JP4787878B2 - 理美容鋏 - Google Patents

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Description

本発明は、理美容鋏に関するものであり、さらに詳しくは、理美容鋏を構成する刃体の刃部材と指環部材との接合構造に特徴を有する理美容鋏に関するものである。
理美容鋏は、2本の刃体を枢着させてなる。刃体は、図40に示した様に、まず半製品10としての刃部材11と指環部材12とを、それぞれの部材に要求される機能特性を備えた金属やセラミック等の材料から、鍛造や鋳造等の手段によって別々に作製した後、両者を接合して表面の研磨や刃付け作業を行って完成品に仕上げられる。
刃部材と指環部材との接合手段としては、従来より溶接の他に鋲止め、ネジ止め等の手段があるが(例えば、特許文献1及び2参照)、接合の安定性や精度、強度及びデザイン性の面から、溶接によって行われるのが一般的である(例えば、特許文献3参照)。
また、理美容鋏には、直線状の刃を備えるカット鋏や、一方の刃を櫛歯状に形成した梳鋏といった種類があるだけでなく、使用する理美容師の好みに応えられるように刃部や指環部の形状も多様にある。
そこで、理美容鋏のメーカーでは、顧客たる理美容師の様々なニーズに応じた理美容鋏を提供すべく、予め各種形状の刃部材と指環部材とを半製品の状態で用意しておき、顧客からの注文を受けてからその注文に応じた刃部材と指環部材とを選択して溶接した後、各種加工を行って完成品に仕上げて納入することが行われている。
しかしながら完成品に仕上げるまでには、溶接、研削等の加工に時間を要するため、顧客の注文から納入までに時間がかかっていた。
一方、理美容鋏を使用する理美容師にとっては、使い慣れて手に馴染んだ理美容鋏を常に使用したいという要望がある。
にもかかわらず、例えば、理美容鋏の切れ味が落ちたときに研ぎ処理をメーカーに依頼する場合には、たとえそれが刃部材のみの処理で済むものであっても刃部材と指環部材とが溶接により接合されているためにこれらを分離することができず、理美容鋏をそのままメーカーに預けなければならかなった。このため、理美容師は予備の理美容鋏を用意し、修繕が済むまでの間は手に馴染んでいない予備の理美容鋏を使用していた。
また、理美容師の中には、理美容鋏の指環部分や刃部分に模様を付けたり、宝石等を取り付けるなどして、独自性を高めた理美容鋏を求める者もいる。しかし、刃部材と指環部材とが分離できないとなると、例えば、研ぎ処理をしても切れ味が回復しない等、修繕が不可能な場合には、その理美容鋏の全部を新しいものに交換しなければならない。そうすると、理美容鋏にせっかく装飾を施しても、新しい理美容鋏に交換したときには再度加工しなければならないため、独自性の強い理美容鋏を求めるユーザーの要望を十分に満たすことができなかった。
実開平4−14048号公報 実開平6−52767号公報 国際公開第02/32631号パンフレット
上記の問題を解消するには、刃部材と指環部材との接合が簡便かつ強固に行え、かつ接合後に刃部材と指環部材とが分離可能な溶接以外の方法で接合することが必要となる。つまり、溶接以外の接合方法を採用すれば、メーカー側では、刃部材と指環部材とに研磨等の各種加工を予め施しておき、顧客の注文があったときにこれらを接合するだけでよくなり、納入までの時間が短縮できるとともに作製コストを安価にすることが可能となる。
また、理美容師の側でも、例えば研ぎ処理等のメンテナンスや修理をメーカーに依頼する場合に、刃部材と指環部材とを分離させて、メンテナンスや修理が必要な部材のみをメーカーに預けて、残った部材に一方の部材の予備を取り付けて使用することが可能となる。
しかしながら、従来の溶接以外の接合方法は、上述したように接合部分の安定性や強度、精度及びデザイン性が溶接の場合と比べて大きく劣ることから採用することは難しかった。
そこで、本発明は、刃部材と指環部材との接合が簡便に行えるとともに、接合後であっても両者を分離することができ、さらに十分な接合安定性、接合強度及び接合精度を備えながら、デザイン性にも優れた理美容鋏の刃体の接合構造を備える理美容鋏を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明が採った手段は、刃部材200と指環部材300とを接合してなる刃体100を2本枢着してなる理美容鋏10であって、刃部材200は、その基部200Aの平面が開口して形成された嵌合凹部220を有し、指環部材300は、指環部材300の基部300Aより突出して嵌合凹部220に嵌合可能に形成された嵌合舌片330を有しており、嵌合凹部220には、刃部材200の長手方向に傾斜する第一縦方向テーパー部221が形成され、嵌合舌片330には、第一縦方向テーパー部221に対応する第二縦方向テーパー部331が形成され、嵌合凹部220と前記嵌合舌片330とを圧接させることにより、第一縦方向テーパー部221と第二縦方向テーパー部331とを摺接させて刃部材200と指環部材300とをそれぞれ密着する方向に移動させるようにしたことを特徴とする理美容鋏10、である。
