JPH06220118A - オレフィンの重合反応用の成分および触媒 - Google Patents
オレフィンの重合反応用の成分および触媒Info
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- JPH06220118A JPH06220118A JP32214193A JP32214193A JPH06220118A JP H06220118 A JPH06220118 A JP H06220118A JP 32214193 A JP32214193 A JP 32214193A JP 32214193 A JP32214193 A JP 32214193A JP H06220118 A JPH06220118 A JP H06220118A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 狭い分子量分布をもつオレフィンの重合反応
用の成分および触媒。 【構成】 オレフィン重合反応用の触媒成分は、特定の
多孔度値を有する球状のマグネシウムジハライドを支持
することで得られ、Ti−ハロゲンおよび/またはTi
−OR結合を少なくとも1つ含有するチタン化合物と、
式:MgX2・nAlRIIX2 I・pAlX3[式中、Xは
クロルまたはブロム原子、XIはクロルあるいはブロム
原子またはアルコキシ基、RIIは20までの炭素原子を
有する炭化水素基、nは1〜6の整数、pは0〜1の
数、n+pは1〜6(これらの数値を含む)の数を表
す]であるコンプレックスのマグネシウムジハライドま
たはマグネシウムジハライド含有生成物への分解で得ら
れた固体との反応物である。
用の成分および触媒。 【構成】 オレフィン重合反応用の触媒成分は、特定の
多孔度値を有する球状のマグネシウムジハライドを支持
することで得られ、Ti−ハロゲンおよび/またはTi
−OR結合を少なくとも1つ含有するチタン化合物と、
式:MgX2・nAlRIIX2 I・pAlX3[式中、Xは
クロルまたはブロム原子、XIはクロルあるいはブロム
原子またはアルコキシ基、RIIは20までの炭素原子を
有する炭化水素基、nは1〜6の整数、pは0〜1の
数、n+pは1〜6(これらの数値を含む)の数を表
す]であるコンプレックスのマグネシウムジハライドま
たはマグネシウムジハライド含有生成物への分解で得ら
れた固体との反応物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オレフィンの重合、
特にエチレンおよびその混合物とアルファ−オレフィン
CH2=CHR(式中、Rは水素原子または1〜10の
炭素原子を有する炭化水素基を表す)の重合反応用の成
分および触媒に関する。
特にエチレンおよびその混合物とアルファ−オレフィン
CH2=CHR(式中、Rは水素原子または1〜10の
炭素原子を有する炭化水素基を表す)の重合反応用の成
分および触媒に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】比較
的狭い分子量分布をもつLLPDEを製造でき、またポ
リマー鎖中にコモノマーが均一に分布できる、エチレン
とアルファーオレフィンの混合物の重合反応のための触
媒は知られている。このタイプの触媒の例は、米国特許
4,089,808号に記載され、ここでは触媒の固体成分は、
Ti、VまたはZr化合物をMgCl2、nAlRXI 2
・pAlX3の付加物を分解して製造される。米国特許
4、218、339号では、固体成分はXnMg(OR)2-nまた
はRMgXを有する化合物を、少なくとも2つのTi−
OR結合を有するチタン化合物およびハロゲン化剤と反
応させることで製造できる。
的狭い分子量分布をもつLLPDEを製造でき、またポ
リマー鎖中にコモノマーが均一に分布できる、エチレン
とアルファーオレフィンの混合物の重合反応のための触
媒は知られている。このタイプの触媒の例は、米国特許
4,089,808号に記載され、ここでは触媒の固体成分は、
Ti、VまたはZr化合物をMgCl2、nAlRXI 2
・pAlX3の付加物を分解して製造される。米国特許
4、218、339号では、固体成分はXnMg(OR)2-nまた
はRMgXを有する化合物を、少なくとも2つのTi−
OR結合を有するチタン化合物およびハロゲン化剤と反
応させることで製造できる。
【0003】上記の特許で、シリカやアルミナのような
不活性なキャリアで成分を支持する可能性が示されてい
る。しかしながら、得られた触媒は気相中での重合反応
に適当でなく、触媒には必要なモルフォロジーの性能に
欠け、かつ/または気相方法で遂行されるのに相応しく
ない、例えば嵩密度のような性能をポリマーに賦与す
る。
不活性なキャリアで成分を支持する可能性が示されてい
る。しかしながら、得られた触媒は気相中での重合反応
に適当でなく、触媒には必要なモルフォロジーの性能に
欠け、かつ/または気相方法で遂行されるのに相応しく
ない、例えば嵩密度のような性能をポリマーに賦与す
る。
【0004】特に、HDPEやLLDPEを製造するの
に使用される流動床での気相の方法が、ますます工業的
に適用され続けている。それゆえ、気相方法の条件に適
