JPH06220118A - オレフィンの重合反応用の成分および触媒 - Google Patents

オレフィンの重合反応用の成分および触媒

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JPH06220118A
JPH06220118A JP32214193A JP32214193A JPH06220118A JP H06220118 A JPH06220118 A JP H06220118A JP 32214193 A JP32214193 A JP 32214193A JP 32214193 A JP32214193 A JP 32214193A JP H06220118 A JPH06220118 A JP H06220118A
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JP32214193A
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Illaro Cuffiani
クッフィアニ イラロ
Mario Sacchetti
サッケェッティ マリオ
Gianni Pennini
ペンニーニ ジャンニ
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Spherilene SRL
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SUPERIREENE Srl
Spherilene SRL
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭い分子量分布をもつオレフィンの重合反応
用の成分および触媒。 【構成】 オレフィン重合反応用の触媒成分は、特定の
多孔度値を有する球状のマグネシウムジハライドを支持
することで得られ、Ti−ハロゲンおよび/またはTi
−OR結合を少なくとも1つ含有するチタン化合物と、
式:MgX2・nAlRII2 I・pAlX3[式中、Xは
クロルまたはブロム原子、XIはクロルあるいはブロム
原子またはアルコキシ基、RIIは20までの炭素原子を
有する炭化水素基、nは1〜6の整数、pは0〜1の
数、n+pは1〜6(これらの数値を含む)の数を表
す]であるコンプレックスのマグネシウムジハライドま
たはマグネシウムジハライド含有生成物への分解で得ら
れた固体との反応物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オレフィンの重合、
特にエチレンおよびその混合物とアルファ−オレフィン
CH2=CHR(式中、Rは水素原子または1〜10の
炭素原子を有する炭化水素基を表す)の重合反応用の成
分および触媒に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】比較
的狭い分子量分布をもつLLPDEを製造でき、またポ
リマー鎖中にコモノマーが均一に分布できる、エチレン
とアルファーオレフィンの混合物の重合反応のための触
媒は知られている。このタイプの触媒の例は、米国特許
4,089,808号に記載され、ここでは触媒の固体成分は、
Ti、VまたはZr化合物をMgCl2、nAlRXI 2
・pAlX3の付加物を分解して製造される。米国特許
4、218、339号では、固体成分はXnMg(OR)2-nまた
はRMgXを有する化合物を、少なくとも2つのTi−
OR結合を有するチタン化合物およびハロゲン化剤と反
応させることで製造できる。
【0003】上記の特許で、シリカやアルミナのような
不活性なキャリアで成分を支持する可能性が示されてい
る。しかしながら、得られた触媒は気相中での重合反応
に適当でなく、触媒には必要なモルフォロジーの性能に
欠け、かつ/または気相方法で遂行されるのに相応しく
ない、例えば嵩密度のような性能をポリマーに賦与す
る。
【0004】特に、HDPEやLLDPEを製造するの
に使用される流動床での気相の方法が、ますます工業的
に適用され続けている。それゆえ、気相方法の条件に適
当で、かつ必要な性質のポリマーを得ることができる触
媒を得ることは、関心事なのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】エチレンおよびその混合
物とアルファーオレフィンの気相重合反応に有用で、か
つ比較的狭いMWDとポリマー鎖中でコモノマーの均一
