JPH06223532A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH06223532A
JPH06223532A JP871193A JP871193A JPH06223532A JP H06223532 A JPH06223532 A JP H06223532A JP 871193 A JP871193 A JP 871193A JP 871193 A JP871193 A JP 871193A JP H06223532 A JPH06223532 A JP H06223532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
reel
reel hub
cassette
claw
Prior art date
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Pending
Application number
JP871193A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Yamaguchi
正人 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH06223532A publication Critical patent/JPH06223532A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープリールの回転を防止して、テープの緩
みによるテープ損傷を防止する。 【構成】 下シェル3の底面壁3Aのリールハブ受孔3
aの回りに上方に環歯状に突出する突起5をそれぞれ一
体突出成形する。この環歯状の各突起5に対応するテー
プリール10のリールハブ11の下面側に環状の凹部1
3を形成する。この凹部13に連通する空間部13a内
に爪20をリーブハブ11のラジアル方向に可動するよ
うに取付ける。この空間部13a内には爪20の先端部
21を各突起5間の凹部に係止する方向に付勢する板バ
ネ40を介在する。これにより、テープカセット1を使
用しない場合には、爪20の先端部21の短片部21b
が各突起5間の凹部に噛み合ってテープリール10の回
転は防止され、磁気テープ8が緩むことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テープ緩み防止機構
を備えたテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、VTR等の磁気記録再生装置に
は、磁気記録媒体として磁気テープを巻装している一対
のテープリールを収納したテープカセットが使用されて
いる。このテープカセットでは、運搬中等の磁気テープ
の緩みによる磁気テープの損傷を防止するために、磁気
記録再生装置の装置本体内に装着していない時にカセッ
ト本体内の一対のテープリールの回転を防止するように
したものが多い。その方法として次に述べる第1から第
3の方法が現在採用されている。
【0003】第1の方法は、リッドの開放と連動させて
テープリールのロックを解除するものであり、デジタル
オーディオテープ(DAT)カセットや所謂β方式用の
テープカセットに採用されている。
【0004】また、第2の方法は、テープリールのロッ
クを解除するための突起を磁気記録再生装置の装置本体
側に設け、テープカセットの装着時にそれをカセット本
体内に挿入してロックを解除するものであり、所謂VH
S方式用のテープカセットや8ミリテープカセットに採
用されている。
【0005】さらに、第3の方法は、テープリールの底
面とそれと対向するカセット本体の内面にそれぞれ歯状
の凹凸を設け、カセット本体内のリール押えバネで両者
を押し付けてテープリールの回転を防止する(カセット
装着時に装置本体側のリール台によりテープリールが押
し上げられて両者のかみ合いが外れるようにする)もの
であり、所謂VHS−C方式用のテープカセットに採用
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の第1の方法では、リッドの開放に必要な力が大きく
なる欠点があった。また、リッドを閉めるタイミングと
テープリールにロックをかけるタイミングを独立に設定
できないため、リッドを閉める時に磁気テープをリッド
にはさみ易い欠点があった。
【0007】また、上記従来の第2の方法では、テープ
カセットのフォーマットにより定められた位置に必ず解
除用の突起を設けなければならないため、装置本体の設
計の自由度が阻害される欠点があった。
【0008】さらに、上記従来の第3の方法では、振動
や外力等でテープリールがカセット本体内から浮くと、
簡単にテープリールとカセット本体内の凹凸のかみ合い
が外れ、磁気テープが緩んでしまう欠点があった。
【0009】そこで、この発明は、上記各問題点を解決
して、運搬中等の非装着時のテープの緩みによるテープ
の損傷等のテープダメージを確実に防止することができ
るテープカセットを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】筐型のカセット本体内に
テープを巻装したテープリールを回転自在に収納し、こ
のカセット本体の底面壁に上記テープリールのリールハ
ブの下端部が遊嵌するリールハブ受孔を形成したテープ
カセットにおいて、上記カセット本体の底面壁のリール
ハブ受孔の回りに上方に環歯状に突出する突起をそれぞ
れ形成する一方、この環歯状の各突起に対応する上記リ
ールハブの下面側に環状の凹部を形成し、この凹部の一
部分側に上記環歯状の各突起間の凹部に係脱する先端部
を有した爪をリールハブの径(ラジアル)方向に可動自
在に設け、この爪とリールハブとの間に該爪の先端部を
上記環歯状の各突起間の凹部に係止させる方向に常に付
勢する弾性部材を介在してある。
【0011】
【作用】テープカセットを記録再生装置に装着しない場
合には、爪の先端部がカセット本体の環歯状に突出した
各突起の凹部に入り込んで係止され、テープリールの回
転は阻止される。これにより運搬中等にテープリールに
巻装されたテープが緩むことがなく、テープの緩みによ
るテープの損傷等のテープダメージが確実に防止され
る。また、テープカセットを記録再生装置に装着する
と、そのリール台が爪を弾性部材の付勢力に抗して爪の
先端部が環歯状の各突起の凹部から離れる方向に動か
す。これにより、カセット本体の環歯状の各突起の凹部
と爪の先端部との噛み合いが解除され、テープリールは
回転可能な状態になる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。
【0013】図1,2において、1はテープカセットで
あり、合成樹脂製の下シェル3と合成樹脂製の上シェル
4から成る筐型のカセット本体2を有している。このカ
セット本体2内には、磁気テープ8を巻装した一対のテ
ープリール10,10を回転自在に収納している。尚、
カセット本体2の前面側には、該前面側に形成された開
口部の上面側と前面側を開閉するリッド(いずれも図示
しない)を水平方向から上方に回動自在に支持してあ
る。
【0014】上記カセット本体2の下シェル3の底面壁
3Aの略中央には上記各テープリール10の各リールハ
ブ11の円筒状に突出した下端部11aが遊嵌するリー
ルハブ受孔3aを形成してあると共に、上記カセット本
体2の上シェル4の天井壁4Aの内面の前側から中央に
は上記各テープリール10のリールハブ11の上端部1
1bを押圧するリール押えバネ9を取付けてある。ま
た、上記各テープリール10は、VTR等の磁気記録再
生装置の各リール台50に嵌合される合成樹脂製のリー
ルハブ11と、このリールハブ11の上部にピン止め,
溶着等の手段により固着された合成樹脂製のリールフラ
ンジ12とで構成され、これらリールハブ11とリール
フランジ12との間に磁気テープ8が巻装されている。
尚、上記下シェル3の各リールハブ受孔3aは上記各リ
ール台50が挿通するリール台挿通孔にもなっている。
【0015】上記下シェル3の底面壁3Aの各リールハ
ブ受孔3aの周囲には、該各リールハブ受孔3aの周面
に沿って上方に延びるように環歯状に各突起(リブ)5
をそれぞれ一体突出成形してある。この環歯状の各突起
5の外面側は円錐状の傾斜面になっていると共に、各突
起5間は凹部5aになっている。また、この環歯状の各
突起5に対応する上記各リールハブ11の下面11cに
は環溝状の凹部13を形成してある。この環溝状の凹部
13の上記突起5の傾斜面に対向する位置は逆円錐状の
傾斜面になっている。尚、各リールハブ11の中央部は
各リール台50が挿入,嵌合される筒状に形成してあ
る。
【0016】また、図1〜図3に示すように、上記各リ
ールハブ11の凹部13の一部分からリールフランジ1
2側にかけて四角柱状の空間部13aを形成してある。
この空間部13aには、先端部21の長片部21aがリ
ールハブ11の下端部11aまで延びる爪20の頭部2
2をピン30により枢支してある。この爪20は合成樹
脂により形成され、その先端部21を長片部21aと短
片部21bと溝部21cとでリールハブ11の凹部13
の断面形状と略同形状になるようにコ字形に形成してあ
る。そして、爪20の先端部21側が空間部13a内に
おいてリールハブ11のラジアル方向に可動して先端部
21の短片部21bが各突起5の凹部5aの間に入って
噛み合うことによりテープリール10をロックさせるよ
うにしてある。また、上記各リールハブ11の空間部1
3a内には爪20の胴部23を押圧付勢して爪20の先
端部21の短片部21bが各突起5の凹部5a間に常に
噛み合うように付勢する金属製で略逆V字形の板バネ
(弾性部材)40を介在してある。
【0017】以上実施例のテープカセット1によれば、
磁気記録再生装置の各リール台50にテープカセット1
が装着されていない場合には、図1に示すように、爪2
0の先端部21の短片部21bが下シェル3のリーブハ
ブ受孔3aの回りに突出した環歯状の各突起5の凹部5
aに入り込んで噛み合い、テープカセット1の各テープ
リール10は下シェル3に対して回転できない。これに
より、テープカセット1を製品として出荷する際の運搬
中等において、一対のテープリール10,10間に巻装
された磁気テープ8が緩むことがなく、磁気テープ8の
損傷等のテープダメージを確実に防止することができ
る。その結果、カセット本体2内において各テープリー
ル10が移動することがなく、運搬中の振動等よっても
各テープリール10のリールハブ11やリールフランジ
12の外周部がカセット本体2の内壁等に当たることも
ない。これにより、リールハブ11やリールフランジ1
2の外周部を保護することができて高信頼性を維持する
ことができる。また、上記カセット本体2の内壁等が各
テープリール10のリールハブ11やリールフランジ1
2の外周部で削り取られることがないので、削り粉の発
生を低減させることができ、磁気テープ8に樹脂の削り
粉等が付着することはなく、この点からも損傷等のテー
プダメージを確実に防止することができる。
【0018】また、図2に示すように、テープカセット
1が磁気記録再生装置の各リール台50に装着される
と、リール台50が爪20を板バネ40の付勢力に抗し
て外側に動かし、爪20の先端部21の短片部21bが
上記各突起5の凹部5a内から外れて噛み合いが解除さ
れる。これにより、各テープリール10は回転可能にな
り、磁気記録再生装置の記録再生に何ら支障が生じな
い。
【0019】尚、前記実施例によれば、テープリールを
1つの爪でロックさせるようにしたが、複数の爪でロッ
クさせて更に信頼性を向上させるようにしてもよい。ま
た、爪とリーブハブは別の部材で構成したが、リーブハ
ブに爪に相当する部分を一体成形して、その材料自身の
弾性を利用して爪に相当する部分を弾性変形させるよう
にして板バネを省いてもよい。さらに、前記実施例を、
デジタルVTR等に利用されるDATカセットやビデオ
テープカセットとしてのVHS方式のテープカセットや
8ミリテープカセット等の各種テープカセットに適用で
きることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、筐型
のカセット本体内に、テープを巻装したテープリールを
回転自在に収納し、このカセット本体の底面壁に上記テ
ープリールのリールハブの下端部が遊嵌するリールハブ
受孔を形成したテープカセットにおいて、上記カセット
本体の底面壁のリールハブ受孔の回りに上方に環歯状に
突出する突起をそれぞれ形成する一方、この環歯状の各
突起に対応する上記リールハブの下面側に環状の凹部を
形成し、この凹部の一部分側に上記環歯状の各突起間の
凹部に係脱する先端部を有した爪をリールハブのラジア
ル方向に可動自在に設け、この爪とリールハブとの間に
該爪の先端部を上記環歯状の各突起間の凹部に係止させ
る方向に付勢する弾性部材を介在したことにより、テー
プカセットを記録再生装置に装着しない場合には、爪の
先端部が上記環歯状の各突起の凹部間に入り込んでリー
ルハブを係止し、テープリールの回転を確実に防ぐこと
ができる。これにより、テープカセットの運搬中等にテ
ープリールに巻装されたテープが緩むことがなく、テー
プの緩みによるテープの損傷等のテープダメージを確実
に防止することができる。
【0021】また、カセット本体内においてテープリー
ルのガタ付きを防ぐことができるので、テープカセット
の運搬中等の振動によってテープリールのリールハブの
外周部がカセット本体の内壁等に当たって削り取られる
ことがない。その結果、テープに削り粉等が付着するこ
とはなく、この点からもテープダメージを確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すテープカセットの装
着前の断面図。
【図2】上記テープカセットの装着時の状態を示す断面
図。
【図3】上記テープカセットのテープリールを底面側よ
り見た図。
【図4】上記テープカセットのカセット本体のリールハ
ブ受孔の回りに突出した環歯状の各突起の説明図。
【図5】上記環歯状の各突起と爪の関係を示す拡大斜視
図。
【符号の説明】
1…テープカセット 2…カセット本体 3A…底面壁 3a…リールハブ受孔 4A…天井壁 5…突起 5a…凹部 8…テープ 9…リール押えバネ 10…テープリール 11…リールハブ 11a…下端部 11b…上端部 11c…下面 13…凹部 20…爪 21…先端部 22…頭部 30…ピン 40…板バネ(弾性部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐型のカセット本体内に、テープを巻装
    したテープリールを回転自在に収納し、このカセット本
    体の底面壁に上記テープリールのリールハブの下端部が
    遊嵌するリールハブ受孔を形成したテープカセットにお
    いて、 上記カセット本体の底面壁のリールハブ受孔の回りに上
    方に環歯状に突出する突起をそれぞれ形成する一方、こ
    の環歯状の各突起に対応する上記リールハブの下面側に
    環状の凹部を形成し、この凹部の一部分側に上記環歯状
    の各突起間の凹部に係脱する先端部を有した爪をリール
    ハブのラジアル方向に可動自在に設け、この爪とリール
    ハブとの間に該爪の先端部を上記環歯状の各突起間の凹
    部に係止させる方向に付勢する弾性部材を介在したこと
    を特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 上記弾性部材を板バネで構成したことを
    特徴とする請求項1記載のテープカセット。
  3. 【請求項3】 上記爪の頭部を上記リールハブにピン枢
    支させたことを特徴とする請求項1記載のテープカセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 上記カセット本体の天井壁に、上記テー
    プリールのリールハブの上端部を押圧するリール押えバ
    ネを設けたことを特徴とする請求項1記載のテープカセ
    ット。
JP871193A 1993-01-22 1993-01-22 テープカセット Pending JPH06223532A (ja)

Priority Applications (1)

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JP871193A JPH06223532A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 テープカセット

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JP871193A JPH06223532A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 テープカセット

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ID=11700529

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JP871193A Pending JPH06223532A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 テープカセット

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JP (1) JPH06223532A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334964A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Fujifilm Corp 記録テープカートリッジ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007334964A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Fujifilm Corp 記録テープカートリッジ

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