JPH06220680A - 電解脱銀におけるpH感応参照電極 - Google Patents

電解脱銀におけるpH感応参照電極

Info

Publication number
JPH06220680A
JPH06220680A JP5300987A JP30098793A JPH06220680A JP H06220680 A JPH06220680 A JP H06220680A JP 5300987 A JP5300987 A JP 5300987A JP 30098793 A JP30098793 A JP 30098793A JP H06220680 A JPH06220680 A JP H06220680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
desilvering
cathode
electrode
reference electrode
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5300987A
Other languages
English (en)
Inventor
Patrick Mertens
メルタン・パトリック
Benny Jansen
ジャンサン・ベニイ
De Wynckel Werner Van
ヴァン・ド・ヴァンケル・ヴェルネル
Frank Michiels
ミシェル・フランク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JPH06220680A publication Critical patent/JPH06220680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25CPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC PRODUCTION, RECOVERY OR REFINING OF METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25C1/00Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of solutions
    • C25C1/20Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of solutions of noble metals

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 pH感応参照電極を用いたとき、pH変化に
対し陰極めっき電位が自動的に修正する。 【構成】 陰極、陽極及び参照電極を含む監視装置を備
えた電解単位装置を含む写真処理溶液、特に定着溶液又
は漂白−定着溶液の電解脱銀を行う装置であり、前記参
照電極が、pH感応電極である。脱銀は好ましくはポテ
ンシオスタット条件下に行い、好ましいpH感応電極は
ガラス電極である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、使用済写真溶液、特に使用済定着溶液又は使
用済漂白−定着溶液の電解脱銀用装置に関する。
【0002】発明の背景 使用済写真定着液からの電解銀回収は、これらの定着液
の寿命を延引するための普通の方法である。
【0003】銀回収法において重要なことは、陽極及び
陰極で生起する電気化学法の制御にある。電解脱銀槽を
操作するための多くの方法がある。多くの構成の中、一
定陽極電位対陰極電位が適用される。溶液の脱銀がその
終りに達したとき、電解電流の低下が生じ、この種の槽
において、電流が予め定められた設定値未満に低下した
とき、この方法は遮断される。この解決策の欠点は、電
着電位が多くの実際の立場で正確に制御されないこと、
及び陰極と溶液の間の実際の電位差(陰極電位)が判ら
ず、脱銀中変化し、不必要な副反応を生ぜしめるか又は
必ずしも最良の脱銀速度を生ぜしめないことにある。別
の構成においては、定着溶液の定電流脱銀(galvanosta
tic desilvering)(一定電流)が行われる。この構成
においては、銀含有率が一定の値未満に低下したとき電
流を遮断することが重要である、何故なら望ましくない
副反応及び結局は電極の硫化が生ずることがあるからで
ある。更にインテリジントな電子回路を用いると、槽抵
抗を用いる電解脱銀槽及び適用した陽極−陰極電位への
槽抵抗の依存性(例えば電流対電位曲線の第一及び第二
導関数)を制御する構成を開発することが考えられる。