この理美容鋏10は、刃部材200と指環部材300との接合を、基本的に刃部材200側に形成した嵌合凹部220と、指環部材300側に形成した嵌合舌片330とを嵌め合わせることによって行うものである。しかし、単なる嵌合による接合では、接合に係る部分を極めて高い精度で作製しない限り、密着した状態で接合させることができず、その結果、ガタつきや歪みなどが生じて接合安定性に欠けるものとなってしまう。しかしながら、接合部分をこれほどまで高精度に作製することは、高度な技術が要求されるだけでなく、量産性の面から見ても作製に多大なコストや時間を要するため極めて困難である。
そこで、本発明は、嵌合という接合構造を採りながらも、嵌合凹部220と嵌合舌片330とが密着して優れた接合安定性と強度が確保できるように、嵌合凹部220の内部に第一縦方向テーパー部221を形成するとともに、嵌合舌片330に第一縦方向テーパー部221と対応する第二縦方向テーパー部331を形成している。
すなわち、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを嵌合させたときに、第一縦方向テーパー部221と第二縦方向テーパー部331とが接触し、さらに嵌合凹部220と嵌合舌片330とを圧接することによって、第一縦方向テーパー部221と第二縦方向テーパー部331とが互いに摺接し、これによって嵌合凹部220と嵌合舌片330とが互いに引き寄せ合う長手方向(図22の矢印Iで示す方向)へと移動させる力が加わって、両者を密着させることができるのである。
また、本発明が採った手段は、刃部材200と指環部材300とを接合してなる刃体100を2本枢着してなる理美容鋏10であって、刃部材200は、その基部200Aの平面が開口して形成された嵌合凹部220を有し、指環部材300は、指環部材300の基部300Aより突出して嵌合凹部220に嵌合可能に形成された嵌合舌片330を有しており、嵌合凹部220には、幅方向に傾斜する第一幅方向テーパー部が形成され、嵌合舌片330には、第一幅方向テーパー部に対応する第二幅方向テーパー部とが形成され、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを圧接させることにより、第一幅方向テーパー部と第二幅方向テーパー部とを摺接させて嵌合凹部220と嵌合舌片330との幅方向における位置決めと方向決めとがなされることを特徴とする理美容鋏10、である。
第一縦方向テーパー部221と第二縦方向テーパー部331とに加えて、嵌合凹部220に第一幅方向テーパー部222を形成するとともに、嵌合舌片330に第二幅方向テーパー部332を形成して、嵌合舌片330が嵌合凹部220内において幅方向(図26の矢印Jで示す方向)に動くことを規制すると同時に、嵌合舌片330が嵌合凹部220に対して平行に配置されるように位置決めをすることにより、安定した接合状態を確保できるようにしている。
具体的に説明すると、まず、嵌合凹部220に嵌合舌片330を嵌合させると、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332とが接する。そして、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを圧接させていくと、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332とは互いに摺動して、嵌合舌片330を、嵌合凹部220の幅方向両側から中心方向に向かって移動させようとする力が加わる。その結果、嵌合舌片330の幅方向への移動が規制されて、嵌合凹部220の中心位置で固定されると同時に、嵌合舌片330が嵌合凹部220に対して平行に配置されることとなるのである。
このように、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332とを設けることによって、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを幅方向から所定の位置に固定することが可能となる。
また、本発明が採った手段は、刃部材200と指環部材300とを接合してなる刃体100を2本枢着してなる理美容鋏10であって、刃部材200には、その基部200Aに平面が開口して形成された嵌合凹部220を有し、指環部材300は、指環部材300の基部300Aより突出して嵌合凹部220に嵌合可能に形成された嵌合舌片330を有しており、嵌合凹部220には、刃部材200の長手方向に傾斜する第一縦方向テーパー部221と、第一縦方向テーパー部221の傾斜方向と直交する方向に傾斜する第一幅方向テーパー部222とが形成され、嵌合舌片330には、第一縦方向テーパー部221に対応する第二縦方向テーパー部331と、第一幅方向テーパー部222に対応する第二幅方向テーパー部332とが形成され、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを圧接させることにより、第一縦方向テーパー部221と第二縦方向テーパー部331とを摺接させて、刃部材200と指環部材300とがそれぞれ密着する方向に移動させるとともに、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332とを摺接させて、嵌合凹部220と嵌合舌片330との幅方向における位置決めと方向決めとがなされることを特徴とする理美容鋏10、である。
請求項3に記載した理美容鋏10は、請求項1に記載の発明の構成と請求項2に記載した発明の構成の双方を併せ持つものである。すなわち、刃部材200に形成される嵌合凹部220に、第一縦方向テーパー部221と、第一幅方向テーパー部を形成し、指環部材300に形成される嵌合舌片330に第二縦方向テーパー部331と第二幅方向テーパー部を形成することで、刃部材200と指環部材300との密着させて接合することができ、かつ幅方向においても所定の位置で固定することができるようになるのである。これにより、刃部材200と指環部材300とを分離可能に接合することができるとともに、より優れた接合安定性を確保することが可能となる。
尚、本発明にかかる理美容鋏は、人の毛髪のカットに用いられるものに限らず、動物の毛等のカットに用いられるものも含む。また、本明細書において「接合」とは、刃部材(嵌合凹部)と指環部材(嵌合舌片)とを分離可能に一体化するという意味で用いる。
また、本発明が採った手段は、嵌合凹部220と嵌合舌片330との圧接は、嵌合凹部220と嵌合舌片330とにそれぞれ形成されたネジ孔223,333と、ネジ孔223,333に螺合されるネジ400とによって行われることを特徴とする理美容鋏10、である。
嵌合凹部220と嵌合舌片330との圧接を、ネジ締めによって行うことで、両者を強固に圧接することができるとともに、刃部材200と指環部材300との分離、接合を自在に行うことができるようになる。
また、本発明が採った手段は、刃部材200の基部200Aの端面若しくは指環部材300に形成された嵌合舌片330の根元近傍のいずれか一方には凸状部340が形成され、他方には凸状部340が嵌入される嵌入部230が形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の理美容鋏10、である。
嵌合舌片330の両側に設けた凸状部340を、嵌合凹部220の端面に設けた嵌入部230に嵌入させることによって、接合部分の捻れを防止することができる。つまり、凸状部340を嵌入部230に嵌入させることで、上述した第一縦方向テーパー部221と第二縦方向テーパー部331とによる長手方向への移動の規制と、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332とによる幅方向への移動の規制とが相俟って、接合部分を三次元方向から固定することが可能となる。
また、嵌入部230の内面に凸状部340が当接することによって、この当接部分が、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを圧接させるときの支点として機能して、両者をより強固に圧接させることができるようになる。
また、本発明が採った手段は、刃部材200側にのみ触点240が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の理美容鋏10、である。
触点とは、開閉作動する一対の刃体の支点軸となるボルトが貫通された孔の周辺の円弧状をした部分である。そして、物を切るときは、切断抵抗によって一対の刃体の裏側同士が互いに離れようとするが、同時に、触点にも一対の刃体の開閉動作の円滑さを阻害する程の大きな切断抵抗がかかっている。
そこで、鋏に対してこの切断抵抗よりも大きい力を加えるとともに、この加えた力により触点同士が圧接された状態で摺動することで、一対の刃体の裏側同士が互いに離れることなく圧接された状態で開閉動作されることによって物が切れるようになっている。
このように、触点は鋏の切れ味を大きく左右するものであるところ、本発明では、これを刃部材200側のみ形成している。すなわち、触点240が刃部材200側で決定されるので、刃部材200若しくは指環部材300の一方を交換するような場合であっても、触点の機能が損なわれることがないのである。
請求項1に記載した理美容鋏によれば、刃部材に第一縦方向テーパー部を備える嵌合凹部を形成し、指環部材に第一縦方向テーパー部に対応する第二縦方向テーパー部を備える嵌合舌片を形成し、両者を嵌合、圧接させることにより、第一縦方向テーパー部と第二縦方向テーパー部とが摺接して、刃部材と指環部材とを密着させて接合することができる。これにより、刃部材と指環部材とを分離可能としながらも、優れた接合安定性を確保することが可能となる。
請求項2に記載した理美容鋏によれば、刃部材に第一幅方向テーパー部を備える嵌合凹部を形成し、指環部材に第一幅方向テーパー部に対応する第二幅方向テーパー部を備える嵌合舌片を形成し、両者を嵌合、圧接させることにより、第一幅方向テーパー部と、第二幅方向テーパー部とが摺接して、嵌合舌片が嵌合凹部内において幅方向に動くことを規制し、かつ位置決めを行いながら刃部材と指環部材とを接合することができる。これにより、刃部材と指環部材とを分離可能としながらも、優れた接合安定性を確保することが可能となる。
請求項3に記載した理美容鋏によれば、刃部材に第一縦方向テーパー部と第一幅方向テーパー部を備える嵌合凹部を形成し、指環部材に第一縦方向テーパー部に対応する第二縦方向テーパー部と第一幅方向テーパー部に対応する第二幅方向テーパー部を備える嵌合舌片を形成し、これらを嵌合、圧接させて刃部材と指環部材とを接合することによって、刃部材と指環部材とを分離可能としながらも、優れた接合安定性を確保することが可能となる。すなわち、嵌合凹部と嵌合舌片とを圧接したときに、第一縦方向テーパー部と第二縦方向テーパー部とが摺接して、刃部材側の接合端部と指環部材側の接合端部とを密着させて接合することが可能となると同時に、第一幅方向テーパー部と、第二幅方向テーパー部とが摺接して、嵌合舌片が嵌合凹部内において幅方向に動くことを規制し、かつ位置決めが可能となるのである。
また、請求項1から3に記載した理美容鋏に共通する付随的な効果として、刃部材と指環部材とを分離可能に接合することにより、例えば、指環部材の表面にレーザー光線を照射して模様をつけたり、宝石やビーズ等の宝飾品を取り付けたりする等して装飾を施した場合であっても、刃部材のみを交換することで指環部材を繰り返し使用することができるので、ユーザー独自の理美容鋏を作製することも気軽に行えるようになる。
本発明に係る理美容鋏によれば、請求項1から3のいずれかに記載した理美容鋏の効果に加えて、嵌合凹部と嵌合舌片との圧接を、嵌合凹部と嵌入凸部とに形成されたネジ孔と、このネジ孔に螺合されるネジとによって行われるので、両者を強固に圧接することができ、かつ刃部材と指環部材との分離、接合を自在に行うことができるようになる。
本発明に係る理美容鋏によれば、刃部材の基部の端面若しくは指環部材に形成された嵌合舌片の根元近傍のいずれか一方に凸状部を形成し、他方に凸状部が嵌される嵌部を形成したことによって、接合部分が捻れ方向に移動すること及び上下方向に離間することを防止することができる。
請求項4に記載した理美容鋏によれば、請求項1からの何れかに記載した理美容鋏の効果に加えて、触点を刃部材側にのみ形成したので、刃部材若しくは指環部材の一方を交換するような場合であっても、触点の位置が変わることがなく、常に安定した切れ味を確保することができる。また、刃部材側のみで触点同士の接触具合の調整が可能となるので、例えば、メーカーに研ぎ処理等のメンテナンスを依頼するために刃部材を分離して預けるような場合には、メーカー側で触点の調整を行ってから顧客に返却することが可能となる。さらに、従来は、刃部材と指環部材とを溶接した後で触点を形成しなければならなかったのに対し、刃部材と指環部材とを接合する前に刃部材側に触点を形成しておくことができるので、製造工程を簡略化させることができる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。勿論、下記実施例は、本発明の好適な実施例を示すに過ぎず、本発明の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。
図1には、本実施例に係る理美容鋏10が示されている。本実施例に係る理美容鋏10は、請求項4に記載の理美容鋏の構成を備えるものである。二本の刃体100、100が、ボルト11によって枢着されてなり、このボルト11を支点として二本の刃体100、100の開閉が行えるようになっている。図2及び図3には、理美容鋏10を構成する刃体100が示されている。図2及び図3に示すように、刃体100は、刃部材200と、指環部材300とが接合されて構成されている。
図4から図7には、刃体100を構成する刃部材200が示されている。刃部材200は、刃が形成される刃部210と、基部200Aにあって指環部材300との接合を担う嵌合凹部220とが形成されている。
また、図7に示すように、刃部材200の裏面には、触点240が形成されている。この触点240は、後述する指環部材300には形成されておらず、刃部材200にのみ形成されている。
