JPH06220351A - 溶剤系および水性インキシステム用顔料組成物ならびにその製造方法 - Google Patents

溶剤系および水性インキシステム用顔料組成物ならびにその製造方法

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JPH06220351A
JPH06220351A JP5281594A JP28159493A JPH06220351A JP H06220351 A JPH06220351 A JP H06220351A JP 5281594 A JP5281594 A JP 5281594A JP 28159493 A JP28159493 A JP 28159493A JP H06220351 A JPH06220351 A JP H06220351A
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ジョセフ・カマー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 新規アゾ顔料組成物、該組成物の調整方法お
よび該組成物から調整したインキを提供する。 【構成】 この顔料組成物は、水または水性塩基に可溶
な樹脂、たとえばスチレン/アクリル酸樹脂、ポリアク
リル酸樹脂またはメタクリル酸ポリマーを含有する水性
媒質中のアゾ顔料懸濁液を生成させることによって調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 技術分野 この発明は改良有機アゾ顔料組成物およびその調製方法
に関する。この発明の組成物は、高光沢、すぐれた透明
性、高着色力およびすぐれた色相を含むすぐれた適用性
を有する。
【0002】背景 有機顔料は着色剤の分野では周知である。有機顔料は、
印刷インキ、ペイントおよびプラスチックの製品に所望
の色を付与するために、その着色に用いられる。さら
に、有機顔料は、化粧品、紙、皮革、繊維製品等のよう
な数多の他の物品に色を付与するという用途がある。
【0003】有機顔料中の重要な種類は、ベータナフト
ール類、アリーライド類、およびピラゾロン類から選ば
れる化合物を、置換もしくは無置換芳香族アミンまたは
ジアミンのジアゾニウム塩もしくはビスジアゾニウム塩
とカップリングさせて得たモノアゾおよびジアゾ化合物
である。該アゾ顔料の調製方法は周知である。典型的に
は、芳香族アミンを亜硝酸を用いて、強酸性水性媒質中
でジアゾ化させて、ジアゾ化誘導体を生成させる。ジア
ゾ化誘導体を、さらに別の分子のカップリング成分と反
応させて、アゾ顔料を得る。モノアゾおよびジアゾ有機
顔料の調製法を述べた多数の特許がある。たとえば、米
国特許第2,431,889号;同第3,617,17
1号;同第3,759,731号;同第3,775,1
48号;同第3,776,749号;同第4,341,
701号;および同第4,968,352号を参照され
たい。これらの教示は本明細書に参考資料として収録す
る。
【0004】化学構造のほかに、顔料の物理的形態はそ
の性質に著しく影響を及ぼす。製造方法中のプロセス条
件を、最適の分散性、着色力、光沢、透明性、色相や他
の性質を達成するために、結晶形、粒径や粒径分布のよ
うな性状に影響を及ぼすように制御する。
【0005】また、業界では、すぐれた性質を付与する
ために、カップリング反応またはカップリング後に界面
活性剤、ロジンや樹脂を添加することも公知である。た
とえば米国特許第4,968,352号、Col.7参
照のこと。この発明の目的は、水または水性アルカリに
可溶な樹脂の不溶性金属塩の存在下で顔料組成物を仕上
げることによってすぐれた性状を有する改良顔料組成物
を生成させることにある。この発明の顔料組成物は、イ
ンキシステムに思いがけなくもすぐれた適用性、たとえ
ばすぐれた光沢、透明性、着色力、明るさおよび分散安
定性を示す。
【0006】発明の要約 この発明は、新規アゾ顔料組成物、該組成物の調製方法
および該組成物から調製したインキに関する。この発明
の顔料組成物は、水または水性塩基に可溶な樹脂、たと
えばスチレン/アクリル酸樹脂、ポリアクリル酸樹脂ま
たはメタクリル酸ポリマーを含有する水性媒質中のアゾ
顔料懸濁液を生成させることによって調製する。該樹脂
を水性顔料分散液中に溶解させ、不溶化金属、すなわち
樹脂を不溶性にする金属原子を加えて樹脂を沈澱させ
て、顔料を仕上げる。該金属は周期表第IIA族、第 III
A族または第 IIIB族の、たとえばMg,Ca,Sr,
Ba,Ti,Zr,Mn,Alおよびそれらの混合物の
塩の形態をとることができ、CaおよびSr塩が好まし
い。この発明の組成物は、カップリング中に生成する顔
料の重量に対して、約5ないし35重量%、好ましくは
約7ないし15重量%の水または水性塩基に可溶の樹
脂、たとえばスチレン/アクリル酸樹脂またはポリアク
リル酸樹脂の存在下で、顔料のカップリング反応を行う
ことによって調製することができる。次に、第IIA族、
第 IIIA族または第 IIIB族の水に可溶な金属塩を添加
して、樹脂を沈澱させるのが好ましい。得られた顔料は
水性インキシステムおよび溶剤系インキシステムにおい
て思いがけなくもすぐれた改良適用性、すなわち、高透
明性、高光沢および10ないし40%高い着色力を示
す。さらに、この発明の顔料組成物は溶剤系インキにお
いてすぐれた分散安定性を示す。
【0007】好ましい実施態様の説明 この発明はモノアゾ系およびジアゾ系の改良顔料組成物
ならびに該顔料組成物から調製した印刷インキならびに
該顔料で着色または印刷した物品に関する。
【0008】この発明の組成物は、約5ないし約35重
量パーセント、好ましくは約7ないし約15重量パーセ
ントの水に可溶な樹脂の不溶性金属塩を含有するアゾ有
機顔料を含んで成る。
【0009】顔料の調製に用いられるアミン類およびカ
ップラーのジアゾ化ならびにカップリングは常法で行わ
れる。樹脂またはその水に可溶な塩は数多の方法でこの
発明のアゾ顔料組成物中に包含させることができる。た
とえば、 (a)カップリング前に、カップラー溶液中に溶解す
る。 (b)カップラーをジアゾニウム成分またはビスジアゾ
ニウム成分に加える間のカップリング反応に添加する。 (c)カップラーの添加後に反応混合物に添加する。
【0010】アゾ顔料製造に通常用いられる他の添加
剤、たとえばアミン類、体質顔料、界面活性剤を、この
発明のアゾ顔料組成物中に包含させることができる。操
作はキャリアー物質、たとえばバライトの存在下で行う
ことができる。さらに、カップリング後、反応混合物は
熱処理することができ、湿ったプレスケーキまたは乾燥
粉末も、さらに適切な場合には有機溶剤の存在下で、熱
後処理にかけることができる。この発明の顔料は通常の
方法で、場合によっては粉砕助剤を加えて洗浄、乾燥お
よび粉砕することができる。
【0011】この発明が教示するモノアゾおよびジアゾ
顔料は次式で表わすことができる。 モノアゾ顔料 A−N=N−B ジアゾ顔料 A−N=N−C−N=N−A 部分Aは置換もしくは無置換のアリーライド、置換もし
くは無置換のピラゾロンまたは置換もしくは無置換のナ
フトールから誘導することができ、Aはナフトールから
誘導するのが好ましい。Bは置換もしくは無置換のフェ
ニルまたはナフトール基で、Cは置換もしくは無置換の
ジフェニレンまたはビスフェニレン基である。
【0012】部分Aは一般式のアリーライドであること
ができる。
【化1】 式中、nは1ないし3に等しい整数;Rは水素、炭素が
1ないし4個のアルキル、炭素が1ないし4個のアルコ
キシ、ハロゲン(Cl,Br,I,F)、−NO2 、−SO
3 X(式中Xは水素、ナトリウム、カルシウム、ストロ
ンチウム、バリウム、マグネシウム、アルミニウム、お
よびマンガン);−CONHY(式中Yは水素または置
換もしくは無置換フェニル、なお前記置換基は炭素が1
ないし4個のアルキル、炭素が1ないし4個のアルコキ
シ、ハロゲンおよび−SO3 Xまたは−COOX(式中
Xは前記の通りかまたは−CONH2 )。
【0013】部分Aはまた次式の置換または無置換ピラ
ゾロンであることができる。
【化2】 式中、Arは置換または無置換フェニル、なお置換基は
炭素が1ないし4個のアルキルまたは−SO3 X。R1
は−COOX1 (式中X1 は水素または炭素が1ないし
4個のアルキル)もしくはR1 は水素もしくは炭素が1
ないし4個のアルキル。
【0014】Aは、また次式のナフトールであることが
できる。
【化3】 式中、R2 は水素、炭素が1ないし4個のアルキル、炭
素が1ないし4個のアルコキシ、−COOX(式中、X
は前記の通り)、−SO3 X(式中Xは前記の通り)、
−NO2 、ハロゲンおよび−CONHR3 (式中、R3
は水素、フェニルまたは置換フェニル、なお前記フェニ
ル置換基はRn (式中Rおよびnは前記の通り)。置換
基R2 は、nが1よりも大であるときにはナフトール部
分のいずれか1つの環または両方の環に位置することが
できる。
【0015】Bは次式によって表わされる。
【化4】 式中、Tは前記のRであり、nは1ないし3である。T
はまた次式であることもできる。
【化5】 式中、Jは炭素が1ないし4個のアルキルまたはアルコ
キシもしくは水素でn′は1または2。Qは−CONH
2 または−CONH−Ar−J(式中、JおよびArは
前記の通り)。
【0016】Cは次式によって表わされる。
【化6】 式中、Zは結合または−CONH−で、R0 は水素、ハ
ロゲン、炭素が1ないし4個のアルキルまたはアルコキ
シである。
【0017】前記の式に含まれるカップリング成分の実
例は次の通りである。Aがアリーライドから誘導される
場合 アセトアセチルアミノ−ベンゼン、2−アセトアセチル
アミノ−トルエン、4−アセトアセチルアミノ−トルエ
ン、2−アセトアセチルアミノ−アニソール、4−アセ
トアセチルアミノ−アニソール、2−アセトアセチルア
ミノ−フェネチタイド、4−アセトアセチルアミノ−フ
ェネチタイド、1−アセトアセチルアミノ−2,4−ジ
メチルベンゼン、1−アセトアセチルアミノ−2,4−
ジメトキシベンゼン、1−アセトアセチルアミノ−2,
5−ジメトキシベンゼン、1−アセトアセチルアミノ−
2,4−ジクロロベンゼン、1−アセトアセチルアミノ
−2,5−ジメトキシ−4−クロロベンゼン、5−クロ
ロ−2−アセトアセチルアミノ−トルエン、3−クロロ
−4−アセトアセチルアミノ−トルエン、1−アセトア
セチルアミノ−ナフタレン、2−アセトアセチルアミノ
−ナフタレン。
【0018】Aがナフトールより誘導される場合 2−ナフトール、3−ヒドロキシ−2−ナフトアニリ
ド、4′−アセトアミド−3−ヒドロキシ−2−ナフト
アニリド、3−ヒドロキシ−3′−ニトロ−2−ナフト
アニリド、2′−エトキシ−3−ヒドロキシ−2−ナフ
トアニリド、2′−メトキシ−3−ヒドロキシ−2−ナ
フトアニリド、3′−ニトロ−3−ヒドロキシ−2−ナ
フトアニリド、3−ヒドロキシ−2−ナフト−o−トル
イジン、2′−メチル−5′−クロロ−3−ヒドロキシ
−2−ナフトアニリド、2′−メチル−3−ヒドロキシ
−2−ナフトアニリド、3−ヒドロキシ−N−2−ナフ
チル−2−ナフトアニリド、4′−クロロ−3−ヒドロ
キシ−2−ナフトアニリド。
【0019】Aがピラゾロンから誘導されるとき 3−メチル−1−フェニル−ピラゾロン−(5)、3−
メチル−1−(3′−スルホフェニル)−ピラゾロン−
(5)、3−メチル−1−(4′−スルホフェニル)−
ピラゾロン−(5)、3−カルベトキシ−1−フェニル
−ピラゾロン−(5)、3−メチル−1−(4′−カル
ボキシフェニル)−ピラゾロン−(5)、3−メチル−
1−(2′−クロロ−4′−スルホフェニル)−ピラゾ
ロン−(5)、3−メチル−1−(2′,5′−ジクロ
ロ−4′−スルホフェニル)−ピラゾロン−(5)、3
−メチル−1−(6′−クロロ−2′−メチル−4′−
スルホフェニル)−ピラゾロン−(5)、1−フェニル
−3−カルボキシ−ピラゾロン−(5)、1−(4′−
スルホフェニル)−3−カルボキシ−ピラゾロン−
(5)、3−メチル−1−p−トリル−ピラゾロン−
(5)。
【0020】この発明に有用な典型的なアミン類および
ジアミン類は、 2,5−ジクロロアニリン 2,5−ジニトロアニリン 2−ニトロ−4−メチルアニリン 3,3′−ジクロロベンジジン 3,3′−ジメトキシベンジジン 3−アミノ−4−クロロベンズアミド 2−メトキシ−5−ニトロ−アニリン 5−アミノイソフタル酸ジメチルエステル 2−アミノ安息香酸 2−トリフルオロメチルアニリン 3−アミノ−4−メトキシベンズアリニド
【0021】この発明に有用な典型的な顔料はCI顔料オレンジ5 2−ナフトールとカップリングしたジアゾ化2,4−ジ
ニトロアニリンCI顔料オレンジ6 3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロンとカップリ
ングしたジアゾ化2−ニトロ−4−メチルアニリンCI顔料オレンジ38 4−アセトアミド−3−ヒドロキシ−2−ナフトアニリ
ドとカップリングしたジアゾ化3アミノ−4−クロロベ
ンズアミドCI顔料オレンジ13 3−メチル−1−フェニル−5−ピラゾロン(2モル)
とカップリングしたビスジアゾ化3,3′−ジクロロベ
ンジジンCI顔料オレンジ34 3−メチル−1−p−トリル−5−ピラゾロン(2モ
ル)とカップリングしたビスジアゾ化3,3′−ジクロ
ロベンジジンCI顔料黄12 アセトアセトアニリド(2モル)とカップリングしたビ
スジアゾ化3,3′−ジクロロベンジジンCI顔料黄13 アセトアセト−m−キシリジド(2モル)とカップリン
グしたビスジアゾ化3,3′−ジクロロベンジジンCI顔料黄14 アセトアセト−o−トルイジド(2モル)とカップリン
グしたビスジアゾ化3,3′−ジクロロベンジジンCI顔料黄17 アセトアセト−o−アニシジド(2モル)とカップリン
グしたビスジアゾ化3,3′−ジクロロベンジジンCI顔料黄74 アセトアセト−o−アニシジドとカップリングしたジア
ゾ化2−メトキシ−4−ニトロアニリンCI顔料黄120 N−(2−オキソ−5−ベンズイミダゾリニル)アセト
アセトアミドとカップリングしたジアゾ化5−アミノイ
ソフタル酸CI顔料黄151 5−アミノベンズイミダゾロンのアセトアセチル誘導体
とカップリングしたジアゾ化2−アミノ安息香酸CI顔料レッド2 ナフトールAS(3−ヒドロキシ−2−ナフトアニリ
ド)とカップリングしたジアゾ化2,5−ジクロロアニ
リンCI顔料レッド22 ナフトールAS(3−ヒドロキシ−2−ナフトアニリ
ド)とカップリングしたジアゾ化2−メチル−5−ニト
ロアニリンCI顔料レッド23 3−ヒドロキシ−3′−ニトロ−2−ナフトアニリドと
カップリングしたジアゾ化5−ニトロ−o−アニシジンCI顔料レッド38 3−カルブエトキシ−1−フェニル−5−ピラゾロン
(2モル)とカップリングしたビスジアゾ化3,3′−
ジクロロベンジジンCI顔料レッド146 4′−クロロ−3−ヒドロキシ−2,5′−ジメトキシ
−2−ナフトアニリドとカップリングしたジアゾ化アニ
スベース(3−アミノ−4−メトキシベンズアニリド)CI顔料レッド147 2−メチル−5−クロロ−3−ヒドロキシ−2−ナフト
アニリドとカップリングしたジアゾ化アニスベース(3
−アミノ−4−メトキシベンズアニリド)
【0022】この発明に有用な水に可溶な樹脂は、該樹
脂を水に可溶かまたは塩基に可溶なものとするだけの酸
基を有する高分子化合物である。該化合物は酸価が少な
くとも約50で、分子量が少なくとも約800でなけれ
ばならない。一般に、酸価は50ないし300であっ
て、100ないし200が好ましい。該物質の例はアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸の
ポリマーおよび該ポリマーとそれら自身およびエチレン
不飽和基を有する他の共重合可能なモノマーとのコポリ
マーである。該不飽和モノマーには、たとえば他のモノ
カルボン酸、ポリカルボン酸ならびに酸無水物、置換お
よび無置換エステルならびにカルボン酸および酸無水物
のアミド、ニトリル、ビニルモノマー、ビニリデンモノ
マー、モノオレフィンおよびポリオレフィンモノマーが
ある。代表的な製品には、Luekotanポリマー
(ペンシルベニア州,Philadelphiaの Rohm & Haasから
市販されるメタクリル酸コポリマー)、Joncryl
樹脂(ウィスコンシン州,Ravineの Johnson Waxから市
販されるスチレン/アクリル酸コポリマー)、More
z樹脂(イリノイ州, ChicagoのMorton International
から市販されるスチレン/アクリル酸コポリマー)、S
okalanポリマー(ニュージャージー州,Parsipan
nyのBASF Corpotationから市販されるポリアクリル酸お
よびマレイン酸/オレフィンコポリマー)、ならびにV
ancryl樹脂(ペンシルベニア州,Allentown のAi
r Productsから市販されるスチレン/アクリル酸コポリ
マー)がある。これらの水に可溶なポリマーは遊離酸の
状態またはその水に可溶な塩の形で使用することができ
る。この説明で用いた「水に可溶なポリマー」という用
語は水に可溶なポリマーおよびアルカリ水溶液に可溶の
ポリマーを含むことを意図するものである。好ましい水
に可溶なポリマーはスチレン/アクリル酸コポリマーお
よびマレイン酸/オレフィンコポリマーである。該ポリ
マーの溶解度を高めるのに有用な典型的な塩基はアルカ
リ金属(Li,Na,K等)および水酸化アンモニウム
である。これらのポリマーは、カップリング反応で生成
する顔料の重量に対して約5ないし35重量%の量で用
いることができ、約8ないし約20重量%が好ましく、
約7ないし15重量%がさらに好ましい。この発明に有
用な水に可溶なポリマーはカルシウムまたはストロンチ
ウムのような周期表第IIA族、第III A族または第 III
B族の金属と反応したとき不溶性塩を生成しなければな
らない。
【0023】代表的なコモノマーには、たとえば、イタ
コン酸、シトラコン酸、アコニット酸、フマル酸、クロ
トン酸、ケイ皮酸、オレイン酸、パルミチン酸、該酸の
エステル、炭素原子が1ないし18個のアルキル基また
はシクロアルキル基、たとえばエチル、ブチル、2−エ
チルヘキシル、オクタデシル、2−スルホエチル、アセ
トオキシエチル、シアノエチル、ヒドロキシエチル、お
よびヒドロキシプロピルアクリレートおよびメタクリレ
ート、ならびに前記酸のアミド、たとえばアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、メチロールアクリルアミドおよ
び1,1−ジメチルスルホエチルアクリルアミド、アク
リロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、メチル
スチレン、p−ヒドロキシスチレン、クロロスチレン、
スルホスチレン、ビニルアルコール、N−ビニルピロリ
ドン、酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルエーテル類、ビ
ニルスルフィド類、ビニルトルエン、ブタジエン、イソ
プレン、クロロプレン、エチレン、イソブチレン、塩化
ビニリデン、硫酸化ひまし油、硫酸化まっこう鯨油、硫
酸化大豆油ならびにスルホン化脱水ひまし油がある。
【0024】この記述で評価する顔料の適用性は水性フ
レキソインキおよび溶剤系インキについて行った。水性
試験用インキは、52.3%の水、10%のイソプロパ
ノール、7.7%のアンモニア(28%)、および30
%のスチレン−アクリル酸コポリマー(Joncryl
67レジン)を含有する水性バインダー溶液中に顔料を
分散させて調製した。分散液は、15部の顔料、45部
の水、40部のバインダー溶液より成るものであった。
【0025】透明性および光沢性は上記の分散液を追加
のバインダー溶液で10%の顔料含有量に希釈して調製
した(分散液2部:バインダー溶液1部)インキについ
て行った。10%顔料含有量のインキのドローダウンは
4巻線アプリケーターを用いて塗装素材上で行った。
【0026】着色力は、4巻線アプリケーターを用い
て、10部の酸化チタン分散液(水性バインダー溶液4
0部:水20部:二酸化チタン40部)中に分散させた
1部の上記分散液(15%顔料含有量)のドローダウン
について測定した。着色力の試験結果は、ニュージャー
ジ州, Princetonの ACS DATACOLORから入手できる計算
機助成ソフトウェアパッケージChroma QC を備えた ACS
Chroma Sensor CS5カラー分光光度計を用いて読み取っ
た。光沢の読みは、ニュージャージー州, Englewoodに
あるBYK Chemie. U.S.の子会社のBYK-Gardner から入手
できる BYK-Gardner「Pocketgloss 」光沢計を用いて、
60°の反射角度で測定するかまたは後記のように産業
標準照明条件下で肉眼で評価し、判定した。
【0027】溶剤系インキシステム中のこの発明の顔料
組成物を評価するのに、1/4″SSニトロセルロース
インキ試験を採用した。顔料を粉砕して、下記のよう
に、溶剤系インキに配合した。エタノール、酢酸エチ
ル、フタル酸ジブチル、1/4秒SSニトロセルロース
より成る85部のインキビヒクルおよび15部の顔料と
のミルベースをジルコニアビーズを含むガラスジャーに
入れる。次に、混合物を、ペイント振とう機に1時間か
けて分散させる。このミルベースは、さらにインキビヒ
クルで10%顔料含有量に調整して、4Meier
Rodを用いてフォイルおよび塗装素材上にドローダウ
ンする。これらドローダウンを用いて、光沢、透明性お
よび純色を評価する。
【0028】溶剤系インキシステム中の顔料着色力は、
インキビヒクル中にミルベース1部および酸化チタン1
0部を分散させた液(TiO2 40部:インキビヒクル
60部)より成る組成物について測定した。前記以外
に、フレキソ水性インキについて、さきに述べたよう
に、着色力および光沢を測定した。ドローダウンは産業
標準照明条件下で肉眼的に評価し、
【0029】標準とする対照と比較して透明性および色
特性の感知しうる差を下記表示により5+から5−まで
の数字で表わす。 5+ はるかに勝る 4+ かなり勝る 3+ 明らかに勝る 2+ 若干勝る 1+ 僅かに勝る − 同等 1− 僅かに劣る 2− 若干劣る 3− 明らかに劣る 4− かなり劣る 5− はるかに劣る
【0030】次の実施例はこの発明を説明するものであ
るが、単にこの発明を説明するためのものであって、発
明の範囲を限定するものと解してはならない。
【0031】実施例1 CI顔料レッド2ジアゾ溶液の調製 18.2部の2,5−ジクロロアニリン(100%)、
37.2部の37%塩酸および20.5部の水を1時間
撹拌した。130部の水を添加し、さらに氷を加えて溶
液を0ないし−5℃に冷却した。次に、19.1部の亜
硝酸ナトリウム(40%溶液)を内層面に加えた。1時
間の間、陽性の亜硝酸塩証跡を保ちながら温度を10℃
未満に維持した。スルファミン酸を加えて、過剰の亜硝
酸塩を分解した。5.8部の酢酸を加えた。1部の濾過
助剤を加えて溶液を濾過した。3部の量の非イオン界面
活性剤を溶液に添加し、その容量を水で600mlに調整
した。
【0032】カプラー溶液の調製 30.3部のナフトールAS(3−ヒドロキシ−2−ナ
フトアニリド)、5部のスチレン/アクリル酸コポリマ
ー(60606-1291,イリノイ州,Chicago のMorton Inter
nationalから入手できるMorez 2000)、21部の50%
水酸化ナトリウム溶液を混合して溶液をつくった。55
0部の水および1部の濾過助剤をナフトールAS溶液に
加えて濾過した。水を用いて容量を950mlに調整し
た。
【0033】カップリング反応 反応温度を35ないし40℃に保ちながら、数時間かけ
て、撹拌しつつナフトールASカップラー溶液をジアゾ
化2,5−ジクロロアニリン溶液に加えた。カップラー
添加完了後、酢酸ナトリウムで反応混合物のpHを4.
0ないし4.5に調整した。
【0034】仕上げ工程 カップリング反応混合物を撹拌しながら90℃に加熱し
て30分間保持した。混合物を冷却して、濾過し、顔料
を水洗、乾燥して粉砕した。顔料を、水性フレキソイン
キおよび溶剤系1/4″SSニトロセルロース(1/
4″SS N/C)インキにして、市販品と比べて試験
した。試験結果は下記の通りである。この実施例はこの
発明を利用していない。試験 水性フレキソインキ 溶剤系インキ 透明性 4+ 4− 光沢 5+ 4− 着色力 110% 78% 明るさ 4+ 3−
【0035】実施例2 CI顔料レッド2 仕上げ工程を下記のように変更した以外は実質的に実施
例1の方法に従ってCl顔料レッド2を調製した。
【0036】仕上げ工程 28部の15%水酸化ナトリウム溶液を用いて、カップ
リング反応混合物のpHを8〜9に調整し、40℃にお
いて20分撹拌した。次に、4部の塩化カルシウム=水
和物を50部の水に溶解した液を10分かけて反応混合
物に加え、添加終了後もさらに20分混合を継続した。
【0037】カップリング反応混合物を撹拌しながら9
0℃に加熱して、30分間保持した。混合物を冷却し、
濾過して、顔料を水洗、乾燥、粉砕した。
【0038】顔料を、水性フレキソインキおよび1/
4″SSニトロセルロース(1/4″SS N/C)シ
ステムにして塗装素材上で、実施例1と同じ市販品と比
べて試験を行った。試験結果は下記の通りである。この
実施例はこの発明を利用している。 試験 水性フレキソインキ 1/4SS NIC溶剤系インキ 透明性 5+ 3+ 光沢 5+ 3+ 着色力 118% 95% 明るさ 4+ ---
【0039】実施例3 CI顔料レッド2 スチレン/アクリル酸コポリマーがペンシルベニア州,
Allentown のAir Products and Chemicalsから入手でき
るVancryl68であった以外は、実質的に実施例
2に示す方法に従ってCI顔料レッド2を調製した。
【0040】顔料を、水性フレキソインキにして、実施
例1と同じ市販品と比べて試験を行った。試験は塗装素
材上で行った。試験 水溶性フレキソインキ 透明性 5+ 光沢 5+ 着色力 110% 明るさ 3+
【0041】実施例4 CI顔料レッド2 仕上げ工程を次のように修正した以外は実質的に実施例
3に従ってCI顔料2を調製した。
【0042】仕上げ工程 28部の15%水酸化ナトリウムを用いて、カップリン
グ反応混合物のpHを8〜9に調整した。次に、0.7
部の塩化カルシウム二水和物および0.8部の硝酸スト
ロンチウムを50部の水に溶解した液を10分間かけて
添加し、撹拌をさらに20分続けた。この混合物を、次
に90℃に加熱して、撹拌しながらさらに30分間90
℃に保った。混合物を冷却し、濾過して、顔料を水洗、
乾燥、粉砕した。顔料を水性フレキソインキにして、塗
装素材上で、実施例1と同じ市販品と比較して試験を行
った。試験結果は次の通りである。試験 水溶性フレキソインキ 透明性 5+ 光沢 5+ 着色力 111% 明るさ 3+
【0043】実施例5 Vancryl68(スチレン/アクリル酸樹脂)を用
いて実施例1を繰返した。顔料を、水性フレキソインキ
にして、塗装素材上で、実施例1と同じ市販品と比べて
試験を行った。試験結果は次の通りである。試験 水溶性フレキソインキ 透明 性 3− 光沢 2+ 着色力 96% 明るさ 3+
【0044】実施例6 CI顔料レッド2 163.8部の2,5−ジクロロアニリン(100%)
を334.8部の37%塩酸および184.8mlの水と
2時間混合する。該スラリーを、1000部の水および
氷で希釈し、かつ0ないし−5℃に冷却し、次に17
4.5部の亜硝酸ナトリウム溶液(40%)を内層面に
加える。10℃未満の温度で、1時間若干過剰の亜硝酸
塩濃度に保持する。スルファミン酸を用いて過剰の亜硝
酸塩を分解し、52.2部の氷酢酸および9部の濾過助
剤を加える。溶液を濾過して容量を6000mlに調整す
る。62.1部の非イオン界面活性剤および10部のメ
チルアリールアミドを150部の水に加えた液を透明な
ジアゾ溶液に加え、その混合物に、272.2部のナフ
トールAS(3−ヒドロキシ−2−ナフトアニリド)お
よび45部の水性塩基に可溶なスチレン−アクリル酸コ
ポリマー樹脂(ウイスコンシン州,RavineのJohnson Wa
x 市販のJoncryl67)および180部の水酸化
ナトリウム(50%)を8500部の水に溶解した透明
な液を2時間かけて添加する。温度は35〜40℃に保
つ。その後溶液を40℃に加熱し、酢酸ナトリウムを加
えてpHを4.3〜4.5に調整する。
【0045】カップリング反応混合物は二分して仕上げ
を行った。
【0046】仕上げ1 二分した反応混合物の一つのpHを水酸化ナトリウムを
用いて8ないし9に調整して、1/2時間混合した。塩
化カルシウム二水和物(36部)を水(300部)に溶
解した液を10〜15分かけて添加して、1/2時間混
合を続けた。反応混合物を90℃に加熱して、1時間9
0℃に保持した。さらに、混合物を冷却し、濾過して、
水洗、乾燥、粉砕した。
【0047】仕上げ2 一部を90℃に加熱し、30分間撹拌した後冷却し、濾
過して、水洗、乾燥、粉砕した。
【0048】顔料を、実施例1と同じ市販品と比べて試
験を行い、下記の結果を得た。仕上げ1 試験 水性フレキソインキ 溶剤系インキ 透明性 5+ 3+ 光沢 5+ 3+ 着色力 109% 95% 明るさ 5+ 3+仕上げ2 試験 水性フレキソインキ 溶剤系インキ 透明性 2+ 5− 光沢 5+ 5− 色合い 5(黄味) 3(青味) 着色力 100% 70% 明るさ 3+ 5−
【0049】実施例7 CI顔料黄83 188部の水および34部の塩酸(31%)中に25.
3部の3,3′−ジクロロベンジジンをスラリー化し
て、CI顔料黄83を調製した。混合物は2時間撹拌し
てから氷で0ないし−5℃に冷却した。次に33.8部
の亜硝酸ナトリウム(40%水溶液)を迅速に内層面に
加える。顕著な陽性の亜硝酸塩証跡および10℃未満の
温度を1.0時間保持する。次に、スルファミン酸を加
えて亜硝酸塩を分解し、濾過して反応混合物を清澄にし
て、水で容積を550mlに調整する。
【0050】57.2部のナフトールAS−IRG(4
−クロロ−2,5′−ジメトキシアセトアセトアニリ
ド)(100%)を205部の水と20.3部の水酸ナ
トリウム溶液(50%)とに加えた液をつくる。この溶
液を濾過する。215部の水、1.0部の非イオン界面
活性剤、6.7部の塩酸(37%)および14.5部の
酢酸を含有する液をカップラー溶液に加えて、pHを約
5.5ないし5.7に調整して、12.9部の非イオン
界面活性剤を加える。
【0051】ジアゾ化3,3′−ジクロロベンジジンを
ナフトールAS−IRG(スラリー)に加えた。
【0052】仕上げ工程 12部の塩化カルシウム二水和物を50部の水に溶解し
て、撹拌しながらカップリング反応混合物に加え、6部
の50%水酸化ナトリウム溶液および100部の水に溶
解した15部のスチレンアクリル酸樹脂(53403ウ
イスコンシン州,RavineのJohnson Wax から市販される
Joncryl67)を10分かけて加える。混合物を
85℃に加熱して、撹拌しながら15分間保持する。混
合物を冷却して、濾過し、顔料を水洗、乾燥、粉砕し
た。顔料を水性フレキソインキおよび溶剤系インキにし
て塗装素材上で対照物と比べて試験を行った。試験結果
は次の通りである。 試験 水性フレキソインキ 溶剤系インキ 箔 素材 箔 素材 透明性 4+ 4+ 5+ 5+ 光沢 --- 1+ 2+ 2+ 着色力 --- 110% --- 115%
【0053】実施例8 CI顔料黄74 84部の2−メトキシ−4−ニトロアニリンを180部
の水および151部の塩酸(31%)中にスラリー化す
ることによってCI顔料黄74を調製した。混合物を氷
で0ないし−5℃に冷却した。次に、86部の亜硝酸ナ
トリウム(40%水溶液)を内層面に加える。顕著な陽
性の亜硝酸塩証跡および10℃未満の温度を1.0時間
保持した。次にスルファミン酸を加えて、亜硝酸塩を分
解し、反応混合物は濾過して清澄にし、さらに2.9部
の非イオン界面活性剤を加える。次に水を用いて容量を
1200部に調整し、温度を10℃に調節する。
【0054】1.1部のアルキルスルホネートおよび6
7.4部の水酸化ナトリウム溶液(50%)を含有する
500部の水に108.4部のアセトアセト−o−アニ
シジドを加えた液をつくる。この液を濾過して、57.
7部の酢酸を加える。20部のスチレンアクリル酸樹脂
(Joncryl67)、8.0部の50%水酸化ナト
リウム溶液および250部の水を含む溶液を10分間か
けて添加する。
【0055】ジアゾ化2−メトキシ−4−ニトロアニリ
ンをpH4において室温下で90分を要してカップラー
スラリーの内層面に加えた。
【0056】仕上げ工程 カップリング反応混合物を二分して仕上げを行った。仕上げ1 カップリング反応混合物の一部を撹拌しながら80℃に
加熱して、1時間該温度に保持した。混合物に次に冷却
し、濾過して、水洗、乾燥を行った。
【0057】仕上げ2 カップリング反応混合物のもう一つの部分を110部の
15%水酸化ナトリウム溶液を用いてpHを8ないし9
に調整し、撹拌しながら40℃に加熱した。混合物をこ
の温度に30分保持した後、100部の水に溶解した8
部の塩化カルシウム二水和物を10分かけて添加した。
混合物を、30分撹拌して、80℃に加熱した。混合物
を撹拌しながら1時間80℃に保った後、冷却、濾過し
て、水洗、乾燥した。
【0058】仕上げ1ならびに仕上げ2から得た生成物
を水性フレキソインキシステムおよび溶剤系インキシス
テムにして、塗装素材上で試験を行い、市販の標準黄7
4顔料と対比した。試験結果は次の通りである。
【0059】仕上げ1−試験結果 試験 水性フレキソインキ 溶剤系インキ 透明性 4− 5− 光沢 1+ 4− 着色力 100% 83%仕上げ2−試験結果 試験 水性フレキソインキ 溶剤系インキ 透明性 3+ 2+ 光沢 4+ 3− 着色力 111% 104%
【0060】実施例9 CI顔料黄14 188部の水および34部の塩酸(31%)中に25.
3部の3,3′−ジクロロベンジジンをスラリー化させ
ることによって、CI顔料黄14を調製した。次に3
3.8部の亜硝酸ナトリウム(40%水溶液)を迅速に
内層面に加える。顕著な陽性の亜硝酸塩証跡および10
℃未満の温度を1.0時間保持する。次にスルファミン
酸を加えて、亜硝酸塩を分解し、反応混合物を濾過して
清澄にし、さらに2.9部の非イオン界面活性剤を添加
する。次に水を用いて容量を435部に調整した。
【0061】35.4部の水酸化ナトリウム溶液(50
%)を含有する395部の水中に40.9部のアセトア
セトトルイジドを加えた別の液をつくる。混合物を撹拌
して、カップラーを溶解させ、氷で温度を10℃に調整
する。水を用いて液の容量と550部に調整し、10部
の水に溶解した1.63部のアニオン界面活性剤をこの
液に加え、次に10部の水に溶解した2.4部の別の非
イオン界面活性剤を加え、さらに12.5部の氷酢酸を
撹拌しながら迅速に添加する。21.6部の量の塩酸
(31%)を3分間かけて加え、pHを5.5ないし
5.7にする。次に塩酸を用いてpHを4に調整し、さ
らに温度を18ないし20℃に調節する。
【0062】ジアゾ化3,3′−ジクロロベンジジンを
AAOTカップラースラリーの内層面に2.0ないし
2.5時間かけて添加した。
【0063】75部の水および6.6部の50%水酸化
ナトリウムに溶解した13.2部のスチレンアクリル酸
樹脂(Joncryl67)を10分間かけてカップリ
ング反応混合物に加え、温度を95℃に上げて、撹拌し
ながら45分間その温度に保つ。
【0064】次に混合物を冷却し、濾過して、水洗、乾
燥、粉砕した。
【0065】顔料を水性フレキソインキならびに溶剤系
インキシステムにして、非イオン界面活性剤またはJo
ncryl67樹脂を除いてつくった対照バッチと比べ
て試験を行った。試験結果は次の通りである。 試験 水性フレキソインキ 溶剤系インキ 箔 素材 箔 素材 透明性 1+ 2− 3− 5− 光沢 --- 2+ --- 3+ 着色力 --- 105% --- 100%
【0066】実施例10 CI顔料黄14 仕上げ工程を次のように変えた以外は実質的に実施例9
に従ってCI顔料黄14を調製した。
【0067】75部の水および6.6部の50%水酸化
ナトリウムに溶解した13.2部のスチレンアクリル酸
樹脂(Joncryl67)を40℃の温度で、10分
かけてカップリング反応混合物に添加する。次に50部
の水に溶解した8.0部の塩化カルシウム二水和物を撹
拌しながら10分かけて混合物に加えた。混合物はさら
に20分撹拌してから95℃に加熱して、撹拌しながら
45分保持した。
【0068】次に混合物を冷却して、濾過し、水洗、乾
燥、粉砕した。
【0069】顔料を水性フレキソインキのみならず溶剤
系インキシステムにして、非イオン界面活性剤かまたは
Joncryl67樹脂を除いてつくった実施例9と同
じ対照バッチと比べて試験を行った。試験結果は次の通
りである。 試験 水性フレキソインキ 溶剤系インキ 箔 素材 箔 素材 透明性 5+ 2− 2+ 3+ 光沢 --- 3+ --- 3+ 着色力 --- 133% --- 111%

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モノアゾおよびジアゾ顔料から選ばれる
    アゾ顔料ならびに水に可溶なポリマーの水に不溶な金属
    塩を含み、さらに水に可溶な形態の前記ポリマーが該ポ
    リマーを水または水性塩基に可溶にするだけの酸基を有
    することを特徴とするアゾ顔料組成物。
  2. 【請求項2】 前記水に不溶な金属塩がカルシウム金属
    およびストロンチウム金属ならびにそれらの混合物から
    選ばれることを特徴とする請求項1記載のアゾ顔料組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記ポリマーがアクリル酸、メタクリル
    酸、マレイン酸およびそれらの混合物のポリマーならび
    にコポリマーから選ばれることを特徴とする請求項1記
    載のアゾ顔料組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリマーがアクリル酸、メタクリル
    酸、マレイン酸およびそれらの混合物と一つ以上の共重
    合可能な不飽和エチレンモノマーとのコポリマーから選
    ばれることを特徴とする請求項1記載のアゾ顔料組成
    物。
  5. 【請求項5】 前記ポリマーがアクリル酸ポリマーであ
    ることを特徴とする請求項1記載のアゾ顔料組成物。
  6. 【請求項6】 前記ポリマーがスチレン/アクリル酸コ
    ポリマーであることを特徴とする請求項1記載のアゾ顔
    料組成物。
  7. 【請求項7】 アゾ顔料および酸根置換基を有する有機
    ポリマーの水に不溶な塩の分散液の生成法において、 (a)酸根置換基を有する水または水性塩基に可溶なポ
    リマーの水溶液中にモノおよびジアゾ顔料から選ばれる
    アゾ顔料の分散液を生成させ、さらに (b)工程(a)の分散液に、周期表第IIA族、第 III
    A族および第 IIIB族から選ばれる金属を加えることを
    含み、さらに前記ポリマーの水に不溶な塩を形成させる
    のに有効な量の前記金属を加えることを特徴とする方
    法。
  8. 【請求項8】 前記金属がカルシウムもしくはストロン
    チウムまたはそれらの混合物から選ばれることを特徴と
    する請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記水に可溶なポリマーがアクリル酸、
    メタクリル酸、マレイン酸およびそれらの混合物のポリ
    マーならびにコポリマーから選ばれることを特徴とする
    請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ポリマーが、アクリル酸、メタク
    リル酸、およびマレイン酸ならびにそれらの混合物と、
    一つ以上の共重合可能な不飽和エチレンモノマーとのコ
    ポリマーから選ばれることを特徴とする請求項7記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記ポリマーがスチレン/アクリル酸
    コポリマーであることを特徴とする請求項10記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 前記ポリマーがアクリル酸ポリマーで
    あることを特徴とする請求項7記載の方法。
  13. 【請求項13】 水性バインダー溶液および請求項1記
    載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする水性インキ
    組成物。
  14. 【請求項14】 水性バインダー溶液および請求項2記
    載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする水に可溶な
    インキ組成物。
  15. 【請求項15】 水性バインダー溶液および請求項3記
    載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする水に可溶な
    インキ組成物。
  16. 【請求項16】 水性バインダー溶液および請求項4記
    載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする水に可溶な
    インキ組成物。
  17. 【請求項17】 水性バインダー溶液および請求項5記
    載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする水に可溶な
    インキ組成物。
  18. 【請求項18】 水性バインダー溶液および請求項6記
    載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする水に可溶な
    インキ組成物。
  19. 【請求項19】 有機溶剤系バインダー溶液および請求
    項1記載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする溶剤
    系インキ組成物。
  20. 【請求項20】 有機溶剤系バインダー溶液および請求
    項2記載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする溶剤
    系インキ組成物。
  21. 【請求項21】 有機溶剤系バインダー溶液および請求
    項3記載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする溶剤
    系インキ組成物。
  22. 【請求項22】 有機溶剤系バインダー溶液および請求
    項4記載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする溶剤
    系インキ組成物。
  23. 【請求項23】 有機溶剤系バインダー溶液および請求
    項5記載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする溶剤
    系インキ組成物。
  24. 【請求項24】 有機溶剤系バインダー溶液および請求
    項6記載のアゾ顔料組成物を含むことを特徴とする溶剤
    系インキ組成物。
JP5281594A 1992-10-05 1993-10-05 溶剤系および水性インキシステム用顔料組成物ならびにその製造方法 Pending JPH06220351A (ja)

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