JPS6311159Y2 - - Google Patents

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JPS6311159Y2
JPS6311159Y2 JP6208682U JP6208682U JPS6311159Y2 JP S6311159 Y2 JPS6311159 Y2 JP S6311159Y2 JP 6208682 U JP6208682 U JP 6208682U JP 6208682 U JP6208682 U JP 6208682U JP S6311159 Y2 JPS6311159 Y2 JP S6311159Y2
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JP
Japan
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lance pipe
slag line
sleeve
refractory
mortar
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JP6208682U
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JPS58180270U (ja
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案はランスパイプのスラグライン保護構造
に関する。 ランスパイプ1は第1図に示すごとく、金属管
2の表面に不定形耐火物3を約50〜150mm厚にラ
イニングした円筒型構造体である。このランスパ
イプ1を溶銑および溶鋼中の脱硫、脱燐、脱珪、
撹拌等の処理に多数回浸漬して使用するうちに、
特にスラグライン4が溶損され、他の部分はまだ
充分使用できる状態でも廃却される場合が多かつ
た。従来から、このスラグライン4の損耗対策と
してスラグライン4に不定形耐火物の吹付補修あ
るいはパツチング補修5を施して、ランスパイプ
1全体の損耗バランスをとり、延命を計つてい
た。 しかし、従来の補修ではランスパイプ1のライ
ニング材と補修材の接着性および補修材の強度等
により補修材の耐用は1ch(チヤージ)以下であ
つて、満足されるものではなかつた。特に、溶鋼
(温度1600〜1700℃)処理に使用するランスパイ
プ1はスラグライン4の損耗量が未補修の場合6
〜10mm/ch(使用時間20〜30分/ch)と著しく大
きい場合がある。このような場合、従来の補修で
はバブリング初期に補修材が剥落してしまう。そ
のため、従来の補修ではスラグライン4の損耗が
さらに進行してしまうという欠点がはつきりと表
われる。 本考案は従来の吹付補修およびパツチング補修
の上記の問題を解決して、ランスパイプ全体の損
耗バランスがとれ延命が実現できるランスパイプ
のスラグライン保護構造を提供することを目的と
する。 本考案の一例を図面にもとずいて説明すると、
第2図に示すごとく、ランスパイプ1のスラグラ
イン4に耐火スリーブ7を嵌め込み、耐火スリー
ブ7のモルタル圧入孔9から熱硬性モルタル6を
スラグライン4と耐火スリーブ7の間隙に圧入し
て、耐火スリーブ7をスラグライン4に接着し固
定したものである。 耐火スリーブ7のセツト方法の一例を第5図お
よび第6図に示す。取鍋予備処理設備のランスパ
イプ昇降装置(図示せず)をそのまま利用して、
了備処理を終え溶融金属容器中の溶湯より引き上
げた高温のランスパイプ1の下方の作業床面21
上に架台22を設置して、架台22上に、耐火ス
リーブ7をランスパイプ1の中心軸線23とほぼ
同心に架台22上に載置する。次に、ランスパイ
プ1を下降させてスラグライン4に耐火スリーブ
7を嵌め込み、耐火スリーブ7のモルタル圧入孔
9から矢印10で示すようにモルタル圧入機(図
示せず)で熱硬性モルタル6を圧入する。熱硬性
モルタル6がランスパイプ1の熱で硬化して耐火
スリーブ7がスラグライン4に接着固定されれ
ば、ランスパイプ1を上昇させ架台22を取り除
いて、次の使用に備える。 耐火スリーブ7は耐熱スポーリング性および耐
食性に優れたAl2O3−SiO2系(Al2O3=50〜95
%)、Al2O3−SiC−C系(SiC+C=5〜20%)
の耐火煉瓦または第4図に示す金属製円筒体11
のスタツ努12を固着した外周に鋼繊維(0.3〜
0.5φ×15〜30mm)を2〜10%添加した不定形耐火
物13を常法により流し込み成型したものを用い
る。 また、セツトした耐火スリーブ7が溶銑、溶鋼
との比重差による浮力によつて浮上することを防
止するためには、第3図に示すごとく、ランスパ
イプ1のスラグライン4上部(未浸漬部)の不定
形耐火物3ライニング径を太くして段差8を設け
るのが効果的で良い。 耐火スリーブ7のセツト時に耐火スリーブ7上
端部をランスパイプ1の段差8に当接して接着固
定し、使用時の耐火スリーブ7の浮上を防止す
る。 以下に、本考案を溶鋼の脱硫用ランスパイプの
スラグラインに実施した例を、従来のランスパイ
プと比較する。 外径60.5mmφ、肉厚5.5mm、長さ4.7mの鋼管に、
中アルミナ質キヤスタブルを外径250mmφの厚さ
にライニングしたランスパイプにおいて比較す
る。
【表】 このように、本考案のスラグライン保護構造を
採用すれば、ランスパイプの損耗バランスがとれ
耐用回数は従来補修に比べ約1.7倍で未補修に比
べれば約3倍に延命できる。そして、補修に用す
る時間も短時間で済む等の顕著が作用効果を達成
し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はスラグラインの従来補修を示すランス
パイプの一部縦断面図、第2図はスラグラインに
本考案保護構造を採用したランスパイプの実施例
を示す一部縦断面図、第3図は本考案の他の実施
例を示すランスパイプの部分正面図。第4図は耐
火スリーブの一実施例を示す縦断面図、第5図お
よび第6図は本考案の保護構造を形成するための
概要図。 図中、1……ランスパイプ、3……不定形耐火
物、4……スラグライン、6……熱硬性モルタ
ル、7……耐火スリーブ、8……ランスパイプ1
の段差、9……耐火スリーブ7のモルタル圧入
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ランスパイプ1のスラグライン4に耐火スリ
    ーブ7を嵌め込み、耐火スリーブ7のモルタル
    圧入孔9から熱硬性モルタル6をスラグライン
    4と耐火スリーブ7の間隙に圧入して、耐火ス
    リーブ7をスラグライン4に接着し固定したラ
    ンスパイプのスラグライン保護構造。 2 ランスパイプ1のスラグライン4上部の不定
    形耐火物3のライニング径を太くして段差8を
    設け、耐火スリーブ7上端部を段差8に当接し
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載のランス
    パイプのスラグライン保護構造。
JP6208682U 1982-04-30 1982-04-30 ランスパイプのスラグライン保護構造 Granted JPS58180270U (ja)

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JP6208682U JPS58180270U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 ランスパイプのスラグライン保護構造

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JP6208682U JPS58180270U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 ランスパイプのスラグライン保護構造

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Publication Number Publication Date
JPS58180270U JPS58180270U (ja) 1983-12-02
JPS6311159Y2 true JPS6311159Y2 (ja) 1988-04-01

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ID=30072251

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JP6208682U Granted JPS58180270U (ja) 1982-04-30 1982-04-30 ランスパイプのスラグライン保護構造

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JP5109408B2 (ja) * 2006-02-27 2012-12-26 Jfeスチール株式会社 精錬用酸素ガス吹き込みランス及び溶銑の脱珪処理方法

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Publication number Publication date
JPS58180270U (ja) 1983-12-02

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