JPH083042Y2 - Ｎｒｄガイドフィルタ - Google Patents
ＮｒｄガイドフィルタInfo
- Publication number
- JPH083042Y2 JPH083042Y2 JP3239090U JP3239090U JPH083042Y2 JP H083042 Y2 JPH083042 Y2 JP H083042Y2 JP 3239090 U JP3239090 U JP 3239090U JP 3239090 U JP3239090 U JP 3239090U JP H083042 Y2 JPH083042 Y2 JP H083042Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resonator
- dielectric
- electromagnetic wave
- nrd guide
- dielectric ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、NRDガイドに形成した電磁波遮断部に誘電
体セラミックス共振器が設けられたNRDガイドフィルタ
に関する。
体セラミックス共振器が設けられたNRDガイドフィルタ
に関する。
従来の技術 従来のNRDガイドフィルタとしては、第６図に示す如
く、電磁波遮断部Ｂを挟んで両側に伝送線路部分A,Aが
形成され、前記電磁波遮断部Ｂに両側の伝送線路部分A,
A間における所定周波数の信号を伝送するための誘電体
セラミックス共振器14が設けられている。伝送線路部分
Ａは、平行になした２枚の金属板11,11の間に誘電体線
路12が挿入されたNRDガイド構造であり、一方の電磁波
遮断部Ｂは、誘電体線路12が存在せず、上下を誘電率の
低い支持部材13,13にて挟んで前記誘電体セラミックス
共振器14が設けられた構成となっている。
く、電磁波遮断部Ｂを挟んで両側に伝送線路部分A,Aが
形成され、前記電磁波遮断部Ｂに両側の伝送線路部分A,
A間における所定周波数の信号を伝送するための誘電体
セラミックス共振器14が設けられている。伝送線路部分
Ａは、平行になした２枚の金属板11,11の間に誘電体線
路12が挿入されたNRDガイド構造であり、一方の電磁波
遮断部Ｂは、誘電体線路12が存在せず、上下を誘電率の
低い支持部材13,13にて挟んで前記誘電体セラミックス
共振器14が設けられた構成となっている。
考案が解決しようとする課題 ところで、前記誘電体セラミックス共振器14の設置位
置については、電磁波遮断部Ｂの丁度中央とするのが好
ましいが、従来では誘電体共振器14の取付けを距離を計
測しつつ行っていたため、所望位置に正確に設けること
が困難であり、またフィルタ作製に長時間を要してい
た。
置については、電磁波遮断部Ｂの丁度中央とするのが好
ましいが、従来では誘電体共振器14の取付けを距離を計
測しつつ行っていたため、所望位置に正確に設けること
が困難であり、またフィルタ作製に長時間を要してい
た。
本考案はかかる課題を解決すべくなされたものであ
り、誘電体セラミックス共振器を所望の位置に設置で
き、作製が容易な構成としたNRDガイドフィルタを提供
することを目的とする。
り、誘電体セラミックス共振器を所望の位置に設置で
き、作製が容易な構成としたNRDガイドフィルタを提供
することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係るNRDガイドフィルタは、平行な２枚の金
属板の間に断面がほぼＨ状となるように誘電体線路が介
装され、前記誘電体線路の途中を狭幅として電磁波遮断
部が設けられ、この電磁波遮断部を形成する狭幅部分の
途中に共振器挿入穴が形成され、その穴に誘電体セラミ
ックス共振器が挿着されていることを特徴とする。
属板の間に断面がほぼＨ状となるように誘電体線路が介
装され、前記誘電体線路の途中を狭幅として電磁波遮断
部が設けられ、この電磁波遮断部を形成する狭幅部分の
途中に共振器挿入穴が形成され、その穴に誘電体セラミ
ックス共振器が挿着されていることを特徴とする。
作用 本考案にあっては、誘電体線路の途中を狭幅として電
磁波遮断部とし、かつ、その電磁波遮断部の途中に形成
した共振器挿入穴に誘電体セラミックス共振器を挿着す
る構成であるので、予め誘電体線路を電磁波遮断部と共
振器挿入穴が備わった形状に作製しておけば、作製され
た誘電体線路の共振器挿入穴に誘電体セラミックス共振
器を挿着した後、両側に金属板を取付けると製作でき
る。よって、誘電体線路を作製したときに誘電体セラミ
ックス共振器の設置位置が定まった状態となっている。
磁波遮断部とし、かつ、その電磁波遮断部の途中に形成
した共振器挿入穴に誘電体セラミックス共振器を挿着す
る構成であるので、予め誘電体線路を電磁波遮断部と共
振器挿入穴が備わった形状に作製しておけば、作製され
た誘電体線路の共振器挿入穴に誘電体セラミックス共振
器を挿着した後、両側に金属板を取付けると製作でき
る。よって、誘電体線路を作製したときに誘電体セラミ
ックス共振器の設置位置が定まった状態となっている。
実施例 第１図は本考案に係るNRDガイドフィルタを示す斜視
図、第２図はそのNRDガイドフィルタの正面図である。
このフィルタは、平行な２枚の金属板1,1と、その間に
全長に渡って挟まれた誘電体線路２と、誘電体線路２の
内部に設けた円柱形をした誘電体セラミックス共振器３
とを備える。
図、第２図はそのNRDガイドフィルタの正面図である。
このフィルタは、平行な２枚の金属板1,1と、その間に
全長に渡って挟まれた誘電体線路２と、誘電体線路２の
内部に設けた円柱形をした誘電体セラミックス共振器３
とを備える。
前記金属板1,1は、長い矩形板状に形成されており、
両者の離隔距離については、金属板１に平行に偏波した
電磁波を遮断すべく、その電磁波の半波長以下に設定し
ている。
両者の離隔距離については、金属板１に平行に偏波した
電磁波を遮断すべく、その電磁波の半波長以下に設定し
ている。
前記誘電体線路２は、誘電率の低いフッソ樹脂等から
なり、断面矩形状のものの途中に、第３図に示すように
両側にテーパーを有する狭幅部2aが形成されており、そ
の狭幅部2aの途中、例えば中央位置には共振器挿入穴2b
が形成されている。この誘電体線路２の厚みｔは、上記
金属板1,1の離隔距離に一致させておく。また、上記狭
幅部2aの幅は使用帯域においてカットオフとなる寸法に
定めておく。つまり、ここで電磁波遮断部を形成させ、
広幅部分で伝送線路を形成させる。なお、この誘電体線
路２は、狭幅部2aの長さを規定し、かつ、その狭幅部2a
の長さ方向の中央位置に共振器挿入穴2bを設けた状態
で、例えば金型を用いて一体成形にて作製しておくとよ
い。
なり、断面矩形状のものの途中に、第３図に示すように
両側にテーパーを有する狭幅部2aが形成されており、そ
の狭幅部2aの途中、例えば中央位置には共振器挿入穴2b
が形成されている。この誘電体線路２の厚みｔは、上記
金属板1,1の離隔距離に一致させておく。また、上記狭
幅部2aの幅は使用帯域においてカットオフとなる寸法に
定めておく。つまり、ここで電磁波遮断部を形成させ、
広幅部分で伝送線路を形成させる。なお、この誘電体線
路２は、狭幅部2aの長さを規定し、かつ、その狭幅部2a
の長さ方向の中央位置に共振器挿入穴2bを設けた状態
で、例えば金型を用いて一体成形にて作製しておくとよ
い。
前記共振器挿入穴2bは、誘電体セラミックス共振器３
と等しい直径の断面円形に形成されており、この内部に
は上下を円柱状のポリフォーム等の低誘電率材料からな
る支持部材4,4で挟まれた状態で誘電体セラミックス共
振器３が挿入されている。
と等しい直径の断面円形に形成されており、この内部に
は上下を円柱状のポリフォーム等の低誘電率材料からな
る支持部材4,4で挟まれた状態で誘電体セラミックス共
振器３が挿入されている。
このように構成されたNRDガイドフィルタは、例えば
左側から伝播されてきた信号のうちの一部が、電磁波遮
断部2aにて遮断されていき、誘電体セラミックス共振器
３を介して右側に伝播していくため、バンドパスフィル
タとして機能する。また、このフィルタは、一体成形さ
れた誘電体線路２の共振器挿入穴2bに誘電体セラミック
ス共振器３を所定の状態に挿着し、この状態のものの厚
み方向両側に金属板1,1を接着等にて取付けると作製で
きる。
左側から伝播されてきた信号のうちの一部が、電磁波遮
断部2aにて遮断されていき、誘電体セラミックス共振器
３を介して右側に伝播していくため、バンドパスフィル
タとして機能する。また、このフィルタは、一体成形さ
れた誘電体線路２の共振器挿入穴2bに誘電体セラミック
ス共振器３を所定の状態に挿着し、この状態のものの厚
み方向両側に金属板1,1を接着等にて取付けると作製で
きる。
なお、誘電体セラミックス共振器３の支持は、下側の
支持部材４だけを用いて行ってもよいが、熱により支持
部材４が膨張すると誘電体セラミックス共振器３が高さ
レベル中央からずれて特性上好ましくないため、両側に
設けるのがよい。また、誘電体線路２がテフロン等の弾
力性のある材質からなるため、共振器挿入穴2bを誘電体
セラミックス共振器３の直径よりも少し小さく形成して
おき、支持部材４を使用することなくこの穴に挿入して
宙に浮いた状態としてもよい。更には、共振器挿入穴2b
の内壁に突出部を形成し、この突出部で誘電体セラミッ
クス共振器３が落下しないように支持する構成としても
よい。
支持部材４だけを用いて行ってもよいが、熱により支持
部材４が膨張すると誘電体セラミックス共振器３が高さ
レベル中央からずれて特性上好ましくないため、両側に
設けるのがよい。また、誘電体線路２がテフロン等の弾
力性のある材質からなるため、共振器挿入穴2bを誘電体
セラミックス共振器３の直径よりも少し小さく形成して
おき、支持部材４を使用することなくこの穴に挿入して
宙に浮いた状態としてもよい。更には、共振器挿入穴2b
の内壁に突出部を形成し、この突出部で誘電体セラミッ
クス共振器３が落下しないように支持する構成としても
よい。
第４図は本考案を２段のフィルタに適用した場合の誘
電体線路の形状を示す平面図である。この場合には、電
磁波遮断部2aの範囲内で２箇所に共振器挿入穴2bを備え
た誘電体線路を形成しておき、両共振器挿入穴2b,2bに
誘電体セラミックス共振器を挿着すればよい。
電体線路の形状を示す平面図である。この場合には、電
磁波遮断部2aの範囲内で２箇所に共振器挿入穴2bを備え
た誘電体線路を形成しておき、両共振器挿入穴2b,2bに
誘電体セラミックス共振器を挿着すればよい。
第５図は本考案を３段のフィルタに適用した場合の誘
電体線路の形状を示す平面図であり、この場合も同様に
構成すればよい。即ち、電磁波遮断部2aの範囲内で３箇
所に共振器挿入穴2bを備えた誘電体線路を形成してお
き、各共振器挿入穴2bに誘電体セラミックス共振器を挿
着すればよい。なお、４段以上のフィルタの場合も同様
に構成すればよい。
電体線路の形状を示す平面図であり、この場合も同様に
構成すればよい。即ち、電磁波遮断部2aの範囲内で３箇
所に共振器挿入穴2bを備えた誘電体線路を形成してお
き、各共振器挿入穴2bに誘電体セラミックス共振器を挿
着すればよい。なお、４段以上のフィルタの場合も同様
に構成すればよい。
尚、上記実施例では本来線路として機能する広幅部分
からテーパーを付けて徐々に狭くしていって電磁波遮断
部2aを形成しているが、本考案はこれに限らず、テーパ
ーを無くし、本来線路として機能する広幅部分から直ぐ
に狭くして電磁波遮断部2aを形成してもよい。
からテーパーを付けて徐々に狭くしていって電磁波遮断
部2aを形成しているが、本考案はこれに限らず、テーパ
ーを無くし、本来線路として機能する広幅部分から直ぐ
に狭くして電磁波遮断部2aを形成してもよい。
考案の効果 以上詳述した如く本考案による場合には、位置合わせ
をすることなく誘電体セラミックス共振器を所望の位置
に設置でき、よってフィルタ作製を容易に行えるという
効果がある。
をすることなく誘電体セラミックス共振器を所望の位置
に設置でき、よってフィルタ作製を容易に行えるという
効果がある。
第１図は本考案に係るNRDガイドフィルタを示す斜視
図、第２図はそのフィルタの正面図、第３図は誘電体線
路を示す平面図、第４図は本考案を２段フィルタに適用
した場合の誘電体線路を示す平面図、第５図は本考案を
３段フィルタに適用した場合の誘電体線路を示す平面
図、第６図は従来のNRDガイドフィルタを示す斜視図、
第７図はそのフィルタの正面図である。 １……金属板、２……誘電体線路、2a……狭幅部（電磁
波遮断部）、2b……共振器挿入穴、３……誘電体セラミ
ックス共振器。
図、第２図はそのフィルタの正面図、第３図は誘電体線
路を示す平面図、第４図は本考案を２段フィルタに適用
した場合の誘電体線路を示す平面図、第５図は本考案を
３段フィルタに適用した場合の誘電体線路を示す平面
図、第６図は従来のNRDガイドフィルタを示す斜視図、
第７図はそのフィルタの正面図である。 １……金属板、２……誘電体線路、2a……狭幅部（電磁
波遮断部）、2b……共振器挿入穴、３……誘電体セラミ
ックス共振器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−213001（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−30301（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−59001（ＪＰ，Ａ) 1989年電子情報通信学会秋期全国大会Ｃ −395 1989年電子情報通信学会春期全国大会Ｃ −743 昭和59年電子通信学会総合全国大会853
Claims (1)
- 【請求項１】平行な２枚の金属板の間に断面がほぼＨ状
となるように誘電体線路が介装され、前記誘電体線路の
途中を狭幅として電磁波遮断部が設けられ、この電磁波
遮断部を形成する狭幅部分の途中に共振器挿入穴が形成
され、その共振器挿入穴に誘電体セラミックス共振器が
挿着されていることを特徴とするNRDガイドフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3239090U JPH083042Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | Ｎｒｄガイドフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3239090U JPH083042Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | Ｎｒｄガイドフィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03121704U JPH03121704U (ja) | 1991-12-12 |
| JPH083042Y2 true JPH083042Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31535361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3239090U Expired - Lifetime JPH083042Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | Ｎｒｄガイドフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083042Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4668151B2 (ja) * | 2006-09-08 | 2011-04-13 | 積水樹脂株式会社 | 自発光装置 |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP3239090U patent/JPH083042Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (3)
| Title |
|---|
| １９８９年電子情報通信学会春期全国大会Ｃ−７４３ |
| １９８９年電子情報通信学会秋期全国大会Ｃ−３９５ |
| 昭和５９年電子通信学会総合全国大会８５３ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03121704U (ja) | 1991-12-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |