JPH06226559A - ミッションリテーナー組立体の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

ミッションリテーナー組立体の製造方法及びその製造装置

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JPH06226559A
JPH06226559A JP1221593A JP1221593A JPH06226559A JP H06226559 A JPH06226559 A JP H06226559A JP 1221593 A JP1221593 A JP 1221593A JP 1221593 A JP1221593 A JP 1221593A JP H06226559 A JPH06226559 A JP H06226559A
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Koki Ito
弘毅 伊藤
Yuichi Ito
裕一 伊藤
Seiji Ozeki
清司 大関
Yoshifumi Noda
善文 野田
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Chuo Hatsujo Kogyo KK
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Mazda Motor Corp
Chuo Hatsujo Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間隔を隔てて位置決めされた2つの円環状基
板のバーリングを確実且つ容易にかしめることができ、
コイルスプリングと円環状基板との組付け作業を簡素化
し得るミッションリテーナー組立体の製造方法及び製造
装置を提供する。 【構成】 第1バーリング6をかしめた後、バーリング
の内径よりも小さい外径を有し且つ弾性的に拡開できる
縦割りパンチの指状部分24を、かしめるべき第2バー
リング8に接近させる。指状部分よりも小径のピン部分
30を指状部分の割り溝26に導入し、これによって、
指状部分を拡開する。第2バーリングは、拡開する指状
部分によって押し拡げられ、かしめられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミッションリテーナー組
立体の製造方法及びその製造装置に関し、より詳細に
は、間隔を隔てて位置決めされた2つの円環状基板のバ
ーリングを確実且つ容易にかしめることができ、コイル
スプリングと円環状基板との組付け作業を簡素化するこ
とができるミッションリテーナー組立体の製造方法及び
製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2枚の円環状基板と、これら基板間に周
方向に所定の間隔を隔てて介挿された複数の圧縮コイル
スプリングとから構成されるスプリング組立体が実開平
2─96053号公報等で知られている。この種のスプ
リング組立体は、一般にミッションリテーナー又はミッ
ションリテーナー組立体と呼ばれており、実開昭63─
019461号等に記載されるように、例えば、自動変
速機の3─4クラッチや、ローリバースブレーキなどの
構成部品として使用されている。
【0003】かようなミッションリテーナー組立体は、
対向する円環状基板の内側面に夫々、周方向に間隔を隔
てて一体的に突設されたバーリングを備える。バーリン
グは、コイルスプリングの座巻部に挿入された後、かし
め具によって拡開され、バーリングの外周面と基板の内
側面とによってコイルスプリングの座巻部が挟持され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなミッション
リテーナー組立体を組付ける際、一方の基板上にコイル
スプリングの一端座巻部を係止する工程では、かしめ具
をバーリングに容易に接近させることができるので、比
較的容易にバーリングをかしめることができる。しかし
ながら、他方の基板のバーリングを位置決めし、該基板
上にコイルスプリングの他端座巻部を係止する際には、
基板間の領域にかしめ具を挿入し難い。従って、極めて
困難且つ煩雑なかしめ作業を強いられてしまう。
【0005】即ち、一般的なかしめ具は、コイルスプリ
ング及びバーリングの内側に挿入され、バーリングを拡
開するように構成されるが、かかるかしめ具は、双方の
基板が位置決めされた後には、コイルスプリング及びバ
ーリングの内側に挿入し得ず、このため、挟持装置又は
挟持具による比較的煩雑なかしめ作業を行ったり、或い
は、コイルスプリング内に挿入可能な特殊形状の治具を
用意せざるを得ない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、間隔を隔てて位
置決めされた2つの円環状基板のバーリングを確実且つ
容易にかしめることができ、コイルスプリングと円環状
基板との組付け作業を簡素化し得るミッションリテーナ
ー組立体の製造方法及びその製造装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、上
記目的を達成するために、間隔を隔てて対向する第1及
び第2円環状基板と、該第1及び第2円環状基板の間に
介挿される複数のコイルスプリングとを組付けるため
に、周方向に間隔を隔てて第1及び第2円環状基板の内
側面に夫々突設された第1及び第2バーリングをかし
め、該バーリングの外周面と前記基板の内側面との間に
前記スプリングの各座巻部を挟持するミッションリテー
ナー組立体の製造方法において、第1バーリングをかし
めた後、前記バーリングの内径よりも小さい外径を有し
且つ弾性的に拡開できる縦割りパンチの指状部分を、第
2バーリングに接近させ、該指状部分よりも小径のピン
部分によって、前記指状部分を拡開し、該指状部分によ
って前記第2バーリングを押し拡げ、該第2バーリング
をかしめることを特徴とするミッションリテーナー組立
体の製造方法を提供する。
【0008】本発明の上記構成によれば、第1バーリン
グをかしめた後、第1又は第2バーリングの中空部を介
してパンチの指状部分を第2バーリングに接近させ、該
指状部分をピン部分によって拡開し、拡開する指状部分
により、第2バーリングを押し拡げ、これをかしめるこ
とができる。本発明の好ましい実施態様によれば、前記
指状部分は、第1バーリングに挿通される。また、前記
ピン部分は、第2バーリングに挿入される尖塔部を有
し、該尖塔部は、指状部分の割り溝に導入される。
【0009】本発明の他の好ましい実施態様によれば、
前記指状部分は、第2バーリングに挿入される。また、
前記ピン部分は、第1バーリングに挿通される尖塔部を
有し、該尖塔部は、指状部分の割り溝に導入される。本
発明の更に他の好ましい実施態様によれば、前記ピン部
分は、前記指状部分の中空部内に挿入され、前記指状部
分の内側から該指状部分を拡開する。
【0010】本発明は又、上記目的を達成するために、
間隔を隔てて対向する第1及び第2円環状基板と、該第
1及び第2円環状基板の間に介挿される複数のコイルス
プリングとを組付けるために、周方向に間隔を隔てて第
1及び第2円環状基板の内側面に夫々突設された第1及
び第2バーリングをかしめるミッションリテーナー組立
体の製造装置において、前記バーリングを押し拡げるた
めに弾性的に拡開可能な指状部分を備えた縦割りパンチ
と、前記指状部分を拡開させるためのピン部分とを有
し、前記指状部分は、前記バーリングの内径よりも小さ
い外径を有し且つ割り溝を備え、前記ピン部分は、前記
指状部分と対向し、前記割り溝に導入可能な尖塔部を備
えたことを特徴とするミッションリテーナー組立体の製
造装置を提供する。
【0011】本発明の上記構成によれば、指状部分は、
一方のバーリングに挿通され、かしめるべき他方のバー
リングに接近する。ピン部分の尖塔部は、指状部分の割
り溝に導入され、指状部分を拡開し、該指状部分は、バ
ーリングを押し広げ、これをかしめる。本発明の好まし
い実施態様によれば、前記指状部分は、径方向に拡開す
る先端部を有し、該先端部は、既にかしめた第1バーリ
ングの中空部を通り、かしめるべき第2バーリングに接
近して、該第2バーリングの端部と対向する。また、前
記ピン部分は、第2バーリングに挿入され、第2バーリ
ングの中空部に位置決めされる尖塔部を備える。
【0012】本発明の他の好ましい実施態様によれば、
前記指状部分は、径方向に拡開する先端部を有し、該先
端部は、かしめるべき第2バーリングの中空部に位置決
めされる。また、前記ピン部分は、既にかしめた第2バ
ーリングに挿通され、前記指状部分の割り溝に導入され
る尖塔部を備える。本発明は更に、間隔を隔てて対向す
る第1及び第2円環状基板と、該第1及び第2円環状基
板の間に介挿される複数のコイルスプリングとを組付け
るために、周方向に間隔を隔てて第1及び第2円環状基
板の内側面に夫々突設された第1及び第2バーリングを
かしめるミッションリテーナー組立体の製造装置におい
て、前記バーリングを押し拡げるために弾性的に拡開可
能な指状部分を備えた縦割りパンチと、前記指状部分を
拡開させるためのピン部分とを有し、前記指状部分は、
前記バーリングの内径よりも小さい外径を有し、割り溝
と、軸線方向の中空部と、該中空部に形成された内側段
部とを備え、前記ピンは、前記中空部に挿入される段付
部分を有し、該段付部分は、前記中空部の段部と係合し
て前記指状部分を径方向外方に押圧する段部を備えるこ
とを特徴とするミッションリテーナー組立体の製造装置
を提供する。
【0013】本発明の上記構成によれば、指状部分は、
