と、筐体
に支持され前記扉本体(1)の両側を回動可能に支持し
断面が円形である回転軸(2)とを具備してなるプラス
チック扉において、前記扉本体(1)の裏側に、前記回
転軸(2)に直交する方向に、前記回転軸(2)から離
隔して設けられる2本の分枝(11、12)が形成され、該
2本の分枝(11、12)と前記扉本体(1)との間に前記
回転軸(2)を回動可能に挟む構造とされ、前記2本の
分枝(11、12)の両側面は前記回転軸(2)を囲む領域
近傍において突起(13)とされており、該突起(13)の
両側面は、前記回転軸(2)の支持体たるプラスチック
筐体(3)の開口(31)の側面(32)と弾性的に接触す
るプラスチック扉をもって達成される。
換言すれば、上記の目的を達成するために本考案が採っ
た手段は、上記従来技術において述べた板状の分岐14を
2分割して2本の細長い分枝11、12とし、上記の突起15
は2本の分枝11、12のみに設けて突起13としたことにあ
る。
〔作用〕
本考案は、適度な弾性を有する剛性であるというプラス
チックの本来的性質を活用したものであり、回動部を構
成する分枝11、12の弾性を大きくしておき、寸法精度が
それほど高くなくても、必要にして充分な摩擦力が突起
13と開口側面32との間に発生するようにしたものであ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつゝ、本考案の実施例に係るプラス
チック扉について、さらに説明する。
第1a図、第1b図、第1c図参照 第1a図は裏面図であり、第1b図は裏面斜視図、第1
c図は側面図である。
図においては、1はプラスチック扉本体であり、回転軸
2近傍に、2本の分枝11、12が設けられており、その分
枝11、12と扉本体1との間に断面が円形の回転軸2を回
動可能に挟む構造とされている。そして、2本の分枝1
1、12が回転軸2を囲む領域ではその両側面に突出して
おり、突起13とされている。
回転軸2はプラスチック筐体3に設けられた開口31の側
面32から突出して形成されているが、上記の突起13の横
幅方向寸法は、これに対向する開口31の側面32の横幅寸
法より僅かに大きくしてある。そのため、扉1に回転軸
2を嵌合するときは、分枝11、12を、第1a図と第1b
図に矢印BとCとをもって示す方向に弾性変形させる必
要があるが、一旦嵌合すれば扉1は回転軸2の周りに回
動可能となり、同時に、突起13と開口31の側面32との間
に大きな摩擦力が発生して、扉1を任意の開度に保持す
ることが可能となる。
ところで、上記の摩擦力を発生させる弾性変形は、分枝
11、12の全体の中に上下方向の全長にわたって発生する
ので、結果的に、突起13と開口31の側面32との関係寸法
の裕度は大きくすることができ、その寸法精度をさほど
要求されないことになるので、製造歩留りが向上する。
さらに、各分枝と開口の側面との間の寸法の間の摩擦力
は従来のプラスチック扉のそれぞれに比して小さくなる
ので、摩耗は小さくなり、寿命も延長される。
なお、分枝11、12と扉1との接続点における機械的強度
に問題が発生しやすいので、ここに、16をもって図示す
るような補強材を付加することは有用である。
〔考案の効果〕
以上説明せるとおり、本考案に係るプラスチック扉にお
いては、プラスチック製の扉本体と該扉本体を回動可能
に支持する断面が円形である回転軸とを具備しており、
前記扉本体には前記回転軸の近傍において回転軸に直交
する方向に二つの分枝が形成されており、該二つの分枝
と前記扉本体との間に前記回転軸を回動可能に挟む構造
とされ、前記二つの分枝の両側面は前記回転軸を囲む領
域近傍において突起とされており、該突起は前記回転軸
の支持体たるプラスチック筐体の開口の側面と弾性的に
接触されることとされているので、分枝全体が弾性変形
することにより各分枝と開口の側面との間に大きな摩擦
力が発生して扉を任意の開度で保持することができるに
もかゝわらず、上記の弾性変形は分枝全体に上下方向の
全長にわたって発生することから、各分枝と開口の側面
との間の寸法裕度は大きくすることができ、各分枝と開
口の側面との間の寸法精度を高くする必要がなく、製造
歩留りは向上する。また、各分枝と開口の側面との間の
寸法の間の摩擦力は従来のプラスチック扉のそれぞれに
比して小さくなるので、摩耗は小さくなり、寿命も延長
される。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本考案の一実施例に係るプラスチック扉の
一部分の裏面図である。 第1b図は、本考案の一実施例に係るプラスチック扉の
裏面斜視図である。 第1c図は、本考案の一実施例に係るプラスチック扉の
側面図である。 第2図は、従来技術に係るプラスチック扉の正面図であ
る。 第3図は、従来技術に係るプラスチック扉の一部分の断
面図である。 第4図は、従来技術に係るプラスチック扉の一部分の裏
面斜視図である。 1……扉本体、 11、12……本考案の要旨に係る扉の分枝、 13……本考案の要旨に係る扉の突起、 14……従来技術に係るプラスチック扉の分枝、 15……従来技術に係る扉の突起、 16……補強材、 2……回転軸、 3……筐体、 31……筐体に形成された開口、 32……開口の側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック製の扉本体(1)と、筐体に
    支持され前記扉本体(1)の両側を回動可能に支持し断
    面が円形である回転軸(2)とを具備してなるプラスチ
    ック扉において、 前記扉本体(1)の裏側に、前記回転軸(2)に直交す
    る方向に、前記回転軸(2)から離隔して設けられる2
    本の分枝(11、12)が形成され、 該2本の分枝(11、12)と前記扉本体(1)との間に前
    記回転軸(2)を回動可能に挟む構造とされ、 前記2本の分枝(11、12)の両側面は前記回転軸(2)
    を囲む領域近傍において突起(13)とされており、 該突起(13)の両側面は、前記回転軸(2)の支持体た
    るプラスチック筐体(3)の開口(31)の側面(32)と
    弾性的に接触する ことを特徴とするプラスチック扉。
JP1987069649U 1987-05-12 1987-05-12 プラスチック扉 Expired - Lifetime JPH0622781Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987069649U JPH0622781Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12 プラスチック扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987069649U JPH0622781Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12 プラスチック扉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63179384U JPS63179384U (ja) 1988-11-21
JPH0622781Y2 true JPH0622781Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=30910575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987069649U Expired - Lifetime JPH0622781Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12 プラスチック扉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622781Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438773U (ja) * 1977-08-24 1979-03-14
JPS5980067U (ja) * 1982-11-19 1984-05-30 三洋電機株式会社 扉開閉構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63179384U (ja) 1988-11-21

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