JPH06226364A - プレス成形品の製造方法 - Google Patents

プレス成形品の製造方法

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JPH06226364A
JPH06226364A JP5032578A JP3257893A JPH06226364A JP H06226364 A JPH06226364 A JP H06226364A JP 5032578 A JP5032578 A JP 5032578A JP 3257893 A JP3257893 A JP 3257893A JP H06226364 A JPH06226364 A JP H06226364A
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JP
Japan
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press
cutting
sheet metal
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plate
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Masaaki Miura
正昭 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス加工時に複数枚の板材を突き合わせて
接合したプレス用ブランク材の接合部への応力集中を防
いで割れの発生を防止するとともに、積み重ねた状態で
の材料だれを抑制できるプレス成形品の製造方法を提供
することである。 【構成】 切断板材1の波形切断線に形成された下辺1
Bの所定位置に、同じく波形切断線に形成された切断板
材21の上辺21Aと、反転させた切断板材22の下辺22Bと
を溶接し、同様に波形切断線に形成された切断板材21の
下辺21Bと、切断板材22の上辺22Aとを切断板材3の波
形切断線に形成された上辺3Aの所定位置に溶接して、
中央に開口4を有するプレス用ブランク材5を形成し、
このプレス用ブランク材5をプレス成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同じ板厚、或いは板厚
及び種類の異なるブランク材を接合してプレス用ブラン
ク材を形成して、プレス用ブランク材をプレス成形する
プレス成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス成形品の寸法形状等の関係
から、同じ板厚、または種類の異なる(例えば、メッキ
等の表面処理の有無)ブランク材、或いは板厚の異なる
ブランク材を複数枚突き合わせ、レーザー溶接等で接合
してプレス用ブランク材を形成し、プレス用ブランク材
を絞り成形等のプレス加工することが行われている。
【0003】例えば、実開昭64− 10325号公報には、複
数のブランク材を突き合わせ溶接で接合して成るプレス
用ブランク材において、溶接線を含み、プレス成形時に
伸びてフランジ部となるコーナ部を円弧状に切り取るこ
とにより、溶接線を含むコーナ部への応力集中を防ぐも
のが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプレス成形品の製造方法においては、板厚の異なる
ブランク材を突き合わせて接合してプレス用ブランク材
を形成した場合に、多数のプレス用ブランク材を積み重
ねておくと、図3(b)に示されるように、板厚の薄い
部分の自由端側が下方に垂れ下がって変形する材料だれ
を生じるために、プレス加工しにくくなり、扱いが面倒
になるという問題があった。また、プレス加工する際
に、プレス用ブランク材の接合部に応力集中して割れが
発生する恐れがあり、割れの有無のばらつきが大きいた
めに生産性が低下するという問題があった。
【0005】本発明の目的は、プレス加工時に複数枚の
板材を突き合わせて接合したプレス用ブランク材の接合
部への応力集中を防いで割れの発生を防止するととも
に、積み重ねた状態での材料だれを抑制できるプレス成
形品の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプレス成形品の製造方法は、帯状ブランク材
を波形切断線をもって切断し、各切断板材の波形切断線
を合致させて接合してプレス用ブランク材を形成し、該
プレス用ブランク材をプレス成形するものである。ま
た、厚さの異なる切断板材を接合してプレス用ブランク
材を形成するものである。
【0007】
【作用】各切断板材の波形切断線を合致させて接合して
いるために、接合線が長大となって接合力が大きくなる
とともに、接合作業時の位置合わせが容易確実になり、
接合部の応力集中を分散させて割れの発生を防止する。
また、ストック時等の積み重ね状態において、板厚の薄
い部分の自由端側に生じる材料だれ量を抑制し、取扱が
容易になる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図を参照して説明する。図
2において、板厚及び種類が異なる帯状のブランク材を
所定の寸法に切断して形成された複数の切断板材1,
2,3を接合してプレス用ブランク材を形成する場合、
各切断板材1,2,3における少なくとも互いに接合さ
れる辺が波形に切断されている。これは、帯状ブランク
材の長手方向両側縁を予め波形切断線として形成してお
くことにより、容易に実現できる。例えば、切断板材1
は板厚0.6 mmのメッキ鋼板から成るブランク材、切断板
材2は板厚1.2 mmの非メッキ鋼板から成るブランク材、
切断板材3は板厚0.7 mmのメッキ鋼板から成るブランク
材から所定寸法(略矩形)に切断されており、各切断板
材1,2,3の図2における上辺1A,2A,3A及び
下辺1B,2B,3Bがそれぞれ波形切断線に形成され
ている。切断板材2は中央部で斜めに切断されて略台形
の2枚の切断板材21,22とが形成される。
【0009】接合時には、図1に示す如く、切断板材1
の波形切断線に形成された下辺1Bの所定位置に、同じ
く波形切断線に形成された切断板材21の上辺21Aと、反
転させた切断板材22の下辺22Bとを溶接し、同様に波形
切断線に形成された切断板材21の下辺21Bと、切断板材
22の上辺22Aとを切断板材3の波形切断線に形成された
上辺3Aの所定位置に溶接して、中央に開口4を有する
プレス用ブランク材5を形成し、このプレス用ブランク
材5をプレス成形する。
【0010】この構成によると、波形切断線を合致させ
ることにより、溶接する際の位置合わせが容易になると
ともに、互いの位置ずれを生じる恐れがなく、位置決め
を確実に行うことができる。また、接合線が長くなるか
ら接合力が大きくなるとともに、ブレス成形する際に、
接合部に作用する成形力、特にプレス用ブランク材5の
開口4の四隅に作用する成形力が、矢印F1 とF2 、F
3 とF4 、F5 とF6 、F7 とF8 でそれぞれ示すよう
に、接合部を斜めに開く方向に作用するのに対して接合
面を直角に位置させることができるから、応力集中を防
ぎ、割れの発生を防止できる。さらに、図3(a)に示
す如く、板厚の厚い切断板材(ここでは切断板材21,2
2)に接合された薄い切断板材(ここでは切断板材1)
が接合部において、波形切断線の山と谷との間で薄い切
断板材(切断板材1)が板厚の厚い切断板材(切断板材
21,22)に保持される形になり、図3(b)に示す従来
のものに較べて、ストック時等の積み重ね状態において
薄い切断板材(切断板材1)の材料だれを生じる範囲w
が狭くなる(従来品はw0 )とともに、自由端に生じる
材料だれの量sが小さくなって(従来品はs0 )プレス
加工時の取扱が容易になる。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。波形切断線を
合致させることにより、溶接する際の位置合わせが容易
になるとともに、互いの位置ずれを生じる恐れがなく、
位置決めを確実に行うことができる。また、接合線が長
くなるから接合力が大きくなるとともに、ブレス成形す
る際に、接合部に作用する成形力に対して接合面を直角
に位置させることができるから、応力集中を防ぎ、割れ
の発生を防止できる。積み重ね状態において薄い切断板
材の材料だれを生じる範囲が狭くなるとともに、自由端
に生じる材料だれの量が小さくなってプレス加工時の取
扱が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るプレス用ブランク材
の平面図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る切断板材の平面図で
ある。
【図3】 本発明に係るプレス用ブランク材と従来のプ
レス用ブランク材の比較用側面図である。
【符号の説明】
1,2,3,21,22 切断部材 1A,2A,3A 波形切断線(上辺) 1B,2B,3B 波形切断線(下辺)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形品の製造方法であって、帯状
    ブランク材を波形切断線をもって切断し、各切断板材の
    波形切断線を合致させて溶接してプレス用ブランク材を
    形成し、該プレス用ブランク材をプレス成形することを
    特徴とするプレス成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 厚さの異なる切断板材を接合してプレス
    用ブランク材を形成することを特徴とする請求項1記載
    のプレス成形品の製造方法。
JP03257893A 1993-01-29 1993-01-29 プレス成形品の製造方法 Expired - Fee Related JP3297123B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007021501A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Topre Corp 深絞り成形方法

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