JPH0622565A - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
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- JPH0622565A JPH0622565A JP4174153A JP17415392A JPH0622565A JP H0622565 A JPH0622565 A JP H0622565A JP 4174153 A JP4174153 A JP 4174153A JP 17415392 A JP17415392 A JP 17415392A JP H0622565 A JPH0622565 A JP H0622565A
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 振動子と回転子との接触が確実に行われ、該
接触部が摩耗に対して高い耐久性を有する超音波モータ
を提供する。 【構成】 圧電素子群8,9と電極板11,12,13
とで構成された発振子3の上下に上部共振器4,5を配
設して超音波振動子2を構成し、この振動子2の上部に
設置した上部共振器4の上端面で回転子6と接触するよ
うに構成した超音波モータ1において、上部共振器4の
本体円筒部4aの上端部から外径方向へ延出されてお
り、且つ薄肉に形成されている、ばね特性を有するばね
フランジ部を設けるとともに、該フランジ部21の外径
方向の先端部には、上方へ向かって矩形の断面形状を有
する接触部22を設けた。
接触部が摩耗に対して高い耐久性を有する超音波モータ
を提供する。 【構成】 圧電素子群8,9と電極板11,12,13
とで構成された発振子3の上下に上部共振器4,5を配
設して超音波振動子2を構成し、この振動子2の上部に
設置した上部共振器4の上端面で回転子6と接触するよ
うに構成した超音波モータ1において、上部共振器4の
本体円筒部4aの上端部から外径方向へ延出されてお
り、且つ薄肉に形成されている、ばね特性を有するばね
フランジ部を設けるとともに、該フランジ部21の外径
方向の先端部には、上方へ向かって矩形の断面形状を有
する接触部22を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波モータ、詳しく
は、電気−機械エネルギー変換素子に交流電圧を印加す
ることにより発生する振動を利用して、回転動力を発生
させる超音波モータに関する。
は、電気−機械エネルギー変換素子に交流電圧を印加す
ることにより発生する振動を利用して、回転動力を発生
させる超音波モータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の電磁力を利用して機械的回
転力を発生させる、いわゆる電磁型モータに代わって、
超音波モータが利用されるようになってきている。この
超音波モータは、電磁型モータが高速で低トルクな回転
であるために減速機構によって多くのエネルギーを損失
している、などの欠点を除去したもので、圧電素子等の
電気−機械エネルギー変換素子を用いている。
転力を発生させる、いわゆる電磁型モータに代わって、
超音波モータが利用されるようになってきている。この
超音波モータは、電磁型モータが高速で低トルクな回転
であるために減速機構によって多くのエネルギーを損失
している、などの欠点を除去したもので、圧電素子等の
電気−機械エネルギー変換素子を用いている。
【0003】この超音波モータは、例えば特開平2−3
11184号公報に、その一例が開示されているよう
に、長方形の板状圧電素子を円柱状の弾性体の周側面に
接合して超音波振動子(ステータ)を構成し、この超音
波振動子の端面に、押圧手段によって圧接される被駆動
部材である回転子(ロータ)を配設している。このよう
な構成の超音波モータの上記圧電素子に、90度位相が
ずれた2つの交番電圧をそれぞれ印加すると、2カ所の
節を有する屈曲振動が発生し、この屈曲振動は上記弾性
体の軸を中心とした回転運動になる。そして、振動子の
端面の点が回転子と点接触して摩擦力により、回転子を
回転させる。なお、この先行技術による超音波モータ
は、上記2カ所の振動の節位置をモータケースに支持固
定されるようになっている。
11184号公報に、その一例が開示されているよう
に、長方形の板状圧電素子を円柱状の弾性体の周側面に
接合して超音波振動子(ステータ)を構成し、この超音
波振動子の端面に、押圧手段によって圧接される被駆動
部材である回転子(ロータ)を配設している。このよう
な構成の超音波モータの上記圧電素子に、90度位相が
ずれた2つの交番電圧をそれぞれ印加すると、2カ所の
節を有する屈曲振動が発生し、この屈曲振動は上記弾性
体の軸を中心とした回転運動になる。そして、振動子の
端面の点が回転子と点接触して摩擦力により、回転子を
回転させる。なお、この先行技術による超音波モータ
は、上記2カ所の振動の節位置をモータケースに支持固
定されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな、屈曲振動の回転を利用して被駆動部材を回転させ
る従来の超音波モータでは、図8の接触状態図に示すよ
うに、振動子41の上端面と被駆動部材42とが一箇所
の点43で接触するようになっている。このため、この
接触点の状態によって、モータの特性(トルク,回転数
等)が左右されやすいという問題点がある。しかも、こ
の一箇所の接触点は振動子の端面外周部(エッジ部)に
あたり、エッジ部の加工精度、特に平面度がモータ性能
に大きく影響してくることになるが、一般にエッジ部の
加工精度を高くすることは技術的に困難である。また、
この接触点の1点には、押圧手段による垂直方向の圧着
力と、負荷から作用する水平方向の摩擦力とが働くた
め、該接触点での単位面積当たりの力が増加し、上記エ
ッジ部が摩耗しやすいという欠点があった。
うな、屈曲振動の回転を利用して被駆動部材を回転させ
る従来の超音波モータでは、図8の接触状態図に示すよ
うに、振動子41の上端面と被駆動部材42とが一箇所
の点43で接触するようになっている。このため、この
接触点の状態によって、モータの特性(トルク,回転数
等)が左右されやすいという問題点がある。しかも、こ
の一箇所の接触点は振動子の端面外周部(エッジ部)に
あたり、エッジ部の加工精度、特に平面度がモータ性能
に大きく影響してくることになるが、一般にエッジ部の
加工精度を高くすることは技術的に困難である。また、
この接触点の1点には、押圧手段による垂直方向の圧着
力と、負荷から作用する水平方向の摩擦力とが働くた
め、該接触点での単位面積当たりの力が増加し、上記エ
ッジ部が摩耗しやすいという欠点があった。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、振動子と被駆動部材とが確実に接触すること
で安定したモータ性能が得られ、しかもこの接触部が摩
耗に対して強い耐久性を有する超音波モータを提供する
ことを目的としている。
のであり、振動子と被駆動部材とが確実に接触すること
で安定したモータ性能が得られ、しかもこの接触部が摩
耗に対して強い耐久性を有する超音波モータを提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による超音波モータは、弾性体上で位置的
に90度ずれて配置された第1,第2の電気−機械エネ
ルギー変換素子に互いに90度位相がずれた交流電圧を
それぞれ印加することにより該弾性体に発生する屈曲振
動をこの弾性体の中心軸回りの回転運動にする超音波振
動子と、この超音波振動子の何れか一方の端面に圧接さ
れた被駆動部材とを具備する超音波モータにおいて、上
記超音波振動子の、上記被駆動部材との接触部近傍に、
ばね特性を有するばね特性部を設けている。
めに、本発明による超音波モータは、弾性体上で位置的
に90度ずれて配置された第1,第2の電気−機械エネ
ルギー変換素子に互いに90度位相がずれた交流電圧を
それぞれ印加することにより該弾性体に発生する屈曲振
動をこの弾性体の中心軸回りの回転運動にする超音波振
動子と、この超音波振動子の何れか一方の端面に圧接さ
れた被駆動部材とを具備する超音波モータにおいて、上
記超音波振動子の、上記被駆動部材との接触部近傍に、
ばね特性を有するばね特性部を設けている。
【0007】
【作用】超音波振動子と被駆動部材とが接触する際に
は、接触部からばね特性部に働く応力により、このばね
特性部が変形して該接触を面接触にする。
は、接触部からばね特性部に働く応力により、このばね
特性部が変形して該接触を面接触にする。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例を示す超音波モータの
側面図であって、右半部を断面で表している。
する。図1は本発明の第1実施例を示す超音波モータの
側面図であって、右半部を断面で表している。
【0009】この第1実施例では、電気−機械エネルギ
ー変換素子として圧電素子を用いている。
ー変換素子として圧電素子を用いている。
【0010】この超音波モータ1は、超音波振動子2
と、同超音波振動子2の上側面に圧接された、被駆動部
材である回転子6とで、その主要部が構成されており、
該超音波振動子2は、源振動を発生する発振子3を、同
発振子3の上端面側に配設した上部共振器4と、下端面
側に配設した下部共振器5とで挟み込み接合して構成さ
れている。
と、同超音波振動子2の上側面に圧接された、被駆動部
材である回転子6とで、その主要部が構成されており、
該超音波振動子2は、源振動を発生する発振子3を、同
発振子3の上端面側に配設した上部共振器4と、下端面
側に配設した下部共振器5とで挟み込み接合して構成さ
れている。
【0011】上記発振子3は、厚み方向に配置された2
枚のドーナツ形状の圧電素子8a,8b及び9a,9b
でそれぞれ構成されている、第1圧電素子群8と第2圧
電素子群9とを有している。上記圧電素子はそれぞれ半
円形の分極領域に分割されており、圧電素子8aの有す
る境界領域の境界線と、圧電素子8bの有する境界領域
の境界線とは一致するように配置され、また、9aの境
界線と9bの境界線も同様に一致させているとともに、
前記8a及び8bの境界線とこの9a及び9bの該境界
線とが90度ずれて垂直になるように配置されている。
それぞれの圧電素子が有する2つの半円形の分極領域の
分極方向は、互いに反転されるように分極されていて、
また、各圧電素子群8,9を構成する2枚の圧電素子間
8aと8b、9aと9bの相対する面の分極方向は、そ
れぞれ互いに反転するように配置されている。
枚のドーナツ形状の圧電素子8a,8b及び9a,9b
でそれぞれ構成されている、第1圧電素子群8と第2圧
電素子群9とを有している。上記圧電素子はそれぞれ半
円形の分極領域に分割されており、圧電素子8aの有す
る境界領域の境界線と、圧電素子8bの有する境界領域
の境界線とは一致するように配置され、また、9aの境
界線と9bの境界線も同様に一致させているとともに、
前記8a及び8bの境界線とこの9a及び9bの該境界
線とが90度ずれて垂直になるように配置されている。
それぞれの圧電素子が有する2つの半円形の分極領域の
分極方向は、互いに反転されるように分極されていて、
また、各圧電素子群8,9を構成する2枚の圧電素子間
8aと8b、9aと9bの相対する面の分極方向は、そ
れぞれ互いに反転するように配置されている。
【0012】また、第1圧電素子群8と第2圧電素子群
9との間、第1素子群8の上端面と上部共振器4の下端
面との間、および第2素子群9の下端面と下部共振器5
の上端面との間には、リード線半田付け用の突出部Gを
有する銅製電極板11がそれぞれ挟み込まれていて、図
示しないリード線を介して接地されるようになってい
る。また、各圧電素子群8,9の2枚の圧電素子8aと
8b,9aと9bの間にもリード線半田付け用の突出部
A,Bを有する銅製電極板12,13が配置されてい
て、これらには図示しないリード線を介して、90度位
相がずれた共振周波数付近の正弦波電圧が、図示しない
駆動回路から印加されるようになっている。
9との間、第1素子群8の上端面と上部共振器4の下端
面との間、および第2素子群9の下端面と下部共振器5
の上端面との間には、リード線半田付け用の突出部Gを
有する銅製電極板11がそれぞれ挟み込まれていて、図
示しないリード線を介して接地されるようになってい
る。また、各圧電素子群8,9の2枚の圧電素子8aと
8b,9aと9bの間にもリード線半田付け用の突出部
A,Bを有する銅製電極板12,13が配置されてい
て、これらには図示しないリード線を介して、90度位
相がずれた共振周波数付近の正弦波電圧が、図示しない
駆動回路から印加されるようになっている。
【0013】上記上部共振器4は、外径が上記発振子3
と同径である短円筒体に形成され、下方の上記発振子3
側に中心軸孔が設けられている。この中心軸孔の内周面
には、支軸である締結部材15と締結するための雌ねじ
部16が螺刻されている。また、上部共振器4の上端面
から下方の圧電素子の方向に向けて、この上部共振器4
の内部が締結部材15と接触しないように、カップ状の
凹部17が形成されている。さらに、上部共振器4の外
周面には、剛性を低下させるために複数の周溝18がほ
ぼ等間隔位置に形成されている。
と同径である短円筒体に形成され、下方の上記発振子3
側に中心軸孔が設けられている。この中心軸孔の内周面
には、支軸である締結部材15と締結するための雌ねじ
部16が螺刻されている。また、上部共振器4の上端面
から下方の圧電素子の方向に向けて、この上部共振器4
の内部が締結部材15と接触しないように、カップ状の
凹部17が形成されている。さらに、上部共振器4の外
周面には、剛性を低下させるために複数の周溝18がほ
ぼ等間隔位置に形成されている。
【0014】そして、該上部共振器4の、上記回転子6
との接触部22の近傍には、ばね特性部であるフランジ
部21が設けられている。このフランジ部21は、上記
上部共振器4の本体円筒部4aの上端部から外径方向へ
水平に延出され、薄肉に形成されている。該フランジ部
21の外径方向の先端部には、上方へ向かって略矩形の
断面形状を有する接触部22が設けられており、この接
触部22の上端に形成された接触面は、高い精度で平面
となるように加工されている。
との接触部22の近傍には、ばね特性部であるフランジ
部21が設けられている。このフランジ部21は、上記
上部共振器4の本体円筒部4aの上端部から外径方向へ
水平に延出され、薄肉に形成されている。該フランジ部
21の外径方向の先端部には、上方へ向かって略矩形の
断面形状を有する接触部22が設けられており、この接
触部22の上端に形成された接触面は、高い精度で平面
となるように加工されている。
【0015】また、該上部共振器4は、振動伝達に優れ
た材質(アルミニウム合金,ステンレス,リン青銅,ジ
ュラルミン,チタン合金等)で形成されている。該第1
実施例では、アルミニウム合金を用いて上部共振器4を
形成するとともに、その表面にシュウ酸アルマイト被膜
を形成し、さらに、蒸気封孔処理によって該アルマイト
皮膜が有する微小孔を、その底部まで水和物で充填して
いる。
た材質(アルミニウム合金,ステンレス,リン青銅,ジ
ュラルミン,チタン合金等)で形成されている。該第1
実施例では、アルミニウム合金を用いて上部共振器4を
形成するとともに、その表面にシュウ酸アルマイト被膜
を形成し、さらに、蒸気封孔処理によって該アルマイト
皮膜が有する微小孔を、その底部まで水和物で充填して
いる。
【0016】一方、前記下部共振器5は、前記発振子3
と同径の短円柱体で形成され、その材質は、上記上部共
振器4よりも振動伝達の悪い材質(真鍮,鋼等)で形成
されていて、該第1実施例では真鍮を用いている。そし
て、この下部共振器5の上端面から中心軸に沿って上方
向に延び出した、支軸の役目をするボルト等の締結部材
15が一体に設けられている。また、下部共振器5の外
周側面には、超音波モータ1を固定部材23に取り付け
るための雄ねじ24が螺刻されており、この固定部材2
3に螺刻されている雌ねじ23aと螺合されるようにな
っている。
と同径の短円柱体で形成され、その材質は、上記上部共
振器4よりも振動伝達の悪い材質(真鍮,鋼等)で形成
されていて、該第1実施例では真鍮を用いている。そし
て、この下部共振器5の上端面から中心軸に沿って上方
向に延び出した、支軸の役目をするボルト等の締結部材
15が一体に設けられている。また、下部共振器5の外
周側面には、超音波モータ1を固定部材23に取り付け
るための雄ねじ24が螺刻されており、この固定部材2
3に螺刻されている雌ねじ23aと螺合されるようにな
っている。
【0017】上述したような発振子3と上部共振器4,
5とで構成される超音波振動子2は、以下に述べる手順
で組み立てる。各構成部材間にエポキシ系接着剤を塗布
後、第1圧電素子群8と第2圧電素子群9と電極板1
1,12,13とを、下部共振器5の締結部材15に貫
通させた状態で下部共振器5上に載置し、上部共振器4
を締結部材15に螺合させることにより両者の間に挟ん
で圧着し、接着剤を硬化させて超音波振動子2を構成す
る。
5とで構成される超音波振動子2は、以下に述べる手順
で組み立てる。各構成部材間にエポキシ系接着剤を塗布
後、第1圧電素子群8と第2圧電素子群9と電極板1
1,12,13とを、下部共振器5の締結部材15に貫
通させた状態で下部共振器5上に載置し、上部共振器4
を締結部材15に螺合させることにより両者の間に挟ん
で圧着し、接着剤を硬化させて超音波振動子2を構成す
る。
【0018】上述のように、下部共振器5に一体に設け
られた締結部材15は、超音波振動子2を圧着固定する
ようになっているとともに、押圧手段を有する回転子6
をも支持するようになっている。この回転子6は、比較
的厚みのあるリング状の回転子本体6aと、この回転子
本体6aの上部中央に穿設された円形凹部に配設され
た、振動の伝達を防止するゴムリング26と、このゴム
リング26の径方向の内側に配置された回転子取付用の
ベアリング27で構成されており、このベアリング27
を締結部材15に嵌着するようになっている。すなわ
ち、回転子本体6aはゴムリング26とベアリング27
とを介して、締結部材15に回動自在に支持されてい
る。
られた締結部材15は、超音波振動子2を圧着固定する
ようになっているとともに、押圧手段を有する回転子6
をも支持するようになっている。この回転子6は、比較
的厚みのあるリング状の回転子本体6aと、この回転子
本体6aの上部中央に穿設された円形凹部に配設され
た、振動の伝達を防止するゴムリング26と、このゴム
リング26の径方向の内側に配置された回転子取付用の
ベアリング27で構成されており、このベアリング27
を締結部材15に嵌着するようになっている。すなわ
ち、回転子本体6aはゴムリング26とベアリング27
とを介して、締結部材15に回動自在に支持されてい
る。
【0019】そして、上記回転子6は、振動子2の上端
面に押圧手段によって圧着されるようになっている。こ
の第1実施例では該押圧手段は、回転子6上に、締結部
材15に挿通した皿ばね28a,28bの2枚を対向し
て配設し、その上方にナット29を螺合することにより
回転子6を押圧するようになっており、ナット29のね
じ込み量により圧着量を可変できるように構成されてい
る。なお、回転子本体6aはSK材で形成されており、
硬度Hv650の熱処理が施されている。
面に押圧手段によって圧着されるようになっている。こ
の第1実施例では該押圧手段は、回転子6上に、締結部
材15に挿通した皿ばね28a,28bの2枚を対向し
て配設し、その上方にナット29を螺合することにより
回転子6を押圧するようになっており、ナット29のね
じ込み量により圧着量を可変できるように構成されてい
る。なお、回転子本体6aはSK材で形成されており、
硬度Hv650の熱処理が施されている。
【0020】次に、このように構成された第1実施例の
超音波モータの作用について説明する。図2に本実施例
の超音波振動子の振動状態を示す。
超音波モータの作用について説明する。図2に本実施例