当で、かつ必要な性質のポリマーを得ることができる触
媒を得ることは、関心事なのである。
に使用される流動床での気相の方法が、ますます工業的
に適用され続けている。それゆえ、気相方法の条件に適
当で、かつ必要な性質のポリマーを得ることができる触
媒を得ることは、関心事なのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】エチレンおよびその混合
物とアルファーオレフィンの気相重合反応に有用で、か
つ比較的狭いMWDとポリマー鎖中でコモノマーの均一
な分布をもつポリマーを製造することができる触媒成分
が見出された。この発明の成分は、(I)Ti−ハロゲ
ンとTi−ORI(式中、RIは1〜12の炭素原子を有
する炭化水素基またはCOR基を表す)から選択され
た、少なくとも1つの結合を含有するチタン化合物と、 (II)式: MgX2・nAlRIIX2 I・pAlX3 (A) [式中、Xはクロルまたはブロム原子、XIはクロルあ
るいはブロム原子またはアルコキシ基、RIIは20まで
の炭素原子を有する炭化水素基、nは1〜6の整数、p
は0〜1の数、n+pは1〜6(これらの数値を含む)
の数を表す]のコンプレックスのマグネシウムジハライ
ドまたはマグネシウムジハライド含有生成物への分解で
得られた固体との反応物を、球状で水銀多孔度(後述す
る水銀法によって決定する)が0.5cm3/g以上で
あるマグネシウムジハライドに支持されている。
物とアルファーオレフィンの気相重合反応に有用で、か
つ比較的狭いMWDとポリマー鎖中でコモノマーの均一
な分布をもつポリマーを製造することができる触媒成分
が見出された。この発明の成分は、(I)Ti−ハロゲ
ンとTi−ORI(式中、RIは1〜12の炭素原子を有
する炭化水素基またはCOR基を表す)から選択され
た、少なくとも1つの結合を含有するチタン化合物と、 (II)式: MgX2・nAlRIIX2 I・pAlX3 (A) [式中、Xはクロルまたはブロム原子、XIはクロルあ
るいはブロム原子またはアルコキシ基、RIIは20まで
の炭素原子を有する炭化水素基、nは1〜6の整数、p
は0〜1の数、n+pは1〜6(これらの数値を含む)
の数を表す]のコンプレックスのマグネシウムジハライ
ドまたはマグネシウムジハライド含有生成物への分解で
得られた固体との反応物を、球状で水銀多孔度(後述す
る水銀法によって決定する)が0.5cm3/g以上で
あるマグネシウムジハライドに支持されている。
【0006】好ましくは、支持体として使用されるマグ
ネシウムジハライドの水銀多孔度は、0.8〜2.2c
m3/gの間で、多孔度の少なくとも50%が1000
0A以上の半径を有する孔によるような孔半径を有す
る。球状粒子の形状で、この発明の触媒成分の支持体を
形成するのに適当な性質を有するマグネシウムジハライ
ドは、5〜150μmの間の大きさである。球状の粒子
として、長軸と短軸の比が等しいか、1.5以下、好ま
しくは1.3以下のものが提供される。
ネシウムジハライドの水銀多孔度は、0.8〜2.2c
m3/gの間で、多孔度の少なくとも50%が1000
0A以上の半径を有する孔によるような孔半径を有す
る。球状粒子の形状で、この発明の触媒成分の支持体を
形成するのに適当な性質を有するマグネシウムジハライ
ドは、5〜150μmの間の大きさである。球状の粒子
として、長軸と短軸の比が等しいか、1.5以下、好ま
しくは1.3以下のものが提供される。
【0007】支持体として使用されるジハライドは、M
gX2・nRIOHの球状付加物(式中、Xはハロゲン、
RIは炭素数1〜12の炭化水素基、アルコールのモル
数は室温では固体であり、約100〜130℃の温度で
は液体であるものを表す)を、部分的または全体的に、
脱アルコールして得られる。一般的にはnは2〜6であ
る。
gX2・nRIOHの球状付加物(式中、Xはハロゲン、
RIは炭素数1〜12の炭化水素基、アルコールのモル
数は室温では固体であり、約100〜130℃の温度で
は液体であるものを表す)を、部分的または全体的に、
脱アルコールして得られる。一般的にはnは2〜6であ
る。
【0008】RIがエチル、プロピルまたはブチルであ
るときは、アルコールのモル数は3が好ましい。支持体
として使用されるマグネシウムジハライドのうち、Mg
Cl2が好ましい。球状付加物の脱アルコールは、温度
を約50℃から約150℃まで増大させつつ、流動窒素
中で加熱し、アルコール量を初期値から低い値、例えば
約1モルにすることでなされる。熱処理によって、付加
物はさらに脱アルコールされ、アルコール量はマグネシ
ウムジハライドのモルあたり0.1〜0.3モルにまで
される。
るときは、アルコールのモル数は3が好ましい。支持体
として使用されるマグネシウムジハライドのうち、Mg
Cl2が好ましい。球状付加物の脱アルコールは、温度
を約50℃から約150℃まで増大させつつ、流動窒素
中で加熱し、アルコール量を初期値から低い値、例えば
約1モルにすることでなされる。熱処理によって、付加
物はさらに脱アルコールされ、アルコール量はマグネシ
ウムジハライドのモルあたり0.1〜0.3モルにまで
される。
【0009】これに対して、約1モルのアルコールを含
