JPH05156566A - 布地の縫合手段 - Google Patents

布地の縫合手段

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JPH05156566A
JPH05156566A JP34806891A JP34806891A JPH05156566A JP H05156566 A JPH05156566 A JP H05156566A JP 34806891 A JP34806891 A JP 34806891A JP 34806891 A JP34806891 A JP 34806891A JP H05156566 A JPH05156566 A JP H05156566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
fabric
sewing machine
cut
sewn
Prior art date
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Pending
Application number
JP34806891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakada
弘 中田
Kenichi Kasahara
健一 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GAADONAA KK
Original Assignee
GAADONAA KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、半永久的に裁断部から糸ケバが露
出することのない布地の縫合手段を提供するものであ
る。 【構成】 第1布地(12)の裁断部(22)と第2布
地(14)の裁断部(24)は重ね合わされた状態で公
知の超音波ミシンの超音波によるヒート加工により融着
されている。そして、第1布地(12)と第2布地(1
4)との融着部の近傍にはミシンによって糸(26)で
第1布地(12)と第2布地(14)とが縫合されてい
る。これにより、第1布地(12)と第2布地(14)
とは完全に縫合されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無塵衣等を製造する場
合における縫合手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に示されるように、無塵衣を製造
する場合には裁断された第1布地(1)の裁断部(1
A)と第2布地(2)の裁断部(2A)をそれぞれ鉤状
に折り曲げて前記裁断部(1A)と裁断部(2A)を重
ね合わせてミシンにより糸(3)で縫合している。しか
し、第1布地(1)の裁断部(1A)と第2布地(2)
の裁断部(2A)はそれぞれ裁断状態のままであるの
で、無塵衣を長年使用していたりあるいは無塵衣を洗濯
したりすると前記裁断部(1A)及び裁断部(2A)か
ら糸ケバ(図示せず)が露出して、塵等の原因となる可
能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不具合
を解決するために発明されたものであり、半永久的に裁
断部から糸ケバが露出することのない布地の縫合手段を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
布地と、この第1布地の裁断部と超音波ミシンのヒート
加工により裁断部が融着される第2布地と、前記第1布
地と第2布地との融着部近傍を糸で縫合したことを特徴
としている。請求項2の発明は、第1布地と、この第1
布地の裁断部と超音波ミシンのヒート加工により裁断部
が融着される第2布地と、前記第1布地と第2布地との
融着部近傍を超音波ミシンで縫合したことを特徴として
いる。請求項3の発明は、第1布地の裁断部と、この第
1布地と縫合される第2布地の裁断部を重ね合わせて超
音波ミシンにより縫合したことを特徴としている。
【0005】
【作用】請求項1の発明は、第1布地と第2布地を縫合
する場合は、前記第1布地と第2布地とを重ね合わせて
裁断部と裁断部の近傍部をミシンによって糸で縫合す
る。次に、前記裁断部と裁断部とを超音波ミシンの超音
波によるヒート加工により融着する。そして、第1布地
を折り曲げて第1布地の折曲部を超音波ミシンで縫合す
る。請求項2の発明は、第1布地と第2布地を縫合する
場合は、前記第1布地と第2布地とを重ね合わせて裁断
部と裁断部の近傍部を超音波ミシンによって縫合する。
次に、前記裁断部と裁断部とを超音波ミシンの超音波に
よるヒート加工により融着する。そして、第1布地を折
り曲げて第1布地の折曲部を超音波ミシンで縫合する。
請求項3の発明は、第1布地と第2布地を縫合する場合
は、前記第1布地と第2布地とをそれぞれ鉤状に折り曲
げて、裁断部と裁断部を重ね合わせる。次に、重ね合わ
せた裁断部と裁断部とを超音波ミシンの超音波によって
融着し、裁断部と裁断部を縫合する。
【0006】
【第1実施例】図13には本発明に係る縫合手段で縫合
された無塵衣(10)が正面図で示されている。この無
塵衣(10)は胴部と脚部の前部を覆う第1布地(1
2)と胴部と脚部の後部を覆う第2布地(14),右腕
部を覆う第3布地(16),左腕部を覆う第4布地(1
8)により形成されている。これら第1布地(12)、
第2布地(14)、第3布地(16)及び第4布地(1
8)はポリエステル材で製造されている。図1乃至図5
には請求項1の縫合手段が示されている。図1及び図2
に示すように前記第1布地(12)の裁断部(22)と
第2布地(14)の裁断部(24)は重ね合わされた状
態で公知の超音波ミシンの超音波によるヒート加工によ
り融着(溶着)されている。そして、第1布地(12)
と第2布地(14)との融着部の近傍にはミシンによっ
て糸(26)で第1布地(12)と第2布地(14)と
が縫合されている。また、第1布地(12)の折返部
(12A)は超音波ミシンで縫合されている。図1にこ
の超音波ミシンでの縫合点(28)を示す。これによ
り、第1布地(12)と第2布地(14)とは完全に縫
合されるようになっている。
【0007】次に、第1実施例の作用について説明す
る。まず、第1布地(12)と第2布地(14)を縫合
する場合は、図3に示すように前記第1布地(12)と
第2布地(14)とを重ね合わせて裁断部(22)と裁
断部(24)の近傍部をミシンによって糸(26)で縫
合する。次に、図4に示すように裁断部(22)と裁断
部(24)とを超音波ミシンの超音波によるヒート加工
により融着すると共に、融着された裁断部(22)と裁
断部(24)の端部を超音波ミシンでカットして裁断部
(22),(24)の見栄えをよくする。そして、図5
に示すように糸(26)で縫合した箇所から第1布地
(12)を折り返す。この状態で、第1布地(12)と
第2布地(14)を超音波ミシンで縫合する。これによ
り、第1布地(12)と第2布地(14)とは完全に縫
合され、しかも裁断部(22)と裁断部(24)の端部
の見栄えが低下することはない。しかも、第1布地(1
2)の裁断部(22)と第2布地(14)の裁断部(2
4)とは超音波ミシンの超音波によるヒート加工により
融着されるので糸ケバが露出することはない。また、前
記第1布地(12)の裁断部(22)と第2布地(1
4)の裁断部(24)の近傍部はミシンによって糸(2
6)で縫合したので、前記裁断部(22),(24)近
傍が固くなりすぎることはなく無塵衣(10)を着用し
た場合の肌触りをソフトに保つことができると共に前記
裁断部(22),(24)近傍が固くなりすぎることは
ないので、無塵衣(10)を着用していても着用摩擦の
虞れはない。なお、実施例においては第1布地(12)
と第2布地(14)との融着部の近傍部にはミシンによ
って糸(26)で縫合したが、これに限定されるもので
はなく手で第1布地(12)と第2布地(14)とを縫
合してもよいことは勿論である。
【0008】
【第2実施例】図6乃至図10には請求項2に係る布地
の縫合手段が示されている。なお、第1実施例と同一の
構成については同一の符号を用いてその説明を省略す
る。前記第1布地(12)の裁断部(22)と第2布地
(14)の裁断部(24)は重ね合わされた状態で超音
波ミシンの超音波によるヒート加工により融着されてい
る。そして、第1布地(12)と第2布地(14)との
融着部の近傍には超音波ミシンによって一定間隔をあけ
て第1布地(12)と第2布地(14)とが縫合されて
いる。また、第1布地(12)の折返部(12A)は超
音波ミシンで縫合されている。図6にこの超音波ミシン
での縫合点(28)を示す。これにより、第1布地(1
2)と第2布地(14)とは完全に縫合される。
【0009】次に、第2実施例の作用について説明す
る。まず、第1布地(12)と第2布地(14)を縫合
する場合は、図8に示すように前記第1布地(12)と
第2布地(14)とを重ね合わせて裁断部(22)と裁
断部(24)の近傍部を超音波ミシンによって縫合す
る。次に、図9に示すように裁断部(22)と裁断部
(24)とを超音波ミシンの超音波によるヒート加工に
より溶着すると共に、溶着された裁断部(22)と裁断
部(24)の端部を超音波ミシンでカットして裁断部
(22),(24)の見栄えをよくする。そして、図1
0に示すように超音波ミシンで縫合した箇所から第1布
地(12)を折り返す。この状態で、第1布地(12)
と第2布地(14)を超音波ミシンで縫合する。これに
より、第1布地(12)と第2布地(14)とは完全に
縫合され、しかも裁断部(22)と裁断部(24)の端
部の見栄えはよくなる。しかも、第1布地(12)の裁
断部(22)と第2布地(14)の裁断部(24)とは
超音波ミシンの超音波によるヒート加工により融着され
るので糸ケバが露出することはない。また、この実施例
においては裁断部(22)と裁断部(24)の近傍部を
超音波ミシンによって縫合したので、ミシンによって糸
で縫合するのと異なり針穴が形成されることはないので
布地を痛めることが少ない。
【0010】
【第3実施例】図11及び図12には請求項3に係る布
地の縫合手段が示されている。なお、第1実施例と同一
の構成については同一の符号を用いてその説明を省略す
る。図11及び図12に示されるように、前記第1布地
(12)の裁断部(22)と第2布地(14)の裁断部
(24)は共に曲げ折りされた状態で重ね合わされてい
る。そして、重ね合わされた裁断部(22)と裁断部
(24)は超音波ミシンによって縫合されている。これ
により、第1布地(12)と第2布地(14)とは完全
に縫合される。
【0011】次に、第3実施例の作用について説明す
る。まず、第1布地(12)と第2布地(14)を縫合
する場合は、前記第1布地(12)と第2布地(14)
とをそれぞれ鉤状に折り曲げて、裁断部(22)と裁断
部(24)を重ね合わせる。次に、重ね合わせた裁断部
(22)と裁断部(24)とを超音波ミシンの超音波に
よって縫合し、裁断部(22)と裁断部(24)を縫合
する。これにより、第1布地(12)と第2布地(1
4)とは完全に縫合されることになる。なお、この実施
例においては超音波ミシンによる縫合は一箇所だけであ
るので縫合作業を迅速に行うことができる。
【0012】なお、実施例では無塵衣(10)の胴部と
脚部を形成する第1布地(12)と第2布地(14)と
の縫合手段について説明したが、右腕部を覆う第3布地
(16)の一端部と他端部を縫合する場合や左腕部を覆
う第4布地(18)の一端部と他端部を縫合する場合も
同様に縫合することは勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る布地の
縫合手段では、布地の裁断部から塵が発生するのを確実
に防止できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る布地の縫合手段の斜視図。
【図2】請求項1に係る布地の縫合手段の断面図。
【図3】請求項1に係る布地の縫合手段の作用説明図。
【図4】請求項1に係る布地の縫合手段の作用説明図。
【図5】請求項1に係る布地の縫合手段の作用説明図。
【図6】請求項2に係る布地の縫合手段の斜視図。
【図7】請求項2に係る布地の縫合手段の断面図。
【図8】請求項2に係る布地の縫合手段の作用説明図。
【図9】請求項2に係る布地の縫合手段の作用説明図。
【図10】請求項2に係る布地の縫合手段の作用説明
図。
【図11】請求項3に係る布地の縫合手段の斜視図。
【図12】請求項3に係る布地の縫合手段の断面図。
【図13】本発明に係る布地の縫合手段によって製造さ
れた無塵衣の正面図。
【図14】従来の縫合手段の断面図。
【符号の説明】
(12)・・・第1布地 (14)・・・第2布地 (22)・・・裁断部 (24)・・・裁断部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1布地と、この第1布地の裁断部と超
    音波ミシンのヒート加工により裁断部が融着される第2
    布地と、前記第1布地と第2布地との融着部近傍を糸で
    縫合したことを特徴とする布地の縫合手段。
  2. 【請求項2】 第1布地と、この第1布地の裁断部と超
    音波ミシンのヒート加工により裁断部が融着される第2
    布地と、前記第1布地と第2布地との融着部近傍を超音
    波ミシンで縫合したことを特徴とする布地の縫合手段。
  3. 【請求項3】 第1布地の裁断部と、この第1布地と縫
    合される第2布地の裁断部を重ね合わせて超音波ミシン
    により縫合したことを特徴とする布地の縫合手段。
JP34806891A 1991-12-04 1991-12-04 布地の縫合手段 Pending JPH05156566A (ja)

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JP34806891A JPH05156566A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 布地の縫合手段

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ID=18394534

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8127701B2 (en) 2004-06-09 2012-03-06 Patagonia, Inc. Fabric joining method and system

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4817824U (ja) * 1971-07-12 1973-02-28
JPS6135528U (ja) * 1984-08-07 1986-03-05 株式会社フジクラ 架空送電線におけるジヤンバ線支持装置
JPS6285068A (ja) * 1985-10-07 1987-04-18 丸丹株式会社 洋服の裏地等の裾処理方法

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