【0004】前記構成の全てが、脱銀されるべき実際の
定着溶液が、出発時の純粋な定着溶液と、現像液タンク
から持ち込まれる現像液、補給溶液、添加物、現像もし
くは前の電解脱銀の反応生成物の如き多くの成分からな
る実際の応用で使用されるときの実際のめっき電位がし
ばしば判らないという欠点に悩まされる。
【0005】脱銀した定着溶液を使用するとき、望まし
からぬ副生成物を生ぜしめることのある陽極及び陰極で
生起する副反応を最小にすることが望ましい。
【0006】ポーラログラフィ計測装置の如き電気化学
計測装置に普通に用いられているように、三つの電極構
成は、銀電着条件を非常に良好な制御を可能にする、何
故なら陰極と定着溶液の間の電位差を制御できるからで
ある。この構成においては、陰極と陽極の間の電位差
は、溶液の電位を監視するため使用する陰極及び参照電
極の間の電位差を一定の値で保つフィードバック機構に
よって制御される(ポテンシオスタット制御)。これ
は、めっき反応の最適制御を可能にする、何故なら電極
で生起する反応は電極と溶液の間の電位差によって本質
的に制御されるからである。
【0007】脱銀された溶液中の低残存銀濃度及び高脱
銀速度を達成するため、陰極電位は参照電極に対し充分
に低く(これは充分に負を意味する)保つべきである。
しかしながら陰極の電位が低くなればなる程、望ましか
らぬ副反応が大となる、例えば亜硫酸イオン減少が同様
に生ずる。更に低い(非常に負の)電位では、陰極の硫
化(Ag2 Sの形成)が生ずる。これらの陰極での副反
応は亜硫酸塩を消費するばかりでなく、陽極での副反応
を必然的に伴い、追加の望ましからぬ副生成物を生ぜし
める。従ってこれらの副反応を避けるため、これらの副
反応を生ぜしめない陰極の最低電位で作用させることが
望ましい。
【0008】脱銀のための最適な陰極電位を確立するた
め、従来の参照電極を使用したとき幾つかの問題が生ず
る。
【0009】(1)電解脱銀計測装置のための参照電極
として使用することが知られている参照電極には、例え
ば科学刊行物である Journal of Imaging Technolog
y 10巻、6号(1984年12月)233頁〜238
頁の Austin C. Cooley のThree −electrode contr
ol procedures for electrolytic silver recover
y に記載されている如く、Ag/AgCl電極又はカロ
メル電極がある。環境問題の関係からみて、Hgを含有
するカロメル型電極は望ましい選択ではない。他方でA
g/AgCl電極は、特に参照電極中で使用した材料を
溶解する傾向のある溶液中で使用したとき、保全を必要
とする。他の可能な参照電極は、連続的に定着溶液中で
使用したとき、それらが長時間安定な電位を与えるべき
であるとき、通常保全を必要とする。更に多くの市販の
電極は、圧力補償されず、従って定着溶液を加圧する系
(静水圧又はポンプ等で発生する圧力)で使用するため
には最良の解決ではない。
【0010】(2)亜硫酸塩の還元が生起し始める電位
は、定着溶液のpHによって決まる。従って、最適の脱
銀電位は、使用する定着液の性質及び他のパラメーター
例えば現像浴のpH、中間洗浄の存在又は不存在、現像
液から定着液への持ち込みの程度(それ自体例えばフィ
ルムの種類によって決まる)、現像及び定着溶液の緩衝
効果等によって決まる。実際の意味において、これは、
異なるpH値を有する種々の定着液に対する最適脱銀の
共通電位がないことを意味する。最適脱銀のため、異な
るpHを有する全ての定着溶液は、参照電極と陰極の間
に異なる電位差を必要とする。従って、例えば添加物の
使用、持ち込み量の相違、又は現像の反応生成物又はそ
の前の電解脱銀によるpH変動の結果として、pHの差
違による定着溶液のpHが変化するとき調整が必要であ
る。
【0011】本発明の目的は、定着液又は漂白−定着液
のpHの広い範囲にわたって影響を受けない最適脱銀電
位の確立を可能にする使用済写真定着液又は漂白−定着
液の電解脱銀のための装置を提供することにある。
【0012】本発明の別の目的は、殆ど又は全く保全を
必要としない参照電極を含む電解脱銀装置を提供するこ
とにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、静水圧変動に非
感応性である参照電極を含む電解脱銀装置を提供するこ
とにある。
【0014】本発明の要約 本発明の目的は、陰極、陽極及び参照電極を含む監視装
置を備えた電解槽を含む使用済写真溶液、特に使用済定
着溶液又は漂白−定着溶液の電解脱銀を行うための装置
であり、前記参照電極がpH感応電極であることを特徴