む球状化された付加物は、アルコールのOH基との反応
によって付加物自身を分解できる化合物と反応させら
れ、アルコールがほぼ完全に付加物から除去される。反
応する化合物の例は、周期律表のI〜III族元素の有
機金属化合物およびSiおよびSnのハロゲン化化合物
である。とくに、アルキルアルミニウム類、例えば、ト
リアルキルアルミニウムやAl−ジアルキルアライド、
およびSiCl4やSnCl4などを挙げることができ
る。
む球状化された付加物は、アルコールのOH基との反応
によって付加物自身を分解できる化合物と反応させら
れ、アルコールがほぼ完全に付加物から除去される。反
応する化合物の例は、周期律表のI〜III族元素の有
機金属化合物およびSiおよびSnのハロゲン化化合物
である。とくに、アルキルアルミニウム類、例えば、ト
リアルキルアルミニウムやAl−ジアルキルアライド、
およびSiCl4やSnCl4などを挙げることができ
る。
【0010】球状化された付加物の製造方法は、例え
ば、引用例として挙げた米国特許4,469,648号、5,100,8
49号および4,829,034号に記載されている。熱的および
化学的脱アルコールの処理条件は、米国特許4,399,054
号、ヨーロッパ特許出願EP-A-553805号およびEP-A-5538
06号に記載されている。それらの記載をここに参照とし
て含める。
ば、引用例として挙げた米国特許4,469,648号、5,100,8
49号および4,829,034号に記載されている。熱的および
化学的脱アルコールの処理条件は、米国特許4,399,054
号、ヨーロッパ特許出願EP-A-553805号およびEP-A-5538
06号に記載されている。それらの記載をここに参照とし
て含める。
【0011】かくして得られた脱アルコールの球状支持
体が、チタン化合物(I)の炭化水素溶液中で浸漬さ
れ、つづいて、過剰のアルミニウムジアルキルハライド
中に溶解されたコンプレックス(A)と反応させるか、
又は、初め支持体はコンプレックス(A)の溶液で処理
され、つづいて固体はチタン化合物(I)と反応させ
る。
体が、チタン化合物(I)の炭化水素溶液中で浸漬さ
れ、つづいて、過剰のアルミニウムジアルキルハライド
中に溶解されたコンプレックス(A)と反応させるか、
又は、初め支持体はコンプレックス(A)の溶液で処理
され、つづいて固体はチタン化合物(I)と反応させ
る。
【0012】チタン化合物(I)のうち、式 XnTi
(ORI)y-n、[式中、Xはハロゲン原子、RIは炭素
数1〜12の炭化水素基またはCOR基、yはチタンの
原子価およびnは0〜y(その数値を含む)整数を表
す]のものが好ましい。前記式の代表的なハロゲン化チ
タン化合物は、TiCl4、TiBr4、TiCl3、T
i(O-n-C3H7)2Cl2、TiClOCH3、Ti(O
-n-C4H9)Cl3、Ti(O-n-C4H9)2Cl2であ
る。
(ORI)y-n、[式中、Xはハロゲン原子、RIは炭素
数1〜12の炭化水素基またはCOR基、yはチタンの
原子価およびnは0〜y(その数値を含む)整数を表
す]のものが好ましい。前記式の代表的なハロゲン化チ
タン化合物は、TiCl4、TiBr4、TiCl3、T
i(O-n-C3H7)2Cl2、TiClOCH3、Ti(O
-n-C4H9)Cl3、Ti(O-n-C4H9)2Cl2であ
る。
【0013】前記の式に属しハロゲンを含まないチタン
化合物は、式Ti(OR)4(式中、Rは炭素数1〜1
2の炭化水素基を表す)のものである。ハロゲンを含ま
ないチタン化合物のうち、Ti(O-n-C3H7)4、T
i(O-n-C4H9)4またはTi(OC6H5)4が好まし
い。ハロゲンを含まないこれら化合物が使用されるとき
は、コンプレックス(A)の反応条件は、少なくとも、
この化合物の部分ハロゲン化が現れる。
化合物は、式Ti(OR)4(式中、Rは炭素数1〜1
2の炭化水素基を表す)のものである。ハロゲンを含ま
ないチタン化合物のうち、Ti(O-n-C3H7)4、T
i(O-n-C4H9)4またはTi(OC6H5)4が好まし
い。ハロゲンを含まないこれら化合物が使用されるとき
は、コンプレックス(A)の反応条件は、少なくとも、
この化合物の部分ハロゲン化が現れる。
【0014】前述のチタン化合物(I)のうち、Ti−
アミドおよびカルボキシ化チタン化合物は、例えば、T
i[N(C2H5)2]Cl3、Ti[N(C6H5)2]C
l3、Ti(OOC-C6H5)Cl3が好ましい。また、
チタン化合物はバナジウムやジルコン化合物との混合物
でも使用できる。
アミドおよびカルボキシ化チタン化合物は、例えば、T
i[N(C2H5)2]Cl3、Ti[N(C6H5)2]C
l3、Ti(OOC-C6H5)Cl3が好ましい。また、
チタン化合物はバナジウムやジルコン化合物との混合物
でも使用できる。
【0015】式、MgX2・nAlRIIX2 I・pAlX3
を有するコンプレックス(A)のうち、XとXIはクロ
ル原子、RIIは1〜10までの炭素原子を有する炭化水
素基が好ましい。とくに、MgCl2・2.5Al(i-C4
H9)Cl2、MgCl2・1.5Al(n-C4H9)Cl2ま
たはMgCl2・2AlEtCl2が好ましい。マグネシウ
ムジハライドまたはマグネシウムジハライドを含有する
生成物を形成するためのコンプレックス(A)の分解
は、チタン化合物(I)自身とコンプレックス(A)を
反応させ、不活性炭化水素希釈剤の存在下でまたはAl
RIIX 2 I化合物中にコンプレックスを溶解させて、−1
0〜140℃、好ましくは0〜50℃の温度で行うこと
で得られる。
を有するコンプレックス(A)のうち、XとXIはクロ
ル原子、RIIは1〜10までの炭素原子を有する炭化水
素基が好ましい。とくに、MgCl2・2.5Al(i-C4
H9)Cl2、MgCl2・1.5Al(n-C4H9)Cl2ま
たはMgCl2・2AlEtCl2が好ましい。マグネシウ
ムジハライドまたはマグネシウムジハライドを含有する
生成物を形成するためのコンプレックス(A)の分解
は、チタン化合物(I)自身とコンプレックス(A)を
反応させ、不活性炭化水素希釈剤の存在下でまたはAl
RIIX 2 I化合物中にコンプレックスを溶解させて、−1
0〜140℃、好ましくは0〜50℃の温度で行うこと
で得られる。
【0016】コンプレックスの他の分解方法は、マグネ
シウムジハライドに支持させた後、気相の無水塩酸、例
えばトリアルキルアルミニウムのような周期律表のI〜
III族元素の有機金属化合物、または脂肪族や脂環族
アルコールとこれを反応させることからなる。コンプレ
ックスを製造し、それをマグネシウムジハライドまたは
それを含む生成物を作成する分解の方法は、引用例とし
て挙げた米国特許4,089,808号および4,472,520号に記載
されている。
シウムジハライドに支持させた後、気相の無水塩酸、例
えばトリアルキルアルミニウムのような周期律表のI〜
III族元素の有機金属化合物、または脂肪族や脂環族
アルコールとこれを反応させることからなる。コンプレ
ックスを製造し、それをマグネシウムジハライドまたは
それを含む生成物を作成する分解の方法は、引用例とし
て挙げた米国特許4,089,808号および4,472,520号に記載
されている。
【0017】狭いMWDを示すポリマー、および/また
は加硫後有用な弾性的性質が賦与されたアルファ−オレ
フィンの弾性コポリマーを得るために、例えばエーテル
類、エステル類、アミン類、ケトン類およびシリコン化
合物よりなる固体触媒成分と電子供与化合物を組合せる
のは有効である。特に、内部電子ドナーは、例えばジア
ルキルのようなエーテル類、またはアリル−アルキルエ
ーテル類およびカルボン酸のアルキル、シクロアルキル
またはアリルエステル類を挙げることができる。
は加硫後有用な弾性的性質が賦与されたアルファ−オレ
フィンの弾性コポリマーを得るために、例えばエーテル
類、エステル類、アミン類、ケトン類およびシリコン化
合物よりなる固体触媒成分と電子供与化合物を組合せる
のは有効である。特に、内部電子ドナーは、例えばジア
ルキルのようなエーテル類、またはアリル−アルキルエ
ーテル類およびカルボン酸のアルキル、シクロアルキル
またはアリルエステル類を挙げることができる。
【0018】特に、このエーテルには、ジ−n−ブチル
エーテル、ジ−イソプロピルエーテル、ジ−イソアミル
エーテル、アニソールが挙げられ、エステルにはエチル
アセテート、シクロヘキシル アセテート、メチル−
p−トルエート、エチル−p−アニセートおよびフター
ルまたはマレイン酸エステルが挙げられ、とくに、n−
ブチルフタレート、ジ−イソブチルフタレートまたはジ
−n−オクチルフタレートを挙げることができる。
エーテル、ジ−イソプロピルエーテル、ジ−イソアミル
エーテル、アニソールが挙げられ、エステルにはエチル
アセテート、シクロヘキシル アセテート、メチル−
p−トルエート、エチル−p−アニセートおよびフター
ルまたはマレイン酸エステルが挙げられ、とくに、n−
ブチルフタレート、ジ−イソブチルフタレートまたはジ
−n−オクチルフタレートを挙げることができる。
【0019】他の例は、少なくとも1つのOR基を有す
るシリコンであり、例えばメチル−シクロヘキシル−ジ
メトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチル
−t−ブチル−シ゛メトキシシランが挙げられる。
るシリコンであり、例えばメチル−シクロヘキシル−ジ
メトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチル
−t−ブチル−シ゛メトキシシランが挙げられる。
【0020】内部ドナー化合物は、電子ドナー/マグネ
シウムの分子比が0.05:1から〜1:1の範囲内に
あるのが好ましい。特に、例えばAl−トリメチル、A
l−トリエチル、Al−トリイソブチル、Al−トリ−
n−ブチルのようなAl−トリアルキル類のようなAl
−アルキル化合物であるこの発明の成分は、オレフィン
CH2=CHR(式中、Rはハロゲンまたは炭素数1〜
10の炭化水素基を表す)の重合反応において高活性を
賦与された触媒を形成できる。
シウムの分子比が0.05:1から〜1:1の範囲内に
あるのが好ましい。特に、例えばAl−トリメチル、A
l−トリエチル、Al−トリイソブチル、Al−トリ−
n−ブチルのようなAl−トリアルキル類のようなAl
−アルキル化合物であるこの発明の成分は、オレフィン
CH2=CHR(式中、Rはハロゲンまたは炭素数1〜
10の炭化水素基を表す)の重合反応において高活性を
賦与された触媒を形成できる。
【0021】狭いMWDを示すオレフィンポリマーおよ
びコポリマーを製造しなければならない時は、この発明
の触媒は、固体成分およびAl−アルキル成分の他に、
電子供与化合物(外部電子ドナー)からなることができ
る。LLDPEおよび狭いMWDをもつエチレンの弾性
コポリマー用の触媒として、電子供与化合物は少なくと
も1つの窒素原子を有し、その例として、2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、N−メチル−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、テトラメチジルアミ
ノエタン、テトラメチジルアミノメタン、2,2−ジメ
チルジヒドロキノリン、Al−ジエチル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、および有機ニトリル、そ
の例としてベンゾニトリルまたはアニソニトリルが特に
外部ドナーとして好適である。
びコポリマーを製造しなければならない時は、この発明
の触媒は、固体成分およびAl−アルキル成分の他に、
電子供与化合物(外部電子ドナー)からなることができ
る。LLDPEおよび狭いMWDをもつエチレンの弾性
コポリマー用の触媒として、電子供与化合物は少なくと
も1つの窒素原子を有し、その例として、2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、N−メチル−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、テトラメチジルアミ
ノエタン、テトラメチジルアミノメタン、2,2−ジメ
チルジヒドロキノリン、Al−ジエチル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、および有機ニトリル、そ
の例としてベンゾニトリルまたはアニソニトリルが特に
外部ドナーとして好適である。
【0022】外部ドナー化合物の他の例は、前述のよう
に、少なくとも1つのSi−OR結合を有するシリコン
化合物よりなる。外部ドナー化合物は、電子ドナー/マ
グネシウムの分子比が一般的に0.1〜10、好ましく
は0.5〜2の間で使用される。前述のように、この触
媒はとくに、エチレンおよびその混合物とアルファ−オ
レフィンとの重合反応によって、線状低密度または極低
密度ポリエチレン(LLDPEおよびVLDPE)、ま
たはジエンの小部分を含む(EPRおよびEPDM)弾
性コポリマーを得るのに適している。
に、少なくとも1つのSi−OR結合を有するシリコン
化合物よりなる。外部ドナー化合物は、電子ドナー/マ
グネシウムの分子比が一般的に0.1〜10、好ましく
は0.5〜2の間で使用される。前述のように、この触
媒はとくに、エチレンおよびその混合物とアルファ−オ
レフィンとの重合反応によって、線状低密度または極低
密度ポリエチレン(LLDPEおよびVLDPE)、ま
たはジエンの小部分を含む(EPRおよびEPDM)弾
性コポリマーを得るのに適している。
【0023】内部電子ドナー化合物と外部電子ドナー化
合物からなり、チタン化合物の固体成分の存在が、特に
TiCl4のようなテトラハライドである触媒は、特に
プロピレンのようなアルファオレフィンの立体規則性重
合反応に適している。
合物からなり、チタン化合物の固体成分の存在が、特に
TiCl4のようなテトラハライドである触媒は、特に
プロピレンのようなアルファオレフィンの立体規則性重
合反応に適している。
【0024】この発明の触媒は、とくに気相重合反応に
適し、良好なモルフォロジー安定性を賦与し、例えば高
嵩密度のような有用な性質を賦与された球状のポリマー
を得ることができる。気相での重合反応は、引用例とし
て挙げている国際特許出願WO92/21706号およびイタリー
特許出願MI-92-A-000589号に記載されている方法によっ
て行われるのが好ましい。記載されている方法では、触
媒の成分の予備接触の段階、予備重合反応の段階および
流動または機械的に撹拌された床が直列状に並んだ1ま
たは複数の反応機中での重合反応段階からなる。
適し、良好なモルフォロジー安定性を賦与し、例えば高
嵩密度のような有用な性質を賦与された球状のポリマー
を得ることができる。気相での重合反応は、引用例とし
て挙げている国際特許出願WO92/21706号およびイタリー
特許出願MI-92-A-000589号に記載されている方法によっ
て行われるのが好ましい。記載されている方法では、触
媒の成分の予備接触の段階、予備重合反応の段階および
流動または機械的に撹拌された床が直列状に並んだ1ま
たは複数の反応機中での重合反応段階からなる。
【0025】次の実施例は例示であり、この発明を制限
しない。得られた性質は、つぎの方法によっている。 −水銀による多孔度および表面積:一定量のサンプルを
膨張計中の一定の水銀中に浸漬して、その後水銀の圧が
徐々に2000kg/cm3まで液圧増加することで決
められた。水銀の孔への導入圧は孔自身の直径に依存す
