JPH0622292Y2 - 縁布掛け端部の構造 - Google Patents

縁布掛け端部の構造

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JPH0622292Y2
JPH0622292Y2 JP1989004839U JP483989U JPH0622292Y2 JP H0622292 Y2 JPH0622292 Y2 JP H0622292Y2 JP 1989004839 U JP1989004839 U JP 1989004839U JP 483989 U JP483989 U JP 483989U JP H0622292 Y2 JPH0622292 Y2 JP H0622292Y2
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cloth
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hem
edge cloth
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昌一 堀庭
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昌一 堀庭
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は毛布等の縁部を被覆するように縁布掛けをした
縁布の端部の構造に係る。
(ロ)従来の技術 従来の毛布の縁布掛け手段を第3図を用いて説明する
と、毛布11の一縁部を縁布12で被覆して該縁布を毛
布に縫着14し、この縁部と直角の他の縁部を縁布13
で被覆して該縁布を毛布に縫着15し、オーバーロック
ミシンを用いて、縁布13の餘部13aを線16に沿っ
て切除すると同時に、その二つ折りの切断端部をオーバ
ーロック方式でとじ縫いをするのが普通であった。この
従来方式によると、オーバーロック縫いに用いた2〜3
本の縫い糸を縫い終りでフリーのままにしておくと縫い
目がほころびるので、これらの縫い糸を手で結ぶか、又
は電気コテを用いて融着する必要があり、この作業は手
間のかかるものであった。また縁布の端部のオーバーロ
ック縫いは外観もわるかった。
縁布の二つ折り端部を熱処理により溶断、溶着する方法
が実開昭49−34113号考案で開示されているが、
この方法は加熱により毛布の毛羽が焦げるなどの心配が
あり、加熱型を用いるため火傷の危険もあり、作業性も
わるかった。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本考案は超音波振動を利用した新規な縁布掛け端部の処
理手段を提供しようとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 毛布を例とした第1図、第2図を用いて述べると、本考
案は、毛布1の縁部を被覆するように該縁部に縫着し
た、熱溶融性を有する縁布3の二つ折り端部を、超音波
溶着7、8により固着したことを特徴とする。
本考案は毛布以外の寝具類にも適用することができる。
(ホ)作用 超音波溶着は、超音波振動子と凸型との間に、縁布掛け
をした熱溶融性を有する縁布の端部を挿入し、超音波振
動子を作動させることによって行なわれる。超音波振動
子と凸型とに当接し、押圧されている縁布の限られた部
分のみが、超音波振動子の振動により加熱されて溶融
し、この部分で二つ折り縁布は固着する。
(ヘ)実施例 第1図、第2図で示すように、毛布1の一縁部を縁布2
で被覆し、該縁布を環縫い4により毛布1に縫着する。
この縁部に対して直角の縁部を縁布3で被覆し、該縁布
を環縫い5により毛布1に縫着する。縁布2の端部は、
縁布3で被覆される。同様にして、毛布の四周に縁布掛
けを施すが、天地のみに縫布掛けを施すこともある。縁
布には熱溶融性を有するものを使用する。
縁布掛け端部の処理手段を縁布3を例として説明する。
波状刃型と頭部が平面の波状平型とを突設したローラと
超音波振動子との間に縁布3の端部を挿入し、超音波振
動子を作動させると、縁布3の餘部3aは超音波振動子
と波状刃型とによる超音波溶断により切除され、その溶
断部6において二つ折りの縁布3の端部は溶着し、波形
溶着部7が形成される。同時に、この溶着部7に沿っ
て、超音波振動子と波状平型とによる超音波溶着が施さ
れ、波形溶着部8が形成される。
溶断部における溶着部7は幅が狭く、これのみでは強固
な固着が得られないので、補強のためにもう一つの溶着
部8を設けたが、刃型の形状に工夫を施した山形刃型を
使用することにより、一つの刃型で、溶着部7と補強溶
着部8とを接触させ、1本の比較的幅の広い、固着強度
の大きな溶着部を作成することができる。また、直線状
の刃型を使用することにより、直線状の溶着部を作成す
ることができる。
(ト)考案の効果 本考案は縁布掛けにおける縁布端部の処理を超音波溶着
で行なうから、既述した従来のオーバーロック縫いにお
けるような糸の端末処理を行なう必要がなくなり、操作
も簡単で、縁布端部の体裁もよい。また。超音波溶着
は、溶着部の狭い部分にのみ熱が生じ、他の部分は加熱
されないから、先述の熱処理による溶着におけるよう
な、毛布の毛羽が焦げる心配はなく、超音波振動子自身
は発熱しないから、火傷のおそれもない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案による毛布の縁布掛け手段の
説明図で、第1図は平面図、第2図はそのII−II部の拡
大断面図である。第3図は従来における毛布の縁布掛け
手段の説明図である。 1……毛布、2、3……縁布、3a……縁布の餘部、
4、5……縫着部、6……溶断部、7、8……溶着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】毛布等の寝具類の縁部を被覆するように該
    縁部に縫着した、熱溶融性を有する縁布の二つ折り端部
    を、超音波溶着により固着したことを特徴とする、寝具
    類における縁布掛け端部の構造。
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