一方のバーリングに挿通され、かしめるべきバーリング
に接近する。ピン部分は、指状部分の中空部に挿入さ
れ、上記段部の相互係合により、内側から指状部分を拡
開し、指状部分は、バーリングを押し広げ、これをかし
める。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
について詳細に説明する。図5は、本発明の製造方法及
び製造装置によって製造されたミッションリテーナー組
立体の斜視図である。ミッションリテーナー組立体1
は、上下の円環状基板2、4と、基板2、4を相互連結
する多数のコイルスプリング10とから略構成されてい
る。基板2、4には夫々、コイルスプリング10と同数
の通し穴5が周方向に間隔を隔てて穿設されており、基
板2に形成された通し穴5の内周壁は、対向する基板4
に向かって突出し、バーリング6(図1参照)を形成し
ており、同様に、基板4の通し穴5の内周壁は、対向す
る基板2に向かって突出し、バーリング8(図1参照)
を形成している。
【0015】図1は、図5に示すミッションリテーナー
組立体の製造方法を示す概略工程図であり、図2は、図
1に示す製造方法で使用される縦割りパンチの割り溝の
配列を例示する横断面図である。図1(a)において、
円環状基板2、4が所定の間隔を隔てて配置され、筒状
のバーリング6、8が、対向する基板2、4の内側面に
一体的に突設されている。コイルスプリング10が、バ
ーリング6、8の外周面を架橋するように、基板2、4
間に介挿されており、バーリング6、8は、コイルスプ
リング10の各座巻部に挿入されている。
【0016】上方のバーリング6は、既に拡開され、か
しめられており、コイルスプリング10の上端座巻部
は、バーリング6の外周面と基板2の内側面(下面)と
の間に挟持されている。他方、下方のバーリング8は、
未だかしめられておらず、従って、かしめ作業を施す必
要がある。本例の製造方法においては、下方のバーリン
グ8をかしめるべく、昇降可能な縦割りパンチ20と、
所定位置に固定された尖塔状ピン30とが用いられる。
【0017】縦割りパンチ20は、比較的大きな径を有
する円筒状基部22と、バーリング6の内径より僅かに
小さな外径を有し、バーリング6の中空部を貫通できる
指状部分24とを備える。円筒状基部22は、昇降装置
の上位昇降板(図示せず)に固定され、該昇降板から垂
下している。基部22から下方に延びる指状部分24
は、弾性変形可能な金属より製作されるとともに、割り
溝26によって分割されており、先端部分が径方向に弾
性的に拡開し得る。割り溝26は、図2(a)乃至
(c)に示す如く、直径方向に横断する単一の割り溝
(図2a)、直角に半径方向に延びる4つの割り溝(図
2b)、或いは、120度の角度をなして半径方向に延
びる3つの割り溝(図2c)などの各種配列のものを採
用し得る。また、指状部分24の先端部には、テーパ2
8が付けられており、指状部分24は、ピン30の尖塔
部32を円滑に受入れ、これを割り溝26内に案内する
ことができる。
【0018】尖塔状ピン30は、バーリング8内に挿入
できる金属製の円筒状部材であり、バーリング8の内径
に略相応する外径を有する。ピン30の先端部には、上
記テーパ28に係合する尖塔部32が形成される。ピン
30は、昇降装置の下位基盤(図示せず)に植設されて
おり、該基盤から上方に突出し、指状部分24と対向す
る。
【0019】図1(a)に示す如く、かしめ作業を施す
べきバーリング8に尖塔状ピン30が挿入されるととも
に、既にかしめられたバーリング6を貫通して、縦割り
パンチ20の指状部分24が挿通される。図1(b)に
示す如く、指状部分24は降下され、ピン30の尖塔部
32は、指状部分24のテーパ28と係合し、割り溝2
6内に導入される。指状部分24は、尖塔部32によっ
て拡開されつつ、降下し、この結果、指状部分24の先
端部はバーリング8の上端部に衝合し、これを外方且つ
下方に押圧してバーリング8を押し拡げる。かくしてバ
ーリング8はかしめられ、バーリング8の外周面と基板
4の内側面(下面)との間に、コイルスプリング10の
下端座巻部が挟持される。
【0020】このように上記製造方法によれば、バーリ
ング6に縦割りパンチ20の指状部分24が挿通される
とともに、バーリング8に尖塔状ピン30が挿入され
る。指状部24は降下されつつ、尖塔状ピン30により
拡開され、指状部24の先端部にてバーリング8はかし
められる。かくして、上記製造方法によれば、既に位置
決めされた2つの基板2、4間にかしめ手段を挿入し、
両基板2、4間に位置するバーリング8を確実且つ容易
にかしめることができる。なお、上方に位置する基板2
のバーリング6は、基板4を位置決めする前に従来のか
しめ具を用いてかしめることができるが、縦割りパンチ
20及びピン30を用いてかしめても良い。