とする装置を提供することによって達成される。
【0015】好ましい例において、pH感応電極はガラ
ス電極である。
【0016】本発明の利点は、脱銀をポテンシオスタッ
ト単位装置によって制御するとき最も明解である。
【0017】本発明は前述した問題の解決を提供する。
3個の電極構成において参照電極としてのpH電極の使
用が、定着溶液のpHの機能として最適脱銀電位の修正
を自動的に除く。定着溶液中に浸漬したpH感応電極に
対し一定電位で陰極を保つことにより、pH変動に対す
る修正が自動的に行われる。更に負の電位で亜硫酸塩の
還元が生起し始める高pH値での定着液は、低い(より
負の)陰極電位で自動的に脱銀されるであろう(例えば
飽和カロメル電極によって測定したときの溶液の電位に
対する陰極の電位として定義される)。陰極電位のより
高い(負の小さい)値で陰極での副反応が生起し始める
低pH値での定着液は、より高い陰極電位で自動的に脱
銀されるであろう(前述した如く定義される)。これは
脱銀電位が、定着溶液のpHが変動するときでさえも最
適のままでいることを意味する。
【0018】発明の詳細な説明 pH感応電極として、pH依存性を示す全ての電極、例
えばガラス電極、水素電極、キンヒドリン電極及びアン
チモン電極が参照電極として使用される。ガラス電極
は、更に静水圧変動に非感応性である保全不要電極を提
供する。試験では、定着溶液中での長い間の保存が電極
の応答を変化させないことを示した(6カ月で正に数m
V以下の変動)。更にガラス電極の乾燥は重大な問題を
生ぜしめないことが実験的に判った:数年間乾燥条件で
研究室中に置かれた二つのpH電極の電位は、定着液中
に10分間置いた後5mV以内で修正されることが証明
された。
【0019】ポテンシオスタット脱銀での最適結果のた
めには、陰極電位の選択が重要である、何故なら、高す
ぎる陰極電位(負が小さい)は、低下した脱銀速度及び
完全性の劣る脱銀を生ぜしめる。電位が負過ぎるとき、
亜硫酸塩の還元の如き副反応が生じ、溶液が脱銀された
後、これらの望まぬ副反応が進行する。亜硫酸塩の還元
の開始電位はpHによって決まるから、ガラス電極の使
用は、亜硫酸塩の還元に関して固定位置に陰極の電位を
調整することを可能にする。絶対的な定義において〔即
ち飽和カロメル電極(SCE)又は標準水素電極(NH
E)に対し測定して〕、亜硫酸塩の還元の開始電位はp
H依存性であるけれども、陰極電位を、亜硫酸塩の還元
の開始よりも例えば10mV正の値に調整することがで
きる。
【0020】定着液、即ちアルカリ性でも酸性でもない
定着液の脱銀のための最適条件において、陰極電位は、
pH7.0でNHEに対して244mVの電位をそれ自
体有するガラス電極に対し約−560mVであるのが好
ましい。これは残存銀及び脱銀速度の点から最良の脱銀
を提供する。しかしながら、高pH値(約8.0以上)
を有する定着液については、ガラス電極に対し例えば−
460mVの若干低い陰極電位を使用することが好まし
いかもしれない。これは少し増大した残存銀量(例えば
約5mg Ag+ /lの代りに約100mg Ag+
l)を生ぜしめるであろう、しかしかかる非常に低い残
存銀量は再循環されるべきである定着液にとって何も求
められない。低pH値(例えばpH3.5以下)を有す
る定着液にとって、−560mVの値は推奨されず、更
に負の陰極電位、例えばガラス電極に対して約−620
mVの陰極電位を使用すべきである、何故なら、さもな
いと不充分な脱銀が生ずるからである。この場合、脱銀
後でさえも副反応が進行する傾向があり、電流が予め設
定した限界以下に下がったとき又は一定になったとき何
らかの機構によって電流を中断すべきである。しかしな
がら実際には、これらの定着液は他の問題、例えば硫黄
沈澱の問題で悩まされる傾向がある。
【0021】フェニルメルカプトテトラゾールの如き写
真成分の存在により陰極反応の妨害が生じた場合には、
妨害の効果を破るため、−560mVより負の陰極を使
用すべきである。
【0022】好ましい例において、陽極は電解槽の中央
に位置させ、その底に固定させる。陽極材料の選択は通
常多くの要因例えば費用、機械的性質によって決まる。
有用な陽極材料には白金、白金で被覆したチタン、グラ
ファイト及び貴金属を含む好ましい材料は白金及びグラ
ファイトである。
【0023】好ましい例において、陰極はシリンダーの
形を有し、これもシリンダーの形を有する電解槽の壁近
くに位置させる。有用な陰極材料には不銹鋼、銀及び銀
合金を含む。しばしば用いられる陰極材料は不銹鋼であ
る。これは始動問題を生ぜしめることがある。きれいな
不銹鋼面上での銀の付着は過電位を示し、銀の第一層の
付着を妨害することがあり、電解の開始時の低電流を生
ぜしめ、陰極への銀層の悪い接着をも生ぜしめうる。陰
極の機械的前処理(サンドブラスト、研磨)及び/又は
電極を始動させること(切られているポテンシオスタッ
ト単位装置に約10秒の開始時間中に大なる電流密度を
適用すること)はこれらの問題を大きく克服できる。銀
含有陰極材料の選択はこれらの問題を克服できるが、原
価効率の点で劣る。
【0024】pH感応電極の位置決定は電解脱銀装置の
概念において非常に重要なものである。高電流密度を用
いる電解単位装置に対して100mVより大でありうる
抵抗電位降下により、pH電極の電位はその位置に依存
している。原則的に、電極は、陰極にできる限り近づ
け、陽極と陰極の間に置くのが最良である。しかしなが
らこれはますます銀が陰極上に付着する不都合の原因と
なり、厚く生長させる原因となる。電極が陰極から少し
更に離れて例えば20mm離れて置かれたとき、抵抗電
位降下がポテンシオスタット脱銀を真のポテンシオスタ
ットでなくする。これは、この電位降下を補う(いわゆ
るI.R.補償)インテリジェント・ポテンシオスタッ
トを作ることにより、又はpH感応参照電極の良く選択
した位置決定により克服できる。例えば中央に陽極を有
するシリンダー形電解槽の場合、pH感応参照電極は、
陰極と陽極の間の空間の外で陰極中の孔の直ぐ近くに置
くことができる(後掲の実施例6参照)。この場合、参
照電極は陰極の前で直ぐに経験し、抵抗電位降下は、陰
極上での大量の銀の付着を妨げることなく、大きく存在
しない。陽極と陰極の間の空間中で参照電極の存在しな
いことは、使用者に好都合な脱銀槽を作る自由を更に与
える。
【0025】別の配置として、電解槽の底を通ってのp
H感応電極の転倒装着は、例えば電気接続が装置の頂部
の除去を妨げないので、更に使用者に好都合な装置をも
たらしうる。このため、改変ガラス電極を使用するとよ
い。
【0026】本明細書に置いて「使用済定着液」又は
「使用済定着溶液」なる語は、銀錯化剤、例えばチオサ
ルフェートもしくはチオシアネート、酸化防止剤として
の亜硫酸イオン、及び定着処理自体の結果としての遊離
及び錯化された銀イオンを含有する何れの溶液をも含む
ものとして広い意味で解すべきである。又この語の範囲
には、前処理した溶液、例えば濃縮された又は稀釈され
た使用済定着溶液、又は実質的な量の持ち込み現像液又
は洗浄水を含む溶液も包含する、その必須成分とは別
に、使用済定着液は良く知られている通常の物質、例え
ば湿潤剤、金属イオン封鎖剤、緩衝剤、pH調整化合物
等を含有できる。
【0027】本発明の装置は、使用済漂白−定着溶液を
脱銀するためにも使用できる。これらの漂白−定着溶液
は好ましくは定着溶液と同様の成分とそれに加えて通常
の漂白剤例えば鉄(III) とポリアミノカルボン酸の錯体
例えば鉄(III) −エチレンジアミン四酢酸モノナトリウ
ム塩を含有する。
【0028】本発明の装置による使用済溶液の脱銀は、
回分式で行うことができる。或いはそれはオンラインで
行うことができ、電解単位装置は、連続処理順序の一部
を形成する定着溶液に接続し、そしてこの連続処理順序
中に連続的に操作する。
【0029】本発明の装置は、正確な電位制御が不必要
である用途、例えば捨てなければならない定着液を脱銀
するのにも使用できる。この場合、pH変動に対するめ
っき電位の修正の特別な利点は無関係である。しかしな
がら、保全不要及び圧力非感応性電極を用いる利点は有
効に残る。
【0030】本発明の装置は、電解電流が一定の予備設
定値以下に低下したとき、又は電流の変化が非常に小さ
くなったとき、電解電流を自動的に切る機構を更に含有
できる。この方法で脱銀は、過剰の副反応についての危
険なしに、週末又は休日中に行うことができる。
【0031】下記実施例及び添付図面は本発明を示す
が、本発明をこれらに限定するものではない。
【0032】図1は本発明による脱銀装置の略図であ
る。
【0033】図2は脱銀実験における銀含有量及び電解
電流の発生を示す図である(実施例1参照)。
【0034】図3は連続自動処理装置における本発明に
よる装置の使用を示す図である(実施例4参照)。
【0035】図4は別の脱銀実験における銀含有量及び
電解電流の発生を示す図である(実施例4参照)。
【0036】図5は参照電極の別の可能な位置を示す本
発明による脱銀装置の電解単位装置である。
【0037】図6は実施例6による実験での銀濃度の関
数としての脱銀電流の発生を示す図である。
【0038】実施例 1 本実施例は本発明の装置を用いた定着液脱銀のための構