図8から図10には、刃部材200の嵌合凹部220を拡大した図が示されている。図8から図10に示すように、嵌合凹部220は、その平面が開口して形成されており、その内部には、刃部材200の基部から先端向かう方向(図8で示す矢印C方向)に下降傾斜してなる第一縦方向テーパー部221と、第一縦方向テーパー部221の傾斜方向と直交し、かつ嵌合凹部220の内方に向かって下降傾斜してなる第一幅方向テーパー部222と、ネジ400が螺合されるネジ孔223とが形成されている。
さらに、刃部材200の基部200Aの端面には、後述する指環部材300に形成される凸状部340が嵌入される嵌入部230が形成されている。
図11から図13には、刃体100を構成する指環部材300が示されている。指環部材300は、指環部310と柄部320とからなっており、柄部320の基部300Aからは、刃部材200に形成される嵌合凹部220に嵌合する嵌合舌片330が突出して設けられている。
図14から図16には、嵌合舌片330を拡大した図が示されている。図14から図16に示すように、嵌合舌片330の裏面330Aには、第二縦方向テーパー部331と第二幅方向テーパー部332とネジ孔333とが形成されている。第二縦方向テーパー部331は、嵌合舌片330が刃部材200に形成される嵌合凹部220と嵌合する際に、嵌合凹部220内の第一縦方向テーパー部221と対応するように、嵌合舌片330の先端側から基部側に向かって下降傾斜して形成されている。
第二幅方向テーパー部332は、第二縦方向テーパー部331の両側に形成されており、嵌合舌片330が嵌合凹部220と嵌合する際に、第一幅方向テーパー部222と対応するように、嵌合舌片330の外方に向かって下降傾斜して形成されている。
ネジ孔333は、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを固定するネジ400が螺合されるために形成されるものであり、さらに嵌合舌片330表側330Bには、ネジ400の頭が収容されるザクリ孔334が設けられている。また、嵌合舌片330の両側には、刃部材200に形成された嵌入部230に嵌入する凸状部340が、柄部320の基部300Aから延設されている。
このように、刃部材200に形成された嵌合凹部220と、指環部材300に形成された嵌合舌片330とを嵌合させることによって、刃部材200と指環部材300の接合が行われるのである。
図17及び図18には、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを嵌合させた状態が示されている。図17及び図18に示すように、嵌合舌片330は、嵌合凹部220の内部にその全体が収容された状態で嵌合され、ネジ400によって固定される。
次に、刃部材200と指環部材300とが接合されるまでの、嵌合凹部220と嵌合舌片330の動きについて説明する。図19から図23は、それぞれ嵌合凹部220と嵌合舌片330とが嵌合する過程を説明する図であって、このうち、図20から図23は、図17におけるF−F断面から見た図である。
ここでは、主に嵌合凹部220に形成される第一縦方向テーパー部221と、嵌合舌片330に形成される第二縦方向テーパー部331の作用について詳述する。
まず、図19及び図20に示すように、刃部材200に対して指環部材300を斜めに構えた状態で、刃部材200に形成される嵌入部230に、指環部材300に形成される凸状部340を嵌入させる。
次いで、図21に示すように、嵌入部230に凸状部340が嵌入した状態を維持しながら、嵌合舌片330を嵌合凹部220内に嵌め合わせていく。このとき、嵌合舌片330に形成された第二縦方向テーパー部331が、嵌合凹部220に形成された第一縦方向テーパー部221と接触する。
そして、図22に示すように、嵌合舌片330を嵌合凹部220内にさらに沈めていき、ネジ400を締め込んでいくと、嵌入部230の内部と凸状部340との接点を支点として、嵌合凹部220と嵌合凸部330とが上下方向(図22に示す矢印H方向)に圧接されると同時に、第二縦方向テーパー部331が第一縦方向テーパー部221と摺接して、嵌合凹部230と嵌合舌片330との間で、互いを引き寄せ合う方向である縦方向(図22に示す矢印I方向)に移動させる力が働いて、図23に示すように、刃部材200側の端面と指環部材300側の端面とが密着されることとなる。
つまり、嵌合凹部200と嵌合凸部330との圧接を強めて行くに従って、刃部材200側の端面と指環部材300側の端面との密着が進行するのである。
ここで、嵌合凹部220と嵌合舌片330とが完全に圧接された状態となっても、嵌合舌片330が底付きしないように、嵌合凹部と嵌合舌片との間のクリアランスを確保すべく嵌合凹部220の深さを嵌合舌片330の厚みよりも深く形成している。このため、嵌合舌片330と嵌合凹部220との圧接により、嵌合舌片330が嵌合凹部220内に沈み込んで、刃部材200の表面と指環部材300の表面との間に段差が生じることも考えられる。しかし、仮にこのような段差が生じたとしても、この段差は極めて微小なものであり、刃体のデザイン性に何ら影響を及ぼすことはない。
このようにして、第一縦方向テーパー部221と第二縦方向テーパー部331とにより縦方向に対する固定がなされるとともに、ネジ400の締め付けにより上下方向に対する固定がなされるのである。さらに、嵌入部230と凸状部340とによって、捻れ方向に対する固定と、上下方向への離間防止とがなされるのである。
次に、嵌合凹部220に形成される第一幅方向テーパー部222と、嵌合舌片330に形成される第二幅方向テーパー部332の作用について詳述する。図24から図29には、嵌合凹部220に嵌合舌片230が嵌合される様子が示されている。このうち、図24から図26では、それぞれ図17において示すG−G断面から見た図が示されており、図27から図29では、それぞれ平面から見た状態の図が示されている。
まず、図24及び図27に示すように、嵌合凹部220に嵌合舌片330を嵌め合わせる。このとき、嵌合凹部220と嵌合舌片330とはやや斜めになった状態で重なり合っている。
そして、図25及び図28に示すように、ネジ400を締め込んで嵌合凹部220と嵌合舌片330とを圧接していくと、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332とが摺接し始める。すると、この摺接に応じて、嵌合舌片330に対しては幅方向両側(図26に示す矢印J方向)から、嵌合凹部220の中心に向かって移動させる力が働いて、嵌合舌片330が嵌合凹部220の中心で位置決めがされるとともに、嵌合凹部220と嵌合舌片330とが互いに平行となるように方向決めがなされる。
そして、図26及び図29に示すように、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332との摺接移動が完了したとき、すなわち、幅方向両側から嵌合舌片330に加わる力のバランスがとれたとき、嵌合舌片330は嵌合凹部220内の所定の幅方向位置に固定されると同時に、嵌合舌片330が嵌合凹部220に対して真っ直ぐに配置されるよう方向決めがなされるのである。
このように、刃部材200と指環部材300とは、それぞれに形成される嵌合凹部220と嵌合舌片330とが嵌合することによって、強固に接合されることとなるのである。
すなわち、嵌合凹部220と嵌合舌片330とは、まず、ネジ400の締め込みによって上下方向に対する固定がなされ、次いで、第一縦方向テーパー部221と第二縦方向テーパー部331との摺接移動によって縦方向に対する固定がなされるとともに、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332とにより幅方向に対する位置の固定と方向決めとがなされる。
さらに、嵌入部230と凸状部340とによって捻れ方向に対する固定がなされることによって、三次元方向に対する移動が完全に防止されるのである。
一方、刃部材200と指環部材300とは、嵌合凹部220と嵌合舌片330とを圧接しているネジ400を緩めるだけで、簡単に分離することが可能である。
図30には、実施例2に係る理美容鋏の刃体100を構成する刃部材200と指環部材300が示されている。実施例2は、実施例1とその基本構成、すなわち、刃部材200に形成される嵌合凹部220の構成と、指環部材300に形成される嵌合舌片330の構成とは共通するが、凸状部340と嵌入部230との構成が相違している。すなわち、実施例1では、指環部材300に形成される凸状部340が、指環部材300の基部300Aから延接されているが、実施例2では、これを、図30に示すように、嵌合舌片330の両側面から突出してなるピン状に形成している。凸状部340をこのようなピン状としても、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
図31には、実施例3に係る理美容鋏の刃体100を構成する刃部材200と指環部材300が示されている。実施例3もまた、その基本構成は実施例1と共通するが、凸状部340と嵌入部230の構成が省略されている点で相違している。その代わりに、刃部材200及び指環部材300の基部200A及び300Aには、その端面から平面にかけてそれぞれ切欠部240及び350が形成されており、これらの切欠部240と350とが互いに重なり合うことによって、刃部材200と指環部材300とが捻れ方向に対して固定される。
図32には、実施例4に係る理美容鋏の刃体100を構成する刃部材200と指環部材300とが示されている。実施例4もまた、実施例1とその基本構成は共通するが、凸状部340と嵌入部230の配置が、刃部材200と指環部材300とで逆になっている。すなわち、図32に示すように、刃部材200の基部200Aの端面に凸状部231が設けられており、指環部材300の基部300Aの端面に嵌入部341が設けられている。このように、凸状部と嵌入部とは、それぞれ刃部材及び指環部材のどちらに設けてもよい。
以上、実施例1から4に基づき本発明を説明したが、上記各実施例は本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形をすることが可能であり、本発明の技術的範囲には、これらの改良変形が含まれる。
例えば、図33及び図34にそれぞれ示すように、嵌合凹部220及び嵌合舌片330にそれぞれ第一縦方向テーパー221部及び第二縦方向テーパー部331のみを設けても良いし、図35及び図36に示すように、第一幅方向テーパー部222と第二幅方向テーパー部332のみを設けても良い。また、第一幅方向テーパー部222及び第二幅方向テーパー部332はそれぞれ図37及び図38に示すように、片側のみに形成してもよい。
また、上記各実施例の刃部材200に形成される嵌合凹部220の第一縦方向テーパー部221と第一幅方向テーパー部222及び指環部材300に形成される嵌合舌片330の第二縦方向テーパー部331と第二幅方向テーパー部332は、互いに直交するように連設されているが、図39に示すように、曲線的に連設されるようにしてもよい。また、上記実施例では刃部材200の基部200Aの端面と指環部材300の基部300Aの端面とは、それぞれ曲面を成して形成されているが、図39に示すような平面に形成してもよい。
さらに、指環部材若しくは刃部材に設けられる凸状部は、必ずしも指環部材若しくは刃部材と一体に成型して設ける必要はなく、別部材として作製しておいて、指環部材若しくは刃部材に後から取り付けるようにしてもよい。
実施例1の理美容鋏の平面図である。 実施例1の理美容鋏を構成する刃体の平面図である。 実施例1の理美容鋏を構成する刃体の分解平面図である。 実施例1の刃体を構成する刃部材の平面図である。 実施例1の刃部材を、図4に示す矢印A方向から見た図である。 実施例1の刃部材を、図4に示す矢印B方向から見た図である。 実施例1の刃部材の底面図である。 実施例1の刃部材に形成される嵌合凹部の拡大平面図である。 実施例1の刃部材に形成される嵌合凹部の拡大斜視図である。 実施例1の刃部材に形成される嵌合凹部の拡大斜視図である。 実施例1の刃体を構成する指環部材の平面図である。 実施例1の指環部材を、図11に示す矢印D方向から見た図である。 実施例1の指環部材を、図11に示す矢印E方向から見た図である。 実施例1の指環部材に形成される嵌合舌片を平面から見た拡大斜視図である。 実施例1の指環部材に形成される嵌合舌片の拡大底面図である。 実施例1の指環部材に形成される嵌合舌片を底面から見た拡大斜視図である。 実施例1における嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する平面図である。 図17のF−F断面図である。 実施例1における凸状部を嵌入部に嵌入させる方法を説明する図である。 図17のF−F断面図であって、嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する図である。 図17のF−F断面図であって、嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する図である。 図17のF−F断面図であって、嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する図である。 図17のF−F断面図であって、嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する図である。 図17のG−G断面図であって、嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する図である。 図17のG−G断面図であって、嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する図である。 図17のG−G断面図であって、嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する図である。 実施例1における嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する平面図である。 実施例1における嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する平面図である。 実施例1における嵌合凹部と嵌合舌片との嵌合状態を説明する平面図である。 実施例2における刃部材と指環部材とを示す図である。 