な分布をもつポリマーを製造することができる触媒成分
が見出された。この発明の成分は、(I)Ti−ハロゲ
ンとTi−ORI(式中、RIは1〜12の炭素原子を有
する炭化水素基またはCOR基を表す)から選択され
た、少なくとも1つの結合を含有するチタン化合物と、 (II)式: MgX2・nAlRII2 I・pAlX3 (A) [式中、Xはクロルまたはブロム原子、XIはクロルあ
るいはブロム原子またはアルコキシ基、RIIは20まで
の炭素原子を有する炭化水素基、nは1〜6の整数、p
は0〜1の数、n+pは1〜6(これらの数値を含む)
の数を表す]のコンプレックスのマグネシウムジハライ
ドまたはマグネシウムジハライド含有生成物への分解で
得られた固体との反応物を、球状で水銀多孔度(後述す
る水銀法によって決定する)が0.5cm3/g以上で
あるマグネシウムジハライドに支持されている。
【0006】好ましくは、支持体として使用されるマグ
ネシウムジハライドの水銀多孔度は、0.8〜2.2c
3/gの間で、多孔度の少なくとも50%が1000
0A以上の半径を有する孔によるような孔半径を有す
る。球状粒子の形状で、この発明の触媒成分の支持体を
形成するのに適当な性質を有するマグネシウムジハライ
ドは、5〜150μmの間の大きさである。球状の粒子
として、長軸と短軸の比が等しいか、1.5以下、好ま
しくは1.3以下のものが提供される。
【0007】支持体として使用されるジハライドは、M
gX2・nRIOHの球状付加物(式中、Xはハロゲン、
Iは炭素数1〜12の炭化水素基、アルコールのモル
数は室温では固体であり、約100〜130℃の温度で
は液体であるものを表す)を、部分的または全体的に、
脱アルコールして得られる。一般的にはnは2〜6であ
る。
【0008】RIがエチル、プロピルまたはブチルであ
るときは、アルコールのモル数は3が好ましい。支持体
として使用されるマグネシウムジハライドのうち、Mg
Cl2が好ましい。球状付加物の脱アルコールは、温度
を約50℃から約150℃まで増大させつつ、流動窒素
中で加熱し、アルコール量を初期値から低い値、例えば
約1モルにすることでなされる。熱処理によって、付加
物はさらに脱アルコールされ、アルコール量はマグネシ
ウムジハライドのモルあたり0.1〜0.3モルにまで
される。
【0009】これに対して、約1モルのアルコールを含
む球状化された付加物は、アルコールのOH基との反応
によって付加物自身を分解できる化合物と反応させら
れ、アルコールがほぼ完全に付加物から除去される。反
応する化合物の例は、周期律表のI〜III族元素の有
機金属化合物およびSiおよびSnのハロゲン化化合物
である。とくに、アルキルアルミニウム類、例えば、ト
リアルキルアルミニウムやAl−ジアルキルアライド、
およびSiCl4やSnCl4などを挙げることができ
る。
【0010】球状化された付加物の製造方法は、例え
ば、引用例として挙げた米国特許4,469,648号、5,100,8
49号および4,829,034号に記載されている。熱的および
化学的脱アルコールの処理条件は、米国特許4,399,054
号、ヨーロッパ特許出願EP-A-553805号およびEP-A-5538
06号に記載されている。それらの記載をここに参照とし
て含める。
【0011】かくして得られた脱アルコールの球状支持
体が、チタン化合物(I)の炭化水素溶液中で浸漬さ
れ、つづいて、過剰のアルミニウムジアルキルハライド
中に溶解されたコンプレックス(A)と反応させるか、
又は、初め支持体はコンプレックス(A)の溶液で処理
され、つづいて固体はチタン化合物(I)と反応させ
る。
【0012】チタン化合物(I)のうち、式 XnTi
(ORIy-n、[式中、Xはハロゲン原子、RIは炭素
数1〜12の炭化水素基またはCOR基、yはチタンの
原子価およびnは0〜y(その数値を含む)整数を表
す]のものが好ましい。前記式の代表的なハロゲン化チ
タン化合物は、TiCl4、TiBr4、TiCl3、T
i(O-n-C37)2Cl2、TiClOCH3、Ti(O
-n-C49)Cl3、Ti(O-n-C492Cl2であ
る。
【0013】前記の式に属しハロゲンを含まないチタン
化合物は、式Ti(OR)4(式中、Rは炭素数1〜1
2の炭化水素基を表す)のものである。ハロゲンを含ま
ないチタン化合物のうち、Ti(O-n-C374、T
i(O-n-C494またはTi(OC654が好まし
い。ハロゲンを含まないこれら化合物が使用されるとき
は、コンプレックス(A)の反応条件は、少なくとも、
この化合物の部分ハロゲン化が現れる。
【0014】前述のチタン化合物(I)のうち、Ti−
アミドおよびカルボキシ化チタン化合物は、例えば、T
i[N(C252]Cl3、Ti[N(C652]C
3、Ti(OOC-C65)Cl3が好ましい。また、
チタン化合物はバナジウムやジルコン化合物との混合物
でも使用できる。
【0015】式、MgX2・nAlRII2 I・pAlX3
を有するコンプレックス(A)のうち、XとXIはクロ
ル原子、RIIは1〜10までの炭素原子を有する炭化水
素基が好ましい。とくに、MgCl2・2.5Al(i-C4
9)Cl2、MgCl2・1.5Al(n-C49)Cl2
たはMgCl2・2AlEtCl2が好ましい。マグネシウ
ムジハライドまたはマグネシウムジハライドを含有する
生成物を形成するためのコンプレックス(A)の分解
は、チタン化合物(I)自身とコンプレックス(A)を
反応させ、不活性炭化水素希釈剤の存在下でまたはAl
II 2 I化合物中にコンプレックスを溶解させて、−1
0〜140℃、好ましくは0〜50℃の温度で行うこと
で得られる。
【0016】コンプレックスの他の分解方法は、マグネ
シウムジハライドに支持させた後、気相の無水塩酸、例
えばトリアルキルアルミニウムのような周期律表のI〜
III族元素の有機金属化合物、または脂肪族や脂環族
アルコールとこれを反応させることからなる。コンプレ
ックスを製造し、それをマグネシウムジハライドまたは
それを含む生成物を作成する分解の方法は、引用例とし
て挙げた米国特許4,089,808号および4,472,520号に記載
されている。
【0017】狭いMWDを示すポリマー、および/また
は加硫後有用な弾性的性質が賦与されたアルファ−オレ
フィンの弾性コポリマーを得るために、例えばエーテル
類、エステル類、アミン類、ケトン類およびシリコン化
合物よりなる固体触媒成分と電子供与化合物を組合せる
のは有効である。特に、内部電子ドナーは、例えばジア
ルキルのようなエーテル類、またはアリル−アルキルエ
ーテル類およびカルボン酸のアルキル、シクロアルキル
またはアリルエステル類を挙げることができる。
【0018】特に、このエーテルには、ジ−n−ブチル
エーテル、ジ−イソプロピルエーテル、ジ−イソアミル
エーテル、アニソールが挙げられ、エステルにはエチル
アセテート、シクロヘキシル アセテート、メチル−
p−トルエート、エチル−p−アニセートおよびフター
ルまたはマレイン酸エステルが挙げられ、とくに、n−
ブチルフタレート、ジ−イソブチルフタレートまたはジ
−n−オクチルフタレートを挙げることができる。
【0019】他の例は、少なくとも1つのOR基を有す
るシリコンであり、例えばメチル−シクロヘキシル−ジ
メトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチル
−t−ブチル−シ゛メトキシシランが挙げられる。
【0020】内部ドナー化合物は、電子ドナー/マグネ
シウムの分子比が0.05:1から〜1:1の範囲内に
あるのが好ましい。特に、例えばAl−トリメチル、A
l−トリエチル、Al−トリイソブチル、Al−トリ−
n−ブチルのようなAl−トリアルキル類のようなAl
−アルキル化合物であるこの発明の成分は、オレフィン
CH2=CHR(式中、Rはハロゲンまたは炭素数1〜
10の炭化水素基を表す)の重合反応において高活性を
賦与された触媒を形成できる。
【0021】狭いMWDを示すオレフィンポリマーおよ
びコポリマーを製造しなければならない時は、この発明
の触媒は、固体成分およびAl−アルキル成分の他に、
電子供与化合物(外部電子ドナー)からなることができ
る。LLDPEおよび狭いMWDをもつエチレンの弾性
コポリマー用の触媒として、電子供与化合物は少なくと
も1つの窒素原子を有し、その例として、2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、N−メチル−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、テトラメチジルアミ
ノエタン、テトラメチジルアミノメタン、2,2−ジメ
チルジヒドロキノリン、Al−ジエチル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、および有機ニトリル、そ
の例としてベンゾニトリルまたはアニソニトリルが特に
外部ドナーとして好適である。
【0022】外部ドナー化合物の他の例は、前述のよう
に、少なくとも1つのSi−OR結合を有するシリコン
化合物よりなる。外部ドナー化合物は、電子ドナー/マ
グネシウムの分子比が一般的に0.1〜10、好ましく
は0.5〜2の間で使用される。前述のように、この触
媒はとくに、エチレンおよびその混合物とアルファ−オ
レフィンとの重合反応によって、線状低密度または極低
密度ポリエチレン(LLDPEおよびVLDPE)、ま
たはジエンの小部分を含む(EPRおよびEPDM)弾
性コポリマーを得るのに適している。
【0023】内部電子ドナー化合物と外部電子ドナー化
合物からなり、チタン化合物の固体成分の存在が、特に
TiCl4のようなテトラハライドである触媒は、特に
プロピレンのようなアルファオレフィンの立体規則性重
合反応に適している。
【0024】この発明の触媒は、とくに気相重合反応に
適し、良好なモルフォロジー安定性を賦与し、例えば高
嵩密度のような有用な性質を賦与された球状のポリマー
を得ることができる。気相での重合反応は、引用例とし
て挙げている国際特許出願WO92/21706号およびイタリー
特許出願MI-92-A-000589号に記載されている方法によっ
て行われるのが好ましい。記載されている方法では、触
媒の成分の予備接触の段階、予備重合反応の段階および
流動または機械的に撹拌された床が直列状に並んだ1ま
たは複数の反応機中での重合反応段階からなる。
【0025】次の実施例は例示であり、この発明を制限
しない。得られた性質は、つぎの方法によっている。 −水銀による多孔度および表面積:一定量のサンプルを
膨張計中の一定の水銀中に浸漬して、その後水銀の圧が
徐々に2000kg/cm3まで液圧増加することで決
められた。水銀の孔への導入圧は孔自身の直径に依存す
る。測定は、カルロエルバ(Carlo Erba)のポロジメータ
ー"Porosimeter 2000 シリーズ"を使用して行われた。
データから水銀体積と孔へ付加した圧力値を消去して、
孔分布と表面積が計算された。 −触媒の粒度径:機器"Malvern Instr.2600"によって、
単色光レーザーの光学的分散の原理を基にする方法によ
って決められた。 −MIEフローインデックス:ASTM−D 1238 −MIFフローインデックス:ASTM−D 1238 −流動性:100gのポリマーがロート中を流れる時間
であり、ロートの出口は直径1.25cmで、壁は垂直
方向から20゜傾いている。 −嵩密度:DIN−53194 −ポリマー粒子のモルフォロジーおよび粘度分布:AS
TM−D 1921−63 −キシレン中の溶解分率:25℃で決定 −コモマーの量:赤外線スペクトルによって決るコモノ
マーの重量パーセント −真密度:ASTM−D 792
【0026】
【実施例】実施例1 球状支持体(MgCl2/EtOH付加物)の製造 塩化マグネシウムとアルコールの付加物が、10000
RPMの代りに2000RPMで行われた他は、米国特
許4,399,054号の実施例3に記載されている方法で、製
造された。
【0027】約3モルのアルコールを含有し、約60μ
mの平均大きさをもつ付加物が、50から150℃の範
囲で変化する温度で熱処理をされ、残留アルコール量が
約35%になるまで部分的脱アルコールがなされた。さ
らに、100から130℃の範囲で変化する温度で熱処
理が続けられ、約10重量%に等しい残留アルコール値
が得られた。
【0028】コンプレックス(A)の製造 機械的な撹拌子を備え、無水窒素還流下にある350c
cのガラス容器の中へ、57.2gのEADC(Eth
yl−Al−dichloride)、4.5gのAl
Cl3および9.5gのMgCl2を導入した。懸濁物は
120℃まで加熱され、この温度は5時間保持された。
その後、90℃まで冷却され、15ccのトルエンで希
釈されて均質な溶液を得た。室温まで冷却後得られた液
は、安定性および透明性を保持していた。
【0029】固体成分の製造 機械的な撹拌子を備えた750ccのガラス反応器の中
へ、前記の方法で得られた58gの球状支持体が導入さ
れた。室温で撹拌しながら、120ccのヘキサン、5
8ccのTi(OBu)4および11ccのアニソール
が導入された。この全量が、上記条件で30分、撹拌し
ながら維持された;その後、温度は0℃まで下げられ、
前に作られたコンプレックス(A)の溶液が3時間以上
かけて注がれた。得られた懸濁液は、約30分以上かけ
て60℃まで加熱され、撹拌しながら、この温度で約1
時間保持された。
【0030】50℃まで冷却後、懸濁液は静かに移し変
えられることができ、液相はサイホンで除去された。得
られた固体は、室温で同一体積のヘキサンで8回洗浄さ
れ、最後に、50℃で3時間真空下で乾固された。化学
分析は次の結果であった: −Ti(全量) 7.85%(重量) −TiIII 6.75%(重量) −Mg 14.15%(重量) −Al 0.75%(重量) −Cl 54.85%(重量) −BuOH 11.0 %(重量) −EtOH 4.0 %(重量) −アニソール 2.8 %(重量)
【0031】エチレン(HDPE)の重合反応 70℃で2時間、N2還流下でガス抜きされた2.5リ
ットルのオートクレーブの中へ、0.5gのトリイソブ
チルアルミニウムを含有する900ccのヘキサンおよ
び100ccのn−ヘキサン中に懸濁された、前記の球
状成分の0.0203gが導入された。全量が撹拌さ
れ、85℃まで加熱され、その後6.3バールのエチレ
ンと4.7バールの水素が供給された。重合反応は3時
間続けられ、この間、エチレンは圧力を一定に保つよう
な条件で供給された。3時間後、エチレンおよび水素を
即時に排除することで反応を停止させた。次のような性
質をもつ385gのポリマーが得られた。 −MIE 3.7G/10分 −MIF/MIE 29 −モルホロジー 球状 −盛込嵩密度 0.38g/cc
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャンニ ペンニーニ イタリア国、ポロット(エフ イー) 44044 ヴィア バロッティ 23

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)Ti−ハロゲンとTi−OR
    I[式中、RIは1〜12の炭素原子を有する炭化水素基
    またはCOR基(式中、Rは水素原子または1〜10の
    炭素原子を有する炭化水素基を表す)を表す]から選択
    された、少なくとも1つの結合を含有するチタン化合物
    と、(II)式: MgX2・nAlRII2 I・pAlX3 (A) [式中、Xはクロルまたはブロム原子、XIはクロルあ
    るいはブロム原子またはアルコキシ基、RIIは20まで
    の炭素原子を有する炭化水素基、nは1〜6の整数、p
    は0〜1の数、n+pは1〜6(これらの数値を含む)
    の数を表す]のコンプレックスのマグネシウムジハライ
    ド又はマグネシウムジハライド含有生成物への分解で得
    られた固体との反応物を、球状で水銀多孔度が0.5c
    c/g以上であるマグネシウムジハライドに支持された
    オレフィンCH2=CHR(Rは前記と同一定義を意味
    する)の重合反応用触媒成分。
  2. 【請求項2】 支持体が、5〜150μmの間の大きさ
    で、0.8〜2.2cc/gの間の多孔度で、多孔度の
    少なくとも50%が10000A以上の半径を有する孔
    によるような孔半径を有し、マグネシウムジハライドが
    MgCl2である請求項1による触媒成分。
  3. 【請求項3】 チタン化合物(I)が、式 XnTi
    (ORIy-n、[式中、Xはハロゲン原子、RIは炭素
    数1〜12の炭化水素基またはCOR基、yはチタンの
    原子価およびnは0〜y(その数値を含む)整数を表
    す]である請求項2による触媒成分。
  4. 【請求項4】 チタン化合物(I)が、TiCl4、T
    iBr4、TiCl3、Ti(O-n-C37)2Cl2、T
    i(O-n-C49)Cl3、TiCl3OCH3、Ti
    (O-n-C492Cl2、Ti(OOC-C65)C
    3、Ti(O-n-C 374、Ti(O-n-C494
    またはTi(OC654である請求項3による触媒成
    分。
  5. 【請求項5】 チタン化合物(I)が、Ti[N(C2
    52]Cl3またはTi[N(C652]Cl3であ
    る請求項2による触媒成分。
  6. 【請求項6】 コンプレックス(A)において、RII
    1〜10の炭素原子を有する炭化水素基であり、かつX
    とXIはクロル原子である請求項2による触媒成分。
  7. 【請求項7】 コンプレックス(A)が、MgCl2・2.
    5Al(i-C49)Cl2、MgCl2・2AlEtCl2
    またはMgCl2・1.5Al(n-C49)Cl2である請
    求項6による触媒成分。
  8. 【請求項8】 電子供与化合物からなる請求項2による
    触媒成分。
  9. 【請求項9】 電子供与化合物が、エーテルまたは芳香
    族カルボン酸のアルキル、シクロアルキルまたはアリー
    ルエステルである請求項8による触媒成分。
  10. 【請求項10】 電子供与化合物が、ジ−n−ブチルエ
    −テル、ジ−イソプロピルエーテル、ジーイソアミルエ
    ーテル、アニソール、エチル アセテート、シクロヘキ
    シル アセテート、メチル−p−トルエート、エチル−
    p−アニセート、n−ブチルフタレート、ジ−イソブチ
    ルフタレートまたはジ−n−オクチルフタレートである
    請求項8による触媒成分。
  11. 【請求項11】 電子供与化合物が、少なくとも1つの
    OR基を有するシリコン化合物である請求項8による触
    媒成分。
  12. 【請求項12】 支持体が、球状付加物MgX2・nRI
    OH(式中、Xはハロゲン原子、RIは炭素数1〜12
    の炭化水素基、nは2〜6の整数を表す)から作製され
    る請求項2による触媒成分。
  13. 【請求項13】 RIがエチル、プロピルまたはブチル
    である請求項12による触媒成分。
  14. 【請求項14】 球状支持体が、チタン化合物(I)の
    炭化水素溶液中で含浸され、つづいてコンプレックス
    (A)と反応させる請求項1または2による触媒成分の
    製造方法。
  15. 【請求項15】 コンプレックス(A)は過剰のアルミ
    ニウムジアルキルハライドに溶解させている請求項14
    による方法。
  16. 【請求項16】 支持体がコンプレックス(A)の溶液
    で処理され、つづいてチタン化合物(I)と反応させる
    請求項1または2による触媒成分の製造方法。
  17. 【請求項17】 支持体とコンプレックス(A)の反応
    は過剰のアルミニウムジアルキルハライド中で行われる
    請求項16による方法。
  18. 【請求項18】 固体(II)が気体の無水塩酸によ
    り、コンプレックス(A)を分解することで得られる請
    求項1または2による触媒成分の製造方法。
  19. 【請求項19】 固体(II)がトリアルキルアルミニ
    ウムにより、コンプレックス(A)を分解することで得
    られる請求項1または2による触媒成分の製造方法。
  20. 【請求項20】 固体(II)が、脂肪族または脂環族
    アルコール中により、コンプレックス(A)を分解する
    ことで得られる請求項1または2による触媒成分の製造
    方法。
  21. 【請求項21】 請求項1から13の1つ又はそれ以上
    に記載された成分とアルキルアルミニウム化合物よりな
    る、オレフィンCH2=CHR(式中、Rは水素原子ま
    たは1〜10の炭素原子を有する炭化水素基を表す)の
    重合触媒。
  22. 【請求項22】 アルキルアルミニウム化合物がトリア
    ルキルアルミニウムである請求項21による触媒。
  23. 【請求項23】 さらに電子供与化合物(外部ドナー)
    からなる請求項21による触媒。
  24. 【請求項24】 外部ドナー化合物は、電子ドナー/マ
    グネシウムの分子比が0.01〜10.の間にある請求
    項23による触媒。
  25. 【請求項25】 外部ドナー化合物が、少なくとも1つ
    の窒素原子を含む請求項23による触媒。
  26. 【請求項26】 外部ドナー化合物が、2,2,6,6
    −テトラメチルピペリジン、N−メチル−2,2,6,
    6−テトラメチルピペリジン、テトラメチジルアミノエ
    タン、テトラメチジルアミノメタン、2,2−ジメチル
    ジヒドロキノリン、Al−ジエチル−2,2,6,6−
    テトラメチルピペリジン、ベンゾニトリルまたはアニソ
    ニトリルである請求項23による触媒。
  27. 【請求項27】 外部ドナー化合物が、少なくとも1つ
    のSi−OR結合を有するシリコン化合物よりなる請求
    項23による触媒。
  28. 【請求項28】 請求項21の触媒を使用することによ
    る、オレフィンCH 2=CHR(式中、Rは水素原子ま
    たは1〜10の炭素原子を有する炭化水素基を表す)の
    重合方法。
  29. 【請求項29】 請求項21の触媒の使用により、炭素
    数3〜12のアルファ−オレフィンを20%モル以下含
    有するエチレンの(コ)ポリマーの製造方法。
  30. 【請求項30】 アルファ−オレフィンが1−ブテン、
    1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンまたは1−オ
    クテンである請求項29による方法。
  31. 【請求項31】 請求項21の触媒の使用からなり、炭
    素数3〜12のアルファ−オレフィンとエチレンからな
    るコポリマーであり、このコポリマーはエチレン単量体
    を20〜80モル%含有する弾性的コポリマーの製造方
    法。
  32. 【請求項32】 ジエンまたはポリエンの単量体の小部
    分がコポリマー中にある請求項31による方法。
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