JPH0622282B2 - 誘電体共振器の外部結合構造及びそれを用いた外部結合調整方法 - Google Patents

誘電体共振器の外部結合構造及びそれを用いた外部結合調整方法

Info

Publication number
JPH0622282B2
JPH0622282B2 JP62135824A JP13582487A JPH0622282B2 JP H0622282 B2 JPH0622282 B2 JP H0622282B2 JP 62135824 A JP62135824 A JP 62135824A JP 13582487 A JP13582487 A JP 13582487A JP H0622282 B2 JPH0622282 B2 JP H0622282B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
coupling
dielectric
parallel
dielectric resonator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62135824A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63299602A (ja
Inventor
容平 石川
紀久夫 角田
敏朗 平塚
博次 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP62135824A priority Critical patent/JPH0622282B2/ja
Publication of JPS63299602A publication Critical patent/JPS63299602A/ja
Publication of JPH0622282B2 publication Critical patent/JPH0622282B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、誘電体柱とこれを包囲する導体空胴を有する
誘電体共振器の外部結合構造及びそれを用いた結合量調
整方法に関する。
従来の技術 第4図に誘電体共振器として使用モードがTM010 モー
ドのものを示す。41が誘電体柱、42がそれを包囲す
る導体空胴である。この誘電体共振器において、外部回
路との結合は、導体空胴42の壁面43にコネクタ44
を取付け、該コネクタ44に接続固定されたループ導体
45を導体空胴42内に挿入することにより行われる。
この場合の結合度はもしループ導体45を変形させるこ
とができたら適当に定めることができる。
発明が解決しようとする問題点 ところで、共振器において外部結合度は、外部回路との
関係等によって調整を要するものであるが、上記従来の
誘電体共振器では一旦ループ導体45を導体空胴42内
に組み込んだ後は結合度の調整を行なうことができない
という問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑み、最適な結合度に簡単
かつ容易に調整することが可能な誘電体共振器の外部結
合構造及びそれを用いた結合度調整方法を提供すること
を目的としている。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明に係る誘電体共振器の
外部結合構造は、誘電体柱とこれを包囲する導体空胴を
有した誘電体共振器において、主導体部分と、この主導
体部分に並列に接続した細くて変形容易な並列導体部分
とで構成される外部結合用ループ導体が、前記導体空胴
内に配設され、前記導体空胴の壁面には、外部結合用ル
ープ導体の前記並列導体部分を変形させて結合度を調整
するための調整窓が形成され、かつ該窓は閉塞されてい
ることを特徴としている。
又、上記目的を達成するため本発明に係る誘電体共振器
の外部結合調整方法は、誘電体柱を包囲する導体空胴内
に、主導体部分と、この主導体部分に並列に接続された
細くて変形容易な並列導体部分とで構成された外部結合
用ループ導体が配設された状態で、導体空胴壁面に形成
された調整窓を通じて外部から前記ループ導体の並列導
体部分を変形させ結合度の調整を行なうと共に、調整完
了後に前記調整窓を閉塞することを特徴としている。
本発明の作用は実施例の中で説明する。
実施例 第1図は本発明の一実施例として使用モードがTM010
モードの誘電体共振器を示し、1は誘電体柱、2は該誘
電体柱1を包囲する導体空胴である。誘電体柱1は誘電
体柱の軸方向Zと直交する方向に適当間隔おいて複数
個、導体空胴2内に配設されている(不図示)。各誘電
体柱間の空間部はTE10遮断導波管を構成しており、各
誘電体柱はこのモードの遮断導波管によって結合され、
全体としてバンドパスフィルタを構成している。図は誘
電体柱のうち最も右側のものだけを示している。
導体空胴2は第2図の外観図を示すように矩形をしてい
る。導体空胴2は誘電体柱1と同等の線膨張係数を有す
る材料で作った筐体3の内外面に無電解メッキを施す等
して金属膜4,5を被着した構成をしている。この導体
空胴2の右側壁6にはコネクタ7を取付ける孔8が形成
され、また下面壁9にはループ導体10の一端を止着す
る孔11が形成されている。前記側壁6の孔8にはコネ
クタ7が取付けられ、このコネクタ7と下面壁9の孔1
1とにわたってループ導体10が架橋状態で取付けてあ
る。ループ導体10は第3図に示すように両端がコネク
タ7及び孔11に取付けられる主導体12と、主導体1
2に並列接続され主導体と共にループを形成する並列導
体13とから成る。主導体12は太径でかつ両端が支持
されている関係上変形し難いが、並列導体13は細径で
変形し易い。この並列導体13を矢印A方向に変形させ
ることにより結合度を調整することが可能である。
導体空胴2の天井壁14には前記ループ導体の並列導体
13を変形させて結合度を調整するための窓15が形成
されている。窓15の位置はループ導体10が導体空胴
内に収まった状態で並列導体13を変形させるのが容易
な位置として、この実施例ではループ導体10の直上方
が選ばれている。また、窓15の大きさは、外部から操
作棒を挿入できる程度としてある。この調整窓15は、
結合度の調整が完了すれば金属板16を半田付け等する
ことにより閉塞される。
上記構成において外部回路との結合度を調整するのに
は、コネクタ7及び孔11にループ導体10の両端を取
付け固定した後、適宜の計器で結合度を確認しながら調
整窓15を通じて外部からループ導体の並列導体13を
変形操作して行なう。従って、導体空胴を分解する必要
もないので、結合度の調整作業が簡単且つ容易である
し、最適の結合度に調整できる。そして、調整作業を完
了すれば、窓15を金属板16で閉塞するだけでよい。
尚、上記実施例はTMモードの共振器に適用した例を示
しているが、その他のモード(例えばTEモード等)の
共振器にも適用できることは勿論である。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、ループ導体を導体
空胴内に位置させた状態のままで、外部からループ導体
の並列導体部分を変形させて外部回路との結合度の調整
を行なうことができるので、最適の結合度が誰でも容易
に得られるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の適用された一例を示す誘電体共振器の
断面図、第2図はその外観斜視図、第3図はループ導体
を詳細に示す図、第4図は従来の外部結合構造の誘電体
共振器の断面図である。 1……誘電体柱、2……導体空胴、10……ループ導
体、15……調整窓。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 博次 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (56)参考文献 特開 昭56−119501(JP,A) 実開 昭59−121903(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体柱とこれを包囲する導体空胴を有し
    た誘電体共振器において、 主導体部分と、この主導体部分に並列に接続した細くて
    変形容易な並列導体部分とで構成される外部結合用ルー
    プ導体が、前記導体空胴内に配設され、 前記導体空胴の壁面には、前記ループ導体の並列導体部
    分を変形させて結合度を調整するための調整窓が形成さ
    れ、かつ、該窓は閉塞されている、 ことを特徴とする誘電体共振器の外部結合構造。
  2. 【請求項2】誘電体柱とこれを包囲する導体空胴を有し
    た誘電体共振器における結合度調整方法において、 誘電体柱を包囲する導体空胴内に、主導体部分と、この
    主導体部分に並列に接続された細くて変形容易な並列導
    体部分とで構成された外部結合用ループ導体が配設され
    た状態で、導体空胴壁面に形成された調整窓を通じて外
    部から前記ループ導体の並列導体部分を変形させ結合度
    の調整を行うと共に、調整完了後に前記調整窓を閉塞す
    ることを特徴とする誘電体共振器の外部結合調整方法。
JP62135824A 1987-05-29 1987-05-29 誘電体共振器の外部結合構造及びそれを用いた外部結合調整方法 Expired - Lifetime JPH0622282B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62135824A JPH0622282B2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 誘電体共振器の外部結合構造及びそれを用いた外部結合調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62135824A JPH0622282B2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 誘電体共振器の外部結合構造及びそれを用いた外部結合調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63299602A JPS63299602A (ja) 1988-12-07
JPH0622282B2 true JPH0622282B2 (ja) 1994-03-23

Family

ID=15160650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62135824A Expired - Lifetime JPH0622282B2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 誘電体共振器の外部結合構造及びそれを用いた外部結合調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622282B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4125655C2 (de) * 1991-08-02 1994-12-08 Bruker Analytische Messtechnik Resonatoranordnung für die Elektronenspinresonanz-Spektroskopie
JP2581912Y2 (ja) * 1992-10-07 1998-09-24 株式会社村田製作所 デュプレクサ
JPH0738305A (ja) * 1993-07-16 1995-02-07 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 誘電体フィルタ
US5684438A (en) * 1995-06-21 1997-11-04 Forem, S.P.A. Microwave filter including a plurality of cross-coupled dielectric resonators
JP3161343B2 (ja) * 1996-10-30 2001-04-25 株式会社村田製作所 フィルタ装置
EP0917239B1 (en) 1997-11-05 2005-05-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. Filter, duplexer and communication device

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56119501A (en) * 1980-02-25 1981-09-19 Alps Electric Co Ltd Filter
JPS59121903U (ja) * 1984-01-19 1984-08-16 トムソン−セ−エスエフ 極超短波フィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63299602A (ja) 1988-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3019750B2 (ja) 誘電体共振器装置
JPH0622282B2 (ja) 誘電体共振器の外部結合構造及びそれを用いた外部結合調整方法
JP3531570B2 (ja) 共振器、フィルタ、デュプレクサ、通信機装置
JPH0611081B2 (ja) 誘電体共振器
EP3288108B1 (en) Radio frequency filter having cavity structure
JP3554945B2 (ja) 誘電体共振器装置
JPH1084201A (ja) 誘電体共振器装置
KR20020035593A (ko) 유전체 공진기 장치, 필터, 듀플렉서 및 통신 장치
EP0917239B1 (en) Filter, duplexer and communication device
JPH04296104A (ja) 多重モード誘電体共振器
JPH0691363B2 (ja) 誘電体共振器装置並びに空胴共振器装置
JPS6052901A (ja) 回転磁気ヘッド装置
JP3738916B2 (ja) 誘電体共振器
JPH0795641B2 (ja) インターディジタル形フィルタの構造
JP3385660B2 (ja) 導波管型共振器装置
JPH0810959Y2 (ja) 誘電体共振器装置
JPH083042Y2 (ja) Nrdガイドフィルタ
EP0840391B1 (en) Dielectric filter device
JP3633000B2 (ja) 高周波機器
JPS5942731Y2 (ja) 帯域通過ろ波器
JPH0546323Y2 (ja)
JP3509185B2 (ja) Tm多重モード誘電体共振器装置
JPH066562Y2 (ja) 誘電体フィルタ
JP2511907Y2 (ja) 高周波ろ波器
JPH0737362Y2 (ja) 誘電体フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080323

Year of fee payment: 14