る。測定は、カルロエルバ(Carlo Erba)のポロジメータ
ー"Porosimeter 2000 シリーズ"を使用して行われた。
データから水銀体積と孔へ付加した圧力値を消去して、
孔分布と表面積が計算された。 −触媒の粒度径:機器"Malvern Instr.2600"によって、
単色光レーザーの光学的分散の原理を基にする方法によ
って決められた。 −MIEフローインデックス:ASTM−D 1238 −MIFフローインデックス:ASTM−D 1238 −流動性:100gのポリマーがロート中を流れる時間
であり、ロートの出口は直径1.25cmで、壁は垂直
方向から20゜傾いている。 −嵩密度:DIN−53194 −ポリマー粒子のモルフォロジーおよび粘度分布:AS
TM−D 1921−63 −キシレン中の溶解分率:25℃で決定 −コモマーの量:赤外線スペクトルによって決るコモノ
マーの重量パーセント −真密度:ASTM−D 792
しない。得られた性質は、つぎの方法によっている。 −水銀による多孔度および表面積:一定量のサンプルを
膨張計中の一定の水銀中に浸漬して、その後水銀の圧が
徐々に2000kg/cm3まで液圧増加することで決
められた。水銀の孔への導入圧は孔自身の直径に依存す
る。測定は、カルロエルバ(Carlo Erba)のポロジメータ
ー"Porosimeter 2000 シリーズ"を使用して行われた。
データから水銀体積と孔へ付加した圧力値を消去して、
孔分布と表面積が計算された。 −触媒の粒度径:機器"Malvern Instr.2600"によって、
単色光レーザーの光学的分散の原理を基にする方法によ
って決められた。 −MIEフローインデックス:ASTM−D 1238 −MIFフローインデックス:ASTM−D 1238 −流動性:100gのポリマーがロート中を流れる時間
であり、ロートの出口は直径1.25cmで、壁は垂直
方向から20゜傾いている。 −嵩密度:DIN−53194 −ポリマー粒子のモルフォロジーおよび粘度分布:AS
TM−D 1921−63 −キシレン中の溶解分率:25℃で決定 −コモマーの量:赤外線スペクトルによって決るコモノ
マーの重量パーセント −真密度:ASTM−D 792
【0026】
【実施例】実施例1 球状支持体(MgCl2/EtOH付加物)の製造 塩化マグネシウムとアルコールの付加物が、10000
RPMの代りに2000RPMで行われた他は、米国特
許4,399,054号の実施例3に記載されている方法で、製
造された。
RPMの代りに2000RPMで行われた他は、米国特
許4,399,054号の実施例3に記載されている方法で、製
造された。
【0027】約3モルのアルコールを含有し、約60μ
mの平均大きさをもつ付加物が、50から150℃の範
囲で変化する温度で熱処理をされ、残留アルコール量が
約35%になるまで部分的脱アルコールがなされた。さ
らに、100から130℃の範囲で変化する温度で熱処
理が続けられ、約10重量%に等しい残留アルコール値
が得られた。
mの平均大きさをもつ付加物が、50から150℃の範
囲で変化する温度で熱処理をされ、残留アルコール量が
約35%になるまで部分的脱アルコールがなされた。さ
らに、100から130℃の範囲で変化する温度で熱処
理が続けられ、約10重量%に等しい残留アルコール値
が得られた。
【0028】コンプレックス(A)の製造 機械的な撹拌子を備え、無水窒素還流下にある350c
cのガラス容器の中へ、57.2gのEADC(Eth
yl−Al−dichloride)、4.5gのAl
Cl3および9.5gのMgCl2を導入した。懸濁物は
120℃まで加熱され、この温度は5時間保持された。
その後、90℃まで冷却され、15ccのトルエンで希
釈されて均質な溶液を得た。室温まで冷却後得られた液
は、安定性および透明性を保持していた。
cのガラス容器の中へ、57.2gのEADC(Eth
yl−Al−dichloride)、4.5gのAl
Cl3および9.5gのMgCl2を導入した。懸濁物は
120℃まで加熱され、この温度は5時間保持された。
その後、90℃まで冷却され、15ccのトルエンで希
釈されて均質な溶液を得た。室温まで冷却後得られた液
は、安定性および透明性を保持していた。
【0029】固体成分の製造 機械的な撹拌子を備えた750ccのガラス反応器の中
へ、前記の方法で得られた58gの球状支持体が導入さ
れた。室温で撹拌しながら、120ccのヘキサン、5
8ccのTi(OBu)4および11ccのアニソール
が導入された。この全量が、上記条件で30分、撹拌し
ながら維持された;その後、温度は0℃まで下げられ、
前に作られたコンプレックス(A)の溶液が3時間以上
かけて注がれた。得られた懸濁液は、約30分以上かけ
て60℃まで加熱され、撹拌しながら、この温度で約1
時間保持された。
へ、前記の方法で得られた58gの球状支持体が導入さ
れた。室温で撹拌しながら、120ccのヘキサン、5
8ccのTi(OBu)4および11ccのアニソール
が導入された。この全量が、上記条件で30分、撹拌し
ながら維持された;その後、温度は0℃まで下げられ、
前に作られたコンプレックス(A)の溶液が3時間以上
かけて注がれた。得られた懸濁液は、約30分以上かけ
て60℃まで加熱され、撹拌しながら、この温度で約1
時間保持された。
【0030】50℃まで冷却後、懸濁液は静かに移し変
えられることができ、液相はサイホンで除去された。得
られた固体は、室温で同一体積のヘキサンで8回洗浄さ
れ、最後に、50℃で3時間真空下で乾固された。化学
分析は次の結果であった: −Ti(全量) 7.85%(重量) −TiIII 6.75%(重量) −Mg 14.15%(重量) −Al 0.75%(重量) −Cl 54.85%(重量) −BuOH 11.0 %(重量) −EtOH 4.0 %(重量) −アニソール 2.8 %(重量)
えられることができ、液相はサイホンで除去された。得
られた固体は、室温で同一体積のヘキサンで8回洗浄さ
れ、最後に、50℃で3時間真空下で乾固された。化学
分析は次の結果であった: −Ti(全量) 7.85%(重量) −TiIII 6.75%(重量) −Mg 14.15%(重量) −Al 0.75%(重量) −Cl 54.85%(重量) −BuOH 11.0 %(重量) −EtOH 4.0 %(重量) −アニソール 2.8 %(重量)
【0031】エチレン(HDPE)の重合反応 70℃で2時間、N2還流下でガス抜きされた2.5リ
ットルのオートクレーブの中へ、0.5gのトリイソブ
チルアルミニウムを含有する900ccのヘキサンおよ
び100ccのn−ヘキサン中に懸濁された、前記の球
状成分の0.0203gが導入された。全量が撹拌さ
れ、85℃まで加熱され、その後6.3バールのエチレ
ンと4.7バールの水素が供給された。重合反応は3時
間続けられ、この間、エチレンは圧力を一定に保つよう
な条件で供給された。3時間後、エチレンおよび水素を
即時に排除することで反応を停止させた。次のような性
質をもつ385gのポリマーが得られた。 −MIE 3.7G/10分 −MIF/MIE 29 −モルホロジー 球状 −盛込嵩密度 0.38g/cc
ットルのオートクレーブの中へ、0.5gのトリイソブ
チルアルミニウムを含有する900ccのヘキサンおよ
び100ccのn−ヘキサン中に懸濁された、前記の球
状成分の0.0203gが導入された。全量が撹拌さ
れ、85℃まで加熱され、その後6.3バールのエチレ
ンと4.7バールの水素が供給された。重合反応は3時
間続けられ、この間、エチレンは圧力を一定に保つよう
な条件で供給された。3時間後、エチレンおよび水素を
即時に排除することで反応を停止させた。次のような性
質をもつ385gのポリマーが得られた。 −MIE 3.7G/10分 −MIF/MIE 29 −モルホロジー 球状 −盛込嵩密度 0.38g/cc
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャンニ ペンニーニ イタリア国、ポロット(エフ イー) 44044 ヴィア バロッティ 23
Claims (32)
- 【請求項1】 (I)Ti−ハロゲンとTi−OR
I[式中、RIは1〜12の炭素原子を有する炭化水素基
またはCOR基(式中、Rは水素原子または1〜10の
炭素原子を有する炭化水素基を表す)を表す]から選択
された、少なくとも1つの結合を含有するチタン化合物
と、(II)式: MgX2・nAlRIIX2 I・pAlX3 (A) [式中、Xはクロルまたはブロム原子、XIはクロルあ
るいはブロム原子またはアルコキシ基、RIIは20まで
の炭素原子を有する炭化水素基、nは1〜6の整数、p
は0〜1の数、n+pは1〜6(これらの数値を含む)
の数を表す]のコンプレックスのマグネシウムジハライ
ド又はマグネシウムジハライド含有生成物への分解で得
られた固体との反応物を、球状で水銀多孔度が0.5c
c/g以上であるマグネシウムジハライドに支持された
オレフィンCH2=CHR(Rは前記と同一定義を意味
する)の重合反応用触媒成分。 - 【請求項2】 支持体が、5〜150μmの間の大きさ
で、0.8〜2.2cc/gの間の多孔度で、多孔度の
少なくとも50%が10000A以上の半径を有する孔
によるような孔半径を有し、マグネシウムジハライドが
MgCl2である請求項1による触媒成分。 - 【請求項3】 チタン化合物(I)が、式 XnTi
(ORI)y-n、[式中、Xはハロゲン原子、RIは炭素
数1〜12の炭化水素基またはCOR基、yはチタンの
原子価およびnは0〜y(その数値を含む)整数を表
す]である請求項2による触媒成分。 - 【請求項4】 チタン化合物(I)が、TiCl4、T
iBr4、TiCl3、Ti(O-n-C3H7)2Cl2、T
i(O-n-C4H9)Cl3、TiCl3OCH3、Ti
(O-n-C4H9)2Cl2、Ti(OOC-C6H5)C
l3、Ti(O-n-C 3H7)4、Ti(O-n-C4H9)4
またはTi(OC6H5)4である請求項3による触媒成
分。 - 【請求項5】 チタン化合物(I)が、Ti[N(C2
H5)2]Cl3またはTi[N(C6H5)2]Cl3であ
る請求項2による触媒成分。 - 【請求項6】 コンプレックス(A)において、RIIは
1〜10の炭素原子を有する炭化水素基であり、かつX
とXIはクロル原子である請求項2による触媒成分。 - 【請求項7】 コンプレックス(A)が、MgCl2・2.
5Al(i-C4H9)Cl2、MgCl2・2AlEtCl2
またはMgCl2・1.5Al(n-C4H9)Cl2である請
求項6による触媒成分。 - 【請求項8】 電子供与化合物からなる請求項2による
触媒成分。 - 【請求項9】 電子供与化合物が、エーテルまたは芳香
族カルボン酸のアルキル、シクロアルキルまたはアリー
ルエステルである請求項8による触媒成分。 - 【請求項10】 電子供与化合物が、ジ−n−ブチルエ
−テル、ジ−イソプロピルエーテル、ジーイソアミルエ
ーテル、アニソール、エチル アセテート、シクロヘキ
シル アセテート、メチル−p−トルエート、エチル−
p−アニセート、n−ブチルフタレート、ジ−イソブチ
ルフタレートまたはジ−n−オクチルフタレートである
請求項8による触媒成分。 - 【請求項11】 電子供与化合物が、少なくとも1つの
OR基を有するシリコン化合物である請求項8による触
媒成分。 - 【請求項12】 支持体が、球状付加物MgX2・nRI
OH(式中、Xはハロゲン原子、RIは炭素数1〜12
の炭化水素基、nは2〜6の整数を表す)から作製され
る請求項2による触媒成分。 - 【請求項13】 RIがエチル、プロピルまたはブチル
である請求項12による触媒成分。 - 【請求項14】 球状支持体が、チタン化合物(I)の
炭化水素溶液中で含浸され、つづいてコンプレックス
(A)と反応させる請求項1または2による触媒成分の
製造方法。 - 【請求項15】 コンプレックス(A)は過剰のアルミ
ニウムジアルキルハライドに溶解させている請求項14
による方法。 - 【請求項16】 支持体がコンプレックス(A)の溶液
で処理され、つづいてチタン化合物(I)と反応させる
請求項1または2による触媒成分の製造方法。 - 【請求項17】 支持体とコンプレックス(A)の反応
は過剰のアルミニウムジアルキルハライド中で行われる
請求項16による方法。 - 【請求項18】 固体(II)が気体の無水塩酸によ
り、コンプレックス(A)を分解することで得られる請
求項1または2による触媒成分の製造方法。 - 【請求項19】 固体(II)がトリアルキルアルミニ
ウムにより、コンプレックス(A)を分解することで得
られる請求項1または2による触媒成分の製造方法。 - 【請求項20】 固体(II)が、脂肪族または脂環族
アルコール中により、コンプレックス(A)を分解する
ことで得られる請求項1または2による触媒成分の製造
方法。 - 【請求項21】 請求項1から13の1つ又はそれ以上
に記載された成分とアルキルアルミニウム化合物よりな
る、オレフィンCH2=CHR(式中、Rは水素原子ま
たは1〜10の炭素原子を有する炭化水素基を表す)の
重合触媒。 - 【請求項22】 アルキルアルミニウム化合物がトリア
ルキルアルミニウムである請求項21による触媒。 - 【請求項23】 さらに電子供与化合物(外部ドナー)
からなる請求項21による触媒。 - 【請求項24】 外部ドナー化合物は、電子ドナー/マ
グネシウムの分子比が0.01〜10.の間にある請求
項23による触媒。 - 【請求項25】 外部ドナー化合物が、少なくとも1つ
の窒素原子を含む請求項23による触媒。 - 【請求項26】 外部ドナー化合物が、2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン、N−メチル−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン、テトラメチジルアミノエ
タン、テトラメチジルアミノメタン、2,2−ジメチル
ジヒドロキノリン、Al−ジエチル−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン、ベンゾニトリルまたはアニソ
ニトリルである請求項23による触媒。 - 【請求項27】 外部ドナー化合物が、少なくとも1つ
のSi−OR結合を有するシリコン化合物よりなる請求
項23による触媒。 - 【請求項28】 請求項21の触媒を使用することによ
る、オレフィンCH 2=CHR(式中、Rは水素原子ま
たは1〜10の炭素原子を有する炭化水素基を表す)の
重合方法。 - 【請求項29】 請求項21の触媒の使用により、炭素
数3〜12のアルファ−オレフィンを20%モル以下含
有するエチレンの(コ)ポリマーの製造方法。 - 【請求項30】 アルファ−オレフィンが1−ブテン、
1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンまたは1−オ
クテンである請求項29による方法。 - 【請求項31】 請求項21の触媒の使用からなり、炭
素数3〜12のアルファ−オレフィンとエチレンからな
るコポリマーであり、このコポリマーはエチレン単量体
を20〜80モル%含有する弾性的コポリマーの製造方
法。 - 【請求項32】 ジエンまたはポリエンの単量体の小部
分がコポリマー中にある請求項31による方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32214193A JPH06220118A (ja) | 1992-12-21 | 1993-12-21 | オレフィンの重合反応用の成分および触媒 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT92MI002919A ITMI922919A1 (it) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | Componenti e catalizzatori per la polimerizzazione di olefine |
IT92A002919 | 1992-12-22 | ||
JP32214193A JPH06220118A (ja) | 1992-12-21 | 1993-12-21 | オレフィンの重合反応用の成分および触媒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06220118A true JPH06220118A (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=26330941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32214193A Pending JPH06220118A (ja) | 1992-12-21 | 1993-12-21 | オレフィンの重合反応用の成分および触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06220118A (ja) |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32214193A patent/JPH06220118A/ja active Pending
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