JPH06224315A - シーム接合法 - Google Patents

シーム接合法

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JPH06224315A
JPH06224315A JP2970593A JP2970593A JPH06224315A JP H06224315 A JPH06224315 A JP H06224315A JP 2970593 A JP2970593 A JP 2970593A JP 2970593 A JP2970593 A JP 2970593A JP H06224315 A JPH06224315 A JP H06224315A
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JP
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cap
seam
envelope
roller electrode
roller
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JP2970593A
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Masaki Furuya
正樹 古屋
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Nippon Avionics Co Ltd
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Nippon Avionics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーム接合終了時のキャップとローラ電極と
の溶着による外囲器の浮き上がりを防止し、シーム接合
の作業能率を向上させる。 【構成】 シーム接合終了後ローラ電極8への通電を停
止して外囲器3を接合方向とは反対方向(矢印B方向)
に微小距離移動させて電極8の接触部Pをキャップ7か
ら離間させた後ローラ電極8を上昇させキャップ7から
離間させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子、水晶振動
子等のチップを搭載収納したパッケージの開口部に金属
製キャップを自動的にシーム接合するシーム接合法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子、水晶振動子等のチッ
プをパッケージに気密封止する方法として、マイクロパ
ラレルシーム接合法が広く用いられている(例:特公平
1−38373号公報)。このシーム接合法は、図2お
よび図3(a)、(b)に示すようにセラミック基板1
に金属製シームフレーム2をろう接してなるセラミック
製(もしくは全体が金属製)の外囲器3の内部に半導体
素子等のチップ4を収納し、このチップ4をワイヤ5に
よって外リード6に電気的に接続した後、コバール、4
2アロイ等からなる金属製キャップ(蓋板)7を外囲器
3の開口部に被せ(図2)、図3(a)に示すようにキ
ャップ7の対向する例えば長辺側2辺の一端縁部イに一
対のテーパ付きローラ電極8a,8bを一定の加圧条件
の下で接触させ、外囲器3を矢印A方向に移動させると
同時にローラ電極8a,8bにパルセーション通電
(例:8V,140〜180A)を行ない、この時発生
するジュール熱により長辺を溶融し外囲器3にシーム接
合する。長辺のシーム接合が終了すると、ローラ電極8
a,8bを一旦上昇移動させて電極間隔を調整すると共
に外囲器3を図3(b)に示すように水平面内にて90
°回転させた後、再びローラ電極8a,8bを下降させ
て他の対向する2辺、すなわち短辺を同様にシーム接合
し、もってチップ4を封止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシーム接合法においてはシーム接合終了時に
ローラ電極8a,8bを上昇移動させた際、キャップ7
がローラ電極8a,8bにくっついたまま上昇し、シー
ム接合の作業能率が低いという問題があった。すなわ
ち、シーム接合途中においてはローラ電極8a,8bが
回転しているため、キャップ7とローラ電極8a,8b
とが溶着するおそれはないが、ローラ電極8a,8bが
キャップ7のシーム接合終了側端縁部ロに移動して停止
すると、ローラ電極8a,8bとキャップ7が溶着する
現象が起こる(特にローラ電極8a,8bの表面の磨耗
が進むと著しい)。したがって、この状態でローラ電極
8a,8bを上昇移動させると、外囲器3も一緒に上昇
して位置ずれしたり、キャリアボード9から外れてしま
う。
【0004】本発明は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、シーム
接合終了時のキャップとローラ電極との溶着による外囲
器の浮き上がりを防止し、シーム接合の作業能率を向上
させるようにしたシーム接合法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、チップを収納した外囲器の開口部に金属製
のキャップを載置し、このキャップの対向する2辺に一
対のローラ電極を所定圧にて接触させると共にローラ電
極に通電し、前記2辺を外囲器にシーム接合するシーム
接合法において、シーム接合終了後ローラ電極への通電
を停止して外囲器を接合方向とは反対方向に微小距離移
動させた後ローラ電極を上昇させキャップから離間させ
るようにしたものである。
【0006】
【作用】本発明において、外囲器はシーム接合終了時に
シーム接合方向とは反対方向に微小距離移動されること
で、キャップとローラ電極の溶着を引き剥がす。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るシーム接合法を図面に示
す実施例に基づいて詳細に説明する。図1(a)〜
(d)は本発明に係るシーム接合法を説明するための図
である。なお、図2、図3と同一構成部品のものに対し
ては同一符号をもって示す。本発明によるシーム接合法
は、接合開始から終了までは上記した従来法と同様に行
い、接合終了後一対のローラ電極8(8a,8b)を上
昇移動させる直前に外囲器3を微小距離戻してキャップ
7とローラ電極8との溶着を引き剥がすようにしたもの
である。すなわち、本発明に係るシーム接合法は、次の
工程からなる。 一対のローラ電極8を(a)図に示すように下降させ
てキャップ7の対向する2辺の一端縁部イに所定圧にて
接触させる。 次に、キャリアボード9を矢印A方向に移動させると
同時にローラ電極8に通電し、キャップ7の前記2辺を
その全長にわたってシーム接合する。 (b)図に示すように2辺のシーム接合が終了する
と、ローラ電極8への通電を停止し、キャリアボード9
を(c)図に示すように接合方向とは反対方向(矢印B
方向)に微小距離移動させる。 このように外囲器3を微小距離移動させると、ローラ電
極8は反時計方向に微小角度回転し、接合終了時にキャ
ップ7と接触していた接触部Pがキャップ7から離間す
るため、シーム接合終了時にキャップ7とローラ電極8
とが仮に溶着したとしてもこの溶着を確実に引き剥がす
ことができる。この場合、外囲器3を接合方向に微小距
離移動させることも考えられるが、その場合は所定圧に
てキャップ7に圧接されているローラ電極8が外囲器3
の移動に伴い沈み込み、外囲器3を時計方向に回転させ
てキャリアボード9から浮き上がらせるため好ましくな
い。 その後、ローラ電極8を(d)図に示すように上昇移
動させ2辺のシーム接合を終了する。この時、上記の
工程によりキャップ7とローラ電極8との溶着を引き剥
がしているので、外囲器3がローラ電極8と一緒に浮き
上がったりすることはない。なお、他の対向する2辺に
ついても上記と同様な作業手順にて行なう。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシーム
接合法は、シーム接合後外囲器を接合方向とは反対方向
に微小距離戻した後ローラ電極を上昇移動させるように
したので、接合終了時にキャップとローラ電極とが溶着
されていてもこの溶着を確実に剥がすことができる。し
たがって、ローラ電極を上昇移動させても外囲器が一緒
に上昇して位置ずれしたり、キャリアボードから外れる
といったおそれがなく、シーム接合の作業能率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシーム接合法を説明するための図
で、(a)はシーム接合開始直前の状態、(b)はシー
ム接合終了時の状態、(c)は接合終了後キャリアボー
ドを微小距離戻した状態、(d)はローラ電極を上昇さ
せた状態を示す図である。
【図2】半導体パッケージの断面図である。
【図3】(a)、(b)は従来のシーム接合法を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 セラミック基板 2 シームフレーム 3 外囲器 4 チップ 5 ワイヤ 6 外リード 7 キャップ 8,8a,8b ローラ電極 9 キャリアボード

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップを収納した外囲器の開口部に金属
    製のキャップを載置し、このキャップの対向する2辺に
    一対のローラ電極を所定圧にて接触させると共にローラ
    電極に通電し、前記2辺を外囲器にシーム接合するシー
    ム接合法において、シーム接合終了後ローラ電極への通
    電を停止して外囲器を接合方向とは反対方向に微小距離
    移動させた後ローラ電極を上昇させキャップから離間さ
    せるようにしたことを特徴とするシーム接合法。
JP02970593A 1993-01-27 1993-01-27 シーム接合法 Expired - Lifetime JP3194208B2 (ja)

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JPH06224315A true JPH06224315A (ja) 1994-08-12
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008300497A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Nippon Avionics Co Ltd パッケージの封止方法
JP2011253683A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Nippon Avionics Co Ltd 組電池用接続部材の接続方法
JP2013125835A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Nippon Avionics Co Ltd パッケージの封止装置

Cited By (3)

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JP2008300497A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Nippon Avionics Co Ltd パッケージの封止方法
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