JPH0622702Y2 - 長尺材縦吊り用吊具 - Google Patents

長尺材縦吊り用吊具

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JPH0622702Y2
JPH0622702Y2 JP10077289U JP10077289U JPH0622702Y2 JP H0622702 Y2 JPH0622702 Y2 JP H0622702Y2 JP 10077289 U JP10077289 U JP 10077289U JP 10077289 U JP10077289 U JP 10077289U JP H0622702 Y2 JPH0622702 Y2 JP H0622702Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
billet
suspension beam
horizontal suspension
guide
clamp
Prior art date
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Application number
JP10077289U
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JPH0341778U (ja
Inventor
祥一 真鍋
慎司 三上
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、長尺材縦吊り用吊具に関し、特に、複数本
のビレットを並べて同時に鋳造する竪型連続鋳造設備か
ら鋳造後のビレット(例えばアルミビレット)の上端部
をクランプして同時に吊り出し、均熱炉前の傾転テーブ
ル等まで搬送する場合に使用される長尺材縦吊り用吊具
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、竪型連続鋳造設備から鋳造後のビレットを吊り出
し、搬送する場合、第7図に示す如く、天井クレーン2
4の巻上装置25から吊り下がられたフック26に水平
吊ビーム27を吊り下げ、この水平吊ビーム27に多数
の1本吊り用簡易吊具28を吊り下げ、吊出し作業に当
たり、簡易吊具28に対する玉掛け・玉外し作業をビレ
ット毎に行なっており、時間と人手が多くかかるという
不都合があった。
そこで、かかる不都合を解消するために、この考案者
は、水平吊ビームの下部に間隔を置いて複数対のクラン
プ爪をビーム長手方向と直角方向に開閉可能に設けた長
尺材縦吊り用吊具を開発し、既に出願をしている(実願
昭63-134111号出願)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、鋳造後のビレットは夫々ダミーバーヘッ
ドと連結支持されて並び立って前後左右に僅かに傾いて
いるのが実態であり、ビレットの上端レベルはほぼ揃っ
ているが、上端位置はクランプ位置からずれている場合
が多いから、前記の長尺材縦吊り用吊具では、水平吊ビ
ームの吊り下げだけで全てのビレットを確実にクランプ
することはできない。また、ビレットとダミーバーヘッ
ドとの連結力が大きく、ビレットを吊り上げただけでは
ダミーバーヘッドから外し難く、水平吊ビームによりビ
レットを無理に吊り出すと、クランプ爪によりビレット
に疵が付く。そこで、ビレットの吊出しに当たってダミ
ーバーヘッドから外す必要があるが、従来と同様に作業
員がビレット上端を揺すって外していたのでは、時間と
人手が多くかかるという不都合を免れない。
〔考案の目的〕
この考案は前記課題を解決するためになしたもので、ビ
レット等の長尺材上端部に水平吊ビームを吊り下ろした
状態においてビレット等の長尺材上端部を水平方向に移
動させてダミーバーヘッド等の連結支持体から長尺材を
分離することができると共に、長尺材上端部をクランプ
位置に揃えることができるようにすることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る長尺材縦吊り用吊具は、第1図〜第5図
に示す如く、水平吊ビーム1の下部に間隔を置いて複数
のクランプ爪9A、9Bをビーム長手方向と直角方向に
開閉可能に設け、前記水平吊ビーム1の下部に、クラン
プ爪9A、9Bによるクランプ位置からビーム長手方向
に等距離だけ離れた複数対の材料ガイド18を突設し、
これら材料ガイド18の互いに対向する側部を長手方向
に沿って中央部をくぼませると共に、下方に行くに従っ
て拡がるテーパが付いたガイド面22に形成したこと、
及び、前記材料ガイド18をガイド取付部材19を介し
水平吊ビーム1に対して水平方向に往復動又は振動可能
に取り付けたことを特徴とする長尺材縦吊り用吊具であ
る。
〔作用〕
固定爪9Aと可動爪9Bを開いた状態で水平吊ビーム1
を巻き下げ、その下部に設けた材料ガイド18間にビレ
ットW等長尺材の上端部を入れると、この材料ガイド1
8に設けたガイド面22の形状に対応したカム作用によ
ってクランプ中心に向かってビレットWの上端が押され
る。また、ガイド取付部材19を水平方向に往復動又は
振動させると、長尺材の上端はこれにガイド面22が当
接した材料ガイド18により揺すられる。従って、長尺
材はダミーバーヘッド等の連結支持体から分離すると共
に、長尺材上端はクランプ中心側に押圧されてクランプ
位置に芯だし配置されることになる。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図〜第5図に沿って説明する。
図中1は水平吊ビームで、天井クレーンの巻上装置から
吊り下げられた遊動シーブ2のシーブケース3に取付ピ
ン4を介して取り付けられて水平に支持されている。
この水平吊ビーム1の両側部には爪駆動軸5が多数の支
持ブラケット6を介して回転可能に取り付けられ、この
爪駆動軸5には夫々互いに対向する一対の駆動レバー7
の基端がビーム長手方向方向に間隔を置いて装着され、
この駆動レバー7の先端間はモートルシリンダ8を介し
て連結されており、モートルシリンダ8の伸縮作動によ
り駆動レバー7を介し互いに逆方向に回転可能となって
いる。
9Aは固定爪で、一方の爪駆動軸5にキーを介して固定
されている。9Bは可動爪で、他方の爪駆動軸5に回転
可能に取り付けられている。これら固定爪9Aと可動爪
9Bは、水平吊ビーム1の下部にビーム中央部を挟んで
両側に夫々7個ずつ間隔を置いて、固定爪9Aが交互に
水平吊ビーム1の両側に位置するように対向して配設さ
れており、夫々ビレットWを掴持する複数のクランプ爪
を構成している。
可動爪9Bには、固定爪9Aと同様の爪部から一体的に
立上る枠状の係止片10が設けられ、この係止片10内
には、爪駆動軸5にキーを介して固定された伝達レバー
11が収納され、この伝達レバー11の先端には、連結
ロッド12が固定爪9A側に向かって突出するように取
り付けられ、この連結ロッド12に巻回されたコイルバ
ネ13が連結ロッド12先端に設けたバネ受14と、係
止片10先端に設けたバネ受15との間に介装され、前
記係止片10と伝達レバー11には、係止片10が伝達
レバー11側に押圧された時に当接するストッバー1
6、17が設けられており、モートルシリンダ8により
爪駆動軸5を介して全ての固定爪9Aと可動爪9Bを同
時にビーム長手方向と直角方向に開閉可動で、閉じ時、
可動爪9Bはコイルバネ12の押圧力により伝達レバー
10と一体的に揺動し、固定爪9Aと可動爪9Bがビレ
ットWに当接した後、更に閉じると、コイルバネ12の
バネ力に打ち勝って可動爪9Bが伝達レバー10から離
れ、この可動爪9Bの変位により径寸法のばらつき、ね
じり角差を吸収しながらビレットWを掴持可能となって
いる。尚、駆動レバー7の基部には、固定爪9Aと可動
爪9Bの開位置を設定するストッパーが取り付けられて
いる。
この考案は、前記した長尺材縦吊り用吊具において、水
平吊ビーム1の下部にクランプ爪9A、9Bによるクラ
ンプ位置からビーム長手方向に等距離だけ離れた複数対
の材料ガイド18を突設したものである。
水平吊ビーム1の下部にはガイド取付部材19が案内溝
20を介してビーム長手方向に移動可能に取り付けられ
ており、油圧(空圧)シリンダ又はモートルシリンダ或
いは振動発生装置等の移動装置21により水平方向に往
復動又は振動可能となっている。前記移動装置21は、
クレーンガーダより垂設されたガイドマストに反作用力
を受け止めるように係止されている。
このガイド取付部材19の下部には前記材料ガイド18
が垂設されており、この材料ガイド18のクランプ爪位
置を挟んで互いに対向する側部を長手方向に沿って中央
部をくぼませると共に、下方に行くに従って拡がるテー
パが付いたガイド面22に形成されている。
尚、本実施例では竪型連続鋳造設備で鋳造されるアルミ
ビレット等のビレットを吊り出す場合について説明した
が、その他の長尺材の吊出しにも本考案を適用できるこ
とはいうまでもない。
以上の構成において、モートルシリンダ8により駆動レ
バー7を閉じて固定爪9Aと可動爪9Bを開いた状態で
水平吊ビーム1を巻き下げると、その下部に設けた材料
ガイド18間にビレットWの上端が入って材料ガイド1
8のガイド面22と当たる。
水平吊ビーム1はかなり重量があり、その下部に設けた
材料ガイド18はクランプ爪位置からビーム長手方向に
等距離だけ離れて配置されており、これら材料ガイド1
8の互いに対向する側部を長手方向に沿って中央部をく
ぼませると共に、下方に行くに従って拡がるテーパが付
いたガイド面22に形成されている、この形状に対応し
たカム作用がビレットWの上端に働き、ビレットWの上
端はクランプ中心に向かって押圧されるから、例えば第
6図に示す如くビレットWの上端が不揃いの状態でも、
ビレットWの上端をクランプ位置に芯だし配置すること
が可能となる。
また、ビレットWの下端部がダミーバーヘッドと連結さ
れており、その連結強度が大きくて材料ガイド18のガ
イド面22のカム作用だけではダミーバーヘッドから分
離できない場合でも、移動装置21によりガイド取付部
材19を案内溝20に沿って例えばストローク100〜300
mmで水平方向に往復動又は振動させると、ビレットWの
上端はこれにガイド面22が当接した材料ガイド18に
より揺すられるから、ビレットWをダミーバーヘッドか
ら分離することが可能となる。
従って、水平吊ビーム1を巻き下げて材料ガイド18
間にビレットWの上端を入れ、材料ガイド18のガイド
面22に当接させる。水平吊ビーム1の重量がビレッ
トWに掛かるように水平吊ビーム1の姿勢を保ちなが
ら、移動装置21によりガイド取付部材19を介してビ
レットWの上端を揺する。ガイド取付部材19をクラ
ンプ位置から等距離だけ離れた元の位置に復帰させる。
水平吊ビーム1を更に巻き下げ、材料ガイド18間の
奥までビレットWの上端を入れる。上記〜の作業に
よってダミーバーヘッドからビレットWを分離してその
上端部をクランプ位置に揃えることができる。
このようにビレットWの上端をクランプ位置に配置した
後、モートルシリンダ8により駆動レバー7を開いて固
定爪9Aと可動爪9Bを閉じ、ビレットWの上端部をク
ランプする。
しかる後、水平吊ビーム1を巻き上げてビレットWの吊
上げ搬送を行う。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案は、ダミーバーヘッド等の連結支
持体から多数本の長尺材を分離し、かつ、その上端をク
ランプ位置に芯だし配置することができるから、長尺材
の上端部を確実にクランプして吊り上げることができ
る。従って、従来のように手作業で玉掛け・玉外し作業
や連結支持体からの分離作業をする必要がなく、クレー
ン運転者だけで多数本の長尺材の同時吊下げ作業ができ
るから、省力化、省人化が図れると共に、搬送効率の向
上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第2図、第
3図は第1図のII〜線、III〜線に沿う断面図、第4図
は材料ガイドの移動機構を示す正面図、第5図は第4図
のV〜線に沿う断面図、第6図はビレット上端の不揃い
状況を示す正面図、第7図は従来例を示す正面図であ
る。 1……水平吊ビーム、5……爪駆動軸、 6……支持ブラケット、7……駆動レバー、 8……モートルシリンダ、9A……固定爪、 9B……可動爪、10……係止片、 11……伝達レバー、12……連結ロッド、 13……コイルバネ、14、15……バネ受、 16、17……ストッパー、18……材料ガイド、 19……ガイド取付部材、20……案内溝、 21……移動装置、22……ガイド面.
フロントページの続き (72)考案者 三上 慎司 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内 (56)参考文献 実開 平2−55689(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平吊ビームの下部に間隔を置いて複数の
    クランプ爪をビーム長手方向と直角方向に開閉可能に設
    け、前記水平吊りビームの下部に、クランプ爪によるク
    ランプ位置からビーム長手方向に等距離だけ離れた複数
    対の材料ガイドを突設し、これら材料ガイドの互いに対
    向する側部を長手方向に沿って中央部をくぼませると共
    に、下方に行くに従って拡がるテーパが付いたガイド面
    に形成したことを特徴とする長尺材縦吊り用吊具。
  2. 【請求項2】ガイド取付部材を介し水平吊ビームに対し
    て材料ガイドを水平方向に往復動又は振動可能に取り付
    けたことを特徴とする請求項(1)記載の長尺材縦吊り用
    吊具。
JP10077289U 1989-08-29 1989-08-29 長尺材縦吊り用吊具 Expired - Lifetime JPH0622702Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10077289U JPH0622702Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 長尺材縦吊り用吊具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10077289U JPH0622702Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 長尺材縦吊り用吊具

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Publication Number Publication Date
JPH0341778U JPH0341778U (ja) 1991-04-22
JPH0622702Y2 true JPH0622702Y2 (ja) 1994-06-15

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JP10077289U Expired - Lifetime JPH0622702Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 長尺材縦吊り用吊具

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