の超音波振動子の振動状態を示す。
【0021】正弦波電圧を電極12,13に印加する
と、超音波振動子2の下端部が固定端となっているため
に、この下端部を節とし、超音波振動子2の上端面が腹
となる1次モードの屈曲振動が発生する。この屈曲運動
は、第1圧電素子群8と第2圧電素子群9とがその電極
境界線を互いに90度ずらして配置されていることによ
り、これら2つの圧電素子群8,9による互いに垂直な
方向の直線振動の合成となり、前記電極12,13に印
加される正弦波電圧の位相を90度ずらすことにより、
この直線振動は位相が90度ずれた略正弦波振動とな
る。こうして、これらの直線振動を合成することによ
り、屈曲振動は図2に示すように、振動子の中心軸を中
心として回転する円を含む楕円振動となる。この楕円振
動によって、超音波振動子2に押圧された回転子6が回
転する。なお、電極12と13とに加えられる正弦波電
圧の位相差をさらに180度ずらして、これら正弦波電
圧間の位相差を270度にすると、図2の点線で示した
矢印のように楕円振動の回転方向が逆転して、回転子を
逆方向に回転させることができる。
と、超音波振動子2の下端部が固定端となっているため
に、この下端部を節とし、超音波振動子2の上端面が腹
となる1次モードの屈曲振動が発生する。この屈曲運動
は、第1圧電素子群8と第2圧電素子群9とがその電極
境界線を互いに90度ずらして配置されていることによ
り、これら2つの圧電素子群8,9による互いに垂直な
方向の直線振動の合成となり、前記電極12,13に印
加される正弦波電圧の位相を90度ずらすことにより、
この直線振動は位相が90度ずれた略正弦波振動とな
る。こうして、これらの直線振動を合成することによ
り、屈曲振動は図2に示すように、振動子の中心軸を中
心として回転する円を含む楕円振動となる。この楕円振
動によって、超音波振動子2に押圧された回転子6が回
転する。なお、電極12と13とに加えられる正弦波電
圧の位相差をさらに180度ずらして、これら正弦波電
圧間の位相差を270度にすると、図2の点線で示した
矢印のように楕円振動の回転方向が逆転して、回転子を
逆方向に回転させることができる。
【0022】この第1実施例によると、超音波振動子2
は、その接触部22の近傍に設けられた薄肉のばね特性
を有するばね特性部であるフランジ部21によって、回
転子6と安定して接触できるようになる。図3は回転子
6と振動子接触部22の接触状態を模式的に示した図で
ある。まず、振動子接触部22が回転子6と接触した状
態が図3(B)に示されていて、回転子6に接触部22
が押圧されることにより該薄肉フランジ部21が下方に
撓み、回転子6と接触部22の端面を点接触ではなく面
接触させている。この面接触によって、接触面積が増加
し、単位面積あたりに加わる力を減少させることができ
る。
は、その接触部22の近傍に設けられた薄肉のばね特性
を有するばね特性部であるフランジ部21によって、回
転子6と安定して接触できるようになる。図3は回転子
6と振動子接触部22の接触状態を模式的に示した図で
ある。まず、振動子接触部22が回転子6と接触した状
態が図3(B)に示されていて、回転子6に接触部22
が押圧されることにより該薄肉フランジ部21が下方に
撓み、回転子6と接触部22の端面を点接触ではなく面
接触させている。この面接触によって、接触面積が増加
し、単位面積あたりに加わる力を減少させることができ
る。
【0023】また、ばねフランジ部21の変形によっ
て、回転子6と接触部22の端面とが、従来よりも長時
間接触するようになり、回転力を回転子6に伝達しやす
くする。図3(A)は回転子6と振動子接触部22とが
接触している作用点から、端面中心を通る反対側の状態
を示し、従来のものと同じように、回転子6と接触部2
2が確実に離れている。
て、回転子6と接触部22の端面とが、従来よりも長時
間接触するようになり、回転力を回転子6に伝達しやす
くする。図3(A)は回転子6と振動子接触部22とが
接触している作用点から、端面中心を通る反対側の状態
を示し、従来のものと同じように、回転子6と接触部2
2が確実に離れている。
【0024】このように振動子接触部22が動作するた
めには、以下の条件が必要となる。超音波振動子2の共
振周波数をf1,接触部22のばねフランジ部21の共
振周波数をf2とすると、◎ f1≦f2◎ の関係が必要である。これは、超音波振動子2の共振周
波数以下にばねフランジ部21の共振周波数があると、
接触部22に不要な別モードの振動が発生し、接触を逆
に不安定にするからである。この薄肉ばねフランジ部2
1の共振周波数f2は、薄肉部の厚さや寸法等を変更す
ることによって、自由に設定することができ、かつ容易
に調節することができる。
めには、以下の条件が必要となる。超音波振動子2の共
振周波数をf1,接触部22のばねフランジ部21の共
振周波数をf2とすると、◎ f1≦f2◎ の関係が必要である。これは、超音波振動子2の共振周
波数以下にばねフランジ部21の共振周波数があると、
接触部22に不要な別モードの振動が発生し、接触を逆
に不安定にするからである。この薄肉ばねフランジ部2
1の共振周波数f2は、薄肉部の厚さや寸法等を変更す
ることによって、自由に設定することができ、かつ容易
に調節することができる。
【0025】なお、回転子6の内部に設置されたゴムリ
ング26は、振動子2から発生した超音波振動が回転子
6にだけ作用して、締結部材15に振動が逃げないよう
にするためのものであり、振動絶縁の効果を有する。
ング26は、振動子2から発生した超音波振動が回転子
6にだけ作用して、締結部材15に振動が逃げないよう
にするためのものであり、振動絶縁の効果を有する。
【0026】以上要約すると、第1実施例によれば、振
動子2の接触部22に薄肉のばねフランジ部21を設け
ることで、回転子6と振動子接触部22を安定して面接
触させることができる。このため、接触部22にかかる
単位面積当たりの力が減少し、耐摩耗性を向上すること
ができ、また接触時間の増加による回転力の伝達向上が
でき、高トルクでかつ安定した回転が得られる。そし
て、接触位置を従来の振動子のエッジ部から振動子の端
面に変更することになり、端面の加工精度を比較的容易
に達成できるようになるため、低コスト化が図れる。
動子2の接触部22に薄肉のばねフランジ部21を設け
ることで、回転子6と振動子接触部22を安定して面接
触させることができる。このため、接触部22にかかる
単位面積当たりの力が減少し、耐摩耗性を向上すること
ができ、また接触時間の増加による回転力の伝達向上が
でき、高トルクでかつ安定した回転が得られる。そし
て、接触位置を従来の振動子のエッジ部から振動子の端
面に変更することになり、端面の加工精度を比較的容易
に達成できるようになるため、低コスト化が図れる。
【0027】図4は上記第1実施例の変形例を示したも
ので、その接触部の部分拡大図である。この変形例にお
いては、ばねフランジ部21の下部に設けた周溝18a
の断面形状を3角形に形成している。その他の構成は、
前述の第1実施例と同様である。
ので、その接触部の部分拡大図である。この変形例にお
いては、ばねフランジ部21の下部に設けた周溝18a
の断面形状を3角形に形成している。その他の構成は、
前述の第1実施例と同様である。
【0028】この変形例においても前述の第1実施例と
同様の作用と効果とを有する。
同様の作用と効果とを有する。
【0029】図5は、本発明の第2実施例に係る超音波
モータの振動子と回転子との接触部分を示した拡大断面
図である。
モータの振動子と回転子との接触部分を示した拡大断面
図である。
【0030】この第2実施例における超音波モータの構
成は、前述の第1実施例におけるものとほぼ同様である
ので、その相違点のみを以下に説明する。
成は、前述の第1実施例におけるものとほぼ同様である
ので、その相違点のみを以下に説明する。
【0031】この実施例では、上部共振器4と同様な材
質で形成され、かつ回転子6と接触する接触部22に、
L字形状のばね特性部31を形成してある。より詳細に
は、このL字型ばね特性部31は、最上部の周溝18を
深く切り込むことによって、接触部22から中心軸方向
へ水平に設けられた水平フランジ部31aと、この水平
フランジ部31aの中心軸側に形成された、上部共振器
4の本体円筒部4aの垂直壁部31bとにより構成され
ている。前述の第1実施例におけるフランジ部は、本実
施例の水平フランジ部31aに相当し、本実施例ではさ
らに垂直壁部31bが追加して設けられている。
質で形成され、かつ回転子6と接触する接触部22に、
L字形状のばね特性部31を形成してある。より詳細に
は、このL字型ばね特性部31は、最上部の周溝18を
深く切り込むことによって、接触部22から中心軸方向
へ水平に設けられた水平フランジ部31aと、この水平
フランジ部31aの中心軸側に形成された、上部共振器
4の本体円筒部4aの垂直壁部31bとにより構成され
ている。前述の第1実施例におけるフランジ部は、本実
施例の水平フランジ部31aに相当し、本実施例ではさ
らに垂直壁部31bが追加して設けられている。
【0032】前述の第1実施例では、超音波振動子2の
軸方向(図5の矢印Y方向参照)にのみフランジ部が変
形する構成になっていたが、本第2実施例では、断面が
L字形状のばね特性部31を用いることにより、超音波
振動子2の軸方向(矢印Y方向)に水平フランジ部31
aが変形するとともに、径方向(矢印X方向)にも垂直
壁部31bが変形するようになっている。
軸方向(図5の矢印Y方向参照)にのみフランジ部が変
形する構成になっていたが、本第2実施例では、断面が
L字形状のばね特性部31を用いることにより、超音波
振動子2の軸方向(矢印Y方向)に水平フランジ部31
aが変形するとともに、径方向(矢印X方向)にも垂直
壁部31bが変形するようになっている。
【0033】このように第1実施例と同様に、振動子接
触部22と回転子6とを面接触させることで、単位面積
当たりの力を減少させることができ、回転力を伝達しや
すくなる。また、X,Y方向の両方向にL字型ばね特性
部31がばね特性を有するため、超音波振動子2の屈曲
振動に対して追従性が良くなり、より接触部22の端面
を回転子6に密接させやすく、さらに確実な接触状態を
実現できる。
触部22と回転子6とを面接触させることで、単位面積
当たりの力を減少させることができ、回転力を伝達しや
すくなる。また、X,Y方向の両方向にL字型ばね特性
部31がばね特性を有するため、超音波振動子2の屈曲
振動に対して追従性が良くなり、より接触部22の端面
を回転子6に密接させやすく、さらに確実な接触状態を
実現できる。
【0034】このような第2実施例によれば、さらに良
好な接触状態が得られるため、より安定した回転が得ら
れ、高トルクが実現できる。
好な接触状態が得られるため、より安定した回転が得ら
れ、高トルクが実現できる。
【0035】図6は第2実施例の変形例の接触部の部分
拡大図である。
拡大図である。
【0036】この変形例においては、ばね特性部33
が、振動子2の接触部22から上部共振器4の軸心方向
下方へ傾斜し、上部共振器4の本体円筒部4aに接続さ
れるように形成されている。このような形状を有するば
ね特性部を用いても、X,Y方向の両方向にばね性を有
することができ、第2実施例と同様の効果を得ることが
できる。
が、振動子2の接触部22から上部共振器4の軸心方向
下方へ傾斜し、上部共振器4の本体円筒部4aに接続さ
れるように形成されている。このような形状を有するば
ね特性部を用いても、X,Y方向の両方向にばね性を有
することができ、第2実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0037】図7(A)は、本発明の第3実施例に係る
超音波モータの振動子と回転子との接触部分を示す拡大
断面図である。
超音波モータの振動子と回転子との接触部分を示す拡大
断面図である。
【0038】この第3実施例における超音波モータ1の
構成は、前述の第1および第2実施例のものとほぼ同様
である。よって、その相違点のみについて説明する。
構成は、前述の第1および第2実施例のものとほぼ同様
である。よって、その相違点のみについて説明する。
【0039】この第3実施例においては、上部共振器4
の本体円筒部4aの上端面に、この上端面とほぼ等しい
接触面を持ち、薄肉のリング状に形成された弾性シート
部材35が接合されている。この弾性シート部材35
は、剛性が金属よりも低く可撓性を有している高分子材
料で、形成されている。そして、さらにその上部に上部
共振器4と同材質のリング状の接触部材22aを接合し
ている。本第3実施例では、この弾性シート部材35が
ばね特性部を構成しており、また、該高分子材料として
厚さ80μmのネオプレンゴムを用いている。
の本体円筒部4aの上端面に、この上端面とほぼ等しい
接触面を持ち、薄肉のリング状に形成された弾性シート
部材35が接合されている。この弾性シート部材35
は、剛性が金属よりも低く可撓性を有している高分子材
料で、形成されている。そして、さらにその上部に上部
共振器4と同材質のリング状の接触部材22aを接合し
ている。本第3実施例では、この弾性シート部材35が
ばね特性部を構成しており、また、該高分子材料として
厚さ80μmのネオプレンゴムを用いている。
【0040】図7(B)は、このように構成された振動
子の接触部材22aと回転子6との作用状態を模式的に
表した接触部分の拡大断面図である。
子の接触部材22aと回転子6との作用状態を模式的に
表した接触部分の拡大断面図である。
【0041】高分子材料は、上述のように、剛性が低く
可撓性を有するため、上記接触部材22aからはたらく
応力によって弾性変形し、接触部材22aを回転子6に
面接触させる。高分子材料のばね特性はこの弾性変形に
よって得られ、前記第1,第2実施例の薄肉フランジ部
と同様の作用を生じさせる。
可撓性を有するため、上記接触部材22aからはたらく
応力によって弾性変形し、接触部材22aを回転子6に
面接触させる。高分子材料のばね特性はこの弾性変形に
よって得られ、前記第1,第2実施例の薄肉フランジ部
と同様の作用を生じさせる。
【0042】このように、高分子材料による弾性変形を
利用しても、前記第1,第2実施例と同様の効果が得ら
れ、高トルク、安定回転、耐摩耗性向上を達成すること
ができる。
利用しても、前記第1,第2実施例と同様の効果が得ら
れ、高トルク、安定回転、耐摩耗性向上を達成すること
ができる。
【0043】なお、高分子材料は第3実施例に示されて
いるネオプレンゴムだけではなく、同条件を満たすよう
なエンジニアリングプラスチック、例えばカーボン短繊
維を含有したPPS樹脂を用いても良い。また、これら
の弾性シート部材35と接触部材22aとを含めた部分
の共振周波数は、超音波振動子の共振周波数以上にする
ことが望ましい点も、前記第1,第2実施例と同様であ
る。
いるネオプレンゴムだけではなく、同条件を満たすよう
なエンジニアリングプラスチック、例えばカーボン短繊
維を含有したPPS樹脂を用いても良い。また、これら
の弾性シート部材35と接触部材22aとを含めた部分