【0021】図3は、上記製造方法に用いられるパンチ
及びピンの他の実施例を示す側面図である。なお、図1
に示す実施例の構成要素と実質的に同一又は同等の構成
要素については、同じ参照符号が付されている。本例の
縦割りパンチ及びピンにおいては、縦割りパンチ20が
昇降装置の下位基盤40に固定され、ピン30が、昇降
装置の上位昇降板(図示せず)に取付けられる。
【0022】縦割りパンチ20は、下位基盤40に固定
された基部22と、基部22から上方に延びる比較的小
径の指状部分24とを備えている。指状部分24の上端
部に、拡大先端部27が形成され、先端部27の外径
は、バーリング8の内径よりも僅かに小径に設定されて
いる。指状部分24は、弾性変形可能な金属により製作
されるとともに、縦方向に延びる割り溝26によって分
割されており、先端部27は、径方向に弾性的に拡開し
得る。先端部27は、基盤40の上面から僅かに上方に
突出し、バーリング8の中空部内に挿入される。
【0023】ピン30は、昇降装置の上位昇降板(図示
せず)に固定された比較的大きな径の基部34と、基部
34から下方に延びる小径のピン部分36とを備え、ピ
ン部分36は、下端に尖塔部32を有する。尖塔部32
は、パンチ20の先端部27に形成されたテーパ28に
係合し、割り溝26内に円滑に導入されるように縮径し
ている。
【0024】昇降装置によってピン30が降下されるこ
とにより、ピン部分36は、パンチ20の先端部27を
拡開し、先端部27の外周に形成された突出部分27a
が、バーリング8を外方に押圧し、バーリング8を押し
拡げる。かくしてバーリング8はかしめられ、バーリン
グ8の外周面と基板4の内側面(上面)との間に、コイ
ルスプリング10の下端座巻部が挟持される。
【0025】図4は、上記製造方法に用いられるパンチ
及びピンの更に他の実施例を示す側面図である。なお、
図1に示す実施例の構成要素と実質的に同一又は同等の
構成要素については、同じ参照符号が付されている。本
例の縦割りパンチ及びピンにおいては、縦割りパンチ2
0及びピン30が、昇降装置の上位昇降板(図示せず)
に設けられたパンチホルダー42に保持される。
【0026】縦割りパンチ20は、パンチホルダ42に
取付けられた基部22と、基部22から縮径段部23を
介して下方に延びる比較的小径の指状部分24とを有す
る。また、基部22の上端部にフランジ部21が形成さ
れ、フランジ部21は、パンチホルダ42の中空部44
内で上方に移動できる。中空部44内に圧縮スプリング
46が配置され、圧縮スプリング46は、フランジ部2
1の上面と、ピン30の上位フランジ部38との間に初
期応力下に介挿されている。
【0027】パンチ20は全体的に中空に形成され、上
下方向に貫通する軸線方向の中空部25を有する。ま
た、指状部分24は、上下方向に延びる割り溝26を有
し、弾性的に拡開できる。ピン30は、パンチ20の中
空部25内に挿入されており、上位フランジ部38から
下方に延びる基部34と、基部34から下方に延びる比
較的小径のピン部分37とを備えている。上位フランジ
部38は、パンチホルダ42に上部に形成されている。
基部34は、基部22の内径と実質的に同じ外径を有
し、ピン部分37は、指状部分24の内径と実質的に同
じ外径を有する。基部34とピン部分37との連接部に
は、拡径段部が形成され、該段部は、縮径段部23の内
側傾斜面23aと相補する円錐状のテーパ面33を備え
る。
【0028】パンチホルダ42の降下により、パンチ2
0及びピン30は降下され、図1に示す実施例と同様
に、既にかしめられた上方のバーリング(6)に挿通さ
れる。パンチ20の先端部に形成されたテーパ面29
が、かしめるべき下方のバーリング(8)に衝合し、パ
ンチ20の降下が阻止されると、圧縮スプリング46が
圧縮される。この結果、ピン30がパンチ20に対して
相対的に降下し、ピン30のテーパ面33が傾斜面23
aと摺接し、これを外方に押圧する。かくして、指状部
分24は拡開され、バーリング(8)を押し拡げ、これ
をかしめる。
【0029】このように上記実施例に係る製造装置は、
バーリング8を押し拡げて、バーリング8をかしめる縦
割りパンチ20と、縦割りパンチ20を拡開させるピン
30とを備えている。パンチ20は指状部分24を備
え、指状部分24は、バーリング8に接近すべく、バー
リング6、8の内径よりも小さな外径を有する。また、
ピン30は、パンチ20よりも小さな外径を有し、縦割
りパンチ20を径方向に拡開させる部分32、33、3
6、37を有する。このように構成された上記製造装置
によれば、既に位置決めされた2つの基板2、4間にか
しめ手段を挿入し、両基板2、4間に位置するバーリン
グ8を確実且つ容易にかしめることができる。
【0030】
【効果】上記構成のミッションリテーナー組立体の製造
方法及び製造装置によれば、一方のバーリングをかしめ
た後、ピン部分によって拡開される指状部分により、他
方のバーリングを押し拡げ、これをかしめることができ
る。従って、本発明によれば、間隔を隔てて位置決めさ
れた2つの円環状基板のバーリングを確実且つ容易にか
しめることができ、コイルスプリングと円環状基板との
組付け作業を簡素化し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るミッションリテーナー組
立体の製造方法を示す概略工程図である。
【図2】図1に示す製造方法で使用される縦割りパンチ
の割り溝の配列を例示する横断面図である。
【図3】本発明の製造方法に用いられるパンチ及びピン
の他の実施例を示す側面図である。
【図4】本発明の製造方法に用いられるパンチ及びピン
の更に他の実施例を示す側面図である。
【図5】本発明の製造方法及び製造装置によって製造さ
れたミッションリテーナー組立体の斜視図である。
【符号の説明】
1 ミッションリテーナー組立体 2、4 円環状基板 5 通し穴 6、8 バーリング 10 スプリング 20 縦割りパンチ 23 縮径段部 23a 内側傾斜面 24 指状部分 26 割り溝 30 ピン 32 尖塔部 33 テーパ面 36、37 ピン部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大関 清司 大分県日田市大字十二町503番地 中央発 条工業株式会社内 (72)発明者 野田 善文 大分県日田市大字十二町503番地 中央発 条工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を隔てて対向する第1及び第2円環
    状基板と、該第1及び第2円環状基板の間に介挿される
    複数のコイルスプリングとを組付けるために、周方向に
    間隔を隔てて第1及び第2円環状基板の内側面に夫々突
    設された第1及び第2バーリングをかしめ、該バーリン
    グの外周面と前記基板の内側面との間に前記スプリング
    の各座巻部を挟持するミッションリテーナー組立体の製
    造方法において、 第1バーリングをかしめた後、前記バーリングの内径よ
    りも小さい外径を有し且つ弾性的に拡開できる縦割りパ
    ンチの指状部分を、第2バーリングに接近させ、該指状
    部分よりも小径のピン部分によって、前記指状部分を拡
    開し、該指状部分によって前記第2バーリングを押し拡
    げ、該第2バーリングをかしめることを特徴とするミッ
    ションリテーナー組立体の製造方法。
  2. 【請求項2】 間隔を隔てて対向する第1及び第2円環
    状基板と、該第1及び第2円環状基板の間に介挿される
    複数のコイルスプリングとを組付けるために、周方向に
    間隔を隔てて第1及び第2円環状基板の内側面に夫々突
    設された第1及び第2バーリングをかしめるミッション
    リテーナー組立体の製造装置において、 前記バーリングを押し拡げるために弾性的に拡開可能な
    指状部分を備えた縦割りパンチと、前記指状部分を拡開
    させるためのピン部分とを有し、前記指状部分は、前記
    バーリングの内径よりも小さい外径を有し且つ割り溝を
    備え、前記ピン部分は、前記指状部分と対向し、前記割
    り溝に導入可能な尖塔部を備えたことを特徴とするミッ
    ションリテーナー組立体の製造装置。
  3. 【請求項3】 間隔を隔てて対向する第1及び第2円環
    状基板と、該第1及び第2円環状基板の間に介挿される
    複数のコイルスプリングとを組付けるために、周方向に
    間隔を隔てて第1及び第2円環状基板の内側面に夫々突
    設された第1及び第2バーリングをかしめるミッション
    リテーナー組立体の製造装置において、 前記バーリングを押し拡げるために弾性的に拡開可能な
    指状部分を備えた縦割りパンチと、前記指状部分を拡開
    させるためのピン部分とを有し、前記指状部分は、前記
    バーリングの内径よりも小さい外径を有し、割り溝と、
    軸線方向の中空部と、該中空部に形成された内側段部と
    を備え、前記ピンは、前記中空部に挿入される段付部分
    を有し、該段付部分は、前記中空部の段部と係合して前
    記指状部分を径方向外方に押圧する段部を備えることを
    特徴とするミッションリテーナー組立体の製造装置。
JP01221593A 1993-01-28 1993-01-28 ミッションリテーナー組立体の製造方法及びその製造装置 Expired - Lifetime JP3288458B2 (ja)

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