JPS6322727B2 - - Google Patents
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- JPS6322727B2 JPS6322727B2 JP57173713A JP17371382A JPS6322727B2 JP S6322727 B2 JPS6322727 B2 JP S6322727B2 JP 57173713 A JP57173713 A JP 57173713A JP 17371382 A JP17371382 A JP 17371382A JP S6322727 B2 JPS6322727 B2 JP S6322727B2
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- JP
- Japan
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- dielectric
- case
- resonator
- columnar
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Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 7
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P7/00—Resonators of the waveguide type
- H01P7/10—Dielectric resonators
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電磁波のTM010モードまたはその変
形モードを用いた誘電体共振器に関し、特に、誘
電体共振器の共振周波数の温度特性の改良に関す
る。
形モードを用いた誘電体共振器に関し、特に、誘
電体共振器の共振周波数の温度特性の改良に関す
る。
第１図および第２図は、この発明の背景となる
従来のTM010モードを用いた誘電体共振器の一例
を示す図である。第１図は共振器の側断面図であ
り、第２図は第１図の線−に沿つた平断面図
である。第１図および第２図を参照して、誘電体
共振器１は、全体が金属で形成されたケース２内
の円形の空洞３に長さＬの円柱状の誘電体４が配
置されて構成されている。そして、TM010モード
の電磁界分布が示されていて、実線矢印５は電気
力線、点線矢印６は磁力線である。
従来のTM010モードを用いた誘電体共振器の一例
を示す図である。第１図は共振器の側断面図であ
り、第２図は第１図の線−に沿つた平断面図
である。第１図および第２図を参照して、誘電体
共振器１は、全体が金属で形成されたケース２内
の円形の空洞３に長さＬの円柱状の誘電体４が配
置されて構成されている。そして、TM010モード
の電磁界分布が示されていて、実線矢印５は電気
力線、点線矢印６は磁力線である。
TM010モードは、第１図、第２図にも示すよう
に、誘電体円柱４内部への電界集中が最もよく行
なわれるモードであり、共振器１の小形化が可能
である。そしてこの場合、誘電体４はTM010モー
ドについて有効に働き、他のモードについては有
効ではなく、そのためにスプリアス特性が良い。
また、このモードは、その共振周波数0（＝Ｃ／
λ0、ここにＣ：光速、λ0：共振波長）が共振器長
（円柱状誘電体長）Ｌに関係しない。よつて、誘
電体共振器は一層の小形化が可能である。
に、誘電体円柱４内部への電界集中が最もよく行
なわれるモードであり、共振器１の小形化が可能
である。そしてこの場合、誘電体４はTM010モー
ドについて有効に働き、他のモードについては有
効ではなく、そのためにスプリアス特性が良い。
また、このモードは、その共振周波数0（＝Ｃ／
λ0、ここにＣ：光速、λ0：共振波長）が共振器長
（円柱状誘電体長）Ｌに関係しない。よつて、誘
電体共振器は一層の小形化が可能である。
このように、TM010モード（その変形モードで
も同様）を用いた誘電体共振器は、種々の利点を
備えており、フイルタや発振素子として有効に利
用できる。
も同様）を用いた誘電体共振器は、種々の利点を
備えており、フイルタや発振素子として有効に利
用できる。
しかしながら、従来のTM010モード誘電体共振
器は、共振周波数の温度特性が良くないという大
きな欠点があつた。すなわち、共振周波数の温度
特性をηとすると、 η≒−Cη〓−Aα1−Bα2 ……(1) となる。ここに、 η〓：誘電率の温度特性 α1：誘電体の線膨張率 α2：金属ケースの線膨張率 Ａ，Ｂ，Ｃ：定数 である。つまり、共振周波数の温度特性ηは誘
電率の温度特性η〓の他、誘電体および金属ケース
それぞれの線膨張率α1およびα2に関係する。そこ
で、共振周波数の温度特性ηを良好にするため
には、誘電体材料によつて定まるη〓を選択する
他、α1およびα2を適当に制御する必要がある。し
かしながら、α1およびα2はその性質上同時に適当
に制御することは困難である。その結果、共振周
波数の温度特性ηも良くなかつたのである。
器は、共振周波数の温度特性が良くないという大
きな欠点があつた。すなわち、共振周波数の温度
特性をηとすると、 η≒−Cη〓−Aα1−Bα2 ……(1) となる。ここに、 η〓：誘電率の温度特性 α1：誘電体の線膨張率 α2：金属ケースの線膨張率 Ａ，Ｂ，Ｃ：定数 である。つまり、共振周波数の温度特性ηは誘
電率の温度特性η〓の他、誘電体および金属ケース
それぞれの線膨張率α1およびα2に関係する。そこ
で、共振周波数の温度特性ηを良好にするため
には、誘電体材料によつて定まるη〓を選択する
他、α1およびα2を適当に制御する必要がある。し
かしながら、α1およびα2はその性質上同時に適当
に制御することは困難である。その結果、共振周
波数の温度特性ηも良くなかつたのである。
このことは、別の見方をすれば、金属ケース２
内に柱状誘電体４を配置して構成する従来の共振
器において、誘電体４、金属ケース２それぞれの
線膨張率の相違から、共振器１周囲の温度変化に
よつて柱状誘電体端面４ａとそれに面する金属ケ
ース面７との間の微小ギヤツプが変化するという
ことである。この接続部分に生じるギヤツプの変
化が、電流変化を生じ、実効誘電率が変化する。
このことは、共振周波数0を決める要素の１つで
あるＣ（0＝1/2π√）の変化を生じることに
なる。したがつて、従来のものではケースと誘電
体との線膨張率の違いから、温度による共振周波
数の変化が著しいという欠点があつたのである。
内に柱状誘電体４を配置して構成する従来の共振
器において、誘電体４、金属ケース２それぞれの
線膨張率の相違から、共振器１周囲の温度変化に
よつて柱状誘電体端面４ａとそれに面する金属ケ
ース面７との間の微小ギヤツプが変化するという
ことである。この接続部分に生じるギヤツプの変
化が、電流変化を生じ、実効誘電率が変化する。
このことは、共振周波数0を決める要素の１つで
あるＣ（0＝1/2π√）の変化を生じることに
なる。したがつて、従来のものではケースと誘電
体との線膨張率の違いから、温度による共振周波
数の変化が著しいという欠点があつたのである。
この発明の目的は、TM010モードまたはその変
形モードを用いた誘電体共振器において、共振周
波数の温度特性を良好ならしめることにある。
形モードを用いた誘電体共振器において、共振周
波数の温度特性を良好ならしめることにある。
この発明に係る誘電体共振器は、TM010モード
またはその変形モード用いた誘電体共振器であつ
て、柱状誘電体と、柱状誘電体を内部に有しかつ
実電流経路となるケースとを備えている。前記ケ
ースは、柱状誘電体の両端面側に配置された１対
の端壁部分と、端壁部分間において端壁部分に連
続する側板部分とを有している。また、前記柱状
誘電体は、その端面が端壁部分に電気的かつ機械
的に固定されている。さらに、本発明に係る誘電
体共振器では、柱状誘電体とケースの少なくとも
一部とは、同一誘電体材料で一体に形成されてい
る。また、ケースは、その少なくとも一部の外面
に実電流経路となる導電膜を有している。
またはその変形モード用いた誘電体共振器であつ
て、柱状誘電体と、柱状誘電体を内部に有しかつ
実電流経路となるケースとを備えている。前記ケ
ースは、柱状誘電体の両端面側に配置された１対
の端壁部分と、端壁部分間において端壁部分に連
続する側板部分とを有している。また、前記柱状
誘電体は、その端面が端壁部分に電気的かつ機械
的に固定されている。さらに、本発明に係る誘電
体共振器では、柱状誘電体とケースの少なくとも
一部とは、同一誘電体材料で一体に形成されてい
る。また、ケースは、その少なくとも一部の外面
に実電流経路となる導電膜を有している。
この発明の上述の目的と特徴は、図面を参照し
て行なう以下の詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
て行なう以下の詳細な説明から一層明らかとなろ
う。
第３図ないし第５図は、この発明の一実施例を
示す図である。第３図は誘電体共振器の斜視図、
第４図は便宜上第３図の上蓋１１と下蓋１２とを
