JPH06221663A - 空調用吹出具 - Google Patents

空調用吹出具

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Publication number
JPH06221663A
JPH06221663A JP1244993A JP1244993A JPH06221663A JP H06221663 A JPH06221663 A JP H06221663A JP 1244993 A JP1244993 A JP 1244993A JP 1244993 A JP1244993 A JP 1244993A JP H06221663 A JPH06221663 A JP H06221663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
duct
air conditioning
collar portion
collar
Prior art date
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Pending
Application number
JP1244993A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Shimo
聡史 志茂
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1244993A priority Critical patent/JPH06221663A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷気が吹き出されても結露することが無く雫
の落ちることの無いものとする。 【構成】 空調用の冷気を配風するダクトAの吹出口に
取着されると共に造営材Cの開口部C1 周縁を隠蔽する
鍔部を備える空調用吹出具1において、前記鍔部を袋状
鍔部11と成し、該袋状鍔部の表面に多数の吹出孔11
b を設けると共に該袋状鍔部の内部空間11a へ前記冷
気の一部を誘い込む誘風路13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調のための冷気を配
風するダクトの吹き出し口に取着される空調用吹出具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調設備における蓄冷技術は、電力需要
の平準化・熱源効率の向上・運転費の低減・設置スペー
スの低減などを目的に改善が加えられ、従来の水方式か
ら氷方式へと変遷してきている。この氷方式にあって
は、極低温の冷気が得られるので、この極低温の冷気を
室内に供給できれば、従来の配風系(ファンやダクト)
を大幅にスケールダウンすることが可能と成る。
【0003】しかしながら、従来のダクトの吹き出し口
に取着される空調用吹出具は、図2に示すように構成さ
れ、天井の開口部のダクトの吹き出し口に取着される。
なお、図2は空調用吹出具の取着した状態を説明する一
部破砕した側面図である。
【0004】図2において、1は空調用吹出具、Aはダ
クト、BはダクトAの吹き出し口に空調用吹出具1を取
着するための取付金具、Cは天井材、Dは天井空間から
の埃や空気が漏れてくるのを防止するためのパッキンで
ある。
【0005】ダクトAは、断面略正方形の管状のもの
で、夏期には冷気が配風される。取付金具BはダクトA
の吹き出し口に挿着されるもので略正方形の筒状のもの
である。この取付金具Bの内側には空調用吹出具1を取
着するための取付片B1 が複数突設され、この取付片B
1 にはねじ孔(図示せず)がそれぞれ穿設されている。
また、天井材Cには、ダクトAの吹き出し口よりやや大
きい略正方形の開口部C 1 が明けられている。パッキン
Dはゴム製の平面視略正方形のリング状物で、外周縁は
天井材Cの開口部C1 よりやや大きく且つ後述の空調用
吹出具1の鍔部凹所にちょうど嵌入できるようにされて
いる。
【0006】空調用吹出具1は、4枚の断面略J字形の
板金物をそれぞれ接合して断面略正方形の筒状に成した
もので、筒状部10と、筒状部10の下端周縁部の鍔部
11とを備えている。なお、鍔部11の天井材C側は鍔
部凹所と成っており、この鍔部凹所には、前述のパッキ
ンDがちょうど嵌入する。また、空調用吹出具1の筒状
部10の上端には、取付片10a が複数内側に突設され
ている。この取付片10a のそれぞれは、取付金具Bの
取付片B1 とそれぞれ対向するように設けられている。
また、取付片10a には、それぞれ取付孔(図示せず)
が穿設されている。更に、空調用吹出具1の筒状部10
の内側には、アクチュエータ(図示せず)で90°回転
できる羽根状のダンパ12が設けられている。このダン
パ12は、ダクトAから配風される冷風や温風を遮りた
い場合に90°回転させて閉鎖できるようにされてい
る。なお、図2にあっては、ダンパ12は全開された状
態である。
【0007】上述のような空調用吹出具1は次のよう取
着される。すなわち、まずダクトAの吹き出し口に取付
金具Bを挿着する。その後、空調用吹出具1の鍔部11
の鍔部凹所にパッキンDを嵌入して、空調用吹出具1の
筒状部10の上端を、平面視略正方形の筒状の取付金具
Bの内側に挿入する。すると、取付片B1 と取付片10
a とがそれぞれ対向するので、ねじEを下方から取付片
10a に穿設してある取付孔(図示せず)に通すと共に
取付片B1 に穿設してあるねじ孔(図示せず)に締め付
ける。すると、空調用吹出具1の鍔部11の外周縁上端
は天井材Cの開口部C1 の周縁近傍に略当接し、パッキ
ンDは天井材Cの開口部C1 と空調用吹出具1の筒状部
10の外側面との隙間を密閉する。以上のようにして空
調用吹出具1の取着は完了する。なお、図2において、
矢印は冷気の流れを示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に取着された空調用吹出具1は、冷気がダクトAより吹
き出されると全体に冷えて、空調対象空間温度(室温)
よりかなり低い温度と成る。しかも、鍔部11には、空
調対象空間温度(室温)である温かい空気が常に漂って
いる。そのため、低温に成った鍔部11の表面に温かい
空気が常に接触している。従って、鍔部11の表面に、
温かい空気に含まれている水分が結露して雫Fと成り滴
下すると言う問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を改善するために
成されたもので、その目的とするところは、極低温の冷
気がダクトから吹き出されても雫の落ちることのない空
調用吹出具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、空調用の冷気を配風するダクトの吹出口
に取着されると共に造営材の開口部周縁を隠蔽する鍔部
を備える空調用吹出具において、前記鍔部を袋状鍔部と
成し、該袋状鍔部の表面に多数の吹出孔を設けると共に
該袋状鍔部の内部空間へ前記冷気の一部を誘い込む誘風
路を設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記のように構成したことにより、ダクトから
の冷気は、誘風路を通じて袋状鍔部の内部空間に送り込
まれる。すると、該冷気は袋状鍔部の表面全体に設けて
ある多数の吹出孔から吹き出すのである。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る空調用吹出具の一実施例
を図1に基づいて詳細に説明する。図1は空調用吹出具
の取着した状態を説明する一部破砕した側面図である。
なお、図1において、従来と同等の箇所には同じ符号を
付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0013】図1に示す空調用吹出具1において、従来
のものと異なり特徴と成るのは次の構成である。すなわ
ち、従来の鍔部を2重構造にして袋状鍔部11と成し、
この袋状鍔部11の内部空間11a に冷気を誘い込むた
めの誘風路13を形成するための内側迫り出し部14を
設けると共に、袋状鍔部11の表面の全面に多数の比較
的小さな吹出孔11b を多数穿設した構成である。誘風
路13は、空調用吹出具1の筒状部10の内側周囲に平
面視略正方形のリング状に形成され、リング状に袋状鍔
部11の内部空間11a と連通している。
【0014】上述のように構成される空調用吹出具1
は、従来のものと同様の方法で取付金具Bを介してダク
トAの吹き出し口に取着され、図1の状態に成る。この
ように取着された空調用吹出具1にあっては、ダクトA
から冷気が吹き出されると、該冷気の一部は空調用吹出
具1の筒状部10の内側周囲に設けられた内側迫り出し
部14により誘風路13へ誘い込まれ、袋状鍔部11の
内部空間11a に導かれる。この内部空間11a に導か
れる冷気は、袋状鍔部11の表面の全面に穿設された多
数の吹出孔11b から吹き出す。もちろん、ダクトAか
ら吹き出される冷気の主流は、空調用吹出具1のダンパ
12の設けられている平面視略正方形の開口部から吹き
出される。なお、図1において、矢印は冷気の流れを示
している。
【0015】従って、上述のように構成される空調用吹
出具1にあっては、ダクトAからの冷気によって全体に
冷えて空調対象空間温度(室温)よりかなり低い温度と
成っても、空調対象空間温度(室温)である温かい空気
は袋状鍔部11の表面に接触しない。つまり、袋状鍔部
11の表面に水分が結露することは無く、雫の滴下も無
い。
【0016】
【発明の効果】本発明の空調用吹出具は上述のように構
成するものであるから、極低温の冷気をダクトから吹き
出しても鍔部で結露を生じて雫の滴下することは無く、
従来の配風系(ファンやダクト)よりも大幅にスケール
ダウン可能な氷方式の蓄熱技術の利用できる、優れた空
調用吹出具が提供できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空調用吹出具の一実施例を取着し
た状態を説明する一部破砕した側面図である。
【図2】従来の空調用吹出具を取着した状態を説明する
一部破砕した側面図である。
【符号の説明】
1 空調用吹出具 11 袋状鍔部 11a 袋状鍔部の内部空間 11b 吹出孔 13 誘風路 A ダクト C 造営材 C1 造営材の開口部
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】空調用吹出具1は、4枚の断面略J字形の
板金物をそれぞれ接合して断面略正方形の筒状に成した
もので、筒状部10と、筒状部10の下端周縁部の鍔部
11とを備えている。なお、鍔部11の天井材C側は鍔
部凹所と成っており、この鍔部凹所には、前述のパッキ
ンDがちょうど嵌入する。また、空調用吹出具1の筒状
部10の上端には、取付片10a が複数内側に突設され
ている。この取付片10a のそれぞれは、取付金具Bの
取付片B1 とそれぞれ対向するように設けられている。
また、取付片10a には、それぞれ取付孔(図示せず)
が穿設されている。更に、空調用吹出具1の筒状部10
の内側には、回転できる羽根12が設けられている。こ
羽根12は、ダクトAから配風方向を調節したい場
合に回転させて調節できるようにされている
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上述のような空調用吹出具1は次のよう取
着される。すなわち、まずダクトAの吹き出し口に取付
金具Bを挿着する。その後、鍔部11の鍔部凹所にパッ
キンD嵌入された空調用吹出具1の筒状部10の上端
を、平面視略正方形の筒状の取付金具Bの内側に挿入す
る。すると、取付片B1 と取付片10a とがそれぞれ対
向するので、ねじEを下方から取付片10a に穿設して
ある取付孔(図示せず)に通すと共に取付片B1 に穿設
してあるねじ孔(図示せず)に締め付ける。すると、空
調用吹出具1の鍔部11の外周縁上端は天井材Cの開口
部C1 の周縁近傍に略当接し、パッキンDは天井材Cの
開口部C1 と空調用吹出具1の筒状部10の外側面との
隙間を密閉する。以上のようにして空調用吹出具1の取
着は完了する。なお、図2において、矢印は冷気の流れ
を示している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上述のように構成される空調用吹出具1
は、従来のものと同様の方法で取付金具Bを介してダク
トAの吹き出し口に取着され、図1の状態に成る。この
ように取着された空調用吹出具1にあっては、ダクトA
から冷気が吹き出されると、該冷気の一部は空調用吹出
具1の筒状部10の内側周囲に設けられた内側迫り出し
部14により誘風路13へ誘い込まれ、袋状鍔部11の
内部空間11a に導かれる。この内部空間11a に導か
れる冷気は、袋状鍔部11の表面の全面に穿設された多
数の吹出孔11b から吹き出す。もちろん、ダクトAか
ら吹き出される冷気の主流は、空調用吹出具1の羽根
2の設けられている平面視略正方形の開口部から吹き出
される。なお、図1において、矢印は冷気の流れを示し
ている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調用の冷気を配風するダクトの吹出口
    に取着されると共に造営材の開口部周縁を隠蔽する鍔部
    を備える空調用吹出具において、前記鍔部を袋状鍔部と
    成し、該袋状鍔部の表面に多数の吹出孔を設けると共に
    該袋状鍔部の内部空間へ前記冷気の一部を誘い込む誘風
    路を設けたことを特徴とする空調用吹出具。
JP1244993A 1993-01-28 1993-01-28 空調用吹出具 Pending JPH06221663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1244993A JPH06221663A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 空調用吹出具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1244993A JPH06221663A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 空調用吹出具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06221663A true JPH06221663A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11805652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1244993A Pending JPH06221663A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 空調用吹出具

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JP (1) JPH06221663A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014526A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Kyodo Kogyo Kk 空気吹出装置
JP2009144993A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気吹出ユニットおよび床置型空気調和装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014526A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Kyodo Kogyo Kk 空気吹出装置
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