JPH0622623U - 軸受支持構造 - Google Patents

軸受支持構造

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JPH0622623U
JPH0622623U JP5921092U JP5921092U JPH0622623U JP H0622623 U JPH0622623 U JP H0622623U JP 5921092 U JP5921092 U JP 5921092U JP 5921092 U JP5921092 U JP 5921092U JP H0622623 U JPH0622623 U JP H0622623U
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勲 宮家
一志 ▲吉▼村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄板枠体に設けた軸受間に架設した回転軸に
対して、その軸受が斜めにならない軸受支持構造を提供
する。 【構成】 薄板枠体40,43の軸受支持穴の周囲に軸
受12,13の側面を支持する支持部44a,44b,
44cを潰し加工により成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金融機器、印刷機器等の媒体搬送路に用いられる薄板枠体の軸受支 持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金融機器、印刷機器等の媒体搬送路に用いられる薄板枠体(以後枠体と 記す)の軸受支持構造は種々開発されてきている。 図4は従来例による薄板枠体の軸受支持構造を示す外観斜視図である。1点鎖 線で示した媒体1は図示せぬ駆動源により回転するローラ2により走行ガイド面 3に沿って走行する。走行ガイド面3は薄い板金等からなる枠体4,5に架設し てある。すなわち、走行ガイド面3を有する走行部材6に直角な締結曲げ部とし てのフランジ部材7,8を枠体4,5にねじ9,10で固着してある。ローラ2 を固着した軸11は枠体4,5に設けた軸受12,13に回転自在に軸支される とともに軸受12,13の一方の側面に当接する軸抜け防止用の止め輪14が設 けてある。軸受12,13は枠体4,5の軸受支持穴に嵌め合せ、他方の側面を フランジ部材7,8に当接してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の軸受支持構造にあっては、軸受の一方の側面は軸に取付けた止め輪で規 制されており、他方の側面はフランジ部材に対して片当て状態なのでフランジ部 材の曲げ精度やねじの締付力により、軸受が軸に対して斜めに取付くことがあり 、軸と軸受との間に無理な負荷がかかることによって長期運用に際して、軸受破 損や軸破損という事故につながる危険があった。 本考案は薄板枠体に設けた軸受間に架設した回転軸に対して、軸受が斜めにな らない軸受支持構造を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本考案の軸受支持構造においては、軸受支持穴の周 囲に軸受の側面を支持する支持部を複数形成したものである。
【0005】
【作用】
上記のように構成された軸受支持構造の軸受支持穴に軸受を嵌め合せると、軸 受の側面は軸受支持穴の周囲に形成した複数の支持部に支持される。 従って、軸受は軸に対して斜めにならず、軸受と軸との間に無理な負荷をかけ ない軸受支持構造を提供できるのである。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。なお、各図面に共通 な要素には同一符号を付す。 図3は模式的に示した二金種の紙幣の支払いが可能な紙幣自動支払い装置の概 略側面図である。紙幣自動支払い装置20の筐体21は正面に出金口22を設け 、内部には支払い機構部23が設けてある。又、背面には後部扉24が設けてあ る。この他、図示していないが筐体21の正面には、顧客に暗証番号や支払い要 求金額等の入力操作を行わせるための複数のキーから成る入力操作部、顧客の入 力操作の誘導表示や情報表示等を行う表示部等が設けられており、筐体内部には 前記表示部の表示に対応する音声を出力する音声発生機、カードリーダ/ライタ (以下カードR/W)、レシート印字機、電源機構、及び装置全体を制御する制 御部等が設けられている。
【0007】 支払い機構部23は以下の構成要素を備ている。シャッタ25は出金口22に 開閉可能に設けられ、このシャッタ25の近傍には紙幣集積用のステージ26が 配置されてある。ステージ26は通常は水平の状態に配置されていて、必要に応 じて一端を中心に下方へ回動し得るようになっている。 集積用ローラ27はステージ26の一端に配置され、出金用の紙幣を収納した 第一の金庫28及び第二の金庫29は後部扉24側に上下二段に配置され、各々 後部扉24を開いた後、支払い機構部23の後方へ引き出して取り外せるように なっている。ここで第一の金庫28は千円用であり、第二の金庫29は万円用で ある。 繰出手段30,31はそれぞれ第一の金庫28,第二の金庫29の紙幣繰り出 し口に設けられ、紙幣を繰り出すピックアップローラ30a,31a、ピックア ップローラ30a,31aにより繰り出された紙幣を後述する搬送路に送り出す フィードローラ30b,31b,及び紙幣が二枚以上繰り出された場合に第二枚 目以下の紙幣を送り戻すリバースローラ30c,31c等により構成されている 。
【0008】 搬送路32a,32b,32c,32dは紙幣を挟持して搬送する搬送ベルト 及びローラ等から成り、繰出手段30,31と集積用ローラ27とを接続してい る。 リジェクト金庫33はステージ26の直下に配置され、リジェクト金庫33の 上部の開口部側に配置されたフルセンサ34は紙幣のFULL状態を検出する。 ここでリジェクト金庫33は支払い機構部23の側方から取り外すことができ るようになっているが、実際の運用において支払い機構部23からのリジェクト 金庫33の取り外しは、後部扉24を開いて支払い機構部23を筐体21の後方 へ引き出した後に行うものとなっている。 尚、図示していないが支払い機構部23の搬送路32a〜32dには紙幣の搬 送状態を監視するセンサ、及び紙幣の金種鑑別や計数等を行う鑑別部が設けられ ており、これらのセンサや鑑別部及び図示しない操作部等からの情報に基づいて シャッタ25、ステージ26、繰出手段30,31及び搬送路32a〜32d等 の動作が図示しない制御部により制御されるようになっている。
【0009】 次に、上述した構成の動作を簡単に説明する。 まず、顧客が図示しないカード挿入口からカードを挿入して、操作部のキーを 押下することにより、暗証番号や支払い要求金額等の情報を入力すると、千円用 である第1の金庫28及び万円用である第2の金庫29から各々繰出手段30, 31により紙幣が一枚づつ分離されて順に繰り出され、繰り出された紙幣は搬送 路32a〜32dにより搬送されて集積用ローラ27によりステージ26上に集 積される。 そして、ステージ26上に顧客が要求した金額及び枚数の紙幣が集積され、図 示しない手段によりシャッタ25が開き、出金口22から顧客にステージ26上 の紙幣を取り出させる。 一方、前記搬送路32a〜32dにおいて、紙幣の搬送異常が検出された場合 、あるいは金種鑑別や計数不能な紙幣があった場合、これらの異常紙幣がステー ジ26上に集積された後、図示しない手段によりステージ26が下方に回転し、 既に集積されていた正常紙幣と共に前記異常紙幣がリジェクト金庫33内に落下 して収納される。 その後、ステージ26は元の水平な姿勢に戻され、再度紙幣の繰り出し,搬送 ,及びステージ26上への集積が行われて、上述と同様に顧客に支払われる。 また、シャッタ25が開いても顧客による紙幣の取り出しが行われなかった場 合、つまり顧客が紙幣を取り忘れた場合は、一定時間経過後シャッタが閉じ、ス テージ26が下方に回転して、取り忘れの紙幣がリジェクト金庫33内に収納さ れる。
【0010】 図1は破断部を含む搬送路の詳細図である。本図は従来技術で示した図4に相 当し、走行ガイド面等は省略してある。又、図2は図1の矢印A方向から見た軸 受支持穴の詳細図である。 本実施例が従来技術と大きく異なるところは軸受12,13を支持する軸受支 持穴の構造である。 すなわち、図2に示すように枠体40の軸受支持穴41の周囲には軸受13の 側面を受ける支持部42a,42b,42cが中心部に向って設けてある。枠体 43にも同様に支持部44a,44b,44cが設けてある。本実施例では支持 部をプレスによる潰し加工で設ける。
【0011】 このように構成された軸受支持構造の軸受支持穴に軸受を嵌め合せると、軸受 の側面は軸受支持穴の周囲に設けた複数の支持部に支持される。 従って、軸受は軸に対して斜めにならず、軸受と軸との間に無理な負荷をかけ ない軸受支持構造を提供できる。
【0012】 なお、本実施例では支持部を潰し加工により設けたが、軸受支持穴の周囲から 中心部に向けて段曲げ状の支持部を設けてもよい。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように構成されているので以下に記載される効果を奏す る。 軸受を軸受支持穴の周囲に設けた複数の支持部で支持するようにしたことによ り、軸受は軸に対して斜めにならず、長期運用しても軸受破損や軸破損という事 故を起す危険がなくなる。 又、支持部は潰し加工等により枠体に成形するので廉価で曲げ応力に対して耐 力を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】破断部を含む搬送路の詳細図である。
【図2】軸受支持穴の詳細図である。
【図3】模式的に示した紙幣自動支払装置の概略側面図
である。
【図4】従来例の軸受支持構造を示す外観斜視図であ
る。
【符号の説明】
20 紙幣自動支払装置 41 軸受支持穴 42a,42b,42c,44a,44b,44c
支持部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板枠体の軸受支持穴に軸受を嵌め合せ
    る軸受支持構造において、 上記軸受支持穴の周囲に上記軸受の側面を支持する支持
    部を複数形成したことを特徴とする軸受支持構造。
  2. 【請求項2】 上記支持部は上記軸受支持穴の周囲に潰
    し加工により設けた請求項1記載の軸受支持構造。
JP1992059210U 1992-08-24 1992-08-24 軸受支持構造 Expired - Fee Related JP2580252Y2 (ja)

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JPH0622623U true JPH0622623U (ja) 1994-03-25
JP2580252Y2 JP2580252Y2 (ja) 1998-09-03

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56168621U (ja) * 1980-05-16 1981-12-12
JPH0410122U (ja) * 1990-05-18 1992-01-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56168621U (ja) * 1980-05-16 1981-12-12
JPH0410122U (ja) * 1990-05-18 1992-01-28

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JP2580252Y2 (ja) 1998-09-03

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