除いた誘電体共振器本体部１３の平面図、第５図
は第４図の線Ｖ−Ｖにおける側部断面図である。
示す図である。第３図は誘電体共振器の斜視図、
第４図は便宜上第３図の上蓋１１と下蓋１２とを
除いた誘電体共振器本体部１３の平面図、第５図
は第４図の線Ｖ−Ｖにおける側部断面図である。
第３図ないし第５図を参照して、誘電体共振器
１０は共振器本体部１３と上蓋１１および下蓋１
２とから構成されている。本体部１３は誘電体ケ
ース側部１４と、このケース側部１４によつて形
成される空洞１７に同心的に配置された誘電体円
柱状部１５とを備えていて、それらは４つの連結
部１６で連結され、一体化されている。このよう
に、この本体部１３は、同一誘電体材料で同時的
かつ一体的に成形されたケース側部１４と円柱状
部１５とを含む。これがこの実施例の特徴の１つ
である。また、本体部１３の誘電体ケース側部１
４の外周面には導電膜１８が全面にわたつて設け
られている。さらに、上蓋１１の下面と下蓋１２
の上面とにも導電膜１９，２０が設けられてい
る。そして、それぞれ蓋をしたときこれら導電膜
１９，２０と本体部１３周面の導電膜１８とによ
つて、従来の金属ケースに相当するシールドおよ
び実電流経路が形成される。
１０は共振器本体部１３と上蓋１１および下蓋１
２とから構成されている。本体部１３は誘電体ケ
ース側部１４と、このケース側部１４によつて形
成される空洞１７に同心的に配置された誘電体円
柱状部１５とを備えていて、それらは４つの連結
部１６で連結され、一体化されている。このよう
に、この本体部１３は、同一誘電体材料で同時的
かつ一体的に成形されたケース側部１４と円柱状
部１５とを含む。これがこの実施例の特徴の１つ
である。また、本体部１３の誘電体ケース側部１
４の外周面には導電膜１８が全面にわたつて設け
られている。さらに、上蓋１１の下面と下蓋１２
の上面とにも導電膜１９，２０が設けられてい
る。そして、それぞれ蓋をしたときこれら導電膜
１９，２０と本体部１３周面の導電膜１８とによ
つて、従来の金属ケースに相当するシールドおよ
び実電流経路が形成される。
なお、この実施例では、上蓋１１の下面と下蓋
１２の上面とに導電膜１９，２０を設けたが、逆
に、上蓋１１の上面および側面と下蓋１２の下面
および側面とに導電膜を設けてもよい。すなわ
ち、本体部１３と蓋１１，１２とを組合せたと
き、各導電膜によつて誘電体円柱状部１５が閉込
められる構成であればよい。なお、誘電体ケース
側部１４の導電膜１８は、その内壁に形成するこ
とも考えられるが、そうすると、連結部１６があ
るため、導電膜が不連続となつてそこから電磁波
の洩れを生じるので実用的ではない。
１２の上面とに導電膜１９，２０を設けたが、逆
に、上蓋１１の上面および側面と下蓋１２の下面
および側面とに導電膜を設けてもよい。すなわ
ち、本体部１３と蓋１１，１２とを組合せたと
き、各導電膜によつて誘電体円柱状部１５が閉込
められる構成であればよい。なお、誘電体ケース
側部１４の導電膜１８は、その内壁に形成するこ
とも考えられるが、そうすると、連結部１６があ
るため、導電膜が不連続となつてそこから電磁波
の洩れを生じるので実用的ではない。
以上のようにした結果、誘電体円柱状部１５と
誘電体ケース側部１４との線膨張率は等しくαと
なるため、共振周波数の温度特性ηは、恒等的
に η＝−Cη〓−α ……(2) ≒−（1/2）η〓−α （∵Ｃ≒1/2） となる。よつて、ηは、誘電体材料を選択してη〓
が決まつた後、線膨張率αだけを制御すればよ
い。これは比較的容易である。すなわち、誘電体
材料の選択のみで一義的に共振周波数の温度特性
ηの向上を図ることができる。なお、Ｃ＝1/2と
なるのは、誘電体円柱状部中に100パーセント共
振エネルギが閉込められたときに成立する。
誘電体ケース側部１４との線膨張率は等しくαと
なるため、共振周波数の温度特性ηは、恒等的
に η＝−Cη〓−α ……(2) ≒−（1/2）η〓−α （∵Ｃ≒1/2） となる。よつて、ηは、誘電体材料を選択してη〓
が決まつた後、線膨張率αだけを制御すればよ
い。これは比較的容易である。すなわち、誘電体
材料の選択のみで一義的に共振周波数の温度特性
ηの向上を図ることができる。なお、Ｃ＝1/2と
なるのは、誘電体円柱状部中に100パーセント共
振エネルギが閉込められたときに成立する。
また、この実施例では、誘電体ケース側部１４
と誘電体円柱状部１５とが４つの連結部16で一体
的に形成されているが、連結部１６は、たとえ
ば、対称的な位置に２つであつても、あるいは１
つであつても、その他であつてもよい。
と誘電体円柱状部１５とが４つの連結部16で一体
的に形成されているが、連結部１６は、たとえ
ば、対称的な位置に２つであつても、あるいは１
つであつても、その他であつてもよい。
また、連結部１６は長さ方向に連続して円柱状
部１５の全長に形成される必要はなく、長さ方向
の一端にのみ形成されてもよい。
部１５の全長に形成される必要はなく、長さ方向
の一端にのみ形成されてもよい。
さらにまた、誘電体円柱状部１５と一体化され
るケース（ケースは上蓋、下蓋、側部からなる）
の少なくとも一部は、誘電体ケース側部１４に限
らず、たとえば上蓋または下蓋と誘電体円柱状部
１５とが一体化されてもよい。
るケース（ケースは上蓋、下蓋、側部からなる）
の少なくとも一部は、誘電体ケース側部１４に限
らず、たとえば上蓋または下蓋と誘電体円柱状部
１５とが一体化されてもよい。
上記実施例では、第４図より明らかなように、
矩形空洞１７を有する誘電体ケースと誘電体円柱
状部１５との組合せとしたが、これに限定される
ことはなく、たとえば、矩形空洞ケースと誘電体
角柱状部、円形空洞ケースと誘電体円柱状部、円
形空洞ケースと誘電体角柱状部等の組合せでもよ
い。このように、ケースと柱状部の形状を変形し
たとき、基本TM010モードに対して同様の電磁界
分布と共振周波数とを持つ変形モードとなる。
（この第３図ないし第５図に示す実施例では、誘
電体ケース側部１４と連結部１６とによつて歪め
られたTM010変形モードを用いている。） なお、第３図ないし第４図のこの一実施例で
は、誘電体円柱状部１５の軸方向に２つの貫通小
孔２１が形成されている。これは共振器１０の共
振周波数0を微調整するための孔である。この孔
２１に柱状部１５と同一または異なる誘電率の誘
電体を挿入すると、その挿入割合によつて共振周
波数0を変化させることができる。
矩形空洞１７を有する誘電体ケースと誘電体円柱
状部１５との組合せとしたが、これに限定される
ことはなく、たとえば、矩形空洞ケースと誘電体
角柱状部、円形空洞ケースと誘電体円柱状部、円
形空洞ケースと誘電体角柱状部等の組合せでもよ
い。このように、ケースと柱状部の形状を変形し
たとき、基本TM010モードに対して同様の電磁界
分布と共振周波数とを持つ変形モードとなる。
（この第３図ないし第５図に示す実施例では、誘
電体ケース側部１４と連結部１６とによつて歪め
られたTM010変形モードを用いている。） なお、第３図ないし第４図のこの一実施例で
は、誘電体円柱状部１５の軸方向に２つの貫通小
孔２１が形成されている。これは共振器１０の共
振周波数0を微調整するための孔である。この孔
２１に柱状部１５と同一または異なる誘電率の誘
電体を挿入すると、その挿入割合によつて共振周
波数0を変化させることができる。
また、第３図の上蓋１１に形成された孔２２
は、後述するように、この共振器１０をフイルタ
に用いるとき、コネクタを適用するための孔であ
る。
は、後述するように、この共振器１０をフイルタ
に用いるとき、コネクタを適用するための孔であ
る。
第６図は、この発明の好ましい実施例としての
フイルタの一例を示す断面図解図である。第６図
を参照して、誘電体共振器１０は外装ケース３１
内に入れられ、外蓋３２によつて封入されてい
る。外蓋３２には２つの孔３３，３４が形成され
ていて、この孔３３，３４に同軸型の入力コネク
タ３５と出力コネクタ３６とが取付けられてい
る。各コネクタ３５，３６からは外装ケース３１
内の共振器１０内に、共振器の孔２２を通して励
振棒３７が突出している。励振棒３７と外蓋３２
の孔３３，３４および共振器１０の孔２２との間
は、防湿用に、たとえばテフロン（商品名）４１
で塞がれている。この励振棒３７と共振器１０と
が結合し、入力コネクタ３５から入力された所定
の周波数の信号だけが出力コネクタ３６から出
力されることとなる。
フイルタの一例を示す断面図解図である。第６図
を参照して、誘電体共振器１０は外装ケース３１
内に入れられ、外蓋３２によつて封入されてい
る。外蓋３２には２つの孔３３，３４が形成され
ていて、この孔３３，３４に同軸型の入力コネク
タ３５と出力コネクタ３６とが取付けられてい
る。各コネクタ３５，３６からは外装ケース３１
内の共振器１０内に、共振器の孔２２を通して励
振棒３７が突出している。励振棒３７と外蓋３２
の孔３３，３４および共振器１０の孔２２との間
は、防湿用に、たとえばテフロン（商品名）４１
で塞がれている。この励振棒３７と共振器１０と
が結合し、入力コネクタ３５から入力された所定
の周波数の信号だけが出力コネクタ３６から出
力されることとなる。
外装ケース３１の底面にはばね３８が設けられ
ていて、このばね３８が共振器１０を弾発的に支
えている。外装ケース３１の外部から共振器１０
に与えられる振動等はこのばね３８によつて緩和
されるとともに、外部温度変化によつて外装ケー
ス３１が伸縮しても、ばね３８によつて共振器１
０は安定的に保たれる。また、外装ケース３１の
内側面には、たとえばフエルト等でできたクツシ
ヨン部材３９が設けられていて、内部の共振器１
０に与える振動を減少する。
ていて、このばね３８が共振器１０を弾発的に支
えている。外装ケース３１の外部から共振器１０
に与えられる振動等はこのばね３８によつて緩和
されるとともに、外部温度変化によつて外装ケー
ス３１が伸縮しても、ばね３８によつて共振器１
０は安定的に保たれる。また、外装ケース３１の
内側面には、たとえばフエルト等でできたクツシ
ヨン部材３９が設けられていて、内部の共振器１
０に与える振動を減少する。
さらに、共振器の上蓋１１の導電膜１９と外蓋
３２とは、コネクタ３５，３６の外部導体（図示
せず）とともにアース板４０によつて電気的に接
続されている。
３２とは、コネクタ３５，３６の外部導体（図示
せず）とともにアース板４０によつて電気的に接
続されている。
以上のように、この発明に係る誘電体共振器に
よれば、柱状誘電体とケースの少なくとも一部と
は、同一誘電体材料で一体に形成されていること
から、両者の線膨張率が同一になり、誘電体端面
とそれに面するケースとの間の微小ギヤツプがな
いか、または常に一定となる。したがつて、この
発明によれば、共振周波数の温度特性が非常に良
好なTM010モードまたはその変形モードを用いた
誘電体共振器を得ることができる。また、柱状誘
電体とケースの少なくとも一部は一体に形成され
ているので、誘電体とケースとの相対的位置関係
が変化せず、機械的、電気的に安定なTM010モー
ドまたはその変形モードを用いた誘電体共振器が
得られるようになる。
よれば、柱状誘電体とケースの少なくとも一部と
は、同一誘電体材料で一体に形成されていること
から、両者の線膨張率が同一になり、誘電体端面
とそれに面するケースとの間の微小ギヤツプがな
いか、または常に一定となる。したがつて、この
発明によれば、共振周波数の温度特性が非常に良
好なTM010モードまたはその変形モードを用いた
誘電体共振器を得ることができる。また、柱状誘
電体とケースの少なくとも一部は一体に形成され
ているので、誘電体とケースとの相対的位置関係
が変化せず、機械的、電気的に安定なTM010モー
ドまたはその変形モードを用いた誘電体共振器が
得られるようになる。
第１図は従来のTM010モードを用いた誘電体共
振器の側断面図である。第２図は第１図の共振器
の線−に沿つた平断面図である。第３図はこ
の発明の一実施例の斜視図である。第４図は第３
図に示す共振器の上蓋と下蓋とを除いた共振器本
体部の平面図である。第５図は第４図の線−
に沿つた側部断面図である。第６図はこの発明の
一実施例を用いた１段の誘電体フイルタの側部断
面図である。 図において、１０は誘電体共振器、１１は上
蓋、１２は下蓋、１３は共振器本体部、１４は誘
電体側部、１５は誘電体円柱状部、１６は連結
部、１７は空洞、１８，１９，２０は導電膜を示
す。
振器の側断面図である。第２図は第１図の共振器
の線−に沿つた平断面図である。第３図はこ
の発明の一実施例の斜視図である。第４図は第３
図に示す共振器の上蓋と下蓋とを除いた共振器本
体部の平面図である。第５図は第４図の線−
に沿つた側部断面図である。第６図はこの発明の
一実施例を用いた１段の誘電体フイルタの側部断
面図である。 図において、１０は誘電体共振器、１１は上
蓋、１２は下蓋、１３は共振器本体部、１４は誘
電体側部、１５は誘電体円柱状部、１６は連結
部、１７は空洞、１８，１９，２０は導電膜を示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 柱状誘電体と、前記柱状誘電体を内部に有し
かつ実電流経路となるケースとを備え、 前記ケースは、前記柱状誘電体の両端面側に配
置された１対の端壁部分と、前記端壁部分間にお
いて前記端壁部分に連続する側板部分とを有し、 前記柱状誘電体は、その端面が前記端壁部分に
電気的かつ機械的に固定されている TM010モードまたはその変形モードを用いた誘
電体共振器において、 前記柱状誘電体と前記ケースの少なくとも一部
とは、同一誘電体材料で一体に形成され、 前記ケースは、その少なくとも一部の外面に実
電流経路となる導電膜を有していることを特徴と
する誘電体共振器。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP17371382A JPS5963802A (ja) | 1982-10-01 | 1982-10-01 | 誘電体共振器 |
Publications (2)
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| JPS5963802A JPS5963802A (ja) | 1984-04-11 |
| JPS6322727B2 true JPS6322727B2 (ja) | 1988-05-13 |
Family
ID=15965747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17371382A Granted JPS5963802A (ja) | 1982-10-01 | 1982-10-01 | 誘電体共振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5963802A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH0287612A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Matsuo Denki Kk | ヒューズ入り固体電解コンデンサの製造方法及びこれに用いるリードフレーム |
Families Citing this family (5)
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|---|---|---|---|---|
| JPH0659001B2 (ja) * | 1987-01-17 | 1994-08-03 | 株式会社村田製作所 | 誘電体共振器装置 |
| JP2628047B2 (ja) * | 1987-07-27 | 1997-07-09 | 関商事株式会社 | Ｎｒｄガイド共振器及びｎｒｄガイドフィルタ、並びにその温度特性補償方法 |
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| CN102222811A (zh) * | 2011-03-28 | 2011-10-19 | 聚信科技有限公司 | 滤波器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5733801A (en) * | 1980-08-07 | 1982-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | Band-pass filter |
Family Cites Families (1)
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|---|---|---|---|---|
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-
1982
- 1982-10-01 JP JP17371382A patent/JPS5963802A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5733801A (en) * | 1980-08-07 | 1982-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | Band-pass filter |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0287611A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Matsuo Denki Kk | ヒューズ入り固体電解コンデンサの製造方法及びこれに用いるリードフレーム |
| JPH0287612A (ja) * | 1988-09-26 | 1990-03-28 | Matsuo Denki Kk | ヒューズ入り固体電解コンデンサの製造方法及びこれに用いるリードフレーム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5963802A (ja) | 1984-04-11 |
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