成及び方法を示す。図1はこの構成の略図である。
【0039】ポテンシオスタット9は自家製装置であ
る。陰極5は入口作用電極に接続した。陽極6は入口補
助電極に接続した。pH感応参照電極として、ガラス電
極7を入口参照電極に接続した。
【0040】電解槽4は直径120mmを有するシリン
ダー形槽であった。陽極6は中央に位置させ、白金化チ
タンからなっていた。シリンダー形陰極5は槽の壁から
約10mmの距離に位置し、上部に幾つかの孔13が示
してある。この陰極は銀めっき不銹鋼から作った。ガラ
ス電極7はYOKOGAWA SM21/AG2ガラス
電極であった。電解槽4は、実験の開始時に、5倍に稀
釈した純粋の定着溶液(F1)90%及び3倍に稀釈し
た現像剤溶液(D1)10%で汚染されてなる定着液で
満たされた定着液容器1に接続した。
【0041】濃縮された定着溶液(F1)の組成は次の
通りであった: チオ硫酸アンモニウム 685g 亜硫酸ナトリウム 54g 硼酸 25g 酢酸ナトリウム3水塩 70g 酢酸 40ml 水で 1lにした。
【0042】5倍に稀釈後のpHは5.3であった。
【0043】濃縮された現像剤溶液(D1)の組成は次
の通りであった: ヒドロキシエチル−エチレンジアミン三酢酸 7.5g 炭酸カリウム 71g 亜硫酸カリウム 196g テトラポリリン酸ナトリウム 4g 臭化カリウム 30g 水酸化カリウム 16g ジエチレングリコール 60ml ハイドロキノン 60g フェニドン 1.45g 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 90mg 水で 1lにした。
【0044】3倍に稀釈後、pHは10.5であった。
【0045】回路は更に約20l/分以下の流速を送出
できるフィルターを有するポンプ10を含んでいた。液
体の入口11は底に位置させ、液体を、良好な循環を得
るため壁の接線方向でポンプ送入した。出口12は上の
側に置いた。電解槽、チューブ、ポンプ及び定着液容器
を含む全回路中の全定着液容積は約12lであった。
【0046】実験の開始時に、第一定着液と同じ基本組
成を有するが、更に塩化銀として加えた錯化された銀1
0gを含有する第二定着液2の7.5lを220分間に
わたって容器に加えた。オーバフロー3により、全体の
液容量を一定に保った。この方法で、連続処理順序での
定着液の時間の関数での錯化された銀濃度プロフィルを
擬制した。銀を多く含む定着液の添加開始と共に脱銀を
開始した。ポテンシオスタットは陰極とガラス電極の間
で−560mVの電位で調整した。
【0047】図2は、時間の関数としての電解電流及び
銀濃度の発生を表わす。0.15g/lの残存銀濃度ま
での脱銀の収率は90%より大であった。これは副反応
の生起が低い程であったことを示す。脱銀24時間後
に、残余電流は52mAであり、残存銀濃度は0.07
g/l未満であった。陰極に付着した銀の品質は非常に
良好であった。陰極から分離後、付着した銀は、陰極に
付着した側で金属の外観であり、他の側で白く又は淡色
の外観であった。
【0048】実施例 2 前述した如く、最適めっき電位は、亜硫酸塩還元の開始
に相当するポーラログラフ曲線で変曲点の直前(変曲点
より負の小さい)にある。この変曲点での電位は銀含有
量とは無関係であるから、最適電位は銀不含定着液で決
定できる。
【0049】本実施例においては、実施例1の装置と同
様であるが寸法が違う装置を使用した。電解槽は約45
lの容量を有していた。シリンダ形陰極は不銹鋼から作
り、直径40cmを有していた。ガラス電極を、この陰
極の孔の前に置いた。陽極は陰極から5cmの距離で円
形に配置した8本のグラファイト棒からなっていた。2
〜3g/lの銀が存在したとき最適可能電流は20Aで
あった。
【0050】pHをそれぞれ4.2,4.35,4.6
5及び5.2に調整して、基本組成(F2)を有する銀
不含定着液についてポーラログラフ曲線を作った。
【0051】この定着液(F2)の基本組成は下記の通
りであった:
【0052】 パート(1): 硫酸アンモニウム 661g 亜硫酸ナトリウム 54g 硼酸 20g 酢酸ナトリウム 70g 酢酸 48ml 水で 1lにした。
【0053】 パート(2): 酢酸 29ml 硫酸(96%) 29ml 硫酸アルミニウム 22g 水で 1lにした。
【0054】稀釈:パート(1)1l+パート(2)
0.2l+水2.8l。
【0055】表1に、亜硫酸塩還元によるそれぞれ10
0,200及び400mA電流が槽中を流れた陰極での
電位を示す、一方は飽和カロメル電極に対し、他方はガ
ラス電極に対して測定した。
【0056】 表 1 電流(mA) 定着液pH SCEに対する電位 ガラス電極に対する電位 100 4.2 −435 −597 100 4.35 −450 −600 100 4.65 −462 −595 100 5.2 −492 −599 200 4.2 −448 −608 200 4.35 −464 −614 200 4.65 −477 −611 200 5.2 −510 −615 400 4.2 −466 −628 400 4.35 −483 −634 400 4.65 −498 −637 400 5.2 −532 −640
【0057】表1から、SCEに対して測定するのとは
反対に、ガラス電極に対して測定することが、独特な、
即ちpHに無関係の電位を規定でき、電流がその電位で
望ましくない副反応で使用されることが明らかである。
これは非常に容易な方法で副反応の量を制御することを
可能にする。例えば電流100mAに相当する副反応が
許容できるとき(一夜で亜硫酸塩の約1%の低下に相当
する)、適用される電位は、定着溶液のpHとは無関係
に、ガラス電極に対して−600mVである。
【0058】実施例 3 本実施例は、一方の参照電極としてSCEを用い、他方
でガラス電極を用い、ポテンシオスタット制御を用いた
異なるpHを有する2種の異なる定着液の脱銀実験を示
す。脱銀は実施例2の装置を用いて行った。
【0059】使用した定着溶液は下記の通りであった: 定着液A:91%の稀釈した定着液(F2)(実施例2
参照)+9%の稀釈した現像液(D2):(D2)の組
成は、それが少量の硬化剤グルタルアルデヒドを含有し
ていたこと以外は(D1)の組成と同じであった; 定着液B:91%の稀釈した定着液(F1)(実施例1
に記載した)+9%の稀釈した現像液(D2)。
【0060】両定着液はAgClとして加えた銀4g/
lを含有していた。
【0061】脱銀は、一方ではSCEに対して−400
mV及び−460mVの電位で、他方ではガラス電極に
対して−560mVの電位で行った。これらの実験にお
いて、300mAの脱銀後の残余電流は許容できた。
【0062】電解後、定着液は、開始時pH値と殆ど同
じ4.2及び5.2のpH値を有していることが判っ
た。
【0063】表2に、溶液の脱銀後測定した残余電流
(I)、及び定着液の測定した残存銀含有量を示す。
【0064】 表 2 (a)対SCE 定着液A(pH4.2) 定着液B(pH5.2) −400mV Ag0.3g/l Ag0.2g/l 対SCE I=300mA I=300mA −460mV <Ag0.3g/l Ag0.04g/l 対SCE I>5A I=100mA (b)対ガラス電極 定着液A(pH4.2) 定着液B(pH5.2) −560mV Ag0.3g/l Ag0.04g/l 対ガラス I=300mA I=100mA
【0065】表2から明らかな如く、参照電極としての
SCEの使用は常に最適性能を与えない。陰極電位をS
CEに対して−400mVに調整したとき、高pH定着
液(定着液B)は充分な脱銀を与えない、何故なら0.
04g/lへの脱銀は、−460mVでの実験によって
証明されている如く、残余電流の極度の増大なしで可能
であるからである。SCEに対し−460mVに陰極電
位を調整すると、不必要な副反応を生ぜしめ、低pH定
着液Aに対して大きい残余電流を生ぜしめる。最適性能
は、定着液のpHに特別に依存して電位を調整したとき
にのみ達成される。
【0066】しかしながら、ガラス電極を使用した場合
においては、両定着液は最良の残存銀含有量に脱銀され
る(認めうる副反応なしで、最低の銀濃度及び最高の脱
銀速度)。唯一つのそして同じ陰極電位調整が両定着液
に対して良好な脱銀を可能にする。
【0067】本実施例においては、実施例1に記載した
装置を、連続処理順序の定着液形成部分に接続した(図
3参照)。処理装置は、AGFA−GEVAERT
N.V.により市販されているECORAP 72 写
真処理装置であった。ハロゲン化銀の50%を現像でき
るように露光され、約4g/m2 のAgを含有するグラ
フィックアート明室安定複製フィルムの43.4m2
を、約160分間処理した。処理特性は次の通りであっ
た:
【0068】現像液(DEV):3倍稀釈現像液(D
1);125ml/m2 補給; 定着液(FIX):5倍稀釈定着液(F1);125m
l/m2 補給; 洗浄水1(W1):W2からの水250ml/m2 ; 洗浄水2(W2):水導水250ml/m2
【0069】脱銀は処理とほぼ同時に開始した。脱銀
は、陽極と陰極の間に置いたガラス電極に対して−56
0mVの陰極電位で行った。抵抗電位降下により、2.
5〜3Aより大なる電流を得ることがやっとであった。
図4は時間の関数としての銀含有量及び脱銀電流を示
す。0.1g/l未満の銀濃度が容易に得られた。
【0070】実施例 5 本発明の装置を用い、25%の使用済の3倍稀釈現像液
(D1)、25%の使用済5倍稀釈定着溶液(F1)及
び50%の洗浄水からなる混合物を脱銀した。現像液の
高百分率により、pHは8.21であった。ポテンシオ
スタットは、ガラス参照電極に対し−570mVの陰極
電位を確立するように調整した。容器は5lの液で満た
した。脱銀開始時に、銀濃度は0.21g/lで、電解
電流は0.93Aであった。脱銀の終了時に、残存銀濃
度は0.002g/lで、残余電解電流は100mAで
あった。最終pHは8.15であった。これらは効率的
な脱銀が達成されたことを証明している。
【0071】実施例 6 本実施例においては実施例1で記載した電解単位装置を
用いた。参照電極の位置を調査した(図5参照)。
【0072】この図5における位置7aは、陰極から約
2.5cmの距離で、陽極と陰極の間のガラス電極のガ
ラス球の位置を示す。
【0073】位置7bは陰極中の孔の直ぐ前のガラス電
極のガラス球の位置を示す。この場合、ガラス電極は、
液出口と組合せた特別のY型プラスチックホルダーによ
って固定した。
【0074】図6は、pH5.3の定着液中の銀含有量
の異なる値について測定した。位置2において、ガラス
電極は、抵抗電位降下の影響を受けることが非常に小さ
く、高電流が得られ、急速脱銀をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脱銀装置の略図である。
【図2】脱銀実験における銀含有量及び電解電流の発生
を示す図である(実施例1参照)。
【図3】連続自動処理装置における本発明による装置の
使用を示す図である(実施例4参照)。
【図4】別の脱銀実験における銀含有量及び電解電流の
発生を示す図である。
【図5】参照電極の別の可能な位置を示す本発明による
脱銀装置の電解単位装置である。
【図6】実施例6による実験での銀濃度の関数としての
脱銀電流の発生を示す図である。
【符号の説明】
1 定着液容器 2 第二定着液 3 オーバーフロー 4 電解槽 5 陰極 6 陽極 7 pH感応参照電極としてのガラス電極 9 ポテンシオスタット 10 ポンプ 11 入口 12 出口 13 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャンサン・ベニイ ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ヴァン・ド・ヴァンケル・ヴェルネル ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ミシェル・フランク ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極、陽極及び参照電極を含む監視装置
    を備えた電解単位装置を含む写真処理溶液の電解脱銀を
    行う装置において、前記参照電極がpH感応電極である
    ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記装置が、脱銀を制御するため更にポ
    テンシオスタット単位装置を更に含むことを特徴とする
    請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記装置が更に抵抗電位降下を補償する
    ための特別のポテンシオスタット制御単位装置を含むこ
    とを特徴とする請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 前記pH感応参照電極がガラス電極であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記陰極が、シリンダー形を有し、前記
    電解単位装置の壁近くに位置していることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか1項の装置。
  6. 【請求項6】 前記シリンダー形陰極が孔を有し、pH
    参照電極が陰極及び陽極の間の空間の外の前記孔近くに
    位置していることを特徴とする請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 前記参照電極が、前記電解単位装置の底
    を通って固定されていることを特徴とする請求項1〜5
    の何れか1項の装置。
  8. 【請求項8】 前記写真処理溶液がpH3.8〜8.5
    を有する漂白−定着溶液又は定着溶液であることを特徴
    とする請求項1〜7の何れか1項の装置。
  9. 【請求項9】 前記定着溶液又は漂白−定着溶液が、脱
    銀する前に、1lについて亜硫酸の少なくとも2gイオ
    ンを含有することを特徴とする請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 前記電解脱銀を回分式で行うことを特
    徴とする請求項1〜9の何れか1項の装置を用いて写真
    処理溶液の電解脱銀を行う方法。
  11. 【請求項11】 前記電解脱銀をオンラインで行い、前
    記電解単位装置が、連続自動処理装置の一部を形成する
    定着液タンクに接続されていることを特徴とする請求項
    1〜9の何れか1項の装置を用い写真処理溶液の電解脱
    銀を行う方法。
JP5300987A 1992-11-10 1993-11-05 電解脱銀におけるpH感応参照電極 Pending JPH06220680A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP92203439A EP0598144B1 (en) 1992-11-10 1992-11-10 Use of a pH sensitive reference electrode in electrolytic desilvering
DE92203439.2 1992-11-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06220680A true JPH06220680A (ja) 1994-08-09

Family

ID=8211028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5300987A Pending JPH06220680A (ja) 1992-11-10 1993-11-05 電解脱銀におけるpH感応参照電極

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6299754B1 (ja)
EP (1) EP0598144B1 (ja)
JP (1) JPH06220680A (ja)
DE (1) DE69214455T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145380A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Dkk Toa Corp 酸化還元電位測定装置の電極検査方法及び酸化還元電位測定装置の電極検査用の標準液

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69524074T2 (de) 1995-07-15 2002-07-04 Agfa Gevaert Nv Verfahren und Vorrichtung zur Entsilberung von Lösungen
EP0757120A1 (en) 1995-08-04 1997-02-05 Agfa-Gevaert N.V. Apparatus and method for de-silvering a silver-containing solution
DE69610071T2 (de) * 1996-04-23 2001-04-12 Agfa Gevaert Nv Verfahren und Vorrichtung zur Entsilberung einer silberenthaltenden Lösung
DE69710174D1 (de) 1997-01-31 2002-03-14 Agfa Gevaert Nv Elektrolysezelle und Verfahren zum Entfernen von Silber aus Silber-enthaltenden wässrigen Lösungen
GB9815167D0 (en) 1998-07-13 1998-09-09 Eastman Kodak Co Recovery of metal from solution
GB9815168D0 (en) 1998-07-13 1998-09-09 Eastman Kodak Co Recovery of metal from solution
FR2945124B1 (fr) * 2009-04-29 2011-07-08 Burkert Werke Gmbh & Co Kg Procede et dispositif de mesure de la concentration d'un analyte dans un liquide echantillon
AU2017298994B2 (en) 2016-07-22 2019-09-12 Nantenergy, Inc. Moisture and carbon dioxide management system in electrochemical cells
US11251476B2 (en) 2019-05-10 2022-02-15 Form Energy, Inc. Nested annular metal-air cell and systems containing same

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2850448A (en) * 1955-02-18 1958-09-02 United States Steel Corp Apparatus for electrolytically pointing wire
FR1357177A (fr) 1963-03-20 1964-04-03 Bayer Ag Appareil à récupérer l'argent des bains de fixage
US3306837A (en) * 1963-05-09 1967-02-28 Corning Glass Works Glass electrode apparatus and process for making same
US3551318A (en) 1968-02-23 1970-12-29 W B Snook Mfg Co Inc Automatic control apparatus for silver recovery
US3875032A (en) 1974-01-03 1975-04-01 Foresight Enterprises Inc Method for controlling a silver-recovery plating system
US4186067A (en) * 1974-06-26 1980-01-29 Ciba-Geigy Aktiengesellschaft Electrolytic recovery of silver from photographic bleach-fix baths
US4120759A (en) * 1976-08-10 1978-10-17 New Nippon Electric Company, Ltd. Constant current density plating method
US4255242A (en) * 1979-08-09 1981-03-10 Freeman Industries, Inc. Reference electrode IR drop corrector for cathodic and anodic protection systems
LU82188A1 (fr) * 1980-02-21 1981-09-10 Esterol Ag Procede et appareil de traitement de bains de fixateurs photographiques
US4362608A (en) 1980-03-31 1982-12-07 Silver Systems, Ltd. Silver recovery method
US4406753A (en) * 1982-01-19 1983-09-27 Ciba-Geigy Ag Electrolytic metal recovery cell and operation thereof
US4978433A (en) * 1988-04-05 1990-12-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for recovering silver from photographic processing solution
US5017273A (en) * 1989-03-23 1991-05-21 Gunter Woog Disposable cell for recovering conductive metal and method of using
US5200054A (en) * 1992-07-22 1993-04-06 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Ice electrode electrolytic cell

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145380A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Dkk Toa Corp 酸化還元電位測定装置の電極検査方法及び酸化還元電位測定装置の電極検査用の標準液

Also Published As

Publication number Publication date
DE69214455T2 (de) 1997-04-30
DE69214455D1 (de) 1996-11-14
EP0598144A1 (en) 1994-05-25
US6299754B1 (en) 2001-10-09
EP0598144B1 (en) 1996-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06220680A (ja) 電解脱銀におけるpH感応参照電極
US4111766A (en) Process for the recovery of silver from fixing solutions
US6207037B1 (en) Recovery of metal from solution
US5454924A (en) Apparatus for the electrolytic recovery of silver from solutions containing silver
US6187167B1 (en) Recovery of metal from solution
EP0908764B1 (en) Method of processing a black-and-white silver halide photographic material
US4186067A (en) Electrolytic recovery of silver from photographic bleach-fix baths
JPS6141799A (ja) 電気錫メツキ浴への錫イオン補給法
JPS585994B2 (ja) 写真用漂白一定着浴よりの電解的銀回収法
US6083672A (en) Method of processing a black-and-white silver halide photographic material
US5554270A (en) Electrolytic desilvering method
JP2761724B2 (ja) 写真廃液中の銀回収方法
JPH057468B2 (ja)
JPH10133340A (ja) 定着液
JPH05257249A (ja) 写真感光材料の処理方法
JPH0627623A (ja) 写真処理方法および自動現像機
JP2670928B2 (ja) 写真感光材料の処理方法及び処理装置
JPH06336689A (ja) 含銀廃液から銀を除去する方法及び装置
EP0803591B1 (en) A process and apparatus for desilvering a silver-containing solution
US5922520A (en) Photographic processing method and tank
JPS61232452A (ja) 写真処理液の脱銀方法及び写真処理機
JPH07159964A (ja) ハロゲン化銀感光材料用処理液の再生装置及びハロゲン化銀感光材料用処理液の再生方法
JPH0892782A (ja) 銀を含有する溶液から銀を電解回収するための装置
JPS5811787A (ja) 表面処理液の制御装置
JPH06180000A (ja) 金属イオン供給方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees