JPH0622499Y2 - 曲げ型の曲率調整具 - Google Patents

曲げ型の曲率調整具

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JPH0622499Y2
JPH0622499Y2 JP1989106097U JP10609789U JPH0622499Y2 JP H0622499 Y2 JPH0622499 Y2 JP H0622499Y2 JP 1989106097 U JP1989106097 U JP 1989106097U JP 10609789 U JP10609789 U JP 10609789U JP H0622499 Y2 JPH0622499 Y2 JP H0622499Y2
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bending
curvature
thin plate
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bending die
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Inventor
茂 木下
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三協アルミニウム工業株式会社
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) 本考案は、例えばアルミニウム製押出し形材などの直線
状被加工物を曲げ加工するに際し、曲げ型に取り付けて
前記被加工物との間に介在させ、被加工物を前記曲げ型
の曲率とは異なった曲率に曲げ加工するのに利用される
曲げ型の曲率調整具に関するものである。 (従来の技術) 一般に、曲げ型を用いる曲げ加工においては、各種の曲
率に対応するため、曲率の異なる曲げ型を多数備えてい
なければならない。しかし、数多くの曲げ型を保有する
ことは曲げ型の製作コスト,保管スペースなどの点で限
度があるので、中間的な曲率に対しては曲げ型の曲率調
整具として薄板状のスペーサ101を用い、第6図に示
すように、曲げ加工しようとする曲率に応じて何枚かの
スペーサ101を曲げ型102に巻き付けることによっ
て、仮想線で示す被加工物103を曲げるようにしてい
た。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述のような薄板状のスペーサ102で
は、曲げ型の曲率半径を増加する方向の調整しかできな
いばかりでなく、スペーサ102の板厚に相当するだけ
の曲率半径の増加ができるにすぎないため、目的とする
曲率半径との調整しろが大きい場合には何枚ものスペー
サ102を重ねて用いることが必要となって、スペーサ
102の着脱に多くの時間と手間がかかるという問題点
があった。さらに、曲げ加工装置における曲げ型と被加
工物との距離など、装置の寸法的な制約から、重ねるこ
とのできるスペーサ102の厚さにも限度があり、曲率
の調整可能範囲が狭いという問題点があって、この種曲
げ型の曲率調整具の課題となっていた。 (考案の目的) 本考案は、従来の曲げ型の曲率調整具の前記課題を解決
するためになされたものであって、曲率を増加方向にも
減少方向にも大幅に調整することができ、しかも着脱が
容易な曲げ型の曲率調整具を提供することを目的として
いる。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) 本考案に係わる曲げ型の曲率調整具は、曲げ型の曲げ加
工用曲面部と対向する部分と被加工物と対向する部分と
を有し、変形可能な薄板と該薄板の曲げ型側に着脱自在
に係合連結される複数のスペーサからなり、当該薄板と
スペーサとが連結された状態で前記曲げ型の曲げ加工局
面部上に沿わせて曲げ加工の曲率を増減する曲率調整具
であって、前記スペーサは前記薄板の中央部から両端方
向に向けて厚さが徐々に増加もしくは減少するように列
設してなる構成としたものであって曲げ型の曲率調整具
の上記構成を前述した従来の課題を解決するための手段
としたことを特徴としている。 (作用) 本考案に係わる曲げ型の曲率調整具は、変形可能な薄板
の曲げ型側に、着脱自在の複数個のスペーサを取り付
け、前記スペーサの厚さが前記薄板の中央部分から両端
側に向けて徐々に増加または減少するようにしてある。 したがって、前記スペーサを薄板の中央部から両端側へ
向って、その厚さが減少するように列設すれば、被加工
物を曲げ型の曲率半径より小さい曲率半径に曲げるため
の曲率調整具となる。また、前記スペーサを取り外し、
その厚さが薄板の長手方向中央部から両端方向に向って
徐々に増加するように配列しなおせば、被加工物を曲げ
型の曲率半径より大きな曲率半径に曲げるための曲率調
整具となる。 さらに、前記薄板は変形可能であるので、自由に湾曲し
て各種曲率の曲げ型に適合し、スペーサの選択によっ
て、それぞれの曲げ型の曲率を自由増減し得るものとな
る。 (実施例) 以下に、実施例によって本考案をさらに具体的に説明す
る。 第1図および第2図は、本考案に係わる曲げ型の曲率調
整具の一実施例を示すもので、図に示す曲げ型の曲率調
整具11は、第1図(a)(b)に示すように、変形可
能な弾性材料からなる薄板12の図中下面側、すなわ
ち、第2図に示す曲げ型2の側に、相対向する1対のL
字状係合片13,13がこの実施例では7組設けてあ
る。 一方、各スペーサ14の両側面の図中上方側には係合溝
15,15が設けてあり、第1図(a)に示すように、
係合溝15,15を前記係合片13,13に係合させな
がら、図中前方に摺動させることによって、当該スペー
サ14を前記薄板12の下面に着脱自在に取り付けるこ
とができるようになっている。 そして、この実施例では、第1図(b)に示すように、
前記薄板12の長手方向中央部に取り付けたスペーサ1
4aから両端側に向って徐々にその厚さが増加するスペ
ーサ14b,14c,14dがそれぞれ取り付けてあ
り、この実施例において当該曲率調整具11は、前記ス
ペーサ14の下端面で曲げ型2の加工用曲面部2aと対
向する部分11aを形成すると共に、前記薄板12の上
面が仮想線で示す被加工物3と対向する部分11bとな
っており、全体で両端側ほど厚さが増す凹レンズ形をな
している。 このような構造を有する曲率調整具11は、第2図に示
すように、曲率半径rの曲げ型2と仮想線で示す被加
工物3との間に介在して、前記被加工物3を曲げ型2の
曲率半径rよりも大きな曲率半径rに曲げるように
することができる。 そして、当該曲率調整具11は、薄板12が自由に湾曲
して種々の曲げ型に適合すると共に、着脱自在なスペー
サ14を備えた構造となっているので、長手方向中央部
から両端側に向けて厚さが減少するようにスペーサ14
の配列を変更することにより、全体で中央部が肉厚とな
った凸レンズ形の曲率調整具とすれば、曲げ型の曲率半
径よりも小さい曲率半径に曲げ加工するのに利用するこ
ともできる。また、種々の厚さを有するスペーサ14を
多数備えておくことによって、曲げ型に対する曲率半径
の調整幅を自由に選択することができる。 さらに、当該曲率調整具11は、平板状をなす薄板12
の上面11bを介して被加工物3に当接するので、段差
のない滑らかな曲げ加工が可能であり、スペーサ14を
隙間なく並べる必要もない。
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案に係わる曲げ型の曲率
調整具は、曲げ型の曲げ加工用曲面部と対向する部分と
被加工物と対向する部分とを有し、変形可能な薄板と該
薄板の曲げ型側に着脱自在に係合連結される複数のスペ
ーサからなり、当該薄板とスペーサとが連結された状態
で前記曲げ型の加工曲げ局面部上に沿わせて曲げ加工の
曲率を増減する曲率調整具であって、前記スペーサは前
記薄板の中央部から両端方向に向けて厚さが徐々に増加
もしくは減少するように列設してなる構成としたもので
あるから、曲げ型にスペーサを隙間なく並べる必要がな
く、薄板にスペーサをあらかじめセットしておくことに
より、事前準備や段取りが容易になると共に、曲げ型上
に載置するだけで曲げ型の曲率半径を増加方向にも減少
方向にも大幅に調整することができ、多くの曲げ型を保
有することなくあらゆる曲率の曲げ加工に対応すること
ができるという優れた効果を有するもので、曲げ加工に
おける曲げ型コストおよび作業工数の低減を可能とする
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は本考案に係わる曲げ型の曲
率調整具の実施例の構造を示すそれぞれ斜視図および正
面図、第2図は第1図に示した曲率調整具による曲げ加
工状況を説明する概略図、第3図は従来の曲げ型の曲率
調整具およびその使用状況を示す概略図である。 11…曲げ型の曲率調整具、 2…曲げ型、 2a…曲げ加工用曲面部、 3…被加工物、 12…薄板、 14(14a,14b,14c,14d)…スペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲げ型の曲げ加工用曲面部と対向する部分
    と被加工物と対向する部分とを有し、変形可能な薄板と
    該薄板の曲げ型側に着脱自在に係合連結される複数のス
    ペーサからなり、当該薄板とスペーサとが連結された状
    態で前記曲げ型の曲げ加工局面部上に沿わせて曲げ加工
    の曲率を増減する曲率調整具であって、前記スペーサは
    前記薄板の中央部から両端方向に向けて厚さが徐々に増
    加もしくは減少するように列設してなることを特徴とす
    る曲げ型の曲率調整具。
JP1989106097U 1989-09-08 1989-09-08 曲げ型の曲率調整具 Expired - Fee Related JPH0622499Y2 (ja)

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