JPH06225972A - パチンコ玉の貸出及び計数装置 - Google Patents

パチンコ玉の貸出及び計数装置

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JPH06225972A
JPH06225972A JP1615893A JP1615893A JPH06225972A JP H06225972 A JPH06225972 A JP H06225972A JP 1615893 A JP1615893 A JP 1615893A JP 1615893 A JP1615893 A JP 1615893A JP H06225972 A JPH06225972 A JP H06225972A
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pachinko
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JP1615893A
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English (en)
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Makoto Okazaki
誠 岡崎
Naoto Ozaki
直人 尾崎
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Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコゲーム機が打止にされたときの遊技
者側の獲得パチンコ玉が遊技に再利用されることに起因
したパチンコゲーム機の利益率の低下を未然に防止する
こと。 【構成】 パチンコゲーム機1での獲得パチンコ玉は、
下皿5から案内管6を介して玉貸機8内に流入し、内部
の玉計数器により計数され、その計数値の累計データが
表示器26に表示される。制御回路装置9は、放出スイ
ッチ27のオン操作時には、パチンコゲーム機1が打止
状態及び特賞状態にないことを前提に、表示器26の表
示値の範囲内のパチンコ玉を玉貸機8からノズル16を
通じて上皿2へ供給すると共に、表示器26の表示値を
上記供給パチンコ玉数相当値だけ減少させる。制御回路
装置9は、発券スイッチ28のオン操作時には、表示器
26の表示値に応じて景品玉数データを記録したレシー
トをプリンタ25を通じて発券すると共に、表示器26
の表示内容を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコゲーム機と1
対1で対応して設置されてパチンコ玉の貸出動作及び遊
技者の獲得パチンコ玉の計数動作を行うパチンコ玉の貸
出及び計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコホールにおいては、遊技者が獲
得したパチンコ玉を計数するための計数装置を、パチン
コホール内の景品交換カウンタ或いは1群のパチンコゲ
ーム機から成る所謂島の端に設置することが行われてい
るが、これでは獲得パチンコ玉を比較的長い距離運搬す
る必要があるため、特に多量の獲得パチンコ玉がある場
合には遊技者にとって大きな負担になる虞があった。
【0003】そこで、出願人は、遊技者により投入され
たパチンコ玉を計数する計数器を各パチンコゲーム機と
1対1で対応させた状態で設けると共に、その計数器の
計数値を記録した預り券を発行する発券機を設け、景品
交換時には上記預り券を景品交換カウンタへ持参すれば
済む構成とすることを考えている。また、このような構
成とする場合には、計数器により一旦計数させたパチン
コ玉を遊技に使用することを可能にするために、パチン
コゲーム機に隣接して設けられた玉貸機に対して、当該
計数器による計数値の範囲内でパチンコ玉を放出する機
能を付加することが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的にパチンコホー
ルにおいては、パチンコゲーム機が打止状態となったと
きには、そのときの獲得パチンコ玉を利用した遊技を禁
止すると共に当該獲得パチンコ玉を一旦景品と交換する
ように強制しており、これにより多量の獲得パチンコ玉
を利用した遊技が無闇に長く継続されてパチンコゲーム
機の利益率が低下する事態を未然に防止することが行わ
れている。
【0005】ところが、前述したような構成を採用した
場合には、計数器により一旦計数させたパチンコ玉を何
時でも玉貸機から放出させることが可能であるため、打
止発生時において計数器により一旦計数させたパチンコ
玉を利用した遊技が行われる可能性が大であり、上記構
成を採用する場合にはパチンコゲーム機の利益率の低下
を防止するための何らかの対策が必要であった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、遊技者が獲得したパチンコ玉を計数
するための玉計数器をパチンコゲーム機の近傍に設置す
ると共に、その玉計数器の計数値の範囲内の数のパチン
コ玉をパチンコゲーム機に対応して設けられた玉貸機か
ら放出できるように構成したものでありながら、パチン
コゲーム機が打止にされたときの遊技者側の獲得パチン
コ玉が遊技に再利用されることを効果的に防止すること
ができて、パチンコゲーム機の利益率の低下を未然に防
止できるようになるパチンコ玉の貸出及び計数装置を提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、貨幣の投入及び外部からの玉放出指令に基
づいて所定個数のパチンコ玉を放出する玉貸機を、パチ
ンコゲーム機と1対1で対応した状態で設置し、この玉
貸機に対応された玉放出指令スイッチと、前記玉貸機と
1対1で対応した位置にパチンコ玉を投入可能に設置さ
れて投入されたパチンコ玉を計数する玉計数器と、この
玉計数器による計数値を逐次累算した数値を表示する表
示器と、この表示器に対応された返却スイッチとを備え
た上で、前記玉放出指令スイッチが操作されたときに、
前記表示器の表示数値が所定値以上あること並びに対応
するパチンコゲーム機が打止状態にないことを条件に玉
放出指令を発生して前記玉貸機に与えることにより当該
玉貸機からパチンコ玉を放出させると共に、上記表示器
の表示数値を玉貸機による放出パチンコ玉数だけ減少さ
せる玉放出制御手段を設け、さらに、前記返却スイッチ
が操作されたときに、前記表示器の表示数値が設定下限
値以上あることを条件に前記表示器の表示数値若しくは
当該表示数値に応じた景品玉数データを記憶して成る記
録媒体を発行すると共に、上記表示器の表示数値を上記
景品玉数データ相当値だけ減少させる発行手段を設ける
構成としたものである。
【0008】また、パチンコゲーム機が、所定の条件が
成立したときに入賞率を大幅に高めた特賞状態を呈する
構成のものであった場合には、前記玉放出制御手段を、
前記パチンコゲーム機が特賞状態にある期間には前記玉
放出指令スイッチの操作を無効化する構成としても良い
ものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載のパチンコ玉の貸出及び計数装
置においては、遊技者が、玉貸機ひいてはパチンコゲー
ム機と1対1で対応した位置に設置された玉計数器にパ
チンコ玉を投入すると、投入パチンコ玉が当該玉計数器
により計数されると共に、表示器が上記計数値を逐次累
算した数値を表示するようになる。従って、遊技者は、
上記表示器による表示内容に基づいて玉計数器により計
数させたパチンコ玉の合計を知ることができる。このよ
うに玉計数器に一旦計数させたパチンコ玉の返却を受け
て遊技に供する場合には、玉放出指令スイッチを操作す
る。すると、玉放出制御手段が、前記表示器の表示数値
が所定値以上あること並びに対応するパチンコゲーム機
が打止状態にないことを条件に玉放出指令を発生して前
記玉貸機に与えることにより当該玉貸機からパチンコ玉
を放出させると共に、上記表示器の表示数値を玉貸機に
よる放出パチンコ玉数だけ減少させるようになるから、
このように放出されたパチンコ玉を利用して遊技を行う
ことができる。この場合、パチンコゲーム機が打止状態
にあったときには、玉貸機からパチンコ玉が放出される
ことがないから、パチンコゲーム機が打止にされたとき
の遊技者側の獲得パチンコ玉が遊技に再利用されること
が効果的に防止されるようになる。
【0010】一方、遊技者がパチンコゲーム機での遊技
を終了するときには、返却スイッチを操作する。する
と、発行手段が、前記表示器の表示数値が設定下限値以
上あることを条件に前記表示器の表示数値若しくは当該
表示数値に応じた景品玉数データを記憶して成る記録媒
体を発行すると共に、表示器の表示数値を上記景品玉数
データ相当値だけ減少させるようになるから、遊技者は
上記のように発行された記録媒体を景品交換場所に提示
することにより景品の払い出しを受ける。
【0011】請求項2に記載のパチンコ玉の貸出及び計
数装置においては、パチンコゲーム機が特賞状態にある
期間、つまりパチンコゲーム機の入賞率が大幅に高くな
って遊技に供するためのパチンコ玉が不足する虞がない
期間には、玉放出指令スイッチが操作された場合でもそ
の操作が玉放出制御手段によって無効化されるから、玉
貸機によるパチンコ玉放出動作が無駄に行われてしまう
虞がなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
5を参照しながら説明する。図1において、パチンコゲ
ーム機1は、その上皿2内のパチンコ玉を電動式の玉発
射機構3を通じて盤面4へ発射する構成となっている。
上記盤面4には、アウト孔4aの他に、例えば3桁の数
字列を備えたルーレット4b、通常の入賞孔4c群、電
気役物4dを備えた特賞用入賞孔4e、スタート入賞孔
4f群が設けられている。
【0013】この場合、ルーレット4bは、スタート入
賞孔4fにパチンコ玉が入賞するのに応じて動作開始さ
れると共に、この後に所定時間が経過したときに停止さ
れるものであり、停止時における各桁の数字が特定の組
み合わせ(例えば各桁の数字が同じものに揃った状態)
となったときに特賞状態を呈する構成となっており、斯
様な特賞状態では、電気役物4dにより特賞用入賞孔4
eが例えば所定時間ずつ複数回だけ開放されてパチンコ
ゲーム機1の入賞率が極端に高くなる。
【0014】パチンコゲーム機1においては、賞球とし
てのパチンコ玉を上皿2へ放出するようになっており、
この上皿2が満杯となったときにはオーバーフローした
パチンコ玉が下皿5内に流入するようになっている。ま
た、上皿2内のパチンコ玉は、ノブ2aの操作によって
も下皿5内へ落下させ得るようになっている。下皿5に
もノブ5aが設けられており、このノブ5aが操作され
たときには、下皿5の底部に形成された落下口(図示せ
ず)が開口されて、内部のパチンコ玉が後述する案内管
6内に投入される構成となっている。
【0015】パチンコゲーム機1の上方部には、これと
1対1で対応するようにして呼出ランプユニット7が設
けられている。この呼出ランプユニット7には、遊技客
が操作する呼出しスイッチ7a、パチンコホール従業員
のみが操作可能なラッキー状態設定及び解除スイッチ7
b、打止表示ランプ7c、特賞中表示ランプ7d、呼出
しランプ7eなどが設けられている。
【0016】ここで、前記パチンコゲーム機1において
特賞状態が一旦発生したときには、パチンコホール従業
員が、その特賞状態の終了と共に遊技客に対し獲得パチ
ンコ玉を景品と交換するように強制するものであるが、
特賞発生時において前記ルーレット4bの数字の組み合
わせが特定の状態(例えば奇数で揃った状態)であった
場合には、獲得パチンコ玉を景品と交換することを強制
せずに獲得パチンコ玉での遊技を許容すること(所謂
「持たせ」状態、以下においてはラッキー状態と呼ぶ)
が行われる。尚、このようなラッキー状態は、例えばそ
の後において特賞状態が再発生したときのルーレット4
bの数字の組み合わせが偶数で揃った場合にキャンセル
されることになる。
【0017】しかして、上記のようなラッキー状態が発
生したときには、これをパチンコホール従業員が確認し
て、前記呼出ランプユニット7のラッキー状態設定及び
解除スイッチ7bをオン操作し、また、ラッキー状態が
キャンセルされたときには、同じくパチンコホール従業
員が上記ラッキー状態設定及び解除スイッチ7bをオフ
操作するものである。この場合、呼出ランプユニット7
からは、ラッキー状態設定及び解除スイッチ7bのオン
操作に応じてラッキー信号Sa(ハイレベル信号)が出
力されると共に、そのオフ操作に応じて上記ラッキー信
号Saの出力が停止されるものであり、そのラッキー信
号Saは後述する玉貸機8に内蔵された玉放出制御手段
としての制御回路装置9並びにパチンコホール用の集中
管理コンピュータ10へ送信されるようになっている。
【0018】呼出ランプユニット7には、対応するパチ
ンコゲーム機1の特賞状態を検出して特賞信号Sb(ハ
イレベル信号)を発生する機能、集中管理コンピュータ
10から送られてくる打止信号Sz、後述の持玉データ
を示す数値信号N5及び開放信号Soを中継する機能を
備えたもので、これら特賞信号Sb、打止信号Sz、数
値信号N5及び開放信号Soは前記制御回路装置9へ送
信されるようになっており、特に、特賞信号Sbは前記
集中管理コンピュータ10にも送信されるようになって
いる。
【0019】パチンコゲーム機1からは、アウト玉数を
示すアウト玉数パルスPa及びセーフ玉数を示す及びセ
ーフ玉数パルスPbが出力されて呼出ランプユニット7
に与えられるようになっており、呼出ランプユニット7
は、これらのアウト玉数パルスPa及びセーフ玉数パル
スPbを集中管理コンピュータ10へ送信する構成とな
っている。
【0020】さて、前記玉貸機8は、パチンコゲーム機
1の左方に当該パチンコゲーム機1と1対1で対応した
状態で設置されるものであり、以下これについて図2も
参照しながら説明する。
【0021】即ち、玉貸機8は、縦長の矩形箱状に構成
されており、その前面パネル11には、硬貨投入口1
2、硬貨返却ボタン12a、貸出表示灯13、返却玉表
示灯14、余り玉表示灯15、パチンコ玉放出用のノズ
ル16、返却硬貨の受皿17、前記案内管6の基部に連
通された玉投入口18が設けられている。
【0022】この場合、ノズル16は、先端がパチンコ
ゲーム機1の上皿2に上方から臨む通常位置と前方に回
動された退避位置との間で回動可能に設けられており、
常時においては図示しないばね手段によって通常位置に
付勢されている。また、上記案内管6は、先端がパチン
コゲーム機1の下皿5に形成された図示しない落下口に
下方から臨む通常位置と、前方に回動された退避位置と
の間で回動可能に設けられており、常時においては図示
しないばね手段によって通常位置に付勢されている。
【0023】図2に示すように、玉貸機8内に設けられ
たパチンコ玉の放出機構19は、パチンコゲーム機1及
び玉貸機8の裏側に配管された図示しないパチンコ玉流
通管から上部放出パイプ19aを通じてパチンコ玉が供
給されるようになっており、前記制御回路装置9からの
玉放出指令により動作される毎に、その指令により指定
された数のパチンコ玉を下部放出パイプ19b及び前記
ノズル16を通じて上皿2へ放出する構成となってい
る。このとき、放出機構19にあっては、制御回路装置
9からの指令に応じてパチンコ玉の放出動作を正常に実
行したときには、放出完了信号Scを発生して制御回路
装置9にフィードバックするようになっている。
【0024】また、玉貸機8内に設けられた検銭機構2
0は、前記硬貨投入口12から投入された硬貨を一時的
に保留すると共に、斯様な保留状態で投入硬貨の真贋及
び価額(例えが100円であるか否か)を判定する機能
を有し、このときの判定結果を示す判定信号を制御回路
装置9に与えるようなっている。
【0025】斯かる検銭機構20による保留状態は、制
御回路装置9からの指令により解除されるようになって
おり、保留が解除された硬貨は、下端に分岐管21a及
び21bを有するガイド部材21内を落下するようにな
っている。ガイド部材21の分岐部分には、電磁ソレノ
イド22aへの通電に応じて動作される通路切換板22
が設けられており、電磁ソレノイド22aの断電状態で
は、ガイド部材21内を落下する硬貨が分岐管21a及
び図示しない硬貨搬送機構を介して回収されるが、電磁
ソレノイド22aへの通電に応じて通路切換板22が動
作された状態では、ガイド部材21内を落下する硬貨が
分岐管21bを介して前記受皿17へ案内される。尚、
上記電磁ソレノイド22aに対する通断電制御は、制御
回路装置9が行うものであるが、その制御の具体的内容
については後述する。
【0026】玉貸機1内の下部に設けられた玉計数器2
3は、前記案内管6及び玉投入口18を通じて投入され
たパチンコ玉を計数するようになっており、その計数動
作が終了したときに計数結果を示す数値信号Snを発生
して制御回路装置9に与えるようになっている。
【0027】図1において、パチンコゲーム機1の上方
部に呼出ランプユニット7と隣接して設けられた発券ユ
ニット24は、発行手段としてのプリンタ25、数値を
デジタル表示可能な表示器26、玉放出指令スイッチと
しての放出スイッチ27、返却スイッチとしての発券ス
イッチ28を備えて構成されている。上記プリンタ25
及び表示器26は、制御回路装置9により後述のように
動作されるものであり、また、放出スイッチ27及び発
券スイッチ28からは、そのオン操作に応じたオン信号
が出力されて制御回路装置9に与えられるようになって
いる。
【0028】この場合、特にプリンタ25は、その動作
に応じて景品玉数を示すデータを記録したレシート(本
発明でいう記録媒体に相当)を発行するものであり、レ
シート発行動作を正常に実行したときには、発券完了信
号Sdを発生して制御回路装置9に呼出ランプユニット
7を通じてフィードバックする構成となっている。
【0029】図5には、集中管理コンピュータ10の構
成の一部が機能ブロックの組み合わせにより示されてお
り、以下これについて説明する。但し、図5では、説明
の便宜上1台ずつのパチンコゲーム機1及び玉貸機8に
関連した機能部分のみを示している。
【0030】即ち、集中管理コンピュータ10には、前
述したようなアウト玉数パルスPa、セーフ玉数パルス
Pb、ラッキー信号Sa及び特賞信号Sbが前記呼出ラ
ンプユニット7を通じて送信されると共に、玉貸機8内
の制御回路装置9から後述のように出力される売上パル
スPcが同じく呼出ランプユニット7を通じて送信され
るようになっている。尚、上記売上パルスPcは、硬貨
の投入に応じて玉貸機8から貸し出されたパチンコ玉の
価額(本実施例の場合100円)を示すものである。
【0031】前記アウト玉計数パルスPaをトランスフ
ァゲート29を介して受けるアウト玉計数部30は、リ
セット端子Rを通じて初期化されるようになっており、
入力されたアウト玉数パルスPaを計数した結果を上記
初期化後におけるアウト玉数を示す数値信号N1として
出力する。尚、トランスファゲート29は、ゲート端子
にハイレベル信号を受けた状態でのみ信号の通過を許容
した能動状態に切換えられる。
【0032】セーフ玉計数部31は、リセット端子Rを
通じて初期化されるようになっており、入力されたセー
フ玉数パルスPbを計数した結果を上記初期化後におけ
るセーフ玉数を示す数値信号N2として出力する。売上
玉計数部32は、リセット端子Rを通じて初期化される
ようになっており、入力された売上パルスPcを計数す
ると共に、その計数結果に単位個数n(この実施例では
例えばn=25)を乗算した結果を上記初期化後におけ
る玉貸機8による貸出パチンコ玉数を示す数値信号N3
として出力する。
【0033】加算部33は、数値信号N2及びN3を加
算し、その加算結果を遊技客に対しパチンコゲーム機1
及び玉貸機8から放出されたパチンコ玉の総数を示す数
値信号N4として出力する。
【0034】減算部34は、数値信号N1により示され
るアウト玉数から数値信号N4により示される放出パチ
ンコ玉総数を減算し、その減算結果を前記アウト玉計数
部30、セーフ玉計数部31及び売上玉計数部32の初
期化後におけるパチンコゲーム機1の差玉数つまり遊技
客の持玉データを示す数値信号N5として出力するもの
であり、この数値信号N5は、該当するパチンコゲーム
機1に対応した呼出ランプユニット7へ送信される。
【0035】打止設定値記憶部35には、任意に設定可
能な打止設定値Nz(負の値)が記憶されている。打止
判定部36は、上記打止設定値Nzと減算部34からの
数値信号N5とを比較し、Nz≧N5の関係になったと
き、つまりパチンコゲーム機1の差玉数が打止設定値N
zに達したときにパルス状の打止信号Szを出力するよ
うになっており、その出力はトランスファゲート37を
介して信号保持部38に与えられる。尚、トランスファ
ゲート37も、ゲート端子にハイレベル信号を受けた状
態でのみ信号の通過を許容した能動状態に切換えられる
ものである。
【0036】信号保持部38は、打止信号Szが入力さ
れた時点からリセット端子Rを通じて初期化されるまで
の期間だけ当該打止信号Szの出力状態を保持する構成
となっており、斯かる信号保持部38からの打止信号S
zが、該当するパチンコゲーム機1に対応した呼出ラン
プユニット7へ送信される。
【0037】打込設定値記憶部39には、任意に変更可
能な打込設定値Nyが記憶されており、この実施例では
Ny=0としている。打込判定部40は、上記打込設定
値Naと減算部34からの数値信号N5とを比較し、N
y≦N5の状態時、つまりパチンコゲーム機1が所謂打
込状態にあるときにハイレベル信号より成る打込信号S
yを出力した状態を呈し、他の状態ではローレベル信号
を出力した状態を呈するようになっている。斯かる打込
判定部40の出力は、インバータ41により反転された
後に前記トランスファゲート29のゲート端子に与えら
れるようになっている。従って、パチンコゲーム機1が
打込状態にある期間には、トランスファゲート29がア
ウト玉数パルスPaの通過を阻止するようになり、アウ
ト玉計数部30の動作が停止されるようになる。
【0038】呼出ランプユニット7から入力されるラッ
キー信号Sa及び特賞信号Sb(何れもハイレベル信
号)は、夫々インバータ42及び43により反転された
後にAND回路44を介して前記トランスファゲート3
7のゲート端子に与えられる。従って、トランスファゲ
ート37は、対応するパチンコゲーム機1がラッキー状
態若しくは特賞状態の何れかに該当しているときに遮断
状態を呈し、これ以外の状態では打止信号Szの通過を
許容した状態を呈している。
【0039】開放手段45は、パチンコホール従業員に
より操作されたときに開放信号Soを出力するもので、
その開放信号Soは、前記アウト玉計数部30、セーフ
玉計数部31、売上玉計数部32及び信号保持部38の
各リセット端子Rに与えられると共に、該当するパチン
コゲーム機1に対応した呼出ランプユニット7へ送信さ
れる。
【0040】さて、制御回路装置9はCPUなどを含ん
で構成されたもので、図3、図4には斯かる制御回路装
置9による制御内容のうち、本発明の要旨に関係した部
分が示されており、以下これについて説明する。即ち、
図3、図4において、制御回路装置9は、硬貨投入口1
2から硬貨が投入されたことを検銭機構20からの信号
により判断するステップA1、放出スイッチ27のオン
操作状態を判断するステップA2、発券スイッチ28の
オン操作状態を判断するステップA3、集中管理コンピ
ュータ10からの開放信号Soの入力状態を判断するス
テップA4、計数レジスタ入力処理ルーチンA5を順次
実行する待機ループを形成する。
【0041】ここで、図示しないが制御回路装置9に
は、計数レジスタが設けられており、この計数レジスタ
は、玉計数器23からパチンコ玉の計数動作が終了する
毎に出力される数値信号Snを累積記憶すると共に、そ
の記憶に連動して玉計数器23を初期化する構成となっ
ている。そして、上記計数レジスタ入力処理ルーチンA
5では、計数レジスタの記憶値を取り込んで、制御回路
装置9内に設けられた計数メモリに対し玉数データΔN
として順次累算しながら記憶すると共に、その記憶玉数
データΔNを発券ユニット24の表示器26にデジタル
表示するという制御を行う。
【0042】硬貨投入口12から硬貨が投入されたとき
(ステップA1で「YES」)には、パチンコゲーム機
1が打止中であるか否かを、集中管理コンピュータ10
から呼出ランプユニット7を通じて与えられる打止信号
Szによって判断する(ステップA6)。打止中であっ
た場合には、電磁ソレノイド22aに通電して通路切換
板22を動作させた上で検銭機構20による硬貨保留状
態を解除することにより、投入硬貨を受皿17へ返却し
(ステップA7)、この後に前記ステップA2へ移行す
る。
【0043】パチンコゲーム機1が打止中でなかった場
合(ステップA6で「NO」)には、投入硬貨の真贋及
び価額を検銭機構20からの判定信号により判定し、1
00円硬貨以外であった場合には、前記硬貨返却ステッ
プA7を実行してステップA2へ移行する。
【0044】100円硬貨が投入されたときには、放出
機構19に単位個数n=25個のパチンコ玉を放出させ
るための玉放出指令を与えてこれを動作させると共に、
貸出表示灯13を点灯させるものであり(ステップA
9、A10)、これにより、当該放出機構19から放出
された単位個数n(25個)のパチンコ玉がノズル16
を介してパチンコゲーム機1の上皿2へ供給されると共
に、パチンコ玉の貸出動作が行われたことが表示される
ようになる。
【0045】この後には、玉貸機8から放出完了信号S
cが出力されるまで、つまり玉貸機8によるパチンコ玉
放出動作が正常に行われるまで待機し(ステップA1
1)、放出完了信号Scが入力されたときには、電磁ソ
レノイド22aを断電させたまま検銭機構20による硬
貨保留状態を解除することにより、投入硬貨を図示しな
い硬貨搬送機構を介して回収する(ステップA12)。
【0046】硬貨の回収後には、貸出表示灯13を消灯
させると共に、玉貸機8から貸し出されたパチンコ玉の
価額(100円)を示す売上パルスPcを出力し(ステ
ップA13、A14)、この後にステップA2へ移行す
る。尚、上記売上パルスPcは、呼出ランプユニット7
を通じて集中管理コンピュータ10へ送信されるように
なっている。
【0047】放出スイッチ27がオンされたとき(ステ
ップA2で「YES」)には、パチンコゲーム機1が打
止中であるか否かを集中管理コンピュータ10からの打
止信号Szにより判断し(ステップA15)、打止中で
あった場合には、そのままステップA2へ移行する。
【0048】パチンコゲーム機1が打止中でなかった場
合には、そのパチンコゲーム機1が特賞中であるか否か
を、呼出ランプユニット7からの特賞信号Sbによって
判断する(ステップA16)。このとき、特賞中であっ
た場合には、そのままステップA3へ移行するが、特賞
中でなかった場合には、計数レジスタ入力処理ルーチン
A5と同様の計数レジスタ入力処理ルーチンA17を実
行した後に、内部の計数メモリに記憶された玉数データ
ΔNが「1」以上あるか否かを判断する(ステップA1
8)。
【0049】このステップA18で「NO」と判断した
場合、つまり、玉数データΔNが零であった場合にはス
テップA3へ移行するが、「YES」と判断した場合に
は、その玉数データΔNが単位個数n(=25)以上あ
るか否かを判断する(ステップA19)。
【0050】ここで、ΔN≧nの関係にあった場合に
は、玉貸機8の放出機構19に単位個数n=25個のパ
チンコ玉を放出させるための玉放出指令を与えてこれを
動作させ(ステップA20)、また、ΔN<nの関係に
あった場合には、放出機構19にΔn個のパチンコ玉を
放出させるための玉放出指令を与えたこれを動作させる
(ステップA21)。このように放出機構19に対し玉
放出指令を与えた後には、返却玉表示灯14を点灯させ
る(ステップA22)。これにより、当該放出機構19
から放出されたパチンコ玉がノズル16を介してパチン
コゲーム機1の上皿2へ供給されると共に、放出スイッ
チ27の操作に応じてパチンコ玉の放出動作が行われた
ことが表示されるようになる。
【0051】この後には玉貸機8から放出完了信号Sc
が出力されるまで、つまり玉貸機8によるパチンコ玉放
出動作が正常に行われるまで待機する(ステップA2
3)。放出完了信号Scが入力されたときには、計数メ
モリに記憶された玉数データΔNを上記放出パチンコ玉
数相当値だけ減少させると共に、表示器26による表示
数値を新たな記憶玉数データΔNに変更し(ステップA
24、A25)、この後には返却玉表示灯14を消灯さ
せるステップA26を実行してステップA3へ移行す
る。
【0052】発券スイッチ28がオンされたとき(図4
に示すステップA3で「YES」)には、前記計数レジ
スタ入力処理ルーチンA5及びA17と同様の計数レジ
スタ入力処理ルーチンA27を実行した後に、計数メモ
リに記憶された玉数データΔNが「1」以上あるか否か
を判断する(ステップA28)。
【0053】このステップA28で「NO」と判断した
場合、つまり、玉数データΔNが零であった場合にはス
テップA4へ移行するが、「YES」と判断した場合に
は、パチンコゲーム機1が打止中であるか否かを集中管
理コンピュータ10からの打止信号Szにより判断し
(ステップA29)、打止中でなかった場合には、余り
数演算処理ルーチンA30を実行する。
【0054】このルーチンA30では、以下〜のよ
うな制御を行う。 …前記計数メモリに記憶された玉数データΔNが、換
金用景品との交換に必要なパチンコ玉数を示す数値f
(例えば「75」)以上あるか否かを判断する。 …ΔN<fの関係にあった場合には、そのときの玉数
データΔNを余り玉数データΔRとして更新記憶する。 …ΔN≧fの関係にあった場合には、ΔN÷Fの演算
を行って、その演算により生じた余り数を余り玉数デー
タΔRとして更新記憶すると共に、上記演算により得た
商に数値fを乗算する演算を行い、その乗算結果を景品
玉数データΔKとして更新記憶する。
【0055】余り数演算処理ルーチンA30の実行後に
は、そのルーチンA30にて得た景品玉数データΔKが
零であるか否かを判断し(ステップA31)、零でない
場合には、発券ユニット24内のプリンタ25に対して
上記景品玉数データΔKを記憶したレシートの発券指令
を出力する(ステップA32)。これにより、発券ユニ
ット24内のプリンタ25が景品玉数データΔKを記録
したレシートを発券するようになる。
【0056】この後には、プリンタ25から発券完了信
号Sdがフィードバックされるまで、つまりプリンタ2
5によるレシートの発券動作が正常に行われるまで待機
し(ステップA33)、発券完了信号Sdが入力された
ときには、上記レシートに記録した景品玉数データΔK
を呼出ランプユニット7を通じて集中管理コンピュータ
10へ送信する(ステップA34)。尚、集中管理コン
ピュータ10では、具体的に図示しなかったが、上記の
ように送信されてくる景品玉数データΔKを景品払い出
し状況を管理するためのデータとして利用するようにな
っている。
【0057】この後には、上記景品玉数データΔKを制
御回路装置9内に設けられた景品玉メモリに記憶し(ス
テップA35)、前記余り数演算処理ルーチンA30で
得た余り玉数データΔRが零か否かを判断する(ステッ
プA36)。
【0058】上記ステップA36で「NO」と判断した
場合、つまり余り玉数データΔRが零でなかった場合、
並びに前記ステップA31で「YES」と判断した場
合、つまり計数メモリに記憶された玉数データΔNが換
金用景品との交換に必要なパチンコ玉数を示す数値f以
下であって、その玉数データΔNが余り数演算処理ルー
チンA30において余り玉数データΔRとして記憶され
ていた場合には、玉貸機8の放出機構19に上記余り玉
数データΔRに相当した数のパチンコ玉を放出させるた
めの玉放出指令を与えたこれを動作させる(ステップA
37)。
【0059】このように放出機構19に対し玉放出指令
を与えた後には、余り玉表示灯15を点灯させる(ステ
ップA38)。これにより、当該放出機構19から放出
されたパチンコ玉がノズル16を介してパチンコゲーム
機1の上皿2へ供給されると共に、発券スイッチ28の
操作に応じて余りパチンコ玉の放出動作が行われたこと
が表示されるようになる。そして、この後には玉貸機8
から放出完了信号Scが出力されるまで、つまり玉貸機
8によるパチンコ玉放出動作が正常に行われるまで待機
し(ステップA39)、放出完了信号Scが入力された
ときには、余り玉表示灯15を消灯させ(ステップA4
0)、しかる後に計数メモリに記憶された玉数データΔ
Nを初期化するステップA41を実行する。
【0060】このステップA41は、前記ステップA3
6で「YES」と判断した場合、つまりプリンタ25を
通じたレシートの発行後において余り玉数データΔRが
零であった場合にも実行されるものであり、その実行後
には表示器26による表示数値を初期化し(ステップA
42)、この後に計数レジスタ入力処理ルーチンA5へ
移行する。
【0061】一方、前記ステップA29で「YES」と
判断した場合、つまり、計数メモリに記憶された玉数デ
ータΔNが「1」以上ある状態で発券スイッチ28がオ
ン操作されたときにおいて対応するパチンコゲーム機1
が打止状態にあった場合には、集中管理コンピュータ1
0から呼出ランプユニット7を通じて送られてくる数値
信号N5(持玉データを示す)を入力して記憶する(ス
テップA43)。
【0062】次いで、計数メモリ記憶された玉数データ
ΔNと前記ステップA35で景品玉メモリに記憶した景
品玉数データΔKとの合計値(ΔN+ΔK)と、上記数
値信号N5とが所定の関係にあるか否かを判断する(ス
テップA44)。具体的には、このステップA44で
は、 N5+100≧ΔN+ΔK≧N5−100 の関係にあるか否かを判断する。つまり、遊技客の今現
在の手持ちパチンコ玉数を示す玉数データΔNと、当該
遊技客に対しプリンタ25を通じて発券されたレシート
に記録された景品玉数データΔKとの合計が、集中管理
コンピュータ10側で演算された遊技客の持玉数を示す
数値信号N5に対してプラスマイナス100個の範囲内
にあるか否かを判断するものである。
【0063】このステップA44で「YES」と判断し
た場合には、遊技客が獲得パチンコ玉の全部を玉計数器
23により計数させたものと見なし、前記ステップA3
0以降の制御を実行する。これに対して、ステップA4
4で「NO」と判断した場合には、遊技客が獲得パチン
コ玉の一部を玉計数器23により計数させていないもの
と見なし、警報発生ステップA45を実行する。
【0064】この警報発生ステップA45では、遊技客
に対し、未計数のパチンコ玉を玉計数器23に投入する
ように(実際には下皿5から案内管6内へパチンコ玉を
投入するよう)促すメッセージを発するものであり、こ
の場合のメッセージは、例えば呼出ランプユニット7内
に設けたスピーカからの音声による手段、或いは文字表
示による手段などによって行うことができる。そして、
この警報発生ステップA45の実行後には、レシート発
券のためのステップA30以降の制御を行うことなくス
テップA4へ移行する。
【0065】一方、集中管理コンピュータ10から開放
信号Soが入力されたとき(ステップA4で「YE
S」)には、景品玉メモリに記憶された景品玉数データ
ΔKを初期化し、計数レジスタ入力処理ルーチンA5へ
移行する。
【0066】しかして、以下においては、上述したよう
な制御回路装置9による制御内容の要約を説明するに、
ここではその理解を容易にするために、遊技客によるパ
チンコゲーム機1での遊技開始から遊技終了までの手順
並びにこれに関連した作用と共に説明する。
【0067】…遊技開始時には、玉貸機8の硬貨投入
口12に100円硬貨を投入することによりパチンコ玉
の貸出を受ける。このとき、制御回路装置9は、真正な
100円硬貨が投入されたときのみ玉貸機8を動作させ
て、パチンコゲーム機1の上皿2に単位個数n(25
個)のパチンコ玉を供給する。
【0068】…遊技客がパチンコゲーム機1での遊技
により獲得したパチンコ玉を計数する場合には、パチン
コゲーム機1の下皿5に設けられたノブ5aを操作する
ことにより、その下皿5内のパチンコ玉を案内管6内に
投入する。すると、玉貸機8内に設けられた玉計数器2
3が投入パチンコ玉を計数し、その計数結果を示す数値
信号Snを制御回路装置9に与えるようになる。
【0069】このとき、制御回路装置9は、玉計数器2
3によるパチンコ玉計数動作が行われる毎に、内部の計
数レジスタに上記数値信号Snを累積記憶すると共に、
その記憶値を内部の計数メモリに逐次取り込んで玉数デ
ータΔNとして累算記憶し、その記憶玉数データΔNを
発券ユニット24の表示器26にデジタル表示するよう
になる。
【0070】…遊技客が一旦玉計数器23により計数
させたパチンコ玉をパチンコゲーム機1での遊技に使用
する場合には、発券ユニット24に設けられた放出スイ
ッチ27をオン操作する。すると、制御回路装置9は、
当該パチンコゲーム機1が打止状態及び特賞状態にない
こと、表示器26に表示された玉数データΔNが「1」
以上あることを条件に玉貸機8を動作させて、パチンコ
ゲーム機1の上皿2にパチンコ玉を供給すると共に、内
部メモリに記憶した玉数データΔNを供給パチンコ玉に
相当した数だけ減少させる。
【0071】このときに供給されるパチンコ玉数は、玉
数データΔNが単位個数n以上あるときには当該単位個
数nであり、また、玉数データΔNが単位個数n未満の
ときには玉数データΔNに相当した数である。
【0072】…遊技客が獲得パチンコ玉を景品交換に
供する場合には、発券ユニット24に設けられた発券ス
イッチ28をオン操作する。制御回路装置9は、上記発
券スイッチ28のオン操作時において、対応するパチン
コゲーム機1が打止状態になかった場合には、計数メモ
リに記憶された玉数データΔNの大小に応じて異なる制
御を行う。
【0073】つまり、玉数データΔNが換金用景品との
交換に必要な最小限の数値f(=75)以上ある場合に
は、その玉数データΔNにより示されるパチンコ玉数か
ら、換金用景品と交換した際の余り玉数を差し引いた値
を示す景品玉数データΔKを記録したレシートを発券ユ
ニット24のプリンタ25を通じて発券すると共に、記
憶されている玉数データΔNを初期化し、さらに上記余
り玉数に相当した数のパチンコ玉を玉貸機8を通じて放
出する。
【0074】また、玉数データΔNが換金用景品との交
換に必要な最小限の数値f以下であった場合には、前記
レシートを発券することなく上記玉数データΔNに相当
した数のパチンコ玉を玉貸機8を通じて放出させ、同時
に記憶されている玉数データΔNを初期化する。
【0075】これに対して、発券スイッチ28のオン操
作時において、対応するパチンコゲーム機1が打止状態
にあった場合には、制御回路装置9は、その時点で計数
メモリに記憶されている玉数データΔNと、当該遊技客
に対しレシートが発券されていた場合における当該レシ
ートの記録景品玉数データΔKとの合計数値(ΔN+Δ
K)が、集中管理コンピュータ10側で演算された遊技
客の持玉数データである数値信号N5に対して規定の範
囲(プラスマイナス100個)内にある場合のみ、上述
のようなレシートの発券を行うが、上記合計数値(ΔN
+ΔK)が規定範囲外であった場合(つまり、未計数の
パチンコ玉があった場合)には、レシートの発券を行う
ことなく未計数のパチンコ玉の計数を促す警報メッセー
ジを発する。
【0076】…打止状態となったパチンコゲーム機1
を開放させるための操作が集中管理コンピュータ10側
で行われた場合には、制御回路装置9は、その時点で記
憶している景品玉数データΔKを初期化する。
【0077】しかして、上記した本実施例の構成によれ
ば、次に述べるような効果を奏することができる。即
ち、遊技者がパチンコゲーム機1での遊技により獲得し
たパチンコ玉を景品と交換する際には、その獲得パチン
コ玉を当該パチンコゲーム機1の下皿5から案内管6へ
投入して玉計数器23により計数させると共に、発券ユ
ニット24の発券スイッチ28を操作して上記投入パチ
ンコ玉の数に見合った景品玉数データが記憶されたレシ
ートの発券を受け、そのレシートを景品交換カウンタへ
持参するだけで済むようになり、重量が大きなパチンコ
玉を持ち運ぶ必要がなくなってその負担軽減が実現され
ることになる。
【0078】この場合、上記のように玉計数器23によ
り計数させたパチンコ玉数の累計は、発券ユニット24
の表示器26にデジタル表示されるようになるから、遊
技客は自身の獲得パチンコ玉数をきわめて容易に確認で
きるようになる。
【0079】また、このように玉計数器23によりパチ
ンコ玉を計数させた後でも、当該計数パチンコ玉を記録
したレシートの発券を受けていない状態では、一旦計数
させた状態のパチンコ玉を、発券ユニット24の放出ス
イッチ27のオン操作に応じて玉貸機8から放出させる
ことができるから、実際に遊技を行う上で非常に便利と
なる。
【0080】このように放出スイッチ27がオン操作さ
れた場合において、パチンコゲーム機1が打止状態にあ
ったときには、玉貸機8からパチンコ玉が放出されるこ
とがないから、パチンコゲーム機1が打止にされたとき
の遊技者側の獲得パチンコ玉が遊技に再利用される事態
が効果的に防止されるようになり、打止時に獲得した多
量のパチンコ玉を利用した遊技が無闇に継続されること
に起因したパチンコゲーム機1の利益率の低下を未然に
防止できるようになる。
【0081】さらに、パチンコゲーム機1が特賞状態に
ある期間、つまりパチンコゲーム機1の入賞率が大幅に
高くなって遊技に供するためのパチンコ玉が不足する虞
がない期間にも、放出スイッチ17の操作に応じた玉貸
機8からのパチンコ玉放出動作が禁止されるから、パチ
ンコ玉放出動作が無駄に行われてしまう虞がなくなるも
のである。
【0082】尚、上記実施例では、プリンタ25を通じ
て発券するレシートに対し景品玉数データΔKを記録す
る構成としたが、上記レシートに対して表示器26の表
示数値をそのまま記録する構成としても良いものであ
る。
【0083】図6には本発明の第2実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。即ち、この第2実施例は、制御回路装置9に
よる制御内容のうち、図4に示すステップA43、A4
4による制御を、図6に示すステップB1、B2のよう
な制御に代えたことを特徴とするものである。具体的に
は、計数メモリに記憶された玉数データΔNが「1」以
上ある状態で発券スイッチ28がオン操作されたときに
おいて、対応するパチンコゲーム機1が打止状態にあっ
た場合に行われるステップB1では、集中管理コンピュ
ータ10側で設定されている打止設定値Nzを呼出ラン
プユニット7を通じて読み込んで記憶する。
【0084】次いで、ステップB2では、 Nz+100≧ΔN+ΔK≧Nz−100 の関係にあるか否かを判断する。つまり、遊技客の今現
在の手持ちパチンコ玉数を示す玉数データΔNと、当該
遊技客に対しプリンタ25を通じて発券されたレシート
に記録された景品玉数データΔKとの合計が、集中管理
コンピュータ10側で設定されている打止設定値Nzに
対してプラスマイナス100個の範囲内にあるか否かを
判断するものである。この場合、パチンコゲーム機1が
打止になった状態では、遊技客の獲得パチンコ玉数が打
止設定値Nzに近い筈であるから、このステップB2に
おいて未計数のパチンコ玉の有無を的確に判断できるよ
うになる。
【0085】また、上記した各実施例では、発券ユニッ
ト24をパチンコゲーム機1と1対1で対応させた状態
で設けるようにしたが、本発明の第3実施例を示す図7
のように、2台のパチンコゲーム機1の上方部における
中間位置に1台の発券ユニット46を設ける構成として
も良いものである。この場合、発券ユニット46は、発
券手段としてのプリンタ47及び表示器48を中央部に
有すると共に、玉放出指令スイッチとしての放出スイッ
チ49a、49b及び返却スイッチとしての発券スイッ
チ50a、50bの各対を両端部に有し、表示器48の
両側には、その表示内容が左右のパチンコゲーム機1の
どちらに対応したものかを表示するためのインジケータ
51a、51bを備えた構成となっている。
【0086】その他、本発明は上記し且つ図面に示した
実施例に限定されるものではなく、例えば発行手段によ
って発行する記録媒体として磁気カードやICカードを
利用しても良いなど、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
【0087】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1に記載のパチンコ玉の貸出及び計数装置によれ
ば、遊技者が獲得したパチンコ玉を計数するための玉計
数器をパチンコゲーム機の近傍に設置すると共に、その
玉計数器の計数値の範囲内の数のパチンコ玉をパチンコ
ゲーム機に対応して設けられた玉貸機から放出できるよ
うに構成することよって遊技客の便宜を図ったものであ
りながら、パチンコゲーム機が打止にされたときの遊技
者側の獲得パチンコ玉が遊技に再利用されることを効果
的に防止することができて、パチンコゲーム機の利益率
の低下を未然に防止できるという優れた効果を奏するも
のである。
【0088】また、請求項2に記載のパチンコ玉の貸出
及び計数装置によれば、玉貸機からのパチンコ玉放出動
作が不要な状況で無駄なパチンコ玉放出動作が行われる
虞がなくなるという効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を実体的に示す概略正面図
【図2】玉貸機の内部構造を概略的に示す縦断面図
【図3】制御内容を示すフローチャートその1
【図4】制御内容を示すフローチャートその2
【図5】集中管理コンピュータの概略構成を示す機能ブ
ロック図
【図6】本発明の第2実施例を示す部分フローチャート
【図7】本発明の第3実施例を示す正面図
【符号の説明】
図面中、1はパチンコゲーム機、2は上皿、5は下皿、
6は案内管、7は呼出ランプユニット、8は玉貸機、9
は制御回路装置(玉放出制御手段)、10は集中管理コ
ンピュータ、19は放出機構、23は玉計数器、24は
発券ユニット、25はプリンタ(発行手段)、26は表
示器、27は放出スイッチ(玉放出指令スイッチ)、2
8は発券スイッチ(返却スイッチ)、46は発券ユニッ
ト、47はプリンタ(発券手段)、48は表示器、49
a、49bは放出スイッチ(玉放出指令スイッチ)、5
0a、50bは発券スイッチ(返却スイッチ)を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコゲーム機と1対1で対応した状
    態で設置され、貨幣の投入及び外部からの玉放出指令に
    基づいて所定個数のパチンコ玉を放出する玉貸機と、 この玉貸機に対応して設けられた玉放出指令スイッチ
    と、 前記玉貸機と1対1で対応した位置にパチンコ玉を投入
    可能に設置され、投入されたパチンコ玉を計数する玉計
    数器と、 この玉計数器による計数値を逐次累算した数値を表示す
    る表示器と、 この表示器に対応して設けられた返却スイッチと、 前記玉放出指令スイッチが操作されたときに、前記表示
    器の表示数値が所定値以上あること並びに対応するパチ
    ンコゲーム機が打止状態にないことを条件に玉放出指令
    を発生して前記玉貸機に与えることにより当該玉貸機か
    らパチンコ玉を放出させると共に、上記表示器の表示数
    値を玉貸機による放出パチンコ玉数だけ減少させる玉放
    出制御手段と、 前記返却スイッチが操作されたときに、前記表示器の表
    示数値が設定下限値以上あることを条件に前記表示器の
    表示数値若しくは当該表示数値に応じた景品玉数データ
    を記憶して成る記録媒体を発行すると共に、上記表示器
    の表示数値を上記景品玉数データ相当値だけ減少させる
    発行手段とを備えたことを特徴とするパチンコ玉の貸出
    及び計数装置。
  2. 【請求項2】 前記パチンコゲーム機は所定の条件が成
    立したときに入賞率を大幅に高めた特賞状態を呈するよ
    うに構成され、前記玉放出制御手段は、上記パチンコゲ
    ーム機が特賞状態にある期間には前記玉放出指令スイッ
    チの操作を無効化するように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のパチンコ玉の貸出及び計数装置。
JP1615893A 1993-02-03 1993-02-03 パチンコ玉の貸出及び計数装置 Pending JPH06225972A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001286618A (ja) * 2000-04-06 2001-10-16 Sankyo Kk 遊技機
JP2001286664A (ja) * 2000-04-06 2001-10-16 Sankyo Kk 遊技用情報表示装置

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JP2001286618A (ja) * 2000-04-06 2001-10-16 Sankyo Kk 遊技機
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