JPS6228297Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6228297Y2 JPS6228297Y2 JP1754683U JP1754683U JPS6228297Y2 JP S6228297 Y2 JPS6228297 Y2 JP S6228297Y2 JP 1754683 U JP1754683 U JP 1754683U JP 1754683 U JP1754683 U JP 1754683U JP S6228297 Y2 JPS6228297 Y2 JP S6228297Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- sewing machine
- center line
- plane
- thread hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 36
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 8
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、上縫糸規制機能を備えたミシン針に
関するものである。
関するものである。
従来のミシン針においては、第1図に示すよう
に布送り方向がA、B及びC方向の場合では第2
図のようなパーフエクトステツチ22のみによる
縫目が形成できるが、D方向の場合では第3図に
示す如く上縫糸21が1回ひねられた状態の、す
なわちヒツチステツチ23の縫目が構成されるこ
とがある。このヒツチステツチ23は全く無作為
的に発生する。
に布送り方向がA、B及びC方向の場合では第2
図のようなパーフエクトステツチ22のみによる
縫目が形成できるが、D方向の場合では第3図に
示す如く上縫糸21が1回ひねられた状態の、す
なわちヒツチステツチ23の縫目が構成されるこ
とがある。このヒツチステツチ23は全く無作為
的に発生する。
上縫糸211回ひねりの縫目構成の発生原因を
第13図により説明すると、反時計回りの釡24
を有するミシンにおいて第1図D方向に布が送ら
れた場合、針14の左側を回つて上縫糸21が引
かれたときは上縫糸211回ひねりの縫目が形成
される。
第13図により説明すると、反時計回りの釡24
を有するミシンにおいて第1図D方向に布が送ら
れた場合、針14の左側を回つて上縫糸21が引
かれたときは上縫糸211回ひねりの縫目が形成
される。
また、上縫糸21が針14の右側を回つて引か
れたときは第11図に示す、1回ひねりの無い縫
目が形成される。なお第1図、第11図及び第1
3図中13は糸穴、15は長溝である。
れたときは第11図に示す、1回ひねりの無い縫
目が形成される。なお第1図、第11図及び第1
3図中13は糸穴、15は長溝である。
従来の針14を使用し、第1図D方向に布を送
つた場合、上縫糸21の針14に対する左・右の
回り込みは全く無作為であるため、第3図の如き
見苦しい縫糸構成が行なわれることになる。
つた場合、上縫糸21の針14に対する左・右の
回り込みは全く無作為であるため、第3図の如き
見苦しい縫糸構成が行なわれることになる。
本考案は、上記従来の欠点を排除し、縫目の揃
つた美しい縫製製品を得ることができるミシン針
を安価に提供することを目的とするものである。
つた美しい縫製製品を得ることができるミシン針
を安価に提供することを目的とするものである。
本考案の一実施例を第4図、第5図、第6図、
第10図及び第11図によつて説明すると、針先
部1が針軸中心線2上に一致して形成され、前記
針先部1付近に設けられた糸穴3が前記針軸中心
線2と直交し、針4の表側に針軸中心線2に沿つ
て長溝5が、針4の裏側の前記糸穴3付近に短溝
6がそれぞれ形成されている。
第10図及び第11図によつて説明すると、針先
部1が針軸中心線2上に一致して形成され、前記
針先部1付近に設けられた糸穴3が前記針軸中心
線2と直交し、針4の表側に針軸中心線2に沿つ
て長溝5が、針4の裏側の前記糸穴3付近に短溝
6がそれぞれ形成されている。
しかして、糸穴3から針先部1にかけての横断
面形状は楕円状(正確には、横断面のりんかく線
が楕円形の周線の一部を形成している。)となつ
ていて、該楕円形の2つの焦点を結ぶ直線7が、
糸穴中心線8と直交する直線9及び針軸中心線2
を含む平面10に対して左上がりに傾斜してお
り、かつ、針4を裏側から見た場合において短溝
6の下端部6′が針軸中心線2と糸穴中心線8と
を含む平面11に関して左側に片寄せられ、さら
に、短溝6の下端部6′の存在する側が低くなる
ように傾斜している。
面形状は楕円状(正確には、横断面のりんかく線
が楕円形の周線の一部を形成している。)となつ
ていて、該楕円形の2つの焦点を結ぶ直線7が、
糸穴中心線8と直交する直線9及び針軸中心線2
を含む平面10に対して左上がりに傾斜してお
り、かつ、針4を裏側から見た場合において短溝
6の下端部6′が針軸中心線2と糸穴中心線8と
を含む平面11に関して左側に片寄せられ、さら
に、短溝6の下端部6′の存在する側が低くなる
ように傾斜している。
前記長溝5は糸穴3の下方すなわち針先部1の
近傍に延長して設けてあるが、その下端部5′は
針4を表側から見た場合において前記平面11に
関して左側に片寄せられている。
近傍に延長して設けてあるが、その下端部5′は
針4を表側から見た場合において前記平面11に
関して左側に片寄せられている。
なお、前記短溝6の横断面のりんかく線6″は
前記直線7と平行に、前記長溝5の下端部5′の
横断面のりんかく線5″は前記平面10と平行に
してあるが、りんかく線5″,6″をともに平面1
0に平行なものとしてもよい。第6図中、4′は
針4の柄のりんかく線である。
前記直線7と平行に、前記長溝5の下端部5′の
横断面のりんかく線5″は前記平面10と平行に
してあるが、りんかく線5″,6″をともに平面1
0に平行なものとしてもよい。第6図中、4′は
針4の柄のりんかく線である。
このように構成したミシン針において、布が第
1図D方向に送られたときの、上縫糸21の針先
部1に対する引かれ方は第10図のとおりであつ
て、上縫糸21は針4をその表側から見た場合、
針4の右側を通ることになる。したがつて、この
ミシン針を反時計回りの釡24を有するミシンに
使用したときには、第11図に示すようにパーフ
エクトステツチ22のみによる縫目を構成するこ
とができる。
1図D方向に送られたときの、上縫糸21の針先
部1に対する引かれ方は第10図のとおりであつ
て、上縫糸21は針4をその表側から見た場合、
針4の右側を通ることになる。したがつて、この
ミシン針を反時計回りの釡24を有するミシンに
使用したときには、第11図に示すようにパーフ
エクトステツチ22のみによる縫目を構成するこ
とができる。
前記のように糸穴3から針先部1にかけての横
断面形状を楕円状とし、しかもその2つの焦点を
結ぶ直線7を前記平面10に対し傾斜させたこと
によつて、上記上縫糸の糸道規制機能は著しく効
果的なものとなる。
断面形状を楕円状とし、しかもその2つの焦点を
結ぶ直線7を前記平面10に対し傾斜させたこと
によつて、上記上縫糸の糸道規制機能は著しく効
果的なものとなる。
次に第7図、第8図、第9図、第12図及び第
13図は本考案の別の実施例を示しているが、こ
れは、第4図と第7図を、第6図と第9図をそれ
ぞれ比較すれば明らかな如く、第4図例のものと
いわゆる鏡面対称の関係にあるものである。した
がつて、布がD方向に送られたときの、上縫糸2
1の針先部1に対する引かれ方は第12図のとお
りであつて、上縫糸21は針4をその表側から見
た場合、針4の左側を通ることになる。この結
果、このミシン針を反時計回りの釡24を有する
ミシンに使用したときには、第13図に示すよう
なヒツチステツチ23のみによる縫目を形成する
ことができる。
13図は本考案の別の実施例を示しているが、こ
れは、第4図と第7図を、第6図と第9図をそれ
ぞれ比較すれば明らかな如く、第4図例のものと
いわゆる鏡面対称の関係にあるものである。した
がつて、布がD方向に送られたときの、上縫糸2
1の針先部1に対する引かれ方は第12図のとお
りであつて、上縫糸21は針4をその表側から見
た場合、針4の左側を通ることになる。この結
果、このミシン針を反時計回りの釡24を有する
ミシンに使用したときには、第13図に示すよう
なヒツチステツチ23のみによる縫目を形成する
ことができる。
なお、第4図例、第7図例のミシン針を時計回
りの釡を有するミシンに使用したときの縫目構成
が、それぞれ第13図、第11図の如くなること
は上記説明から明らかであろう。
りの釡を有するミシンに使用したときの縫目構成
が、それぞれ第13図、第11図の如くなること
は上記説明から明らかであろう。
以上述べたように本考案は、針穴から針先部に
かけての針の横断面を傾いた楕円形状となし、か
つ、長溝の反対面側の短溝の下端部を針中心より
右もしくは左に片寄せたことを特徴とするミシン
針であり、糸道規制機能が優れ、上縫糸が長溝及
び短溝に沿つて円滑、確実に案内規制される効果
があり、従つて、本考案のミシン針と釡の組合わ
せを選定することによつて、パーフエクトステツ
チのみの、又はヒツチステツチのみの縫目を常時
安定して連続形成することができ、均一で見た目
に美しい縫製製品が得られ、しかも針形状が簡単
で安価に製作できるなどの実益がある。
かけての針の横断面を傾いた楕円形状となし、か
つ、長溝の反対面側の短溝の下端部を針中心より
右もしくは左に片寄せたことを特徴とするミシン
針であり、糸道規制機能が優れ、上縫糸が長溝及
び短溝に沿つて円滑、確実に案内規制される効果
があり、従つて、本考案のミシン針と釡の組合わ
せを選定することによつて、パーフエクトステツ
チのみの、又はヒツチステツチのみの縫目を常時
安定して連続形成することができ、均一で見た目
に美しい縫製製品が得られ、しかも針形状が簡単
で安価に製作できるなどの実益がある。
第1図乃至第3図は従来例を示し、第1図は布
送り方向の説明図、第2図は第1図において布送
り方向がD方向以外の場合の縫目構成状態を示す
正面図、第3図は布送り方向がD方向の場合の縫
目構成状態を示す正面図、第4図は本考案の一実
施例の要部背面図、第5図はその正面図、第6図
は第4図A−A線断面図、第7図は他の実施例の
要部背面図、第8図はその正面図、第9図は第7
図B−B線断面図、第10図乃至第13図は上記
実施例についての作用効果説明図であり、第10
図は第4図例についての上縫糸の規制状態を示す
正面図、第11図はその縫目構成状態を示す正面
図、第12図は第7図例についての上縫糸の規制
状態を示す正面図、第13図はその縫目構成状態
を示す正面図である。 1……針先部、2……針軸中心線、3……糸
穴、4……針、5……長溝、5′……下端部、
5″……りんかく線、6……短溝、6′……下端
部、6″……りんかく線、8……糸穴中心線、2
1……上縫糸、22……パーフエクトステツチ、
23……ヒツチステツチ。
送り方向の説明図、第2図は第1図において布送
り方向がD方向以外の場合の縫目構成状態を示す
正面図、第3図は布送り方向がD方向の場合の縫
目構成状態を示す正面図、第4図は本考案の一実
施例の要部背面図、第5図はその正面図、第6図
は第4図A−A線断面図、第7図は他の実施例の
要部背面図、第8図はその正面図、第9図は第7
図B−B線断面図、第10図乃至第13図は上記
実施例についての作用効果説明図であり、第10
図は第4図例についての上縫糸の規制状態を示す
正面図、第11図はその縫目構成状態を示す正面
図、第12図は第7図例についての上縫糸の規制
状態を示す正面図、第13図はその縫目構成状態
を示す正面図である。 1……針先部、2……針軸中心線、3……糸
穴、4……針、5……長溝、5′……下端部、
5″……りんかく線、6……短溝、6′……下端
部、6″……りんかく線、8……糸穴中心線、2
1……上縫糸、22……パーフエクトステツチ、
23……ヒツチステツチ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 針先部1を針軸中心線2上に一致して形成
し、前記針先部1付近に設けた糸穴3を前記針
軸中心線2と直交させ、針4の表側に前記針軸
中心線2に沿つて長溝5を設け、針4の裏側の
前記糸穴3付近に短溝6を設けると共に、前記
糸穴3から針先部1にかけての横断面形状が楕
円状であつてその2つの焦点を結ぶ直線7を糸
穴中心線8と直交する直線9及び前記針軸中心
線2を含む平面10に対して傾斜したものとな
し、さらに、前記短溝6の下端部6′を前記針
軸中心線2と糸穴中心線8とを含む平面11に
関して一方の側に片寄せたことを特徴としたミ
シン針。 2 前記短溝6の底面を、その下端部6′の存在
する側を低くして傾斜させた実用新案登録請求
の範囲第1項記載のミシン針。 3 前記短溝6の横断面のりんかく線6″を、前
記直線7と平行にした実用新案登録請求の範囲
第2項記載のミシン針。 4 前記糸穴3から針先部1にかけての横断面形
状を前記直線7が前記平面10に対して左上が
りに傾斜した楕円状とすると共に、前記針4を
裏側から見た場合において前記短溝6の下端部
6′を前記平面11に関して左側に片寄せた実
用新案登録請求の範囲第2項又は第3項記載の
ミシン針。 5 前記糸穴3から針先部1にかけての横断面形
状を前記直線7が前記平面10に対して右上が
りに傾斜した楕円状とすると共に、前記針4を
裏側から見た場合において前記短溝6の下端部
6′を前記平面11に関して右側に片寄せた実
用新案登録請求の範囲第2項又は第3項記載の
ミシン針。 6 前記長溝5を前記針先部1の近傍まで延長す
ると共にその下端部5′を、前記針4を表側か
ら見た場合において前記平面11に関して左側
に片寄せた実用新案登録請求の範囲第4項記載
のミシン針。 7 前記長溝5を前記針先部1の近傍まで延長す
ると共にその下端部5′を、前記針4を表側か
ら見た場合において前記平面11に関して右側
に片寄せた実用新案登録請求の範囲第5項記載
のミシン針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1754683U JPS59125387U (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | ミシン針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1754683U JPS59125387U (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | ミシン針 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59125387U JPS59125387U (ja) | 1984-08-23 |
JPS6228297Y2 true JPS6228297Y2 (ja) | 1987-07-20 |
Family
ID=30148775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1754683U Granted JPS59125387U (ja) | 1983-02-10 | 1983-02-10 | ミシン針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59125387U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6187410B2 (ja) * | 2014-08-04 | 2017-08-30 | 豊田合成株式会社 | ステッチラインの形成方法 |
-
1983
- 1983-02-10 JP JP1754683U patent/JPS59125387U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59125387U (ja) | 1984-08-23 |
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