実施例3における刃部材と指環部材とを示す図である。 実施例4における刃部材と指環部材とを示す図である。 刃部材に形成される嵌合凹部の他の実施形態を示す拡大平面図である。 指環部材に形成される嵌合舌片の他の実施形態を示す拡大底面図である。 刃部材に形成される嵌合凹部の他の実施形態を示す拡大平面図である。 指環部材に形成される嵌合舌片の他の実施形態を示す拡大底面図である。 刃部材に形成される嵌合凹部の他の実施形態を示す拡大平面図である。 指環部材に形成される嵌合舌片の他の実施形態を示す拡大底面図である。 刃部材に形成される嵌合凹部と指環部材に形成される嵌合舌片との他の実施形態を示す拡大平面図である。 従来の理美容鋏の刃体の構成を説明する図である。
10 理美容鋏
100 刃体
200 刃部材
220 嵌合凹部
221 第一縦方向テーパー部
222 第一幅方向テーパー部
223 ネジ孔
230 嵌入部
300 指環部材
330 嵌合舌片
331 第二縦方向テーパー部
332 第二幅方向テーパー部
333 ネジ孔
340 凸状部
400 ネジ

Claims (4)

  1. 表面と裏面とを備えた刃部材と指環部材とを接合してなる刃体を2本枢着してなる理美容鋏であって、
    前記刃部材は、その基部の平面が開口して形成された嵌合凹部を有し、
    前記指環部材は、前記指環部材の基部より突出して前記嵌合凹部に嵌合可能に形成された嵌合舌片を有しており、
    前記嵌合凹部には、前記刃部材の長手方向に傾斜する第一縦方向テーパー部が形成され、
    前記嵌合舌片には、前記第一縦方向テーパー部に対応する第二縦方向テーパー部が形成され、
    前記嵌合凹部と前記嵌合舌片とをそれぞれ刃材部の長手方向に沿って反対方向に移動させて圧接させることにより、前記第一縦方向テーパー部と前記第二縦方向テーパー部とを摺接させるとともに、
    前記表面と裏面とを備えた刃部材の裏面にのみ触点が形成されることにより、前記刃材部と前記指環部材とに分離する際にも前記触点の機能が損なわれることの無いことを特徴とする理美容鋏。
  2. 表面と裏面とを備えた刃部材と指環部材とを接合してなる刃体を2本枢着してなる理美容鋏であって、
    前記刃部材は、その基部の平面が開口して形成された嵌合凹部を有し、
    前記指環部材は、前記指環部材の基部より突出して前記嵌合凹部に嵌合可能に形成された嵌合舌片を有しており、
    前記嵌合凹部には、幅方向に傾斜する第一幅方向テーパー部が形成され、
    前記嵌合舌片には、前記第一幅方向テーパー部に対応する第二幅方向テーパー部が形成され、
    前記嵌合凹部と前記嵌合舌片とを圧接させることにより、前記第一幅方向テーパー部と前記第二幅方向テーパー部とを摺接させて前記嵌合凹部と前記嵌合舌片との幅方向における位置決めと方向決めとがなされるとともに、
    前記表面と裏面とを備えた刃部材の裏面にのみ触点が形成されることにより、前記刃材部と前記指環部材とに分離する際にも前記触点の機能が損なわれることの無いことを特徴とする理美容鋏。
  3. 表面と裏面とを備えた刃部材と指環部材とを接合してなる刃体を2本枢着してなる理美容鋏であって、
    前記刃部材は、その基部の平面が開口して形成された嵌合凹部を有し、
    前記指環部材は、前記指環部材の基部より突出して前記嵌合凹部に嵌合可能に形成された嵌合舌片を有しており、
    前記嵌合凹部には、前記刃部材の長手方向に傾斜する第一縦方向テーパー部と、幅方向に傾斜する第一幅方向テーパー部とが形成され、前記第一幅方向テーパー部と前記第二幅方向テーパー部とを摺接させて前記嵌合凹部と前記嵌合舌片との幅方向における位置決めと方向決めとがなされ、かつ、
    前記嵌合舌片には、前記第一縦方向テーパー部に対応する第二縦方向テーパー部と、前記第一幅方向テーパー部に対応する第二幅方向テーパー部とが形成され、前記刃部材と前記指環部材とをそれぞれ刃材部の長手方向に沿って反対方向に移動させて前記嵌合凹部と前記嵌合舌片とを圧接させることにより、前記第一縦方向テーパー部と前記第二縦方向テーパー部とを摺接させるとともに、
    前記表面と裏面とを備えた刃部材の裏面にのみ触点が形成されることにより、前記刃材部と前記指環部材とに分離する際にも前記触点の機能が損なわれることの無いことを特徴とする理美容鋏。
  4. 前記刃部材の基部の端面若しくは前記指環部材に形成された嵌合舌片の根元近傍のいずれか一方には凸状部が形成され、他方には前記凸状部が嵌合される嵌合部が形成され、前記凸状部と前記嵌合部とを嵌合することとにより前記刃部材と前記指環部材とを接合することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の理美容鋏。
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