の共振周波数は、超音波振動子の共振周波数以上にする
ことが望ましい点も、前記第1,第2実施例と同様であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、振
動子と被駆動部材とが確実に接触することで安定したモ
ータ性能が得られ、しかもこの接触部が摩耗に対して強
い耐久性を有することができる。
動子と被駆動部材とが確実に接触することで安定したモ
ータ性能が得られ、しかもこの接触部が摩耗に対して強
い耐久性を有することができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す超音波モータの、右
半分を断面で示した側面図。
半分を断面で示した側面図。
【図2】上記第1実施例の超音波振動子の振動状態を示
す線図。
す線図。
【図3】上記第1実施例の振動子と回転子との接触部分
の要部拡大断面図。
の要部拡大断面図。
【図4】上記第1実施例の変形例を示す振動子と回転子
との接触部分の要部拡大断面図。
との接触部分の要部拡大断面図。
【図5】本発明の第2実施例に係る超音波モータの振動
子と回転子との接触部分の要部拡大断面図。
子と回転子との接触部分の要部拡大断面図。
【図6】上記第2実施例の変形例を示す振動子と回転子
との接触部分の要部拡大断面図。
との接触部分の要部拡大断面図。
【図7】本発明の第3実施例に係る超音波モータの振動
子と回転子との接触部分の要部拡大断面図。
子と回転子との接触部分の要部拡大断面図。
【図8】従来の超音波モータの超音波振動子と回転子と
の接触状態を示す側面図。
の接触状態を示す側面図。
1…超音波モータ 2…超音波振動子 4…共振器 6…回転子 21,31,33…ばねフランジ部(ばね特性部) 22…接触部 22a…接触部材 35…弾性シート部材(ばね特性部)
Claims (1)
- 【請求項1】 弾性体上で位置的に90度ずれて配置さ
れた第1,第2の電気−機械エネルギー変換素子に、互
いに90度位相がずれた交流電圧をそれぞれ印加するこ
とにより、該弾性体に発生する屈曲振動を、この弾性体
の中心軸回りの回転運動にする超音波振動子と、 この超音波振動子の何れか一方の端面に圧接された被駆
動部材と、 を具備する超音波モータにおいて、 上記超音波振動子の、上記被駆動部材との接触部近傍
に、ばね特性を有するばね特性部を設けたことを特徴と
する超音波モータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174153A JPH0622565A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 超音波モータ |
US08/026,316 US5410204A (en) | 1992-02-28 | 1993-03-01 | Ultrasonic oscillator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4174153A JPH0622565A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 超音波モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622565A true JPH0622565A (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=15973613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4174153A Withdrawn JPH0622565A (ja) | 1992-02-28 | 1992-07-01 | 超音波モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622565A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10601345B2 (en) | 2015-12-03 | 2020-03-24 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric driving device, motor, robot, and pump |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP4174153A patent/JPH0622565A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10601345B2 (en) | 2015-12-03 | 2020-03-24 | Seiko Epson Corporation | Piezoelectric driving device, motor, robot, and pump |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |