JPS6317567Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6317567Y2 JPS6317567Y2 JP1981102820U JP10282081U JPS6317567Y2 JP S6317567 Y2 JPS6317567 Y2 JP S6317567Y2 JP 1981102820 U JP1981102820 U JP 1981102820U JP 10282081 U JP10282081 U JP 10282081U JP S6317567 Y2 JPS6317567 Y2 JP S6317567Y2
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- Expired
Links
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Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は連続鋳造用タンデツシユに関するもの
である。
である。
従来のタンデツシユは第１図に示すようにタン
デツシユの鉄皮１にパーマネントレンガ２と本体
レンガ３を積み重ねて形成した後コーテイング材
４を塗布するものであつた。５は溶融金属であ
る。本体レンガ３は通常安価に入手できる並形レ
ンガ（巾114mm×長さ230mm×厚さ65mm）あるいは
これに類似したレンガを目地材に耐火モルタルを
用いて築造し、またコーテイング材は溶鋼に接す
る耐火物であるため一度使用されたものは再使用
すると付着したノロや地金が鋼品質に悪影響をお
よぼすため一回の鋳造毎に取替える必要があるの
で、コストの面を考え通常ほぼ10〜30mmの厚さで
コテ塗りするのが普通である。このように築造し
たタンデツシユは鋳造、冷却、地金抜き、コーテ
ング材取替、予熱を繰返すうちに、コーテング材
４を解体する時あるいは地金を除去する時に本体
レンガ３の目地弛みや一部欠損が原因で約10チヤ
ージ毎の部分修理および150〜200チヤージ毎の全
面的な修理が必要である。このように従来タンデ
ツシユは耐火物の修理が多いため炉材コストが高
いのが欠点である。
デツシユの鉄皮１にパーマネントレンガ２と本体
レンガ３を積み重ねて形成した後コーテイング材
４を塗布するものであつた。５は溶融金属であ
る。本体レンガ３は通常安価に入手できる並形レ
ンガ（巾114mm×長さ230mm×厚さ65mm）あるいは
これに類似したレンガを目地材に耐火モルタルを
用いて築造し、またコーテイング材は溶鋼に接す
る耐火物であるため一度使用されたものは再使用
すると付着したノロや地金が鋼品質に悪影響をお
よぼすため一回の鋳造毎に取替える必要があるの
で、コストの面を考え通常ほぼ10〜30mmの厚さで
コテ塗りするのが普通である。このように築造し
たタンデツシユは鋳造、冷却、地金抜き、コーテ
ング材取替、予熱を繰返すうちに、コーテング材
４を解体する時あるいは地金を除去する時に本体
レンガ３の目地弛みや一部欠損が原因で約10チヤ
ージ毎の部分修理および150〜200チヤージ毎の全
面的な修理が必要である。このように従来タンデ
ツシユは耐火物の修理が多いため炉材コストが高
いのが欠点である。
本考案者らは上記欠点を解決するため、本体レ
ンガ３の部分を目地のない一体施工できる不定形
耐火物に変えた第２図に示すタンデツシユを用い
て実際に連続鋳造設備で実験を行つた。この結果
不定形耐火物で施工した、本体ライニング６が
25ch目で第３図に示すようにタンデツシユ上端
を最大とする壁倒れが発生した。これは本体ライ
ニング６が鋳造中の加熱と修理のための冷却の繰
返しで大きな熱応力を受け、拘束力のない方向に
せり出したものである。しかし従来タンデツシユ
に見られたようなコーテング材４の解体や地金抜
き時の損傷がまつたく見られなかつたことから上
記壁倒れを防止できれば、不定形耐火物で本体ラ
イニング６を構成するタンデツシユは炉材コスト
低減が可能であることが判明した。
ンガ３の部分を目地のない一体施工できる不定形
耐火物に変えた第２図に示すタンデツシユを用い
て実際に連続鋳造設備で実験を行つた。この結果
不定形耐火物で施工した、本体ライニング６が
25ch目で第３図に示すようにタンデツシユ上端
を最大とする壁倒れが発生した。これは本体ライ
ニング６が鋳造中の加熱と修理のための冷却の繰
返しで大きな熱応力を受け、拘束力のない方向に
せり出したものである。しかし従来タンデツシユ
に見られたようなコーテング材４の解体や地金抜
き時の損傷がまつたく見られなかつたことから上
記壁倒れを防止できれば、不定形耐火物で本体ラ
イニング６を構成するタンデツシユは炉材コスト
低減が可能であることが判明した。
本考案はこのような状況に鑑みなされたもので
本体ライニングに不定形耐火物を用い本体ライニ
ングを目地無し一体施工し、壁倒れ防止を行つた
長寿命、低コストタンデツシユを提供するもので
ある。
本体ライニングに不定形耐火物を用い本体ライニ
ングを目地無し一体施工し、壁倒れ防止を行つた
長寿命、低コストタンデツシユを提供するもので
ある。
以下図面により詳細に説明する。
第４図は本考案タンデツシユの断面図でタンデ
ツシユ鉄皮１の上部に耐火物固定金物８を取付け
この部分の本体ライニング７は不定形耐火物９に
金属フアイバー１０を不定形耐火物重量の１％以
上を添加均一に配合して構成させたものである。
金属フアイバー１０の最適添加量を調べるため第
５図に示すような方法で不定形耐火物９に埋め込
んだ固定金物８を引抜く試験を行ない第６図に示
すように不定形耐火物９に金属フアイバー１０を
添加した場合の引抜抵抗は全く添加しない場合と
比較して最大で約５倍の抵抗力を示しその時の金
属フアイバー１１の添加率は４％であるという結
果を得た。使用した金属フアイバー１０は0.25mm
φ×35mmのものであつた。金属フアイバー１０の
添加量は１％以上添加すればその効果は如実に表
われ実際にタンデツシユで実施しても同様の結果
が得られたが、更に好ましい範囲としては第６図
に示す通り不定形耐火物重量の２〜５％である。
金属フアイバーの具体例としては、前記の例を含
む0.2〜0.8mmφ、長さ20〜60mmの普通鋼、あるい
はステンレス鋼などを用いる。また固定金物８は
タンデツシユ上端に１列分設ければ十分であるが
２列にすることにより最も耐用性が良く３列以上
では２列の時と耐用性が変らない。金属フアイバ
ー１０を添加した不定形耐火物９は金属フアイバ
ー１０の添加量に比列して炉材コストが高くなる
ので第４図に示す本体ライニング６，７の全体に
施工する必要はなく固定金物８の最下端部１１よ
り上方に施工すれば目的が達せられる。又鉄皮１
に固定金物８を取付けた部分は固定金物８を取付
けしやすくするためパーマネントレンガ２は取除
くのが好ましいが、あまり広く取除くと湯もれ事
故の心配があるので可能な限り上方まで取付けて
おく方が安全である。
ツシユ鉄皮１の上部に耐火物固定金物８を取付け
この部分の本体ライニング７は不定形耐火物９に
金属フアイバー１０を不定形耐火物重量の１％以
上を添加均一に配合して構成させたものである。
金属フアイバー１０の最適添加量を調べるため第
５図に示すような方法で不定形耐火物９に埋め込
んだ固定金物８を引抜く試験を行ない第６図に示
すように不定形耐火物９に金属フアイバー１０を
添加した場合の引抜抵抗は全く添加しない場合と
比較して最大で約５倍の抵抗力を示しその時の金
属フアイバー１１の添加率は４％であるという結
果を得た。使用した金属フアイバー１０は0.25mm
φ×35mmのものであつた。金属フアイバー１０の
添加量は１％以上添加すればその効果は如実に表
われ実際にタンデツシユで実施しても同様の結果
が得られたが、更に好ましい範囲としては第６図
に示す通り不定形耐火物重量の２〜５％である。
金属フアイバーの具体例としては、前記の例を含
む0.2〜0.8mmφ、長さ20〜60mmの普通鋼、あるい
はステンレス鋼などを用いる。また固定金物８は
タンデツシユ上端に１列分設ければ十分であるが
２列にすることにより最も耐用性が良く３列以上
では２列の時と耐用性が変らない。金属フアイバ
ー１０を添加した不定形耐火物９は金属フアイバ
ー１０の添加量に比列して炉材コストが高くなる
ので第４図に示す本体ライニング６，７の全体に
施工する必要はなく固定金物８の最下端部１１よ
り上方に施工すれば目的が達せられる。又鉄皮１
に固定金物８を取付けた部分は固定金物８を取付
けしやすくするためパーマネントレンガ２は取除
くのが好ましいが、あまり広く取除くと湯もれ事
故の心配があるので可能な限り上方まで取付けて
おく方が安全である。
以上詳述した如く本考案はタンデツシユの本体
ライニングを不定形耐火物を用い目地無し一体施
工し、壁倒れ防止を行つたものであるからコーテ
ング材や地金の解体時に破損することもなく、長
期耐用が可能で炉材コスト低減に顕著な効果を有
するものである。
ライニングを不定形耐火物を用い目地無し一体施
工し、壁倒れ防止を行つたものであるからコーテ
ング材や地金の解体時に破損することもなく、長
期耐用が可能で炉材コスト低減に顕著な効果を有
するものである。
なお、図中５は溶融金属である。
第１図は従来タンデツシユの断面図、第２図は
本体ライニングを不定形耐火物で施工した、試験
タンデツシユの断面図、第３図は実用テスト後の
試験タンデツシユの断面図、第４図は本考案タン
デツシユの断面図、第５図は本考案に関するタン
デツシユの試験方法の断面図、第６図は第５図の
試験方法による試験結果を示す表図である。 １は鉄皮、２はパーマネントレンガ、３は本体
レンガ、４はコーテング材、５は溶融金属、６は
本体ライニング、７は金属フアイバー入り本体ラ
イニング、８は固定金物、９は実験用不定形物、
１０は金属フアイバー、１１は固定金物下端部。
本体ライニングを不定形耐火物で施工した、試験
タンデツシユの断面図、第３図は実用テスト後の
試験タンデツシユの断面図、第４図は本考案タン
デツシユの断面図、第５図は本考案に関するタン
デツシユの試験方法の断面図、第６図は第５図の
試験方法による試験結果を示す表図である。 １は鉄皮、２はパーマネントレンガ、３は本体
レンガ、４はコーテング材、５は溶融金属、６は
本体ライニング、７は金属フアイバー入り本体ラ
イニング、８は固定金物、９は実験用不定形物、
１０は金属フアイバー、１１は固定金物下端部。
Claims (1)
- タンデツシユ内側に設けた本体ライニングの上
部に位置する鉄皮に、不定形耐火物を支持する耐
火物固定金物を固定し、該固定金物を包被して支
持させる不定形耐火物は、不定形耐火物の重量比
で２〜５％の金属フアイバーを不定形耐火物に混
合し、この混合物で固定金物を埋込むに十分な厚
みを有せしめて不定形耐火物でライニングした事
を特徴とする連続鋳造用タンデツシユ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10282081U JPS589262U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 連続鋳造用タンデツシユ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10282081U JPS589262U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 連続鋳造用タンデツシユ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS589262U JPS589262U (ja) | 1983-01-21 |
| JPS6317567Y2 true JPS6317567Y2 (ja) | 1988-05-18 |
Family
ID=29897454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10282081U Granted JPS589262U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 連続鋳造用タンデツシユ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS589262U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5075651B2 (ja) * | 2008-01-18 | 2012-11-21 | 新日本製鐵株式会社 | 連続鋳造用タンディッシュ及びその耐火物への地金差し防止方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5363414A (en) * | 1976-11-19 | 1978-06-06 | Nippon Kokan Kk | Basic indefinite form refractories for pouring ladle lining |
| JPS5881739A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-17 | Kameda Seika Kk | 米菓の製造方法 |
-
1981
- 1981-07-13 JP JP10282081U patent/JPS589262U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5363414A (en) * | 1976-11-19 | 1978-06-06 | Nippon Kokan Kk | Basic indefinite form refractories for pouring ladle lining |
| JPS5881739A (ja) * | 1981-11-09 | 1983-05-17 | Kameda Seika Kk | 米菓の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS589262U (ja) | 1983-01-21 |
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