JPH0737116Y2 - 工業用炉マンホールの閉塞構造 - Google Patents

工業用炉マンホールの閉塞構造

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JPH0737116Y2
JPH0737116Y2 JP1989000136U JP13689U JPH0737116Y2 JP H0737116 Y2 JPH0737116 Y2 JP H0737116Y2 JP 1989000136 U JP1989000136 U JP 1989000136U JP 13689 U JP13689 U JP 13689U JP H0737116 Y2 JPH0737116 Y2 JP H0737116Y2
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JP
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manhole
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industrial furnace
furnace
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JP1989000136U
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健一 松原
直樹 若松
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ごみ焼却炉、一般雰囲気炉等の工業用炉にお
ける点検用のマンホールを閉塞(いわゆる空積み)する
ための構造に関する。
従来の技術 従来、点検用マンホール(以下単にマンホールと言う)
を閉塞する場合、第8図及び第9図に示す如くストレー
ト形状のれんが12(並形、一丁半等)を使用している
が、マンホールが円形断面のため、該マンホール内周面
に接するれんがの曲面等は施工現場で加工している現状
である。
また、その改良技術として本出願人は、連結部材の一方
にプレハブブロツク製の大型挿入用耐火物を着脱自在に
取付け、他端にバランスウエイトを具備した「窯炉開口
部構築用部材」(実開昭57-25997号)を提案した。
考案が解決しようとする課題 前者の公知方式は多数のストレート形状れんがを用いる
(マンホール径φ600の場合、114mm×65mmの並形れんが
では約40個)ため、施工に時間を要し、使用時の、熱変
化等により破損し易い。また後者の場合は、マンホール
への挿入に当りホイスト等が必要であり、更にマンホー
ル内周面との隙間を充填することを要する等煩雑な作業
が必要であるなどの問題がある。
本考案の目的は、主に円形マンホールの閉塞作業を、人
手により迅速かつ確実に施工し得る構造を提供すること
である。
課題を解決するための手段 本考案者等は種々検討、実験の結果本考案の閉塞構造の
開発に成功したものであり、本考案の技術的構成は横断
面が扇形でかつ縦断面がほゞ直角台形状の外周ロツクを
マンホールの内周面に複数個周設して形成した炉内方向
に先細りの孔に、截頭直円錐状の中心ブロツクを一体に
嵌合したことを特徴とする、工業用炉マンホールの閉塞
構造であり、前記外周ブロツクと中心ブロツクはプレキ
ヤスト品とし、炉外側に取り扱い金具をそれぞれ埋設し
てあり、また前記外周ブロツクと中心ブロツク間および
/または外周ブロツクとマンホール間に耐火性シートを
介在させて施工することができる。
本考案の具体的数例を示す添付図面に基いて詳細に説明
する。
第1図は本考案閉塞構造の一例を示す垂直断面図、第2
図は第1図矢視Aの閉塞部材の正面図である。1は外周
ブロツクであり、一般に粘土質又は断熱質のキヤスタブ
ル耐火物を所定の型枠に流し込んで振動、成形し、必要
に応じて乾燥した成型体である。
その横断面形状は第5図aに示す如く、マンホール2の
円周方向に通常4〜8等分した扇形であり、縦方向(炉
壁の厚さ方向)の断面形状は第5図bに示す如く、直角
台形(マンホール内周面側に接する外周底面角が直角
状)であり、その長さBは作業性を考慮して炉壁3の内
張りれんが厚さCより0〜30mm程短かい方が好ましい。
4は中心ブロツクであり、その製作手段は前記外周ブロ
ツク1と同様であり、その形状は第6図a,bに示す如く
截頭直円錐体の一体成型物であつて、長さB及び大円径
φDと小円径φEによつて決定される円錐体の傾斜角度
(α)は5°〜10°がよく、前述した外周ブロツクの内
面の傾斜角度(α)と同一角度とする。なお、前記角度
(α)が5°未満では実験の結果両者の接合性が悪くな
りそれらの密着、嵌合に難があり、10°を超えると接合
性は良くなるが、中心ブロツク(4)の嵌合のずれ及び
抜け出し易くなり、密着、嵌合に安定性が欠けることに
なる。
なお、前記ブロツクの成形に当つてスチールフアイバー
等の補強材を混入することにより強度を大とすることが
できる。
5は取り扱い金具であり、第7図(a)、(b)及び
(c)に示すように、軟鋼またはステンレス鋼製で、L
字状又はコの字状に曲げたもので、抜け防止のため、必
要に応じて埋設側にナツト6又は鋼片7を固着し、キヤ
スタズル耐火物の流し込み成形時炉外側に深さF(約50
mm)埋設する。取り扱い金具5は前記の例に限らずその
埋設部先端にY形、V形及びT形のスタツドを設け又は
接合したものでもよい。
第3図及び第4図は、外周ブロツク1と中心ブロツク4
との間、及び/又は外周ブロツク1とマンホール内周面
との間に耐火性シート8を介在させた例を示す第1図及
び第2図と同様の図面である。この耐火性シート8は厚
さが3〜5mm程度のアスベストシート又はセラミツクフ
アイバーフエルト等であり、予じめ適用面に貼着するか
又は施工時に配設してもよい。
この耐火性シートを介在させることにより、稼動時の炉
壁とブロツクの膨張差を調節又は吸収することができ、
ガス洩れなどに対するシール性を向上させ、更に点検時
に閉塞構造の解体作業を容易とすることができる作用、
効果を達成しうる。
本考案閉塞構造の施工手順の一例を略説する:マンホー
ル2の外側に設置してあるデツキあるいは作業用足場
(いずれも図示せず)から、作業者が第1図に示す外周
ブロツク1または第3図に示す、あらかじめその外周面
に耐火性シート8を貼着した外周ブロツク1の取り扱い
金具5を手でもつて、まずマンホール2の一番下側に静
置し、次にその両側上部に、同様に外周ブロツク1を静
置し、最後に一番上側の外周ブロツク1を、いずれも内
側が炉壁3の内面に整列する如く外周ブロツク1の内方
端面を揃えて嵌合する。
次いで、外周ブロツクの中心に形成された、テーパー状
の孔9に作業者が同様に、第1図に示す中心ブロツク4
または第3図に示すようなあらかじめテーパー面に耐火
性シート8を貼着した中心ブロツク4を、内方端面が外
周ブロツク1と揃えて密着、嵌合し、マンホールの蓋11
を鉄皮10に固定、閉鎖する。
考案の効果 従来、マンホールを空積みしていた煉瓦を、キヤスタ
ブルブロツクで大型化する事により、現地での加工が不
要となり、セツト時間が短縮される。積み換え時も同等
の効果が得られ取り扱い用の金具を取り付け、形状を分
割する事により、取り扱いも容易になる。
中心ブロツクと外周ブロツクの接合部に同一傾斜のテ
ーパを設けてある為、密着性が向上し、ガスリークが抑
制できる。
さらに、キヤスタブルブロツクにスチールフアイバー
を添加する事により、割れに対し、抵抗性を増すことも
できる。また、ブロツクにれんがの場合ほどの鋭角を設
けない為破損しにくい。
ガス洩れなどに対するシール性がよく、かつ点検時容
易に解体することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案閉塞構造の一例を示す垂直断面図、第2
図は第1図矢視Aの要部正面図、第3図は第1図の例に
耐火性シートを用いた例を示す垂直断面図、第4図は第
3図矢視Hの要部正面図、第5図a、bは外周ブロツク
の上面図及び第5図aのD-D断面図、第6図a、bは中
心ブロツクの上面図及び側面図、第7図a、b及びcは
取り扱い金具の数例を示す側面図、第8図は従来のマン
ホールの垂直断面図、第9図は第8図の矢視Gの要部正
面図であり、図中:1:外周ブロツク、2:マンホール、3:
炉壁、4:中心ブロツク、5:取り扱い金具、6:ナツト、7:
鋼片、8:耐火性シート、9:テーパー状孔、10:鉄皮、11:
蓋、12:ストレートれんが。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工業用炉マンホールの閉塞構造において、
    横断面が扇形でかつ縦断面がほゞ直角台形状の外周ブロ
    ツク(1)をマンホール(2)の内周面に複数個周設し
    て形成した炉内方向に先細りの孔(9)に、截頭直円錐
    状の中心ブロツク(4)を一体に嵌合したことを特徴と
    する、工業用炉マンホールの閉塞構造。
  2. 【請求項2】前記外周ブロツク(1)および前記中心ブ
    ロツク(4)がプレキヤスト品でかつ炉外側に取り扱い
    金具(5)を埋設してなる、請求項1記載の工業用炉マ
    ンホールの閉塞構造。
  3. 【請求項3】前記外周ブロツク(1)と前記中心ブロツ
    ク(4)との間および/または、該外周ブロツク(1)
    と前記マンホール(2)との間に、耐火性シート(8)
    を介在せしめてなる、請求項(1)記載の工業用炉マン
    ホールの閉塞構造。
JP1989000136U 1989-01-06 1989-01-06 工業用炉マンホールの閉塞構造 Expired - Lifetime JPH0737116Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5434022B2 (ja) * 2008-09-11 2014-03-05 新日鐵住金株式会社 竪型溶融炉のマンホール閉塞壁
JP6059042B2 (ja) * 2013-02-28 2017-01-11 東京窯業株式会社 マンホール

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