JPH0622355U - 真空脱ガス装置における槽底構造 - Google Patents
真空脱ガス装置における槽底構造Info
- Publication number
- JPH0622355U JPH0622355U JP6334892U JP6334892U JPH0622355U JP H0622355 U JPH0622355 U JP H0622355U JP 6334892 U JP6334892 U JP 6334892U JP 6334892 U JP6334892 U JP 6334892U JP H0622355 U JPH0622355 U JP H0622355U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- reflux
- tank bottom
- reflux pipe
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 下部槽の温度変化によって生じる熱応力によ
る熱的スポーリング,亀裂,目地開きの発生と溶鋼侵入
並びに剥離による耐火物の異常損傷及び漏鋼事故の発生
を抑止する。 【構成】 浸漬管2を有する真空脱ガス装置における槽
底構造において、上記浸漬管2につながる槽底開口部ま
わりの煉瓦をあらかじめ横ぜり煉瓦積みで環流管1を築
造し、さらに環流管1の外周を鉄皮ケース13で補強し
た環流管1耐火物を配設したものによって構成したこと
を特徴としている。 【効果】 環流管を鉄皮ケースで補強したことにより、
槽の温度変化によって生じる熱応力による熱的スポーリ
ング、亀裂、目地開きの発生と溶鋼侵入並びに剥離等に
よる異常損傷が抑制できる。また従来の耐用に対して安
定した耐用が得られ、コスト低減と安全性に大なる効果
がある。
る熱的スポーリング,亀裂,目地開きの発生と溶鋼侵入
並びに剥離による耐火物の異常損傷及び漏鋼事故の発生
を抑止する。 【構成】 浸漬管2を有する真空脱ガス装置における槽
底構造において、上記浸漬管2につながる槽底開口部ま
わりの煉瓦をあらかじめ横ぜり煉瓦積みで環流管1を築
造し、さらに環流管1の外周を鉄皮ケース13で補強し
た環流管1耐火物を配設したものによって構成したこと
を特徴としている。 【効果】 環流管を鉄皮ケースで補強したことにより、
槽の温度変化によって生じる熱応力による熱的スポーリ
ング、亀裂、目地開きの発生と溶鋼侵入並びに剥離等に
よる異常損傷が抑制できる。また従来の耐用に対して安
定した耐用が得られ、コスト低減と安全性に大なる効果
がある。
Description
【0001】
この考案は、真空脱ガス装置における槽底構造に関するものである。
【0002】
溶鋼の真空脱ガス処理としては、従来、RH方式,DH方式などの真空処理装 置が利用されている。この装置をRH方式を例にして説明すると図1に示すよう に取鍋5内の溶鋼9に浸漬される浸漬管2を具える下部槽6を主体として構成さ れ、各部それぞれ損耗量に見合った耐火物のライニングが施してある。そのライ ニングの寿命は、一般的には槽底開口部まわり、即ち環流管1,1a,1b,1c 部の損耗状態に支配されることが多い。それは、この部分で溶鋼の流速が最大に 達し、さらに、気泡の爆裂も伴うので、局部破損しやすいことに加え、浸漬管2 のように簡単に交換することができないからである。そのため、従来この部分の レンガ積みには種々の工夫が施されている。なお、3は下部槽6の側壁,4は敷 レンガ,5は取鍋,7はスラグ,8はArまたはN2ガス,また10は炉底鉄皮 ,14は環流管フランジ,そして15はキャスタブルである。
【0003】
図2は、従来の開口部まわりの煉瓦積み構造の1例を示すものである。槽の温 度変化によって生じる熱応力10aによる熱的スポーリング、亀裂11、目地1 2開きの発生と溶鋼侵入、ならびに剥離による耐火物の異常損傷が生じ、漏鋼事 故の発生の危険もあり、環流管部1の耐火物の改善が望まれていた。
【0004】
この考案は上記課題を解決するためになされたものであって次のように構成し てある。
【0005】 即ち、この考案の浸漬管を有する真空脱ガス装置における槽底構造は図3〜図 6において、上記浸漬管2につながる槽底開口部まわりの煉瓦をあらかじめ横ぜ り煉瓦積みで環流管1を築造し、さらに環流管1の外周を鉄皮ケース13で補強 した環流管1耐火物を配設したことを特徴とする。真空脱ガス装置における槽底 構造である。
【0006】 次にこの考案の真空脱ガス装置における槽底構造を以下実施例について図3〜 図6を参照しながら詳しく説明する。
【0007】
図3,図4,図5,図6は本考案の実施例を示すものである。図6は、横ぜり 煉瓦積みで築造した環流管1の外周を鉄皮ケース13で補強した環流管である。 即ち、内径500mm,外径960mm,耐火物の厚み230mm,高さ1000mm の環状に築造した環流管1をその外周に厚み1.2mの鉄皮ケース13で補強し た。材管はSS41を使用した。補強鉄皮ケース13はあらかじめ環流管1の外 径に合わせて加工し筒状にしたものをモルタルでセットしても良い。なお、図3 ,図4は本考案の環流管1を装着した槽底構造の部分断面図である。
【0008】
環流管外周を鉄皮ケースで補強したことにより、槽の温度変化によって生じる 熱応力10aによる熱的スポーリング,亀裂,目地開きの発生と溶鋼侵入ならび に剥離等による異常損傷が抑制できた。本考案の外周を鉄皮ケースで補強した環 流管を用いた槽底構造を250T処理するRH真空脱ガス装置で使用したところ 、従来、300〜400回の耐用に対して本考案では、500〜600回の安定 耐用が得られ、コスト低減と安全性に大きな効果があった。
【図1】真空脱ガス装置の部分断面図である。
【図2】従来の真空脱ガス槽の部分断面図である。
【図3〜図5】本考案の真空脱ガス槽の部分断面図であ
る。
る。
【図6】本考案の環流管の要部断面図である。
1,1a,1b,1c 環流管 2 浸漬管 3 側壁 4 敷レンガ 5 取鍋 6 下部槽 7 スラグ 8 ArまたはN2ガス 9 溶鋼 10 炉底鉄皮 10a 熱応力 11 亀裂 12 目地 13 鉄皮ケース 14 環流管フランジ 15 キャスタブル
Claims (1)
- 浸漬管を有する真空脱ガス装置における槽底構造におい
て、上記浸漬管につながる槽底開口部まわりの煉瓦をあ
らかじめ横ぜり煉瓦積みで環流管を築造し、さらに環流
管の外周を鉄皮ケースで補強した環流管耐火物を配設し
たものによって構成したことを特徴とする真空脱ガス装
置における槽底構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6334892U JPH0622355U (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 真空脱ガス装置における槽底構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6334892U JPH0622355U (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 真空脱ガス装置における槽底構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622355U true JPH0622355U (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=13226657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6334892U Pending JPH0622355U (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 真空脱ガス装置における槽底構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622355U (ja) |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP6334892U patent/JPH0622355U/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4328956A (en) | Taphole assembly and method of installation | |
JPH0622355U (ja) | 真空脱ガス装置における槽底構造 | |
CN210089395U (zh) | 矿热炉水冷炉盖 | |
EP1957681B1 (en) | Snorkels for vacuum degassing of steel | |
JPH0737116Y2 (ja) | 工業用炉マンホールの閉塞構造 | |
JPH057230Y2 (ja) | ||
CN215628110U (zh) | 一种rh真空精炼炉浸渍管 | |
CN216729532U (zh) | 一种金属硅出炉及精炼硅包整体内衬结构 | |
WO2021106120A1 (ja) | 溶鋼処理用の浸漬管 | |
JP2570035Y2 (ja) | 不定形耐火物内張り浸漬管構造 | |
JPH0643167Y2 (ja) | 溶鋼脱ガス設備用浸漬管 | |
JPS6317567Y2 (ja) | ||
JPH0140889B2 (ja) | ||
JPS63299853A (ja) | 溶鋼取鍋の内張り構造 | |
JPH0629671Y2 (ja) | 真空誘導溶解炉 | |
JPS6136053B2 (ja) | ||
JPH0220202Y2 (ja) | ||
JP2773226B2 (ja) | 取鍋底部の内張り構造 | |
JPS6036877Y2 (ja) | 溶鋼処理装置フランジ接合部の構造 | |
JPH10280030A (ja) | Rh真空脱ガス炉補修側壁及びrh真空脱ガス炉の補修方法 | |
JPS5935568Y2 (ja) | 転炉用炉口金物 | |
JP3212135B2 (ja) | 真空脱ガス装置の耐火物ライニング方法 | |
JPH09241719A (ja) | 炉口金物 | |
JPH0317197Y2 (ja) | ||
JPH0243862Y2 (ja) |